米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 医学 -> タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ

発明の名称 回転可能な閉塞具ハウジングを備えたトロカールアセンブリ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−7396(P2007−7396A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2006−173210(P2006−173210)
出願日 平成18年6月22日(2006.6.22)
代理人 【識別番号】100107489
【弁理士】
【氏名又は名称】大塩 竹志
発明者 ロバート シー. スミス
要約 課題
組織損傷を引き起こさないトロカール閉塞具アセンブリを提供する。

解決手段
カニューレハウジング102と、このカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブ1004とを含むカニューレ1000およびこのカニューレ内に少なくとも部分的に位置決め可能な閉塞具アセンブリ100であって、閉塞具シャフト104に連結されたほぼ平坦な閉塞具ブレードを備え、閉塞具シャフトおよび閉塞具ブレードが相対的回転移動のために適合された閉塞具アセンブリである。この閉塞具ブレードの周りに同軸に取り付けられ、閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動のために適合されている保護部材、および保護部材の長軸方向移動を防ぐために閉塞具ハウジング中に位置決めされるラッチ部材を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
トロカールシステムであって:
カニューレハウジングおよび該カニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含むカニューレ;および
該カニューレ内に少なくとも部分的に位置決め可能な閉塞具アセンブリであって:
閉塞具ハウジング;
該閉塞具ハウジングに連結された閉塞具シャフト;
該閉塞具シャフトに連結された閉塞具ブレードを備え、該閉塞具シャフトおよび該閉塞具ブレードが相対的回転移動のために適合され、該閉塞具ブレードがほぼ平坦である、閉塞具アセンブリ;
該閉塞具ブレードの周りに同軸に取り付けられ、そして該閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、該閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動のために適合されている、保護部材;および
該保護部材の長軸方向移動を防ぐために該閉塞具ハウジング中に位置決めされる、ラッチ部材を備える、トロカールシステム。
【請求項2】
前記ラッチ部材が、前記保護部材を第1の位置に固定する初期位置を有する、請求項1に記載のトロカールシステム。
【請求項3】
前記ラッチ部材が、前記保護部材を作動可能に離脱する作動位置に移動可能であり、該保護部材がその前記第2の位置に移動することを可能にする、請求項2に記載のトロカールシステム。
【請求項4】
前記ラッチ部材が、前記閉塞具ハウジングおよび前記カニューレハウジングに接近する際に、前記作動位置に移動するように適合されている、請求項3に記載のトロカールシステム。
【請求項5】
前記閉塞具シャフトに連結されたブレードマウントを含み、該ブレードマウントおよび該閉塞具シャフトが前記長軸方向軸の周りの相対的回転移動のために適合され、該ブレードマウントが該閉塞具ブレードを収容する、請求項1に記載のトロカールシステム。
【請求項6】
前記閉塞具シャフトが前記閉塞具ハウジングに固定され、それによって、該閉塞具ハウジングの回転移動が、該閉塞具シャフトの対応する回転移動を引き起こす、請求項1に記載のトロカールシステム。
【請求項7】
前記閉塞具ハウジングに隣接して取り付けられ、そして前記保護部材に作動可能に連結された指標部材を含み、該指標部材が、該保護部材の前記第2の位置への移動に際し移動可能であり、使用者に、該保護部材の位置決めの視覚確認を提供する、請求項3に記載のトロカールシステム。
【請求項8】
前記保護部材が、前記第1の位置に向かって垂直に付勢される、請求項3に記載のトロカールシステム。
【請求項9】
前記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして前記ラッチ部材と作動可能に連結された解放部材を含み、該解放部材が、該閉塞具ハウジングと前記カニューレハウジングとの嵌合に際し、該ラッチ部材を前記作動位置に移動するよう適合されている、請求項3に記載のトロカールシステム。
【請求項10】
前記解放部材が、前記閉塞具ハウジングと前記カニューレハウジングとの嵌合に際し、該カニューレハウジングを係合するために位置決めされる解放ボタンを含み、それによって、該解放部材を転位し、そして前記ラッチ部材の前記作動位置への移動を引き起こす、請求項9に記載のトロカールシステム。
【請求項11】
前記閉塞具ハウジング内に配置され、そして前記保護部材に取り付けられた指標カラーを含み、該指標カラーが、前記ラッチ部材の前記作動位置への移動に際し、該保護部材との長軸方向移動のために適合されている、請求項10に記載のトロカールシステム。
【請求項12】
前記指標カラーおよび前記保護部材が、相対的回転移動のために適合されている、請求項11に記載のトロカールシステム。
【請求項13】
前記指標カラーが、使用者に、前記保護部材の位置決めの視覚確認を提供するよう適合された指標部材を含む、請求項12に記載のトロカールシステム。
【請求項14】
前記カニューレアセンブリが、シールハウジングおよび内部シールを有するシールアセンブリを含み、該シールハウジングが該カニューレアセンブリに取り付け可能である、請求項1に記載のトロカールシステム。
【請求項15】
組織を貫通するための閉塞具アセンブリであって:
閉塞具ハウジング;
該閉塞具ハウジングに連結された閉塞具シャフト;
該閉塞具シャフトに連結されたほぼ平坦な閉塞具ブレードであって、該閉塞具シャフトおよび該閉塞具ブレードが相対的回転移動のために適合されている、閉塞具ブレード;
該閉塞具ブレードの周りに取り付けれ、そして該閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置、および該閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動のために適合された保護部材;および
該保護部材の移動を防ぐために該閉塞具ハウジング中に位置決めされたラッチ部材、を備える、閉塞具アセンブリ。
【請求項16】
前記ラッチ部材が、前記保護部材を固定する第1の位置、および該保護部材を作動可能に離脱し、該保護部材がその第2の位置に移動することを可能にする第2の位置を有する、請求項15に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項17】
前記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして前記ラッチ部材と作動可能に連結された解放部材であって、該閉塞具ハウジングと前記カニューレアセンブリの嵌合に際し、該カニューレアセンブリを係合するように位置決めされる解放ボタンを有し、それによって、該解放部材を転位し、そして前記ラッチ部材の前記作動位置への移動を引き起こす解放部材をさらに備える、請求項16に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項18】
前記閉塞具ハウジング内に配置され、そして前記保護部材に取り付けられる指標カラーを含み、該指標カラーが、前記ラッチ部材の前記作動位置への移動に際し、該保護部材との長軸方向移動のために適合されている、請求項17に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項19】
前記指標カラーおよび前記保護部材が、相対的回転移動のために適合されている、請求項18に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項20】
前記指標カラーが、使用者に、前記保護部材の位置決めの視覚確認を提供するために適合された指標部材を含む、請求項19に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項21】
閉塞具アセンブリであって:
閉塞具ハウジング;
該閉塞具ハウジングに連結された閉塞具シャフト;
該閉塞具シャフトに連結されたほぼ平坦な閉塞具ブレードであって、該閉塞具シャフトおよび閉塞具ブレードが相対的回転移動のために適合されている、閉塞具ブレード;および
該閉塞具ブレードの周りに取り付けられ、そして該閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、該閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動に適合されている保護部材であって、該閉塞具ハウジングに回転可能に取り付けられている、保護部材、を備える、閉塞具アセンブリ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(背景)
1.技術分野
本開示は、内視鏡型手順または腹腔鏡型手順のような最小侵襲外科的手順における使用のためのトロカールアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
2.関連技術の背景
最小侵襲的手順は、数および変形物が連続的に増加している。手術部位までの比較的小直径の一時的経路を形成することは、大部分の侵襲最小外科的手順の鍵となる特徴である。このような経路を提供する最も一般的な方法は、皮膚を通じてトロカールアセンブリを挿入することによる。多くの手順において、このトロカールアセンブリは、患者のガス注入された身体の腔中に挿入される。このような手順においては、シール機構を備えたトロカールアセンブリが、ガス注入法のガスの漏れを最小にしながら、手術部位までの必要な経路を提供するために利用されている。
【0003】
トロカールアセンブリは、代表的には、カニューレを通じて除去可能に挿入される閉塞具を含む。この閉塞具は、閉塞具の鋭い先端部による意図されない穿孔に対して保護する安全シールドを含み得る。この安全シールドは、相対的移動および安全シールドのロックを制御する機構を含む。安全シールド機構の1つの例は、本出願人に譲渡された、Stellonらによる米国特許第6,319,266号(特許文献1)に開示されており、その全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。
【0004】
患者の身体壁を通るトロカールアセンブリの挿入は、顕著な軸方向の力の適用を要求し得る。代表的には、この手順の間に、閉塞具ハウジングが握られ、そして圧力がこのアセンブリに付与される。圧力の付与に加え、外科医は、閉塞具ハウジングを、意図的または非意図的に回転し得、組織を通って貫通先端部を通過させる。しかし、この閉塞具ハウジングに任意のトルクを与えることは、特に、平坦なブレードを有する閉塞具では所望されないかも知れない。平坦なブレードをもつ先端部の回転は、組織の所望されない裂けを引き起こし得るからである。
【特許文献1】米国特許第6,319,266号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、所望されない組織の裂けを低減するアセンブリを含むトロカール閉塞具アセンブリにおけるさらなる改良の必要性が存在している。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(要約)
従って、本開示は、トロカール技術におけるさらなる改良に関する。1つの好ましい実施形態では、このトロカールシステムは、カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを有するカニューレ、およびこのカニューレ内に少なくとも部分的に位置決め可能な閉塞具を含む。この閉塞具は、閉塞具ハウジング、この閉塞具ハウジングに連結された閉塞具シャフト、この閉塞具シャフトに連結されたほぼ平坦な閉塞具ブレード、この閉塞具ブレードの周りに同軸に取り付けられ、そしてこの閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、この閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動のために適合されている保護部材、およびこの保護部材の長軸方向移動を防ぐために上記閉塞具ハウジング中に位置決めされるラッチ部材を含む。上記閉塞具シャフトおよび上記閉塞具ブレードは、相対的回転移動のために適合されている。上記ラッチ部材は、上記保護ガードを第1の位置に固定する初期位置から、上記保護ガードを作動可能に離脱する作動位置まで移動可能であり、上記保護ガードがその上記第2の位置に移動することを許容する。上記ラッチ部材は、好ましくは、上記閉塞具ハウジングおよび上記カニューレハウジングに接近する際に、上記作動位置に移動するように適合されている。
【0007】
1つの好ましい実施形態では、上記閉塞具は、上記閉塞具シャフトに連結されたブレードマウントを含み、このブレードマウントおよび上記閉塞具シャフトは、上記長軸方向軸の周りの相対的回転移動のために適合されている。このブレードマウントは、上記閉塞具ブレードを収容する。上記閉塞具シャフトは、上記閉塞具ハウジングに固定され得、それによってこの閉塞具ハウジングの回転移動は、上記閉塞具シャフトの対応する回転移動を引き起こす。
【0008】
指標部材が、上記閉塞具ハウジングに隣接して取り付けられ、そして上記保護部材に作動可能に連結され得る。この指標部材は、上記保護ガードの上記第2の位置への移動に際し移動可能であり、使用者に、上記保護ガードの位置決めの視覚確認を提供する。この保護ガードは、上記第1の位置に向かって垂直に付勢される。
【0009】
上記閉塞具は、上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記ラッチ部材と作動可能に連結された解放部材を含む。この解放部材は、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレハウジングとの嵌合に際し、上記ラッチ部材を上記作動位置に移動するよう適合されている。上記解放部材は、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレハウジングとの嵌合に際し、上記カニューレハウジングを係合するために位置決めされる解放ボタンを含み、それによって、上記解放部材を転位し、そして上記ラッチ部材の上記作動位置への移動を引き起こす。
【0010】
上記閉塞具は、好ましくは、上記閉塞具ハウジング内に配置され、そして上記保護部材に取り付けられた指標カラーを含む。この指標カラーは、上記ラッチ部材の上記作動位置への移動に際し、上記保護部材との長軸方向移動のために適合されている。この指標カラーおよび上記保護部材は、相対的回転移動のために適合されている。この指標カラーは、使用者に、上記保護ガードの位置決めの視覚確認を提供するよう適合された指標部材を含み得る。
【0011】
上記カニューレアセンブリは、シールハウジングおよび内部シールを有するシールアセンブリを含み得る。このシールハウジングは、上記カニューレアセンブリに取り付け可能である。
【0012】
別の好ましい実施形態では、組織を貫通するための閉塞具アセンブリが提供される。この閉塞具アセンブリは、閉塞具ハウジング、この閉塞具ハウジングに連結された閉塞具シャフト、この閉塞具シャフトに連結されたほぼ平坦な閉塞具ブレードであって、この閉塞具シャフトおよびこの閉塞具ブレードが、相対的回転移動のために適合されている、閉塞具ブレード、この閉塞具ブレードの周りに取り付けれ、そしてこの閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置、およびこの閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動のために適合された保護部材、およびこの保護部材の移動を防ぐために上記閉塞具ハウジング中に位置決めされたラッチ部材を備える。このラッチ部材は、上記保護部材を固定する第1の位置に固定する初期位置から、上記保護部材を作動可能に離脱し、この保護部材がその第2の位置に移動することを可能にする作動位置まで移動可能である。解放部材が、上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記ラッチ部材と作動可能に連結され得る。この解放部材は、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレアセンブリの嵌合に際し、このカニューレアセンブリを係合するように位置決めされる解放ボタンを有し、それによって、この解放部材を転位し、そして上記ラッチ部材の上記作動位置への移動を引き起こす。
【0013】
指標カラーが、上記閉塞具ハウジング内に配置され、そして上記保護部材に取り付けられ得る。この指標カラーは、上記ラッチ部材の上記作動位置への移動に際し、上記保護部材との長軸方向移動のために適合されている。この指標カラーおよび保護部材は、相対的回転移動のために適合されている。この指標カラーは、使用者に、上記保護ガードの位置決めの視覚確認を提供するために適合された指標部材を含む。
【0014】
別の好ましい実施形態では、閉塞具アセンブリは、閉塞具ハウジング、この閉塞具ハウジングに連結された閉塞具シャフト、この閉塞具シャフトに連結されたほぼ平坦な閉塞具ブレードであって、この閉塞具シャフトおよび閉塞具ブレードが相対的回転移動のために適合されている、閉塞具ブレード、およびこの閉塞具ブレードの周りに取り付けられた保護部材を含む。この保護部材は、上記閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、上記閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動に適合されている。この保護部材は、上記閉塞具ハウジングに回転可能に取り付けられ得る。
【0015】
より詳細には、本発明は以下の項目に関する。
【0016】
(1)トロカールシステムであって:カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含むカニューレ;およびこのカニューレ内に少なくとも部分的に位置決め可能な閉塞具アセンブリであって:閉塞具ハウジング;この閉塞具ハウジングに連結された閉塞具シャフト;この閉塞具シャフトに連結された閉塞具ブレードを備え、上記閉塞具シャフトおよび上記閉塞具ブレードが相対的回転移動のために適合され、この閉塞具ブレードがほぼ平坦である、閉塞具アセンブリ;上記閉塞具ブレードの周りに同軸に取り付けられ、そして上記閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、上記閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動のために適合されている保護部材;およびこの保護部材の長軸方向移動を防ぐために上記閉塞具ハウジング中に位置決めされるラッチ部材を備えるトロカールシステム。
【0017】
(2)上記ラッチ部材が、上記保護部材を第1の位置に固定する初期位置を有する項目(1)に記載のトロカールシステム。
【0018】
(3)上記ラッチ部材が、上記保護部材を作動可能に離脱する作動位置に移動可能であり、この保護部材がその上記第2の位置に移動することを可能にする、項目(2)に記載のトロカールシステム。
【0019】
(4)上記ラッチ部材が、上記閉塞具ハウジングおよび上記カニューレハウジングに接近する際に、上記作動位置に移動するように適合されている、項目(3)に記載のトロカールシステム。
【0020】
(5)上記閉塞具シャフトに連結されたブレードマウントを含み、このブレードマウントおよび上記閉塞具シャフトが上記長軸方向軸の周りの相対的回転移動のために適合され、上記ブレードマウントが上記閉塞具ブレードを収容する、項目(1)に記載のトロカールシステム。
【0021】
(6)上記閉塞具シャフトが上記閉塞具ハウジングに固定され、それによって、上記閉塞具ハウジングの回転移動が、上記閉塞具シャフトの対応する回転移動を引き起こす、項目(1)に記載のトロカールシステム。
【0022】
(7)上記閉塞具ハウジングに隣接して取り付けられ、そして上記保護部材に作動可能に連結された指標部材を含み、この指標部材が、この保護部材の前記第2の位置への移動に際し移動可能であり、使用者に、この保護部材の位置決めの視覚確認を提供する、項目(3)に記載のトロカールシステム。
【0023】
(8)上記保護部材が、上記第1の位置に向かって垂直に付勢される、項目(3)に記載のトロカールシステム。
【0024】
(9)上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記ラッチ部材と作動可能に連結された解放部材を含み、この解放部材が、この閉塞具ハウジングと上記カニューレハウジングとの嵌合に際し、上記ラッチ部材を上記作動位置に移動するよう適合されている、項目(3)に記載のトロカールシステム。
【0025】
(10)上記解放部材が、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレハウジングとの嵌合に際し、上記カニューレハウジングを係合するために位置決めされる解放ボタンを含み、それによって、上記解放部材を転位し、そして上記ラッチ部材の上記作動位置への移動を引き起こす、項目(9)に記載のトロカールシステム。
【0026】
(11)上記閉塞具ハウジング内に配置され、そして上記保護部材に取り付けられた指標カラーを含み、この指標カラーが、上記ラッチ部材の上記作動位置への移動に際し、上記保護部材との長軸方向移動のために適合されている、項目(10)に記載のトロカールシステム。
【0027】
(12)上記指標カラーおよび上記保護部材が、相対的回転移動のために適合されている、項目(11)に記載のトロカールシステム。
【0028】
(13)上記指標カラーが、使用者に、上記保護部材の位置決めの視覚確認を提供するよう適合された指標部材を含む、項目(12)に記載のトロカールシステム。
【0029】
(14)上記カニューレアセンブリが、シールハウジングおよび内部シールを有するシールアセンブリを含み、このシールハウジングが上記カニューレアセンブリに取り付け可能である、項目(1)に記載のトロカールシステム。
【0030】
(15)組織を貫通するための閉塞具アセンブリであって:閉塞具ハウジング;
この閉塞具ハウジングに連結された閉塞具シャフト;この閉塞具シャフトに連結されたほぼ平坦な閉塞具ブレードであって、この閉塞具シャフトおよびこの閉塞具ブレードが相対的回転移動のために適合されている、閉塞具ブレード;この閉塞具ブレードの周りに取り付けれ、そしてこの閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置、およびこの閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動のために適合された保護部材;および上記保護部材の移動を防ぐために上記閉塞具ハウジング中に位置決めされたラッチ部材、を備える、閉塞具アセンブリ。
【0031】
(16)上記ラッチ部材が、上記保護部材を固定する第1の位置、および上記保護部材を作動可能に離脱し、上記保護部材がその第2の位置に移動することを可能にする第2の位置を有する、項目(15)に記載の閉塞具アセンブリ。
【0032】
(17)上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記ラッチ部材と作動可能に連結された解放部材であって、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレアセンブリの嵌合に際し、上記カニューレアセンブリを係合するように位置決めされる解放ボタンを有し、それによって、上記解放部材を転位し、そして上記ラッチ部材の上記作動位置への移動を引き起こす解放部材をさらに備える、項目(16)に記載の閉塞具アセンブリ。
【0033】
)(18)上記閉塞具ハウジング内に配置され、そして上記保護部材に取り付けられる指標カラーを含み、この指標カラーが、上記ラッチ部材の上記作動位置への移動に際し、上記保護部材との長軸方向移動のために適合されている、項目(17)に記載の閉塞具アセンブリ。
【0034】
(19)上記指標カラーおよび上記保護部材が、相対的回転移動のために適合されている、項目(18)に記載の閉塞具アセンブリ。
【0035】
(20)上記指標カラーが、使用者に、上記保護部材の位置決めの視覚確認を提供するために適合された指標部材を含む、項目(19)に記載の閉塞具アセンブリ。
【0036】
(21)閉塞具アセンブリであって:閉塞具ハウジング;この閉塞具ハウジングに連結された閉塞具シャフト;この閉塞具シャフトに連結されたほぼ平坦な閉塞具ブレードであって、この閉塞具シャフトおよび閉塞具ブレードが相対的回転移動のために適合されている、閉塞具ブレード;およびこの閉塞具ブレードの周りに取り付けられ、そしてこの閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、この閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動に適合されている保護部材であって、上記閉塞具ハウジングに回転可能に取り付けられている、保護部材、を備える、閉塞具アセンブリ。
【発明の効果】
【0037】
トロカールシステムは、カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含むカニューレ、およびこのカニューレ内に少なくとも部分的に位置決め可能な閉塞具を含む。この閉塞具は、上記カニューレハウジングと嵌合するために適合された閉塞具ハウジング、この閉塞具ハウジングに連結され、そして上記カニューレスリーブ内に受容可能な閉塞具シャフト、この閉塞具シャフトに連結された閉塞具ブレード、この閉塞具ブレードの周りに同軸に取り付けられた保護ガードを含む保護部材、および上記閉塞具ハウジングと関連し、そして上記保護ガードに作動可能に連結されたラッチ部材を含む。上記閉塞具シャフトおよび上記閉塞具ブレードは、相対的回転移動のために適合されている。上記保護ガードは、上記保護ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、上記閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動のために適合されている。上記ラッチ部材は、上記保護ガードを第1の位置に固定する初期位置から、上記保護ガードを作動可能に開放する作動位置まで移動可能であり、上記保護ガードがその上記の第2の位置まで移動することを可能にする。上記ラッチ部材は、好ましくは、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレハウジングとの嵌合に際し、上記作動位置に移動するように適合されている。上記構成は、意図されない身体組織の裂けを引き起こさない外科的手順の実施を可能にする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
本開示の好ましい実施形態は、図面を参照して本明細書で以下に説明される。
【0039】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
ここで、描写された図面を詳細に参照して、そこでは、同様の参照番号は、同様または同一の要素を識別し、図1および2には、本開示の好ましい実施形態に従って構築されたトロカールアセンブリが示され、そして参照番号10によってほぼ指定される。トロカールアセンブリ10は、内視鏡手順または腹腔鏡手順のような最小侵襲的外科手順における使用のために特に適合されている。一般に、トロカールアセンブリ10は、2つの主要なサブアセンブリ、すなわち、閉塞具アセンブリ100およびカニューレアセンブリ1000を含む。
【0040】
カニューレアセンブリ1000は、腹腔鏡外科的手順における使用のために適切な任意のカニューレアセンブリであり得る。1つの好ましい実施形態では、カニューレアセンブリ1000は、カニューレハウジング1002およびこのカニューレハウジング1002から延びるカニューレスリーブ1004を含む。カニューレハウジング1002およびカニューレスリーブ1004のいずれか、または両方は、一部または全体が透明であり得、そして生体適合性金属またはポリマー材料から製作される。カニューレアセンブリ1000は、ダックビルバルブ、または外科用器具の不在下で閉鎖するよう適合されたその他のゼロ閉鎖バルブのような内部シールを含み得、このカニューレアセンブリ1000を通るガス注入法ガスの通過を防ぐ。
【0041】
トロカールアセンブリ10はまた、好ましくは、カニューレハウジング1002に離脱可能に取り付けられているシールアセンブリ2000を含み得る。シールアセンブリ2000をカニューレハウジング1002に離脱可能に連結するための手段は、差込みカッブプリング、ねじ連結、ラッチ、摩擦ばめ、さねはぎ配列、スナップばめなどを含み得る。シールアセンブリ2000は、シールハウジング2002、およびシールアセンブリ2000を通って挿入される器具の周りに流体密なシールを形成するよう適合されている少なくとも1つの内部シールを含む。1つの適切なシールは、2002年6月6日に出願された、本出願人に共に譲渡された米国特許出願第10/165、133号に開示された織物シールであり得、その全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。この‘133出願に開示されるシールは、弾性材料の第1の層およびこの第1の層に対して並置される第2の織物層を有する平坦な隔壁シールであり得る。このシールのさらなる詳細は、この’133出願への参照によって確認され得る。シールアセンブリ2000は、カニューレアセンブリ1000の構成要素であっても良いし、またはなくても良い。例えば、シールアセンブリは、別個の、取り外し可能なアセンブリであり得る。代替物では、このシールアセンブリは、カニューレアセンブリ1000の一体部分を含み得、そして取り外し可能でない。
【0042】
図2と組み合わせて、図3〜4を参照して、閉塞具アセンブリ100は、閉塞具ハウシジング102、およびこのハウジング102から遠位方向に延びる閉塞具シャフト104を含む。閉塞具シャフト104は、閉塞具軸「X」を規定し、そして本明細書中以下でより詳細に論議される。閉塞具ハウシジング102は、ハウジングベース106およびハウジングカバー108を含む。一旦、適切な構成要素が、(以下に説明されるように)それとともに位置決めされると、ハウジングベース106は、例えば、ハウジングベース106の対応する寸法のラッチ開口部112と組み合うカバー108の弾性ラッチ110によって、嵌合面と係合することによりハウジングカバー108に取り付けられ得る。好ましくは、ベース106とカバー108を均一に連結するために、少なくとも3つの対応するラッチ110および開口部112が、それぞれ、カバー108およびベース106の周縁の周りに等しく間隔を置かれている。好ましくは、閉塞具ハウシジング102は、サイズが、例えば、直径約5mm〜約15mmの範囲のカニューレと機能的に協働するような形態および寸法である。
【0043】
閉塞具アセンブリ100は、保護シールド114を含む。保護シールド114は、シールド部材116、シールド伸長部118および互いに作動可能に連結されて閉塞具アセンブリ100の外側部材を規定するブレードガード120を含む。1つの好ましい実施形態では、シールド部材116は、シールド伸長部118に、このシールド伸長部118から延びる対立的なタブ122を含む配列により連結され、これは、シールド部材116の内部管腔内にそれと摩擦関係、またはスナップばめで受容される。対立的なタブ122は、シールド部材116の対応する開口部126内にそれとスナップ関係で受容される円形または円筒形ベース124をさらに含む。同様に、ブレードガード120は、複数、例えば、4つの軸方向にぶら下がるタブ128を含み、これは、シールド伸長部118の対応する寸法のタブ開口部130内に受容され、これら2つの構成要素を連結する。保護シールド114のこれら構成要素を連結するためのその他の手段は、スナップばめ配列、接着剤、さねはぎ配列などを含むことがまた想定される。その他の実施形態では、保護シールド114は、単一構成要素である。組み立てられた状態では、保護シールド114のシールド部材116は、ハウジングベース106内、特に、ハウジングベース106の円筒形部分106a内に延びる。保護シールド114は、本明細書中以下により詳細に論議されるように、軸「X」に沿って、そして閉塞具ハウジング102に対する軸方向移動のために適合されている。
【0044】
ここで、図3〜8を参照して、閉塞具アセンブリ100は、シールド部材116の近位端内に固定される指標カラー132をさらに含む。1つの好ましい配列では、指標カラー132は、遠位カラー伸長部134を規定する。カラー伸長部134は、その外面上に環状リムを含む。環状リム136は、図7および8に最良に示されるように、シールド部材116の半径方向タブ138とのその係合により、シールド部材116内に含まれる。この配列で、指標カラー132は、シールド部材116に対して回転するように適合され−−これは、本明細書中以下でより詳細に論議される。
【0045】
指標カラー132は、この指標カラー132に対して横方向に延びる指標フラッグ140のような、シールド位置指標をさらに含む。指標フラッグ140は、ハウジングカバー108の溝108aを通って延びるとき、閉塞具ハウシジング102の外部から見える(図2および7をまた参照のこと)。好ましくは、指標フラッグ140は、周囲のハウジング構成要素と鋭く対比されるよう着色される。例えば、指標フラッグ140は、周辺のハウジング構成要素が白または淡い色である場合、赤であり得る。指標カラー132は、カラーレッジ144、およびこのカラーレッジ144の下に形成され、そしてこのカラーレッジ144から半径方向の外方に延びる一対のポスト146をさらに備える。カラーレッジ144は、ブレード190に対して遠位位置にある保護シールド114を離脱可能にロックするために供される。
【0046】
指標フラッグ140および保護シールド114は、コイルスプリング148によって遠位方向にばね付勢される。特に、コイルスプリング148は、指標カラー132の内部ボア150内に受容され、そして指標カラー132の内部シェルフ152(図8)を係合する。コイルスプリング138の近位端は、ハウジングカバー108の内面から垂れ下がるスプリングマウント154の周りに同軸に取り付けられる(図10を参照のこと)。
【0047】
ここで、図3〜5と組み合わせ、図9〜12を参照して、閉塞具アセンブリ100は、閉塞具ハウジング102内に配置されたラッチ機構を含み、閉塞具アセンブリ100がカニューレアセンブリ1000に取り付けられ、そして外科医がトロカール侵入を開始する体勢になるようなときまで、保護シールド114の近位方向移動を防ぐ。ラッチ機構は、図3で最も良く観察されるように、ラッチ部材156、およびスライダー158のような解放部材を含む。ラッチ部材156は、ウェブ162によって連結された2つの垂直脚160を有する。一対の付勢ポスト164が外方に延び、1つは各側のラッチ部材156用である。指標カラー132のカラーレッジ144は、図11〜12に描写されるように、ラッチ部材156の初期位置にあるとき、ラッチ部材156のウェブ162によって係合および固定される。ラッチ部材156の初期位置では、保護シールド114は、図4に示されるような第1の延びた位置に保持される。ラッチ部材156は、好ましくは、片持ちばね様式でハウジングベース106の一部として成型される。しかし、ラッチ部材156は、別個の要素として形成され得、そして適切な公知の技法によってベース106に固定される。
【0048】
スライダー158は、その下端部に配置されたポスト166、スライダー158の遠位面から遠位方向に延びる安全解除ボタン168、および屈曲部172で終わる一対のスライダー脚170を含む。スライダー脚170中に形成される屈曲部172は、図11および12に示されるように、ラッチ部材156のポスト164を係合するような形態および寸法である。スライダー158は、スライダー158のスライダーポスト166によって軸方向に整列されて維持されるスライダースプリング174によって遠位方向に付勢される。スライダースプリング174の近位端は、ハウジングカバー108の内面に支えられ、そしてベース106中に形成された近位ポスト178と円筒形ベース180との間の位置に維持される(図9および10を参照のこと)。スライダー158の遠位方向の付勢は、安全解除ボタン168を、ハウジングベース106中に形成された開口部180を通って突出させる。スライダー158の下端部または横方向脚182は、ハウジングベース106の取り付けポスト172a〜cとともにあり、スライダー158のポストベース184は、取り付けポスト172b、172c内にある(図9を参照のこと)。カニューレアセンブリ112に対する閉塞具アセンブリ100の取り付けは、スライダー158を、本明細書で以下にさらに説明されるように、ほぼ近位方向にほぼ垂直に転位または回転させる。
【0049】
図3と合わせて図4〜6を参照し、閉塞具シャフト104の構成要素が論議される。閉塞具シャフト104は、閉塞具ロッド186、ブレードマウント188およびブレード190を含む。平素具ロッド186は、ほぼ半円形の断面を有し、そしてハウジングカバー108のスプリングマウント154の対応する寸法の開口部194内に受容される近位端192を規定する(図10を参照のこと)。近位端192は、それとともにスナップする関係にあるスプリングマウント154の側方開口部198内に受容されるラッチ196をさらに規定する(図6を参照のこと)。
【0050】
ここで、図3と組み合わせ、図13を参照して、閉塞具ロッド186の遠位端はカラー200を規定する。ブレードマウント188は、閉塞具ロッド186のカラー200を受容するような寸法である取り付け凹部202を含む。取り付け凹部202は、ブレードマウント188に対してカラー200および閉塞具ロッド186の回転を許容する寸法である。ブレードマウント188は、ナイフブレード190を収容するナイフスロット204をさらに含む。ナイフブレード190は、接着剤、セメントなどを含む従来手段によってナイフスロット204内に固定され得る。ナイフブレード196は、好ましくは、平坦または薄いブレードであり、そして、例えば、打ち抜き加工または金属射出成型によるなど適切なプロセスによってステンレス鋼から製作され、そして貫通先端部208まで延びる対向する切断エッジ206を含む。
【0051】
ここで、図14〜15を参照して、トロカールアセンブリ10の使用および操作の方法が論議される。閉塞具アセンブリ100は、カニューレアセンブリ1000内に挿入され、そして閉塞具ハウジング102が、シールアセンブリ2000のシールハウジング2002で接近される場所まで進行される。シールアセンブリ2000は、別個の部分を含み得るか、またはカニューレアセンブリ1000の構成要素であり得る。閉塞具ハウジング102のシールアセンブリ2002およびハウジングベース106は、摩擦ばめを形成するような適切な寸法であり得るか、または、差し込みカップリング、さねはぎ、などを含む従来手段によって互いに連結され得る。上記閉塞具ハウジング102およびシールハウジング2002を接近することは、ブレードガード120をロック状態から解放し、トロカールアセンブリを作動する。閉塞具ハウジング102およびシールハウジング2002が接近すると、スライダー158の安全解除ボタン168は、シールハウジング2002の表面2004を係合し、そして図5に描写される位置から、図14〜15に描写される位置まで上方に押される(方向矢印「u」によって描写される)。この移動の間に、スライダー158は、回動または角度をなし、それによって、スライダー158の脚170は、ラッチ部材156を、半径方向の外側方向(方向矢印「z」によって描写される)に、ラッチ部材156のウェブ部分162が、指標カラー132のレッジ144との軸方向整列から外れるように押す。この位置で、指標カラー132および保護シールド114は、自由に軸方向移動する。
【0052】
ここで、図16〜17を参照して、外科医は、患者の身体壁を通じてトロカールアセンブリ10を挿入し始める。ブレードガード120は、組織に接触し、そして上方に駆動され、保護シールド114および指標カラー132を、コイルスプリング148の付勢に対して近位方向(方向矢印「v」によって描写される)に移動させる。このような移動は、組織を切開するために閉塞具ブレード190を剥き出す。閉塞具アセンブリ100のこの安全解除状態は、指標カラー132の指標フラッグ140の近位位置によって視覚により確認される。さらに、指標カラー132の近位移動は、指標カラー132のポスト146が、スライダー158の脚170の外面170aに沿って乗ることを可能にし、それによって、このスライダー158を、(方向矢印「r」によって示されるように)少なくとも半径方向の内方かつ上方に、閉塞具軸「x」に対してほぼ整列した位置に押す。図17は、ラッチ部材156のこの作動位置を示す。閉塞具ブレード190を剥き出して、外科医は、閉塞具アセンブリ100に遠位方向に向いた力を付与し得、組織を通る貫通を引き起こす。外科医は、組織中への閉塞具アセンブリ100の操作および進行の間に、閉塞具ブレード190の回転の影響なくして閉塞具ハウジング102を回転し得る。特に、閉塞具ロッド186のナイフマウント188との回転可能な連結は、ナイフブレード190が、外科医が閉塞具ハウジング102を回転するときでさえ、組織内に静止することを可能にする。さらに、閉塞具ハウジング102の回転に際し、シールド部材116を含む保護シールド114、シールド伸長部118およびブレードガード120もまた、シールド部材116の指標カラー132との回転可能な連結に起因して静止したままである。これは、ナイフブレード190の任意の回転移動が患者の組織に不必要な損傷を引き起こし得るという点で所望される。図18〜19は、ブレードガード120とナイフブレード190とが組織「t」内のトロカールアセンブリ10の進行の間に静止したままで、閉塞具ハウジング102の回転を示す。その近位位置における指標フラッグ140は、ナイフブレード190の安全解除状態の視覚的確認を提供することが注記される。
【0053】
一旦、ナイフブレード190およびブレードガード120が、患者の身体壁を通過すると、保護シールド114がカバーブレード190まで遠位方向に移動し、そして指標カラー132のレッジ144がラッチ部材156のウェブ部分162との係合に移動する。特に、指標カラー132と保護シールド116は、コイルスプリング148の影響下で遠位方向に駆動される。この移動と同時に、軸「x」に対して整列されるスライダー158は、コイルスプリング174の影響下で遠位方向に駆動される。図4および5に描写される指標カラー132およびスライダー158の個々の位置において、指標カラー132のカラーレッジ144は、ラッチ部材156のウェブ162を固定して係合し、その延びた位置に保護シールド114を固定する。閉塞具アセンブリ100は、カニューレアセンブリ1000から離脱され、そして手術が、カニューレアセンブリ1000を通って挿入された器具を用いて実施される。
【0054】
図20〜23を参照して、指標カラーおよびシールド部材の代替の実施形態が示される。この実施形態は、これら2つの構成要素の相対的回転をまた可能にするように適合されている。指標カラー300は、内部ボア302およびカラー300の側壁306を通って延びる凹部304を含む。指標カラー300は、ボア302内で内方に延びる内部環状タブ308をさらに規定する。シールド部材310は、隣接するシールドセクション314、316の断面に対して低減された断面を有する環状周縁スロットまたはネック312を規定する。これら構成要素の組み立てられた状態では、周縁スロット312は、カラー300のボア302内のシールドセクションまたはヘッド314とともに、指標カラー300の環状タブ308を受容する。周縁スロット312および環状タブ308は、これら構成要素の回転を許容するために適切な寸法である。他の局面では、指標カラー300およびシールド部材310は、図1〜19の実施形態における相当する構成要素と類似の様式で作動する。
【0055】
その他であることが特に注記場合を除いて、現在開示されるトロカールアセンブリの構成要素で利用される材料は、例えば、ABS、ポリカーボネート、ステンレス鋼、チタンおよび任意のその他の生体適合性金属および/またはポリマー材料のような材料を一般に含む。好ましいABS材料は、General Electricから入手可能なCYCOLACである。好ましいポリカーボネート材料はまた、General Electricから商標LEXANの下で入手可能である。利用され得る代替のポリカーボネート材料は、Dow Chemical Companyから入手可能なCALIBREポリカーボネートである。これらポリカーボネート材料は、付加された強度のために部分的にガラスで充填され得る。
【0056】
本開示の例示の実施形態が添付の図面を参照して本明細書中に説明されているが、本開示は、まさにこれら実施形態に制限されないこと、しかも、種々のその他の変更および改変が、本開示の範囲または思想から逸脱することなく当業者によってその中で実施され得ることが理解されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0057】
内視鏡型手順または腹腔鏡型手順のような、最小侵襲外科的手順において用いられる改良されたトロカールアセンブリが提供される。
【0058】
(要約)
トロカールシステムは、カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含むカニューレ、およびこのカニューレ内に少なくとも部分的に位置決め可能な閉塞具を含む。この閉塞具は、上記カニューレハウジングと嵌合するために適合された閉塞具ハウジング、この閉塞具ハウジングに連結され、そして上記カニューレスリーブ内に受容可能な閉塞具シャフト、この閉塞具シャフトに連結された閉塞具ブレード、この閉塞具ブレードの周りに同軸に取り付けられた保護ガードを含む保護部材、および上記閉塞具ハウジングと関連し、そして上記保護ガードに作動可能に連結されたラッチ部材を含む。上記閉塞具シャフトおよび上記閉塞具ブレードは、相対的回転移動のために適合されている。上記保護ガードは、上記保護ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、上記閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出すための第2の位置との間の長軸方向移動のために適合されている。上記ラッチ部材は、上記保護ガードを第1の位置に固定する初期位置から、上記保護ガードを作動可能に開放する作動位置まで移動可能であり、上記保護ガードがその上記の第2の位置まで移動することを可能にする。上記ラッチ部材は、好ましくは、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレハウジングとの嵌合に際し、上記作動位置に移動するように適合されている。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】図1は、本開示に従って構築されたトロカールアセンブリの実施形態の斜視図である。
【図2】図2は、図1の実施形態による、カニューレアセンブリおよび閉塞具アセンブリを示すトロカールアセンブリの分離された部分の斜視図である。
【図3】図3は、図1〜2の実施形態による、閉塞具アセンブリを分離された部分で示す斜視図である。
【図4】図4は、図1〜3の実施形態による、閉塞具アセンブリの側方断面図である。
【図5】図5は、図1〜4の実施形態による、図4に示された領域の詳細を示す拡大断面図である。
【図6】図6は、図1〜5の実施形態による、閉塞具アセンブリの閉塞具ハウジングの第2の拡大断面図である。
【図7】図7は、図1〜6の実施形態による、シールド部材に取り付けられた閉塞具ハウジングの指標カラーの斜視図である。
【図8】図8は、図1〜7の実施形態による、指標カラーおよびシールド部材の側方断面図である。
【図9】図9は、図1〜8の実施形態による、閉塞具ハウジングのハウジングベースの斜視図である。
【図10】図10は、図1〜9の実施形態による、閉塞具ハウジングのハウジングカバーの斜視図である。
【図11】図11は、図1〜10の実施形態による、ラッチ機構の構成要素を示す斜視図である。
【図12】図12は、図1〜10の実施形態による、ラッチ機構の構成要素を示す斜視図である。
【図13】図13は、図1〜12の実施形態による、閉塞具シャフトおよび閉塞具ブレードの斜視図である。
【図14】図14は、図1〜13の実施形態による、カニューレアセンブリに対して取り付けられた閉塞具アセンブリ、および作動位置にあるラッチ部材を示す、トロカールアセンブリの側方断面図である。
【図15】図15は、図1〜14の実施形態による、作動位置にあるラッチ部材の構成要素の関係を示す、拡大側方断面図である。
【図16】図16は、図1〜15の実施形態による、退却位置にある閉塞具アセンブリの保護シールドを示す、図14の図と同様の図である。
【図17】図17は、図1〜16の実施形態による、保護シールドが退却位置にあるとき、ラッチ部材の構成要素の関係を示す、図15の図と同様の図である。
【図18】図18は、組織内のトロカールアセンブリの挿入を示す斜視図である。
【図19】図19は、閉塞具アセンブリの閉塞具ハウジングの回転を示す、図18の図と同様の図である。
【図20】図20は、閉塞具アセンブリとの使用のための指標カラーの代替の実施形態の斜視図である。
【図21】図21は、図20の実施形態による、指標カラーとの使用のためのシールド部材の斜視図である。
【図22】図22は、図20〜21の実施形態による、シールド部材への指標カラーの取り付けを示す斜視図である。
【図23】図23は、図20〜22の実施形態による、アセンブルされた指標カラーおよびシールド部材の側方断面図である。
【符号の説明】
【0060】
10 トロカールアセンブリ
100 閉塞具アセンブリ
102 閉塞具ハウジング
104 閉塞具シャフト
106 ハウジングベース
108 ハウジングカバー
110 弾性ラッチ
112 ラッチ開口部
114 保護シールド
116 シールド部材
118 シールド伸長部
120 ブレードガード
122 タブ
130 タブ開口部
132 指標カラー
134 遠位カラー伸長部
136 環状リム
140 指標フラッグ
144 カラーレッジ
146 ポスト
150 内部ボア
152 内部シェルフ
156 ラッチ部材
160 垂直脚
166 ポスト
168 安全解除ボタン
170 スライダー脚
174 スライダースプリング
180 開口部
186 閉塞具ロッド
190 ブレード
200 カラー
206 切断エッジ
208 貫通先端部
300 指標カラー
302 ボア
308 内部環状タブ
310 シールド部材
312 周縁スロット
314、316 シールドセクション
1000 カニューレアセンブリ
1002 カニューレアセンブリハウジング
1004 カニューレスリーブ
2000 シールアセンブリ




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013