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発明の名称 泡放出試験方法及びその装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−117477(P2007−117477A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−314827(P2005−314827)
出願日 平成17年10月28日(2005.10.28)
代理人 【識別番号】100061284
【弁理士】
【氏名又は名称】斎藤 侑
発明者 湯浅 浩史
要約 課題
泡放出試験に要する時間の短縮を図ること、泡放出試験により産業廃棄物が発生しないようにすること、泡原液の寿命が短かくならない様にすること。

解決手段
泡原液Gを内蔵する泡原液タンク101に、導水管104を介して消火水Wを導入して該泡原液Gを押圧し、該泡原液Gを混合器102に圧送するプレッシャープロポーショナー式泡消火設備100の泡放出試験装置10であって;泡原液室6と消火水室5とを仕切る隔膜Mを備えた試験用タンク9と;該泡原液室と前記泡原液タンクとを連結する泡原液連通管13と;該消火水室と前記導水管とを連結する消火水連通管12と;該導水管の消火水を消火水連通管のみに流出させる仕切弁と、を備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】
泡原液を内蔵する泡原液タンクに、導水管を介して消火水を導入して該泡原液を押圧し、該泡原液を混合器に圧送するプレッシャープロポーショナー式泡消火設備において;
消火水側と泡原液側を隔てる隔膜が設けられている、試験用タンクを具備する泡放出試験装置であって;
泡放出試験のとき、上記泡放出試験装置を上記泡消火設備に接続し、上記導水管を介して消火水を前記試験用タンクの消火水側のみに供給し、該試験用タンク内の泡原液を加圧して泡原液タンク内の泡原液を混合器に圧送することを特徴とする泡放出試験装置
【請求項2】
泡原液を内蔵する泡原液タンクに、導水管を介して消火水を導入して該泡原液を押圧し、該泡原液を混合器に圧送するプレッシャープロポーショナー式泡消火設備の泡放出試験装置であって;
泡原液室と消火水室とを仕切る隔膜を備えた試験用タンクと;
該泡原液室と前記泡原液タンクとを連結する泡原液連通管と;
該消火水室と前記導水管とを連結する消火水連通管と;
該導水管の消火水を消火水連通管のみに流出させる流水切り換え手段と、
を備えていることを特徴とする泡放出試験装置
【請求項3】
導水管に仕切弁が設けられ、該仕切弁の一次側に消火水連通管が接続され、該仕切弁の二次側に泡原液連通管が接続されていることを特徴とする請求項2記載の泡放出試験装置
【請求項4】
導水管に仕切弁が設けられ、該仕切弁の一次側に消火水連通管が接続され、泡原液連通管が泡原液タンクに接続されていることを特徴とする請求項2記載の泡放出試験装置
【請求項5】
搬送可能であり、泡消火設備に着脱自在に設けられることを特徴とする請求項2、3、又は、4記載の泡放出試験装置
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、プレッシャープロポーショナー式泡消火設備泡消火設備の性能試験を行うための泡放出試験装置に関するものであり、更に述べると、泡原液として蛋白泡消火剤を用いる泡消火設備の泡放出試験装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
泡消火設備は、法令上、定期的に泡放出試験を行うことが義務付けられている。蛋白泡原液を用いる泡消火設備では、泡原液タンク内に隔膜が設けられていないが、泡原液と消火水は、比重が異なるので、両者は該タンク内で上層と下層に分離し、混合することはない。この種の泡消火設備では、前述のように隔膜の無い泡原液タンクを用いるが通常であるので、以下において、単に「泡原液タンク」と言う場合には、「隔膜の無い泡原液タンク」を指称するものとする。この泡消火設備の泡放出試験は、次の様にして行われている。
【0003】
(1)泡原液タンクから泡原液を全て抜き出して保留用ドラム缶に貯蔵した後、該タンクに水を充填する。この泡原液の量は、例えば、2000リットル〜6000リットルである。
(2)試験開始直前に、前記タンクに試験に必要な分の泡原液を充填する。この充填量は、例えば、200リットル〜600リットルである。この際、泡原液の比重は消火水のそれより大きいので、該泡原液は該タンクに下方に沈み、二層となる。
【0004】
(3)混合器の元弁を開放し、泡放出試験を行う。この試験は、放出された泡の消火水と泡原液の混合割合が設計値、例えば、泡原液の割合が3%〜6%であるか否かを検査する。(4)試験終了後、元弁を閉止するとともに、該タンク内の消火水と泡原液の混合水を廃液用ドラム缶に回収するとともに、該泡原液タンク内を清掃、乾燥する。
(5)泡原液タンクに前記保留ドラム缶の泡原液を充填し復旧する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来例には、次のような問題がある。
(1)試験毎に、泡原液の泡原液タンク内への出し入れ作業が必要なので、その段取り作業や復旧作業が非常に面倒である。
(2)段取り作業や復旧作業に長時間、例えば、約二日間、を要し、試験開始から終了までの間、該泡消火設備を使用できない状態が続く。
【0006】
(3)試験終了後、該タンク内に残っている消火水と泡原液との混合液を、産業廃棄物として処理しなければならない。
(4)泡原液は、試験毎に該タンクに出し入れされて空気と接触するので、寿命が短くなる。
【0007】
この発明は、上記事情に鑑み、泡放出試験に要する時間の短縮を図ることである。他の目的は、泡放出試験により産業廃棄物が発生しないようにするとともに、泡原液の寿命が短かくならない様にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、泡原液を内蔵する泡原液タンクに、導水管を介して消火水を導入して該泡原液を押圧し、該泡原液を混合器に圧送するプレッシャープロポーショナー式泡消火設備において;消火水側と泡原液側を隔てる隔膜が設けられている、試験用タンクを具備する泡放出試験装置であって;泡放出試験のとき、上記泡放出試験装置を上記泡消火設備に接続し、上記導水管を介して消火水を前記試験用タンクの消火水側のみに供給し、該試験用タンク内の泡原液を加圧して泡原液タンク内の泡原液を混合器に圧送することを特徴とする。
【0009】
この発明は、泡原液を内蔵する泡原液タンクに、導水管を介して消火水を導入して該泡原液を押圧し、該泡原液を混合器に圧送するプレッシャープロポーショナー式泡消火設備の泡放出試験装置であって;泡原液室と消火水室とを仕切る隔膜を備えた試験用タンクと;該泡原液室と前記泡原液タンクとを連結する泡原液連通管と;該消火水室と前記導水管とを連結する消火水連通管と;該導水管の消火水を消火水連通管のみに流出させる流水切り換え手段と、を備えていることを特徴とする。
【0010】
この発明は、導水管に仕切弁が設けられ、該仕切弁の一次側に消火水連通管が接続され、該仕切弁の二次側に泡原液連通管が接続されていることを特徴とする。この発明は、導水管に仕切弁が設けられ、該仕切弁の一次側に消火水連通管が接続され、泡原液連通管が泡原液タンクに接続されていることを特徴とする。この発明の泡放出試験装置が、搬送可能であり、泡消火設備に着脱自在に設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
この発明は、以上のように構成したので、導水管の消火水を消火水連通管のみに流出させると、試験用タンク内の隔膜が押されて泡原液室内の泡原液は、泡原液連通管を通って泡原液タンクに流入し、該原液タンク内の泡原液を混合器に圧送する。
【0012】
このとき、泡原液タンク内には消火水が流入しないので、該泡原液タンク内は、泡原液のみである。そのため、従来例と異なり、試験終了後、該泡原液タンク内の液体を廃棄処分する必要はない。又、従来例と異なり、試験毎に、泡原液タンクに泡原液を出し入れする必要はないので、試験時間を短縮することができると共に、泡原液が大気と触れることもないので、寿命が短くなるのを防止することができる。
更に、泡原液を抜き取らずに試験を行えるため、試験中に火災が起きても、即座に該泡消火設備を使用できるので、消火活動に支障を来すことはない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
従来には、上記問題点を解決するためには、既設の混合装置に小容量のテスト用泡原液タンクを増設し、バルブを切り換えることによって該テスト用泡原液タンク内の泡原液を混合器に圧送すれば、泡放出試験が行える、との考えがあった。
【0014】
しかし、この方法では、テスト用原液泡タンクは、泡消火設備の泡原液タンクと同一構造であるので、該テスト用原液泡タンク内には、消火水と泡原液との混合液が存在する。そのため、試験終了後、該テスト用原液泡タンク内に残存するの混合液を産業廃棄物として廃棄処理をしなければならない。
【0015】
又、混合器廻りの原液配管は、SGPの黒管が一般的であり、経年変化により錆が発生しやすい。ところが、試験時には、この原液配管を使用しないので、火災時に泡消火設備を起動すると、この原液配管の錆が剥がれて混合器に流れ込み、目詰まりが発生することがあるので、泡放射に支障を来すことがある。
【0016】
そこで、本件発明者は、前記問題を解決するため、研究実験を重ねたところ、試験用タンク内を隔膜により消火水室と泡原液室とに仕切り、該消火水室を混合器の導水管に連通させ、該泡原液室を泡原液タンクに連通させれば、簡単に試験ができることを知った。
【0017】
泡放出試験時には、消火水室は、消火水連通管を介して導水管に連結され、該導水管に流入する消火水は、消火水室にのみ流れ隔膜を押圧する。又、泡原液室は、泡原液連通管を介して導水管の仕切弁の二次側、又は、泡原液タンクに連結される。
【0018】
隔膜として、ゴム等の弾性部材により形成されたブラダ、又は、平面膜状のダイヤフラム等が用いられる。又、泡放出試験装置は、試験時のみ泡消火設備に連結することも、常時連結しておくことも可能である。
【実施例】
【0019】
この発明の実施例1を図1により説明する。
プレッシャープロポーショナー式泡消火設備100は、蛋白質泡原液Gが貯留される泡原液タンク101と、消火水と泡原液とを混合する混合器102と、消火水を消火配管90に供給する消火ポンプ103と、泡原液タンク101に消火水を導入する導水管104と、導水管104の仕切弁105と、該泡原液タンク101内の泡原液を混合器102に導入する導液管106と、泡原液タンク101の底部に設けられた仕切弁(ドレン弁)107と、で構成されている。
【0020】
この泡消火設備100では、火災時にポンプ103が起動すると、消火水Wは消火配管90に供給され、導水管104を介して泡原液タンク101内に流入し、泡原液Gを押圧する。そのため、該泡原液Gは導液管106を通って混合器102に押し出されて混合液WGとなって、端末泡消火機器111に圧送される。
【0021】
なお、泡原液タンク101には、隔膜が設けられていないが、比重の差により消火水Wと泡原液Gは分離し二層となるので、該隔膜は不要である。
【0022】
泡放出試験装置10は、試験用タンク9を備えている。このタンク9は、駆動源8の付いた自動移動装置、例えば、キャタビラ7に載置されている。このタンク9の内部は、隔膜Mにより泡原液室6と消火水室5とに仕切られており、該泡原液室6には、試験に必要な量、例えば、200L〜400L、の蛋白泡原液Gが充填されている。
【0023】
泡原液室6の底部側は、泡原液連通管13を介して導水管104に連結されている。この泡原液連通管13は、導水管104の仕切弁105の二次側に連結され、その両端部は連結バルブV13に接続されている。泡原液室6の底部側は、仕切弁V11を介してレベルゲージ11に連通している。
【0024】
消火水室5は、消火水連通管12を介して導水管104に連結されている。この消火水連通管12は、仕切弁105の一次側に連結され、その導水管104側は連結バルブV12に連結されている。
【0025】
混合器102の下流側の消火配管90には、テスト用コネクション4が設けられ、その下流側には試験用仕切弁V4が設けられている。このコネクション4には、試験時、消防ホース108が連結されるが、このホース108の先端には、泡ノズル109が設けられている。
【0026】
次に、本実施例の作動について説明する。
導水管104の仕切弁105の一次側と二次側の連結バルブV12、V13に泡放出試験装置10の消火水連通管12、泡原液連通管13をそれぞれ接続するとともに、テスト用コネクション4に消防ホース108を接続する。
【0027】
次に、仕切弁105を閉じるとともに、連結バルブV12、V13を開放する。そして、消火水ポンプ103を起動し、消火配管90内に消火水Wを供給すると、該消火水Wは消火水連通管12を介して試験用タンク9の消火水室5に流入し、隔膜Mを押圧するので、泡原液室6内の泡原液Gが押圧される。
【0028】
そのため、該泡原液Gは泡原液連通管13を介して導水管104に流入し、該導水管104の放出口104aから泡原液タンク101内に放出される。
【0029】
泡原液タンク101が加圧されると、該タンク101内の泡原液Gは導液管106を介して混合器102に送出され、消火水Wと混合して混合液WGとなる。この混合液WGは消防ホース108を介して泡ノズル109に圧送され、該ノズル109から泡状態で放出される。この放出された泡を泡検査器により検査し、泡原液の混合割合をチェックする。
【0030】
泡放出試験終了後、消火ポンプ103を停止し、消火水Wの供給を停止する。前記バルブV12、V13、V4を閉止すると共に、消火水連通管12、泡原液連通管13を導水管104から取り外すと共に、消防用ホース108をテスト用コネクション4から取り外す。そして、仕切弁105を開放して復旧する。
【0031】
これによって、泡放出試験で使用された泡原液の量は、泡放出試験装置10内から押し出された泡原液の量と一致しているため、泡原液タンク101内の泡原液充填は、不要となり、その段取りや復旧作業は非常に容易になる。
又、再試験の場合、泡放出試験装置10に泡原液を充填すれば良く、又、その充填量をレベルゲージ11で確認することができる。
【0032】
この発明の実施例2を図2により説明するが、図1と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施例と実施例1との相違点は、泡原液連通管13Aを導水管104に連結する代わりに、泡原液タンク101の底部の仕切弁(ドレーン弁)107に連結されることである。この実施例2の作動は、前記実施例1と同様なので、その説明は省略する。
【0033】
この発明の実施例は、上記に限定されるものではなく、例えば、泡放出試験装置10を自動移動装置7に載置し、移動可能にする代わりに、該装置10を泡原液タンク101の近傍に固定し、その泡原液タンク101の専用泡放出試験装置として使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本件発明の実施例1を示す正面図である。
【図2】本件発明の実施例2を示す正面図である。
【符号の説明】
【0035】
5 隔膜
6 消火水室
9 試験用タンク
10 泡放出試験装置
12 消火水連通管
13 泡原液連通管
100 泡消火設備
101 泡原液タンク
102 混合器
104 導水管
105 仕切弁
106 導液管
107 仕切弁




 

 


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