米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> スポ−ツ;娯楽 -> アルゼ株式会社

発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−7118(P2007−7118A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−190990(P2005−190990)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
発明者 牧迫 伸治
要約 課題
キャビネットに収蔵される電子回路等を含む種々の部品と前面扉の裏面に取付けられている電子回路とを接続する電気ケーブルが、前面扉をキャビネットに取付けるためのヒンジに噛み込まれないように工夫した遊技機を提供する。

解決手段
本発明の遊技機1は、前面扉2とキャビネット2´とが、ヒンジ100を介して軸接されるが、ヒンジ100は、前面扉2がキャビネット2´に対して閉状態のとき、第1の支持部101、主たる腕木102及び補助腕木104で取囲まれる間隙に、取回した電気ケーブルが、このヒンジ100に噛み込み、切断されることを防止する電気ケーブル保護手段106を備えた。
特許請求の範囲
【請求項1】
電子回路が内蔵されるキャビネットと、このキャビネットにヒンジを介して開閉可能に取付けられた前面扉と、を備え、前記キャビネットに内蔵された電子回路と前記前面扉の裏面に配置された電子回路とが、所定のケーブルにて電気的に接続される遊技機であって、
前記ヒンジは、前記所定のケーブルを挿通させる空間を有することを特徴とする遊技機。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記挿通させる空間には、前記前面扉の開閉に伴う前記ヒンジの動作による噛み込み及び切断から前記所定のケーブルを保護する電気ケーブル保護手段が備えられたことを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項2に記載の遊技機において、
前記電気ケーブル保護手段は、可撓性のある部材からなることを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機において、
前記ヒンジは、前記前面扉を主に支持する第1の支持部と、前記前面扉を補助的に支持する第2の支持部と、を備え、
前記第2の支持部は、前記第1の支持部に軸支される主たる腕木と、前記主たる腕木に軸着される補助腕木と、から構成される可動部を有して、前記主たる腕木と前記補助腕木とが接近するように折り畳み可能であり、
前記挿通させる空間は、前記前面扉が前記キャビネットに対して閉状態であることに伴い前記第2の支持部が最も折り畳まれた状態のときに、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間に含まれることを特徴とする遊技機。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機において、
前記ヒンジは、前記前面扉を主に支持する第1の支持部と、前記前面扉を補助的に支持する第2の支持部と、を備え、
前記第2の支持部は、前記第1の支持部に軸支される主たる腕木と、前記腕に軸着される補助腕木と、から構成される可動部を有し、
前記挿通させる空間は、前記主たる腕木を垂直方向に貫通する貫通孔に設けられたことを特徴とする遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技に必要な複数の図柄を変動表示及び停止表示する表示手段と、この表示手段を制御するマイクロコンピュータ等の制御手段と、を備えたスロットマシン、パチスロ遊技機、パチンコ遊技機、その他の遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機は、前面に開口部を有するキャビネットに電子回路等を含む種々の部品を収蔵し、このキャビネットに前面扉を取付け、この前面扉を閉状態にすることによってキャビネットの開口部を覆って密閉する構造が一般的である。遊技機のキャビネットへの前面扉の取付けは、ヒンジを介して軸接されることが一般的であり、前面扉の開閉に伴うヒンジへの加重負担が大きいことから、簡易な構造、軽量な部材でありながら、加重負担に少しでも高い耐久性を発揮する様に、ヒンジの構造に種々の工夫を加えている遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
又、前面扉の裏面にも電子回路が取付けられており、キャビネットに収蔵される電子回路等を含む種々の部品は、前面扉の裏面に取付けられている電子回路と、電気ケーブルにより電気的に接続されている。このように、キャビネットに収蔵される電子回路等を含む種々の部品が前面扉の裏面に取付けられている電子回路と電気的に接続されることにより、これらが電気的に一体的に制御されることが可能となり、遊技機の作動が実現する。
【特許文献1】特開2004−147881号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示される様な遊技機であっては、キャビネットに収蔵される電子回路等を含む種々の部品と前面扉の裏面に取付けられている電子回路とを接続する電気ケーブルは、キャビネットと前面扉とを跨るが、取回しを巧く行わないと、前面扉の開閉に伴い、ヒンジに噛み込む虞があった。特に、ヒンジが、縁部が鋭利な金属製であると、電気ケーブルは、ヒンジに噛み込むばかりでなく、ヒンジに切断されてしまい、遊技機の破損、電気ケーブルのショートによる感電の虞があった。
【0005】
従来、キャビネットに収蔵される電子回路等を含む種々の部品と前面扉の裏面に取付けられている電子回路とを接続する電気ケーブルを、樹脂製のスパイラルチューブなどで保護することによって、ヒンジへの噛み込みによる損傷を防止していた。しかし、この様な方法では、電気ケーブルの接続に手間が掛かるため、遊技機の組立てに時間を要していた。このため、遊技機の内部構造を熟知した者でないと、遊技機の組立て、分解を容易には行えなかった。
【0006】
上記の問題にかんがみ、本発明は、キャビネットに収蔵される電子回路等を含む種々の部品と前面扉の裏面に取付けられている電子回路とを接続する電気ケーブルが、前面扉をキャビネットに取付けるためのヒンジに噛み込まれないように工夫し、組立て、分解を容易に行えるようにした遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、具体的には、以下のものを提供する。
【0008】
(1) 電子回路が内蔵されるキャビネットと、このキャビネットにヒンジを介して開閉可能に取付けられた前面扉と、を備え、前記キャビネットに内蔵された電子回路と前記前面扉の裏面に配置された電子回路とが、所定のケーブルにて電気的に接続される遊技機であって、前記ヒンジは、前記所定のケーブルを挿通させる空間を有することを特徴とする遊技機。
【0009】
(1)の発明によれば、ヒンジの、所定のケーブルを挿通させる空間に、所定のケーブルを挿通させることによって、所定のケーブルがヒンジに噛み込み、切断されることを防止することができる。
【0010】
(2) (1)に記載の遊技機において、前記挿通させる空間には、前記前面扉の開閉に伴う前記ヒンジの動作による噛み込み及び切断から前記所定のケーブルを保護する電気ケーブル保護手段が備えられたことを特徴とする遊技機。
【0011】
(2)の発明によれば、ヒンジが備える電気ケーブル保護手段に所定のケーブルを挿通させることによって、所定のケーブルがヒンジに噛み込み、切断されることを防止することができる。
【0012】
(3) (2)に記載の遊技機において、前記電気ケーブル保護手段は、可撓性のある部材からなることを特徴とする遊技機。
【0013】
(3)の発明によれば、電気ケーブル保護手段に可撓性があるため、前面扉の開閉に伴うヒンジの動作を妨げることなく所定のケーブルを保護することができる。
【0014】
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の遊技機において、前記ヒンジは、前記前面扉を主に支持する第1の支持部と、前記前面扉を補助的に支持する第2の支持部と、を備え、前記第2の支持部は、前記第1の支持部に軸支される主たる腕木と、前記主たる腕木に軸着される補助腕木と、から構成される可動部を有して、前記主たる腕木と前記補助腕木とが接近するように折り畳み可能であり、前記挿通させる空間は、前記前面扉が前記キャビネットに対して閉状態であることに伴い前記第2の支持部が最も折り畳まれた状態のときに、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間に含まれることを特徴とする遊技機。
【0015】
(4)の発明によれば、挿通させる空間が、第2の支持部が最も折り畳まれた状態のときに、第1の支持部と第2の支持部との間に含まれるため、所定のケーブルを挿通させる空間をこの間隙に設けることができ、所定のケーブルを挿通させる空間をヒンジにコンパクトに備えさせることができる。
【0016】
(5) (1)から(3)のいずれかに記載の遊技機において、前記ヒンジは、前記前面扉を主に支持する第1の支持部と、前記前面扉を補助的に支持する第2の支持部と、を備え、前記第2の支持部は、前記第1の支持部に軸支される主たる腕木と、前記腕に軸着される補助腕木と、から構成される可動部を有し、前記挿通させる空間は、前記主たる腕木を垂直方向に貫通する貫通孔に設けられたことを特徴とする遊技機。
【0017】
(5)の発明によれば、挿通させる空間が、主たる腕木に含まれるため、所定のケーブルを挿通させる空間を主たる腕木を垂直方向に貫通する貫通孔に設けることができ、所定のケーブルを挿通するための挿通させる空間をヒンジにコンパクトに備えさせることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、キャビネットに収蔵される電子回路等を含む種々の部品と前面扉の裏面に取付けられている電子回路とを接続する電気ケーブルがヒンジに噛み込み、切断されることを防止することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図1から図7を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0020】
先ず、図1を参照して、本発明の実施形態の、遊技機1の外観を説明する。図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆるパチスロ機である。この遊技機1は、遊技媒体としてコイン、メダル又はトークンなどを用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
【0021】
遊技機1の全体は、前面扉2及びキャビネット2´から構成される。キャビネット2´は、遊技機1の構成部品を内蔵するための木質又は金属からなる箱体である。前面扉2は、後述のヒンジ100を介してキャビネット2´にドアとして取付けられる、合成樹脂、金属、木質部材などから構成されるものである。前面扉2には、後述の副制御回路基盤ボックス72Bに収められた副制御回路72などの電子回路等が配置される。
【0022】
前面扉2の遊技者側に向かう正面には、パネル表示部2a及び液晶表示装置5により構成される略垂直面が形成され、液晶表示装置5の表示画面5aの略中央には縦長矩形の表示窓4L、4C、4Rが設けられる。この液晶表示装置5の表示画面5aには、所定の演出画像が表示される。
【0023】
遊技機1の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L、3C、3Rが回転自在に横一列に設けられ、この複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行う表示手段を形成している。リール3L、3C、3Rの図柄は表示窓4L、4C、4Rを通して観察出来る様になっている。リール3L、3C、3Rは、一定の速さ(例えば80回転/分)で回転する。この回転によって、図柄列の図柄は変動表示され、この回転の停止によって、図柄列の図柄は停止表示される。
【0024】
表示窓4L、4C、4Rの下方には水平面の台座部10が形成されている。この台座部10の上面部の右方にはメダル投入口22が設けられ、台座部10の上面部の左方には、1−BETスイッチ11(以下「BETスイッチ11」とする)、2−BETスイッチ12(以下「BETスイッチ12」とする)及び最大BETスイッチ13(以下「BETスイッチ13」とする)が設けられる。BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、BETスイッチ13は、1回のゲームに賭ける事が可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチ11、12、13を操作する事で、後述の所定の入賞ラインが有効化される。
【0025】
台座部10の前面部の左方には、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作によりリール3L、3C、3Rを回転させ、表示窓4L、4C、4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
【0026】
スタートレバー6の右側の位置で、台座部10の前面部中央には、3個のリール3L、3C、3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止スイッチ7L、7C、7Rが設けられている。
【0027】
次に、図2を参照して、遊技機1の、前面扉2を開放した状態での前面扉2及びキャビネット2´の内部構造の概略を説明する。
【0028】
キャビネット2´の内部の略中央には、リール3L、3C、3Rが備えられている。このリール3L、3C、3Rの上部には、後述の主制御回路71を収納した合成樹脂製の主制御回路ボックス71Bが備えられている。又、リール3L、3C、3Rの下方には、ホッパー40などが配置されている。
【0029】
前面扉2の裏側で、遊技機1の本体内部の内壁の一部を構成する面には、後述の副制御回路72を収納した副制御回路ボックス72B等が配置されている。
【0030】
前面扉2は、図示する様に、キャビネット2´の、向かって左側手前の一辺を回転軸とするドアとなる様に、上下2箇所において、ヒンジ100に軸支されるようにキャビネット2´に取付けられている。
【0031】
主制御回路ボックス71B及び副制御回路ボックス72Bは、少なくとも1本の電気ケーブル、電気ケーブル束(これらを以下電気ケーブルCBとする)により、電気的に接続されている。電気ケーブル束は、ハーネスである。詳しくは後述するが、この電気ケーブルCBは、遊技機1の内部における電気配線として、ヒンジ100が備える電気ケーブル保護手段106を通る様に取回されている。この様に、電気ケーブルCBの取回しを、電気ケーブル保護手段106を通して行う様にすると、前面扉2の開閉に伴うヒンジ100の動作により、電気ケーブルCBが噛み込まれ、さらには断線させられてしまう事故の発生を防止することが出来る。
【0032】
次に、図3を参照して、前面扉2がキャビネット2´に対して開状態にあるときのヒンジ100の状態について説明する。
【0033】
ヒンジ100は、金属で形成された部材である。ヒンジ100は、前面扉2の加重を主に支える第1の支持部101と、前面扉2の加重を補助的に支える主たる腕木102及びこの主たる腕木102に金属軸103を介して軸支される爪状の補助腕木104と、第1の支持部101の前面扉2側へ延びた先端においてこの第1の支持部101を軸支し、補助腕木104の前面扉2側へ延びた先端においてこの補助腕木104を掛止させ、かつヒンジ100を前面扉2側でねじ止めにより固定するための受け部材105と、電気ケーブルCBを誘導して貫通(挿通)させるための電気ケーブル保護手段106と、から構成される。ヒンジ100は、第1の支持部101の、キャビネット2´の内壁に面で接する部分において、ねじ止めによりキャビネット2´の内壁に固定される。
【0034】
第1の支持部101は、キャビネット2´の内壁に固定される固定部分と、前面扉2に固定される受け部材105の方向へ延びる部分と、からなる。受け部材105の方向へ延びる部分は、水平面において、前記固定部分から遊技機1の外部へ向かう様にやや角度をつけた方向へ延びている。
【0035】
主たる腕木102は、水平面において、第1の支持部101の前記固定部分から遊技機1の前面の方向へ延びる様に、第1の支持部101に軸支される。この軸支部分は、所定の軸を回転軸とする様に半回転可能である。この主たる腕木102の、前面扉2の前面側の先端には補助腕木104が軸着される。補助腕木104の先端は、上記のごとく、掛止される様に、受け部材105に向かって延びている。なお、主たる腕木102、金属軸103及び補助腕木104により、第2の支持部が構成される。
【0036】
電気ケーブル保護手段106は、第1の支持部101と主たる腕木102とがなす交差部分の内側において、第1の支持部101に固定される。固定方法は、接着剤による接着、溶接、ねじなどの固定部材による固定等、いずれであってもよい。
【0037】
次に、図4を参照して、前面扉2がキャビネット2´に対して閉状態にあるときのヒンジ100の状態について説明する。
【0038】
前面扉2がキャビネット2´に対して閉状態にあるとき、主たる腕木102は、水平面において、第1の支持部101の前記固定部分からやや遊技機1の内部方向へ向かう様に、第1の支持部101に軸支される。即ち、主たる腕木102の金属軸103が取付けられている部分は、前面扉2がキャビネット2´に対して開状態にあるときに比べて、電気ケーブル保護手段106からより離れる様に移動させられる。この様にして、主たる腕木102は、閉状態にあるときの前面扉2に対して屈した状態になるので、前面扉2を閉じることが可能となる。このとき、補助腕木104は、この先端が受け部材105により抑えられる様に、主たる腕木102の動作に応じて遊技機1の内部の奥へ、押込まれるような状態でやや移動させられる。
【0039】
この様に、前面扉2を閉じた状態であってもなお、図示のように、第1の支持部101、主たる腕木102及び補助腕木104によって取囲まれる部分には、間隙が存在する。この間隙に電気ケーブル保護手段106が備えられる。
【0040】
次に、図5を参照して、電気ケーブル保護手段106の概略について説明する。
【0041】
電気ケーブル保護手段106は、金属製の部材、又は、可撓性のある部材、例えば合成樹脂やゴムなどの部材である。電気ケーブル保護手段106は、筒状の形状をしており、筒の径の中心部に、電気ケーブルCBを貫通(挿通)させることが出来る貫通孔106Hを有する。この貫通孔106Hへ、図示の矢印の方向に電気ケーブルCBを貫通(挿通)させることにより、ヒンジ100の近傍において、前面扉2の開閉に伴うヒンジ100の動作によって噛み込まれ、又は切断されないように、電気ケーブルCBを保護する。
【0042】
このように、ヒンジ(螺番)100が電気ケーブル保護手段106を備えることによって、ヒンジ100の可動部の内部にハーネスを通すことが可能となる。よって、ハーネス自体に保護加工を施すことなく、前面扉2の開閉時のハーネスのヒンジ100への噛み込みを防止することが可能となり、遊技機1の組立ての工数が減って作業効率の向上を図ることができる。
【0043】
次に、図6を参照して、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置5、スピーカ21L、21R、LED101、ランプ102を制御する副制御回路72とを含む回路構成を説明する。
【0044】
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含む。
【0045】
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。
【0046】
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する都度行われる乱数サンプリングの判定毎に実行される処理で使用される確率抽選テーブル(図示せず)、リール3L、3C、3Rの停止制御の際に停止テーブル群を選択し、この停止テーブル群から一の停止テーブル(図示せず)を決定する際に使用される停止テーブル群選択テーブル(図示せず)及び停止テーブル、遊技者による停止スイッチ7L、7C、7Rの操作に応じてリールの停止態様を判定する際に使用される停止位置検索用テーブル(図示せず)及びテーブルナンバー選択テーブル(図示せず)、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が記憶されている。このコマンドには、デモ要求コマンド、BETコマンド、スタートコマンド、リール停止許可コマンド、リール停止コマンド、全リール停止コマンド、表示役コマンド、払出終了コマンド等がある。
【0047】
図6の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、BETランプ(図示せず)と、情報表示部(図示せず)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ49L、49C、49Rとがある。
【0048】
さらに、ステッピングモータ49L、49C、49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、BETランプを駆動制御するランプ駆動回路45及び情報表示部18を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート(図示せず)を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
【0049】
又、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、BETスイッチ11、12、13、C/Pスイッチ14、メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらも、I/Oポート(図示せず)を介してCPU31に接続されている。
【0050】
リール停止信号回路46には、停止スイッチ7L、7C、7Rが接続されている。停止スイッチ7L、7C、7Rは、遊技者の停止操作に基づく押下操作に応じて、リール停止信号回路46に対して、それぞれリール3L、3C、3Rの変動表示の停止を指令する停止指令信号を出力する。
【0051】
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止スイッチ7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を出力する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けてリール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ送信する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を出力する。
【0052】
図6の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM32内に記憶されている確率抽選テーブルに基づいて、複数の内部当選役のうちのいずれかが決定される。内部当選役が決定された後、停止位置検索用テーブルを選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
【0053】
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L、49C、49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が0にクリアされる。これにより、RAM33内には、リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が記憶される。
【0054】
上記の様なリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブル(図示せず)が、ROM32内に記憶されている。この図柄テーブルでは、上記リセットパルスが発生する回転位置を基準として、リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。
【0055】
さらに、ROM32内には、表示図柄組合せテーブル(図示せず)が記憶されている。この表示図柄組合せテーブルでは、表示される図柄の組合せと、表示時のメダル払出枚数と、その表示を表わす表示判定コードとが対応づけられている。上記の表示図柄組合せテーブルは、リール3L、リール3C、リール3Rの停止制御時及び全リール停止後の表示役の表示確認を行うときに参照される。
【0056】
上記乱数サンプリングに基づく確率抽選処理により特定の内部当選役の当選に該当する場合に、CPU31は、遊技者が停止スイッチ7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる停止指令信号及び選択された停止位置検索用テーブルに基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送信する。この信号の受信により、信号をモータ駆動回路39は、ステッピングモータ49L、49C、49Rの励磁を終了する。
【0057】
当選した内部当選役の表示を示す停止態様となり、表示役が払出しを伴う入賞役であれば、CPU31は、払出し指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定個数のメダルの払出しを行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、メダルの払出し処理を終了する。
【0058】
次に、図6に示すフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31により行われるリセット割込処理について説明する。
【0059】
CPU31は、電源が投入され、リセット端子に電圧が印加されることにより、リセット割込を発生させ、そのリセット割込の発生に基づいて、ROM32に記憶されたリセット割込処理を順次行うように構成されている。
【0060】
先ず、電源が投入されると、初めに、CPU31は、初期化処理を行う(S1)。この初期化処理では、電源遮断時にRAM33に格納された情報に基づいてレジスタやアドレスの復帰を行う処理などが行われる。
【0061】
次に、CPU31は、1ゲーム終了時用初期化格納領域をレジスタにセットし(S2)、1ゲーム終了時用初期化格納領域における指定格納領域のクリアを行う。これにより、例えば乱数値格納領域や内部当選役格納領域や図柄格納領域に格納されたデータがクリアされる。
【0062】
次に、CPU31は、メダル投入・スタートチェック処理を行う(S3)。具体的には、CPU31は、メダルセンサ22S等のチェックによる投入枚数カウンタの更新やスタートスイッチ6Sの入力のチェック等を行う。
【0063】
次に、CPU31は、乱数値抽出処理を行う(S4)。具体的には、CPU31は、乱数発生器36とサンプリング回路37によって、後述の内部抽選処理などで使用する抽選用の乱数値を抽出する。
【0064】
次に、CPU31は、内部抽選処理を行う(S5)。具体的には、CPU31は、前述の乱数値や内部当選役決定テーブルに基づいて内部当選役の決定などの処理を行う。
【0065】
次に、CPU31は、全リールの回転開始を要求する(S6)。具体的には、CPU31は、モータ駆動回路39を介してステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動し、3つのリール3L,3C,3Rを回転させる処理を行う。
【0066】
次に、CPU31は、リール停止制御処理を行う(S7)。具体的には、CPU31は、ストップスイッチ7Sの入力に基づいて、停止操作が行われたストップボタン7L,7C,7Rに対応するリール3L,3C,3Rの回転を停止する処理を行う。
【0067】
次に、CPU31は、表示役検索処理を行う(S8)。具体的には、CPU31は、入賞に係る図柄の組合せやボーナスの作動に係る図柄の組合せが有効ライン8に沿って表示されたか否かを判定する。
【0068】
次に、CPU31は、メダル払出処理を行う(S9)。具体的には、CPU31は、ホッパー40の駆動制御により入賞に対応する枚数分のメダルの払い出しや、ボーナスの作動等の処理を行う。
【0069】
このように、CPU31は、S2からS9の処理を単位遊技における処理として実行し、S9の処理が終了すると、次回の単位遊技における処理を実行すべく、S2の処理に移る。
【0070】
次に、図8から図10を参照して、変形実施形態のヒンジ100´について説明する。
【0071】
先ず、図8を参照して、前面扉2がキャビネット2´に対して開状態にあるときのヒンジ100´の状態について説明する。
【0072】
ヒンジ100´は、金属で形成された部材である。ヒンジ100´は、前面扉2の加重を主に支える第1の支持部101と、前面扉2の加重を補助的に支える主たる腕木102´及びこの主たる腕木102´に金属軸103を介して軸支される爪状の補助腕木104と、第1の支持部101の前面扉2側へ延びた先端においてこの第1の支持部101を軸支し、補助腕木104の前面扉2側へ延びた先端においてこの補助腕木104を掛止させ、かつヒンジ100´を前面扉2側でねじ止めにより固定するための受け部材105と、電気ケーブルCBを誘導して貫通(挿通)させるための電気ケーブル保護手段106と、から構成される。ヒンジ100´は、第1の支持部101の、キャビネット2´の内壁に面で接する部分において、ねじ止めによりキャビネット2´の内壁に固定される。
【0073】
ここで、上記実施形態におけるヒンジ100と変形実施形態におけるヒンジ100´との違いについて説明する。この違い以外は、ヒンジ100とヒンジ100´とは同一の構成である。即ち、主たる腕木102´は、この本体を貫く電気ケーブル保護手段106´を有している。この電気ケーブル保護手段106´は、電気ケーブルCBを貫通(挿通)させるに足る大きさ、形状であればよく、穿孔又は一体成型のいずれによっても形成可能である。
【0074】
次に、図9を参照して、前面扉2がキャビネット2´に対して閉状態にあるときのヒンジ100´の状態について説明する。
【0075】
前面扉2がキャビネット2´に対して閉状態にあるとき、主たる腕木102´は、実施形態の主たる腕木102と同様の状態を取り、前面扉2の開閉に伴って実施形態の主たる腕木102と同様の動作をとる。
【0076】
次に、図10を参照して、電気ケーブル保護手段106´の概略について説明する。
【0077】
電気ケーブル保護手段106´は、穿孔又は一体成型により形成された孔である。この貫通孔106´へ、図示の矢印のように電気ケーブルCBを貫通(挿通)させることにより、ヒンジ100´の近傍において、前面扉2の開閉に伴うヒンジ100´の動作によって噛み込まれ、又は切断されないように、電気ケーブルCBを保護する。
【0078】
以上、本発明の実施形態を例示したが、これに限られるものではない。
【0079】
以上の実施形態で示した、遊技機1の各構成要件は、本発明の趣旨に沿う様に適宜設計変更可能である。又、本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0080】
本発明は、以上の実施形態の様な遊技機1の他、パチンコ遊技機、スロット遊技機、カジノゲームマシン、各種アミューズメント機器等の他の遊技機にも適用出来る。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】実施形態の遊技機1の斜視図。
【図2】実施形態の遊技機1の内部を示す正面図。
【図3】実施形態の遊技機1の、前面扉2を開いた状態でのヒンジ100の斜視図。
【図4】実施形態の遊技機1の、前面扉2を閉じた状態でのヒンジ100の斜視図。
【図5】実施形態の遊技機1のヒンジ100の電気ケーブル保護手段106の拡大図。
【図6】実施形態の遊技機1の電気回路の構成を示すブロック図。
【図7】実施形態の主制御回路71のCPU31によるリセット割込み処理のメインフローチャート。
【図8】変形実施形態の遊技機1の、前面扉2を開いた状態でのヒンジ100´の斜視図。
【図9】変形実施形態の遊技機1の、前面扉2を閉じた状態でのヒンジ100´の斜視図。
【図10】変形実施形態の遊技機1のヒンジ100´の電気ケーブル保護手段106´の拡大図。
【符号の説明】
【0082】
1 遊技機
71 主制御回路
71B 主制御回路ボックス
72 副制御回路
72B 副制御回路ボックス
100、100´ ヒンジ
106、106´ 電気ケーブル保護手段




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013