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発明の名称 スプリンクラ消火設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−209578(P2007−209578A)
公開日 平成19年8月23日(2007.8.23)
出願番号 特願2006−33438(P2006−33438)
出願日 平成18年2月10日(2006.2.10)
代理人 【識別番号】100061284
【弁理士】
【氏名又は名称】斎藤 侑
発明者 吉葉 裕毅雄
要約 課題
スプリンクラヘッドの接液部での腐食を防止する。

解決手段
消火水Wが充水される配管1と、該配管に接続されるスプリンクラヘッド5と、を備えた消火設備において;前記スプリンクラヘッド5は、放水口34を有するヘッド本体30と、該放水口34を塞ぐ弁体36と、を備え、前記ヘッド本体30の上部に、前記消火水Wの水圧によって破れるラプチャーデイスク20を設け、該ラプチャーデイスク20と前記弁体36との間に、前記水圧の影響を打ち消すベアリングボールを充填する。
特許請求の範囲
【請求項1】
消火水が充水される配管と、該配管に接続されるスプリンクラヘッドと、を備えた消火設備において;
前記スプリンクラヘッドは、放水口を有するヘッド本体と、該放水口を塞ぐ弁体と、を備え、
前記ヘッド本体の上部に、前記消火水の水圧によって破れるシール部材を設け、
該シール部材と前記弁体との間に、前記水圧の影響を打ち消す部材を設けたことを特徴とするスプリンクラ消火設備。
【請求項2】
前記ヘッド本体に、前記配管にワンタッチで接続できるワンタッチ継手を設け、該ワンタッチ継手内に、前記シール部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のスプリンクラ消火設備。
【請求項3】
前記配管に接続され、前記ワンタッチ継手が挿入される受け継手と、該受け継手内に形成された貫通孔を塞ぐシールボールと、前記シール部材の上部に設けられ、消火水の通過孔を備えた円板と、該円板の中央部に設けられ、前記シールボールを押し上げる押上げロッドと、を備えていることを特徴とする請求項2記載のスプリンクラ消火設備。
【請求項4】
前記シール部材は、ゴム製又は金属製の膜シールであることを特徴とする請求項1、又は、2記載のスプリンクラ消火設備。
【請求項5】
シール部材は、収容凹部に収容され、該収容凹部に螺着される押えリングにより押圧されていることを特徴とする請求項1、2、3、又は、4記載のスプリンクラ消火設備。
【請求項6】
水圧の影響を打ち消す部材が、ベアリングボール、又は、オイルであることを特徴とする請求項1、2、3、4、又は、5記載のスプリンクラ消火設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、戸建て住宅や共同住宅等に用いられる消火設備に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の戸建て用のスプリンクラ消火設備として、水道と接続して構成されたスプリンクラ消火設備が知られている(例えば、特許文献1、参照)。
この様な家庭用のスプリンクラ消火設備では、給水配管の末端をトイレに設け、そこに給水栓を設置している。そして、定期的に前記給水栓を使用して水を流すことにより、該配管内に水が停滞しないようにしてある。
【0003】
又、スプリンクラの配管とスプリンクラヘッドの接続は、特殊な形状の継手を使用しており、ヘッドの立ち下がり部分にも水が停滞しない様にしてある(例えば、特許文献1 図5、参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2005−337号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のスプリンク消火設備では、配管材質、工法や水質によっては、腐食しやすい条件がある。スプリンクラヘッドの接液部(放水口の銅ガスケット部分)で、このように腐食が発生すると、シール漏れの原因となる。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑み、スプリンクラヘッドの接液部での腐食を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、消火水が充水される配管と、該配管に接続されるスプリンクラヘッドと、を備えた消火設備において; 前記スプリンクラヘッドは、放水口を有するヘッド本体と、該放水口を塞ぐ弁体と、を備え、前記ヘッド本体の上部に、前記消火水の水圧によって破れるシール部材を設け、該シール部材と前記弁体との間に、前記水圧の影響を打ち消す部材を設けたことを特徴とする。
【0008】
この発明の前記ヘッド本体に、前記配管にワンタッチで接続できるワンタッチ継手を設け、該ワンタッチ継手内に、前記シール部材を設けたことを特徴とする。
この発明は、前記配管に接続され、前記ワンタッチ継手が挿入される受け継手と、該受け継手内に形成された貫通孔を塞ぐシールボールと、前記シール部材の上部に設けられ、消火水の通過孔を備えた円板と、該円板の中央部に設けられ、前記シールボールを押し上げる押上げロッドと、を備えていることを特徴とする。
【0009】
この発明の前記シール部材は、ゴム製又は金属製の膜シールであることを特徴とする。この発明のシール部材は、収容凹部に収容され、該収容凹部に螺着される押えリングにより押圧されていることを特徴とする。この発明の水圧の影響を打ち消す部材が、ベアリングボール、又は、オイルであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
この発明は、ヘッド本体の上部に、前記消火水の水圧によって破れるシール部材を設け、該シール部材と前記弁体との間に、前記水圧の影響を打ち消す部材を設けたので、消火水がヘッド本体内に流入しない。そのため、通常時(火災監視時)において消火水が弁体に接触することがないので、従来例と異なり、弁体等の腐食は発生しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本件発明者は、弁体に被着されている銅ガスケット(シール材)の腐食を防止するには、該銅ガスケットを消火水に接触させないようにすれば良い、と考えた。
そこで、研究を重ねた結果、下記実施の形態1,2の様にすれば良いことが分かった。
【0012】
この発明の実施の形態1を図1〜図3により説明する。
図3に示すように、戸建て住宅、又は、共同住宅等に設置されているスプリンクラ消火設備の配管1には、継手3を介してスプリンクラヘッド5が連結されている。
【0013】
継手3は、停滞水防止継手であり、円筒状のアジャスタ6を備えている。該アジャスタ6の下端部には、断面円錐台状の凹部8が設けられており、該凹部8には、スプリンクラヘッド5のヘッド本体30が螺着されている。
【0014】
アジャスタ6には、シール部材20固定用のコマ12が装着されている。このコマ12は、円筒体状に形成され、その下端部内面には、収容凹部14が設けられている。この収容凹部14の内径は、前記円筒体状のコマ12の内径より大きく形成され、その内周面には、ねじ部16が形成されている。
【0015】
前記収容凹部14には、シール部材20が収容され、該シール部材20は、押えリング22により押圧され固定されている。この押えリング22の内径は、前記円筒体状のコマ12の内径と同一であり、その外周面には、前記ねじ部16と螺合するねじ部24が設けられている。
【0016】
シール部材20としては、例えば、円板状に形成されたラプチャーデイスクが用いられる。このラプチャーデイスク20は、ゴム製又は金属製の膜シールであり、表裏にかかる差圧が所定値以上になると破壊される。
【0017】
スプリンクラヘッド5は、ヘッド本体30と、感熱分離機構33とを備えている。ヘッド本体30には、流路32と、該流路32下端の放水口34とが設けられ、その外周面には前記凹部8に螺合されるねじ部35が形成されている。
【0018】
前記放水口34は、弁体36により塞がれており、該弁体36はバランサ38(又はアームガイド)を介して感熱分離機構33により支持されている。この感熱分離機構33については、詳細な説明を省略するが、例えば、バランサ38を支持する左右一対のアーム、可溶合金を収容するシリンダ、該可溶合金を押圧するピストン、前記シリンダに連結された感熱板、等が設けられている。
【0019】
前記シール部材20と弁体36との間には、シール部材20の上面にかかる消火水の水圧の影響を打ち消す部材、例えば、ベアリングボール40等の支持ボールが充填されている。このボール40の大きさ、材質、充填量等は、感熱分離機構33が分解したときに、放水口34から詰まることなく流出するものであれば、どのようなものでも良い。なお、支持ボールの代わりに、オイルを充填しても良い。
又、支持ボールの充填は、流路32内に隙間なく支持ボールを詰め込み、シール部材20の上面に水圧がかかって、その水圧の影響を受けても破れない様にする。
【0020】
次に、この実施の形態の作動について説明する。
通常時(火災監視時):
前記配管1に充水された消火水Wは、継手3のアジャスタ6に流れ込むが、この消火水Wはラプチャーデイスク20により止められ、ヘッド本体30内に流入することができない。この時、ラプチャーデイスク20には、消火水Wの水圧Pがかかるが、この水圧Pはラプチャーデイスク20の下面を支持する支持ボール40により打ち消されるので、このラプチャーデイスク20の上面と下面との間における差圧は、発生しない。そのため、ラプチャーデイスク20は、前記消火水Wの水圧を受けているにもかかわらず破れることはない。
【0021】
なお、通常時には、流路32に消火水Wが流入しないので、弁体36にシール材(銅ガスケット)を設ける必要はない。
【0022】
異常時(火災発生時):
火災の発生により感熱分離機構33が感熱して分解すると、弁体36が放水口34から離れ、ベアリングボール40が落下する。そのため、ラプチャーデイスク20の上面にかかっている水圧Pと下面にかかる大気圧との間に大きな差圧が発生する。そのため、該ラプチャーデイスク20は破れるので、消火水Wは流路32を通り放水口34から放出される。
【0023】
この発明の実施の形態2を図4,図5により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態2では、前記実施の形態1における停滞水防止継手の代わりに、配管にワンタッチで接続できる所謂ワンタッチ継手を用いている。
【0024】
前記配管に接続され、前記ワンタッチ継手(装着筒)55が挿入接続される受け継手41は、小筒44と、該小筒44と貫通孔42を介して連通する大筒46とを備えている。大筒46には、ロックボール47用の切欠き穴48が設けられ、その外側には、摺動筒50が設けられている。この摺動筒50の内周面の、前記切欠き穴48に対向する部分にはロックボール47用の押さえ凸部52が設けられ、該凸部52と大筒46の上端部との間には、ばね54が張設されている。このばね54は前記凸部52をストッパ53に当接せしめる方向に付勢する。前記ストッパ53は、大筒46の外周面下端部に形成されている。
【0025】
大筒46の内側には、ヘッド本体30に螺合するワンタッチ継手(装着筒)55が設けられ、このワンタッチ継手55の外周面の、前記ロックボール47用の切欠き穴48に対向する部分には、前記ボール47の収容溝56が設けられている。前記ワンタッチ継手55の上端部には、ワンタッチ継手55の内径より大きな内径を有する収容凹部58が設けられている。
【0026】
この収容凹部58の内周面には、ねじ部60が設けられ、その底面には、Oリング61が嵌着されるOリング溝62が設けられている。前記収容凹部58には、シール部材、例えば、ラプチャーデイスク63が設けられ、該ラプチャーデイスク63は、該収容凹部58に螺着される押えリング64により押圧され、固定される。この押えリング64の外周面及び内周面には、ねじ部66,67が設けられている。
【0027】
押えリング64のねじ部67には、円板68が螺着されている。この円板68は複数、例えば、4半円状の4つの通過孔70を有し、その中央部上面には、押上げロッド72が突設されている。このロッド72は、アーム74により支持されており、貫通孔42を閉鎖するシールボール71を押し上げて、該貫通孔42を開放させている。円板68の外周面には、前記ねじ部67と螺合するねじ部76が設けられている。
【0028】
放水口34は、シール材、例えば、銅ガスケット78を装着した弁体36により閉鎖されており、該弁体36とラプチャーデイスク63との間には、消火水の水圧の影響を打ち消す部材、例えば、オイル80が充填されている。なお、オイル80の代わりに、ベアリングボールを用いても良い。
【0029】
次に、この実施の形態2の作動について説明する。
通常時(火災監視時):
前記配管に充填された消火水Wは、受け継手41の貫通孔42に流れ込み、円板68の通過孔70を通るが、この消火水Wはラプチャーデイスク63により止められるので、ヘッド本体30内に流入することができない。この時、ラプチャーデイスク63には、消火水Wの水圧Pがかかるが、この水圧Pはラプチャーデイスク63の下面を支持するオイル80により打ち消されるので、このラプチャーデイスク63の上面と下面との間における差圧は、発生しない。そのため、ラプチャーデイスク63は、前記消火水Wの水圧を受けているにもかかわらず破れることはない。
【0030】
なお、弁体36には、シール材78が設けられているので、オイル80が漏出することはない。
【0031】
異常時(火災発生時):
火災の発生により感熱分離機構32が感熱して分解すると、弁体36が放水口34から離れるので、オイル80が放水口34から流下する。そのため、ラプチャーデイスク63の上面にかかっている水圧Pと下面にかかる大気圧との間に大きな差圧が発生するため、前記ラプチャーデイスク63は破れるので、消火水Wはヘッド本体30内に入り流路32を通って放水口34から放出される。この時、円板68は変位しないため、押上げロッド72はシールボール71を押し上げているので、貫通孔42は開かれた状態を維持する。
【0032】
スプリンクラヘッドの交換:
消火作業終了後、摺動筒50をばね54のばね力に抗して上方に摺動させると、押え凸部52に押さえられていたロックボール47が外方に移動して、収容溝56から出るので、大筒46とワンタッチ継手55とのロックは解除される。そのため、スプリンクラヘッド5を下方に引っ張ると、ワンタッチ継手55は大筒46から抜けるので、押上げロッド72の付いた円板68は器外に取り出される。
【0033】
そうすると、シールボール71は、押上げロッド72から開放されて落下し、貫通孔42を閉鎖する。そのため、消火水Wが貫通孔42から流下することはない。
【0034】
放水口34が弁体36で閉鎖された、新しいヘッド本体30にワンタッチ継手(装着筒)55を装着する。該装着筒55内にオイル80を充填した後、収容凹部58にシール部材63を嵌着し、該収容凹部58に押えリング64を螺着して前記シール部材63を押圧し固定する。前記押えリング64に円板68を螺着し固定する。
【0035】
受け継手41の摺動筒55を押し上げて、ワンタッチ継手55を受け継手41の大筒46内に押し込んでから、受け継手41の摺動筒55を下げると、ロックボール47が収容溝56に入り、摺動筒50の押え凸部52により押圧されるので、ワンタッチ継手55はロックされる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施の形態1を示す縦断面図である。
【図2】シール部材の固定手段の部品を示す縦断面図であり、図2(A)はコマ、図2(B)はラプチャーデイスク、図2(C)は押えリング、を示す図である。
【図3】使用状態を示す正面図である。
【図4】実施の形態2を示す縦断面図である。
【図5】シール部材の固定手段の一部品である、円板を示す平面図である。
【図6】シール部材の固定手段の部品を示す縦断面図であり、図6(A)は円板、図6(B)押えリング、図6(C)はラプチャーデイスク、図6(D)はワンタッチ継手、をそれぞれ示す。
【符号の説明】
【0037】
1 配管
3 継手
5 スプリンクラヘッド
12 コマ
14 収容凹部
20 シール部材
22 押えリング
30 ヘッド本体
32 流路
34 放水口
36 弁体
40 ベアリングボール
W 消火水




 

 


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