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発明の名称 少なくとも2つの回転環状リップを備えたマッサージデバイス
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−117732(P2007−117732A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2006−277851(P2006−277851)
出願日 平成18年10月11日(2006.10.11)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
発明者 ジャン−ルイ・ゲレ
要約 課題
皮膚に対してあまり攻撃的ではないようなマッサージデバイスの提供。

解決手段
マッサージデバイス(1)であって、少なくとも1つの支持体(90)と;この支持体に対して回転可能に取り付けられた1つまたは複数のマッサージ部材(2)と;を具備し、マッサージ部材が、少なくとも一対をなすフレキシブルリップ(3,4)を備え、各リップが、それぞれ対応する回転軸線(R)回りに延在するとともに、処理対象をなす領域に対して当接し得るものとされ、さらに、マッサージデバイスが処理対象領域に対して適用された際には撓み得るものとされている。
特許請求の範囲
【請求項1】
マッサージデバイスであって、
・少なくとも1つの支持体(90)と;
・この支持体に対して回転可能に取り付けられた1つまたは複数のマッサージ部材(2;17;18)と;
を具備し、
前記マッサージ部材が、少なくとも一対をなすフレキシブルリップ(3,4)を備え、
各リップが、それぞれ対応する回転軸線回りに延在するとともに、処理対象をなす領域に対して当接し得るものとされ、さらに、前記マッサージデバイスが前記処理対象領域に対して適用された際には撓み得るものとされていることを特徴とするデバイス。
【請求項2】
請求項1記載のデバイスにおいて、
前記2つのリップ(3,4)が、単一部材として成型されていることを特徴とするデバイス。
【請求項3】
請求項1または2記載のデバイスにおいて、
前記リップ(3,4)どうしの間に、突出部材(22)を具備していることを特徴とするデバイス。
【請求項4】
請求項3記載のデバイスにおいて、
前記突出部材が、一連のスパイク(22)を備えていることを特徴とするデバイス。
【請求項5】
請求項3または4記載のデバイスにおいて、
前記突出部材(22)が、前記リップ(3,4)と一体的に形成されていることを特徴とするデバイス。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
前記リップ(3,4)が、前記回転軸線(R)から離間する方向において互いに離間するものとされていることを特徴とするデバイス。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
少なくとも、第1マッサージ部材と、第2マッサージ部材と、を具備し、
これら第1および第2マッサージ部材の各々が、少なくとも一対をなすフレキシブルリップを備え、
前記第1および第2マッサージ部材が、互いに異なる回転軸線(R’,R”)回りに回転するものとされていることを特徴とするデバイス。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
前記支持体(90)が、レセプタクル(60)に対して着脱可能に取り付けられることを特徴とするデバイス。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
前記支持体には、前記マッサージ部材を支持する複数のブランチが設けられ、
前記マッサージデバイスが、前記ブランチどうしの間に取り付けられた追加的なマッサージ部材(211)を具備していることを特徴とするデバイス。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載のデバイスを使用して皮膚をマッサージするための方法であって、
前記フレキシブルリップを、皮膚に対して適用し、特に皺(F)の両サイドに対して適用し、
前記マッサージ部材を回転させて皮膚上にわたって転がせる;
ことを特徴とする方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マッサージデバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
顔をマッサージし得るよう外面上にスパイクが設けられた剛直なフラットローラを備えてなるアプリケータが、存在する。そのようなアプリケータは、深い皺の局所的な処理には適していない。なぜなら、それらアプリケータは、皮膚に対して比較的攻撃的であるからであり、また、多くの場合、嵩張りすぎているからである。
【0003】
また、ハンドルと、1つの剛直なディスクまたは2つの剛直なディスクと、から形成されているアプリケータが、存在する。その場合、ディスクは、皮膚に対して張力を及ぼすことなく、表皮上を転がる。そのようなアプリケータは、皺の処理に際しては、また、血液の微小循環を引き起こすに際しては、全く効果的ではない。
【0004】
特許文献1には、回転マッサージ部材を備えたマッサージデバイスが開示されている。
【0005】
特許文献2には、レセプタクルに対して固定された少なくとも1つのマッサージ部材を備えたマッサージデバイスが記載されている。
【0006】
皮膚に対してあまり攻撃的ではなく、なおかつ、血液の微小循環を引き起こし得るような態様でもっておよび/またはリンパの排水を実施し得るような態様でもっておよび/または皮膚のエージングに抗し得るような態様でもっておよび/または活性成分の浸透および作用を促進し得るような態様でもっておよび/またはリラックス作用をもたらし得るような態様でもって、表皮を処理し得るような、マッサージデバイスが要望されている。
【特許文献1】米国特許第5,218,955号明細書
【特許文献2】米国特許出願第2005/0020948号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
一見地においては、本発明は、マッサージデバイスであって、
・少なくとも1つの支持体と;
・この支持体に対して回転可能に取り付けられた1つまたは複数のマッサージ部材と;
を具備し、マッサージ部材が、少なくとも一対をなすフレキシブルリップを備え、各リップが、処理対象をなす領域に対して当接(あるいは、係合)し得るものとされ、さらに、マッサージデバイスが処理対象領域に対して適用された際には撓み得るものとされているようなマッサージデバイスを提供する。
【0008】
フレキシブルリップの各々は、対応するマッサージ部材の回転軸線回りに延在する。
【0009】
リップの間に位置するギャップは、使用時も含めて恒久的に、外部と連通している。
【0010】
例示するならば、処理対象領域は、顔上の皮膚、または、身体上の皮膚、または、頭皮、または、髪、とされる。
【0011】
皮膚に対して適用される場合には、フレキシブルリップは、皮膚上において局所的な張力をもたらすことができる。皮膚上においてフレキシブルリップが転がることにより、皮膚上に付与される張力を移動させることができる。
【0012】
本発明により、例えば、赤いマークを残すことなく、マッサージ部材によって顔の皮膚をマッサージすることができる。
【0013】
一対をなすフレキシブルリップは、単一のマッサージ部材に属することができ、フレキシブルリップは、マッサージ部材に対して単一部材として成型することができる。リップは、リップどうし間に、吸引パッドとは異なり、皮膚に対して適用された際に吸引力を生成しないような環状グルーブを形成することができる。2つのフレキシブルリップは、単一の部材として成型される必要はなく、それらは、互いに異なるマッサージ部材に属することができる。
【0014】
マッサージ部材は、フレキシブルリップと一緒に成型される少なくとも1つのピン部分を備えることができる。これにより、適切であれば、マッサージデバイスの構成部材の数を減らすことができる。
【0015】
マッサージ部材は、リップをなす材料とは異なる材料から形成されたハブを備えることができる。そのようなハブは、適切であれば、マッサージ部材の回転を、より容易なものとする。
【0016】
マッサージデバイスは、可能であれば、リップどうしの間に、突出部材を備えることができる。突出部材は、例えば、一連のスパイクとされる。その場合、突出部材は、適切であれば、フレキシブルリップと一体的に形成することができる。突出部材が皮膚に対して接触しつつ移動する際には、突出部材は、振動を発生させることができる。
【0017】
フレキシブルリップは、回転軸線から離間する向きにおいて互いに離間するようなフレア形状のものとすることができる。これにより、マッサージ部材が皮膚に対して適用されて皮膚に対して押圧された際に、フレキシブルリップどうしを、互いに離間する向きへと、より容易に撓ませることができる。
【0018】
フレキシブルリップは、円形のエッジを有することができる。あるいは、フレキシブルリップは、例えば多角形といったようなエッジを有することができる。フレキシブルリップは、環状形状を有することができる。
【0019】
フレキシブルリップは、開口を有することができる。開口は、リップのフレキシブルさを増大させることができる。
【0020】
フレキシブルリップは、エッジ上に、複数のノッチあるいは複数の歯を有することができる。
【0021】
リップは、リップどうしの間に、径方向において広がるグルーブを形成することができる。
【0022】
上記対をなすフレキシブルリップは、回転軸線に対して直交する平面に関して、互いに実質的に対称なものとすることができる。
【0023】
各フレキシブルリップの自由エッジは、付加的には、回転軸線回りにおいて、軸線対称性を有することができる。
【0024】
少なくとも1つのフレキシブルリップは、中心からずれた位置に位置することができる。
【0025】
一対をなすフレキシブルリップの自由エッジどうしの間の距離は、回転軸線に沿って測定した際には、例えば、1mm〜15mmという範囲とすることができ、特に、2mm〜10mmとすることができる。
【0026】
フレキシブルリップの長さは、自由エッジと、マッサージ部材の残部に対して連結されている領域と、の間において測定した際には、例えば、3mm〜15mmという範囲とすることができ、特に、4mm〜10mmとすることができる。
【0027】
例えば、フレキシブルリップの厚さは、1.5mmを超えないものとされる。
【0028】
適切であれば、フレキシブルリップを形成する材料は、磁性粒子からなるフィラーを含有することができる。
【0029】
例えば、フレキシブルリップの最大半径は、20mmを超えないものとされる。
【0030】
デバイスは、フレキシブルリップが皮膚と接触して変形する際に、皮膚と接触し得るように構成された少なくとも1つの追加的な回転マッサージ部材を備えることができる。
【0031】
追加的なマッサージ部材は、支持体のうちの、上記マッサージ部材の各々を支持している複数のブランチの間に、取り付けることができる。
【0032】
例示するならば、回転部材は、ブランチの間に配置されたローラとされる。
【0033】
ローラは、相補的なマッサージ作用をもたらし得るような凹凸部分を有することができる。凹凸部分は、例えば、スパイクまたはリブとされ、ローラの一端から他端のいくにつれて角度的にオフセットされる。
【0034】
支持体は、フラットなハンドルを備えることができる。
【0035】
デバイスは、少なくとも1つのスロット付きピンを備えることができ、スロット付きピン上には、マッサージ部材が付設されている回転リングをスナップ固定することができる。ピンは、支持体上に取り付けることができる。
【0036】
本発明は、また、上述したようなデバイスを使用して皮膚をマッサージするための方法を提供する。フレキシブルリップを、皮膚に対して特に皺の両サイドに対して適用することができ、マッサージ部材を回転させて皮膚上にわたって転がすことができる。
【0037】
少なくとも1つの皺の両サイドにおいて、マッサージデバイスによって、張力を生成することができる。
【0038】
マッサージデバイスは、皺に沿って移動させることができる。
【0039】
組成物を、皮膚上にわたってのマッサージ部材の移動前におよび/または移動最中に、フレキシブルリップどうしの間に供給することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
本発明の他の目的や特徴点や利点は、添付図面を参照しつつ、本発明を何ら限定するものではなく単なる例示としての好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明を読むことにより、明瞭となるであろう。
【0041】
図1に示すマッサージデバイス1は、マッサージ部材2を備えている。マッサージ部材2は、支持体90に対して、回転軸線R回りに回転することができる。支持体90は、考慮している実施形態においては、長手方向軸線Xに沿って長尺なものとされている。
【0042】
例示するならば、軸線Xと軸線Rとは、実質的に直交している。
【0043】
マッサージ部材2は、図2において個別的に示すように、デバイス1の使用時に皮膚に対して接触することとなる一対のフレキシブルリップ3,4を備えている。
【0044】
リップ3,4は、中央部分5に対して連結されている。中央部分5は、考慮している実施形態においては、貫通している開口6を有している。開口6を通して、ピン7を挿通させることができる。ピン7の両端は、支持体の2つのブランチ8,9によって保持される。
【0045】
休止時には、リップ3,4は、考慮している実施形態においては、径方向に対する直交方向において、互いに離間するようにフレア形状とされている。これにより、マッサージ部材2が皮膚に対して適用され、さらに、回転軸線Rとほぼ直交する方向においてマッサージ部材によって皮膚上へと圧力が印加されたときには、リップ3,4は、図3に示すように、表皮を押し広げるような作用をもたらす傾向がある。この押し広げ作用は、例えば、皺Fの両サイドにおいてもたらされ、これにより、皺の周囲の皮膚を引き締めることができる。
【0046】
特に、デバイス1は、皺の両サイドの皮膚に対してリップ3,4を適用しつつ、皺Fに沿って移動することができる。
【0047】
図2に示す実施形態においては、フレキシブルリップ3,4は、例えばエラストマー材料といったようなプラスチック材料を成型することによって、中央部分5と一体的に形成される。
【0048】
図4に示すように、フレキシブルリップ3,4は、また、例えば中央部分5上にエラストマー材料をオーバーモールドすることによってといったような手法によって、中央部分5とは異なる材料から形成することもできる。その場合、中央部分は、リップ3,4よりも剛直なプラスチック材料から成型される。これにより、マッサージ部材2を、より容易に回転させることができる。
【0049】
図4に示すように、中央部分5は、可能であれば、軸線Rを有したピン部分12と一緒に形成することができる。これにより、ピン7を設ける必要性を回避することができる。適切であれば、ピン部分12は、ブランチ8,9内のハウジング内において、直接的に受領されることができる。
【0050】
図5の実施形態においては、マッサージ部材2は、ハブ13を有している。ハブ13は、フレキシブルリップ3,4を形成している材料とは異なる材料から形成されている。特に、より剛直なプラスチック材料から形成されている。
【0051】
ハブ13は、中央部分5の開口6に対して取り付けられている。例えば、中央部分に対するナップ取付によって取り付けられている。
【0052】
ハブ13は、また、中央部分5上にオーバーモールドすることもできる。
【0053】
適切であれば、ハブ13は、図6に示すように、互いに組み立てられる2つの部分14,15を有することができる。これにより、例えば、部分14,15をフランジ16と一緒に形成することができる。これにより、中央部分5を、より剛直なものとすることができる。部分14,15は、例えばスナップ留めによって、互いに組み立てられる。しかしながら、部分14,15は、他の手法によっても固定することができる。例えば、とりわけ、接着剤や熱シールを使用することによって、固定することもできる。
【0054】
フレキシブルリップ3,4は、図2〜図6に示す実施形態においては、プラスチック材料を成型することによって、一体的に形成されている。しかしながら、フレキシブルリップ3,4を、図7に示すように、互いに個別の2つの部材とすることも、本発明の範囲を超えるものではない。
【0055】
例示するならば、リップ3,4は、それぞれ個別のマッサージ部材17,18に属している。マッサージ部材17,18は、全体的に外向きに凹形状をなすものとされ、ピンを挿通させ得る貫通開口20を有している。
【0056】
マッサージ部材17,18の凹面は、考慮している実施形態においては、互いに反対側を向いている。しかしながら、マッサージ部材17,18の凹面は、図示していない変形例においては、互いに対向するものとすることができる。
【0057】
図8に示すように、マッサージ部材2は、フレキシブルリップ3,4の間に、複数の突出部材22を備えることができる。
【0058】
例示するならば、複数の突出部材22は、図9からわかるように、フレキシブルリップ3,4の間において、中央部分5の周縁上において、互いに離間するようにして、配置されている。
【0059】
例えばスパイクという形態とされた突出部材22の高さは、例えば、フレキシブルリップ3,4の高さよりも低いものとされている。これにより、図10に示すように、突出部材22は、フレキシブルリップ3,4が互いに離間する向きに変形した後にしか、皮膚に対して接触することができない。
【0060】
軸線方向断面においては、リップ3,4は、長手方向の少なくとも一部において、特に自由端30または31を起点とした長手方向部分において、実質的に矩形形状のものとすることができる。リップ3,4の軸線方向断面は、また、曲線と直線との組合せとすることもできる。
【0061】
図8の実施形態においては、複数の突出部材22は、成型によって、フレキシブルリップ3,4と一体的に形成されている。
【0062】
変形例においては、図11に示すように、突出部材22は、上記マッサージ部材17,18の間に介装された回転部分28に対して付設することができる。
【0063】
フレキシブルリップ3,4は、例えば図2に示すマッサージ部材の場合のように、軸線Rに対して直交する中央平面に関して互いに対称的なものとすることができる。
【0064】
フレキシブルリップ3,4は、そのように対称的なもの以外の構成とすることもできる。例えば、フレキシブルリップ3,4は、例えば図13に示すように、軸線Rに対して直交する中央平面に関して互いに対称的ではないものとすることができる。
【0065】
例示するならば、フレキシブルリップ4は、軸線Rに対して直交する平面内に実質的に延在するものとすることができる。一方、フレキシブルリップ3は、例えば径方向に対する直交方向においてリップ4から離間する向きに、軸線Rに対して傾斜している。
【0066】
フレキシブルリップ3,4が、異なるマッサージ部材17,18によって形成されているときには、フレキシブルリップ3,4は、また、図14に示すように、互いに異なる形状のものとすることもできる。
【0067】
フレキシブルリップ3,4は、互いに異なるフレキシブルさを有したものとして、他の態様によって形成することができる。
【0068】
例示するならば、フレキシブルリップ3は、図15に示すように、フレキシブルリップ4よりも厚いものとして形成することができ、これにより、フレキシブルリップ4と比較してより容易には変形しないものとすることができる。
【0069】
例えば、フレキシブルリップ3,4の各自由端30,31は、円形とすることができる。例示するならば、エッジ30,31は、互いに同じ半径を有することも、また、互いに異なる半径を有することも、できる。最大半径yは、すなわち、エッジ30または31から軸線Rまでの距離は、例えば、20mmを超えることがない。
【0070】
各エッジ端30または31は、同じ平面内に含まれることができる。しかしながら、そうではない構成とすることもできる。例示するならば、エッジ30または31は、図17Aに示すように、軸線Rに対して直交する中央平面の両サイドにおいて波打っているようにして延在することができる。
【0071】
フレキシブルリップ3,4は、対応自由端30または31と中央部分5との間にわたって、長さlを有している。この長さlは、リップの周縁部分の少なくとも一部上において、例えば全周縁上にわたって、図2に示すように、中央部分5の半径rよりも大きなものとすることができる。
【0072】
長さlは、各フレキシブルリップ3,4に関して同一とすることができる、あるいは、互いに異なるものとすることができる。
【0073】
長さlは、図16に示すように、周縁方向において変化するものとすることができる。これにより、例えば、周縁方向における自由端30,31どうしの間の距離dを変化させることができる、および/または、周縁方向においてリップ3,4のフレキシブルさを変化させることができる。
【0074】
長さlは、例えば、3mm〜15mmという範囲とされ、さらには、3mm〜10mmという範囲とされる。
【0075】
距離eは、例えば、1mm〜15mmという範囲とされ、さらには、1mm〜6mmという範囲とされる。
【0076】
例示するならば、リップ3または4の厚さは、例えば、その長さの少なくとも半分にわたって、1.5mmを超えないものとされる。
【0077】
自由端(あるいは、自由エッジ)30または31は、また、非円形の形状とすることができる。例えば、図17に示すように、波打ち形状とすることができる。波打ち形状の振幅は、径方向に対する直交方向において、5mmを超えないものとされる。
【0078】
図18に示すように、開口6は、中心ではない位置とすることができる。
【0079】
リップ3,4は、図19に示すように、少なくとも1つの材料ブリッジ40を介して、互いに連結することができる。材料ブリッジ40は、延在する角度範囲が限定されたものとされている。これにより、リップ3,4を固定することができる、および/または、リップ3,4を局所的に強化することができる。
【0080】
互いに同一とされたまたは互いに異なるものとされた複数のマッサージ部材3を、図20に示すように、共通の支持体90上において回転可能に取り付けることができる。例えば、単一の回転軸線R回りに回転可能に取り付けることができる。
【0081】
変形例においては、少なくとも2つのマッサージ部材2は、互いの間に角度αを形成しているそれぞれの回転軸線R’,R”回りに回転可能であるようにして、取り付けることができる。角度αは、例えば、図21に示すように、180°よりも小さなものとすることができる、あるいは、図22に示すように、180°よりも大きなものとすることができる。図22の実施形態においては、マッサージ部材2は、支持体90がなすハンドルに対して上下が逆であるようなV字型の構成を有している。
【0082】
例示するならば、マッサージ部材2は、図21および図23に示すように、それぞれのピン上において片持ち支持されることができる。
【0083】
例示するならば、図21および図23の実施形態におけるマッサージ部材は、ピン7によって、固定することができる。この場合、ピン7の一端は、図22に示すように、ブランチのハウジング50内にスナップ留めされており、他端は、保持スリーブ53をピン7上にスナップ固定し得るようなワイドスロット付きヘッド51を有している。保持スリーブは、カラー54が設けられている。カラー54を使用することにより、ピン7上にマッサージ部材2を保持することができる。ピンは、対応するブランチに対して当接することとなるカラー57を備えることができる。
【0084】
支持体90は、図24に示すように、全体的に湾曲した形状を有することができる。
【0085】
長手方向の少なくとも一部にわたって、ブランチは、好ましくは、横断面に応じて、1つまたは複数の方向において、変形する。横断面は、円形である必要はない。
【0086】
図21および図23に示すマッサージデバイスは、有利には、使用時に変形し得るよう十分にフレキシブルであるようなブランチ8,9を備えている。これにより、例えば、マッサージデバイスを、処理対象をなす領域の形状に対して、より容易に適合させることができる。例示するならば、ブランチ8,9のうちの少なくとも一方は、弾性的に変形可能なものとされ、任意の方向に変形することができる。好ましくは、両方のブランチが、弾性的に変形可能なものとされる。
【0087】
例えば、ブランチの長さは、40mm以上とされる。
【0088】
図25は、変形例を示しており、この変形例においては、マッサージ部材2は、支持体90によって両端が支持されているそれぞれのピン7に対して付設されているとともに、支持体は、マッサージ部材2どうしの間に位置した中間部分43を備えている。
【0089】
少なくとも一方のマッサージ部材2は、また、特に図26に示すように、レセプタクル60に対して固定することができる。その場合、マッサージ部材は、レセプタクルの一端に配置され、レセプタクルの他端には、アプリケータ部材61が付設される。アプリケータ部材61は、例えば、組成物を塗布または吐出し得るような、先端または他の任意の手段とされ、例えば、単純なディスペンサオリフィスや、ポンプや、ロールオンディスペンサの場合と同様にケージ内に保持されたボール、といったようなものとされる。
【0090】
図27の実施形態においては、レセプタクル60の一端は、キャップ65によって閉塞され得るディスペンサオリフィス64を備えている。
【0091】
支持体90は、ディスペンサオリフィス64とは反対側の端部においてレセプタクル60に対して固定され得るように、構成されている。この目的のために、レセプタクル60は、例えば、凹凸形状部分66を備えている。
【0092】
図28の実施形態においては、レセプタクル60には、例えばポンプといったようなディスペンサ部材67が付設されている。そして、支持体90は、不使用時にディスペンサ部材67をカバーするのに適しているようなキャップの形態として、構成されている。
【0093】
図29に示す実施形態においては、支持体90は、ディスペンサ部材67を備えているカバーし得るようにしてレセプタクル60上に取り付け得るように、構成されている。支持体は、また、ディスペンサ部材の不使用時には、支持体自体が保護キャップ70によってカバーされ得るものとして、構成されている。
【0094】
図30の実施形態においては、マッサージ部材2は、フレキシブルリップどうしの間に組成物を供給し得るよう構成されたレセプタクルに対して、固定されている。例えば、組成物は、リップどうしの間において開口しているような一端部を有したあるいはリップの近傍において開口しているような一端部を有した端部ピース100を使用して、供給される。
【0095】
適切であれば、このようにして供給された組成物は、リップどうしの間における毛細管現象によって、保持されることができる。
【0096】
変形例においては、所定領域を処理する前に、組成物が、リップどうしの間に供給され、そして、その組成物は、個別のレセプタクルから供給される。
【0097】
例示するならば、マッサージ部材に関連して使用される組成物は、化粧品または皮膚ケア製品とされ、例えば皺取り剤(アンチリンクル剤)とされる。
【0098】
図31は、複数のブランチのそれぞれの長手方向軸線が、単一平面内に全体的に含有されていないような可能性を示している。
【0099】
例示するならば、複数のブランチは、基端部118,119を含んでいる平面から逸脱したそれぞれ対応する先端部108,109を有している。先端部には、マッサージ部材を付設することができる。
【0100】
図32および図33は、他の実施形態を示している。この実施形態においては、支持体90が、ハンドル91と、このハンドル91から延出されている2つのブランチ201,202と、を備えている。2つのブランチ201,202は、ハンドル91から離間した端部のところにおいて、円弧状部分203によって、互いに連結されている。
【0101】
ブランチ201,202は、延出部分204,205を有している。これら延出部分204,205は、円弧状部分203と協働することにより、2つの回転マッサージ部材2を配置する2つのフォークを形成することができる。
【0102】
各回転マッサージ部材は、エラストマー材料の成型によって単一部材として形成された一対のリップを備えている。図33からわかるように、リップは、ハブ210に対して付設されており、ハブ210の端部は、円弧状部分203の対応穴と、延出部分204,205の対応穴と、に対して係合している。
【0103】
考慮している実施形態においては、マッサージ部材2は、互いの間に鈍角を形成する回転軸線R’,R”回りに回転可能とされている。
【0104】
延出部分204,205は、ハンドル91から離間する向きにおいて、収束している。
【0105】
ブランチ201,202は、これらの間に、ギャップ218を形成している。ギャップ218は、支持体90に対して回転可能に取り付けられたローラ211を受領している。ローラ211は、ローラの回転軸線Zに沿って離間した複数のリブ214を備えている。これらリブどうしの間には、グルーブ220が形成されている。各リブ214は、軸線Zに沿って見たときには、全体的に正方形形状とされている。互いに隣接する2つのリブの頂部どうしは、例えば、45°だけオフセットされている。
【0106】
図示の実施形態においては、支持体90は、比較的剛直なプラスチック材料から形成されている。しかしながら、材料をフレキシブルなものとすることは、本発明の範囲を超えるものではない。
【0107】
デバイスのうちの、マッサージ部材2を皮膚に対して接触させるに際して使用者によって選択されたサイドに応じて、ローラ211は、皮膚に対して接触することもまた接触しないこともできる。
【0108】
より詳細には、使用者が、ハンドル91の凸面側を皮膚に対して対向させた際には、ローラ211は、皮膚に対して比較的容易に接触することができる。これに対し、使用者が、ハンドル91の凹面側を皮膚に対して対向させた際には、ローラ211を皮膚に対して接触させることは、あまり容易ではない。
【0109】
本発明は、ブランチどうしの間におけるマッサージ部材の特定の形状に限定されるものではない。ローラ211は、例えば、特にスパイクといったような他の形状を有した凹凸部分を備えることができる。
【0110】
図34は、変形例を示している。この変形例においては、マッサージ部材2は、スロット付きピン220によって、支持されている。スロット付きピン220は、支持体90に対して一体的に形成することができる、あるいは、支持体に対して取り付けることができる。取付は、例えば、支持体の対応ハウジングに対しての、スナップ固定や、嵌合や、接着や、熱シール、とされる。
【0111】
図示のように、支持体90は、中央開口230を有することができる。
【0112】
各マッサージ部材2は、スロット付きピン220上にスナップ固定されたリング223上に取り付けることができる。ピン220のヘッド224側においては、リング223は、カラー226を有している。
【0113】
リング223の軸線方向寸法は、マッサージ部材の中央部分233の軸線方向寸法よりも大きいものとされている。これにより、マッサージ部材のうちの、ヘッド224とは反対側に位置している面240は、スロット付きピン220の基部のところに存在するカラー244に対して当接していない。
【0114】
図37に示すように、マッサージ部材のリップは、ノッチ250を有することができる。
【0115】
リップは、また、開口251を有することもできる。図38に示すように、開口251は、特に、一連の径方向スロットとすることができる。
【0116】
図39に示すリップは、非円形のエッジを有している。特に、エッジは、例えば5個以上の側辺を有した多角形形状を有することができる。
【0117】
エッジ上においては、リップは、図40に示すように、複数の歯255を有することができる。
【0118】
当然のことながら、マッサージ部材2を支持体に対して取り付ける手法とは関係なく、図37〜図40に示すような任意の形状のマッサージ部材を使用することができる。
【0119】
図示していない変形例においては、図1〜図36に示すマッサージ部材は、図37〜図40に示すマッサージ部材のうちの任意のものによって、代替することができる。
【0120】
当然のことながら、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。特に、様々な実施形態におけるそれぞれの特徴点は、図示されていない変形例として、他の特徴点と組み合わせることができる。
【0121】
単一のマッサージデバイスは、図示された様々なマッサージ部材の中から任意に選択された様々に異なる複数のマッサージ部材と一緒に使用することができる。
【0122】
『1つのものを備えている』という用語が、特に断らない限り、『少なくとも1つのものを備えている』という用語と同義であることは、理解されるであろう。
【0123】
いくつかの特定の実施形態を参照して本発明について上述したけれども、これら実施形態が本発明の原理および応用を例示しているに過ぎないことは、理解されるであろう。したがって、上記実施形態に対して様々な修正を行い得ること、および、特許請求の範囲によって規定された本発明の精神および範囲から逸脱することなく他の構成を適用し得ることは、理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0124】
【図1】本発明の一実施形態をなすマッサージデバイスを示す正面図である。
【図2】図1におけるマッサージ部材を示す軸線方向断面図である。
【図3】フレキシブルリップが皮膚に対して接触しつつ変形する様子を示す図である。
【図4】図2と同様の図であって、マッサージ部材に関する様々な変形例を示している。
【図5】図2と同様の図であって、マッサージ部材に関する様々な変形例を示している。
【図6】図2と同様の図であって、マッサージ部材に関する様々な変形例を示している。
【図7】図2と同様の図であって、マッサージ部材に関する様々な変形例を示している。
【図8】図2と同様の図であって、マッサージ部材に関する様々な変形例を示している。
【図9】図8におけるIX−IX線に沿った矢視断面図である。
【図10】フレキシブルリップが皮膚に対して接触しつつ変形する様子を示す図である。
【図11】図2と同様の図であって、本発明の他の変形例を示している。
【図12】図11におけるXII−XII線に沿った矢視断面図である。
【図13】図1と同様の図であって、本発明の他の変形例を示している。
【図14】図1と同様の図であって、本発明の他の変形例を示している。
【図15】図1と同様の図であって、本発明の他の変形例を示している。
【図16】図1と同様の図であって、本発明の他の変形例を示している。
【図17】マッサージ部材の変形例を示す正面図である。
【図17a】マッサージ部材の変形例の一部を示す斜視図である。
【図18】マッサージ部材の他の変形例を示す正面図である。
【図19】マッサージ部材の他の変形例の一部を示す斜視図である。
【図20】本発明の他の実施形態をなすマッサージデバイスを示す正面図である。
【図21】本発明のさらに他の実施形態をなすマッサージデバイスを示す正面図である。
【図22】図21のデバイスの細部を分解して示す長手方向断面図である。
【図23】図21と同様の図であって、変形例を示している。
【図24】図23におけるXXIV線方向から見た側面図である。
【図25】本発明に基づいて構成されたデバイスの他の実施形態を示す正面図である。
【図26】本発明に基づいて構成されたデバイスの他の実施形態を示す正面図である。
【図27】本発明に基づいて構成されたデバイスの他の実施形態を示す正面図である。
【図28】本発明に基づいて構成されたデバイスの他の実施形態を示す正面図である。
【図29】本発明に基づいて構成されたデバイスの他の実施形態を示す正面図である。
【図30】本発明に基づいて構成されたデバイスの他の実施形態を示す正面図である。
【図31】本発明に基づいて構成されたデバイスの他の実施形態を示す正面図である。
【図32】本発明に基づいて構成されたデバイスの他の実施形態を示す正面図である。
【図33】図32におけるXXXIII線方向から見た図である。
【図34】本発明に基づいて構成されたデバイスの他の実施形態を示す正面図である。
【図35】図34のデバイスの細部を示す図である。
【図36】図34のデバイスにおけるマッサージ部材が組み立てられる様子を部分的に示す軸線方向断面図である。
【図37】マッサージ部材の他の実施形態を示す正面図である。
【図38】マッサージ部材の他の実施形態を示す正面図である。
【図39】マッサージ部材の他の実施形態を示す正面図である。
【図40】マッサージ部材の他の実施形態を示す正面図である。
【符号の説明】
【0125】
1 マッサージデバイス
2 マッサージ部材
3 フレキシブルリップ
4 フレキシブルリップ
17 マッサージ部材
18 マッサージ部材
22 突出部材、スパイク
60 レセプタクル
90 支持体
211 マッサージ部材
R 回転軸線
R’ 回転軸線
R” 回転軸線




 

 


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