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発明の名称 消火用ノズル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29299(P2007−29299A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−215075(P2005−215075)
出願日 平成17年7月25日(2005.7.25)
代理人 【識別番号】100061284
【弁理士】
【氏名又は名称】斎藤 侑
発明者 村田 眞志
要約 課題
放出ガスの直進性を向上させる。

解決手段
一端が閉鎖され、他端が放出口5bとなっている不活性ガス放出筒3であって、ガス配管孔10が設けられている不活性ガス放出筒3と;該放出口5bの外側前方に配設された複数の水噴霧ノズル20,21,22,23と;を備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】
一端が閉鎖され、他端が放出口となっている放出筒であって、ガス配管孔が設けられている不活性ガス放出筒と;
該放出口の外側前方に配設された複数の水噴霧ノズルと;
を有することを特徴とする消火用ノズル。
【請求項2】
隣接する水噴霧ノズルの放水パターン同志が重なって環状放水パターンを形成し、該環状放水パターン内を放出口から放出される不活性ガスが通ることを特徴とする請求項1記載の消火用ノズル。
【請求項3】
ガス配管孔に不活性ガス放出ノズルが連結されていることを特徴とする請求項1、又は、2記載の消火用ノズル。
【請求項4】
ガス配管孔が、放出筒の底面、又は、筒壁に設けられていることを特徴とする請求項1、2、又は、3記載の消火用ノズル。
【請求項5】
水噴霧ノズルは、不活性ガス放出筒の外側に固定されていることを特徴とする請求項1、2、3、又は、4記載の消火用ノズル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、工作機械等を監視する消火装置等に用いられる、消火用ノズルに関するものである。
【0002】
工作機械等の設置現場等で発生する、n−ヘプタン火災などの低引火点油火災の場合には、消火水による消火は危険なので、アルゴン、窒素、二酸化炭素などの不活性ガスによる消火が行われている。
しかし、このガス消火では、ガスの放出距離がガス放出圧力に比例するので、必要な放出距離を得るには、ガス放出圧力を高くしなければならず、又、放出されたガスはその進行中に空気と混合して希釈されるので濃度が低下する。そのため、充分な濃度のガスを確実に被消火対象物に供給することが困難となる。
【0003】
そこで、上記問題を解決するため、水をキャリアとしてガス系消火薬剤を放出する消火方法が開発されている。この消火方法は、例えば、水膜を作りながら水を放出できる放射器を用いて水膜内にガス系消火薬剤を入れながら消火する方法である(例えば、特許文献1、参照)。
【0004】
【特許文献1】WO01/056658
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来例では、放出ガスの直進性が良好でなく、又、ガス放出距離も充分確保できない。
そのため、効率よく、かつ、確実に消火することが困難である。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑み、放出ガスの直進性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、一端が閉鎖され、他端が放出口となっている放出筒であって、ガス配管孔が設けられている不活性ガス放出筒と;該放出口の外側前方に配設された複数の水噴霧ノズルと;を有することを特徴とする。
【0008】
この発明は、隣接する水噴霧ノズルの放水パターン同志が重なって環状放水パターンを形成し、該環状放水パターン内を放出口から放出される不活性ガスが通ることを特徴とする。この発明の配管孔に不活性ガス放出ノズルが連結されていることを特徴とする。この発明の配管孔が、放出筒の底面、又は、筒壁に設けられていることを特徴とする。
【0009】
この発明の水噴霧ノズルは、不活性ガス放出筒の外側に固定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
この発明は、以上のように構成したので、放出ガスの直進性を向上させることができる。従って、n−ヘプタン等の低引火点油火災等の場合には、被消火対象物に対して確実に不活性ガスとミストとを供給できるので、両者の相乗効果により効率よく、かつ、確実に消火することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
この発明の実施の形態を図1〜図4により説明する。
消火用ノズル1は、不活性ガス放出筒3と水噴霧ノズル20,21,22,23とを備えている。
【0012】
不活性ガス放出筒3は、断面コ字状に形成された、有底円筒体であり、円筒壁5の一端は底壁5aにより閉鎖され、その他端は放出口5bとなっている。
この放出口5bの内径Dは、50mm以上に形成されるが、このような大きさの内径にするのは、放出ガスの直進性を良くするためである。又、放出口5bの軸方向の長さは前記内径Dより短く形成され、例えば、45mmに形成されるが、この長さは必要に応じて適宜選択される。
【0013】
放出口5bには、整流板7が嵌着されている。
【0014】
放出筒3の底壁5aには、ガス配管孔10が設けられている。該底壁5aの外側には、前記配管孔10に連通するガス配管11が設けられ、又、その内側には、前記配管孔10に連通するガスノズル12が設けられている。このノズル12のノズル孔12aは、ノズル軸方向と直交する方向に穿設されている。
【0015】
なお、配管孔10は、必ずしも底壁5aに設ける必要はなく、例えば、底壁5a側の円筒壁5に設けてもよい。この場合には、ガスノズル12のノズル孔は、ノズル軸方向に穿設される。
【0016】
放出筒3の円筒壁5には、円周方向に等間隔をおいて4本の水噴霧ノズル20,21,22,23が設けられている。従って、前記ノズル20,21は、点対称に配設されており、又、前記ノズル22,23は、前記ノズル20,21から周方向に90°ずれた位置に、点対称に配設されている。各ノズル20〜23の軸心は、放出筒3の軸心と平行に配設されている。
なお、前記ノズルの軸心と放出筒3の軸心とを平行に配設するか否か、又は、ノズルを何個設置するか等は、必要に応じて適宜選択され、例えば、ノズルの数は2〜12個の範囲で選択される。
【0017】
このノズル20〜23の放出パターンは、円錐状であり、その放出パターン角度θは60°〜120°である。又、このノズル20〜23から噴出される消火水は、ミストとなるが、このミストの平均粒径は、200μm以下となるように構成されている。
【0018】
このノズル20〜23は、放出口5bの外側前方に設けられているが、前記ノズル20〜23の先端と前記放出口5bの間隔、即ち、離間距離Lは、所定の範囲、例えば、200mm以下の範囲内で適宜選択される。
各ノズル20〜23の前記離間距離Lは、等しく、従って、各ノズルの先端は揃っている。しかし、各ノズル20〜23の先端は、必ずしも揃える必要はなく、例えば、ノズル20,21の離間距離L=80mm、ノズル22,23の離間距離L=100mm、にし、前記ノズル22,23を、該ノズル20,21よりも前方に配設しても良い。
【0019】
次に、本実施の形態の作動について説明する。
消火用ノズル1を、取付金具30を介して天井面32に固定し、放出口5b、前記ノズル20〜23を床面50に載置されている被消火対象物、例えば、工作機械等、に向かって下向きにする。
【0020】
火災発生時、手動又は自動により図示しないガス放出設備及び放水設備を起動させると、ガス配管11に不活性ガスGが圧送されるとともに、給水管37に消火水wが圧送される。
【0021】
不活性ガスGとして、例えば、アルゴン、窒素、又は、二酸化炭素が用いられ、1000〜5000L/min.の割合で供給される。該ガスGは、配管孔10を通ってガスノズル12のノズル孔12aから円筒壁5に向かって放出される。そして、該放出された不活性ガスガスGは円筒壁5に衝突して進行方向を変えられ、整流板7により流れを整えられながら、放出筒軸方向に直進する。
【0022】
消火水wは、例えば、各ノズル20〜23から噴出されてミストMとなるが、このミストMの平均粒径は、200μm以下、例えば、150μmである。各ノズル20〜23の水噴霧流量は、5〜30L/min.であり、水噴霧放出圧力は0.2〜2MPa、である。
各ノズル20〜23の放水パターン20p〜23pは、円錐状となり、又、互いに隣接する放水パターンの一部分が重なり、全体として1個の環状放水パターンを形成する。そのため、該環状放水パターンの中央部には、ガス流路40が発生する。
【0023】
図5に示す様に、各ノズル20〜23の放水パターン20p〜23pは、床面40に近づく程その断面積が大きくなっているため、前記ガス流路40は、床面50に近づく程その断面積が小さくなっている。
【0024】
そのため、不活性ガスGは、ミストにより上部側では外方に拡がるのを防止され、又、床面50側ではミストMと混合され、混合ガスGMとなる。従って、床面50上に載置された被消火対象物には、必要にして充分な量の不活性ガスGとミストMが供給されるので、確実に、かつ、効率よく消火することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】底面図である。
【図3】図2のIII−III線拡大断面図である。
【図4】放水パターンの底面図である。
【図5】放水パターンを示す正面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 消火用ノズル
3 不活性ガス放出筒
5 円筒壁
10 配管孔
12 ガスノズル
20 水噴霧ノズル
21 水噴霧ノズル
22 水噴霧ノズル
23 水噴霧ノズル
CP 環状放水パターン
G 不活性ガス
w 消火水




 

 


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