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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−502(P2007−502A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−186437(P2005−186437)
出願日 平成17年6月27日(2005.6.27)
代理人 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
発明者 牧迫 伸治
要約 課題
補助収納庫に一定量以上の遊技媒体が収納されたことを検知することができ、補助収納庫に収納されたメダル等の遊技媒体により発生される静電気によって悪影響が及ぼされてしまうことを回避する遊技機を提供する。

解決手段
遊技機は、遊技媒体(例えば、メダル)を用いて遊技を行う遊技機であって、筐体(例えば、キャビネット1a)と、当該筐体を開閉可能にする扉体(例えば、メインドア1b)と、を備え、扉体に、遊技媒体を投入する遊技媒体投入口(例えば、メダル投入口22)を設け、筐体の内部に、遊技媒体投入口から投入された遊技媒体を収納する収納庫(例えば、ホッパー40)と、収納庫に収納不能となった遊技媒体を収納する補助収納庫(例えば、補助収納庫60)と、補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを検知する非接触センサ(例えば、後述のオーバーフローセンサ80)と、を設けた。
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機であって、
筐体と、当該筐体を開閉可能にする扉体と、を備え、
前記扉体に、遊技媒体を投入する遊技媒体投入口を設け、
前記筐体の内部に、
前記遊技媒体投入口から投入された遊技媒体を収納する収納庫と、
前記収納庫に収納不能となった前記遊技媒体を収納する補助収納庫と、
前記補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを検知する非接触センサと、を設けたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
請求項1記載の遊技機において、
前記非接触センサは、前記補助収納庫に設けられていることを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項1又は2記載の遊技機において、
前記収納庫は、前記収納庫に収納不可能となった遊技媒体を前記収納庫の外部へ排出する遊技媒体排出口を有し、
前記補助収納庫は、前記遊技媒体排出口により排出される前記遊技媒体を受け容れ可能な位置に設けられ、
前記非接触センサは、前記遊技媒体排出口により排出された前記遊技媒体が、前記補助収納庫に受け容れられる位置から離れた位置に設けられることを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項1から3の何れか記載の遊技機において、
前記非接触センサは、フォトセンサであることを特徴とする遊技機。
【請求項5】
請求項4記載の遊技機において、
前記フォトセンサは、前記補助収納庫の外壁に設置されており、
前記補助収納庫には、少なくとも前記フォトセンサが設置される位置に、前記フォトセンサにより発光される光を透過可能な透光部が形成されており、
前記フォトセンサは、前記透光部を介して前記補助収納庫内部に光を発光することによって、前記補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを検知することを特徴とする遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の図柄が夫々の周面に配置された複数のリールと、これら各リールに対応するように複数設けられ、前記各リールの周面に配された複数の図柄のうちの一部の図柄を遊技者が視認可能なように設けられた表示窓と、メダル等の遊技媒体が投入されていることを条件に、遊技者による操作(以下、「開始操作」という)に基づいて、各リールの回転の開始を要求する信号を出力するスタートスイッチと、遊技者による操作(以下、「停止操作」という)に基づいて、リールの回転の停止を要求する信号をリールの種別に応じて出力するストップスイッチと、これらスタートスイッチ及びストップスイッチにより出力された信号に基づいて、ステッピングモータの動作を制御し、各リールの回転及びその停止を行う制御部と、を備えた遊技機、いわゆるパチスロが知られている。通常、このようなパチスロでは、複数の表示窓内に予め定められた複数のラインに表示される図柄の組合せに基づいて、入賞か否かが判別され、入賞と判別されるとメダルが払い出される。
【0003】
前述のようなメダルが用いられる遊技機は、その内部に、メダル投入口から投入されたメダルの収納、及び収納されているメダルの払い出しを行うためのホッパーを備えた構成となっている。
【0004】
また、前述の遊技機では、ホッパーに収納されたメダルが満杯に近づくと、メダルが溢れ出ることにより故障等が生じることを回避するべく、収納不能となったメダルがホッパーの外部へ逃がされ、収納庫の近傍に設けられた補助収納庫に移されるように構成されている。
【0005】
しかし、前述の補助収納庫に収納されたメダルも満杯となり、溢れ出てしまうと、故障等が生じる原因となるため、前述の遊技機では、補助収納庫に収納されたメダルが一定量以上に達したことを検知するセンサを設け、これを報知する構成を有するものが主流となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
前述の従来のセンサには、接触型センサが用いられている。図9に示すように、この接触型センサは一対の導電性部材118からなり、遊技機内部の後壁部に固定されている。また、補助収納庫の背面壁には一対の貫通孔122が形成されている。前述の一対の導電性部材118は、この貫通穴122を挿通して、補助収納庫の外側から内側に突出する構成となっている。このような構成により、補助収納庫に収納されたメダルが一対の導電性部材の双方に直接接触すると、電気が導通される。そして、この導通がセンサに接続された制御部により検知されることにより、補助収納庫に一定量以上のメダルが収納されたことが検知されるようになっている。
【特許文献1】特開2005−073923号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前述の従来の遊技機では、メダルと導電性部材との接触により検知を行う接触型センサを用いる構成であるため、前述の補助収納庫に収納されるメダル同士の接触等により静電気が発生されると、静電気を帯びたメダルに導電性部材が接触することによって、電子機器により構成される制御部に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、補助収納庫に一定量以上の遊技媒体が収納されたことを検知することができ、補助収納庫に収納されたメダル等の遊技媒体により発生される静電気によって悪影響が及ぼされてしまうことを回避する遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のような遊技機を提供する。
【0010】
(1) 遊技媒体(例えば、後述のメダル)を用いて遊技を行う遊技機であって、筐体(例えば、後述のキャビネット1a)と、当該筐体を開閉可能にする扉体(例えば、後述のメインドア1b)と、を備え、前記扉体に、遊技媒体を投入する遊技媒体投入口(例えば、後述のメダル投入口22)を設け、前記筐体の内部に、前記遊技媒体投入口から投入された遊技媒体を収納する収納庫(例えば、後述のホッパー40)と、前記収納庫に収納不能となった前記遊技媒体を収納する補助収納庫(例えば、後述の補助収納庫60)と、前記補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを検知する非接触センサ(例えば、後述のオーバーフローセンサ80)と、を設けたことを特徴とする遊技機。
【0011】
(1)の遊技機によれば、補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを非接触センサにより検知する構成としたので、静電気を帯びたメダル等の遊技媒体にセンサを接触させることなく、補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを検知することができ、例えば主制御回路等の電子機器に静電気による悪影響が及ぼされてしまうことを回避することができる。
【0012】
(2) (1)の遊技機において、前記非接触センサは、前記補助収納庫に設けられていることを特徴とする遊技機。
【0013】
(2)の遊技機によれば、非接触センサを、検知の対象となる補助収納庫自体に設置するので、他の場所に設置した場合において、センサと補助収納庫との位置関係のズレが生じることによって生じる検知精度の低下などの問題を解消することができ、検知の確実性を高めることができる。
【0014】
(3) (1)又は(2)の遊技機において、前記収納庫は、前記収納庫に収納不可能となった遊技媒体を前記収納庫の外部へ排出する遊技媒体排出口(例えば、後述のメダル排出口44)を有し、前記補助収納庫は、前記遊技媒体排出口により排出される前記遊技媒体を受け容れ可能な位置に設けられ、前記非接触センサは、前記遊技媒体排出口により排出された前記遊技媒体が、前記補助収納庫に受け容れられる位置から離れた位置(例えば、後述の補助収納庫60の両側壁部における手前側の位置)に設けられることを特徴とする遊技機。
【0015】
(3)の遊技機によれば、収納庫の遊技媒体排出口により排出された遊技媒体が補助収納庫に受け容れられる位置から離れた位置に非接触センサを設ける構成としたので、収納庫から補助収納庫へと移動する遊技媒体を検知してしまうことによって、補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを誤って検知してしまう虞を回避することができる。
【0016】
(4) (1)から(3)の何れかの遊技機において、前記非接触センサは、フォトセンサであることを特徴とする遊技機。
【0017】
(4)の遊技機によれば、非接触センサをフォトセンサとしたので、光の変化を検知することにより補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを検知することができる。
【0018】
(5) (4)の遊技機において、前記フォトセンサは、前記補助収納庫の外壁(例えば、後述の補助収納庫60の側壁部の外面)に設置されており、前記補助収納庫には、少なくとも前記フォトセンサが設置される位置に、前記フォトセンサにより発光される光を透過可能な透光部(例えば、後述の透光孔62)が形成されており、前記フォトセンサは、前記透光部を介して前記補助収納庫内部に光を発光することによって、前記補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを検知することを特徴とする遊技機。
【0019】
(5)の遊技機によれば、補助収納庫の、少なくともフォトセンサが設置される位置に、フォトセンサにより発光される光を透過可能な透光部を形成し、フォトセンサは、透光部を介して補助収納庫内部に光を発光することによって、補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを検知するので、発光した光の変化によって、補助収納庫のフォトセンサが設置される位置まで遊技媒体が収納されたことを検知することが可能となる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の遊技機によれば、補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを非接触センサにより検知する構成としたので、静電気を帯びたメダル等の遊技媒体にセンサを接触させることなく、補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことを検知することができ、例えば主制御回路等の電子機器に静電気による悪影響が及ぼされてしまうことを回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明の実施の形態に係る遊技機1の構成について、以下図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、遊技機1の概観について説明する。
【0022】
遊技機1には、後述のホッパー40や補助収納庫60などを収容するキャビネット1aと、キャビネット1aに対して開閉可能に取り付けられる前面扉1bとが設けられている。
【0023】
キャビネット1aの内部には、3個のリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列に設けられている。3個のリール3L,3C,3Rには、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれている。各リール3L,3C,3Rは、定速で回転(例えば80回転/分)するように後述の主制御回路71(図3参照)により制御され、リール3L,3C,3R上に描かれた図柄がリールの回転に伴って変動する。
【0024】
また、前面扉1bには略垂直面としてのパネル表示部2が形成されており、パネル表示部2の中央には縦長矩形の3個の表示窓4L,4C,4Rの夫々が、各リール3L,3C,3Rの前方に位置するように設けられる。各リール3L,3C,3R上の図柄は表示窓4L,4C,4Rを通して観察できるようになっている。
【0025】
また、遊技機1には、各リール3L,3C,3Rの回転が停止した際に、前述の各表示窓4L,4C,4R内の中段の位置を結ぶラインに表示された図柄に基づいて、入賞などの成否を判定する入賞ライン8が設けられている。
【0026】
この入賞ライン8は、基本的に、後述の1−ベットボタン11、2−ベットボタン12、又は最大ベットボタン13の何れかを操作すること、或いは後述のメダル投入口22に1枚のメダルを投入することにより、有効化される(以下、有効化された入賞ライン8を有効ライン8という)。これにより、有効ライン8上に表示された図柄の組合せに基づいて、入賞か否かの判定が行われる。
【0027】
表示窓4L,4C,4Rの左側には、1−ベットランプ9a、2−ベットランプ9b及び最大ベットランプ9cが設けられる。1−ベットランプ9a、2−ベットランプ9b及び最大ベットランプ9cは、単位遊技(例えば、リールの回転の開始から、リールの回転が停止して遊技の結果が得られるまでの1回の遊技)を行うために投入されるメダルの枚数(即ち、投入枚数)に応じて点灯が行われる。1−ベットランプ9aは投入枚数が1枚のときに、2−ベットランプ9bは投入枚数が2枚のときに、最大ベットランプ9cは投入枚数が3枚のときに、夫々点灯が行われる。
【0028】
ベットランプ9a,9b,9cの下方には、情報表示部18が設けられる。情報表示部18は、7セグメントLEDから成り、遊技機1に貯留(いわゆる「クレジット」)されているメダルの枚数、遊技者に対して払出されるメダルの枚数(以下、「払出枚数」という)などを表示する。
【0029】
表示窓4L,4C,4Rの下方には、水平面の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L,4C,4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。この液晶表示装置5の表示画面5aには、遊技に関連する情報などが表示される。
【0030】
液晶表示装置5の右側には、遊技機1内にメダルを投入するためのメダル投入口22が設けられている。メダル投入口22からメダルが投入されると、前述の入賞ライン8が有効化され、続けて投入されると、遊技機1内に貯留(いわゆるクレジット)される。尚、遊技機1では、遊技媒体としてメダルを使用するが、遊技機1において使用する遊技媒体はこれに限らず、コイン、遊技球又はトークンなども適用可能である。
【0031】
液晶表示装置5の左側には、クレジットされているメダルから単位遊技において投入するメダルの投入枚数を決定するための、1−ベットボタン11、2−ベットボタン12、及び最大ベットボタン13が設けられる。クレジットされているメダルのうち、1−ベットボタン11の操作により1枚が投入され、2−ベットボタン12の操作により2枚が投入され、最大ベットボタン13の操作により3枚(即ち、最大投入枚数)が投入される。
【0032】
また、ベットボタン11,12,13の上方には、十字キー、選択ボタン及び決定ボタンから構成される操作部17が設けられている。遊技者による操作部17の操作に基づいて、液晶表示装置5の表示画面5aに遊技履歴などの遊技に関する情報が表示される。
【0033】
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット(Credit)又は払い出し(Pay)の切り換えを行うためのC/Pボタン14が設けられている。このC/Pボタン14に対する遊技者の操作に基づいて払出モード又はクレジットモードの切り換えが行われる。C/Pボタン14の押し操作によりクレジットモードから払出モードに切り換えが行われると、クレジットされているメダルが正面下部のメダル払出口15から払い出される。払い出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。
【0034】
C/Pボタン14の右側には、開始操作により、リール3L,3C,3Rを回転させ、表示窓4L,4C,4R内に表示された図柄の変動を開始するためのスタートレバー6が設けられている。
【0035】
台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、停止操作により3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個のストップボタン7L,7C,7Rが設けられている。
【0036】
また、前面扉1bの上部には、LED101、ランプ102が設けられている。LED101及びランプ102は、遊技の状況に応じた発光パターンにて発光が行われ、遊技に関する演出が行われる。
【0037】
メダル受け部16の上方の左右には、スピーカ21L,21Rが設けられている。スピーカ21L,21Rからは遊技の状況に応じた効果音や楽曲等の音が出力され、遊技に関する演出が行われる。
【0038】
次に、図2を参照して、遊技機1のキャビネット1aに収容される各種装置などの構成について説明する。図2は、遊技機1のメインドア1bを開放した状態を示す。
【0039】
キャビネット1aの内部の上方には、遊技機1を電気的に制御する制御部70が設けられている。制御部70は、入賞等の成立又は不成立を判定するなど、遊技の進行に係る制御を行う後述の主制御回路71と、遊技の演出に係る制御を行う後述の副制御回路72とから構成されている。
【0040】
また、キャビネット1aの内部であって、制御部70の下方には、前述のリール3L,3C,3Rが横並びに設けられている。
【0041】
また、キャビネット1aの内部であって、リール3L,3C,3Rの下方には、メダルの収納及び払い出しを行うホッパー40が設けられている。
【0042】
前述のメダル投入口22から投入されたメダルは、メダル投入口22の背後に設けられたメダル投入通路54に導かれて、ホッパー40に収納される。ホッパー40は、メダル投入口22から投入されたメダルを収納するバケットと、このバケットの下部に設けられ、ディスクの回転によりバケットに収納されたメダルを第1払出口42より1枚ずつ払い出す駆動装置とが一体となって構成されている。
【0043】
また、メインドア1bの裏側には、前述の第1払出口42に対向する位置に、第1払出口42から払い出されたメダルを受け容れる第2払出口56が設けられている。第1払出口42から払い出されたメダルは、第2払出口56に受け容れられる。第2払出口56に受け容れられたメダルは、メダル払出通路58を通過して、メインドア1bの正面側に設けられたメダル払出口15より払い出され、コイン受け部16に貯められる。
【0044】
また、ホッパー40のバケットの右側壁部には、メダル排出口44が設けられている。メダル排出口44は、ホッパー40のバケット側面に、所定の高さに位置するように設けられている。収納されたメダルが一定量を超えた場合に(つまり、所定の高さを超える量のメダルが収納された場合に)、収納不能となったメダルがこのメダル排出口44を介してホッパー40の外部へ排出されるようになっている。したがって、このメダル排出口44が設けられることにより、ホッパー40に収納されるメダルが溢れ出す(オーバーフローとなる)ことを防止することができる。
【0045】
また、詳しくは図3を参照して後述するが、ホッパー40の右側の下方位置には、ホッパー40に収納不能となったメダルを収納するための補助収納庫60が設けられている。また、補助収納庫60には、補助収納庫60に収納されたメダルが一定量以上となったことを検知するためのオーバーフローセンサ80が設けられている。
【0046】
次に、図3を参照して、ホッパー40と補助収納庫60の具体的な構成について説明する。
【0047】
補助収納庫60は、プラスチック等の樹脂素材により、上面に開口部を有する箱体として形成されている。また、補助収納庫60は、ホッパー40の右側の下方位置であって、キャビネット1aの右側壁部94の内面近傍の底壁部96上に設置されている。つまり、ホッパー40に収納不能となったメダルは、メダル排出口44から排出され、補助収納庫60に向かって落下し、落下したメダルは補助収納庫60に受けられて収納される構成となっている。
【0048】
ここで、収納不能となったメダルとは、例えば、メダルの収納量がホッパー40の許容量に達し、ホッパー40に収まりきらなくなって溢れ出たコインや、ホッパー40にメダルが満杯となっているためにホッパー40から弾き出されてホッパー40に収納されなかったメダルなどのことである。
【0049】
また、補助収納庫60の両側壁部の手前側上方部には、略円形の一対の透光孔62L,62Rが互いに対向する位置に形成されている。また、一対の透光孔62L,62Rは、補助収納庫60の底壁部から所定の高さが確保される位置に形成されている。この透光孔62L,62Rは、後述のフォトセンサにより発光される光を透過可能な透光部として形成される。また、透光孔62L,62Rの面積は、後述のフォトセンサの発光箇所及び受光箇所よりも大きく形成されることが好ましい。
【0050】
また、一対の透光孔62L,62Rは、補助収納庫60の両側壁部の手前側に設けられることにより、ホッパー40のメダル排出口44から排出されるメダルの落下位置から所定の距離が確保される位置に設けられている。
【0051】
オーバーフローセンサ80は、補助収納庫60に収納されたメダルが一定量以上となったことを検知するためのセンサである。オーバーフローセンサ80は、一対の発光部80Lと受光部80Rとからなる分離型のフォトセンサである。例えば、発光部80Lは、赤外発光ダイオードが採用されており、受光部80Rは、高感度フォトトランジスタが採用されている。
【0052】
オーバーフローセンサ80の発光部80Lは、補助収納庫60の左側壁部の外面であって、その発光面が前述の透光孔62Lに対応する位置に設けられる。また、オーバーフローセンサ80の受光部80Rは、補助収納庫60の右側壁部の外面であって、その受光面が前述の透光孔62Rに対応する位置に設けられる。
【0053】
つまり、オーバーフローセンサ80は、発光部80Lと受光部80Rとの間に補助収納庫60が挟まれるように設けられる。これにより、発光部80Lから発光された光(赤外光)は、透光孔62L,62Rを通過して、受光部80Rに受光される構成となっており、補助収納庫60内であって、発光部80Lと受光部80Rとを結ぶ位置にメダルが存在するか否か(即ち、メダルが一定量以上となったか否か)を検知することが可能となる。
【0054】
また、オーバーフローセンサ80は、専用の配線(図示を省略)を介して、主制御回路71に接続されている。このオーバーフローセンサ80により補助収納庫60に収納されたメダルが一定量以上となったことが検知されると、主制御回路71により前述の情報表示部18に所定の情報が表示されるなどの処理が行われ、その旨の報知が行われる。
【0055】
また、補助収納庫60の前面部には、遊技店の従業員等の指先が下方から挿入可能な取手部64が設けられている。遊技店の従業員等は、この取手部64に指を掛けることによって、補助収納庫60を手前側に引き出すことが可能となっている。このようにして、補助収納庫60に収納されたメダルが一定量以上となった場合には、遊技店の従業員等により、補助収納庫60に収納されたメダルの回収が行われる。
【0056】
次に、図4を参照して、前述の補助収納庫60及びオーバーフローセンサ80による構成の作用について説明する。
【0057】
遊技機1に電源が投入されると、オーバーフローセンサ80の発光部80Lから発光された光が、透光孔62Lを通過して、補助収納庫60の内部に進入する。補助収納庫60の内部に進入した光は、透光孔62Rを通過して、受光部80Rに受光される。オーバーフローセンサ80に接続された主制御回路71は、発光部80Lから発光された光が受光部80Rにより受光されたか否かを判別することによって、補助収納庫60に収納されたメダルが一定量以上となったか否かを判別する。
【0058】
図4の(1)に示すように、補助収納庫60に収納されているメダル量が一定量に満たない場合、つまり、収納されているメダルの高さがオーバーフローセンサ80の設置高さに到達していない場合では、発光部80Lと受光部80Rとを結ぶ領域にメダルが存在しないため、発光部80Lから発光された光が受光部80Rにより受光される。これにより、主制御回路71は、補助収納庫60に収納されたメダルが一定量以上になっていないことを判別する。
【0059】
また、図4の(2)に示すように、補助収納庫60に収納されているメダル量が一定量以上となった場合、つまり、収納されているメダルの高さがオーバーフローセンサ80の設置高さに到達した場合では、発光部80Lと受光部80Rとを結ぶ領域にメダルが存在するため、発光部80Lから発光された光がこのメダルにより遮断され、受光部80Rにより受光されない。これにより、主制御回路71は、補助収納庫60に収納されたメダルが一定量以上になったことを判別する。
【0060】
次に、図5を参照して、主制御回路71、副制御回路72、主制御回路71又は副制御回路72に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)を含む遊技機1の回路構成について説明する。
【0061】
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、CPU31、記憶手段であるROM32及びRAM33により構成されている。
【0062】
CPU31には、クロックパルス発生回路34、分周器35、乱数発生器36及びサンプリング回路37が接続されている。クロックパルス発生回路34及び分周器35は、基準クロックパルスを発生する。発生される基準クロックパルスに基づいて、後述の1.1173msec毎の定期的な割込処理(図7参照)などが行われる。乱数発生器36は、一定の範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路37は、乱数発生器36により発生された乱数から1つの乱数値を抽出(サンプリング)する。抽出した乱数値を使用することにより、後述の内部抽選処理を行い、所定の情報(例えば、後述の内部当選役)の決定を行う。尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ちCPU31の動作プログラム上で、乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
【0063】
マイクロコンピュータ30のROM32には、CPU31の処理に係るプログラム(例えば、後述の図6、図7参照)、各種テーブル(例えば、複数の内部当選役に対して決定される乱数値の範囲を規定した内部当選役決定テーブルなど)、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)などが記憶されている。
【0064】
RAM33には、CPU31の処理により得られる種々の情報を記憶する。例えば、内部当選役や遊技状態などを識別する各種情報を格納するための複数の領域が設けられている。また、これらの情報は、前述のコマンドにより副制御回路72に送信される。
【0065】
図5の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、ベットランプ9a,9b,9c、情報表示部18、ホッパー40、ステッピングモータ49L,49C,49Rなどがある。
【0066】
また、マイクロコンピュータ30の出力部には、CPU31から出力される制御信号を受けて、前述の各アクチュエータの動作を制御するための各回路が接続されている。各回路としては、モータ駆動回路39、ランプ駆動回路45、表示部駆動回路48及びホッパー駆動回路41がある。
【0067】
ランプ駆動回路45は、ベットランプ9a,9b,9cを駆動制御する。これにより、ベットランプ9a,9b,9cの点灯や消灯が行われる。
【0068】
表示部駆動回路48は、情報表示部18を駆動制御する。これにより、情報表示部18に各種情報(クレジット数など)の表示が行われる。
【0069】
ホッパー駆動回路41は、ホッパー40を駆動制御する。これにより、ホッパー40に収納されたメダルの払い出しが行われる。
【0070】
モータ駆動回路39は、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動制御する。これにより、リール3L,3C,3Rの回転や停止が行われる。
【0071】
また、マイクロコンピュータ30の入力部には、前述の各回路及び各アクチュエータに制御信号を出力する契機となる入力信号を発生するスイッチ、センサ、及び回路が接続されている。各スイッチ及び各回路としては、スタートスイッチ6S、ストップスイッチ7S、1−ベットスイッチ11S、2−ベットスイッチ12S、最大ベットスイッチ13S、C/Pスイッチ14S、メダルセンサ22S、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51、オーバーフローセンサ80などがある。
【0072】
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6に対する遊技者の開始操作を検出し、単位遊技の開始を指令する信号をマイクロコンピュータ30に出力する。
【0073】
ストップスイッチ7Sは、各ストップボタン7L,7C,7Rに対する遊技者の停止操作を検出し、検出した各ストップボタン7L,7C,7Rに対応する各リール3L,3C,3Rの回転の停止を指令する信号をマイクロコンピュータ30に出力する。
【0074】
1−ベットスイッチ11S、2−ベットスイッチ12S、及び最大ベットスイッチ13Sは、それぞれ1−ベットボタン11、2−ベットボタン12及び最大ベットボタン13に対する遊技者の投入操作を検出し、クレジットされたメダルから、1枚、2枚又は3枚のメダルの投入を指令する信号をマイクロコンピュータ30に出力する。
【0075】
C/Pスイッチ14Sは、C/Pボタン14に対する遊技者の切替操作を検出し、クレジットモード又は払出モードを切り替える信号をマイクロコンピュータ30に出力する。また、クレジットモードから払出モードに切り替えられた場合、遊技機1にクレジットされているメダルの払い出しを指令する信号をマイクロコンピュータ30に出力する。
【0076】
メダルセンサ22Sは、遊技者の投入操作によりメダル投入口22に投入されたメダルを検出し、メダルが投入されたことを示す信号をマイクロコンピュータ30に出力する。
【0077】
リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を検出し、各リール3L,3C,3R上の図柄の位置を検出するための信号を出力する。
【0078】
払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sにより検出されたメダルの枚数(即ちホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達した際に、メダルの払い出しが完了したことを示す信号を発生する。
【0079】
オーバーフローセンサ80は、補助収納庫60に収納されたメダルが一定量以上となったことを検知し、その旨を示す信号をマイクロコンピュータ30に出力する。
【0080】
外部集中端子板105は、遊技機1の外部の装置と遊技機1との間の配線と、遊技機1内の配線とを接続するための基板である。この外部集中端子板105は、複数のリレーを備えており、夫々専用のリレーを励磁することなどにより、払出枚数等の所定の情報を遊技機1の外部へ出力する。また、複数のリレーの中には、補助収納庫60に収納されたメダルが一定量以上となったことを示す信号を遊技機1の外部へ出力するための専用のリレーも設けられている。また、本実施の形態では、外部集中端子板105は、ホールコンピュータ200に接続されている。ホールコンピュータ200は、遊技店に設置された複数の遊技機の夫々の稼働状況や履歴を管理するものである。
【0081】
副制御回路72は、主制御回路71から出力された各種コマンド(後述するスタートコマンドなど)に基づいて各種の処理(演出内容の決定や実行など)を行う。なお、副制御回路72が主制御回路71へコマンド、情報等を入力することはなく、主制御回路71から副制御回路72への一方向で通信が行われる。
【0082】
副制御回路72からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、液晶表示装置5、スピーカ21L,21R、LED101及びランプ102がある。副制御回路72は、決定した演出内容に基づいて、液晶表示装置5に表示する画像の決定と表示、LED101やランプ102の点灯パターンの決定と出力、スピーカ21L,21Rから出力する演出音や効果音の決定と出力などを行う。
【0083】
また、副制御回路72には、操作部17と音量調節部103が接続されている。副制御回路72は、操作部17から出力される信号により決定された情報に対応する画像を液晶表示装置5に表示する。また、副制御回路72は、音量調節部103から出力される信号に基づいてスピーカ21L,21Rから出力される音量の調節を行う。
【0084】
次に、図6に示すフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
【0085】
まず、図6を参照して、主制御回路71のCPU31により行われるリセット割込処理について説明する。CPU31は、電源が投入され、リセット端子に電圧が印加されることにより、リセット割込を発生させ、そのリセット割込の発生に基づいて、ROM32に記憶されたリセット割込処理を順次行うように構成されている。
【0086】
電源が投入されると、初めに、CPU31は、初期化処理を行う(ステップS1)。この初期化処理では、電源遮断時にRAM33に格納された情報に基づいてレジスタやアドレスの復帰を行う処理などが行われる。
【0087】
次に、CPU31は、1ゲーム終了時用初期化格納領域をレジスタにセットし(ステップS2)、1ゲーム終了時用初期化格納領域における指定格納領域のクリアを行う。これにより、例えば乱数値格納領域や内部当選役格納領域や図柄格納領域に格納されたデータがクリアされる。
【0088】
次に、CPU31は、メダル投入・スタートチェック処理を行う(ステップS3)。具体的には、CPU31は、メダルセンサ22S等のチェックによる投入枚数カウンタの更新やスタートスイッチ6Sの入力のチェック等を行う。
【0089】
次に、CPU31は、乱数値抽出処理を行う(ステップS4)。具体的には、CPU31は、乱数発生器36とサンプリング回路37によって、後述の内部抽選処理などで使用する抽選用の乱数値を抽出する。
【0090】
次に、CPU31は、内部抽選処理を行う(ステップS5)。具体的には、CPU31は、前述の乱数値や内部当選役決定テーブルに基づいて内部当選役の決定などの処理を行う。
【0091】
次に、CPU31は、全リールの回転開始を要求する(ステップS6)。具体的には、CPU31は、モータ駆動回路39を介してステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動し、3つのリール3L,3C,3Rを回転させる処理を行う。
【0092】
次に、CPU31は、リール停止制御処理を行う(ステップS7)。具体的には、CPU31は、内部当選役とストップスイッチ7Sの入力とに基づいて、停止操作が行われたストップボタン7L,7C,7Rに対応するリール3L,3C,3Rの回転を停止する処理を行う。
【0093】
次に、CPU31は、表示役検索処理を行う(ステップS8)。具体的には、CPU31は、入賞に係る図柄の組合せやボーナスの作動に係る図柄の組合せが有効ライン8に沿って表示されたか否かを判定する。
【0094】
次に、CPU31は、メダル払出処理を行う(ステップS9)。具体的には、CPU31は、有効ライン8に沿って入賞に係る図柄の組合せが表示された場合には、ホッパー40の駆動制御によって入賞に対応する枚数分のメダルの払い出しを行う。また、有効ライン8に沿ってボーナスの作動に係る図柄の組合せが表示された場合には、特定の入賞に係る内部当選役の当選確率が高く設定された内部当選役決定テーブルへの切り替えを行うなど、ボーナスの作動に係る処理を行う。
【0095】
このように、CPU31は、ステップS2からステップS9の処理を単位遊技における処理として実行し、ステップS9の処理が終了すると、次回の単位遊技における処理を実行すべく、ステップS2の処理に移る。
【0096】
次に、図7を参照して、主制御回路71のCPU31の制御により行われる、一定周期(例えば1.1173msec周期)毎の割込処理について説明する。
【0097】
初めに、CPU31は、オーバーフローセンサ80によりオーバーフローが検知されたか否かを判別する(ステップS21)。具体的には、CPU31は、オーバーフローセンサ80の発光部80Lから発光された光が受光部80Rにより受光されない場合、補助収納庫60に一定量以上のメダルが収納されたと判別する。
【0098】
CPU31は、ステップS21においてオーバーフローセンサ80によりオーバーフローが検知されていないと判別したときには、この一定周期毎の割込処理を終了する。
【0099】
CPU31は、ステップS21においてオーバーフローセンサ80によりオーバーフローが検知されたと判別したときには、エラー発生時における外部通信処理を行う(ステップS22)。具体的には、CPU31は、外部集中端子板105を介し、ホールコンピュータ200に対して、補助収納庫60内に一定量以上のメダルが収納されたことを示す信号を出力する。
【0100】
次に、CPU31は、情報表示部18に所定のエラーコードである「Co」を表示する(ステップS23)。これにより、補助収納庫60内に一定量以上のメダルが収納されたことが遊技者や遊技店の従業員等に報知される。また、CPU31は、(ホールの店員等により解除操作が行われるまで)情報表示部18に「Co」を表示したまま、以降の処理を行わずに待機する。これにより、補助収納庫60に収納されたメダルが溢れ出してしまう虞がある状態で遊技が継続されることが防止される。
【0101】
このように、本実施の形態では、非接触センサであるオーバーフローセンサ80を用いて、補助収納庫60に収納されるメダルが一定量以上となったことを検知する構成としたので、従来の接触型のセンサのように、メダル同士の接触などにより静電気を帯びたメダルにセンサを接触させる必要なく、補助収納庫60に収納されるメダルが一定量以上となったことを検知することができる。これにより、センサに接続された主制御回路71や副制御回路72等の電子機器に対して静電気による悪影響が及ぼされ、故障や誤動作等が生じてしまい、正常に遊技が行われなくなることを回避することができる。
【0102】
また、メダルと接触することによりセンサ部材の磨耗や破損等が生じてしまう虞を回避することもでき、例えば破損等によるセンサ部材の交換を極力抑えることができる。さらに、例えば補助収納庫60にアース部材やノイズフィルタを設けるなどといった、静電気を外部に放出するための構成を必ずしも採用する必要がなくなる。この結果、部品点数の削減を図ることもできる。
【0103】
また、本実施の形態では、オーバーフローセンサ80を補助収納庫60に設けることとした。つまり、オーバーフローセンサ80を、その検知の対象となる補助収納庫60自体に設けることとしたので、他の場所に設けた場合における、オーバーフローセンサ80と補助収納庫60との位置関係のズレが生じることによる検知精度の低下などの問題を解消することができ、検知の確実性を高めることができる。例えば、オーバーフローセンサ80をキャビネット1a内部の側壁部などに設けた場合では、補助収納庫60内のメダルの回収等により補助収納庫60の設置位置にズレが生じると、オーバーフローセンサ80と補助収納庫60との位置関係にズレが生じてしまい、検知の精度が低くなってしまうという虞があるが、これを解消することができる。
【0104】
また、補助収納庫60の移動とともにオーバーフローセンサ80を移動させることができるので、例えば、キャビネット1a内において補助収納庫60が設けられる位置に変更があっても、オーバーフローセンサ80を設ける位置を変える必要がなくなり、オーバーフローセンサ80の再設置等にかかる作業負担を軽減することができる。
【0105】
また、本実施の形態では、オーバーフローセンサ80として、一対の発光部80Lと受光部80Rとからなる分離型のフォトセンサを採用し、補助収納庫60の両側壁部の手前側上方部に形成した一対の透光孔62L,62Rに対応する位置に設けることとした。これにより、発光部80Lから発光された光は、透光孔62L,62Rを通過して、受光部80Rに受光される構成となっており、補助収納庫60内であって、発光部80Lと受光部80Rとを結ぶ位置にメダルが存在するか否かを検知することが可能となる。したがって、収納されているメダルの高さがオーバーフローセンサ80の設置高さに到達した場合に、発光部80Lから発光された光がこのメダルにより遮断されるので、補助収納庫60に収納されたメダルが一定量(即ち、オーバーフローセンサ80の設置高さまでの量)以上になったことを検知することができる。また、例えば、オーバーフローセンサ80の設置高さを調節することにより、補助収納庫60内に収納を許容するメダル量を調節することができる。
【0106】
また、本実施の形態では、オーバーフローセンサ80を補助収納庫60の両側壁部の外面側に設けることとしたので、例えば補助収納庫60の両側壁部の内面側に設置した場合と比べて、ホッパー40のメダル排出口44から補助収納庫60へ移動するメダルや補助収納庫60に収納されたメダルがオーバーフローセンサ80に衝突することによる故障等を回避することができる。
【0107】
また、本実施の形態では、オーバーフローセンサ80を補助収納庫60の両側壁部の手前側、つまり、ホッパー40のメダル排出口44から排出されるメダルの落下位置から所定の距離が確保される位置に設けることとしたので、ホッパー40のメダル排出口44から補助収納庫60へと移動するメダルを検知してしまうことによって、補助収納庫60に収納されるメダルが一定量以上となったことを誤って検知してしまう虞を回避することができる。
【0108】
また、本実施の形態では、補助収納庫60に収納されるメダルが一定量以上となったことが検知されると、その旨を遊技機1に設けた情報表示部18に特定の表示(即ち、「Co」)を行うことや、外部集中端子板105を介してホールコンピュータ200に出力することにより報知するようにしたので、補助収納庫60に収納されるメダルが一定量以上となったことを遊技店の従業員等に知らせることができ、これに対する対処(即ち、補助収納庫60内のメダルの回収)を促すことができる。これにより、補助収納庫60に収納されたメダルが溢れ出てしまい、故障等が生じてしまうことを防止することができる。
【0109】
また、補助収納庫60に収納されるメダルが一定量以上となったことが検知されると、単位遊技の進行を不能化するようにしたので、補助収納庫60に収納されたメダルが溢れ出てしまい、故障等が生じる虞があるまま、遊技者により単位遊技の進行が継続されてしまうことを防止することができる。
【0110】
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0111】
本実施の形態では、オーバーフローセンサ80を、補助収納庫60の両側壁部の手前側上方部に形成した一対の透光孔62L,62Rに対応する位置に設けることとしたが、これに限らず、補助収納庫60における他の位置に設けることもできる。例えば、補助収納庫60の前壁部と奥壁部の上方部に一対の透光孔62L,62Rを形成し、この位置に設けるようにすることもできる。本実施の形態において説明したものと同様の作用により、補助収納庫60に収納されるメダルが一定量以上となったことを検知可能な構成であれば良い。また、発光部80Lと受光部80Rの設置位置は逆であっても良い。
【0112】
また、本実施の形態では、誤検知を回避すべく、オーバーフローセンサ80を補助収納庫60の両側壁部の手前側に設け、ホッパー40のメダル排出口44から排出されるメダルの落下位置から所定の距離が確保されるようにしたが、これに限らず、ホッパー40のメダル排出口44から排出されるメダルの落下位置から所定の距離が確保される位置であれば、例えば補助収納庫60の両側壁部の奥側など、他の位置に設けるようにすることもできる。また、ホッパー40のメダル排出口44から補助収納庫60の上面開口部にメダルを誘導するメダル誘導路を設ける構成としても良く、この場合は、オーバーフローセンサ80の設置位置を自由に変更可能となる。
【0113】
また、本実施の形態では、メダルの衝突により故障等を回避すべく、オーバーフローセンサ80を補助収納庫60の両側壁部の外面側に設けることとしたが、これに限らず、補助収納庫60の両側壁部の内面側に設けるようにしても良い。この場合、オーバーフローセンサ80をメダルから保護するカバー部材を設ける構成などを採用することもできる。
【0114】
また、本実施の形態では、オーバーフローセンサ80を補助収納庫60に設けることとしたが、これに限らず、例えば、ホッパー40やキャビネット1aの各壁部など、補助収納庫60以外の位置に設けるようにしても良い。例えば、図8に示すような設置位置を採用することができる。
【0115】
図8は、キャビネット1aを上方から見た略断面図である。図8の(1)では、オーバーフローセンサ80の発光部80Lをホッパー40の右側壁部に設け、オーバーフローセンサ80の受光部80Rをキャビネット1aの右側壁部94に設けるようにし、発光部80Lと受光部80Rとを結ぶ線上に、透光孔62が位置するように補助収納庫60を設置することとしている。図8の(2)では、オーバーフローセンサ80の発光部80Lと受光部80Rをキャビネット1aの奥壁部92に設けるようにし、発光部80Lと受光部80Rとを結ぶ線上に、透光孔62が位置するように補助収納庫60を設置することとしている。
【0116】
このようにしても、補助収納庫60に収納されるメダルが一定量以上となったことを検知することが可能となる。また、例えば、オーバーフローセンサ80と補助収納庫60とを別にしたので、補助収納庫60の取り出しを気軽に行うことができるという効果が得られる。尚、オーバーフローセンサ80と補助収納庫60とを別にした場合、補助収納庫60の透光孔62とオーバーフローセンサ80との位置関係にズレが生じることを回避すべく、例えばガイドレールなど、補助収納庫60の設置位置を固定するための部材や位置決めを行う部材などをキャビネット1aの底壁部と補助収納庫60の底壁部に設けるようにすることが好ましい。
【0117】
また、本実施の形態では、光を透過可能な透光部として透光孔62L,62Rを設けることとしたが、必ずしも孔を形成することに限らず、ガラスやプラスチック等の透光性部材を設ける構成を採用することもできる。また、例えば、補助収納庫60を透光性の樹脂素材により構成するようにしても良い。
【0118】
また、本実施の形態では、非接触センサとして、分離型のフォトセンサを採用したオーバーフローセンサ80としたが、これに限らず、発光部と受光部とが一体となったコの字形状を有する透過型のフォトセンサや、反射型のフォトセンサを採用することもできる。
【0119】
また、フォトセンサに限らず、物体(即ち、メダル等の遊技媒体)の存在の有無を検知することが可能であれば、例えば静電容量センサ等、他の種類の非接触センサを採用することもできる。
【0120】
また、本実施の形態では、補助収納庫60に収納されるメダルが一定量以上となったことを検知すると、情報表示部18やホールコンピュータ200を介して報知を行うこととしたが、これに限らず、液晶表示装置5、スピーカ21L,21R、LED101、ランプ102など、他の装置を採用することとしても良い。また、少なくとも、何れか1つを採用すれば良い。
【0121】
尚、前記遊技機を構成する、筐体、扉体、遊技媒体投入口、遊技媒体、収納庫、補助収納庫、非接触センサ、遊技媒体排出口、フォトセンサ、透光部などの具体的構成については前述した本実施の形態の各要素に限らず任意に変更可能である。
【0122】
また、前記遊技機において、前記フォトセンサは、光を発する発光部と当該発光部から発せられた光を受光する受光部とからなるフォトセンサであり、前記発光部と前記受光部は、前記補助収納庫を間に挟み、かつ、前記補助収納庫の所定の高さに設置されており、前記補助収納庫には、少なくとも前記発光部と前記受光部とに対応する位置に、前記発光部により発せられる光を透過可能な透光部が形成されている構成を加えるようにしても良い。
【0123】
また、前記遊技機において、前記非接触センサにより前記補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことが検知されたか否かを判別する判別手段(例えば、図7のステップS21の処理、主制御回路71)と、前記非接触センサにより前記補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことが検知されたと前記判別手段により判別されると、その旨を報知する報知手段(例えば、情報表示部18、外部集中端子板105、図7のステップS22及びステップS23の処理、主制御回路71)と、を備える構成を加えるようにしても良い。
【0124】
また、前記遊技機において、前記非接触センサにより前記補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことが検知されたか否かを判別する判別手段(例えば、図7のステップS21の処理、主制御回路71)と、前記非接触センサにより前記補助収納庫に収納される遊技媒体が一定量以上となったことが検知されたと前記判別手段により判別されると、単位遊技の進行を不能化する遊技不能化手段(例えば、図7のステップS23の処理後の待機、主制御回路71)と、を備える構成を加えるようにしても良い。
【0125】
また、本実施の形態において適用した、図1〜図4に示す装置構成、図5に示す回路構成及びその周辺装置、図6及び図7に示すフローチャートの構成などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更又は修正が可能なものである。
【0126】
また、本実施の形態のようなパチスロ機の他、スロットマシン、パチンコ機、アレンジボール、雀球遊技機、ビデオスロット、ビデオポーカ等の他の遊技媒体が用いられる遊技機にも本発明を適用できる。
【0127】
尚、本実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0128】
【図1】遊技機1の概観を示す斜視図である。
【図2】遊技機1のメインドア1b開放時の状態を示す正面図である。
【図3】遊技機1のホッパー40と補助収納庫60との構成を示す斜視図である。
【図4】遊技機1の補助収納庫60とオーバーフローセンサ80の作用を示す図である。
【図5】遊技機1の電気回路の構成を示すブロック図である。
【図6】主制御回路71により行われるリセット割込処理のフローチャートを示す図である。
【図7】主制御回路71による一定周期毎の割込処理のフローチャートを示す図である。
【図8】遊技機1の補助収納庫60とオーバーフローセンサ80との構成の変形例を示す図である。
【図9】従来の遊技機のホッパーと補助収納庫との構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0129】
1 遊技機
1a キャビネット
1b メインドア
30 マイクロコンピュータ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
40 ホッパー
44 メダル排出口
60 補助収納庫
62 透光孔
71 主制御回路
80 オーバーフローセンサ




 

 


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