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発明の名称 透析用剤収納容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−167113(P2007−167113A)
公開日 平成19年7月5日(2007.7.5)
出願番号 特願2005−364902(P2005−364902)
出願日 平成17年12月19日(2005.12.19)
代理人 【識別番号】100098073
【弁理士】
【氏名又は名称】津久井 照保
発明者 山本 忠志 / 常本 哲也 / 春田 富久 / 米村 裕喜
要約 課題
溶解装置に接続する部分をセット(使用)直前まで覆い隠して菌や汚れが付着することを確実に防止することができ、使用時には透析用剤が滞ることなく流出し、使用後の容積を容易に減らすことができる袋式の透析用剤収納容器を提供しようとする。

解決手段
可撓性シート材からなる筒状の胴部2の上端開口を封止し、下端開口に近い胴部の内部に可撓性シート材からなる底部3を設け、該底部と胴部と上記上端の封止部2aとにより囲まれた空間を透析用剤収納空部6とし、底部の下方に位置する胴部の下端開口を封止して底部の外側の面を胴部の下端部分8で覆い隠し、前記底部には、透析用剤収納空部内に収納した透析用剤の通過を阻止するが空気の通過を許容する大きさの孔4を開設した。
特許請求の範囲
【請求項1】
可撓性シート材からなる筒状の胴部の上端開口を封止し、下端開口に近い胴部の内部に可撓性シート材からなる底部を設け、該底部と胴部と上記上端の封止部とにより囲まれた空間を透析用剤収納空部とし、底部の下方に位置する胴部の下端開口を封止して底部の外側の面を覆い隠し、
前記底部には、透析用剤収納空部内に収納した透析用剤の通過を阻止するが空気の通過を許容する大きさの孔を開設したことを特徴とする透析用剤収納容器。
【請求項2】
前記孔は、複数個を所定の間隔を空けて開設したミシン目状の孔から構成したことを特徴とする請求項1に記載の透析用剤収納容器。
【請求項3】
前記孔は、複数個を角千鳥型に配置した孔から構成したことを特徴とする請求項1に記載の透析用剤収納容器。
【請求項4】
前記孔は、開孔径が30〜200μmであって、開孔率が0.1〜2.5%であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の透析用剤収納容器。
【請求項5】
下端の封止部と底部との間で胴部の下端部分を切除可能とし、切除した状態で底部の外側の面が胴部の下端開口内に露出するようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の透析用剤収納容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、人工透析に用いる透析液の調製に使用される粉末状或いは顆粒状とした固体透析用剤などの透析用剤を収納する袋状の容器に関する。
【背景技術】
【0002】
透析用剤には、液体型と固体型の2種類の型がある。液体型の透析用剤は、その大部分が水で占められており、重量と容量が大きくなるため、透析医療従事者への運搬作業の負荷が大きく、保管スペースも大きくなってしまう。そのため、近年、透析液を使用する際に、自動溶解装置に投入して、水に溶解させて透析液を調製する固体型の透析用剤(以下、固体透析用剤という)が急速に普及している。この固体透析用剤を収納する容器は、現在、袋式とボトル式がある。
【特許文献1】特開2001−340447号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
袋式の透析用剤収納容器は、点滴用液の容器と同様に、可撓性を有するシート材で袋体に構成されているので、使用後の嵩高を減少させることができる利点がある。しかし、透析医療従事者が一袋ずつ手作業で開封し、溶解装置に投入して、透析液の調製をしているので、人為ミスによるA剤とB剤の投入ミス、数量ミスの危険性がある。また、溶解装置投入時に、袋内に空気が入り難くて透析用剤が袋内から円滑に流れ出なかったり、袋に付着したゴミや雑菌、人間の毛髪等の異物が混入する危険性も高いという問題がある。さらに、投入時の発塵により溶解装置の周辺が汚染したり、誤動作するなどの問題もある。
【0004】
一方、ボトル式透析用剤収納容器は、自動溶解装置にセットすれば、全自動で透析液の調製が可能となり、数量違いや異物混入の危険性は袋式に比べて低い。しかし、ボトルは、袋式に比べて剛性の高い材料で構成されているので、使用後空になっても、つぶして容量を小さくし難く、ゴミとして処分する際に嵩張るという問題がある。
【0005】
本発明は上記した事情に鑑みなされたもので、その目的は、溶解装置に接続する部分をセット(使用)直前まで覆い隠して菌や汚れが付着することを確実に防止することができ、投入時には袋内に空気が確実に入って透析用剤が円滑に流出し、また、使用後はその容積を容易に減らすことができる袋式の透析用剤収納容器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは
可撓性シート材からなる筒状の胴部の上端開口を封止し、下端開口に近い胴部の内部に可撓性シート材からなる底部を設け、該底部と胴部と上記上端の封止部とにより囲まれた空間を透析用剤収納空部とし、底部の下方に位置する胴部の下端開口を封止して底部の外側の面を覆い隠し、
前記底部には、透析用剤収納空部内に収納した透析用剤の通過を阻止するが空気の通過を許容する大きさの孔を開設したことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載のものは、前記孔を、複数個を所定の間隔を空けて開設したミシン目状の孔から構成したことを特徴とする請求項1に記載の透析用剤収納容器である。
【0008】
請求項3に記載のものは、前記孔を、複数個を角千鳥型に配置した孔から構成したことを特徴とする請求項1に記載の透析用剤収納容器である。
【0009】
請求項4に記載のものは、前記孔の開孔径が30〜200μmであって、開孔率が0.1〜2.5%であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の透析用剤収納容器である。
【0010】
請求項5に記載のものは、下端の封止部と底部との間で胴部の下端部分を切除可能とし、切除した状態で底部の外側の面が胴部の下端開口内に露出するようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の透析用剤収納容器である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、可撓性シート材からなる筒状の胴部の上端開口を封止し、下端開口に近い胴部の内部に可撓性シート材からなる底部を設け、該底部と胴部と上記上端の封止部とにより囲まれた空間を透析用剤収納空部とし、底部の下方に位置する胴部の下端開口を封止して底部の外側の面を覆い隠したので、この封止状態では、底部に空気が通る孔が開口していても、内部の透析用剤が湿るなどの不都合は生じない。そして、下端の封止部と底部との間で胴部の下端部分を切除するなどして封止を解くと、底部の外側の面が下端開口内に露出し、この状態で溶解装置にセットして底部をカッターで切るなどして開口すると、内部の透析用剤を溶解装置に投入することができる。
この様に、溶解装置への接続部分である底部は使用時まで封止されて覆い隠された状態を維持しているので、確実に清潔な状態を維持することができる。したがって、溶解装置に投入する際に、容器に付着したゴミや菌が溶解装置に混入する不都合をなくすことができ、また、溶解装置にセットした状態で底部を破って透析用剤を落下するので発塵を抑制することができる。
さらに、容器の底部に、透析用剤収納空部内に収納した透析用剤の通過を阻止するが空気の通過を許容する大きさの孔を開設したので、溶解装置に接続した状態では底部の孔を通して外部の空気が容器内に確実に入り、これにより透析用剤が底部の破断口から円滑に流出することができる。なお、底部の孔は透析用剤を通さないので、孔から透析用剤がこぼれ出て周囲を汚すなどの不都合は生じない。そして、投入が終了して空になった使用済みの容器は押し潰すなどして容易に減容でき、廃棄処理の容易化を図ることができる。
【0012】
請求項2に記載のものは、底部の孔が、複数個を所定の間隔を空けて開設したミシン目状の孔から構成されているので、底部を破断する場合に、ミシン目に沿って破断し易くなる。したがって、底部を開口するカッターの切れが多少低下していても、確実に開口することができる。
【0013】
請求項3に記載のものは、底部の孔が、複数個を角千鳥型に配置した孔から構成されるので、底部が他方向に破断し易くなり、溶解装置にセットして底部をカッターにより一層容易且つ確実に破断することができる。
【0014】
請求項4に記載のものは、孔の開孔径が30〜200μmであって、開孔率が0.1〜2.5%に設定したので、溶解装置への投入時には空気が十分に通過して透析用剤の円滑な流出を確実ならしめ、尚且つ透析用剤の通過を確実に阻止できる。
【0015】
請求項5に記載のものは、下端の封止部と底部との間で胴部の下端部分を切除可能とし、切除した状態で底部の外側の面が胴部の下端開口内に露出するようにしたので、溶解装置にセットする際に簡単な操作で底部を露出させることができ、取り扱いが容易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は袋式透析用剤収納容器の第1の実施形態の正面図、図2は図1に示す袋式透析用剤収納容器の胴部の下端部分を切除している状態の正面図、図3は底部の孔(並列型)の拡大平面図、図4は底部の孔(角千鳥型)の拡大平面図、図5は袋式透析用剤収納容器の斜め下方から見た斜視図である。
【0017】
袋式の透析用剤収納容器1は、可撓性シート材からなる筒状の胴部2と、この胴部2内の下部に設けた可撓性シート材製の底部3とから概略構成され、底部3には、収納した透析用剤の通過を阻止するが空気の通過を許容する大きさの孔4を開設してある。可撓性シート材としては、例えば、ポリエステルのラミネートフィルム材やポリエチレンフィルムなど可撓性のある合成樹脂シート材(フィルム材)を使用することができ、胴部2には底部3よりも高い強度のものを用い、底部3にはカッターで破断し易いように胴部2よりも弱いものを用いると好適である。なお、図面に示す実施形態では、胴部2には、厚さ10〜50μmのポリエステルフィルムと、厚さ10〜50μmの酸化ケイ素蒸着ポリエステルフィルムと、厚さ50〜100μmのポリエチレンフィルムとを積層したラミネートフィルムを使用し、底部3には、厚さ10〜100μmのポリエチレンフィルムを使用している。
【0018】
本実施形態では、2枚の可撓性シート材を重ね合わせ、その左右側縁を溶着(あるいは融着)して断面略笹葉形或いは略舟形の筒状の胴部2を形成し、両可撓性シート材の上端縁同士を溶着(あるいは融着)することで胴部2の上端開口を封止し、該封止部2aのほぼ中央に横長な穴を吊り下げ部5として開設する。また、胴部2の内側の下部に椀状或いはポケット状に彎曲した平面視略紡錘形のシート材を止着して底部3とし、上端の封止部2aと底部3と胴部2とによって囲まれた空間を透析用剤収納空部6とし、底部3の下方に位置する胴部2の下端開口を溶着(あるいは融着)するなどして封止し、これにより底部3の外側の面を胴部2の下端部分で覆い隠してゴミや雑菌の付着を防止できるように構成している。なお、胴部2の下端開口を封止すると、底部3を構成しているシート材が胴部2を構成している両側のフィルム材に挟み付けられて多少屈曲したり皺になったりするが、この段階では何ら支障がない。
【0019】
そして、使用する時、即ち、溶解装置に投入する時に、下端の封止部2bと底部3との間で胴部2の下端部分8を切除可能とし、切除した状態で底部3の外側の面が下端開口内に露出するように構成されている。なお、胴部2の上端開口を封止する工程は、実際には、透析用剤収納空部6内に透析用剤10を所定量充填した後である。
【0020】
底部に開設する孔4は、透析用剤収納空部6内に収納した透析用剤10の通過を阻止するが空気の通過を許容する大きさの小孔であればどのようなものでもよい。また、孔4の配置に関しても、例えば図3に示すように、複数個を所定の間隔HPを空けて開設したミシン目状の孔4…とし、このミシン目の孔4…を所定の間隔LPで複数列平行に配置してもよい。この様に、ミシン目状に複数の孔4…を開設すると、このミシン目の部分が線状の脆弱部となり、この脆弱部から破断し易くなり、切れ味の低下したカッターであっても確実に破断する。また、孔4は、ミシン目状に複数本平行に配置するものに限らず、前記間隔HPと間隔LPとを同じ寸法に設定して格子状に配置してもよいし、図4に示すように、縦方向のミシン目の孔4…の間隔pと横方向のミシン目の孔4…の間隔pとを同じ寸法に設定すると共に、これらミシン目の孔4と45度の角度で交差する傾斜線同士の交差点上に孔4を開設して複数個を配置した角千鳥型にしてもよい。
【0021】
そして、これらの孔4…は、容易に溶解することが求められる透析用剤10の粒径からして、開孔径が30〜200μmであって、開孔率が0.1〜2.5%であることが望ましい。これは透析用剤10が顆粒の場合であっても200μm以上であると孔4を通過してしまい、30μm以下であると空気の通りが不十分になるからである。また、開孔率が0.1%以下の場合にも空気の通りが不十分になり、2.5%を超えると製造が困難である。
なお、開孔率は、図4に示す角千鳥型の場合には、157×D÷pで表すことができる。
【0022】
また、孔4を開設する範囲は、底部3の全域でもよいし、或いは一部でもよいが、複数の孔4を開設した範囲は単なる通気域として機能するだけではなく前記脆弱部としても機能するので、少なくとも溶解装置のカッターに対応した底部中央部分に配置することが望ましい。
【0023】
袋式透析用剤収納容器1内に収納する透析用剤10は、溶解時における化学反応を防止するためにA剤とB剤との2種類に分けて提供される。A剤はブドウ糖、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムなどの成分を含んだ薬剤であり、B剤は炭酸水素ナトリウムを主成分とする薬剤である。そして、透析液を調製するには、例えばA剤を2682.0g、B剤を661.6g使用する。そこで、本実施例に示す実施形態では、透析用剤収納容器1を、透析液の調整に必要な使用量を収納可能な容量に設定している。例えば、A剤用の透析用剤収納容器1の容量を約3リットル(幅約23cm、高さ約40cm)、B剤用の透析用剤収納容器1の容量を約1リットル(幅約13cm、高さ約23cm)に設定し、透析用剤収納容器1を見ただけで識別できるようにしてある。
【0024】
次に、使用方法について説明する。
工場を出荷する状態では透析用剤収納空部6内に所定量の透析用剤10が収納され、胴部2の下端開口が封止されて底部3の下面が胴部2の下端部分8によって覆い隠されている。この状態で病院まで搬送され、保管される。そして、使用される時、即ち、溶解装置に透析用剤10を投入する場合には、図2に示すように、先ず、胴部2の下端の封止部2bと底部3との間で胴部2の下端部分8を切除する。この時、鋏やカッターなどの工具を使用してもよいが、胴部2の側縁の封止部2cに三角形の切り込みノッチ11を予め形成しておくと、作業者が手作業でこのノッチ11から引き裂いて胴部2の下端部分8を切除することができる。この様にして胴部2の下端部分8を切除すると、胴部2の下端を開いて折れ曲がった底部3を展開してその外側を下端開口内に露出させることができ、また、底部3は充填されている透析用剤の自重により皺などが延ばされて椀形に張る。
【0025】
底部3を露出させたならば、この透析用剤収納容器1を溶解装置にセットする。本実施形態における透析用剤収納容器1は上端に吊り下げ部5として穴を開設してあるので、この穴内に溶解装置のハンガー(図示せず)を挿通して吊り下げる。そして、吊り下げられた透析用剤収納容器1はハンガーの移動により溶解槽の上方の投入位置まで搬送される。この投入位置では、図5に示すように、溶解装置の溶解槽(図示せず)が上昇し、この溶解槽の上部に設けられているカッター12が底部3の下面に下方から当接して底部3を破断する。なお、底部3は胴部2に比較して強度が低く、しかも複数の孔4が開設されているために裂け易い。このため、カッター12を底部3に当接して押圧するだけで容易に破断する。そして、底部3が破断したならば、その後カッター12をさらに上昇してから下降する。すると、破断した底部3の破断片が下方に彎曲してカッター12の周囲に口が開き、透析用剤収納空部6内の透析用剤10が開いた口から落下し始める。この様にして、内部の透析用剤10が流出し始めると透析用剤収納空部6内の気圧が低下する。すると、底部3には複数の孔4が開設されているので、これらの孔4を通して外部の空気が透析用剤収納空部6内に流入し、内部の気圧を大気圧に戻そうとする。したがって、透析用剤収納空部6内の気圧と外部の大気圧とのバランスが保たれ、これにより透析用剤収納空部6内の透析用剤が口から滞ることなく円滑に流出し、溶解槽内に投入される。
【0026】
そして、すべての透析用剤が落下して空になると、ハンガーに吊り下げられた空の透析用剤収納容器1が取り外し位置に搬送される。この様にして、使用済みとなった透析用剤収納容器1は潰れて扁平な袋体となり、容積が最小限近くまで減少する。したがって、廃棄する場合に搬送などが容易である。
【0027】
このようにして、A剤をA剤用の溶解槽へ投入して9L(リットル)のA原液を調製し、B剤をB剤用の溶解槽へ投入して11.34LのB原液を調整する。そして、A原液:B原液:水=1:1.26:32.74の比率で混合すれば、315Lの透析液を調製することができる。
【0028】
なお、前記した実施形態における吊り下げ部5は横長な穴としたが、これに限定されるものではなく、透析用剤収納容器1を溶解装置に吊り下げることができればよい。例えば、フック状に形成しても良い。
【0029】
また、上記実施形態では、A剤をブドウ糖、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムなどの成分を含んだ薬剤とし、B剤を炭酸水素ナトリウムを主成分とする薬剤としたが、本発明はこの組み合わせに限定されず、水等の液体に溶解したものを混合して所定の透析液を調製でき、運搬・保管時には分けておくことが好ましい薬剤の組み合わせであれば、どのような組み合わせであってもよい。
【0030】
そして、本発明は、上記した透析用剤の容量や割合に限定されず、透析液の調製に必要な透析用剤の使用量に応じて透析用剤収納容器の寸法や収納容量を適宜設定することが好ましい。
【0031】
また、上記実施形態においては、胴部2の下端を溶着することにより封止したが、粘着テープで貼り合せるなどして封止してもよい。
さらに、前記容器は、合成樹脂フィルム材を使用して底部を構成したが、本発明における底部はこれに限定されるものではなく、可撓性シート材からなり、透析用剤収納空部内に収納した透析用剤の通過を阻止するが空気の通過を許容する大きさの孔を有すればどのような素材でもよいし、孔も後加工で穿孔したものに限らず、素材に備わった孔でよい。例えば、不織布(フィルター状、和紙風、タイベックシート状などを含む)でもよいし、ゴアテックスのようにフィルムを延伸して裂け目を設けたものなどでもよい。このような素材により底部を構成すると、孔は小さくてもその開孔率が大きくなり、透析用剤容器として好適である。そして、これらの素材を用いた底部に、前記実施形態に挙げた孔を別途開設してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】透析用剤収納容器の正面図である。
【図2】透析用剤収納容器の下端部分を切り取る状態を示す正面図である。
【図3】複数の孔をミシン目状に開設した底部の拡大平面図である。
【図4】複数の孔を角千鳥型に配置した底部の拡大平面図である。
【図5】底部をカッターで破断する状態を示す透析用剤容器の下方から見た斜視図である。
【符号の説明】
【0033】
1 透析用剤収納容器
2 胴部
2a 上端の封止部
2b 下端の封止部
2c 側縁の封止部
3 底部
4 孔
5 吊り下げ部
6 透析用剤収納空部
8 胴部の下端部分
10 透析用剤
11 ノッチ
12 カッター




 

 


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