米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 医学 -> オムロンヘルスケア株式会社

発明の名称 電子血圧計
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−125427(P2007−125427A)
公開日 平成19年5月24日(2007.5.24)
出願番号 特願2007−36433(P2007−36433)
出願日 平成19年2月16日(2007.2.16)
代理人 【識別番号】100064746
【弁理士】
【氏名又は名称】深見 久郎
発明者 澤野井 幸哉 / 岸本 寛志 / 田中 孝英 / 江田 憲史 / 宮田 喜一郎
要約 課題
異なる測定条件下で測定された血圧の相互の関係を表示する。

解決手段
電子血圧計1では、データ格納部30は、血圧測定して得られた血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、メモリ12に格納する。そして、平均値算出部23は、メモリ12中の起床後に測定した血圧データ群の平均血圧データと、就寝前に測定した血圧データ群の平均血圧データを算出して、表示制御部25は、算出した平均血圧のデータ同士の相互関係を所定の表示態様で表示部4に表示する。
特許請求の範囲
【請求項1】
被測定者の血圧を測定する血圧測定手段と、
記憶部と、
表示部と、
前記血圧測定手段により測定された前記血圧を示す血圧データと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、前記記憶部に格納するデータ格納手段と、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データを前記記憶部から読出し、
読出された前記所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記代表血圧データのうちの、いずれか一方を前記表示部に表示し、
さらに、読出された前記所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群と、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群との相互関係を、所定の表示態様で前記表示部に表示する制御手段とを備え、
前記相互関係には、前記所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記代表血圧データが示す前記血圧と、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記代表血圧データが示す前記血圧との高低の関係が含まれる、電子血圧計。
【請求項2】
被測定者の血圧を測定する血圧測定手段と、
記憶部と、
表示部と、
前記血圧測定手段により測定された前記血圧を示す血圧データと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、前記記憶部に格納するデータ格納手段と、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データのうちのいずれか一方を前記記憶部から読出し、
読出された前記血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データを前記表示部に表示し、
さらに、読出された前記血圧データ群と、血圧評価のための基準血圧を示す基準血圧データとの相互関係を、所定の表示態様で前記表示部に表示する制御手段とを備え、
前記相互関係には、読出された前記血圧データ群の前記代表血圧データが示す血圧と、前記基準血圧データが示す前記規準血圧との高低の関係が含まれる、電子血圧計。
【請求項3】
被測定者の血圧を測定する血圧測定手段と、
記憶部と、
表示部と、
前記血圧測定手段により測定された前記血圧を示す血圧データと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、前記記憶部に格納するデータ格納手段と、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データとの両方を前記記憶部から読出し、
読出された両方の前記血圧データ群のうちの一方の血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データを前記表示部に表示し、
さらに、読出された他方の前記血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データと、血圧評価のための基準血圧を示す基準血圧データとの相互関係を、所定の表示態様で前記表示部に表示する制御手段とを備え、
前記相互関係には、前記代表血圧データが示す血圧と、前記基準血圧データが示す前記
規準血圧との高低の関係が含まれる、電子血圧計。
【請求項4】
被測定者の血圧を測定する血圧測定手段と、
記憶部と、
表示部と、
前記血圧測定手段により測定された前記血圧を示す血圧データと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、前記記憶部に格納するデータ格納手段と、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データとの両方を前記記憶部から読出し、
読出された両方の前記血圧データ群のうちの一方の血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データを前記表示部に表示し、
さらに、読出された両方の前記血圧データ群それぞれについて、当該血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データと、血圧評価のための基準血圧を示す基準血圧データとの相互関係を、所定の表示態様で前記表示部に個別に表示する制御手段とを備え、
前記相互関係には、前記代表血圧データが示す血圧と、前記基準血圧データが示す前記規準血圧との高低の関係が含まれる、電子血圧計。
【請求項5】
被測定者の血圧を測定する血圧測定手段と、
記憶部と、
表示部と、
前記血圧測定手段により測定された前記血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、前記記憶部に格納するデータ格納手段と、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データを前記記憶部から読出し、
読出された前記所定種類の前記測定条件下で測定された前記血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された前記血圧データ群の前記代表血圧データとを前記表示部に同時に表示する制御手段とを備えた、電子血圧計。
【請求項6】
前記所定の表示態様は、前記高低の関係を有する前記血圧どうしの差分を棒状のインジケータで表示する態様である、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子血圧計。
【請求項7】
前記所定の表示態様は、前記表示部に表示された前記代表血圧データの表示色を、前記高低の関係に従い変化させる態様である、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子血圧計。
【請求項8】
前記所定の表示態様は、前記表示部に表示された前記代表血圧データを、前記高低の関係に従う点滅の有無で表示する態様である、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子血圧計。
【請求項9】
前記所定の表示態様は、前記高低の関係に従いアイコンの有無で表示する態様である、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子血圧計。
【請求項10】
前記所定の表示態様は、前記表示部に表示された前記代表血圧データの背景ライトを、前記高低の関係に従い、点灯または消灯させる、または発光の色を変化させる、または点滅させる態様である、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子血圧計。
【請求項11】
前記制御手段は、前記高低の関係を振動、または発音により報知する手段をさらに備え
る、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子血圧計。
【請求項12】
前記所定種類の前記測定条件は、朝の測定であり、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件は、夜の測定である、請求項1から11のいずれか1項に記載の電子血圧計。
【請求項13】
前記所定種類の前記測定条件は、起床後から所定期間内の測定であり、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件は、就寝前の所定期間内の測定である、請求項1から11のいずれか1項に記載の電子血圧計。
【請求項14】
前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件は、前記所定種類の前記測定条件の少なくとも1日以上前の測定である、請求項1から11のいずれか1項に記載の電子血圧計。
【請求項15】
被測定者から測定した血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とが関連付けて記憶された記憶部と、
表示部と、
データ処理部を備え、
前記データ処理部は、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データを前記記憶部から読出し、
読出された前記所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記代表血圧データのうちの、いずれか一方を前記表示部に表示し、
さらに、読出された前記所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群と、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群との相互関係を、所定の表示態様で前記表示部に表示する制御手段を有する、血圧測定データ処理装置。
【請求項16】
被測定者から測定した血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とが関連付けて記憶された記憶部と、
表示部と、
データ処理部を備え、
前記データ処理部は、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データのうちのいずれか一方を前記記憶部から読出し、
読出された前記血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データを前記表示部に表示し、
さらに、読出された前記血圧データ群と、血圧評価のための基準血圧データとの相互関係を、所定の表示態様で前記表示部に表示する制御手段を有する、血圧測定データ処理装置。
【請求項17】
被測定者から測定した血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とが関連付けて記憶された記憶部と、
表示部と、
データ処理部を備え、
前記データ処理部は、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データとの両方を前記記憶部から読出し、
読出された両方の前記血圧データ群のうちの一方の血圧データ群を代表する血圧データ
を示す代表血圧データを前記表示部に表示し、
さらに、読出された他方の前記血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データと、血圧評価のための基準血圧を示す基準血圧データとの相互関係を、所定の表示態様で前記表示部に表示する制御手段を有する、血圧測定データ処理装置。
【請求項18】
被測定者から測定した血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とが関連付けて記憶された記憶部と、
表示部と、
データ処理部を備え、
前記データ処理部は、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データとの両方を前記記憶部から読出し、
読出された両方の前記血圧データ群のうちの一方の血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データを前記表示部に表示し、
さらに、読出された両方の前記血圧データ群それぞれについて、当該血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データと、血圧評価のための基準血圧を示す基準血圧データとの相互関係を、所定の表示態様で前記表示部に個別に表示する制御手段を有する、血圧測定データ処理装置。
【請求項19】
メモリとデータ処理手段を有するコンピュータを用いた血圧測定データの処理方法であって、
被測定者から測定した血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて前記メモリに記憶する記憶ステップと、
前記データ処理手段によるデータ処理ステップを備え、
前記データ処理ステップは、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データを前記メモリから読出し、
読出された前記所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群を代表する代表血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記代表血圧データのうちの、いずれか一方を表示し、
さらに、読出された前記所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群と、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群との相互関係を、所定の表示態様で表示する制御ステップを有する、血圧測定データ処理方法。
【請求項20】
メモリとデータ処理手段を有するコンピュータを用いた血圧測定データの処理方法であって、
被測定者から測定した血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて前記メモリに記憶する記憶ステップと、
前記データ処理手段によるデータ処理ステップを備え、
前記データ処理ステップは、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データのうちのいずれか一方を前記メモリから読出し、
読出された前記血圧データ群を代表する代表血圧データを表示し、
さらに、読出された前記血圧データ群と、血圧評価のための基準血圧データとの相互関係を、所定の表示態様で表示する制御ステップを有する、血圧測定データ処理方法。
【請求項21】
メモリとデータ処理手段を有するコンピュータを用いた血圧測定データの処理方法であ
って、
被測定者から測定した血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて前記メモリに記憶する記憶ステップと、
前記データ処理手段によるデータ処理ステップを備え、
前記データ処理ステップは、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データとの両方を前記メモリから読出し、
読出された両方の前記血圧データ群のうちの一方の血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データを表示し、
さらに、読出された他方の前記血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データと、血圧評価のための基準血圧を示す基準血圧データとの相互関係を、所定の表示態様で表示する制御ステップを有する、血圧測定データ処理方法。
【請求項22】
メモリとデータ処理手段を有するコンピュータを用いた血圧測定データの処理方法であって、
被測定者から測定した血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて前記メモリに記憶する記憶ステップと、
前記データ処理手段によるデータ処理ステップを備え、
前記データ処理ステップは、
所定種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データと、前記所定種類とは異なる種類の前記測定条件下で測定された血圧データ群の前記血圧データとの両方を前記メモリから読出し、
読出された両方の前記血圧データ群のうちの一方の血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データを表示し、
さらに、読出された両方の前記血圧データ群それぞれについて、当該血圧データ群を代表する血圧データを示す代表血圧データと、血圧評価のための基準血圧を示す基準血圧データとの相互関係を、所定の表示態様で個別に表示する制御ステップを有する、血圧測定データ処理方法。
【請求項23】
請求項19に記載の血圧測定データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
【請求項24】
請求項20に記載の血圧測定データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
【請求項25】
請求項21に記載の血圧測定データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
【請求項26】
請求項22に記載の血圧測定データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
【請求項27】
請求項19に記載の血圧測定データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項28】
請求項20に記載の血圧測定データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項29】
請求項21に記載の血圧測定データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項30】
請求項22に記載の血圧測定データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は電子血圧計、血圧測定データ処理装置および方法、プログラムならびに記録媒体に関し、特に、血圧測定結果の表示機能が改善された電子血圧計、血圧測定データ処理装置および方法、プログラムならびに記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、家庭で血圧を測定する機器が急速に普及している。これらの家庭用血圧計は、一回の測定値がある一定の値を超えたときにブザーや表示器でユーザに報知する機能や、時間の異なる測定値を記録・表示する機能を備えている。
【0003】
血圧は循環器疾患を解析する指標の一つであり、血圧に基づいてリスク解析を行うことは、たとえば脳卒中や心不全や心筋梗塞などの心血管系の疾患の予防に有効である。特に、早朝に血圧が上昇する早朝高血圧は心臓病や脳卒中などに関係している。さらに、早朝高血圧の中でも、モーニングサージと呼ばれる起床後1時間から1時間半ぐらいの間に急激に血圧が上昇する症状は、脳卒中との因果関係があることが判明している。そこで、時間(生活習慣)と血圧変化の相互関係を把握することが、心血管系の疾患のリスク解析に有用である。
【0004】
このような背景の元、測定された血圧値と、測定時刻情報や測定条件を対応づけてメモリに格納し、たとえば、朝時間帯と夕方時間帯などの特定の時間帯に測定された血圧値の平均値をそれぞれ算出し、その算出結果に基づいてリスク値を算出、表示する血圧計が提供されている(特許文献1を参照)。
【0005】
また、家庭用血圧計でリスクを表示する機能には以下のようなものがある。血圧測定値が基準値を超えたと判定した場合、セグメントLCD(Liquid Crystal Display)による数値表示を点滅表示するものや、別に設けたインジケータ(セグメントLCDによる表示、LED(Light Emitting Diode)の点灯・点滅)を表示させるものがある(特許文献2と3を参照)。
【特許文献1】特開2004−261452号公報
【特許文献2】特開2000−175873号公報
【特許文献3】特開2004−121632号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の発明は、たとえば朝の血圧値と夜の血圧値の平均値と差分値を2次元表示し、平均値、差分値の両方に判定値を設ける構成としている。しかしながら、算出したリスクを適切に表示する方法が開示されていない。
【0007】
また、特許文献2と3の発明では、1回ごとの測定値に対する判定、また、複数回の平均値に対する判定はなされているけれども、心血管系の疾患のリスク予防のための早朝高血圧判定はなされていなかった。
【0008】
それゆえにこの発明の目的は、異なる測定条件下で測定された血圧の相互の関係、またはある種類の測定条件下で測定された血圧について、規準血圧との相互の関係を、わかりやすく表示することのできる電子血圧計、血圧測定データ処理装置および方法、プログラムならびに記録媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明のある局面に従うと、血圧測定して得られた血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、記憶部またはメモリに格納し、そして、所定種類の測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、所定種類とは異なる種類の測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データを記憶部またはメモリから読出して、読出した血圧データ群のうち一方の血圧データ群の代表血圧データを表示部に表示して、さらに読出されている両方の血圧データ群の相互関係を所定の表示態様で表示部に表示する。この相互関係には、両方の血圧データ群の代表血圧データが示す血圧どうしの高低の関係が含まれる。
【0010】
したがって、異なる測定条件下で測定された血圧の相互の関係を表示することができる。また、両方の代表血圧データの血圧のうち、一方の血圧が他方のそれよりも高いか低いかの情報も提供することができる。
【0011】
この発明の他の局面に従うと、血圧測定して得られた血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、記憶部またはメモリに格納し、そして、所定種類の測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、所定種類とは異なる種類の測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データの一方を記憶部またはメモリから読出して、読出した血圧データ群の代表血圧データを表示部に表示して、さらに読出されている一方の血圧データ群と規準血圧データとの相互関係を所定の表示態様で表示部に表示する。この相互関係には、読出されている一方の血圧データ群の代表血圧データが示す血圧と規準血圧データが示す血圧どうしの高低の関係が含まれる。
【0012】
この発明のさらに他の局面に従うと、血圧測定して得られた血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、記憶部またはメモリに格納し、そして、所定種類の測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、所定種類とは異なる種類の測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データの両方を記憶部またはメモリから読出して、読出した両方の血圧データ群のうちの一方の代表血圧データを表示部に表示して、さらに読出されている他方の血圧データ群と規準血圧データとの相互関係を所定の表示態様で表示部に表示する。この相互関係には、他方の血圧データ群の代表血圧データが示す血圧と規準血圧データが示す血圧どうしの高低の関係が含まれる。
【0013】
この発明のさらに他の局面に従うと、血圧測定して得られた血圧のデータと血圧測定時の測定条件の種類とを関連付けて、記憶部またはメモリに格納し、そして、所定種類の測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、所定種類とは異なる種類の測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データの両方を記憶部またはメモリから読出して、読出した両方の血圧データ群のうちの一方の代表血圧データを表示部に表示して、さらに読出されている両方血圧データ群それぞれについて、規準血圧データとの相互関係を所定の表示態様で表示部に個別に表示する。この相互関係には、読出されている血圧データ群の代表血圧データが示す血圧と規準血圧データが示す血圧どうしの高低の関係が含まれる。
【0014】
したがって、ある種類の測定条件下で測定された血圧データ群について、規準血圧データとの相互の関係を表示することができる。また、ある種類の測定条件下で測定された血圧データ群の代表血圧データの血圧は、規準血圧よりも高いか低いかの情報も提供することができる。
【0015】
この発明のさらに他の局面に従うと、血圧測定手段により測定された血圧のデータは血圧測定時の測定条件の種類と関連付けされて、記憶部に格納される。所定種類の測定条件下で測定された血圧データ群の血圧データと、所定種類とは異なる種類の測定条件下で測
定された血圧データ群の血圧データは記憶部から読出されて、読出された両方の血圧データ群それぞれを代表する血圧データを示す代表血圧データを同時に表示部に表示する。
【0016】
したがって、代表血圧データを同時表示されるので、異なる測定条件下で測定された血圧の相互の関係を確認することができる。
【0017】
好ましくは、高低の関係は、高低関係にある血圧どうしの差分を棒状のインジケータで表示する。したがって、両血圧の高低関係とともに、両者の差分の情報も提供することができる。
【0018】
好ましくは、高低の関係に従い、血圧データとの表示色を異ならせたり、点滅表示させたり、アイコンの表示または表示しない(有無)ようにしたり、さらには背景ライトを点灯させるか否か、発光色を異ならせるか、点滅させるか否か制御する。
【0019】
したがって、高低関係を有する両方の血圧データの血圧のうち、一方の血圧が他方のそれよりも高いか低いかの情報を、簡単な表示でわかりやすく提供することができる。その結果、表示部が有する機能は簡単なものでもよく、電子血圧計に係るコストを抑えることができる。
【0020】
好ましくは、制御手段は、所定種類の測定条件下で測定された血圧データを含む血圧データ群の代表の血圧データと、血圧評価のための基準血圧データとを比較する基準比較手段を有する。
【0021】
したがって、基準比較手段による比較結果を、高低の関係付けに用いることができる。
好ましくは、高低の関係は振動、または発音により報知される。したがって、高低の関係を表示による視覚的情報のみなならず、振動による情報または聴覚的情報を用いても提示できる。
【0022】
好ましくは、異なる種類の測定条件は、夜の測定と朝の測定、または、起床後から所定期間内の測定と就寝前の所定期間内の測定である。
【0023】
したがって、朝の血圧と夜の血圧、または起床後の血圧と就寝前の血圧との高低の関係を表示することで、早朝高血圧の判断を支援できる。
【0024】
好ましくは、異なる種類の測定条件は、所定種類の測定条件とは、1日以上間を置いた測定である。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、異なる測定条件下で測定された血圧の相互の関係を表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する.以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0027】
(構成)
本実施の形態に係る電子血圧計の機能構成が図1に示されて、概観は図2に示される。
【0028】
図2を参照して本実施の形態に係る電子血圧計1は、被測定者の血圧測定部位に装着さ
れて空気圧により加圧するためのカフ5と、血圧計本体2とカフ5とを接続するエア管3とを備える。
【0029】
血圧計本体2は被測定者が表示内容を確認可能なように設けられた表示部4、被測定者が外部から操作可能なように設けられた電源スイッチ41、測定スイッチ42、記録呼出スイッチ43、起床ボタン44、就寝ボタン45およびリスクボタン46を備える。
【0030】
電源スイッチ41は血圧計本体2の電源をON/OFFするために操作される。測定スイッチ42は血圧測定の開始を指示するために操作される。記録呼出スイッチ43は、一時的に記憶された測定結果を読出し表示部4に表示するために操作される。起床ボタン44は、血圧測定が起床後、たとえば起床後2時間以内に行なわれる場合において操作されて、就寝ボタン45は血圧測定が就寝前、たとえば就寝前2時間以内に行なわれる場合において操作される。起床ボタン44と就寝ボタン45のそれぞれには‘就寝前’および‘起床後’の文字がそれぞれプリントされている。リスクボタン46は、記憶しておいて血圧測定結果に基づくリスク値の算出を指示するために操作される。
【0031】
図1を参照して電子血圧計1はカフ5に内蔵されている空気袋21を介して検出される被測定部位の脈圧の変化を脈波の信号として出力するための圧力センサ14、圧力センサ14から出力される圧力を示す電圧信号を増幅する増幅回路15、空気袋21の加圧(空気圧)レベルを調整するためのポンプ16および弁18、ポンプ16を駆動するポンプ駆動回路17、弁18の開閉を調整するための弁駆動回路19、表示部4、メモリ12、操作部40、計時動作して計時データを出力するタイマ13、電源29、音出力部47、振動部48ならびにこれら各部を制御するCPU(Central Processing Unit)20を含む
。CPU20は内部に、一時的にデータを格納するための図示のないメモリ、リスク処理部22、表示制御部25、血圧・脈拍を算出する算出部28、および血圧測定データをメモリ12に格納する機能を有するデータ格納部30を有し、血圧測定データの処理機能を有する。表示制御部25は表示部4の表示を制御する。リスク処理部22、表示制御部25、算出部28およびデータ格納部30の機能は、CPU20により所定プログラムがメモリ12から読出されて実行されることで、実現される。
【0032】
空気袋21と圧力センサ14、ポンプ16および弁18とはエア管3を介して接続される。ここでは、電源29により各部に駆動用の電源が供給されるが、電源29は電池または商用電源などからなる。算出部28は、増幅回路15から入力するパルス信号に基づき血圧値、脈拍数などを算出する。
【0033】
操作部40は、図2に示した電源スイッチ41、測定スイッチ42、記録呼出スイッチ43、起床ボタン44、就寝ボタン45およびリスクボタン46を有する。
【0034】
メモリ12には、測定結果データを含む各種データおよび各種のプログラムが格納される。
【0035】
上述した構成において、血圧測定に際しては、算出部28は増幅回路15から出力されたパルス信号(圧力信号)をデジタルデータに変換した後、当該データについて所定のアルゴリズムを適用して最高血圧(収縮期血圧)・最低血圧(拡張期血圧)を算出するとともに、脈拍数を算出する。このような算出の手順は従来から提供される周知の手順を適用できるから、ここではその詳細説明は略す。
【0036】
電子血圧計1は外部の装置を通信により接続するための外部I/F37を有する。外部I/F37は通信回線36を介して外部のコンピュータ31を接続する。コンピュータ31は被測定者のコンピュータであってもよく、または医家のコンピュータであってもよい
。通信回線36は有線または無線であり、CPU20はメモリ12に格納された測定データを外部I/F37を介してコンピュータ31に送信する。コンピュータ31はCPU32、メモリ33、ディスプレイ34および通信回線を接続するためのI/F部35を備える。CPU32はCPU20と同様に血圧測定データの処理機能を有する。
【0037】
図1と図2に示すように、本実施の形態に係る電子血圧計1では、起床ボタン44および就寝ボタン45を設け、それぞれのボタンに、生活リズムに従う血圧測定時間帯の区分(就寝前、起床後)である測定条件を予め割当て、測定結果は血圧測定において操作されたボタンが示す測定条件と関連付けてメモリ12の所定領域に格納される。このようなスイッチ操作により血圧測定がされた場合の測定結果のメモリ12への格納例が図3(A)と(B)に示される。
【0038】
対応付けした格納の具体例として、図3(A)に示すように、測定結果を血圧測定において操作されたボタンに対応の測定条件情報、すなわち測定時間帯の区分:就寝前、起床後の別に基づいてグループ化して、メモリ12のグループ毎に予め設けられた領域26および27に格納する方法が挙げられる。領域26および27それぞれには、測定結果はレコードR単位で格納される。レコードRは、測定時刻データT、最高血圧を示す最高血圧データSBP、最低血圧を示す最低血圧データDBPおよび脈拍数を示す脈拍数データPLSを含む。これらデータは、測定がされる毎に当該測定による測定値が対応付けされて各領域に格納されればよく、レコードRを用いた格納形式に限定されるものではない。
【0039】
なお、測定時刻データTは、タイマ13により計時された測定時刻(測定開始または終了の時刻)のデータをCPU20が入力して測定時刻データT(年・月・日・時・分・曜日)に変換してレコードRに格納する。したがって、起床ボタン44および就寝ボタン45の操作に代替される場合には、または起床ボタン44および就寝ボタン45が設けられない場合には、測定時刻データTに基づき就寝前(夜)または起床後(朝)の測定データの別を判別して、対応の領域に格納するようにしてもよい。ここでは説明を簡単にするために、起床ボタン44および就寝ボタン45の操作に従う測定条件に応じた記憶領域に、測定データが格納されると想定する。
【0040】
以降の説明においては、図3(A)に示すように、測定条件情報に基づきグループ化され各々のメモリ領域に血圧値等の測定結果が格納されているものと想定するが、言うまでもなく測定条件と測定結果との関連付けの方法はこのような方法に限定されない。たとえば、図3(B)のように、血圧値などの測定結果と測定条件情報とを対にしてメモリ12に格納する方法であってもよい。図3(B)では、血圧値などの測定結果と条件情報とを対にして格納したレコードRi(i=1,2,3,…,m)が血圧測定が行なわれる毎にメモリ12に格納される。レコードRiには、測定時刻データTi、最高血圧データSBPi、最低血圧データDBPi、脈拍数データPLSi、ならびに測定条件データC1およびC2のいずれかが格納される。測定条件データC1およびC2それぞれは、血圧測定において操作された起床ボタン44または就寝ボタン45が示す測定条件情報、すなわち測定時間帯の区分:就寝前、起床後のそれぞれを示す。
【0041】
(リスク値の算出)
本実施の形態では、測定されてメモリ12に格納された血圧値に基づき心血管のリスクが算出される。具体的には、CPU20はメモリ12に予め格納された心血管のリスク値算出のプログラムに基づきリスク値を算出する。当該プログラムによる処理はCPU20のリスク処理部22の機能に相当する。リスク処理部22は平均値算出部23とリスク値算出・判定部24を有する。
【0042】
平均値算出部23は、リスク値算出のために、まず、メモリ12に格納された血圧値を
読出して、図3(A)に示されるような領域26および27のそれぞれごとに、血圧値の平均を算出する処理を行なう。すなわち、同じ種類の測定条件下で測定された血圧データを含む血圧データグループの代表値として、たとえばグループ内平均を、血圧データグループごとに算出する。ここでは、領域26と27にはそれぞれm個のレコードRが格納されていると想定する。平均の血圧値の算出は次の式を用いて行なわれる。なお、m=1とすれば、血圧データグループの代表値は、各グループ毎に格納された1個(m=1)の測定データとなる。
【0043】
起床後測定SBP平均=(起床後測定最高血圧データSBP1+起床後測定最高血圧データSBP2+…+起床後測定最高血圧データSBPm)/m(ただし、m=1,2,3,…)。
【0044】
起床後測定DBP平均=(起床後測定最低血圧データDBP1+起床後測定最低血圧データDBP2+…+起床後測定最低血圧データDBPm)/m(ただし、m=1,2,3,…)。
【0045】
就寝前測定SBP平均=(就寝前測定最高血圧データSBP1+就寝前測定最高血圧データSBP2+…+就寝前測定最高血圧データSBPm)/m(ただし、m=1,2,3,…)。
【0046】
就寝前測定DBP平均=(就寝前測定最低血圧データDBP1+就寝前測定最低血圧データDBP2+…+就寝前測定最低血圧データDBPm)/m(ただし、m=1,2,3,…)。
【0047】
起床後測定PLS平均=(起床後測定脈拍数データPLS1+起床後測定脈拍数データPLS2+…起床後測定脈拍数データPLSm)/m(ただし、m=1,2,3,…)。
【0048】
就寝前測定PLS平均=(就寝前測定脈拍数データPLS1+就寝前測定脈拍数データPLS2+…就寝前測定脈拍数データPLSm)/m(ただし、m=1,2,3,…)。
【0049】
この結果を用いて、リスク値算出・判定部24は、起床後測定SBP平均>135mmHg、または、起床後測定DBP平均>85mmHgのとき早朝高血圧であるとのリスク値を判定する。なお、リスク判定の基準値は、たとえば、米国の血圧合同委員会の基準または日本高血圧学会の家庭血圧の高血圧基準によるものであり、最高血圧SBPの基準は135mmHgおよび最低血圧DBPの基準は85mmHgである。これらの基準値は予めCPU20の内部メモリ(図示せず)に格納される。
【0050】
また、リスク値算出・判定部24は、リスク値算出のために、以下の式に従い、就寝前の時間帯と起床直後の時間帯とに測定した血圧値の平均値(ME平均値)と、両者の差(ME差)とを算出する。
【0051】
ME差=起床後測定SBP平均−就寝前測定SBP平均
ME平均=(起床後測定SBP平均+就寝前測定SBP平均)/2
リスク値算出・判定部24は、これらを用いてリスク値を判定する。たとえば、ME差>20mmHgかつME平均>135mmHgのとき早朝高血圧であると判定する。また、特許文献1に示されるようにME差>20mmHgのとき早朝高血圧と判定する。これら判定のための基準値は予めCPU20の内部メモリ(図示せず)に格納される。
【0052】
血圧は種々の要因に影響されてばらつくため、好ましくは複数日にわたってこれらの時間帯で血圧測定を繰返し、それぞれの時間帯について平均値を求めてからME平均値やM
E差を得て、結果を求めた方がリスク推定の精度が向上する。
【0053】
(測定手順)
本実施の形態の電子血圧計1を用いた血圧測定動作について説明する。図4〜図6のフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ12に格納されて、CPU20により読出されて実行される。図4のフローチャートに従う血圧測定動作について説明する。
【0054】
まず、被測定者はカフ5を測定部位に巻き付けて、電子血圧計1の電源スイッチ41を操作すると、操作信号はCPU20に与えられるので、CPU20は操作信号に基づき電源29による各部への電源供給を開始する(ステップST(以下、単にSTと略す)1)。次に、CPU20は、電子血圧計1の初期化処理として、各部を制御して空気袋21内の空気を排気し、圧力センサ14の0mmHg補正を行なう(ST2)。
【0055】
次に、被測定者は測定条件を入力するために、測定条件に応じたボタン、すなわち起床ボタン44および就寝ボタン45のいずれかを操作する(S5)。操作されたボタン毎に異なる操作信号が操作部40からCPU20に与えられる。CPU20は、与えられる操作信号に基づきいずれのボタンが操作されたかを判別し、判別結果が示すボタンに対応の測定条件のデータを図示のない内部メモリに一時的に記録する。
【0056】
続いて、被測定者により測定スイッチ42が操作されるので、当該操作による操作信号がCPU20に与えられるので、CPU20は入力する操作信号に基づき、血圧測定開始が指示されたことを検知する(ST4)。そして、以降の血圧測定が開始される。また、測定スイッチ42の操作時には、CPU20はタイマ13の計時による現在の時刻データを入力して、測定時刻データTとして図示のない内部メモリに一時的に記録する。
【0057】
起床ボタン44と就寝ボタン45の操作に基づく測定条件の判別は、たとえば次のようにして行なわれる。つまり、メモリ12には操作部40に設けられたスイッチ毎に、当該スイッチが操作されたことを示す操作信号のデータと、当該操作信号が示す指示内容のデータとが予め対応付けて格納されている。したがって、CPU20は、操作部40から与えられる操作信号に基づき、メモリ12内のこの対応付けされたデータを検索して、当該操作信号に対応の指示内容のデータを読出すことができる。そして読出した指示内容のデータを解釈することで、測定条件付けされたこと、および条件付けされた測定条件(就寝前測定、起床後測定の別)を判別することができる。
【0058】
上述した測定開始スイッチ42の操作に応じて、CPU20は各部を制御して、被測定者の最高血圧+40mmHg程度まで加圧した後(ST5)、徐々に空気袋21内の圧力を減圧していく(ST6)。なお、被測定者の最高血圧は予め被測定者により入力されていると想定する。この減圧過程において空気袋21内の圧力を圧力センサ14で検出して、CPU20の算出部28は、検出された圧力に基づき血圧(最高血圧および最低血圧)値ならびに脈拍数を算出してCPU20の内部メモリに一時的に格納するとともに(ST7)、表示制御部25は算出された血圧値および脈拍数を表示部4に表示する(ST8)。血圧測定のための加圧・減圧の処理は従来の電子血圧計のそれと同様である。なお、ここでは血圧測定は減圧過程でするとしているが加圧過程で行なうようにしてよい。
【0059】
CPU20のデータ格納部30は、血圧と脈拍の算出・表示が終了すると、ST3で操作されたボタンが指示する測定条件のデータ(内部メモリに格納されたデータ)に対応したメモリ12の領域に、内部メモリに一時格納されている測定結果(血圧値データSBPおよびDBP、ならびに脈拍数データPLS)および測定時刻データTを格納したあらたなレコードRを登録する(ST9)。これにより血圧測定データは測定条件と関連付けされた記憶される。これで、一連の血圧測定は終了する。
【0060】
図4の手順では、測定条件の入力処理(ST3)は血圧測定開始時に実行しているが、図5のように測定結果データをメモリ12に格納する(ST9)際に、測定条件の入力(ST8a)が行なわれるようにしてもよい。図5の他の処理は、図4のそれと同じである。
【0061】
また、血圧測定終了時には測定結果は一時的に内部メモリに格納されているので、測定終了後に被測定者は、操作部40を操作して、内部メモリから測定結果データを呼出して表示部4に表示させて確認することも可能である。確認後に被測定者は起床ボタン44または就寝ボタン45を操作して測定条件を入力するようにしてもよい。
【0062】
図4と図5の処理では、測定結果データは一律にメモリ12に格納されるとしているが、測定条件の入力によって、測定結果データをメモリ12に格納するようにしてもよい。
【0063】
図5の血圧測定処理に続いてリスク値の算出と表示を行なう場合には、図6の手順が実行される。図6の手順では、図5のST1〜ST9の処理が同様に実行された後、CPU20のリスク処理部22は、メモリ12の各領域のデータが、リスク値を算出可能な数だけ、たとえば少なくとも1つ以上記録されたか否かを判定する(ST10)。記録されていないと判定されると(ST10でNO)一連の処理は終了する。各領域のデータが、リスク値を算出可能な数だけ記録されたと判定された場合には(ST10でYES)、平均値算出部23はメモリ12から測定結果データを読出して、上述の式に従い平均値を算出して、またはリスク値算出・判定部24によりリスク値の算出・判定がされて(ST13)、算出の結果、または判定の結果は表示制御部25により表示部4に表される(ST15)。その後、一連の処理を終了する。
【0064】
図6では、血圧測定からの一連の処理によりリスク値算出・表示の処理が実行されるとしたが、このような連続処理に限定されない。つまり、被測定者が操作部40のリスクボタン46を操作したことに応じて、リスク値の算出と表示が行なわれるようにしてもよい。
【0065】
なお、図6のST13とST15の処理は、コンピュータ31で実行されるようにしてもよい。つまり、電子血圧計1のメモリ12に図3(A)または(B)のように格納された測定データをCPU20が読出して、通信回線36を経由してコンピュータ31に送信すると、コンピュータ31のCPU32はこれら測定データを受信して、メモリ33に格納し、格納した測定データに基づきST13とST15に示す処理を施して、結果をディスプレイ34に表示するようにしてもよい。この場合、CPU32は、平均値算出部23およびリスク値算出・判定部24を含むリスク処理部22および表示制御部25に相当する機能を有する(相当のプログラムを実行する)と想定する。こうした場合には、コンピュータ31はリスク算出・判定および表示を担い、電子血圧計1は血圧測定を担うので、両者間で負荷の分散をすることができる。
【0066】
また、遠隔の医家のコンピュータ31と通信することで、医家は居ながらにして遠隔から被測定者の血圧データを得て、診断・治療に役立てることができる。
【0067】
なお、コンピュータ31へ測定データの供給は、通信回線36を経由するものに限定されず、磁気・光ディスクなどの各種記録媒体を用いて行なうようにしてもよい。
【0068】
以上説明した処理機能は、プログラムで実現される。本実施の形態では、このプログラムはコンピュータで読取可能な記録媒体に格納される。
【0069】
本実施の形態では、この記録媒体として、図1に示されている電子血圧計1またはコンピュータ31で処理が行なわれるために必要なメモリ、たとえばメモリ12とメモリ33そのものがプログラムメディアであってもよいし、また外部記憶装置としてCD−ROM装置(図示せず)などのプログラム読取装置が設けられ、そこに記憶媒体であるCD−ROM(図示せず)が挿入されることで読取可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはCPU20またはCPU32によりアクセスされて実行される。
【0070】
ここで、上述したプログラムメディアは電子血圧計1またはコンピュータ31と分離可能に構成される記録媒体であり、フレキシブルディスクなどの磁気ディスクやCD−ROM/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カ
ードなどのカード系などの記録媒体であってもよい。
【0071】
また、本実施の形態においては、通信回線36はインターネットを含む各種通信ネットワークとすることも可能である。その場合には、電子血圧計1とコンピュータ31のメモリ12と33には通信回線36からプログラムがダウンロードされてもよい。
【0072】
(リスク値の表示例)
ST15の表示制御部25による表示部4におけるリスク値の表示例を以下に示す。
【0073】
(表示例1)
図7では、表示部4は起床後の測定データおよび就寝前の測定データをそれぞれ並べて同時に表示するための表示領域51と52を含む。表示領域51には、平均値算出部23で上述の式に従い求めた起床後測定SBP平均データ61、起床後測定DBP平均データ62および起床後測定PLS平均データ63がそれぞれ表示されて、これらそれぞれに並べて表示領域52には、平均値算出部23で上述の式に従い求めた就寝前測定SBP平均データ71、就寝前測定DBP平均データ72および就寝前測定PLS平均データ73それぞれが表示される。したがって、表示領域51と52の測定データは相互に関係付けされた態様で表示されることになる。
【0074】
また図7の表示において、リスク値算出・判定部24は表示領域51と52に表示されるデータを比較する。表示制御部25は、その比較の結果に基づき、高い方の血圧データの表示色を、低い方のそれとは異なる所定色となるように変更するなど高低の関係を所定の態様で表示するようにしてもよい。たとえば、起床後測定SBP平均データ61と就寝前測定SBP平均データ71との値を比較して、高い血圧を示す方のデータの表示領域のデータを全て所定色で表示するようにしてもよい。図8は起床後測定SBP平均データ61が高い場合の色変更の表示例である。表示態様は色変更表示に限定されず、点滅表示に変更するようにしてもよい。
【0075】
または、起床後測定SBP平均データ61と就寝前測定SBP平均データ71とを比較して、両者のうち高い血圧を示す方のデータのみを点滅表示してもよい。または、起床後測定DBP平均データ62と就寝前測定DBP平均データ72とを比較して、両者のうち高い血圧を示す方のデータのみを色変更表示してもよい。または、起床後測定SBP平均データ61と就寝前測定SBP平均データ71とを比較して、両者のうち高い血圧を示す方のデータと、起床後測定DBP平均データ62と就寝前測定DBP平均データ72とを比較して、両者のうち高い血圧を示す方のデータとの両方を色変更表示してもよい。
【0076】
また、リスク値算出・判定部24は、表示領域51と52の血圧データが示す値とリスク判定の基準値(135mmHg、85mmHg)とを比較して、その比較の結果に基づ
き、表示制御部25は、基準値よりも高いか低いかを表示するようにしてもよい。たとえば、表示領域51と52のうち、基準値よりも高い血圧値を含む領域のデータはすべて点滅表示させるようにしてもよい。または、基準値よりも高い血圧データ(最高血圧のみ、最低血圧のみ、または両方)を色変更表示させるようにしてもよい。
【0077】
また、表示態様は次のようであってもよい。つまり、表示制御部25は、上述の比較の結果に基づき高いと判定された方の血圧(最高血圧、最低血圧、および両方の血圧)のデータの背景に予め設けられたバックライトを、低いと判定された方の血圧のデータのバックライトとは異なるように変化させる。たとえば、高い方の血圧データのバックライトのみを点灯または点滅させたりする。または、高いと判定された方の血圧データと低いと判定された方の血圧データのバックライトの発光色を異ならせたり、発光色と点滅とを用いて異ならせたり、点滅周期を異ならせたり、などする。
【0078】
図9では、表示部4に領域26と27の一方の領域27から読出された血圧データグループについて算出された代表値(起床後測定SBP平均データ61、起床後測定DBP平均データ62および起床後測定PLS平均データ63からなる起床後測定データ)のみが表示されている。
【0079】
そして、リスク値算出・判定部24は、図9のように表示部4に表示された代表の血圧データが示す値とリスク判定の基準値(135mmHg、85mmHg)とを比較する。この比較の結果に基づき、表示制御部25は、基準値よりも高いか低いかを表示部4に表示する。たとえば、基準値よりも高い血圧データが表示されていれば、表示部4のバックライトを基準値より高い血圧である旨を報知するために変化させてもよい。または、基準値よりも高い血圧データ(最高血圧のみ、最低血圧のみ、または両方)のバックライトのみを他のデータのバックライトとは異なるように変化させてもよい。バックライトの変化の態様としては、たとえば、消灯または点灯または点滅させたりする。または、発光色を変化させる。または発光色と点滅とを用いて変化させる。または点滅周期を変化させる、などである。なお、平均値算出部23が領域26と27のうち領域26からデータを読出した場合も、同様である。
【0080】
図9の表示態様において、いずれの種類の測定条件のデータを表示するかは、操作部40を介してユーザにより指示されてもよい。または、予め決められていても良い。
【0081】
(表示例2)
図10では、表示部4は表示領域51と53を含む。表示領域51には、たとえば、起床後測定SBP平均データ61、起床後測定DBP平均データ62および起床後測定PLS平均データ63が表示される。表示領域53には、リスク値算出・判定部24による、表示領域51に表示された平均データと、リスク判定の基準値(135mmHg、85mmHg)との比較の結果、または就寝前の測定データの平均値との比較の結果が示されるようにしてもよい。表示領域53には、比較の結果を示すためのブロック81〜84が表示される。表示領域53のブロック81〜84の表示例が図11(A)〜(D)に示される。
【0082】
図10の表示の場合、平均値算出部23は異なる種類の測定条件毎の領域26と27のそれぞれから測定データを読出して、上述の式に従いそれぞれ平均を算出する。表示制御部25は、そのうちのいずれか一方の種類の測定条件の平均データを選択して表示領域51に表示する。ここでは、起床後測定領域27についての平均データが表示されているが、就寝前測定領域26の平均データが選択されてもよい。図10の表示領域51に、いずれの種類の測定条件のデータを表示するかは、操作部40を介してユーザにより指示されてもよい。または、予め決められていても良い。
【0083】
図11(A)では、リスク判定の基準値(135mmHg、85mmHg)80と血圧測定値との比較の結果が、ブロック81〜84の反転(非反転)表示で示される。具体的には、比較の結果、起床後測定SBP平均データ61と起床後測定DBP平均データ62が基準値80よりも高く、かつ就寝前測定SBP平均データ71と就寝前測定DBP平均データ72が基準値80よりも低いと判定される場合には、起床後(朝)の基準値80を挟んだ上下のブロック81と82は反転表示(塗潰し表示)されて、就寝前(夜)の基準値80を挟んだ上下のブロック83と84のうち基準値80よりも下のブロック84は反転表示されて上のブロック83は非反転表示(空白表示)される。
【0084】
なお、基準値80よりも高いか低いかの判定は、リスク値算出・判定部24によりなされる。具体的には、『最高血圧>135mmHgまたは最低血圧>85mmHg』、または、『最高血圧>135mmHgかつ最低血圧>85mmHg』との関係式が成立すると判定したときは、血圧値が所定の基準値80よりも高いと評価して、当該関係式が成立しないと判定した場合には、血圧値が所定の基準値80よりも低いと評価する。この関係式では、起床後(朝)については起床後測定SBP平均データ61と起床後測定DBP平均データ62のいずれか一方、または両方が適用されて、就寝前(夜)については就寝前測定SBP平均データ71と就寝前測定DBP平均データ72のいずれか一方、または両方が適用される。
【0085】
また、図11(B)では、リスク値算出・判定部24は起床後と就寝前の測定血圧を比較して、その比較の結果に基づき表示制御部25は高いか低いかをブロック81〜84を用いて表示する。図11(B)では、就寝前測定SBP平均データ71よりも起床後測定SBP平均データ61の値が高いので、この比較の結果を示すために、起床後(朝)に対応の上下のブロック81と82が反転表示されて、かつ就寝前(夜)に対応の上下のブロックのうち下のブロック84が反転表示される。
【0086】
また、図11(C)と(D)では、起床後と就寝前の血圧測定データの平均を比較して、比較の結果に基づき高いか低いかを表示し、かつ所定の基準値に対して平均値が高いか低いかを表示する。図11(C)では、リスク値算出・判定部24は、起床後測定SBP平均データ61が就寝前測定SBP平均データ71よりも高く、かつ起床後測定平均データが上述の関係式に基づき基準値80よりも高いと評価するので、この結果に基づき表示制御部25は起床後(朝)の上下のブロック81と82を反転表示して、ブロック83と84は空白表示する。同様にして、図11(D)では、起床後測定SBP平均データ61が就寝前測定SBP平均データ71よりも高く、かつ起床後測定平均データが上述の関係式に基づき基準値80よりも低いと評価されるので、起床後(朝)の上下のブロック81と82のうち下のブロック82のみが反転表示されて、他のブロックは空白表示である。
【0087】
(表示例3)
図12は、図10の表示領域53におけるブロック81〜84の他の表示態様が示される。表示領域53のブロック81〜84の表示態様が、図13(A)〜(D)に示される。平均値算出部23の動作は図10のそれと同じである。
【0088】
図13(A)では、血圧測定値と基準値80との比較の結果が示される。たとえば、表示領域51に示された起床後測定SBP平均データ61と起床後測定DBP平均データ62のいずれか一方、または両方と基準値80とについて上述の関係式が成立して(すなわち、起床後の血圧が基準値80よりも高い)、かつ就寝前測定SBP平均データ71と就寝前測定DBP平均データ72のいずれか一方、または両方と基準値80とについて上述の関係式が成立しない(すなわち、就寝前の血圧が基準値80よりも低い)と判定された場合には、その判定(比較)結果を示すために、起床後(朝)の基準値80を挟んだ上下
のブロック81および82のうちの上のブロック81と、就寝前(夜)の基準値80を挟んだ上下のブロック83および84のうちの下のブロック84が反転表示(塗潰し表示)されて、他のブロックは非反転表示(空白表示)される。
【0089】
また、図13(B)では、起床後と就寝前との血圧測定データの平均を比較して、比較の結果に基づく両者の関係が、ブロック81〜84を用いて表示される。図13(B)の表示例では、たとえば、起床後測定SBP平均データ61の値が就寝前測定SBP平均データ71の値よりも高いと比較・判定されるので、その比較・判定の結果を示すために、起床後(朝)のブロック81および82のうち上のブロック82および就寝前(夜)のブロック83および84のうち下のブロック84のみが反転表示(塗潰し表示)されて、他のブロックは非反転表示(空白表示)される。
【0090】
また、図13(C)と(D)では、起床後と就寝前の血圧の比較結果と、基準値80との比較の結果を表示する態様が示される。図13(C)では、起床後測定SBP平均データ61は就寝前測定SBP平均データ71よりも高く、かつ起床後測定SBP平均データ61と起床後測定DBP平均データ62と基準値80とについて上述の関係式が成立する(基準値80よりも高い)と判定された場合において、この比較・判定結果を表示するために、起床後(朝)の基準値80を挟んだ上下のブロック81および82のうち、基準値80よりも上のブロック81を反転表示(塗潰し表示)し、他のブロックは非反転表示(空白表示)している。
【0091】
また、図13(D)では、起床後測定SBP平均データ61は就寝前測定SBP平均データ71よりも高く、かつ就寝前より起床後の血圧測定データの平均が高く、かつ起床後測定SBP平均データ61と起床後測定DBP平均データ62と基準値80とについて上述の関係式が成立しない(基準値80よりも低い)と判定された場合において、この比較・判定結果を表示するために、起床後(朝)の基準値80を挟んだ上下のブロック81および82のうち、基準値80よりも下のブロック82を反転表示(塗潰し表示)し、他のブロックは非反転表示(空白表示)している。
【0092】
図13(B)〜(D)において、起床後と就寝前との血圧値が比較されているが、比較対照は起床後測定SBP平均データ61と就寝前測定SBP平均データ71との組に限定されず、起床後測定DBP平均データ62と就寝前測定DBP平均データ72の組であってもよい。
【0093】
(表示例1)〜(表示例3)では、異なる測定条件下で血圧測定した得られたデータを高低の相互関係を付けて表示しているが、表示対象となる異なる測定条件下の測定データは起床後測定平均のデータと就寝前測定平均のデータに限定されない。たとえば、今回の測定データと前回の測定データであってもよく、または、今日の測定データの平均値と昨日の測定データの平均値であってもよく、または、月曜の測定データの平均値とそれ以外の曜日の測定データの平均値であってもよく、または、今週の測定データの平均値と先週の測定データの平均値であってもよく、または、今月の測定データの平均値と先月の測定データの平均値であってもよい。
【0094】
(表示例4)
測定された血圧値どうしを比較して、比較の結果に基づき一方が他方に対して高いか低いかを判定して、判定された結果を図14〜図16のように矢印85の向きを用いて表示するようにしてもよい。ここでは、高低の関係を矢印の向きを用いて示すが、その向きで高低の関係を示すことができる記号・絵であれば、矢印に限定されない。
【0095】
たとえば、図14では、今日の起床後測定SBP平均データ64、起床後測定DBP平
均データ65および起床後測定PLS平均データ66とともに、矢印85を表示する。リスク値算出・判定部24は、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66と、昨日の就寝前測定SBP、就寝前測定DBPおよび就寝前測定脈拍数PLSの平均データ就寝前測定SBP平均データとを比較して、表示制御部25は比較の結果が示す昨日と比較しての血圧変化、すなわち高低の関係を矢印85で示す。なお、これら平均値は平均値算出部23で求められる。図14では起床後測定SBP平均データ64と就寝前測定SBP平均データどうしを比較した結果、起床後測定SBP平均データ64が就寝前測定SBP平均データよりも高いとの傾向を示すので、矢印85は上向き表示されている。もし、低ければ下向き矢印85となり、変化なければ水平向きの矢印85となる。
【0096】
比較は、たとえば、起床後と就寝前の最高血圧、最低血圧および脈拍数の平均データいずれか1つの比較、または起床後と就寝前の最高血圧、最低血圧および脈拍数のすべての平均データの比較、または起床後と就寝前の最高血圧と最低血圧の平均データのうちのいずれか1つの比較、または起床後と就寝前の最高血圧と最低血圧の平均データの2つの比較であってもよい。最高血圧、最低血圧および脈波数の平均データのすべてを比較する場合は、起床後のこれら3種類のデータのうち1つ以上が就寝前のそれよりも高ければ、上向きの矢印85となり、低ければ下向きの矢印85となり、3種類のデータに変化がなければ水平向きの矢印85となる。また、最高血圧および最低血圧のすべてを比較して傾向を判定する場合には、起床後の最高血圧および最低血圧の少なくとも1つが就寝前のそれよりも高ければ上向きの矢印85となり、低ければ下向きの矢印85となり、2種類のデータに変化がなければ水平の矢印85となる。
【0097】
また、図15に示すように、起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66のそれぞれについて、対応して矢印85を表示してもよい。今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66のそれぞれと、昨日の就寝前測定SBP、就寝前測定DBPおよび就寝前測定脈拍数PLSの平均データそれぞれとを比較して、比較の結果に基づき、対応の矢印85の向きを変更するようにしてもよい。
【0098】
図16に示すように、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66とともに、今週、先週、先先週毎に、測定データの比較の結果に基づく向きを示す矢印85を表示してもよい。リスク値算出・判定部24は、今日の起床後測定SBP平均データ64と今週の起床後測定SBP平均データとの比較、起床後測定SBP平均データ64と先週の起床後測定SBP平均データとの比較、起床後測定SBP平均データ64と先先週の起床後測定SBP平均データとの比較をして、表示制御部25は各比較の結果に基づく向きの矢印85を各週毎に対応付けて表示する。なお、これら各週毎の平均値は平均値算出部23で求められる。
【0099】
図14と図15では、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66と、昨日の就寝前測定SBP、就寝前測定DBPおよび就寝前測定脈拍数PLSの平均データとの比較であったが、比較対象はこれに限定されない。たとえば、今回の測定値と前回の測定値、または起床後の測定値と就寝前の測定値(1測定値、または平均値での比較)、今日の測定値と昨日の測定値(平均値での比較)、または今週の測定値と先週の測定値(平均値での比較)、または今月の測定値と先月の測定値(平均値での比較)であってもよい。
【0100】
また、図14では、測定値どうしの比較であったが、リスク判定の基準値(135mmHg、85mmHg)との比較であってもよい。つまり、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66を表示しながら、リスク値算出・判定部24は、今日の起床後測定SBP平均データ64と起床後測定DBP平均データ65と基準値とについて、前述の関係式が成立するかを判定して、成立するとの判定がされた場合には、表示制御部25は矢印85を上向きに、成立しないと判定された場合には下向きに表示する。
【0101】
(表示例5)
測定された血圧値どうしを比較して、比較の結果に基づき一方が他方に対して高いか低いかを判定して、判定された結果を図17〜図19のようにアイコン88を用いて表示するようにしてもよい。ここでは、高低の関係をアイコン88の表示態様を用いて示す。なお、図17〜図19の対象のデータおよび比較の手順などは、図14〜図16で説明したものと同様である。
【0102】
アイコン88の表示態様は、アイコンの点灯・消灯による表示の有無、点滅または表示色または表示色と点滅の組合わせ、または点滅周期を用いて変化させる。
【0103】
図17〜図19それぞれでは、図14〜図16それぞれの矢印85がアイコン88で代替した場合の表示例が示される。図17では起床後測定SBP平均データ64と就寝前測定SBP平均データどうしを比較した結果、起床後測定SBP平均データ64が就寝前測定SBP平均データよりも高いとの傾向を示すので、アイコン85は点灯する。もし、低ければ点滅したままである。変化なければ消灯する。
【0104】
また、図18に示すように、起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66のそれぞれについて、対応してアイコン88を表示してもよい。今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66のそれぞれと、昨日の就寝前測定SBP、就寝前測定DBPおよび就寝前測定脈拍数PLSの平均データそれぞれとを比較して、比較の結果に基づき、対応のアイコン88の表示態様を変化させるようにしてもよい。
【0105】
また、図19に示すように、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66とともに、今週、先週、先先週毎に、測定データの比較の結果に基づきアイコン88を表示してもよい。リスク値算出・判定部24は、今日の起床後測定SBP平均データ64と今週の起床後測定SBP平均データとの比較、起床後測定SBP平均データ64と先週の起床後測定SBP平均データとの比較、起床後測定SBP平均データ64と先先週の起床後測定SBP平均データとの比較をして、表示制御部25は各比較の結果に基づく態様で各週毎に対応のアイコン88を表示する。
【0106】
(表示例6)
異なる測定条件下での血圧測定結果データどうしを比較し、その比較の結果を図20〜図23のように棒状のインジケータ86を用いて血圧の高い・低いの傾向を表示するようにしてもよい。
【0107】
図20では、表示部4には、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66を表示しながら、インジケータ86が表示される。リスク値算出・判定部24は、起床後測定SBP平均データ64と昨日の就寝前測定SBP平均データの値を比較して差分を求め、求めた差分は表示制御部25により、インジケータ86を用いて表示される。
【0108】
インジケータ86を用いた表示例が図24(A)〜(E)に示される。起床後測定SBP平均データの値から就寝前測定SBP平均データの値を引いた差分が−20mmHgを超えている場合には、インジケータ86は図24(A)のように表示される。同様に、そ
の差分が−10〜−20mmHgである場合には図24(B)のように表示され、その差分が±10mmHgであれば図24(C)のように表示され、また、10〜20mmHgとなった場合には図24(D)のように表示され、また差分が20mmHgを超えると図24(E)のように表示される。このようにインジケータ86を棒状に積まれた複数ブロックで表示して、差分に該当のレベルを指示する1個のブロックのみを反転表示(塗潰し表示)している。したがって、棒状のインジケータにおいて反転表示されたブロックの位置を確認することで差分を認識できる。
【0109】
図20では、起床後測定SBP平均データと就寝前測定SBP平均データどうしの比較であったが、比較対象はこれに限定されない。たとえば、起床後と就寝前の最高血圧、最低血圧および脈拍数の平均データいずれか1つの比較であってもよい。または、起床後と就寝前の最高血圧と最低血圧の平均データのうちのいずれか1つの比較であってもよい。または起床後と就寝前の最高血圧、最低血圧および脈拍数のすべての平均データの比較であってもよい。または起床後と就寝前の最高血圧と最低血圧の平均データの2つの比較であってもよい。これら複数の平均データを比較した場合は、比較の結果である複数の差分のうち、もっとも大きな差分を表示するようにしてもよい。
【0110】
図21では、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66のそれぞれと、昨日の就寝前測定SBP、就寝前測定DBPおよび就寝前測定脈拍数PLSの平均データそれぞれとを比較して、比較の結果に基づき、対応のインジケータ86の表示を図20と同様に行なう。
【0111】
図22では、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66とともに、今週、先週、先先週毎に、測定データの比較の結果に基づく傾向を示すインジケータ86を表示する。起床後測定SBP平均データ64と今週の起床後測定SBP平均データとの比較、起床後測定SBP平均データ64と先週の起床後測定SBP平均データとの比較、起床後測定SBP平均データ64と先先週の起床後測定SBP平均データとの比較がされて、各比較の結果に基づき、図20と同様に、各週毎に対応のインジケータ86が表示される。
【0112】
図23では、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66とともに、今日の起床後測定SBP平均データ64と月〜日の各曜日毎の起床後測定SBP平均データとの比較に基づく、差分を、各曜日毎のインジケータ86で図20と同様に表示する。
【0113】
図20と図21では、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66と、昨日の就寝前測定SBP、就寝前測定DBPおよび就寝前測定脈拍数PLSの平均データとの比較であったが、比較対象はこれに限定されない。たとえば、今回の測定値と前回の測定値、または起床後の測定値と就寝前の測定値(1測定値、または平均値での比較)、今日の測定値と昨日の測定値(平均での比較)、または今週の測定値と先週の測定値(平均での比較)、または今月の測定値と先月の測定値(平均での比較)であってもよい。
【0114】
また、図20では、測定値どうしの比較であったが、リスク判定の基準値(135mmHg、85mmHg)との比較であってもよい。つまり、今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66を表示しながら、リスク値算出・判定部24は、今日の起床後測定SBP平均データ64と起床後測定DBP平均データ65と基準値(135mmHgまたは85mmHg)との差分を求めて、求めた差分を表示制御部25はインジケータ86で表示してもよい。差分は、起床後測定SBP平均データ64の基準値135mmHgとの差分、または起床後測定DBP平均データ
63と基準値85mmHgとの差分である。そのようなインジケータの表示例が図25に示される。図25では基準値80との差分がインジケータ86を用いて表示される。
【0115】
(表示例7)
図20〜図25の他の表示例が図26〜図31に示される。図20〜図25のインジケータ86を用いた傾向の表示は、図26〜図31に示されるように、比較対象となる異なる測定条件下の2つの測定データの差分、または基準値との差分がインジケータ87の複数ブロックのうち1つ以上のブロックを反転表示(塗潰し表示)することで指示される。反転表示されたブロックの総数を確認することにより差分の量を認識できる。
【0116】
なお、表示例6と6のインジケータを用いた表示では、基準値80よりも高い場合にのみインジケータにおける反転表示をするようにしてもよい。
【0117】
(表示例8)
表示例6と7では、比較の結果が示す差分をインジケータ86と87を用いて示したが、表示例8では、インジケータに代替してLED89を用いる。インジケータ86または87をLED89に代替した他は、表示される測定データ、比較・判定の手順、および比較対象のデータは表示例6と7と同様である。
【0118】
図32〜図34に示すように、対象となる血圧データどうしの比較の結果、または血圧データと規準値80との比較の結果に基づき、表示制御部25は、LED89の表示態様を変更させる。つまり、比較の結果が示す高い、または低いの高低の関係を、LED89を点灯させて、または点滅させて表示する。
【0119】
また、差分量を点灯または点滅で示すようにしてもよい。たとえば、差分が10mmHg未満:消灯、10mmHg以上20mmHg未満:点灯、20mmHg以上:点滅というようにしてもよい。
【0120】
また、差分量をLED89の発光色を用いて示すようにしてもよい。たとえば、差分が10mmHg未満:緑、10mmHg以上20mmHg未満:橙、20mmHg以上:赤というようにしてもよい。なお、用いる発光色はこれに限定されない。
【0121】
図32〜図34では、LED89を表示部4の一部として設けたが、図2の表示部4の外部であって、表示部4の近辺に表示データを対応付けがされるように設けられてもよい。
【0122】
上述の表示例4〜8では、平均値算出部23は、メモリ12の図3(A)の領域26および27から血圧測定データを読出し、読出したデータについて上述の平均を算出する処理を行なう。そして、表示制御部25は、いずれか1種類の測定条件下で測定された血圧について算出された平均データを選択して表示する。したがって、表示される平均データは、領域26についての平均データであってもよく、また領域27についての平均データであってもよい。いずれの平均データを選択するかの指示は操作部40を介してユーザが与えてもよく、また予め決められていてもよい。
【0123】
(表示例9)
上述した対象血圧データどうしの比較の結果、または血圧データと規準値80との比較の結果に基づく、高い・低いの傾向を、表示部4の表示とともに振動部48による血圧計本体2の振動、または音出力部47により出力される音で提示して被測定者に報知するようにしてもよい。
【0124】
具体的には、判定された高い・低いの傾向に基づき、CPU20は振動部48または音出力部47を制御する。この制御により、高いまたは低いの傾向が振動部48による振動周期または振動パターンの違いで提示される。同様に、音出力部47から出力される音の音色、音階、リズムの違いで提示される。
【0125】
なお、高い、または低いの傾向は、表示部4の表示は伴わずに、音出力部47または振動部48のみを用いて提示してもよい。
【0126】
(表示例10)
表示例を図35(A)と(B)を参照して説明する。
【0127】
図35(A)と(B)の表示部4は表示領域4A、4Bおよび4Cを有する。表示領域4Aには今日の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSの平均データ64〜66のそれぞれが表示されて、表示領域4Cには表示領域4Aに表示のデータは起床後(朝)測定の血圧値などであることを示すための朝のマーク(絵柄、記号、文字など)が表示される。
【0128】
リスク値算出・判定部24は、表示領域4Aの血圧データが示す値とリスク判定の基準値(135mmHg、85mmHg)とを比較して比較結果を出力する。表示領域4Aの血圧データが基準値よりも高い(基準値を超える)場合には、出力された比較の結果に基づき、表示制御部25は、表示部4における表示の態様を変更する。たとえば、表示領域4Aのデータの表示態様の変更、および表示領域4Bに基準を超えたことを示すアイコン90などの記号や絵柄の点灯(表示)のうちの少なくとも一方を行なう。表示領域4Aのデータの表示態様の変更としては、バックライトを点滅させる、または発光色を変える、または点灯(または消灯)させるなどである。表示領域4Bと4Cのアイコン90および朝マークの表示用データはメモリ12の所定領域に予め格納されており、表示制御部25はメモリ12から読出した表示用データに基づきアイコン90および朝マークを表示する。
【0129】
また、表示領域4Aのデータの表示態様の変更に代替して、表示領域4Cのマークの表示態様を変更するようにしてもよい。たとえば、マークの点滅開始、表示色の変更などである。
【0130】
なお、基準値を超えた場合には、表示領域4Aのデータの表示態様の変更、表示領域4Bのアイコン90の点灯および表示領域4Cのマークの表示態様の変更の全てがされるようにしてもよい。
【0131】
一方、表示領域4Aの血圧データが基準値以下(基準値を超えない)の場合には、図35(B)のように、各表示領域における表示態様は変更されない。
【0132】
なお、本表示例は起床後測定の平均血圧値であったが、就寝前測定の平均血圧値であっても同様に適用することができる。また、所定時間帯、1日、1週、1ヶ月、1年などの平均血圧値であっても同様に適用することができる。
【0133】
このように、表示例10では、起床後(朝)および就寝前(夜)のいずれか一方で測定された血圧データ群の代表データとして平均血圧データを表示部4に表示するとともに、表示される平均血圧値と基準値との相互関係として両者の比較結果が示す高低関係を、表示された平均血圧データの表示態様、またはアイコン90の点灯の有無、または朝(夜)マークの表示態様で示している。
【0134】
また、表示部4に、比較結果に基づく基準値と表示領域4Aの平均血圧値との差分を前述したような棒状のインジケータ87で表示するようにしてもよい。
【0135】
(表示例11)
本表示例では、昨日の就寝前測定SBP、就寝前測定DBPおよび就寝前測定脈拍数PLSの平均値算出部23により算出された平均データ641、651および661、および今朝の起床後測定SBP、起床後測定DBPおよび起床後測定脈拍数PLSそれぞれの平均値算出部23により算出された平均データと、リスク判定の基準値とをリスク値算出・判定部24により比較して、比較の結果に基づき、表示制御部25は表示部4のデータの表示態様を変更する。
【0136】
表示例を図36(A)〜(C)を参照して説明する。
図36(A)〜(C)の表示部4は表示領域4A、4Bおよび4Cを有する。表示制御部25は、表示領域4Aには昨日の就寝前測定SBP、就寝前測定DBPおよび就寝前測定脈拍数PLSの平均データ641、651および661を表示し、表示領域4Cには表示領域4Aに表示のデータは就寝前(夜)測定の血圧値などであることを示すための夜のマーク(絵柄、記号、文字など)を表示する。表示領域4Bはアイコン90を表示するために設けられる。リスク値算出・判定部24が、起床後測定SBPと起床後測定DBPの平均値算出部23により算出された平均データが示す値と基準値とを比較して、基準値を超えていると判定した場合には、表示制御部25により表示領域4Bにアイコン90が点灯(表示)される。
【0137】
図36(A)では、就寝前測定SBPと就寝前測定DBPの平均データ641と651が示す血圧値と基準値との比較の結果、平均の血圧値が基準値を超えていると判定されるので、表示制御部25は表示領域4Aのデータの表示態様を変更している。たとえば、バックライトの点滅をさせているが、色の変更であってもよく、またはバックライトを点灯(または消灯)させるとしてもよい。また、起床後測定SBPと起床後測定DBPの平均データが示す血圧値と基準値との比較の結果、起床後の平均の血圧値も基準値を超えていると判定されるので、表示制御部25は表示領域4Bにアイコン90を点灯する。なお、表示領域4Aのデータの表示態様の変更に代替して、表示領域4Cの夜のマークの表示態様を変更(たとえば、点滅、表示色変更など)してもよく、表示領域4Aと4Bの両方について表示態様の変更がされてもよい。
【0138】
図36(B)では、就寝前測定SBPと就寝前測定DBPの平均データ641と651が示す血圧値と基準値との比較の結果、平均の血圧値が基準値を超えていない(基準値以下)と判定されるので、表示制御部25による表示領域4Aのデータの表示態様は変更されない。一方、起床後測定SBPと起床後測定DBPの平均データが示す血圧値と基準値との比較の結果、基準値を超えていると判定されるので、表示制御部25は表示領域4Bにアイコン90を点灯する。
【0139】
図36(C)では、就寝前測定SBPと就寝前測定DBPの平均データ641と651が示す血圧値と基準値との比較の結果、平均の血圧値が基準値を超えていない(基準値以下)と判定されるので、表示制御部25は表示領域4Aのデータの表示態様を変更しない。また、起床後測定SBPと起床後測定DBPの平均データが示す血圧値と基準値との比較の結果、起床後の平均血圧値も基準値以下(超えていない)と判定されるので、表示制御部25は、表示領域4Bにアイコン90を点灯しない。
【0140】
ここでは就寝前測定と起床後測定の両方の平均データのうち、表示領域4Aには就寝前測定の平均データを表示しているが、起床後測定の平均データを表示するようにしてもよい。その場合には表示領域4Bには就寝前測定の平均データの値と基準値との比較の結果
に基づきアイコン90の点灯がされる。また、表示領域4Cには、図35(A)と(B)と同様の朝のマークが表示される。
【0141】
上述の表示例10と11では、所定の条件下で測定された血圧データ群の代表血圧値を表示領域4Aに表示し、その代表血圧値がリスクの判定の基準値を超えている場合には、表示領域4Aの血圧値または/および測定条件を示すデータ(表示領域4Cの朝または夜
のマーク)の表示態様を所定態様で表示し、または/および特定の記号(アイコン90)
を表示領域4Bに表示する。なお、特定の記号(アイコン90)の点灯に代替して、または特定の記号の点灯とともに、図示されないランプが点灯/点滅したり、または音出力部
47を介してブザーなどの音または音声が出力されたり、または振動部48を介して振動が起こるようにしてもよい。
【0142】
また、表示部4に、比較結果に基づく基準値と表示領域4Aの平均血圧値との差分を前述したような棒状のインジケータ87で表示するようにしてもよい。
【0143】
このように、表示例11では、起床後(朝)および就寝前(夜)の両方のうちの一方で測定された血圧データ群の代表データである平均血圧データを表示部4に表示するとともに、両方の血圧データ群の平均血圧値それぞれと基準値との相互関係を、両者の比較結果により示される高低関係として、表示された平均血圧データの表示態様、アイコン90の点灯の有無、または朝(夜)マークの表示態様で示している。
【0144】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0145】
【図1】本実施の形態に係る電子血圧計の機能構成図である。
【図2】本実施の形態に係る電子血圧計の概観図である。
【図3】(A)と(B)は本実施の形態に係る電子血圧計の測定データ格納例を示す図である。
【図4】本実施の形態に係る電子血圧計の測定手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態に係る電子血圧計の測定手順の他の例を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態に係る電子血圧計の測定手順のさらなる他の例を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図8】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図9】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図10】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図11】(A)〜(D)は本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図12】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図13】(A)〜(D)は本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図14】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図15】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図16】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図17】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図18】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図19】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図20】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図21】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図22】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図23】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図24】(A)〜(E)は本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図25】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図26】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図27】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図28】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図29】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図30】(A)〜(E)は本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図31】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図32】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図33】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図34】本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図35】(A)と(B)は、本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【図36】(A)〜(C)は、本実施の形態に係る測定結果の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0146】
1 電子血圧計、22 リスク処理部、23 平均値算出部、24 リスク値算出・判定部、25 表示制御部、28 算出部、30 データ格納部、31 コンピュータ、47 音出力部、48 振動部。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013