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発明の名称 ガイドワイヤー固定用コネクター
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−236447(P2007−236447A)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
出願番号 特願2006−59339(P2006−59339)
出願日 平成18年3月6日(2006.3.6)
代理人
発明者 磯野 朋弘 / 坂口 幸彦
要約 課題
カテーテル挿入・抜去操作時には、操作性を低下させことがなく、固定時には、ガイドワイヤーが確実にカテーテル内に固定されるガイドワイヤー固定用コネクターを提供する。

解決手段
少なくとも一つの内腔15を有する筒状体1と、筒状体の先端側には、カテーテルを接続するための接続部9と、基端側には、ガイドワイヤー11を固定するため固定部10と、を備え、固定部には、ガイドワイヤーを挿通するための挿通孔6が設けられたガイドワイヤー固定用コネクター20であって、挿通孔は、ガイドワイヤーが進退自在に挿通する挿通領域16と、ガイドワイヤーの摺動を固定する固定領域7とを有することを特徴とするガイドワイヤー固定用コネクターである。
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一つの内腔を有する筒状体と、前記筒状体の先端側には、カテーテルを接続するための接続部と、基端側には、ガイドワイヤーを固定するための固定部と、
を備え、
前記固定部には、前記ガイドワイヤーを挿通するための挿通孔が設けられたガイドワイヤー固定用コネクターであって、
前記挿通孔は、前記ガイドワイヤーが進退自在に挿通する挿通領域と、前記ガイドワイヤーの摺動を固定する固定領域と、
を含むことを特徴とするガイドワイヤー固定用コネクター。
【請求項2】
前記固定領域は、前記固定部の中央部に設けられ、前記挿通領域は、前記固定領域の外周側に向かって形成されている請求項1に記載のガイドワイヤー固定用コネクター。
【請求項3】
前記固定領域には、前記ガイドワイヤーの動きを規制する摩擦面が設けられている請求項1または2に記載のガイドワイヤー固定用コネクター。
【請求項4】
前記摩擦面が、鋸刃状の凹凸を有する請求項3に記載のガイドワイヤー固定用コネクター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガイドワイヤー固定用コネクターに関する。
【背景技術】
【0002】
腸閉塞の診断と治療は、次のように行われる。先端にバルーンを有するカテーテルをガイドワイヤーによってカテーテルにコシを持たせ、鼻又は口から挿入し、胃の出口である幽門部までカテーテル先端を到達させる。十二指腸付近でガイドワイヤーを抜去した後、バルーンを膨らませ、腸の蠕動運動によってカテーテル先端を閉塞部位まで誘導する。カテーテルから造影剤を消化管内へ送り込み、X線透視にて閉塞部位の診断を行ったり、消化管内の閉塞物、ガス等を体外に吸引して取り除く治療(閉塞解除法)が用いられている(例えば特許文献1)。
【0003】
カテーテルの挿入操作を容易に行うため、ガイドワイヤーをカテーテル内に挿入しコシを持たせてから行われる。その後、鼻から幽門部までカテーテルを挿入していくが、ガイドワイヤーを前後させながら、カテーテルの挿入方向を調節しながらカテーテルを進めていく。その際、カテーテル内にオリーブオイル、滅菌生理食塩水、滅菌蒸留水等の潤滑液を予め注入することにより、ガイドワイヤーの挿入・抜去抵抗が緩和される。前述の液状体を注入し、その液状体が外にもれ出さないよう、通常ガイドワイヤーを挿通しているコネクターの基端側に、シリコンゴムなどの液密キャップが収納されている。しかし、ガイドワイヤー表面を親水性コーティングしたガイドワイヤーでは、滑りやすくなっているため、液密キャップを締付け液密を維持すると同時に、ガイドワイヤーを固定しようとしても滑り性のためガイドワイヤーを確実に固定することが困難であった。
【0004】
【特許文献1】特開平04−073069号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ガイドワイヤーをカテーテル内に挿入・抜去時、操作性を低下させることなく、固定時には、ガイドワイヤーを確実に固定することができるガイドワイヤー固定用コネクターを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によるガイドワイヤー固定用コネクターは、少なくとも一つの内腔を有する筒状体と、前記筒状体の先端側には、カテーテルを接続するための接続部と、基端側には、ガイドワイヤーを固定するための固定部と、を備え、前記固定部には、ガイドワイヤーを挿通するための挿通孔が設けられたガイドワイヤー固定用コネクターであって、前記挿通孔は、前記ガイドワイヤーが進退自在に挿通する挿通領域と、前記ガイドワイヤーの摺動を固定する固定領域と、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係るガイドワイヤー固定用コネクターは、固定部に、ガイドワイヤーを進退自在に挿通することができる挿通領域と、ガイドワイヤーの動きを固定する固定領域をもっている。このため、ガイドワイヤーの挿入、抜去時は進退自在に摺動することが可能であり、操作が終了したところでガイドワイヤーを固定部へ移動させることによりガイドワイヤーを固定することが可能なガイドワイヤー固定用コネクターを提供することができる。
【0008】
また、前記固定領域は、前記固定部の中央部に設けられ、前記挿通領域は、前記固定領域から外周側に向かって形成されていてもよい。こうすることにより、ガイドワイヤー操作時は、固定部周辺部にある可動領域を用いて手技が可能となり、操作終了後、外力を除くとガイドワイヤーがもっている弾性力でガイドワイヤーが中央部へと移動することにより、ガイドワイヤーを固定部へと導き、ガイドワイヤーを固定することも可能とすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ガイドワイヤーをカテーテル内に挿入・抜去時、操作性を低下させることなく、固定時には、ガイドワイヤーを確実に固定することができるガイドワイヤー固定用コネクターを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】

以下本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、共通する構成要素には同一符号を付し、以下の説明において詳細な説明を適宜省略する。なお、図中で右側を基端側、左側を先端側とした。
【0011】
本実施形態に係るガイドワイヤー固定用コネクター(20)は、少なくとも一つの内腔(15)を有する筒状体(1)と、筒状体(1)の先端側には、カテーテルを接続するための接続部(9)と、基端側には、ガイドワイヤー(11)を固定するため固定部(10)と、を備えている。固定部(10)には、ガイドワイヤー(11)を挿通するためのガイドワイヤー挿通孔(6)が設けられ、ガイドワイヤー挿通孔(6)には、ガイドワイヤー(11)が進退自在に挿通する挿通領域(16)と、ガイドワイヤー(11)の摺動を固定する固定領域(7)とを備えている。
【0012】
本実施形態に係る、ガイドワイヤー固定用コネクター(20)は、図1、図2に示すように、本体となる筒状体(1)、筒状体(1)の基端部には挿入したガイドワイヤー(11)を液密的に固定する弁部材(2)が設置され、更に弁部材(2)の周囲より圧力を掛けることができる、回転式キャップ(17)で構成されている固定部(10)、気体又は液体を補給するための分岐注液コネクター(4)、分岐注液コネクター(4)に嵌合する液密キャップ(5)、筒状体(1)の先端側にはチューブを接続する接続部(9)からなる。
【0013】
次に、各部の構成要素について説明する。
【0014】
筒状体(1)の全長は、分岐注液コネクター(4)が設置可能な長さを有し、且つ筒状体(1)の内腔(15)にガイドワイヤー(11)の締め付け部材である弁部材(2)及び固定部(10)が設置できる長さであれば、特に限定するものではないが、実用上20〜50mmの長さが好ましい。
筒状体(1)の内径はガイドワイヤー(11)が通過できるサイズであり、分岐注液コネクター(4)より潤滑液の補充、及び造影剤の注入の際、大きな抵抗にならない程度であればよく、φ3〜5mmが好ましい。
筒状体(1)の外径は特に限定するものではないが、使用時の操作性や携帯性、チューブへの接続径を考慮するとφ10〜20mmが好ましい。筒状体(1)の材料としては、筒状体(1)の内腔が維持できる材質であることが好ましく、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等が好ましい。筒状体(1)の基端部にはガイドワイヤー(11)を固定するための固定部(10)が嵌合できるようにするため、固定部(10)側の筒状体(1)端部にはネジ部が設けられている。ネジ部は特に限定しないが、筒状体(1)の長さを考慮すると、ネジ部の長さは3〜7mm、ピッチは0.5〜1.0mmが好ましい。また、固定部(10)を筒状体(1)側に締め込むことで、弁部材(2)が周囲より圧力を掛け、弁部材(2)の内腔が縮まり、液密性を維持することができる。筒状体(1)の内腔には、弁部材(2)の入るスペースが確保されている。また、筒状体(1)の先端側は、カテーテルの吸引コネクターに接続するために接続部(9)があり、形状は竹の子コネクター形状である。
【0015】
弁部材(2)の形状は周囲より均等に圧力の掛かる円筒形状が好ましいが、固定部(10)を回転させて締め付けていくため、一方の端部が若干窄んだ形状がより好ましい。弁部材(2)の長さは2〜3mmが好ましい。弁部材(2)の外径はφ3〜5mm、内径はガイドワイヤー(11)が挿通できる大きさであればよく、ガイドワイヤー(11)外径より若干大きいφ2〜3mmが好ましい。弁部材(2)の材質は可撓性を有する材料からなり、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン系エラストマー、又はシリコーンゴム等の合成樹脂、又はこれら2種以上の樹脂を組み合わせて用いることができる。
【0016】
固定部(10)の内部には、筒状体(1)に締め付け可能なネジ部と固定部(10)を締め込むことで弁部材に均等に圧力の掛かるようなガイドワイヤー挿通孔(6)の開いた円筒状の突起を有している。筒状体(1)との嵌合を考慮すると、ネジ部の長さは3〜5mm、ピッチは0.5〜1.0mmが好ましい。
【0017】
固定部(10)のガイドワイヤー挿通口(6)は図3に示すように、中央部に固定領域(7)が設けられ、挿通領域(16)は、固定領域(7)から外周側に向かって形成されていてもよい。ガイドワイヤー挿通孔(6)の断面形状は、固定領域(7)と挿通領域(16)とを含んでいる。
また、固定領域(7)には、ガイドワイヤー(11)の摺動を固定するために、ガイドワイヤーと摩擦するように、摩擦面(8)が設けられている。摩擦面(8)は、ガイドワイヤーの動きを固定させるものであれば、特に限定はされないが、鋸刃状の凹凸であってもよい。また、挿通領域(16)の、短手方向対角寸法は、前記ガイドワイヤーの外径よりも大きいことが好ましい。
固定領域(7)の、短手方向対角寸法は、ガイドワイヤー(11)の外径よりも小さいことが好ましい。
【0018】
ガイドワイヤー挿通孔(6)の孔径は0.049インチのガイドワイヤー(11)が挿通可能なφ1.5〜2.0mmが好ましい。ガイドワイヤー挿通孔(6)は固定部(10)外側から中心に向かって狭まっていくテーパー溝をなしていてもよい。
ガイドワイヤー挿通孔(6)の断面を表す図4(b)に示すように、テーパー溝の側壁面は、高さ0.5〜1.0mm、ピッチ1.0〜2.0mmの鋸状の凹凸刃であることが好ましい。また、刃の向きはチューブ長手方向に平行ではなく、固定部(10)中央に向かい30°〜60°に傾斜していてもよい。傾斜していることで、固定部(10)の中央部方向にガイドワイヤーが引き込まれやすくなり、固定も強固になる。鋸刃(8)の材質はガイドワイヤー(11)を固定できる材質であることが好ましく、ステンレス鋼、又はポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等が好ましい。本仕様にすることにより、ガイドワイヤー(11)を前後に動かしたい時は、固定部(10)外側のガイドワイヤー挿通孔(6)にガイドワイヤー(11)を移動させることで、ガイドワイヤー(11)を長手方向に動かすことができる。反対にガイドワイヤー(11)を固定するには、手を離すことでガイドワイヤー(11)の弾性力を利用し、ガイドワイヤー(11)がガイドワイヤー挿通孔(6)の中心方向に入っていくことで鋸刃(8)がガイドワイヤー(11)に噛み、ガイドワイヤー(11)が固定される機構となっている。特に親水性コーティングされたガイドワイヤー(11)は、弁部材(2)だけではガイドワイヤー(11)の強固な固定は困難であるため、固定領域(7)、鋸刃(8)による固定は有効な手段である。
【0019】
分岐注液コネクター(4)の全長は特に限定するものではないが、操作性を考えると、10〜30mmの長さが好ましい。シリンジで気体、又は液体を無理なく注入するために、分岐注液コネクター(4)の内径はφ3〜5mmが好ましい。分岐注液コネクター(4)の外径は筒状体(1)より分岐しているため、筒状体(1)同等のφ10〜20mmが好ましい。分岐注液コネクター(4)と筒状体(1)との接合角度は、シリンジを嵌合した際、シリンジが筒状体(1)に接触しないようにするため、30〜70°の角度であることが好ましい。分岐注液コネクター(4)の材料としては、形状が維持できる材質であることが好ましく、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂が好ましい。
【0020】
液密キャップ(5)の全長は操作性を考えると10〜20mmの長さが好ましい。液密キャップ(5)の内径は分岐注液コネクター(4)と嵌合するため同等のφ3〜5mmが好ましい。液密キャップ(5)の外径は分岐した筒状体(1)と接触しない大きさであればよく、φ10〜20mmが好ましい。液密キャップ(5)の材料としては、形状が維持できる材質であることが好ましく、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂が好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施例となるガイドワイヤー固定用コネクターの模式図を示すものである。(a)は分岐コネクターを有する筒状体を、(b)は回転式キャップを、(c)は回転式キャップの上面図を、(d)は液密キャップを、(e)は液密キャップの上面図を示すものである。
【図2】本発明の一実施例となる実際にガイドワイヤー固定用コネクターにガイドワイヤーが挿入された状態を示すものである。(b)は回転式キャップの上面図を示すものである。
【図3】固定部のガイドワイヤー挿通孔を拡大した拡大図を示すものである。(a)はガイドワイヤーが挿通領域にある状態を、(b)はガイドワイヤー(11)が固定領域に入った状態を示すものである。
【図4】本発明の一実施形態となる、鋸刃の形状を模式的に示した図である。
【符号の説明】
【0022】
1 筒状体
2 弁部材
4 分岐注液コネクター
5 液密キャップ
6 ガイドワイヤー挿通孔
7 固定領域
8 摩擦面(鋸刃)
9 接続部
10 固定部
11 ガイドワイヤー
15 内腔
16 挿通領域
17 回転式キャップ
20 ガイドワイヤー固定用コネクター




 

 


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