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肌色焼結顔料およびこれを含有してなる化粧料 - 株式会社コーセー
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発明の名称 肌色焼結顔料およびこれを含有してなる化粧料
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−145778(P2007−145778A)
公開日 平成19年6月14日(2007.6.14)
出願番号 特願2005−344544(P2005−344544)
出願日 平成17年11月29日(2005.11.29)
代理人
発明者 藤城 博 / 江川 淳一郎 / 富田 由利子
要約 課題

自然な肌色に近い色調を有し、濡れても色変化の少ない焼結顔料を配合することで、隠蔽力を有しながらも化粧膜が白っぽくならず、自然な肌色に仕上がり、経時での濡れによる色くすみが少ない化粧料を提供する。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
平均粒径が0.2〜0.3μmのルチル型酸化チタンに鉄化合物を750〜900℃で焼成して、酸化鉄2.5〜3.5質量%を含有する焼結顔料であって、該焼結顔料のハンターL−a−b系表色系における測色値がa値/b値:0.2〜0.3、L値:70以上の範囲にあることを特徴とする肌色焼結顔料。
【請求項2】
前記肌色焼結顔料の乾燥時の測色値と、該顔料をトリ2−エチルヘキサン酸グリセリルと質量比1:1で測り取り、ディスパーで4000rpm、2分間混合した時の測色値の色差ΔEが10.00以下であることを特徴とする請求項1記載の肌色焼結顔料。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の肌色焼結顔料を配合する化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定の肌色焼結顔料およびこれを含有した化粧料に関し、さらに詳細には、化粧料の外観と塗布した化粧膜の色の差が少なく、仕上がりの化粧膜が隠蔽力を有しつつも白っぽくならずに、自然な肌色を演出し、また、経時での濡れによる色くすみが少ない化粧料に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のファンデーション等の化粧料は、通常、酸化チタン等の屈折率の大きな粉体を多く配合して隠蔽性を出し、さらに色の付与のために、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒酸化鉄等の酸化鉄系無機着色顔料や有機着色顔料等を配合している。しかし、酸化チタン等の屈折率の大きな粉体を配合すると、化粧料自体の外観は好ましい肌色であっても、皮膚に塗布した時に化粧膜が白っぽくなって不自然な仕上がりになることが多く、さらに、顔料等が経時により汗や皮脂等で濡れると、色くすみが生じ、塗布直後の美しい仕上がりを維持しにくいという問題があった。
そこで、これらを解決するために、酸化チタンに酸化鉄を被覆した肌色焼結顔料が研究されてきた(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】特公平4−5001号公報
【特許文献2】特開平7−3181号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の肌色焼結顔料は色調が黄味に寄ったものが多く、化粧料に配合して肌に塗布した場合にも、化粧膜が黄味に寄って不自然な色調になることが多かった。また、従来の肌色焼結顔料は色濃度が高く、乾燥時の色と濡れ色との差が大きいため、化粧膜も経時で皮脂や汗による色くすみが大きく、化粧くずれがより目立つことも好ましくはなかった。
従って、自然な肌色に近い色調を有し、濡れても色変化の少ない肌色焼結顔料が望まれていた。また、化粧膜が隠蔽力を有しつつも白っぽくならずに、自然な肌色に仕上がり、経時での濡れによる色くすみが少ない化粧料の開発が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる実情において、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、酸化チタンと鉄化合物とを焼成して得られる特定の焼結顔料が、肌色の色調を有し、それを配合した化粧料は、隠蔽力を有しながらも化粧膜が白っぽくならず自然な肌色に仕上がり、経時での色くすみが少ないことを見出し、本発明を有するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、酸化チタンと鉄化合物を750〜900℃で焼成して、酸化鉄2.5〜3.5質量%を含有する焼結顔料であって、該焼結顔料のハンターL−a−b系表色系における測色値がa値/b値:0.2〜0.3、L値:70以上の範囲にあることを特徴とする肌色焼結顔料および該焼結顔料を配合した化粧料を提供するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の肌色焼結顔料は、自然な肌色の色調を有し、また、それを配合した化粧料は、化粧料の外観と塗布した化粧膜の色の差が少なく、仕上がりの化粧膜が隠蔽力を有しつつも白っぽくならずに、自然な肌色を演出し、さらに、経時での濡れによる色くすみが少ない化粧料を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の肌色焼結顔料は、平均粒径が0.2〜0.3μmのルチル型酸化チタンと鉄化合物を750〜900℃で焼成して、酸化鉄2.5〜3.5質量%(以下、単に「%」と略す)を含有する焼結顔料である。
本発明に用いられる酸化チタンの平均粒径は0.20〜0.30μmであり、この範囲が最も隠蔽力を有する粒径であり、この範囲よりも大きくても小さくても隠蔽力が減少する。
また、本発明に用いられる酸化チタンはルチル型である。アナターゼ型の酸化チタンはルチル型に比べ、隠蔽力が弱く、また、触媒活性が高いため、安全性等の都合上、化粧料に配合しにくい。
【0009】
本発明に用いられる鉄化合物としては、酸化第2鉄、酸化第1鉄、四三酸化鉄、水酸化鉄、例えばシュウ酸鉄、クエン酸鉄等の有機酸鉄、及び、例えば塩化鉄、硫酸第2鉄、硫酸鉄等の無機酸鉄を挙げることができる。これらを前記酸化チタンと混合し、750〜900℃で焼成することにより、肌色焼結顔料が得られるので、前記鉄化合物は、焼結顔料中に酸化鉄として存在する。
【0010】
また、焼結顔料中の酸化鉄の含有量は2.5〜3.5%である。すなわち、焼結顔料中の酸化鉄の配合量が上記範囲よりも少なくなると、焼結顔料の色調が白っぽくなり、反対に酸化鉄の配合量が上記範囲よりも多くなると、焼結顔料が乾いている時と濡れた時の色差が大きくなり、化粧料に配合した際に、経時での化粧膜の色くすみが大きくなる。
【0011】
また、本発明の肌色焼結顔料は、ハンターL−a−b系表色系における測色値がa値/b値:0.2〜0.3、L値:70以上の範囲にあることが必要である。測定には、日本分光株式会社製粉末試料用ホルダーの石英セルを使用する。測定方法は、試料1gを石英セルの石英窓の後方から、ねじの蓋で圧力をかけて押し付け、試料表面が隙間なく均一になった状態で色値を測定する。測色計は、日本電色色差計SZ−Σ90を用いた。
測色値のa値/b値が0.3を越えると赤みが強くなり、0.2より小さくなると黄みが強くなり、自然な肌色に見えなくなる。また、L値が70より小さくなると、自然な肌色に比べ明度が低く、くすんだ外観となったり、濡れた時の色くすみが大きくなる。
【0012】
本発明の肌色焼結顔料の乾燥時の測色値と、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルと混練した時の測色値の色差ΔEは、10.00以下であることが好ましい。測定方法は、焼結顔料とトリ2−エチルヘキサン酸グリセリルを質量比1:1で測りとり、ディスパーで4000rpm、2分間混合し、濡れが均一になったところで色値を測定した。色値の測定方法は、前記と同様である。
【0013】
本発明の化粧料における肌色焼結顔料の配合量は、特に限定されないが、全量中0.01〜30が%好ましく、更には0.1〜20%が特に好ましい。配合量がこの範囲であれば、化粧料の外観と塗布した化粧膜との色の差が小さく、隠蔽力を有しつつも化粧膜が白っぽくならず、自然な肌色を演出し、経時での濡れによる色くすみが少ない優れた化粧料が得られる。また、これらの肌色焼結顔料は、必要に応じて一種又は二種以上を用いることができる。さらに、本発明の肌色焼結顔料は、フッ素化合物、シリコーン化合物、界面活性剤等の通常公知の処理剤により表面処理を施しても用いてもよい。
【0014】
本発明の化粧料には、前記粉体のほか、通常の化粧料に用いられる油性成分、粉体成分、界面活性剤、水性成分、水溶性高分子、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、美容成分、清涼剤、香料等を本発明の効果を損なわない程度で適宜配合することができる。
【0015】
様々な感触を演出する目的で用いる油性成分としては、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形、半固形油、液体油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、エステル油類、硬化油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、モクロウ、ロジン酸ペンタエリスリットエステル、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、トリ2―エチルヘキサン酸グリセリル、イソノナン酸イソトリデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール等のエステル類、オレイン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、部分架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン、非揮発性ジメチルポリシロキサン等のシリコーン油類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、12−ヒドロキシステアリン酸等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらの1種又は2種以上用いることができる。
【0016】
着色や感触の改善等を目的として用いる粉体としては、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、シリカ等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄雲母、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末のラメ剤等が挙げられ、これら粉体はその一種又はニ種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。尚、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の一種又はニ種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
【0017】
乳化や粉体の分散性向上を目的とする界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればよく、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレン変性シリコーン等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸及びそれらの無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノルアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使用できる。例えば、大豆リン脂質が挙げられる。
【0018】
モイスチャー効果やみずみずしい感触を付与する目的で用いる水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液等が挙げられる。
感触の改善を目的で用いる水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、タンパク質、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
【0019】
本発明の化粧料の形態は特に限定されず、液状、ゲル状、クリーム状、ムース状、固形状等が挙げられる。剤型としては特に限定されることはないが、油中水型、水中油型、油系、粉体型が挙げられ、中でも粉末固形状が好ましい。また用途としては、ファンデーション、白粉、コンシーラー、アイシャドウ等のメーキャップ化粧料、乳液、クリーム、日焼け止め料等の基礎化粧料、頭髪化粧料、ボディ化粧料等に用いることができ、中でもファンデーション、肌色着色の日焼け止め料等が好ましい。
【0020】
次に実施例をもって本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらにより、何ら限定されるものではない。
【実施例1】
【0021】
本発明品1及び比較品1〜6:肌色焼結顔料
表1に示す本発明品1及び比較品1〜6を製造した。但し、比較品5は、酸化チタンと酸化鉄とを、質量比95:5の割合で混合したもの、また比較品6は、酸化チタンのみを焼成したものである。得られた肌色焼結顔料の乾燥物と、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルと質量比1:1で測りとり、ディスパーで4000rpm、2分間攪拌した混練物の測色値を表1に示した。測色値は、ハンターL−a−b系表色系における測色値を示した。
【0022】
【表1】


【実施例2】
【0023】
本発明品3、4及び比較品7、8:固形粉末状ファンデーション
表2に示す組成の固形粉末ファンデーションを以下に示す製造方法により調製し、仕上がりの「自然な肌色」と、化粧膜の「色くすみのなさ」について、以下に示す評価方法及び判断基準により評価し、結果を併せて表2に示した。
【0024】
【表2】


【0025】
(製造方法)
成分1〜10をミキサーを用いて混合し、これに成分11、12を加えて更に混合した。均一に分散し、粉砕後、金皿に圧縮成形して容器に入れ固形粉末状ファンデーションを得た。
【0026】
(評価方法)
前記、本発明品及び比較品について、20名の専門パネルにより使用テストを行い、下記の評価項目について、各試料を下記絶対評価基準を用いて7段階に評価し、各試料の評点の平均値をもとに下記判定基準を用いて判定した。「自然な肌色」については、化粧料の外観色と仕上がりの化粧膜との色の一致性を比較した。また「色くすみのなさ」については、塗布9時間後の化粧膜の持続性を検討した。
【0027】
(評価項目)
a.自然な肌色
b.色くすみのなさ
(絶対評価基準)
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(判定基準)
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点を超える :非常に良好
○ :3点を超える5点以下:良好
△ :1点を超える3点以下:やや不良
× :1点以下 :不良
【0028】
表2の結果から明らかなように、本発明品3、4の固形粉末状ファンデーションは、「自然な肌色」、「色くすみのなさ」の点で、優れた特性を有していることがわかる。それに対し、本発明の肌色焼結顔料を配合していない比較品7及び8は、全ての点で本発明品に劣る結果であった。
【実施例3】
【0029】
本発明品5、6及び比較品9:乳液
表3に示す組成の乳液を以下に示す製造方法により調製し、仕上がりの「自然な肌色」と、化粧膜の「色くすみのなさ」について、実施例2と同様に評価し、結果を併せて表3に示した。
【0030】
【表3】


【0031】
(製造方法)
A:加熱して均一溶解した成分4〜7に、加熱して均一溶解した成分1〜3を加え、70℃で乳化する。
B:40℃まで冷却したAに、均一混合した成分8〜10を加え、混合する。
C:Bに、あらかじめ混合した11〜18を加え、混合する。
D:Cを容器に充填し乳液を得た。
表3の結果から明らかなように、本発明品5、6の乳液は、「自然な肌色」、「色くすみのなさ」に優れたものであった。




 

 


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