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発明の名称 調整可能で分離したステント配備装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−195963(P2007−195963A)
公開日 平成19年8月9日(2007.8.9)
出願番号 特願2006−355166(P2006−355166)
出願日 平成18年12月28日(2006.12.28)
代理人 【識別番号】100066474
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 博昭
発明者 フレデリック・フェラー・ザ・サード / ヒュイサン・ワン
要約 課題
ステントもしくは他の自己拡張型インプラントのような医療器具の、正確な配備のための改良された送達システムを提供する。

解決手段
通常片手で操作可能なシステムにおける、自己拡張型ステント、自己拡張型ステントグラフト、および自己拡張型フィルターなどの医療器具の送達システム10で、第1の指穴36は不動ハンドル部34に設けられ、第2の指穴40は可動ハンドル部38に設けられる。また、可動ハンドル部38は、ステント配備中に操作可能なステント送達システム10の一部に結合された構造を備える。したがって、ステント配備装置の可動ハンドル部38を基本的に指もしくは手で動かすことにより、ステント配備システム10は医師が片手で操作することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
自己拡張型インプラントのための送達システムを受け入れて操作するための送達装置において、
第1のハンドルを有するトレーと、
前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムを受け入れて保持するための容器と、
前記送達システムの可動部と噛み合うための第2の可動のハンドルであって、前記第2のハンドルの操作が、前記送達システムへ動きを伝達する、第2の可動のハンドルと、
を備え、
前記送達装置は、取り外し可能であり、前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムから独立する、
送達装置。
【請求項2】
請求項1に記載の送達装置において、
前記送達システムを固定するための少なくとも1つの手段、
をさらに備え、
前記手段は、前記装置の近位端および遠位端の少なくともいずれか一方に配置されている、
送達装置。
【請求項3】
請求項1に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルは、不動である、送達装置。
【請求項4】
請求項1に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
【請求項5】
請求項1に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルおよび前記第2のハンドルは、前記装置のオペレーターの指を受け入れるための穴を備える、送達装置。
【請求項6】
請求項1に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、不動であり、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
【請求項7】
請求項6に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルおよび前記第2のハンドルは、前記装置のオペレーターの指を受け入れるための穴を備える、送達装置。
【請求項8】
請求項1に記載の送達装置において、
前記送達システムの前記可動部と噛み合うための前記第2の可動のハンドルに設けられている、開口内部に配置された挿入部品、
をさらに備える、送達装置。
【請求項9】
請求項1に記載の送達装置において、
繊細動作アクチュエータであって、前記繊細動作アクチュエータの動きを前記送達システムへの相対的に繊細な動きに変換するために前記送達システムと噛み合う、繊細動作アクチュエータ、
をさらに備える、送達装置。
【請求項10】
請求項9に記載の送達装置において、
前記繊細動作アクチュエータは、
調整ノブであって、前記調整ノブの回転操作が、相対的に繊細な動きを前記送達システムの前記可動部に伝達するように、前記送達システムの前記可動部と噛み合うネジ山部材に接続された、調整ノブ、
を備える、
送達装置。
【請求項11】
請求項10に記載の送達装置において、
前記ネジ山部材は、前記ネジ山部材近傍の前記第2の可動のハンドルの側面に設けられた相補的なネジ山部分と噛み合う、送達装置。
【請求項12】
請求項9に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
【請求項13】
請求項9に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、不動であり、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
【請求項14】
請求項13に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルおよび前記第2のハンドルは、前記装置のオペレーターの指を受け入れるための穴を備える、送達装置。
【請求項15】
請求項9に記載の送達装置において、
前記繊細動作アクチュエータを収容するための区画、
をさらに備えた、送達装置。
【請求項16】
自己拡張型インプラントのための送達システムを受け入れて操作するための送達装置において、
第1のハンドルを有するハウジングと、
前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムを受け入れて保持するための容器と、
第2の可動のハンドルであって、前記第2のハンドルの操作が、前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムへ動きを伝達するように、前記送達システムの可動部と噛み合う、第2の可動のハンドルと、
繊細動作アクチュエータであって、前記繊細動作アクチュエータの動きを前記送達システムへの相対的に繊細な動きに変換するために前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムと噛み合う、繊細動作アクチュエータと、
を備え、
前記送達装置は、取り外し可能であり、前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムから独立する、
送達装置。
【請求項17】
請求項16に記載の送達装置において、
前記繊細動作アクチュエータは、
調整ノブであって、前記調整ノブの回転操作が、相対的に繊細な動きを前記送達システムの前記可動部に伝達するように、前記送達システムの前記可動部と噛み合うネジ山部材に接続された、調整ノブ、
を備える、
送達装置。
【請求項18】
請求項17に記載の送達装置において、
前記ネジ山部材は、前記ネジ山部材近傍の前記第2の可動のハンドルの側面に設けられた相補的なネジ山部分と噛み合う、送達装置。
【請求項19】
請求項18に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、前記装置の近位端に配置される、
送達装置。
【請求項20】
請求項18に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、不動であり、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
【請求項21】
請求項18に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルおよび前記第2のハンドルは、前記装置のオペレーターの指を受け入れるための穴を備える、送達装置。
【請求項22】
請求項18に記載の送達装置において、
前記繊細動作アクチュエータを収容するための区画、
をさらに備えた、送達装置。
発明の詳細な説明
【開示の内容】
【0001】
〔発明の分野〕
本発明は医療器具に関し、特に、ステントもしくは他の医療器具の送達システムを受け入れるように構成されたトレーもしくはハンドルに関する。
【0002】
〔発明の背景〕
自己拡張型インプラントのための医療器具の送達システムは、一般的に、カテーテルシステム内の医療器具を治療部位に位置させるまで、所望の血管通路もしくは他の体内通路に沿って、患者の体内を進行する。一般的な状況として、医師は、狭窄部に対する医療器具とカテーテルシステム構成部分の相対位置をビデオX線透視画面上で観察しながら、内部シャフト部材に取り付けられた近位ハブを固定された位置に片手で保持し、同時にもう一方の手で外部管状シースに取り付けられた近位ハブを静かに引き抜く。
【0003】
配備操作はある程度の熟練と経験が必要である場合がある。その理由のうちの一つは例えば、所望の治療部位における活動的な血流であり、これは、治療すべき病巣もしくは狭窄の存在によってさらに混乱する可能性がある。他の要因は、外部シースを引き戻す時における医療器具の漸進的な弾性拡張である。この漸進的な拡張は「スイカの種」現象を起こす機会を与える。このスイカの種効果によって、自己拡張型インプラントが前進できるように、弾性医療器具が外部シースに対して力を与えてしまう場合がある。
【0004】
したがって、医師は医療器具の正確な位置決めをその医療器具が脈管に接触するまで達成し維持しながら、拡張する力に対してハブを適切に保持する好ましい特定の配列および配置に、2つの近位ハブを的確に保持する必要があるであろう。医療器具の成功した配備と位置決めにおいて、好ましくは送達システムの内部シャフトが所望の位置で静止状態とされるはずである。もし内部シャフトハブを保持する医師の手が配備中に不注意に動けば、医療器具は最適でない位置に配置される可能性がある。
【0005】
また、細長い内部および外部カテーテルシャフト部材は、個々の近位ハブの位置および動きが内部および外部シャフト部材それぞれの遠位端の位置および動きと異なってしまう欠点を示すことがある。さらに別の要因は医療器具の拡張部の位置が体内通路の側壁に接触する地点まで医療器具の位置が調整されるので、好ましくは、医療器具の一部が解剖学的組織に接触する直前まで医療器具の位置を注意深く調整することである。
【0006】
一対の独立ハブ、内部および外部シャフト部材上に1つのハブをそれぞれ備えたカテーテルシステムなど、いくつかの既知のカテーテルシステムは両手操作を必要とする。別の既知のカテーテルシステムは、単一の配備モードによるピストルグリップとトリガーグリップを含み、関連の医療器具を配置するための単一のトリガー引き手(single trigger pull)を伴う。
【0007】
したがって、医師は卓越した技量とともにこのような既知のシステムを操作できるであろうが、弾性拡張型の医療器具のより容易かつ正確な配備および位置決めを促進することができる、改善されたカテーテル送達システムを提供することが望ましい。
【0008】
さらに、2つの操作モードを有する進歩的なカテーテル配備機構を提供することも望ましい。第1の操作モードにおいて、内部カテーテルシャフト部材に対する外部シースの相対位置が正確かつ選択的に調整可能なように、送達機構が内部および外部カテーテルシャフト部材の間に、正確に調整できる連結を提供することが好ましい。なお、いかなる選択位置においても、送達機構は、内部または外部カテーテルシャフト部材を他方の部材に対して動かす傾向のあるいかなる力にも耐えながら、内部および外部カテーテルシャフト部材のこの選択された相対位置を維持することが好ましい。第2の操作モードにおいては、送達機構は、医師が内部カテーテルシャフト部材に対して外部管状シースを、好ましくは単一の容易な動きで近位方向に、素早く引き抜けることが望ましい。
【0009】
〔発明の概要〕
本発明は、自己拡張型インプラントのような医療器具の配備の正確さの改良を追求する。
【0010】
本発明は、通常片手で操作可能なシステムにおける、自己拡張型ステント、自己拡張型ステントグラフト、および自己拡張型フィルターなどの医療器具の送達のための改良システムの提供を追求する。
【0011】
本発明は、当技術分野で既知の類のステント送達システムを受け入れて操作するように構成された、調整可能かつ分離可能なステント配備装置を対象とする。本発明のステント配備装置は、一般的に、ステント送達システムの近位部を受け入れて保持するための、特に、その装置の制御装置を含むステント送達システムの一部を受け入れて保持するためのトレーを有するハウジングを含む。すなわち、患者の体内で医療器具もしくはステントを配備する際に医師によって操作される制御装置を含む装置の一部である。ステント配備装置は、装置と操作可能に係合した、少なくとも2本の医師の指を受け入れるように構成された指穴をさらに含む。好ましい構造においては、第1の指穴は不動の配列でトレーに取り付けられたハンドル部に設けられ、第2の指穴は可動の配列でトレーに取り付けられた第2のハンドル部に設けられる。また、第2の、可動のハンドル部は、ステント配備中に操作可能なステント送達システムの一部に結合された構造を備える。したがって、ステント配備装置の第2のハンドル部を基本的に指もしくは手で動かすことにより、ステント配備システムは医師が片手で操作することができる。
【0012】
さらに具体的な実施例においては、ステント配備装置はステント送達システムの初期の配備のために調整機構を備える。この調整機構は器具を配備するために回転可能な親ねじに連結された調整ノブでもよい。親ねじは、可動な第2のハンドル部に付随するネジ山に連結する、ネジ山をつけた構造などを備えることができる。少なくともこの構造によって、ステントからシースなどを初めに引き戻す場合に、静止摩擦に付随する比較的大きな力を克服する初期配備機構を利用することで、初期配備の正確さを向上させることができると考えられる。
【0013】
本発明は個々にいくつかの利点を、もしくはそれら利点の組み合わせを提供することができ、例えば(i)医療器具送達システムの片手操作、(ii)システムを操作するために必要な力を調整もしくは軽減させるためのてこ作用もしくは機械的な利点を提供する機構、(iii)配備中の医療器具の位置決めにおける向上した正確さ、(iv)医療器具配備の中間の時点で、固定された相対位置に送達システムの構成要素を保持する能力、(v)例えば配備プロセスを繊細かつ正確に制御する第1モードと、迅速で容易に配備する第2モードを含む、複数の操作モード、などがある。
【0014】
〔発明の詳細な説明〕
本発明はステント送達システムを保持して操作するための配備装置を対象とするが、図面はその装置内部に保持されるステント送達システムを示すことに注意すべきである。ステント送達システムはそれ自体、発明の一部を構成するように描かれるものではなく、説明および図面にこのシステムを含むことにより、本願の開示内容の理解を容易にするものである。いずれにせよ、本発明の配備装置に使用するステント送達システムが当技術分野で知られているシステムであることを理解すべきである。例えば、本発明の利用に適したこのような1つのステント送達システムは、本出願の譲受人に譲渡された米国特許第6,773,446号に開示されている。さらに、別の適切なステント送達システムは、これも本出願の譲受人に譲渡された米国特許第6,939,352号に開示されている。これらの特許の開示内容は、参照することで本願明細書に組み込まれる。
【0015】
図に示されるように、全体的に10として示すステント配備装置は、全体的に50として示すステント送達システムを受け入れるように構成される。ここで示すステント送達システム50は、米国特許第6,773,446号に開示されるものと同様である。
【0016】
ステント送達システム50は、内部および外部の同軸チューブを備え、内部チューブは内部シャフト70として識別され、外部チューブはシース55として識別される。自己拡張型ステント(図示せず)は、外部シースの内部に配置され、ステントは外部シースと摩擦接触し、シャフトはステントの内腔内に同軸上に配置される。ステント送達システム50は、近位末端(図示せず)を含むその近位端にハブ65をさらに備え、このハブ65は、ステント送達装置10の近位端の開口を通過して固定部材12により近位端に固定される。比較的堅い内部シャフト70は、ハブ65に接続され、ツイボーストバルブ(Tuohy Borst valve)80内を通って外部シース55および60の長さ全体にわたって延在している。
【0017】
図に示すように、ステント送達装置10はトレー15の内部に前記の多くのステント送達システム構成要素を保持し、トレー15は側壁16および16’、近位端壁17および遠位端壁17’によって画定される。遠位端壁17’はステント送達装置10のノブ82を受け入れるためのスロット19を含む。
【0018】
ステント送達装置10はまた、側壁16’、外壁21、遠位端壁17’および近位区画壁22によって画定される区画を含む。親ねじ24はネジ山26を備え、近位区画壁22近傍のスクリューベッド28から、遠位端壁17’の開口30を通って延在し、調整ノブ32に取り付けられる。
【0019】
ステント送達装置10は、装置の近位端に配置された第1の不動ハンドル34と、装置の遠位端に配置された第2の可動のハンドル38をさらに備え、これらのハンドルはそれぞれ指穴36および40を備える。図3に示すように、第2のハンドル38は、ハンドル38の開口44内部に適合する挿入部品42を備える。挿入部品42は、ステント送達システムのシース55の近位端を受け入れるため、遠位壁48にスロット46をさらに備える。挿入部品42は、ハンドルの開口44に適合可能な外部寸法を備え、締まりばめでステント送達システムのベアリング84を保持するようにその内側寸法が決められる。さらに、第2の可動のハンドルは、壁16および16’の内部に設けられたトラックにスライド可能に取り付けられる。また、親ねじより上のハンドル下側に、相補的に結合する構造で、親ねじのネジ山と噛み合うネジ山を設けることができる。
【0020】
上記の構造によって容易に理解されるように、ステント送達装置10は、ステント送達システムのためのトレーもしくはハウジングを備え、容易に組み立て可能な、システムから独立した装置を有する。ステント送達システム50は、装置10の上部開口に配置される。近位末端は装置の固定部材12によって装置に固定される。システム50の遠位端は挿入部品42の内部にはめ込まれる。理解すべきは、装置10およびシステム50は相対的に同じ容易さで分解可能であることである。このように装置10は異なる送達システムを利用して何度も使用可能である。
【0021】
装置10は、適切な成型作業などの、当技術分野で既知の技術で構成される。装置は、いくつかの適切な候補材料を挙げれば、ポリカーボネート、ABSもしくはデュポン社から入手可能なアセタール樹脂のデルリン(Delrin)(登録商標)で成型することができる。あるいは、装置は、チタンなどの軽い金属を機械加工して作ることができる。
【0022】
操作においては、ステント(図示せず)を保持しており、それ自身がシース55の内腔内に保持される、内部シャフト70を含むシステム50の遠位端は、脈管構造に挿入される。遠位端はステント配備のために目標部位に導かれる。ステントは圧縮された状態にあり、シース55の内部表面と摩擦接触する。
【0023】
患者に挿入するとき、シース55およびシャフト70は、図に示すように、例えば挿入部品42の近位にあるツイボーストバルブ80によってそれらの近位端で互いにロックされる。ツイボーストバルブ80は、ステントの時期尚早な配備もしくは部分的な配備を生じる可能性のある、シャフトとシースの間のスライド動作を防止する。ステントがその目標部位に達して配備の準備ができると、シース55およびシャフト70がもはや互いにロックされないように、ツイボーストバルブ80が開けられる。
【0024】
バルブ80が解放された後、本発明の好ましい操作は、親ねじ24を回転させるために調整ノブ32を最初に回転させることによって達成できる。親ねじ24が第2の可動のハンドル38の下部のねじ山と噛み合わされると、親ねじの回転によって可動アームが親ねじ24の回転とともに近位に移動する。これにより、締めばめによって挿入部品42の内部に保持されたベアリング84が近位に移動する。ベアリングがステント送達システムの外部シース55と噛み合うと、シース55が内部シャフト部材70に対して近位方向に引っ込む。この、シースの比較的繊細で追加的な近位方向の動作をもたらす、外部シース55を引き込む第1の方法は、正確かつ繊細な調整を可能にする。シースの小さな動きは医療器具のほんの一部分を露出させ、この場合ステントは、内部シャフト70に対して適所にある外部シース55を医師が掴むことを可能にし、さらなるステントの不注意な拡張を阻止する。医師はこの結果、所望の部位内に医療器具および送達システムを位置決めするために最終的な調整を、選択的に最適化し、かつ行うための、処置時間および処置の融通性を有する。さらなる位置調整を妨げる可能性のある方法で、ステントの任意部分が体内通路もしくは体内管に接触する前に、このようにステントの位置を正確に調整することが好ましい。
【0025】
医師がステントの位置決めに納得すると、ステントの位置が透視検査X線ビデオスクリーン(fluoroscopic x-ray video screen)上に現れるので、医師はさらに外部シースを引き込むために調整ノブ32の回転を継続してもよい。ステントと体内管壁との最初の接触時、またはステントがその位置を単独で保持するのに十分拡張されたとき、もしくは好ましい時点で、医師はステント送達装置に設けられた指穴に自分の指を入れることができる。一例として、医師は第1の不動ハンドル部に親指を、第2の可動のハンドル部に中指を置くことができる。次に、医師は第2の可動のハンドル部を近位方向に引き、外部シースを引き込むための第2の方法を提供する。こうして、医療器具を素早く配備するために、医師が望むいかなる速度でも、配備は比較的大きな規模で迅速な動きで行われる。
【0026】
理解すべきは、医師が相対的に迅速かつ素早いステント配備を選ぶことができることであり、したがって、ステントを覆うシースの初期の引き戻しに付随する静止摩擦力をただ単に克服するための調整ノブを利用することなどによって、結果として調整ノブの繊細な操作なしで済ませ、もしくは相対的に極小の要領で調整ノブを操作し、その後、装置に設けられたハンドルを利用して素早く片手で配備を行えることである。また、医師は、ステント送達装置10を素早く取り除くことによって、従来の両手の配備方法の利用を選択できることも理解すべきである。
【0027】
本発明の特定の実施例を示して説明したが、装置および/もしくは方法の変更は、本発明の精神および範囲を逸脱しない限り可能である。本発明の説明に用いた用語は、限定する用語としてではなく説明のために用いたものである。
【0028】
〔実施の態様〕
(1)自己拡張型インプラントのための送達システムを受け入れて操作するための送達装置において、
第1のハンドルを有するトレーと、
前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムを受け入れて保持するための容器と、
前記送達システムの可動部と噛み合うための第2の可動のハンドルであって、前記第2のハンドルの操作が、前記送達システムへ動きを伝達(translate)する、第2の可動のハンドルと、
を備え、
前記送達装置は、取り外し可能であり、前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムから独立する、
送達装置。
(2)実施態様1に記載の送達装置において、
前記送達システムを固定するための少なくとも1つの手段、
をさらに備え、
前記手段は、前記装置の近位端および遠位端の少なくともいずれか一方に配置されている、
送達装置。
(3)実施態様1に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルは、不動である、送達装置。
(4)実施態様1に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
(5)実施態様1に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルおよび前記第2のハンドルは、前記装置のオペレーターの指を受け入れるための穴を備える、送達装置。
(6)実施態様1に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、不動であり、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
(7)実施態様6に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルおよび前記第2のハンドルは、前記装置のオペレーターの指を受け入れるための穴を備える、送達装置。
【0029】
(8)実施態様1に記載の送達装置において、
前記送達システムの前記可動部と噛み合うための前記第2の可動のハンドルに設けられている、開口内部に配置された挿入部品、
をさらに備える、送達装置。
(9)実施態様1に記載の送達装置において、
繊細動作アクチュエータであって、前記繊細動作アクチュエータの動きを前記送達システムへの相対的に繊細な動きに変換するために前記送達システムと噛み合う、繊細動作アクチュエータ、
をさらに備える、送達装置。
(10)実施態様9に記載の送達装置において、
前記繊細動作アクチュエータは、
調整ノブであって、前記調整ノブの回転操作が、相対的に繊細な動きを前記送達システムの前記可動部に伝達するように、前記送達システムの前記可動部と噛み合うネジ山部材に接続された、調整ノブ、
を備える、
送達装置。
(11)実施態様10に記載の送達装置において、
前記ネジ山部材は、前記ネジ山部材近傍の前記第2の可動のハンドルの側面に設けられた相補的なネジ山部分と噛み合う、送達装置。
(12)実施態様9に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
(13)実施態様9に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、不動であり、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
(14)実施態様13に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルおよび前記第2のハンドルは、前記装置のオペレーターの指を受け入れるための穴を備える、送達装置。
(15)実施態様9に記載の送達装置において、
前記繊細動作アクチュエータを収容するための区画、
をさらに備えた、送達装置。
【0030】
(16)自己拡張型インプラントのための送達システムを受け入れて操作するための送達装置において、
第1のハンドルを有するハウジングと、
前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムを受け入れて保持するための容器と、
第2の可動のハンドルであって、前記第2のハンドルの操作が、前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムへ動きを伝達するように、前記送達システムの可動部と噛み合う、第2の可動のハンドルと、
繊細動作アクチュエータであって、前記繊細動作アクチュエータの動きを前記送達システムへの相対的に繊細な動きに変換するために前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムと噛み合う、繊細動作アクチュエータと、
を備え、
前記送達装置は、取り外し可能であり、前記自己拡張型インプラントのための前記送達システムから独立する、
送達装置。
(17)実施態様16に記載の送達装置において、
前記繊細動作アクチュエータは、
調整ノブであって、前記調整ノブの回転操作が、相対的に繊細な動きを前記送達システムの前記可動部に伝達するように、前記送達システムの前記可動部と噛み合うネジ山部材に接続された、調整ノブ、
を備える、
送達装置。
(18)実施態様17に記載の送達装置において、
前記ネジ山部材は、前記ネジ山部材近傍の前記第2の可動ハンドルの側面に設けられた相補的なネジ山部分と噛み合う、送達装置。
(19)実施態様18に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、前記装置の近位端に配置される、
送達装置。
(20)実施態様18に記載の送達装置において、
前記第2の可動のハンドルは、前記装置の前記遠位端に配置され、
前記第1のハンドルは、不動であり、前記装置の前記近位端に配置される、
送達装置。
(21)実施態様18に記載の送達装置において、
前記第1のハンドルおよび前記第2のハンドルは、前記装置のオペレーターの指を受け入れるための穴を備える、送達装置。
(22)実施態様18に記載の送達装置において、
前記繊細動作アクチュエータを収容するための区画、
をさらに備えた、送達装置。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の装置を描いた上面図である。
【図2】線C−Cに沿った本発明の断面図である。
【図3】本発明の特徴の分解組立図である。
【図4】線B−Bに沿った本発明の断面図である。




 

 


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