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発明の名称 電子血圧計と電子血圧計におけるデータ表示方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−130069(P2007−130069A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−323705(P2005−323705)
出願日 平成17年11月8日(2005.11.8)
代理人 【識別番号】100064746
【弁理士】
【氏名又は名称】深見 久郎
発明者 岸本 寛志 / 澤野井 幸哉
要約 課題
メモリから所望する測定時間で測定されたデータを簡単に読出して表示する。

解決手段
電子血圧計のメモリ13には過去の最高および最低血圧データSBPおよびDBPが、測定時間データTと関連付けされて格納されている。被測定者が、月更新スイッチ23を操作する毎に矢印31〜33で示すように月毎の代表の血圧データが読出されて表示される。日更新スイッチ24を操作する毎に矢印34〜36で示すように日毎の代表の血圧データが読出されて表示される。個別スイッチ25を操作する毎に矢印37〜39で示すように1日のうちの測定時間順に血圧データが読出されて表示される。
特許請求の範囲
【請求項1】
血圧測定部位に装着するカフと、前記カフに加える圧力を調整する加圧・減圧手段と、前記加圧・減圧手段により調整される前記カフ内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段による検出圧力に基づき血圧を算出する血圧算出手段とを有する血圧測定手段と、
メモリと、
表示部と、
前記血圧算出手段により算出された血圧のデータと、当該血圧データの血圧が測定された時間を示す測定時間データとを関連付けて前記メモリに格納する格納手段と、
所望の時間を指定するために操作される記憶操作部と、
前記記憶操作部の操作内容に基づき、前記所望時間を示す前記測定時間データに関連付けされた前記血圧データを、前記メモリから検索して読出す読出手段と、
前記読出手段により読出された前記血圧データを前記表示部に表示する表示手段と、を備える、電子血圧計。
【請求項2】
前記測定時間データは測定された月を示すデータを含み、
前記記憶操作部は、操作される毎に、順次に、各月を示す前記測定時間データに関連付けされた1つ以上の前記血圧データのうちの代表の前記血圧データを検索して読出すための月操作部を含む、請求項1に記載の電子血圧計。
【請求項3】
前記表示手段は、さらに、前記代表の血圧データに関連付けされた前記測定時間データの前記月を示すデータを前記表示部に所定態様で表示する、請求項2に記載の電子血圧計。
【請求項4】
前記測定時間データは測定された月と日を示すデータを含み、
前記記憶操作部は、操作される毎に、順次に、所定月の各日を示す前記測定時間データに関連付けされた1つ以上の前記血圧データのうちの代表の前記血圧データを検索して読出すための日操作部を含む、請求項1に記載の電子血圧計。
【請求項5】
前記表示手段は、さらに、前記代表の血圧データに関連付けされた前記測定時間データの前記所定月の日を示すデータを前記表示部に所定態様で表示する、請求項4に記載の電子血圧計。
【請求項6】
前記記憶操作部は、操作される毎に、所定月日を示す前記測定時間データに関連付けされた1つ以上の前記血圧データを、順次に、検索して読出すための個別操作部を含む、請求項1に記載の電子血圧計。
【請求項7】
前記測定時間データは測定された月と日と時分を示すデータを含み、
前記表示手段は、さらに、検索して読出される前記血圧データに関連付けされた前記測定時間データの前記時分を示すデータを前記表示部に所定態様で表示する、請求項6に記載の電子血圧計。
【請求項8】
前記測定時間データは測定された月と日と時分を示すデータを含み、
前記記憶操作部は、操作される毎に、前記読出手段を、
各月を示す前記測定時間データに関連付けされた1つ以上の前記血圧データのうちの代表の前記血圧データを検索して読出すための月操作モードと、
操作される毎に、順次に、所定月の各日を示す前記測定時間データに関連付けされた1つ以上の前記血圧データのうちの代表の前記血圧データを検索して読出すための日操作モードと、
操作される毎に、所定月日を示す前記測定時間データに関連付けされた1つ以上の前記血圧データを検索して読出すための個別操作モード、のいずれかの動作モードに選択的に切換える、請求項1に記載の電子血圧計。
【請求項9】
前記表示手段は、さらに、前記読出手段の動作モードが前記月操作モードであるとき、前記代表の血圧データに関連付けされた前記測定時間データの前記月を示すデータを前記表示部に所定態様で表示する、請求項8に記載の電子血圧計。
【請求項10】
前記表示手段は、さらに、前記読出手段の動作モードが前記日操作モードであるとき、前記代表の血圧データに関連付けされた前記測定時間データの前記所定月の日を示すデータを前記表示部に所定態様で表示する、請求項8に記載の電子血圧計。
【請求項11】
前記測定時間データは測定された月と日と時分を示すデータを含み、
前記表示手段は、さらに、前記読出手段の動作モードが前記個別操作モードであるとき、検索して読出される前記血圧データに関連付けされた前記測定時間データの前記時分を示すデータを前記表示部に所定態様で表示する、請求項8に記載の電子血圧計。
【請求項12】
前記記憶操作部は、
前記所望の時間を指定するためにカレンダーを画面に表示するカレンダー表示部を含み、
前記カレンダー表示部により表示された前記カレンダーにおいて指定された月を示す前記測定時間データに関連付けされた1つ以上の前記血圧データのうちの代表の前記血圧データを検索して読出すことを特徴とする、請求項1に記載の電子血圧計。
【請求項13】
前記記憶操作部は、
前記所望の時間を指定するためにカレンダーを画面に表示するカレンダー表示部を含み、
前記カレンダー表示部により表示された前記カレンダーにおいて指定された月日を示す前記測定時間データに関連付けされた1つ以上の前記血圧データのうちの代表の前記血圧データを検索して読出すことを特徴とする、請求項1に記載の電子血圧計。
【請求項14】
前記画面にはカーソルが表示されて、
前記画面の前記カーソルを移動操作することにより、表示された前記カレンダーにおいて前記所望の時間を指定することを特徴とする、請求項12または13に記載の電子血圧計。
【請求項15】
前記記憶操作部は、前記画面に関連したタッチパネルを含み、
前記タッチパネルを介した外部操作により、前記表示される前記カレンダーにおいて前記所望の時間を指定することを特徴とする、請求項12または13に記載の電子血圧計。
【請求項16】
時間を計時するタイマをさらに備え、
前記代表の血圧データは、関連付けられた前記測定時間データが、前記タイマが計時する現在時間に最も近い時間を示すことを特徴とする、請求項2または4または8または12または13に記載の電子血圧計。
【請求項17】
血圧測定部位に装着するカフと、前記カフに加える圧力を調整する加圧・減圧手段と、前記加圧・減圧手段により調整される前記カフ内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段による検出圧力に基づき血圧を算出する血圧算出手段とを有する血圧測定手段と、
メモリと、
表示部と、
前記血圧算出手段により算出された血圧のデータと、当該血圧データの血圧が測定された時間を示す測定時間データとを関連付けて前記メモリに格納する格納手段と、を備える電子血圧計におけるデータ表示方法であって、
所望の時間を指定するために操作される記憶操作ステップと、
前記記憶操作ステップによる操作内容に基づき、前記所望時間を示す前記測定時間データに関連付けされた前記血圧データを、前記メモリから検索して読出す読出ステップと、
前記読出ステップにより読出された前記血圧データを前記表示部に表示する表示ステップと、を備える、電子血圧計におけるデータ表示方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は電子血圧計と電子血圧計におけるデータ表示方法に関し、特に、記憶された多量の血圧測定結果のデータのうちから、所望する時間に測定して得られた測定結果データを検索して表示する電子血圧計と電子血圧計におけるデータ表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高血圧を要因とする生活習慣病は一般的であり、健康管理の指標として血圧値が用いられ、その血圧管理は重要であり、そのための血圧計測が行なわれている。従来の技術としては以下に示すようなものがある。
【0003】
特許文献1には、押しボタン制御回路の記憶内容ボタンを設け、それにより被測定者の以前の数回の測定データを呼び戻すことができるデジタル自動記憶型血圧計が示される。また、特許文献2には、血圧値、識別データ、測定日時を識別しておき、同一識別データの付与された血圧値のみ選択表示する機能と、測定状況に応じたトレンドグラフを表示する機能を有する装置が示される。
【特許文献1】登録実用新案第3020497号公報
【特許文献2】特開平4−221528号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1と2に開示の構成では、容量の大きいメモリを備えて、大量の測定データをメモリに記憶することで、血圧管理に十分なデータをメモリに準備しておくことができる。メモリから特定の日付の測定データを読出して表示するためには、呼出ボタンを押下する。呼出ボタンを押下すると、メモリから測定データとその測定の日付を示す日付データとが読出されて表示部に表示される。被測定者は、表示された測定データが特定の日付を指示していないと判別すると、呼出ボタンを押下する。呼出ボタンを押下する毎に、次位の測定データと日付のデータがメモリから読出されて表示される。
【0005】
このように、従来は、メモリから特定の日付の測定データを呼出すためには、呼出ボタンの押下と表示データの確認とを特定の日付の測定データが呼出されるまで繰返す必要があり、測定データ呼出の操作性に優れなかった。
【0006】
それゆえにこの発明の目的は、メモリから所望する測定時間で測定されたデータを簡単に読出して表示することのできる電子血圧計と電子血圧計におけるデータ表示方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のある局面に従うと、電子血圧計は、血圧測定部位に装着するカフと、カフに加える圧力を調整する加圧・減圧手段と、加圧・減圧手段により調整されるカフ内の圧力を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段による検出圧力に基づき血圧を算出する血圧算出手段とを有する血圧測定手段と、メモリと、表示部と、血圧算出手段により算出された血圧のデータと、当該血圧データの血圧が測定された時間を示す測定時間データとを関連付けてメモリに格納する格納手段と、所望の時間を指定するために操作される記憶操作部と、記憶操作部の操作内容に基づき、所望時間を示す測定時間データに関連付けされた血圧データを、メモリから検索して読出す読出手段と、読出手段により読出された血圧データを表示部に表示する表示手段と、を備える。
【0008】
したがって、この電子血圧計によれば、所望の時間を指定するために被測定者により記憶操作部が操作されると、その操作内容に基づき、読出手段は所望時間を示す測定時間データに関連付けされた血圧データを、メモリから検索して読出し、表示手段を介して表示する。したがって、被測定者は、読出しのための操作、データ読出、表示という一連の手順を何度も繰返すことなく、所望時間を指定する操作をするだけで、メモリに格納された多量の血圧データのうちから、所望時間に測定された血圧データを選択的に読出し表示させることができる。
【0009】
好ましくは、測定時間データは測定された月を示すデータを含み、記憶操作部は、操作される毎に、順次に、各月を示す測定時間データに関連付けされた1つ以上の血圧データのうちの代表の血圧データを検索して読出すための月操作部を含む。
【0010】
したがって、被測定者は操作する毎に、各月の代表の血圧データを読出し表示させることができる。
【0011】
好ましくは、表示手段は、さらに、代表の血圧データに関連付けされた測定時間データの月を示すデータを表示部に所定態様で表示する。したがって、表示されている血圧データが、いずれの月を代表する血圧データであるかを容易に認識できる。
【0012】
好ましくは、測定時間データは測定された月と日を示すデータを含み、記憶操作部は、操作される毎に、順次に、所定月の各日を示す測定時間データに関連付けされた1つ以上の血圧データのうちの代表の血圧データを検索して読出すための日操作部を含む。
【0013】
したがって、被測定者は操作する毎に、所定月の日毎の代表の血圧データを読出し表示させることができる。
【0014】
好ましくは、表示手段は、さらに、代表の血圧データに関連付けされた測定時間データの所定月の日を示すデータを表示部に所定態様で表示する。したがって、表示されている血圧データが、所定月のいずれの日を代表する血圧データであるかを容易に認識できる。
【0015】
好ましくは、記憶操作部は、操作される毎に、所定月日を示す測定時間データに関連付けされた1つ以上の血圧データを、順次に、検索して読出すための個別操作部を含む。
【0016】
したがって、被測定者は操作する毎に、所定月日に測定して格納された血圧データをメモリから順次に読出し表示させることができる。
【0017】
好ましくは、測定時間データは測定された月と日と時分を示すデータを含み、表示手段は、さらに、検索して読出される血圧データに関連付けされた測定時間データの時分を示すデータを表示部に所定態様で表示する。
【0018】
したがって、表示されている血圧データが測定されたのは、その日のいずれの時間であるかを容易に認識できる。
【0019】
好ましくは、測定時間データは測定された月と日と時分を示すデータを含み、記憶操作部は、操作される毎に、読出手段の動作モードを、各月を示す測定時間データに関連付けされた1つ以上の血圧データのうちの代表の血圧データを検索して読出すための月操作モードと、操作される毎に、順次に、所定月の各日を示す測定時間データに関連付けされた1つ以上の前記血圧データのうちの代表の血圧データを検索して読出すための日操作モードと、操作される毎に、所定月日を示す測定時間データに関連付けされた1つ以上の血圧データを検索して読出すための個別操作モード、のいずれかに選択的に切換える。
【0020】
したがって、被測定者は記憶操作部を操作する毎に、メモリからの血圧データの読出しのための読出手段の動作モードを、上述の月操作モードと、日操作モードと、個別操作モードとのいずれかに選択的に切換えることができるので、所望の測定時間に関連付けされた血圧データをメモリから速やかに読出し表示させることができる。
【0021】
好ましくは、記憶操作部は、所望の測定時間を指定するためにカレンダーを画面に表示するカレンダー表示部を含み、カレンダー表示部により表示されたカレンダーにおいて指定された月を示す測定時間データに関連付けされた1つ以上の血圧データのうちの代表の血圧データを検索して読出す。
【0022】
好ましくは、カレンダー表示部により表示されたカレンダーにおいて指定された月日を示す測定時間データに関連付けされた1つ以上の血圧データのうちの代表の血圧データが検索して読出される。
【0023】
したがって、表示されるカレンダー上において所望の時間を指定できるので、記憶操作が簡単となる。
【0024】
好ましくは、画面にはカーソルが表示されて、画面のカーソルを移動操作することにより、表示されたカレンダーにおいて所望の時間を指定する。
【0025】
好ましくは、記憶操作部は、画面に関連したタッチパネルを含み、タッチパネルを介した外部操作により、表示されるカレンダーにおいて所望の時間を指定する。
【0026】
したがって、表示されるカレンダー上において所望の時間を指定する操作を簡単にすることができる。
【0027】
好ましくは、代表の血圧データは、関連付けられた測定時間データが、タイマが計時する現在時間に最も近い時間を示す。したがって、所望時間を指す時間データに関連付けされた血圧データが複数あった場合には、そのうちの最近に測定された血圧データが読出されて表示される。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、被測定者は、読出しのための操作、データ読出、表示という一連の手順を何度も繰返すことなく、所望時間を指定する操作をするだけで、メモリに格納された多量の血圧データのうちから、所望時間に測定された血圧データを選択的に読出し表示させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0030】
(実施の形態1)
(構成)
電子血圧計のハードウェア構成が図1に示されて、概観は図2に示される。
【0031】
図2を参照して本実施の形態に係る電子血圧計1は、被測定者の血圧測定部位に装着されて空気圧により加圧するためのカフ5と、血圧計本体とカフ5とを接続するエア管3とを備える。血圧計本体は被測定者が表示内容を確認可能なように設けられた表示部2および被測定者が外部から操作可能なように設けられた操作部4を備える。
【0032】
操作部4は、電源スイッチ20、加圧の開始、すなわち測定の開始を指示する測定スイッチ21、時計設定スイッチ22、記憶されたデータを呼出すために操作される月更新スイッチ23、日更新スイッチ24および個別スイッチ25を有する。電源スイッチ20は血圧計本体の電源をON/OFFするために操作される。測定スイッチ21は血圧測定の開始または停止を指示するために操作される。月更新スイッチ23、日更新スイッチ24および個別スイッチ25については後述する。
【0033】
図1を参照して電子血圧計1はカフ5に内蔵されている空気袋6を介して検出される被測定部位の脈圧の変化を脈波の信号として出力するための圧力センサ7、圧力センサ7から出力される圧力を示す電圧信号を増幅する増幅回路8、空気袋6の加圧(空気圧)レベルを調整するためのポンプ9および弁10、ポンプ9を駆動するポンプ駆動回路11、弁10の開閉を調整するための弁駆動回路12、表示部2、メモリ13、操作部4、計時動作して計時データ251を出力するタイマ14、電源部15、ならびにこれら各部を制御するCPU(Central Processing Unit)16を含む。時計設定スイッチ22の操作によりタイマ14の計時データ251を設定することができる。
【0034】
図3を参照してメモリ13には、血圧測定毎に、測定結果データがレコードRi(i=1、2、3、…m)単位で測定時間の順番に従い格納される。レコードRiは、最高血圧(systolic blood pressure)を示す最高血圧データSBP、最低血圧(diastolic blood pressure)を示す最低血圧データDBP、脈拍数を示す脈拍数データPLSおよび測定時間を示す時間データTを含む。時間データTは、測定時間の月を示すデータD1、日を示すデータD2、時を示すデータD3、および分を示すデータD4からなる。これらデータは、血圧測定がされる毎にメモリ13に関連付けされて格納されればよく、レコードRiを用いた格納の形式に限定されない。なお、時間データTは、タイマ14により出力される計時データ251に基づき取得される。
【0035】
(機能構成)
図4には、実施の形態1に係る電子血圧計1の機能構成が示される。電子血圧計1は、増幅回路8から与えられる電圧信号に基づき、最高血圧、最低血圧および脈拍数を算出するための血圧算出部201、血圧算出部201で算出されたデータ(最高血圧データSBP、最低血圧データDBPおよび脈波数データPLS)と、タイマ14から与えられる計時データ251とを入力し、これら入力データに基づきレコードRiを生成して,生成したレコードRiをメモリ13に格納するメモリ格納部211、メモリ13のデータを呼出すために操作されて、操作内容を示す操作信号252を出力する記憶操作部221、与えられる操作信号252と計時データ251に基づきメモリ13からデータを読出すメモリ読出部231、メモリ読出部231から読出されたデータと記憶操作部221から与えられる操作信号252に基づき表示部2に当該データを表示するための表示制御部241を備える。図4のメモリ13を除く他の各部は、回路として準備されてもよく、メモリ13の所定領域に格納されたプログラムとして準備されてもよい。各部に対応のプログラムがCPU16によりメモリ13から読出されて実行されることにより、各部の機能が実現される。
【0036】
記憶操作部221は、月更新スイッチ23、日更新スイッチ24および個別スイッチ25を有する。
【0037】
ユーザが月更新スイッチ23、日更新スイッチ24および個別スイッチ25のそれぞれを操作すると、記憶操作部221は操作されたスイッチを指示する操作信号252をメモリ読出部231と表示制御部241に与える。メモリ読出部231は与えられる操作信号252とタイマ14から与えられる計時データ251とに基づき、メモリ13内のレコードRiを検索して、検索の結果、得られたレコードRiを表示制御部241に出力する。表示制御部241は、与えられる操作信号252に基づき、読出されたレコードRiを表示部2に表示する。
【0038】
(測定手順)
電子血圧計1を用いた血圧測定動作について図5のフローチャートに従い説明する。図5のフローチャートに従うプログラムは、予めメモリ13の所定領域に格納されており、CPU16によりメモリ13から読出されて実行される。なお、電子血圧計1の電源スイッチ20が操作されることにより、CPU16は電源部15を制御して各部への電源供給をしていると想定する。
【0039】
まず、被測定者はカフ5を測定部位に巻き付けて、測定スイッチ21を操作するので(ステップST(以下、単にSTと略す)1)、CPU16は、電子血圧計1の初期化処理として、各部を制御して空気袋6内の空気を排気し、圧力センサ7の0mmHg補正を行なう(ST3)。
【0040】
初期化処理が終了すると、CPU16は各部を制御して、空気袋6内の圧力を被測定者の最高血圧+40mmHg程度まで加圧し(ST5)、その後、徐々に空気袋6内の圧力を減圧していく(ST7)。この減圧過程において空気袋6内の圧力は圧力センサ7および増幅回路8で検出されるので、血圧算出部201は増幅回路8から出力される電圧信号に基づき血圧(最高血圧および最低血圧)値ならびに脈拍数を算出してCPU16の内部メモリに一時的に格納するとともに(ST9)、表示制御部241は算出された血圧値および脈拍数を表示部2に表示する(ST11)。血圧測定のための加圧・減圧の処理は従来の電子血圧計のそれと同様である。なお、ここでは血圧測定は減圧過程でするとしているが加圧過程で行なうようにしてよい。
【0041】
メモリ格納部211は、血圧と脈拍の算出・表示が終了すると、与えられる計時データ251に基づき時間データTを取得して、取得した時間データTと、CPU16の内部メモリから読出した血圧(最高血圧および最低血圧)値ならびに脈拍数を示すデータSBP、DBPおよびPLSからなるレコードRiを生成して、生成されたレコードRiをメモリ13に格納する(ST13)。これで、一連の血圧測定は終了する。
【0042】
図5の手順では、時間データTは血圧測定の時間として血圧測定終了時を指示するが、血圧測定の開始時を指示するデータであってもよい。
【0043】
(血圧測定データの呼出手順)
図3のメモリ13に格納された血圧測定データ(レコードRi)は外部操作に従い呼出される(読出されて表示される)。記憶操作部221より与えられる操作信号252に基づく、メモリ読出部231の呼出操作について説明する。なお、ここでは、計時データ251は、7月29日を指していると想定し、表示部2にはデータは表示されていないと想定する。
【0044】
まず、月更新スイッチ23が操作されると、矢印31で示す操作信号252に基づき、メモリ読出部231は、最も新しい月(現在または最近の月)を示すデータD1の時間データTを格納した1つ以上のレコードRiのうちから、最近の時間を示すデータD2〜D4の時間データTを格納したレコードRiを検索して読出し、読出したレコードRiを表示制御部241に与える。たとえば、図3では、データD1が‘7月’を示すレコードR1〜R3のうち、最近の時間(現在の時間に最も近い時間)を指示するレコードR1が検索されて読出され、表示される。なお、メモリ読出部231は、与えられる計時データ251とレコードR1〜R3それぞれの時間データTとを比較して、時間データTの指示する時間が、計時データ251が指示する現在の時間と同じか否か、または最近の時間を示すか否かの判別をし、この判別結果に基づき、レコードR1を読出している。
【0045】
続いて、月更新スイッチ23が操作されると、矢印32で示す操作信号252に基づき、メモリ読出部231は、表示部2に表示されているレコードR1のデータD1が指示する月の次に新しい月を示すデータD1の時間データTを格納した1つ以上のレコードRiのうちから、最近の時間を示すデータD2〜D4の時間データTを格納したレコードRiを検索して読出し、読出したレコードRiを表示制御部241に与える。図3では、表示部2に表示されているレコードR1のデータD1が指示する‘7月’の次に新しい月である‘6月’を示すレコードR4〜R7のうち、時間データTが最近の時間を指示するレコードR4が読出されて表示される。
【0046】
このように、月更新スイッチ23が操作される毎に、表示部2に表示されるレコードRiは、月単位で過去のレコードRiに遡る。そして、遡った月毎に、当該月を指示するデータD1を有する1つ以上のレコードRiのうちから最近の時間を指示する時間データTを有するレコードRiが選択的に読出されて表示される。
【0047】
たとえば、月更新スイッチ23を操作して、矢印33で示す操作信号252により‘5月’のレコードR8が検索されて、表示部2に表示された状態で、日更新スイッチ24が操作されたと想定する。日更新スイッチ24の矢印34で示す操作信号252に基づき、メモリ読出部231は、表示されているレコードRiが指示する‘5月’を示すデータD1を格納した1つ以上のレコードRiのうちから、最近の日を示すデータD2の1つ以上のレコードRiを特定する。そして特定されたレコードRiのうちから、最新の時分を示すデータD3とD4を有するコードRiを検索して表示制御部241に与える。図3では、データD1が‘5月’を示すレコードR8〜R12のうち、時間データTが最近の時間を指示するレコードR8が読出されて表示される。
【0048】
続いて、日更新スイッチ24が操作されると、矢印35で示す操作信号252に基づき、メモリ読出部231は、表示部2に表示されているレコードR8が指示する‘5月’を示すデータD1を格納した1つ以上のレコードR8〜R12のうちから、表示されているレコードR8のデータD2が示す日の次に新しい日を示すデータD2を格納した1つ以上のレコードRiを特定する。そして、特定したレコードRiのうちから、最近の時間を示す時間データTを格納したレコードRiを検索して読出し、読出したレコードRiを表示制御部241に与える。図3では、レコードR9が読出されて表示される。
【0049】
続いて、日更新スイッチ24が操作されると、矢印36で示す操作信号252に基づき、メモリ読出部231は、表示部2に表示されているレコードR9が指示する‘5月’を示すデータD1を格納したレコードR8〜R12のうちから、レコードR9のデータD2が示す日の次に新しい日を示すデータD2を格納した1つ以上のレコードR10〜R12を特定する。そして特定したレコードR10〜R12のうちから、最近の時間を示す時間データTを格納したレコードRiを検索して読出し、読出したレコードRiを表示制御部241に与える。図3では、レコードR10が読出されて表示される。
【0050】
このように、日更新スイッチ24が操作される毎に、表示部2に表示されるレコードRiと同じ月を示すデータD1を有する1つ以上のレコードRiを、日単位で過去のレコードRiに遡る。そして、遡った日を指示する1つ以上のレコードRiのうちから最近の時間データTを指示するレコードRiが選択的に読出されて表示される。
【0051】
たとえば、日更新スイッチ24を操作して、矢印36で示す操作信号252により‘5月28日’を指示するレコードR10が検索されて、表示部2に表示された状態で、個別スイッチ25が操作されたと想定する。矢印37で示す個別スイッチ25による操作信号252に基づき、メモリ読出部231は、表示されているレコードRiが指示する‘5月28日’を示すデータD1とD2を有する1つ以上のレコードRiのうちから、最近の時間を示す時間データTを格納したレコードRiを検索して読出し、読出したレコードRiを表示制御部241に与える。図3では、表示されているレコードR10と同じ‘5月28日’を示すデータD1とD2を有するレコードR10〜R12のうちから、データD3とD4が最近の時間を指示するレコードR10が選択的に読出されて、表示される。
【0052】
続いて、個別スイッチ25が操作されると、矢印38で示す操作信号252に基づき、メモリ読出部231は、表示されているレコードR10の時間データTが指示する時間の次に新しい時分を示す時間データTを格納したレコードRiを検索して読出し、読出したレコードRiを表示制御部241に与える。図3では、レコードR11が読出される。
【0053】
レコードR11が表示されている状態で、さらに個別スイッチ25が操作されると、矢印39で示す操作信号252に基づき、メモリ読出部231は、表示されているレコードR10と同じ‘5月28日’を示すデータD1とD2を有するレコードR10〜R12のうちから、表示されているレコードR11のデータD2とD3が指示する時分の次に新しい時分を示すデータD2とD3を有するレコードRiを検索して読出し、読出したレコードRiを表示制御部241に与える。図3では、レコードR12が読出されて表示される。
【0054】
このように、個別スイッチ25が操作される毎に、表示部2に表示されるレコードRiと同じ月日を指示するデータD1とD2を有する1つ以上のレコードRiについて、時分単位で過去のレコードRiに遡り選択的に読出して表示することができる。
【0055】
図6(A)〜(I)には、本実施の形態1における、メモリ13に格納された血圧測定データ(レコードRi)の呼出に伴う表示部2の表示の変化が示される。図6(A)〜(I)では、レコードRiの最高血圧データSBP、最低血圧データDBP、脈拍数データPLSおよび時間データTは、表示制御部241により表示用のデータ61〜64にそれぞれ変換されて、表示部2に表示される。
【0056】
まず月更新スイッチ23が操作されてレコードR1がメモリ13から読出されて表示制御部241により図6(A)のように表示される。操作信号252はメモリ読出部231と並行して表示制御部241にも与えられるので、表示制御部241は、メモリ13から読出されたレコードRiを、与えられる操作信号252に基づき表示する。このとき、時間データTに対応のデータ64は、操作信号252が、月更新スイッチ23が操作されたことを指示していることに基づき、データD1の指す値の表示態様を他のデータの表示態様とは異ならせる。たとえば、ブリンク表示などする。
【0057】
つづいて、月更新スイッチ23が操作される毎に、レコードR1→R4→R8と順にメモリ13から読出されて、表示部2では図6(A)→図6(B)→図6(C)と変化する。図6(B)と(C)でも、図6(A)と同様に、データ64におけるデータD1の指す値の表示態様は他のデータの表示態様とは異なる。
【0058】
したがって、データ64のデータD1に対応の値(‘月’を指す値)の表示態様を他のそれとは異ならせることで、被測定者に対して、データ64が示す月において測定されたデータのうち、最近に(その月の最後に)測定して得られた血圧データと脈拍数データが表示されていることを報知できる。
【0059】
図6(C)の表示状態で、日更新スイッチ24が操作されると、レコードR8に基づき表示部2には図6(D)のように表示される。表示制御部241は、時間データTに対応のデータ64は、与えられる操作信号252が、日更新スイッチ24が操作されたことを指示していることに基づき、表示部2のデータD2の指す値の表示態様を他のデータの表示態様とは異ならせる。たとえば、ブリンク表示などする。
【0060】
つづいて、日更新スイッチ24が操作される毎に、レコードR8→R9→R10と順にメモリ13から読出されて、表示部2では図6(D)→図6(E)→図6(F)と変化する。図6(E)と(F)でも、図6(D)と同様に、データ64におけるデータD2の指す値の表示態様は他のデータの表示態様とは異なる。
【0061】
したがって、データ64のデータD2に対応の値(‘日’を指す値)の表示態様を他のそれとは異ならせることで、被測定者に対して、データ64が示す月日において測定されたデータのうち、最近に(その日の最後に)測定して得られた血圧データと脈拍数データが表示されていることを報知できる。
【0062】
図6(F)の表示状態で、個別スイッチ25が操作されると、レコードR10に基づき表示部2には図6(G)のように表示される。表示制御部241は、時間データTに対応のデータ64は、与えられる操作信号252が、個別スイッチ25が操作されたことを指示していることに基づき、表示部2のデータ64で示すデータD3とD4の指す値の表示態様を他のデータの表示態様とは異ならせる。たとえば、ブリンク表示などする。
【0063】
つづいて、個別スイッチ25が操作される毎に、レコードR10→R11→R12と順にメモリ13から読出されて、表示部2では図6(G)→図6(H)→図6(I)と変化する。図6(H)と(I)でも、図6(G)と同様に、データ64におけるデータD3とD4の指す値の表示態様は他のデータの表示態様とは異なる。
【0064】
したがって、データ64のデータD3とD4に対応の値(‘時分’を指す値)の表示態様を他のそれとは異ならせることで、被測定者に対して、ある1日における測定時間が異なる血圧データと脈拍数データが表示されていることを報知することができる。
【0065】
このように、メモリ13に格納された血圧測定データの呼出スイッチとして月更新スイッチ23、日更新スイッチ24および個別スイッチ25を備えることにより、所望日付の測定データを呼出す場合、従来のように、メモリ13に格納された測定データを単に最新データから過去のデータへと順番に検索して表示していくのではなく、月更新スイッチ23の操作毎に月毎の代表の測定データおよび日更新スイッチ24の操作毎に日毎の代表(最新・最近)の測定データをメモリ13から呼出すことが可能となる。その結果、メモリ13に格納された多量の測定データのうちから、所望する測定時間のデータを容易に呼出すことができる。
【0066】
(実施の形態2)
実施の形態2では図7に示される電子血圧計1が用いられる。図7の電子血圧計1と図2の電子血圧計1とを比較し異なる点は、操作部4において、図2の月更新スイッチ23、日更新スイッチ24および個別スイッチ25に代替して、設定スイッチ26および更新スイッチ27を設けた点と内蔵するCPUの内部メモリ(図示せず)にフラグF1を設けた点にある。その他の構成は図2のそれと同様なので説明は略す。
【0067】
図8には本実施の形態に係る電子血圧計1の機能構成が示される。図8の機能構成と実施の形態1の図4の機能構成とを比較し異なる点は、図4の記憶操作部221が記憶操作部222に代替された点にある。その他は図4のそれと同じである。記憶操作部222は、設定スイッチ26と更新スイッチ27を含む。設定スイッチ26または更新スイッチ27が操作されると、操作されたスイッチを指示する操作信号252が出力される。
【0068】
フラグF1はCPU16の内部メモリ(図示せず)に格納されており、メモリ読出部231と表示制御部241により参照される、メモリ読出部231と表示制御部241の動作モードを指示するフラグである。図8では説明のためにフラグF1はメモリ読出部231と表示制御部241に格納されるように示されている。フラグF1は電子血圧計1の電源をOFFしても、その値を保持する。フラグF1は設定スイッチ26の操作毎に、操作信号252に従い、メモリ読出部231と表示制御部241により、動作モードを、月単位での測定データの読出モード、日単位での測定データの読出モードおよび時分単位での測定データの読出モードを指示する値に順次に書換えられる。
【0069】
図9(A)〜(I)には、本実施の形態2に係るメモリ13からの測定データの呼出に伴う表示の変化が示される。表示部2にはデータが表示されていない状態において、まず設定スイッチ26を1回操作すると、操作信号252に基づきフラグF1は、月単位での測定データの読出モードの値に設定される。メモリ読出部231は、記憶操作部222から与えられる操作信号252に基づきメモリ13を検索して、データD1が最新の月を指示するレコードRiのうち最新の時間を指示する時間データTを有するレコードRiを検索して読出して、表示制御部241に与える。表示制御部241は与えられるレコードRiを表示部2に表示する。このとき、表示される時間データTに対応のデータ64は、表示制御部241が参照するフラグF1の値に基づき、データD1が他とは異なる態様で表示される。たとえば、ブリンク表示される。
【0070】
その後、更新スイッチ27を操作する毎に、実施の形態1において月更新スイッチ23が操作されるのと同様にレコードR1→R4→R8と順に呼出されるので、表示部2の表示は図9(A)→図9(B)→図9(C)のように変化する。図9(B)および図9(C)では、表示制御部241は、月単位での測定データの読出モードで更新スイッチ27が操作されたことを指示する操作信号252に基づき、データ64のうちのデータD1を指す値を、他とは異なる態様で表示する。
【0071】
図9(C)の表示状態で、再度、設定スイッチ26が操作されると、操作信号252に基づき、フラグF1は日単位での測定データの読出モードを示す値に更新される。このとき、メモリ読出部231は、フラグF1の値に基づきメモリ13を検索して、表示部2に表示されているレコードR8のデータD1が示す月を指示するデータD1を有する1つ以上のレコードRiのうち最新の日を指示するデータD1とD2を有するレコードRiを検索して読出して、表示制御部241に与える。表示制御部241は与えられるレコードRiを表示部2に図9(D)のように表示する。このとき、表示される時間データTに対応のデータ64は、表示制御部241が参照するフラグF1の値に基づき、データD2が他とは異なる態様で表示される。たとえば、ブリンク表示される。
【0072】
その後、更新スイッチ27を操作する毎に、実施の形態1において日更新スイッチ24が操作されるのと同様にレコードR9→R10と順に呼出されるので、表示部2の表示(図9(D))は、図9(E)→図9(F)のように変化する。図9(D)、図9(E)および図9(F)では、表示制御部241は、日単位での測定データの読出モードで更新スイッチ27が操作されたことを指示する操作信号252に基づき、データ64のうちのデータD2を指す値を、他とは異なる態様で表示する。
【0073】
図9(F)の表示状態で、再度、設定スイッチ26が操作されると、操作信号252に基づき、フラグF1は同日内の時分単位での測定データの読出モードを示す値に更新される。このとき、メモリ読出部231は、フラグF1の値に基づきメモリ13を検索して、表示部2に表示されているレコードR10のデータD1とD2が示す月日を指示するデータD1とD2を有する1つ以上のレコードRiのうち最新の時分を指示するデータD3とD4を有するレコードRiを検索して読出して、表示制御部241に与える。表示制御部241は与えられるレコードRiを表示部2に図9(G)のように表示する。このとき、表示される時間データTに対応のデータ64は、データD3とD4を示し、これらデータは、表示制御部241が参照するフラグF1の値に基づき、他と異なる態様で表示される。たとえば、ブリンク表示される。
【0074】
その後、更新スイッチ27が操作される毎に、実施の形態1において個別スイッチ25が操作されるのと同様にレコードR10→R11→R12と順に呼出されるので、表示部2の表示(図9(G))は、図9(H)→図9(I)のように変化する。図9(G)、図9(H)および図9(I)では、表示制御部241は、同日内の時分単位での測定データの読出モードで更新スイッチ27が操作されたことを指示する操作信号252に基づき、データ64が指示するデータD3とD4を指す値を、他とは異なる態様で表示する。
【0075】
その後、設定スイッチ26が操作されると、フラグF1は月毎の測定データの読出モードを指示する値に更新されるので、前述と同様に月毎の代表の血圧測定データが呼出される。
【0076】
なお、設定スイッチ26および更新スイッチ27はロータリスイッチなどを使用してもよい。
【0077】
本実施の形態2のように、実施の形態1の月更新スイッチ23、日更新スイッチ24および個別スイッチ25に代替して設定スイッチ26と更新スイッチ27を備えた場合であっても、所望日付の測定データを呼出す場合、従来のように、メモリ13に格納された測定データを単に最新データから過去のデータへと順番に検索して表示していくのではなく、設定スイッチ26と更新スイッチ27とを操作する毎に、月毎の代表の測定データ、日毎の代表の測定データおよびある日の時分単位での測定データをメモリ13から呼出すことが可能となる。その結果、メモリ13に格納された多量の測定データのうちから、所望する測定時間のデータを容易かつ速やかに呼出すことができる。
【0078】
(実施の形態3)
図10には、実施の形態3による電子血圧計1の外観が示される。本実施の形態に係る電子血圧計1は操作部4として電源スイッチ20と測定スイッチ21を備えて、表示部4にはカレンダー40と測定データ(レコードRiのデータ)を表示することができる。
【0079】
被測定者は表示されたカレンダー40において所望の月日を指定するための操作をすると、指定された月日を指す操作信号252がメモリ読出部231に与えられるので、メモリ読出部231は操作信号252が指示する月日を指す時間データTを有する1つ以上のレコードRiをメモリ13から検索して読出し、表示制御部241に出力する。したがって、表示制御部241により表示部2には読出されたレコードRiの測定データが表示される。
【0080】
具体的には、カレンダー40と同一画面に、読出されたレコードRiの時間データTの月日時分を示すデータ64、最高血圧データSBPに対応のデータ61、最低血圧データDBPに対応のデータ62および脈拍数データPLSに対応のデータ63が表示される。
【0081】
カレンダー40における月日の指定は、たとえば表示部2がタッチパネルになっており指などで触れると指定することができる。または、十字スイッチやロータリスイッチ等が操作部4に搭載されており、これらスイッチを操作することでカレンダー40上のカーソル等を移動させて所望の月日を指定するとしてもよい。
【0082】
図11には、本実施の形態3に係る電子血圧計1の機能構成が示される。図4の機能構成と比較し異なる点は、記憶操作部221に代替して記憶操作部223を設けた点にある。その他の構成は図4のそれと同じである。
【0083】
記憶操作部223は、記憶呼出スイッチ28およびカレンダー指定部29を備える。記憶呼出スイッチ28およびカレンダー指定部29は、表示部2と一体的に構成されており、表示制御部241により表示部2にカレンダー40が表示されて前述したタッチパネルの操作により被測定者がカレンダー40上の所望の日付の指定(カレンダー指定部29による指定)をし、記憶呼出スイッチ28を操作すると、操作内容を、すなわち指定された日付を指示する操作信号252がメモリ読出部231に与えられる。メモリ読出部231は、与えられる操作信号252が指示する日付に基づきメモリ13を検索して、当該日付を示す時間データTを格納した1つ以上のレコードRiのうち、最新(最近)の時間を示すデータTを格納したレコードRiを検索して読出し、表示制御部241に与える。表示制御部241は与えられたレコードRiに基づき表示部2に図10のようにデータを表示する。
【0084】
ここでは、カレンダー40で月日を指定したが、カレンダーで月のみを指定して、指定された月の代表の測定データを呼出すようにしてもよい。
【0085】
カレンダー40を表示するためのデータは、CPU16が作成してもよく、または予めメモリ13の所定記憶領域に格納されており、それを読出して表示部2に表示するとしてもよい。
【0086】
各実施の形態では、操作信号252が指示する時間(月、日)に該当の時間データTと関連付けされた血圧測定データ(最高血圧データSBP、最低血圧データDBP、脈拍数データPLS)が複数個であった場合には、すなわち該当の時間データTを有するレコードRiが複数個であった場合には、最近(最新:最後にメモリ13に格納された)の時間を示す時間データTと関連付けされた血圧測定データを、複数の血圧測定データを代表するデータとして検索し読出しているが、代表するデータは、最近の測定データに限定されない。たとえば、最高血圧データSBPの値が最大である測定データ(レコードRi)を代表するデータとしてもよく、最高血圧データSBPの中央の値を指す測定データ(レコードRi)を代表するデータとしてもよい。
【0087】
なお、メモリ13の構成は、図3に示したものに限定されない。たとえば、メモリ13には月毎に記憶領域を別個に設けるようにする。測定時にこれら別個に設けられた領域に血圧値、脈波数、日時のデータを格納したレコードRiが記録されるようにしてもよい。そして、計時データ251に基づき月が更新されたと判定される毎に、メモリ13の空き領域の先頭から次の月の測定データを格納するためのメモリ領域が確保されるようにする。このようにすれば、必要に応じて測定データ格納のための領域が確保されるので、限られたメモリ容量で効率よく大量の測定データを記録することができる。
【0088】
上述した各実施の形態によれば、メモリ13の格納された大量の血圧測定データ(レコードRi)のうちから、複雑な操作または多数回の繰返し操作をせずとも、簡単な操作で、速やかに特定(所望)の測定時間における測定データを呼出すことができるので、血圧管理のための操作性に優れる。
【0089】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】各実施の形態に係る電子血圧計のハードウェア構成図である。
【図2】実施の形態1に係る電子血圧計の概観図である。
【図3】各実施の形態に係る電子血圧計の測定データ格納例を示す図である。
【図4】実施の形態1に係る電子血圧計の機能構成図である。
【図5】各実施の形態に係る血圧測定手順を示すフローチャートである。
【図6】(A)〜(I)は実施の形態1に係る表示例を示す図である。
【図7】実施の形態2に係る電子血圧計の概観図である。
【図8】実施の形態2に係る電子血圧計の機能構成図である。
【図9】(A)〜(I)は実施の形態2に係る表示例を示す図である。
【図10】実施の形態3に係る電子血圧計の概観図である。
【図11】実施の形態3に係る電子血圧計の機能構成図である。
【符号の説明】
【0091】
1 電子血圧計、2 表示部、4 操作部、13 メモリ、16 CPU、201 血圧算出部、211 メモリ格納部、221,222,223 記憶操作部、231 メモリ読出部、241 表示制御部、251 計時データ、252 操作信号、F1 フラグ。




 

 


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