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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−7046(P2007−7046A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−189975(P2005−189975)
出願日 平成17年6月29日(2005.6.29)
代理人 【識別番号】100086586
【弁理士】
【氏名又は名称】安富 康男
発明者 佐伯 太朗
要約 課題
遊技機を叩いたり揺らしたりするような迷惑行為を防止することが可能な遊技機を提供すること。

解決手段
複数の識別情報の可変表示が可能な可変表示部が内部に設けられた本体筐体と、本体筐体の前面に設けられた扉体とを備えた遊技機であって、扉体に対して加えられた衝撃を検知する衝撃検知手段と、衝撃検知手段によって衝撃が検知されたとき、所定の音を出力する音出力手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の識別情報の可変表示が可能な可変表示部が内部に設けられた本体筐体と、
前記本体筐体の前面に設けられた扉体とを備えた遊技機であって、
前記扉体に対して加えられた衝撃を検知する衝撃検知手段と、
前記衝撃検知手段によって衝撃が検知されたとき、所定の音を出力する音出力手段と
を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記音出力手段は、所定の音声を出力することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記扉体には、前記可変表示部に表示される複数の識別情報を透視し得るように構成された透明板状体が設けられ、
前記衝撃検知手段は、前記透明板状体に対して加えられた衝撃を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記透明板状体には、前記可変表示部に表示される複数の識別情報を透視し得る状態で画像を表示可能な表示手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、パチスロ遊技装置、スロットマシン、パチンコ遊技装置等の遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、パチスロ遊技装置、スロットマシン、パチンコ遊技装置等で遊技を行う遊技者のなかには、遊技中に興奮して遊技機を叩いたり揺らしたりする行為を行う者がいる。このような行為によって、遊技機が故障したり破損したりする場合がある。
【0003】
従来の遊技機としては、例えば、本体に対して回動可能に扉体が設けられ、本体と扉体との間に衝撃吸収部材が設けられた遊技機が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の遊技機によれば、遊技者によって遊技機が叩かれたり揺らされたりした場合に、衝撃吸収部材によってその衝撃が吸収されるため、遊技機の故障や破損を防止することができる。
【0004】
【特許文献1】特開2002−166006号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機によれば、遊技者によって叩かれたり揺らされたりした場合に遊技機が故障したり破損したりすることを防止することができても、そのような迷惑行為自体を防止することが困難であるという問題がある。このような迷惑行為が行われると、振動や騒音によって周囲の遊技者に迷惑がかかってしまうし、遊技店(所謂パチンコホール)の雰囲気が悪くなってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技機を叩いたり揺らしたりするような迷惑行為を防止することが可能な遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 複数の識別情報の可変表示が可能な可変表示部が内部に設けられた本体筐体と、
上記本体筐体の前面に設けられた扉体とを備えた遊技機であって、
上記扉体に対して加えられた衝撃を検知する衝撃検知手段と、
上記衝撃検知手段によって衝撃が検知されたとき、所定の音を出力する音出力手段と
を備えたことを特徴とする遊技機。
【0008】
(1)の発明によれば、衝撃検知手段が、扉体に対して加えられた衝撃を検知すると、音出力手段が、所定の音(例えば、音声、電子音、警報等)を出力するため、上記音によって遊技者の迷惑行為に対して警告を発し、その遊技者に対して直接迷惑行為を止めるように促すことができる。また、そのような音が出力されると、周囲の遊技者も当然にその遊技者に注目することになるため、周囲の注目をその遊技者に向けさせることによって、今後、遊技者が迷惑行為を行わないようにすることができ、周囲の注目による抑止力によって間接的に遊技者に対して迷惑行為を止めるように促すことができる。
従って、遊技機を叩いたり揺らしたりするような迷惑行為を防止することができる。
【0009】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)の遊技機であって、
上記音出力手段は、所定の音声を出力することを特徴とする。
【0010】
(2)の発明によれば、衝撃検知手段が、扉体に対して加えられた衝撃を検知すると、音出力手段が、所定の音声(例えば、「痛いよ〜!」、「やめてよ〜!」)を出力するため、周囲の注目を集め易く、周囲の注目による迷惑行為に対する抑止力を高めることができる。
【0011】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)又は(2)の遊技機であって、
上記扉体には、上記可変表示部に表示される複数の識別情報を透視し得るように構成された透明板状体が設けられ、
上記衝撃検知手段は、上記透明板状体に対して加えられた衝撃を検知することを特徴とする。
【0012】
可変表示部の前方に設けられた透明板状体は、遊技者によって叩かれる対象となり易いものであるが、(3)の発明によれば、衝撃検知手段が、このような透明板状体に対して加えられた衝撃を検知するため、透明板状体を叩くような迷惑行為を確実に防止することができる。
【0013】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(3)の遊技機であって、
上記透明板状体には、上記可変表示部に表示される複数の識別情報を透視し得る状態で画像を表示可能な表示手段が設けられていることを特徴とする。
【0014】
透明板状体には、可変表示部に表示される複数の識別情報を透視し得る状態で画像を表示可能な表示手段(例えば、液晶表示装置)が設けられているので、遊技者によって叩かれると表示手段に故障や破損が生じる可能性が高いが、(4)の発明によれば、衝撃検知手段が、このような表示手段に対して加えられる衝撃を検知し、音出力手段が、衝撃が検知されたときに音を出力するので、表示手段を叩くような迷惑行為を確実に防止することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、遊技機を叩いたり揺らしたりするような迷惑行為を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下においては、本発明の好適な実施形態として、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明することとする。
図1は、パチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
このパチスロ遊技装置1は、コイン、メダル又はトークン等の他、遊技者に付与されたか、若しくは、付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技を行うことが可能な遊技機であるが、以下においては、メダルを用いるものとして説明することとする。
【0017】
パチスロ遊技装置1の全体を形成している本体筐体10は、前面に開口(図示せず)を有していて、さらに本体筐体10には、その開口を覆うように本体筐体10に開閉可能に支持された筐体2が設けられている。扉体2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。この液晶表示装置5は、透明液晶パネル34(図示せず)を備えており、この透明液晶パネル34は、その一部又は全部を透明/非透明の状態に切り替えることが可能であるとともに、遊技に関する演出画像を表示可能である。
【0018】
また、液晶表示装置5の背面側には、可変表示部として3個の回転リール3L、3C、3Rが設けられている。3個の回転リール3L、3C、3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄等の識別情報が表示されており、回転可能に横一列に設けられている。各回転リール3L、3C、3Rの識別情報は、透明液晶パネル34が透明状態となった際に視認可能となる。液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部12が形成されており、台座部12の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部12の左側には、1−BETスイッチ11及び最大BETスイッチ13が設けられている。
【0019】
台座部12の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算スイッチ14が設けられている。
この貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、パチスロ遊技装置1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM43等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
【0020】
貯留メダル精算スイッチ14の右側には、遊技者の操作により回転リール3L、3C、3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部12の前面部中央には、3個の回転リール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
【0021】
台座部12の前面部の右寄りには、決定ボタン26及び選択ボタン27が設けられている。この決定ボタン26及び選択ボタン27を操作することにより、液晶表示装置5に表示される画像の選択等を行うことができる。台座部12の前面部の右寄りには、さらに、ドア開閉及び打ち止め解除装置29が設けられており、所定の鍵をこのドア開閉及び打ち止め解除装置29の鍵穴に差し込み、右に回すことにより前面ドアの開閉を行い、左に回すことにより打ち止め解除を行う。
【0022】
筐体2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、各入賞態様に対応したメダルの払出枚数等を示す配当表パネル23が設けられている。
【0023】
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、WINランプ17、メダル投入ランプ24、最大BETランプ9c、2−BETランプ9b及び1−BETランプ9aの各種ランプと、払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19及び役物作動回数表示部20の各種表示部とが設けられている。なお、正面パネル31の絵柄形成領域31bは、上述した各種ランプと各種表示部との前方部分が透明であり、各種ランプと各種表示部とを視認可能となっている。
【0024】
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。一のゲームは、全ての回転リールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
【0025】
WINランプ17は、BB(ビッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)に内部当選した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。遊技メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、少なくとも1本のラインが有効化されたときに点灯する。
【0026】
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、メダル貯留枚数表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、役物作動回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
【0027】
図2は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。図3は、図2に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。
液晶表示装置5は、保護板32と表示板33とからなる透明板状体31、透明液晶パネル(表示手段)34、反射フィルム36、所謂白色光源である蛍光ランプ37a、37b、38a、38b、ランプホルダ39a〜39h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル34の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。
【0028】
透明板状体31と表示手段としての透明液晶パネル34とを備えた液晶表示装置5は、扉体2(図示せず)に設けられている。また、可変表示部としての回転リール3L、3C、3Rは、本体筐体10に設けられている。液晶表示装置5は、回転リール3L、3C、3Rの手前側に位置し、回転リール3L、3C、3Rから所定間隔をあけて設けられている。
【0029】
透明板状体31を構成する保護板32及び表示板33は、透明な部材で構成されている。表示板33には、BETランプ9a〜9cに対応する位置等に絵柄等が形成されている。
また、表示板33の裏面には、透明板状体31に対して加えられた衝撃を検知する衝撃センサ28が設けられている。衝撃センサ28は、透明板状体31に対して衝撃や振動が加わった場合にその大きさに比例した電圧が発生する圧電素子を備えていて、その電圧に基づいてケーブル28aを介して検出信号を出力する。衝撃センサ28は、衝撃検知手段として機能するものである。本実施形態では、衝撃検知手段が、衝撃センサである場合について説明するが、本発明において、衝撃検知手段としては、例えば、振動センサのように、少なくとも扉体に対して加えられた衝撃や振動を検知し得るものであれば、特に限定されるものではない。なお、図2では、表示板33の裏面側に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等は図示していない。
【0030】
透明液晶パネル34は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。
この透明液晶パネル34の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル34を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、回転リール3L、3C、3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、遊技を継続することができる。すなわち、そのような事態が発生した場合でも、回転リール3L、3C、3Rに表示された識別情報の変動表示態様及び停止表示態様を中心とした遊技を行うことができる。
【0031】
導光板35は、蛍光ランプ37a、37bからの光を透明液晶パネル34へ導き出す(透明液晶パネル34を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル34の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
【0032】
反射フィルム36は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板35に導入された光を導光板35の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルム36は、反射領域36A及び非反射領域(透過領域)36Bにより構成されている。
【0033】
蛍光ランプ37a、37bは、導光板35の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ39により支持されている。この蛍光ランプ37a、37bから照射される光は、反射フィルム36の反射領域36Aで反射して透明液晶パネル34を照明する。
【0034】
蛍光ランプ38a、38bは、反射フィルム36の裏側の上方位置及び下方位置に回転リール3L、3C、3Rに向かって配置されている。この蛍光ランプ38a、38bから出て回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光は、透明液晶パネル34を照明する。
【0035】
このように、液晶表示装置5においては、蛍光ランプ37a、37bから照射され、反射フィルム36の反射領域36Aで反射した光と、蛍光ランプ38a、38bから照射され、回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光とが、透明液晶パネル34を照明するのである。
従って、反射フィルム36の非反射領域36Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム36の反射領域36Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
【0036】
パチスロ遊技装置1では、液晶表示装置の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、パチスロ遊技装置1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルム36を全て非反射領域36Bとするか、反射フィルム36を省略すればよい。
【0037】
図4は、図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とするものである。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、ROM42及びRAM43とを含む。CPU41には、基準クロックパルスを設定するクロックパルス発生回路144及び分周器145と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器146及びサンプリング回路147とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU41の動作プログラム上で乱数のサンプリングを実行するように構成してもよい。
【0038】
ROM42には、副制御回路82へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。当該コマンドとしては、例えば、液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンド等が格納されている。各種のコマンドは、所定条件の成立を契機としてCPU41によってROM42から呼び出されてRAM43にセットされる。そして、RAM43にセットされたコマンドは所定のタイミングで副制御回路82に供給される。副制御回路82は、供給されたコマンドに基づいて各種の処理を実行する。
【0039】
なお、副制御回路82が主制御回路81へコマンド等が入力されることはなく、主制御回路81から副制御回路82への一方向で通信が行われる。また、ROM42には、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルが格納されている。ROM42は、各内部当選役(入賞態様)に対する当選確率が定められた抽選確率テーブルや、各入賞態様に対するメダルの払出枚数が定められた配当テーブル等を記憶している。RAM43には、上述したコマンド以外に、例えば、メダルの数に相当するクレジット数のように、遊技進行に係る変数やフラグ等が記憶される。
【0040】
マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御される主要な周辺装置(アクチュエータ)としては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、遊技メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19、役物作動回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルの払い出しを行うホッパー(払い出しのための駆動部を含む)50と、回転リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ59L、59C、59Rとがある。
【0041】
さらに、ステッピングモータ59L、59C、59Rを駆動制御するモータ駆動回路49、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路55、及び、各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路58が、I/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
【0042】
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生させる主な入力信号発生装置としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、最大BETスイッチ13、貯留メダル精算スイッチ14、投入メダルセンサ22S、リセットスイッチ62、設定用鍵型スイッチ63、決定ボタン26、選択ボタン27、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払い出し完了信号回路61がある。これらもI/Oポート48を介してCPU41に接続されている。
【0043】
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。決定ボタン26及び選択ボタン27は、これらの操作により、液晶表示装置5に表示される画像の選択に関する指示の入力等を行うことができる。
【0044】
リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各回転リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41に送信する。
払出完了信号回路61は、メダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達したとき、メダル払出完了信号を発生する。CPU41がこのメダル払出完了信号を受信すると、ホッパー駆動回路51を介して、払出手段としてのホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出を完了させる。このメダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルを検出するための物理センサ等からなるメダルセンサを備えており、このメダルセンサにより払い出されるメダルの枚数の計数を行うことができる。
【0045】
図4に示した回路において、乱数発生器146は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路147は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42内に格納されている確率テーブルに基づいて、内部当選役(入賞態様)が決定される。内部当選役(入賞態様)が決定された後、「停止制御テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
【0046】
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM43内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
【0047】
上記のようなリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
【0048】
更に、ROM42内には、配当テーブルが格納されている。この配当テーブルは、入賞態様と、メダル払出枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられている。
上記の配当テーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
【0049】
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU41は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号、及び、選択された「停止制御テーブル」に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
【0050】
内部当選した役の入賞成立を示す停止態様となった場合、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択されているときには、CPU41は、払い出し指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払い出しを行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払い出し完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、「メダルの払い出し処理」を終了する。一方、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「クレジット」が選択されているときには、払い出されるべきメダルの数がクレジットとしてRAM43に記憶されることになる。
【0051】
CPU41を備えた主制御回路81には、副制御回路82が接続されている。
副制御回路82は、主制御回路81からの制御指令(コマンド)に基づいて、液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L、21Rからの音の出力制御を行う。
【0052】
図5は、図4に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。
尚、本実施形態においては、主制御回路81から副制御回路82に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を送信できるように構成してもよい。
【0053】
副制御回路82は、サブCPU206、プログラムROM208及びワークRAM210を備えている。また、副制御回路82には、インターフェイス回路240を介して、衝撃センサ28、決定ボタン26及び選択ボタン27が接続されている。また、副制御回路82は、液晶表示装置5における表示制御を行う表示制御回路250と、スピーカ21から発生させる音に関する制御を行う音声制御回路230とを備えている。
【0054】
サブCPU206は、プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有し、CPU41から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路82の制御を行う。プログラムROM208には、サブCPU206により、液晶表示装置5における遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
また、プログラムROM208には、液晶表示装置5に表示される画面画像に対応した複数種類の演出パターンと、全てのリール3が停止した際に液晶表示装置5に表示される画面画像に対応した複数種類の終了演出パターンとが記憶されている。
【0055】
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶媒体としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、CPU等を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、プログラムROM208に記憶されるものをROM42に記憶することとしてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
【0056】
また、本実施形態において、CPU41及びROM42を含む主制御回路81と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82と、を別々に構成したが、これに限らず、CPU41及びROM42を含む主制御回路81のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをROM42に記憶させ、CPU41により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したROM42に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
【0057】
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。なお、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
【0058】
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。音声データROM234には、透明板状体31に対して衝撃が加えられたときに出力される音声のデータが複数種類記憶されている。このような音声としては、例えば、「痛いよ〜!」、「やめてよ〜!」という音声がある。
この音源IC232は、サブCPU206、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ21から発生させる音声の制御を行う。音声制御回路230は、音出力手段として機能するものである。
【0059】
サブCPU206は、CPU41から供給されるコマンドに基づいて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。また、衝撃センサ28から検出信号を受信したときには、プログラムROM208に記憶された乱数サンプリング用のプログラムを実行し、得られた乱数に基づいて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。
その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から抽出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ21(21L及び21R)から音声を発生させる。
【0060】
表示制御回路250は、CPU41により決定された遊技結果に応じて、画面画像を生成し、液晶表示装置5に上記画面画像を表示する制御を行うものであり、画像データプロセッサ(以下、VDPという。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218から構成されている。VDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218と接続されている。
【0061】
以下においては、パチスロ遊技装置1は起動しており、副制御回路82において用いられる変数は所定の値に初期化されるとともに、設定値も所定の値に設定された状態で定常動作しているものとする。
【0062】
図6は、副制御回路において行われる音出力処理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンは、予め実行されているメインルーチンから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
【0063】
まず、サブCPU206は、衝撃センサ28から検出信号を受信したか否かを判断する(ステップS10)。検出信号を受信していないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。一方、検出信号を受信したと判断した場合、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された乱数サンプリング用のプログラムを実行し、得られた乱数に基づいて、音声データROM234に記憶された音声データのなかから、スピーカ21から音声を出力する際に用いる音声データを選択する(ステップS11)。
本実施形態では、抽選によって、出力する音声を決定する場合について説明するが、本発明において、出力する音声を決定する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、予め定められた順序に基づいて、出力する音声を決定することとしてもよい。また、遊技状態に応じて、出力する音声を決定することとしてもよい。
【0064】
その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から抽出し(ステップS12)、音源IC232に対して上記音声データを供給することにより音声出力を行わせる(ステップS13)。音源IC232は、音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ21(21L及び21R)から音声を発生させる。その後、本サブルーチンを終了する。
【0065】
以上、パチスロ遊技装置1によれば、衝撃検知手段としての衝撃センサ28が、扉体2に対して加えられた衝撃を検知すると、音出力手段としての音声制御回路230が、スピーカ21から音声を出力するため、音声によって遊技者の迷惑行為に対して警告を発し、その遊技者に対して直接迷惑行為を止めるように促すことができる。また、そのような音が出力されると、周囲の遊技者も当然にその遊技者に注目することになるため、周囲の注目をその遊技者に向けさせることによって、今後、遊技者が迷惑行為を行わないようにすることができ、周囲の注目による抑止力によって間接的に遊技者に対して迷惑行為を止めるように促すことができる。その結果、パチスロ遊技装置1を叩いたり揺らしたりするような行為を防止することができる。
【0066】
パチスロ遊技装置1は、遊技店に設置されたサーバとデータの送受信を行い得るように構成され、衝撃センサ28から検出信号が出力されたとき、上記サーバに対して、その旨を通知するための通知信号を送信する通知信号送信手段(例えば、CPU41、サブCPU206)を備えていることが望ましい。遊技店側で、迷惑行為が行われたパチスロ遊技装置1を正確且つ適時に特定することができるため、例えば、その遊技者に迷惑行為を止めるように促すというように、迷惑行為に対して迅速且つ適切な措置を講じることができるからである。
【0067】
また、パチスロ遊技装置1は、衝撃センサ28から検出信号が出力されたとき、液晶表示装置5に特定の画像を表示することとしてもよく、ランプ等を点灯又は点滅させることとしてもよい。また、パチスロ遊技装置1は、衝撃センサ28から検出信号を出力されたとき、遊技を一時的に中断することとしてもよい。さらに、パチスロ遊技装置1においては、透明板状体31に衝撃センサ28が設けられる場合について説明したが、本発明において、衝撃検知手段が設けられる位置は、扉体に対して加えられる衝撃を検知することが可能な位置であれば、特に限定されるものではなく、扉体であってもよく、本体筐体であってもよい。
【0068】
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本実施形態に係るパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。
【図3】図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。
【図4】図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。
【図6】副制御回路において実行される音出力処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0070】
1 パチスロ遊技装置
2 扉体
3(3L、3C、3R) 回転リール
5 液晶表示装置
10 本体筐体
34 透明液晶パネル
36 反射フィルム
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 通信用インターフェイス回路
82 副制御回路




 

 


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