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遊技機 - アルゼ株式会社
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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−7034(P2007−7034A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−189739(P2005−189739)
出願日 平成17年6月29日(2005.6.29)
代理人 【識別番号】100104204
【弁理士】
【氏名又は名称】峯岸 武司
発明者 井村 英明
要約 課題
従来のパチンコ機では、不正行為を行っている遊技者の遊技を中止させることや、遊技機を管理する管理者側が不正を摘発することはできなかった。

解決手段
不正電波の影響による検出信号の受信レベルは出力基準電圧よりも高いので、不正電波の影響による磁気の変化を磁気検出素子71が検出すると、ピークホールド回路74からコンパレータ75に出力基準電圧を超える検出信号の受信レベルが入力され、コンパレータ75からは不正検知信号が出力される。出力判定器77では、シュミット回路76から下限レベル以上の検出信号が入力され、コンパレータ75から不正検知信号が入力されるため、磁気検出素子71での検知が異常であると判別されて、異常検知信号がメインCPU31に出力される。
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技球が通過可能な遊技盤の所定領域で生じる物理現象の変化を検出する検出部と、
前記所定領域を遊技球が通過する際に生じる物理現象とは異なる物理現象の変化を前記検出部が検出したことに基づいて不正を検出する不正検出手段と、この不正検出手段が不正を検出したことに基づいて不正を検出したことを示す不正信号を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
遊技機の動作を制御する制御手段を備え、
前記出力手段は、前記不正検出手段が不正を検出したことに基づいて前記制御手段に前記不正信号を出力して、前記制御手段による遊技機の動作の制御を不正の検出に応じた制御にさせることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記検出部は、検出した物理現象の変化を電気信号として検出し、
前記不正検出手段は、前記検出部が検出した電気信号レベルが、前記所定領域を遊技球が通過した際に検出される電気信号レベルよりも大きい所定電気信号レベルである場合に不正と判定する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記出力手段は、前記不正検出手段が不正を検出していないときと異なる長さの前記不正信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技球が通過可能な遊技盤の所定領域で生じる物理現象の変化を検出する検出部を備える遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の遊技機としては例えばパチンコ機がある。一般的にパチンコ機では、遊技盤に打ち込まれたパチンコ球が、遊技盤の盤面を流下する途中で一般入賞口に入賞すると、賞球の払い出しが行われる。また、パチンコ球が通過ゲートを通過すると、始動入賞口が所定時間開く。開いた始動入賞口にパチンコ球が入賞すると、賞球の払い出しが行われると共に、特別図柄の変動表示が行われる。変動表示が停止したときの特別図柄の組合せが特定の態様となると、大当たり遊技が行われる。大当たり遊技では、大入賞口が所定時間開き、開いた大入賞口にパチンコ球が入賞すると賞球の払い出しが行われる。また、開いた大入賞口内のVゾーンにパチンコ球が入賞すると、閉じた大入賞口が再度開いて大当たり遊技が継続される。通過ゲートやVゾーン、各入賞口といった遊技球が通過可能な所定領域には、通過したパチンコ球を検出する球通過センサが設けられている。この球通過センサとしては、ホール素子・永久磁石を利用した近接センサを用いたものや、LED(発光ダイオード)・PD(フォトダイオード)を利用したフォトセンサを用いたものが知られている。
【0003】
球通過センサに対する不正行為として、フォトセンサの場合には意図的に光を照射させ、近接センサの場合には電波発信器によって意図的に電磁波を飛ばして、センサに誤検出をさせることにより、不正に賞球の払い出しを受ける行為がある。このような不正行為に対応するために、下記の特許文献1に示すパチスロ機では、不正検出時に球通過センサの球検出部から検出信号が出力されることを阻止し、賞球の払い出しを行わないように構成した遊技球検出装置が提案されている。
【特許文献1】特開平10−286344号公報(段落[0021]〜[0022]および図6参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のパチスロ機における遊技球検出装置のように、不正検出時に球通過センサからの検出信号の出力を阻止する構成では、不正行為検出時に球払出装置による賞球の払い出しを中止するといった不正防止が一時的にできるものの、不正行為を行っている遊技者の遊技そのものを中止させたり、遊技機を管理する管理者側が不正を摘発するといった根本的な不正防止対策を講じることは出来なかった。
【0005】
そこで、本発明は、球通過センサへの不正行為を防止することが可能であるとともに、不正行為検出時に球払出装置以外の装置も制御することによって、不正行為者の排除および不正の摘発を行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このために本発明は、遊技球が通過可能な遊技盤の所定領域で生じる物理現象の変化を検出する検出部と、所定領域を遊技球が通過する際に生じる物理現象とは異なる物理現象の変化を検出部が検出したことに基づいて不正を検出する不正検出手段と、この不正検出手段が不正を検出したことに基づいて不正を検出したことを示す不正信号を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、不正行為が行われて、所定領域を遊技球が通過する際に生じる物理現象とは異なる物理現象の変化を検出部が検出すると、不正検出手段が不正を検出して、不正を検出したことを示す不正信号が出力される。このため、この不正信号を用いることにより、不正検出時に単に賞球の払い出しを一時的に中止するだけでなく、不正行為を行っている遊技者の遊技そのものを中止させたり、遊技機を管理する管理者側が不正を摘発するといった、根本的な不正防止対策を講じることも可能となる。
【0008】
また、本発明は、遊技機の動作を制御する制御手段を備え、出力手段は、不正検出手段が不正を検出したことに基づいて制御手段に不正信号を出力して、制御手段による遊技機の動作の制御を不正の検出に応じた制御にさせることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、検出部で不正が検出されて不正信号が出力されると、この信号を受信した制御手段によって遊技機の動作の制御が不正の検出に応じた制御になる。このため、例えば、不正行為を報知したり、遊技球の発射制御,賞球払出,特別図柄の変動等を中止するといった遊技機の制御を行うことが可能となる。
【0010】
また、本発明は、検出部は、検出した物理現象の変化を電気信号として検出し、不正検出手段は、検出部が検出した電気信号レベルが、所定領域を遊技球が通過した際に検出される電気信号レベルよりも大きい所定電気信号レベルである場合に不正と判定することを特徴とする。
【0011】
電波発信器によって意図的に電波を飛ばし、検出部に誤検出をさせることによって、不正に賞球の払い出しを受ける電磁波を利用した不正行為の場合、検出部で検出される電気信号レベルは、遊技球通過の際に検出される電気信号レベルに比して大きくなる。従って、この構成によれば、検出部が検出した電気信号レベルが、所定領域を遊技球が通過した際に検出される電気信号レベルよりも大きいレベルである場合に、不正判定手段により不正と判定されるので、電磁波を利用した不正行為を防止することができる。
【0012】
また、本発明は、出力手段は、不正検出手段が不正を検出していないときと異なる長さの不正信号を出力することを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、不正信号は、不正検出手段が不正を検出していないときと信号の長さが異なるだけなので、不正検出手段から出力される信号を受信して、受信した信号が不正信号であるか否かを見分ける回路を簡単な回路構成にすることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、上記のように、不正行為を行っている遊技者の遊技そのものを中止させたり、遊技機を管理する管理者側が不正を摘発するといった、根本的な不正防止対策を講じることが可能な遊技機が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
【0016】
図1は、本発明による遊技機をパチンコ機に適用した最良の実施形態によるパチンコ機10の正面図である。
【0017】
パチンコ機10の正面には遊技盤11が設けられており、その下方には上皿12が設けられている。上皿12の下方右側には、レール13を介して遊技盤11へパチンコ球を打ち込む際に操作されるハンドル14が設けられている。また、遊技盤11の上方には電飾LED(発光ダイオード)15aおよび異常報知LED15bが設けられている。
【0018】
遊技盤11の盤面中央には、特別図柄表示装置であるLCD(液晶表示装置)16が設けられている。このLCD16には、左図柄、中図柄および右図柄からなる3列の複数の特別図柄が表示され、また、これら特別図柄の背後に演出画が表示される。LCD16の上方には、緑色LEDおよび赤色LEDが左右に並設された普通図柄表示装置17が設けられており、この普通図柄表示装置17を挟んで4つのLEDからなる普通始動記憶個数表示部18が設けられている。また、LCD16の下側には4つのLEDからなる特別始動記憶個数表示部19が設けられており、また、LCD16の左右には通過孔20が設けられている。また、LCD16の下方には始動入賞口21が設けられており、始動入賞口21の下方には大入賞口22、その左右には一般入賞口23が設けられている。
【0019】
普通始動記憶個数表示部18には通過孔20へのパチンコ球の通過が保留玉として最大4個まで記憶され、特別始動記憶個数表示部19には始動入賞口21へのパチンコ球の入賞が保留玉として最大4個まで記憶される。
【0020】
また、上記のパチンコ機10の左側方にはカードユニット24が設けられている。このカードユニット24のカード挿入口24aにカード残高の記録されたカードが挿入され、遊技者によって所定の貸球操作が行われると、予め設定されている貸出単位額分のパチンコ球が上皿12に貸し出される。
【0021】
図2は、本実施形態によるパチンコ機10の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。この電子回路は、遊技処理を制御する主制御回路30や、この主制御回路30からの指示に従って遊技の演出を行う演出制御回路40、賞球等の払い出しやパチンコ球の発射を制御する払出・発射制御回路60等から構成されている。上記のカードユニット24はこの払出・発射制御回路60に接続されている。
【0022】
主制御回路30には、メインCPU31や初期リセット回路32、シリアル通信用IC33といった電子部品が実装されている。また、主制御回路30には、メインCPU31がパチンコ機10の遊技動作を処理制御するためのプログラムが記憶格納された図示しないメインROMや、処理制御時にデータが一時的に記憶される図示しないメインRAM(ランダムアクセスメモリ)も実装されている。初期リセット回路32は、主制御回路30の起動時にメインRAMに記憶されている遊技状態の内容を消去するリセット信号を発する。また、シリアル通信用IC33は、メインCPU31から送出される制御信号を各制御回路40,60へシリアルに送信する。
【0023】
主制御回路30には、通過孔20の内側に設けられ、パチンコ球が通過孔20を通過するのを検知するゲートスイッチ20Sや、始動入賞口21に入賞したパチンコ球を検知する始動入賞球スイッチ21Sが接続されている。また、大入賞口22に入賞したパチンコ球を検知するカウントスイッチ22S、大入賞口22内部の特定領域を通過したパチンコ球を検知するVカウントスイッチ22V、一般入賞口23へ入賞したパチンコ球を検知する一般入賞球スイッチ23Sが接続されている。また、主制御回路30には、アクチュエータとして、始動入賞口21の球受入口を拡張させる始動入賞口ソレノイド21a、大入賞口22の扉を開閉させる大入賞口ソレノイド22a、大入賞口22内部の特定領域にパチンコ球が入賞した後にパチンコ球を特定領域以外へ誘導する特定領域誘導装置34等が接続されている。
【0024】
上記各スイッチ20S,21S,22S,22V,23Sがパチンコ球を検知すると、その検知信号は主制御回路30のメインCPU31に入力され、入力される検知信号に応じて、メインCPU31は上記各アクチュエータ21a,22a,34をそれぞれ駆動制御する。
【0025】
演出制御回路40は、LCD16における画像表示を行う画像表示制御、スピーカ47から効果音を放音させる音制御、及び遊技状態や異常検出に応じて電飾LED15aや異常報知LED15bの発光制御を行う。この演出制御回路40には、サブCPU41、プログラムROM42、ワークRAM43が実装されている。サブCPU41は、主制御回路30から受信した制御指令の解釈や、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)44のパラメータ設定を行う。プログラムROM42には、サブCPU41がLCD16や、スピーカ47、電飾LED15aの各動作を処理制御するための制御プログラムが記憶格納されている。ワークRAM43は、サブCPU41が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となる。
【0026】
また、演出制御回路40には、画像データROM45、VDP44、及び初期リセット回路46が実装されている。画像データROM45は、LCD16に表示する画像を形成するためのドットデータを記憶格納する。VDP44は、サブCPU41で設定されたパラメータに応じて画像データROM45内のドットデータを読み込み、LCD16に表示するための画像データを生成する。初期リセット回路46は、演出制御回路40をリセットするリセット信号を発する。
【0027】
メインCPU31は、始動入賞口21へパチンコ球が入賞して始動入賞が発生すると大当たり判定を行う。演出制御回路40は、この大当たり判定の結果に対応する態様でLCD16に特別図柄を順次停止表示させ、左図柄と右図柄とが同一図柄で揃って停止表示されるリーチ状態になると、LCD16に特別図柄および演出画を用いてリーチ演出を行う。
【0028】
また、演出制御回路40には、スピーカ47を制御するスピーカ駆動回路、及び電飾LED15aや異常報知LED15bを発光制御するドライブ回路52が設けられており、サブCPU41からスピーカ駆動回路やドライブ回路52にそれぞれ駆動信号が出力される。
【0029】
スピーカ駆動回路は、効果音の原信号生成部である音源IC48と、これに接続された効果音記憶部である音源データROM49、及び音源IC48から出力された音信号を増幅する増幅部であるアンプ50と、音量出力レベルを指定する音量切換スイッチ51とから構成されている。ドライブ回路52は、サブCPU41からの駆動信号によりパチンコ機10の遊技状態に応じて電飾LED15aの発光を制御する電飾制御、および各スイッチ20S,21S,22S,22V,23Sについての後述する異常検出に応じて異常報知LED15bを発光させる発光制御を行う。
【0030】
払出・発射制御回路60には、賞球や貸球を払い出す払出装置61及び遊技盤11にパチンコ球を発射する発射装置62が接続されている。払出・発射制御回路60は、各種入賞に応じて主制御回路30から出力される賞球払出指令信号に応じて払出装置61を駆動制御し、賞球を払い出させると共に、ハンドル14の操作に応じて発射装置62を駆動制御し、パチンコ球を発射させる。払い出される賞球は賞球カウントスイッチ63によってカウントされ、そのカウント値は払出・発射制御回路60および主制御基板30に出力される。また、払出・発射制御回路60は、カードユニット24から出力される貸球払出指令信号に応じて払出装置61を駆動制御し、貸球を払い出させる。払い出される貸球は貸球カウントスイッチ64によってカウントされ、そのカウント値は払出・発射制御回路60に出力される。
【0031】
図3は、始動入賞球スイッチ21Sの回路構成を示している。始動入賞球スイッチ21S以外の各スイッチ20S,22S,22V,23S,63,64も、これと同様な回路構成をしており、図示は省略する。
【0032】
磁気検出素子71は、ホール素子や磁気抵抗素子等から構成されており、始動入賞口21内をパチンコ球が通過すると生じる磁気変化を検出して球通過検出信号を電気信号として出力する。磁気検出素子71は、パチンコ球が通過可能な遊技盤11の所定領域、始動入賞球スイッチ21Sでは始動入賞口21の開口領域で生じる物理現象の変化、本実施形態では磁気の変化を検出する検出部を構成している。
【0033】
増幅器72は、磁気検出素子71から出力された検出信号を増幅する。ノイズフィルタ73は、増幅器72から出力された信号に含まれる外来ノイズ等の高周波帯域の周波数成分を除去する回路であり、パルス発生回路79から入力される同期パルスに同期して動作する。シュミット回路76は、検出信号の受信レベルを判定する回路であり、ノイズフィルタ73を通して入力された検出信号の受信レベルが、所定のスレシホルドレベルに相当する下限レベル以上である場合には、磁気検出素子71でパチンコ球の通過検知があったものと判定し、検出信号を出力する。
【0034】
ピークホールド回路74は、シュミット回路76から検出信号が出力されているときに、ノイズフィルタ73を通して入力された検出信号の受信レベルの最大値をホールドして出力する回路である。コンパレータ75は、反転入力端子に所定の電圧が出力基準電圧として与えられており、非反転入力端子にピークホールド回路74から入力される受信レベルの最大値が入力される。コンパレータ75は、ピークホールド回路74から出力された受信レベルの最大値と出力基準電圧とを比較して、比較結果を出力する。出力判定器77は、シュミット回路76からの入力信号とコンパレータ75からの入力信号との論理積を演算するAND回路であり、シュミット回路76から球通過検知があったことを示す検出信号が出力され、かつ、コンパレータ75から検出信号の受信レベルの最大値が出力基準電圧以下であったことを示す比較結果が入力された場合にのみ、磁気検出素子71での検知が正常であると判別して、球検知信号を出力する。
【0035】
電波発信器によって意図的に電磁波が飛ばされたりして不正行為が行われると、コンパレータ75から、検出信号の受信レベルの最大値が出力基準電圧を超えたことを示す比較結果が出力される。この場合、出力判定器77は、コンパレータ75により、磁気検出素子71が受信した電気信号レベルが、所定領域をパチンコ球が通過した際に受信される電気信号レベルよりも大きい出力基準電圧を超える所定電気信号レベルであったことが検出されたため、不正が行われたものと判定し、異常検知信号を出力する。ピークホールド回路74,コンパレータ75,および出力判定器77は、所定領域をパチンコ球が通過する際に生じる物理現象とは異なる物理現象の変化を磁気検出素子71が検出したことに基づいて不正を検出する不正検出手段を構成している。
【0036】
出力パルス発生回路78は、出力判定器77から球検知信号または異常検知信号が入力されると、パルス発生回路79から入力される同期パルスに同期して、入力した球検知信号または異常検知信号をメインCPU31に出力する。出力パルス発生回路78は、不正検出手段が不正を検出したことに基づいて不正を検出したことを示す異常検知信号を不正信号として出力する出力手段を構成している。本実施形態では、出力パルス発生回路78は、異常検知信号を、不正検出手段が不正を検出していないときの球検知信号と異なる長さで出力する。メインCPU31は、パチンコ機10の動作を制御する制御手段を構成している。出力パルス発生回路78は、不正検出手段が不正を検出したことに基づいてメインCPU31に異常検知信号を出力して、メインCPU31によるパチンコ機10の動作の制御を不正の検出に応じた制御にさせる。本実施形態では、異常報知LED15bを点灯させて不正があったことを報知する制御にさせる。上述した各回路には、レギュレータなどから構成される定電源回路80により、安定的な電圧が供給されている。
【0037】
次に、上記の構成をした本実施形態によるパチンコ機10において、各スイッチ20S,21S,22S,22V,23S,63,64によるパチンコ球の通過検出について、始動入賞球スイッチ21Sを例に挙げて説明する。
【0038】
磁気検出素子71が磁気の変化を検出していない場合には、シュミット回路76で下限レベル以上の受信レベルが検出されないため、シュミット回路76からは検出信号が出力されない。このため、ピークホールド回路74は動作せず、出力判定器77および出力パルス発生回路78も動作しない。従って、出力パルス発生回路78からは何の信号も出力されない。
【0039】
この状態からパチンコ球が始動入賞口21に入賞して、磁気検出素子71が磁気の変化を検出すると、シュミット回路76で下限レベル以上の受信レベルが検出され、シュミット回路76は検出信号を出力する。従って、ピークホールド回路74に検出信号が入力され、ピークホールド回路74は動作を開始し、ピークホールド回路74からコンパレータ75の非反転入力端子に受信レベルの最大値が入力される。コンパレータ75の反転入力端子に与えられる出力基準電圧は、パチンコ球が始動入賞口21に入賞したときに非反転入力端子に入力される受信レベルの最大値よりも高く設定されているので、コンパレータ75からは受信レベルの最大値が出力基準電圧以下であったことを示す比較結果が出力される。よって、出力判定器77には、シュミット回路76から検出信号が入力され、かつ、コンパレータ75から受信レベルの最大値が出力基準電圧以下であったことを示す比較結果が入力されるので、出力判定器77は、磁気検出素子71で球通過の検知が正常に行われたものと判定して、球検知信号を出力する。出力パルス発生回路79には出力判定器77からは球検知信号が入力されるため、出力パルス発生回路79から球検知信号がメインCPU31に出力される。従って、メインCPU31は、入力した球検知信号に基づいて、特別図柄ゲームを開始させる制御を行う。
【0040】
また、不正電波の影響による磁気の変化を磁気検出素子71が検出すると、不正電波の影響により、磁気検出素子71からコンパレータ75の非反転入力端子に入力される受信レベルは、コンパレータ75の反転入力端子に与えられる出力基準電圧よりも高くなる。このため、出力判定器77では、シュミット回路76から検出信号が入力されるが、コンパレータ75から受信レベルの最大値が出力基準電圧を超える比較結果が入力されるため、出力判定器77は、磁気検出素子71での検知が異常であると判定して、異常検知信号をメインCPU31に出力する。従って、メインCPU31は、入力した異常検知信号に基づいて、異常報知LED15bを点灯させる制御を行う。
【0041】
図4(a)は、出力パルス発生回路79からメインCPU31に出力される球検知信号、同図(b)は異常検知信号のタイミングチャートである。
【0042】
出力パルス発生回路79から出力される球検知信号は、同図(a)に示すように、時刻t〜tまでの時間長さを有している。また、出力パルス発生回路79から出力される異常検知信号は、時刻t〜tまでの時間長さを有している。メインCPU31では、所定の時間間隔(本実施形態ではt,t,tの時間間隔)で、出力パルス発生回路79からの出力レベルが判別されている。
【0043】
メインCPU31は、時刻tおよびtでハイレベルの信号入力が検知され、時刻tでローレベルの信号入力が検知されると、同図(a)に示す球検知信号が入力されたと判別する。また、メインCPU31は、時刻t,t,およびtでハイレベルの信号入力が検知されると、同図(b)に示す異常検知信号が入力されたと判別する。
【0044】
本実施形態によるこのようなパチンコ機10によれば、上述したように、不正行為が行われて、出力判定器77が不正を検出して異常検知信号を出力し、出力パルス発生回路78は不正を検出したことを示すパルス幅の長い図4(b)に示す異常検知信号を出力する。このため、この異常検知信号を用いることにより、不正検出時に単に賞球の払い出しを従来のように一時的に中止するだけでなく、不正行為を行っている遊技者の遊技そのものを中止させたり、パチンコ機10を管理する管理者側が不正を摘発するといった、根本的な不正防止対策を講じることも可能となる。
【0045】
また、本実施形態によるパチンコ機10によれば、コンパレータ75によって検知信号の受信レベルが出力基準電圧を超える比較結果が検出されて、出力パルス発生回路79から異常検知信号が出力されると、この異常検知信号を受信したメインCPU31によってパチンコ機10の動作の制御が不正の検出に応じた制御になる。このため、例えば、上述したように不正行為を報知したり、パチンコ球の発射制御,賞球払出,特別図柄の変動等を中止するといったパチンコ機10の制御を行うことが可能となる。
【0046】
電波発信機によって意図的に電波を飛ばし、磁気検出素子71に誤検出をさせることによって不正に賞球の払出を受ける不正行為の場合、ピークホールド回路74でホールドされる電気信号レベルはパチンコ球通過の際にピークホールド回路74でホールドされる電気信号レベルに比して大きくなる。従って、本実施形態によるパチンコ機10によれば、磁気検出素子71が検出した磁気の変化により検知された信号の電気信号レベルが、通過孔20、始動入賞口21、大入賞口22、一般入賞口23、または大入賞口22内部の特定領域をパチンコ球が通過した際に受信される電気信号レベルよりも大きいレベルだった場合に、不正判定手段により不正と判定されるので、電磁波を利用した不正行為を防止することができる。
【0047】
また、本実施形態によるパチンコ機10によれば、不正信号である異常検知信号は、出力判定器77が不正を検出していないときと信号の長さが異なるだけなので、出力判定器77から出力される信号を受信して、受信した信号が異常検知信号であるか否かを見分ける回路を簡単な回路構成にすることができる。本実施形態では、メインCPU31による、異常検知信号であるか否かを見分ける処理を簡単なものにすることができる。
【0048】
なお、上記実施形態の説明では、出力パルス発生回路79から出力された球検知信号または異常検知信号がパチンコ機10のメインCPU31に入力される場合について説明した。しかし、複数のパチンコ機10の管理や監視を行う遊技機管理装置に球検知信号または異常検知信号が入力される構成としてもよい。この構成によれば、遊技機管理装置が異常検知信号をを受信することにより、球検知信号が出力されたパチンコ機10の動作を中止させることや、パチンコ機10を管理する管理者側が異常検知信号が出力されたパチンコ機10の早期発見をすることができる。これにより、単に不正行為者に対して不正行為に対する賞球の払出を防止するだけでなく、不正行為者が遊技を行うこと自体も防止できる。また、異常検知信号が出力されたパチンコ機10を発見することによって、不正行為者を摘発することもできるので、根本的な不正防止対策を講じることも可能となる。
【0049】
また、上記実施形態の説明では、コンパレータ75からの出力信号およびシュミット回路76からの出力信号に基づき出力判定器77で判定を行った後、出力パルス発生回路78から球検知信号または異常検知信号を出力した場合について説明した。しかし、出力判定器77および出力パルス発生回路78を介さずに、コンパレータ75およびシュミット回路76から直接メインCPU31に信号を出力する構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
上記の実施形態においては、本発明による遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。遊技球が通過可能な遊技盤の所定領域で生じる物理現象の変化を検出する検出部を備える他の遊技機に本発明を適用した場合においても、上記の実施形態と同様な作用効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の一実施形態によるパチンコ機の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるパチンコ機の回路構成の概略を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態によるパチンコ機における遊技球検出スイッチの回路図である。
【図4】本発明の一実施形態によるパチンコ機の出力パルス発生回路から出力される信号のタイミングチャートである。
【符号の説明】
【0052】
1…パチンコ機
2…遊技盤
10…特別図柄表示装置
11…普通図柄表示装置
13…通過孔
14…普通電動役物
30…主制御基板
31…メインCPU(中央演算処理装置)
33…メインROM(読み出し専用メモリ)
34…メインRAM(読み書き可能メモリ)
40…副制御基板
60…枠制御基板
71…磁気検出素子
72…増幅器
73…ノイズフィルタ
74…ピークホールド回路
75…コンパレータ
76…シュミット回路
77…出力判定器
78…出力パルス発生回路
79…パルス発生回路
80…定電源回路




 

 


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