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発明の名称 特に肌を評価する方法、装置、組立体、キット、機器、スケール及びデバイダー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21234(P2007−21234A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2006−249123(P2006−249123)
出願日 平成18年9月14日(2006.9.14)
代理人 【識別番号】100064388
【弁理士】
【氏名又は名称】浜野 孝雄
発明者 プルシエ,フランシス / ルバンスタン,ジレ
要約 課題
肌のタイプを測定するため民間と専門家に利用可能な方法及び装置の多様性を増し、それらを広く使用できるように充分シンプルなものにすること。

解決手段
本発明が、肌のタイプを決定する方法に関連し、少なくとも一つの液滴(G)の物質を肌のゾーンまたは、肌の前記ゾーンに予め接触した収集部材に塗り付ける段階と、物質が前記ゾーンの表面の、または前記物質にさらす前記収集部材の少なくとも一つの物理化学的特性を変えるのに適しており;
特許請求の範囲
【請求項1】
肌のタイプを決定する方法において、
少なくとも一液滴(G)の物質を肌のゾーンまたは、肌の前記ゾーンに予め接触した収集部材のゾーンに塗り付ける段階と、;
液滴を無くしたり、取り除いたりした後、前記表面の程度を評価する段階と;
前記程度を関数として、肌のタイプを決定する段階と;
を含み、
物質が前記ゾーンの表面の、または前記物質にさらす前記収集部材の物理化学的特性を変えるのに適切であることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記物質が、着色物質または、肌或いは収集部材上に着色を行うのに適した物質であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
物質の着色が、次の着色剤、特に水性の溶媒:エリトロシンB、カルミンインジゴ、過マンガン酸カリウム、タンニン、特にポリフェノールの酸化生成物、メラニン、ヘンナ染料、アントシアニン、蛍光物質、特に塩化ダンシル、のうち一つを溶媒に混合することによって得られることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
物質が、磁気特性を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
物質が、特に鉄分を含んだ粒子を含有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
物質は、少なくとも一つの抗体、特にケラチンに対して特別な抗体を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記抗体が、以下のリスト:磁粒子、蛍光要素、酵素(例えば過酸化物)、“ELISA”タイプのシステムの中の一つに関連することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
物質が、肌の前記ゾーンの、または収集部材の微小な起伏を変えるのに適切であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法
【請求項9】
肌上または収集部材上に蓄積する液滴の物質の量が、5マイクロリットル(μl)〜100μlの範囲内、好ましくは10μl〜60μlの範囲内であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
液滴(G)が、吸収要素(15)によって取り除かれることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
使用される物質が、着色されるか、または肌或いは収集部材において着色を行うのに適切であること、液滴によって残されたマークのサイズを一対のデバイダー、カメラ、光線、または光学システムに関連し得る任意の目盛り付スケールによって測定されること、を特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
測定の結果が、分析のためコンピューターに伝送されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項13】
測定の結果を、メールまたはコンピューターネットワーク、特にインターネットによって遠隔的に伝送されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
ケアを薦める段階を含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記程度が、もとの位置で評価されることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記液滴の物質が媒体に移される際に、収集部材(110;120)の、または肌の前記ゾーン上に形成期を残した後、前記程度が評価されることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
液滴の物質が、肌の前記ゾーンに直接塗り付けられることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
液滴の物質が、肌の前記ゾーンに予め接触する接触部材(110;120)に塗り付けられることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
収集部材は、人体の一部、特に前腕が構成要素になることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
比較評価は、皮脂を肌の前記ゾーンから収集部材へ移す前の収集部材における評価の結果と、移した後に行われる評価とを比較することによって、行われることを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項21】
一方の前腕(120)における評価の結果を、額にそれをわたした後、他方の前腕における評価の結果と比較することを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項22】
セルラー部材が、身体に関係ない媒体(110)、特にシートによって構成されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項23】
少なくとも一つの液滴の物質を、肌のゾーンまたは前記ゾーンに接触する収集部材(110;120)に塗り付ける段階と;
液滴を無くすか、取り除いた後、肌の前記ゾーンの、または前記液滴に接触する収集部材の表面の程度を評価する段階と;
前記程度を関数として、肌のタイプを評価する段階と;
この方法で決定したように、肌のタイプを関数として、肌を処理する段階と;
を含み、
テスト物質が、肌の前記ソーンの、または前記テスト物質にさらす収集部材の表面の、少なくとも一つに物理化学的特性を変えるため、適切であり、特に物質が着色されるか、肌の前記ゾーンまたは収集部材上で着色を行うのに適していることを特徴とする肌を処理する方法。
【請求項24】
前進に関してトリートメントを行う時、液滴のテスト物質が、前腕に塗り付けられることを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項25】
顔に物質を塗り付けてトリートメントを行う時、液滴のテスト物質が、額に塗り付けられることを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項26】
特に肌の水分及び/または脂質含有量に作用する適切なトリートメントの効力を決定する方法において、
a)少なくとも一つの液滴の物質を、肌のゾーンまたは予め前記ゾーンに接触している収集部材に塗り付ける段階と、物質は前記液滴に接触する収集部材の、または肌の前記ゾーンの表面における、少なくとも一つの物理化学的性質を変えるのに適しており;
b)液滴を取り除いたり、無くしたりした後、前記液滴に接触していた収集部材のまたは肌の前記ゾーンの表面の程度を、前記物質によって誘発される変化を監視することによって評価する段階と;
c)トリートメントを行う段階と;
d)処理される肌に段階a)とb)を繰り返す段階と;
e)トリートメントの前と後の結果を比較して、それからトリートメントの効力に関係する治療の必要性を導き出す段階と;
を含むことを特徴とする方法。
【請求項27】
肌の生理学的な年齢を評価する方法において:
少なくとも一つの液滴の物質を、肌のゾーンまたは、予め前記ゾーンに接触している収集部材に塗り付ける段階と;
水滴を無くすか、または取り除いた後、前記液滴に接触している収集部材または肌の前記ゾーンの表面の程度を、前記物質によって誘発される変化を監視することによって、評価する段階と;
前記程度を関数として、肌の年齢を決定する段階と;
を含み、
物質が、前記物質にさらす収集部材または、肌の前記ゾーンの表面における、少なくとも一つの物理化学的性質を変えるのに、適していることを特徴とする方法。
【請求項28】
一液滴の物質を肌または収集部材に塗り付けるのに適した塗布装置と、前記液滴を無くすか、取り除いた後に、前記液滴に接触していた収集部材または肌の表面の程度を評価する、少なくとも一つのスケールまたは測定機器を備え、物質が収集部材または肌の表面における、少なくとも一つの物理化学的性質を変えるのに適しており、特に物質は着色されるか、または肌または収集部材を着色するのに適していることを特徴とする組立体。
【請求項29】
塗布装置が、物質の供給部(12;21)を備え、スナップ外しできるか、または切り落とすか穴を開けるように設計された部分を備えることを特徴とする請求項28に記載の組立体。
【請求項30】
前記スケールが、塗布装置によって支持されることを特徴とする請求項28または29に記載の組立体。
【請求項31】
前記スケールが、貼り付きスケールであることを特徴とする請求項28〜30のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項32】
前記スケール(80)が、肌のタイプを直接表すのに適切なマーキングを具備することを特徴とする請求項28〜31のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項33】
塗布装置が、少なくとも一つの可撓壁に接触して形成された物質の供給部を有することを特徴とする請求項28〜32のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項34】
物質の前記供給部が、重なり合った二つのシートによって形成されることを特徴とする請求項33に記載の組立体。
【請求項35】
塗布装置がダクトを備え、そのダクトを介して液滴が送られ、ダクトの内径が50μm〜30mmの範囲内で、好ましくは約0.1mm〜約2mmの範囲内であることを特徴とする請求項28〜34のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項36】
測定機器が、カメラを備えることを特徴とする請求項28〜35の一つに記載の組立体。
【請求項37】
測定機器が、少なくとも一つの磁気センサーを備えることを特徴とする請求項28〜36のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項38】
測定機器が、肌の微小な起伏のイメージを送るのに適切な少なくとも一つの非光センサーを備えることを特徴とする請求項28〜37のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項39】
測定機器が更に、データをパーソナルコンピューター及び/またはコンピューターネットワークへ送ることができる、インターフェースを備えることを特徴とする請求項28〜38のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項40】
請求項28〜39のいずれか一項に定義された組立体を、肌に塗布する物質、特にケア製品と共に備えることを特徴とするキット。
【請求項41】
変えられる少なくとも一つの物理化学的特性を有する、収集部材の、または肌の表面の程度を測定し、前記表面の周囲に位置する収集部材の、または肌のゾーンと比較する機器であり、機器は、特に肌上または収集部材上の着色マークのサイズを測定するためのもので、前記機器が前記表面の程度を測定する手段と、測定の結果を関数として、肌のタイプを映し出す手段を有することを特徴とする機器。
【請求項42】
数字以外の形式で、例えば“乾燥肌”、“普通肌”、または“脂肌”での情報を送るように構成されることを特徴とする請求項41に記載の機器。
【請求項43】
肌のタイプを直接標示できるように、適切なマーキングを具備することを特徴とするスケール。
【請求項44】
スケールを、マークの拡大イメージと同時に見ることができる光学システム(71、72)に関連することを特徴とする請求項請求項43に記載のスケール。
【請求項45】
肌のタイプを直接標示できるように、適切なマーキングを有することを特徴とする一対のデバイダー(60)。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に肌のタイプを決定することに関連するものである。
【背景技術】
【0002】
経験により、消費者はその肌のタイプとその特別な必要ものに関して正確に気付いていないので、消費者が肌用に最高のケア製品を常に選択してはいないことは明らかである。
【0003】
結果的に、目標となるまたは全く個人化した調製品を作る際に、調製者を案内する脂質及び/または水分の必要性をよい知識を持って、特に脂質及び/または水分の必要性を評価するため、肌のタイプを決定できるように、例えば肌が乾燥しているか、脂っこいかを知ることができるようにする必要がある。
【0004】
米国特許明細書第5 094 248号及び第5 433 214号は、皮脂を集めるため、肌に付ける装置を提案している。
【0005】
それらの提案は、“皮脂及び角質層脂質が、Colloid and Surface B:Bio interfaceジャーナル、8(1997)、pp.147〜155に発表された、論説“接触角測定法により測定される、人の肌表面自由エネルギーを増す:二つの解剖学上の位置の考察”(“Sebum and stratum corneum lipids increase human skin surface free energy as determined from contact angle measurement:a study of two anatomical sites”)において、額の肌と前腕の肌との間の違いを表すため、肌に蓄積した液滴と肌の表面との間の接触角を測定することである。
【特許文献1】米国特許明細書第5 094 248号
【特許文献1】米国特許明細書第5 433 214号
【非特許文献1】Colloid and Surface B:Bio interface、8(1997)、pp.147〜155“Sebum and stratum corneum lipids increase human skin surface free energy as determined from contact angle measurement: a study of two anatomical sites”
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、更に肌のタイプを測定するため民間と専門家に利用可能な方法及び装置の多様性を増し、それらを広く使用できるように充分シンプルなものにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
数ある中の第一の概念に関して、本発明は特に肌のタイプを測定できる方法を提供し、その方法は:
肌のゾーンまたは予め肌の前記ゾーンに接触する皮脂収集部材に、少なくとも一つの液滴の物質を塗り付ける段階と、その際に物質は、前記物質にさらされる前記収集部材の、または前記ゾーンの表面の少なくとも一つの物理化学的な特性を変えるのに適している;
液滴が消えるかまたは取り除かれた後、前記表面の程度を例えば前記物質により生じる外見上の変化を観察することによって、評価される段階と;
前記程度を関数として、肌のタイプを測定する段階と;
を含む。
【0008】
そのような方法は、簡単に実行できるという利点をもたらし、やはり診断を簡単に行うのに充分正確な情報を得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の一つの概念において、液滴の物質がタイプを測定する肌のゾーンに直接塗り付けられる。
【0010】
本発明の別の概念において、液滴の物質は、予め皮脂を収集部材へ移すのに適した肌のゾーンに接触する、接触部材に付けられる。収集部材は任意に人体の一部分でもよい。
【0011】
収集部材は、例えば腕すなわち前腕の領域によって構成され得る。従って、本発明の実行の際に、人はその肌のタイプを測定するため、例えば前腕を額に持っていって(pass over)、額の表面上にある皮脂を前腕に移し、そして一液滴の物質を、皮脂が移された前腕にたまる。特に例えば一液滴の物質を顔に付かないようとする時、この手順は有利である。加えて比較評価は、例えば皮脂を移す前の収集部材上における評価の結果と、移した後の収集部材上における評価とを比較することによって、行うことができる。例えば、前腕における評価の結果を、それが前腕を持っていった後、別の前腕上での評価の結果と比較することが可能である。
【0012】
収集部材は、人体とは無関係の媒体、例えばシートによって非常に均一に構成され得、特にシートはセルロースファイバーから成る。そのようなシートは、その上に既にプリントされたスケールまたは目盛りを有し得る。
【0013】
本発明の一つの概念において、使用される物質は、着色物質または肌を着色するのに適した物質である。
【0014】
使用される物質が着色物質である時、その色は次の着色剤、特に水性の溶媒:エリトロシンB、カルミンインジゴ、過マンガン酸カリウム、タンニン、特にポリフェノールの酸化生成物、メラニン、ヘンナ染料、アントシアニン、蛍光物質、特に塩化ダンシル、のうち一つを溶媒に混合することによって得られる。
【0015】
また使用される物質は、磁気特性をもたらし得る。この目的のため、使用される物質が例えば磁粒子、特に鉄分を有する粒子を含み、重合体、共重合体または、例としてセルロース、ポリブテン、ポリスチレンのようなプラスティック材料に関連し得る。
【0016】
使用される物質は、少なくとも一つの抗体、特にケラチンに対する抗体を含み得る。抗体は、以下のリストの要素の一つに関連する。それは、磁粒子、蛍光要素、酵素(例えば過酸化物)、“Elisa”タイプのシステムである。
【0017】
また使用される物質は、肌の微小な起伏を変えるのに適し得る。
【0018】
使用される物質は、その溶媒として:数ある中から水、アルコール、油を有し得る。
【0019】
肌上に蓄積する一液滴の物質の量は、5マイクロリットル(μl)〜100μlの範囲内、または10μl〜60μlの範囲内であり得、あるいは例えば約20μlであり得る。
【0020】
本発明の概念において、液滴は、例えば一切れの吸い取り紙または綿製塗布用芽状突起のような、吸収要素によって取り除かれる。本発明の範囲内で、別の手段を使用してもよく、例えば吸引を利用することによって、液滴を取り除いてもよい。また液滴を例えば蒸発させることによって無くすこともできる。やはり、液滴が蒸発するまで、待つよりも液滴を取り除くことが好ましい。
【0021】
その特性が液滴の物質によって変えられる、肌の表面のまたは収集部材の程度は、液滴を無くすか、または取り除いた後、生じた変化の特長により、多くの方法で測定することができる。
【0022】
この程度は、肌上または収集部材上における直接測定によって、元の位置で評価され得、または変形例において程度は、前記液滴の物質によって肌上または収集部材上に残された、跡を媒体に移した後に評価し得る。
【0023】
例えば、着色された或いは肌または収集部材を着色するのに適した一液滴の物質を使用する時、肌または収集部材の表面上に液滴によって残された、マークのサイズは、一対のデバイダー、カメラ、光線または、光学システムと関連し得る任意の目盛り付きスケールによって測定され得る。また使用されであろうこのリストの手段に限定されない。
【0024】
例えば肌或いは収集部材の電気的または磁気的な特性または微小な起伏に関して変化するので、液滴の物質と肌または収集部材との間の接触が、非光学的手段で測定することができる跡を残す時、例えば少なくとも一つの磁気センサーまたは、肌または収集部材の微小な起伏のイメージを送るのに適切な、少なくとも一つの非光センサーを使用可能である。
【0025】
適切には測定の結果が、分析を目的としたコンピューターへ伝送され得る。測定の結果が、例えばキーボードまたはタッチセンサースクリーンを介してコンピューターに入る。また測定の結果は、ワイヤー接続またはワイヤレス接続を利用して、測定を行うため使用される機器によって、コンピューターへ直接伝送してもよい。
【0026】
適切には、測定の結果がコンピューターネットワーク特にインターネットをわたって、例えば診断センターへ遠隔伝送され得る。
【0027】
一例として液滴の物質が、別の個所の中から、額と、胸の頂部と、前腕と、肩の頂部に塗り付けられる。テストが本体の別の部分で行われ得、肌のタイプを決定するために利用する情報が、種々のテストの結果を比較することによって得られる。
【0028】
肌または収集部材に対して、連続的に異なる物質を塗り付けることも可能であり、異なる物質は、脂質及び/または水に関する親和性の変化をもたらし、そして異なるテストの結果を比較することを、肌のタイプを決定するため利用する情報を得ることも可能である。ゆえに例えば、水性物質そして油性物質を、またはその逆にも続けて使用することが可能である。
【0029】
本発明の概念において、ケアトリートメントが好ましい。
【0030】
その別の概念では、本発明は例えば化学的に肌を処理する方法も提供し、方法は、
少なくとも一つの液滴のテスト物質を、肌のゾーン上または、予め前記ゾーンに接触している収集部材上に塗り付ける段階と、その場合はテスト物質が、前記テスト物質にさらす収集部材に、または肌の前記ゾーンの表面における少なくとも一つの物理化学的な性質を、変えるのに適しており、特に物質が、着色されまたは、収集部材或いは肌の前記ゾーンを着色するのに適切なものであり、
液滴が無くなった、または取り除かれた後、前記表面の程度を評価する段階と、
前記程度を関数として、肌のタイプを決定する段階と、
トリートメント物質、特にこの方法で決定した肌のタイプを関数とした、化粧品で肌を処理する段階と、
を含む。
【0031】
EEC化粧指導書76/768を参照すると、本応用例の意味における“化粧品”を理解されるであろう。
【0032】
用語“美容トリートメント”は、上記の指導書において定義されたような化粧品によって、いかなる非治療学的トリートメントもカバーしている。
【0033】
一例として、トリートメントは、テスト物質に関する肌の親和性を変える重要性を有し得、ケア製品を塗り付けた後、肌のタイプを決定する新しい動作が別の結果に至る。
【0034】
テストが行われる身体または顔の範囲は、テストの結果として行われるであろうトリートメントの種類を関数として、選択され得る。
【0035】
従って、例えばトリートメント物質が全身用であれば、液滴のテスト物質は、前腕に塗り付けられ、例えばトリートメント物質が更に特別に顔に塗り付けるものであれば、液滴のテスト物質が、額に塗り付けられる。
【0036】
また本発明は、トリートメントの効力、特に水分及び/または肌の脂質含有量に作用するトリートメントの効力を決定する方法も提供し、その方法は:
a)少なくとも一つの液滴の物質を、肌のゾーンまたは予め前記ゾーンに接触している収集部材に塗り付ける段階と、物質は前記液滴に接触する収集部材の、または肌の前記ゾーンの表面における、少なくとも一つの物理化学的性質を変えるのに適しており;
b)液滴を取り除いたり、無くしたりした後、前記液滴に接触していた収集部材のまたは肌の前記ゾーンの表面の程度を、前記物質によって誘発される変化を監視することによって評価する段階と;
c)トリートメントを行う段階と;
d)処理される肌に段階a)とb)を繰り返す段階と;
e)トリートメントの前と後の結果を比較して、それからトリートメントの効力に関係する治療の必要性を導き出す段階と;
を含む。
【0037】
本発明の概念において、物質にさらされる収集部材のまたは肌の表面の程度が、普通の状態の肌よりも乾燥した肌に対応しているとき、肌の乾燥を減らすのに適切な物質が利用され、前記表面の程度が、普通に相当する肌よりも脂っぽい肌に対応している場合、物質が肌の皮脂含有量を減らすために適した物質を利用する。
【0038】
例えば、もし肌に塗り付けられるケア製品の肌における影響を評価しようとすれば、新しく肌に塗った一液滴を取り除くか、無くして、テスト物質にさらした表面の程度を測定すること、その表面を液滴によって最初に塗り付けた、テスト製品にさらした表面とを比較することが可能である。新たな測定を基本にして、例えばケア製品が適切であるかを決定することが可能である。
【0039】
その別の概念において、本発明は、肌の脂質膜が年齢と共に消えるという、肌の生理学的な年齢を評価する方法も提供し、その方法は以下の段階すなわち:
少なくとも一つの液滴の物質を、肌のゾーンまたは、予め前記ゾーンに接触している収集部材に塗り付ける段階と、物質は、前記物質にさらす収集部材または、肌の前記ゾーンの表面における、少なくとも一つの物理化学的性質を変えるのに適しており;
水滴を無くすか、または取り除いた後、前記液滴に接触している収集部材または肌の前記ゾーンの表面の程度を、前記物質によって誘発される変化を監視することによって、評価する段階と;
前記程度を関数として、肌の年齢を決定する段階と;
を含む。
【0040】
また本発明は、一液滴の物質を肌または収集部材に塗り付けるのに適した塗布装置と、前記液滴を無くすか、取り除いた後に、前記液滴に接触していた収集部材のまたは肌の表面の程度を評価する、少なくとも一つのスケールまたは測定機器を備えた、組立体も提供し、物質は収集部材または肌の表面における、少なくとも一つの物理化学的性質を変えるのに適しており、特に物質は着色されるか、または肌または収集部材を着色するのに適している。
【0041】
スケールは、任意に目盛りを付けてもよく、例えばそれは肌のタイプを直接指定するのに適切なマーキングを所持し得る。
【0042】
着色されるか、または肌を着色するのに適切な物質を使用する時、スケールは、例えばマークの拡大イメージを同時に見えるようにできる、何らかの光学システムに関連し得る。
【0043】
またスケールは、塗布装置によっても所持され得る。
【0044】
またスケールは、貼り付けスケールでもよい。
【0045】
またスケールは媒体上にあり、そこに液滴の物質によって収集部材または肌の表面上に残された跡を、液滴が取り除かれるか、無くされた後、移す必要がある。この場合、スケールは例えばそのような媒体上にプリントされ得る。
【0046】
問題となる媒体は、例えば診断センターへ郵送する回答カードの形でもよい。また媒体は、例えば読み取り機器に挿入するストリップによって構成されてもよい。
【0047】
媒体は、収集部材または肌の表面上に液滴の物質によって残された跡を媒体へ、容易に移せる接着面を有し得る。
【0048】
媒体は、液滴を構成する物質に接触して、反応するため適切な顕色剤を染み込ませてもよく、肌または収集部材上に残された物質の跡を媒体に移す間、反応例えば着色反応が、媒体上で生じる。
【0049】
任意に、媒体が接着面を有するとき、肌の表面に存在する、生気のない肌の粒子または別の不純物を収集することができ、そして診断センターが、媒体に移された跡の程度に関連する情報と、媒体上に蓄積した不純物の量に関する情報とを、移された跡の周囲に位置した接着表面のゾーンにおいて、比較することによって、肌のタイプに関連する情報を送る。
【0050】
好ましくは媒体は、跡が移された後、接着表面を覆うのに適切な保護シートを具備し、そのような保護シートは例えば、接着表面に強く接着しないように処理された表面を提供する。
【0051】
移すことで媒体上に形成されたマークのイメージも、ファックスまたはカメラ或いはスキャナーによって、診断センターへ遠隔的に伝送され得る。
【0052】
塗布装置は、物質の供給部と、スナップ外しできるか、カットされるか穴を開けるように設計された部分とを具備し得る。
【0053】
物質の供給部は、少なくとも一つの可撓壁に接触するように形成され得る。物質の供給部は、例えば二つの重ね合わせたシートの間に形成される。
【0054】
一例として、塗布装置はダクトを具備し得、それを介して液滴が分配され、ダクトの内径は50マイクロメートル(μm)から3ミリメートル(mm)の範囲内で、好ましくは約0.1mm〜約2mmの範囲内である。
【0055】
特性が液滴のテスト物質によって変えられる、肌の表面の程度を測定する機器を使用する時、機器は肌に向かって光線を放射し得、例えば反射された光をピックアップし得る。光線は、少なくとも一つのダイオードまたは、例えば少なくとも一つの光放射ダイオード(LED)によって作られ得る。そのような光は、例えば液滴の物質にさらした収集部材の、または肌の表面の反射または色特性に関する変化を、検出することを可能にする。
【0056】
一例として測定機器は、光学システムに関連したセンサーの少なくとも一つのストリップも具備し得、光学システムは、液滴の物質によって収集部材上または肌上に残されたマークのイメージを、ストリップ上に投影させることができる。
【0057】
適切には測定機器は、トレーサーに蛍光発光を起こすような方法で選択された、スペクトル要素を有する光で、肌を照らす照明手段を具備し得る。ゆえに測定機器は、例えば赤外線または紫外線の光を送る照明手段を具備し得る。
【0058】
測定機器は、例えばパーソナルコンピューターに接続されたカメラを備え得る。
【0059】
測定機器は、少なくとも一つの磁気センサーを備え得る。
【0060】
測定機器は、収集部材上または肌上の微小な起伏のイメージを送るのに適した、少なくとも一つの非光センサーを備え得る。
【0061】
一例として測定機器は、データをパーソナルコンピューター及び/またはコンピューターネットワークへ伝送することができる、インターフェースも具備し得る。
【0062】
本発明は、収集部材のまたは肌の少なくとも一つの物理化学的特徴を変えるのに適切な一液滴の物質、特に着色物質または収集部材または肌上に着色を行うのに適した一液滴の物質にさらす、収集部材のまたは肌の表面の程度を測定する機器も提供し、前記機器は、前記表面の程度を測定する手段と、測定の結果を関数として、肌のタイプを表示する手段とを備える。一例として、機器は数字以外の形で、“乾燥肌”、“普通の肌”、または“脂肌”のタイプの情報を送るか、または数値、例えばn〜mの範囲のスコアを送り、ここでn及びmは整数で、ディジットnは非常に乾燥した肌に対応しており、ディジットmは非常に脂っぽい肌に対応している。
【0063】
本発明は、肌のタイプを直接表すのに適したマーキングを有したスケールも提供する。
【0064】
本発明は、媒体も提供し、そこに一液滴の物質によって収集部材または肌上に残された跡を移し、肌のタイプを直接示すのに適切なマーキングを具備する。
【0065】
本発明は、肌のタイプを直接示すのに適切なマーキングを有する、一対のデバイダーも提供する。
【0066】
本発明は、機器とスケールまたは上記で定義された測定機器と、肌に塗り付けるトリートメント物質、特にケア製品を備えた、組立体から作られたキットも提供する。
【実施例】
【0067】
本発明は、それを制限しない以下の詳細な記載を読み、且つ記載の全部分を形成する添付図面を考察することで、より理解されるであろう。
【0068】
請求項を含むこの本文を通して、用語“一つ備える(comprising a)”は、“少なくとも一つ備える(comprising at least one)”と同意語であり、反意語とは明記されない。
【0069】
図1は、一液滴Gの着色物質を肌に塗り付ける装置10の一例を示している。装置10は、一種のピペットの形をしており、一端で供給部12と連通し、且つ他端に壊れ易い部分13を具備した管11を備えている。供給部12の壁は変形可能で、例えば壊れやすい部分13を、図2に示したように壊して取り外した後、ユーザーは壁を圧縮して、一液滴の物質を放出することができる。
【0070】
管11は、以下で説明するように、マークのサイズを測定する際に使用する目盛りを有し得る。
【0071】
肌上に置くのに適切な液滴Gの量は、例えば5μl〜100μlの範囲で、約20μlである。
【0072】
一液滴Gの物質を肌上に蓄積した後、液滴は図3に示しているように、例えば一切れの吸い取り紙15によって、液滴Gを取り除いた後、物質と肌との間の接触に関して、マークTを監視することが可能なように、充分長い時間そこに残る。このマークTは、例えば実質的に円形であり、図4に示されているように、直径dを有する。
【0073】
供給部12に収容された物質が水性物質、例えば水によるエリトロシンBの溶液であり、液滴Gと肌との間の接触領域の程度は、肌が乾燥しているか、脂っぽいかによって異なる。
【0074】
脂肌に関して、肌の脂肪親和性及び親和性の特徴が、より強くなる。ゆえに前腕の肌上で、例えばもし肌が非常に脂っぽいと、図5のように液滴Gは更に外へ広がる傾向があり、もし肌が適度に脂っぽいのであれば、接触領域が図6に示されているように、より小さくなる。
【0075】
ゆえに液滴を取り除いた後、肌に残ったマークTの直径dを測定することによって、肌の脂質が多いか少ないかに関しての表示を得ることが可能であることは理解されよう。
【0076】
一例として、1ミリグラム/ミリメートル(mg/ml)の濃度で、水によるエリトロシンBの溶液の量が約20μlである液滴は、約一分間の持続時間で肩の頂部に蓄積され、液滴が一切れの吸い取り紙によって取り除かれると、マークを監視することができ、マークは“普通”と考えられる肌に関して、約5mmの直径を有し、例えば肌が“乾燥”である時、その直径は約3mmであり、例えば肌が“脂っぽい”とき、約7mmほどであり得る。
【0077】
本発明は、図1及び図2に示されているような塗布装置の一例に制限されるものではない。
【0078】
例えば、別の実施例を図7に示す。
【0079】
この図面において、塗布装置20は例えばその周縁部の周囲を、熱シールによって互いに組立てられた、二つの可撓シートの形をした供給部21を備えているのが見れる。
【0080】
供給部21は、二つのシートの間で形成されたダクト22と連通している。ユーザーが供給部21を押すと、ダクトの自由端は切り取られ、引き剥がされ、穴を開けられるか、または開くことができる。
【0081】
塗布装置20は、スケール23を設けた媒体としても作用し得る。スケール23は、その裏面をはがすのに適した貼り付けスケールであり得、マークのサイズを評価するため、肌上に蓄積された物質の液滴によって形成されたマークの横の肌に付けられるようになっている。
【0082】
本発明は、マークの横に配置されたスケールを使用して、肌上の液滴によって残されたマークに関して、寸法を測定することに制限されない。
【0083】
特に、マークの寸法を評価する別の手段、例えば図8に示されているような測定機器30を使用することが可能であり、そのような機器は一般的にペンの形をして、マークを光学的に測定するのに適しており、例えば肌のタイプに関連する情報を提供するディスプレイ31を具備し得る。
【0084】
マークの寸法が測定されると、それはディスプレイ31上にmm単位で直接映し出すことができ、またはそれをより詳細な情報に変換することができ、例えばスコアは肌の脂質が多いか少ないかを、または例えば“脂肌”、“普通肌”、または“乾燥肌”のように非数字的な表示で表す。
【0085】
カメラ、例えばウエブカムタイプのカメラ(Webcam type camera)を、できればマークの測方に既知の寸法の要素を配置した後、所定の距離から肌を観察することによって、マークのサイズを測定するため、使用することが可能で、それによりマークに対応する画素の数が、情報に変換される。
【0086】
測定機器は、マークのサイズまたは肌のタイプに関連する情報を直接、遠隔処理及びディスプレイ装置へ送ることができるか、または情報を映し出さなくても、情報を直接、遠隔処理及びディスプレイ装置へ伝送することができ、情報はワイヤーまたはワイヤレスによって伝送される。特にインターフェースは、測定値を得る機器と測定の結果を処理できる装置、例えばパーソナルコンピューターまたはリモートサーバーとの間に備えられる。
【0087】
一例として、図9はインターネットを介してリモートサーバー40に接続されたパーソナルコンピューター41を示した概略図である。パーソナルコンピューター41は、肌に残ったマークのサイズに関連する情報を受けることができ、この情報は例えばキーボード42によってインプットされるか、例えば図8に示されている機器30のような測定機器によって伝送される。
【0088】
一例として、リモートサーバー40は、肌のタイプを決定するため、そして測定の結果を関数として、任意に例えば個人の年齢、性別、肌の色を関数として、ケアを薦めるため、プログラムでき、このことは図10のフローチャートによって表されている。追加の情報は、例えばコンピューター41のスクリーン上に映し出される質問に答えることによって、インプットされ得る。適切には、任意の追加情報を関数として、測定の結果を、データベース43に蓄積された情報を使用することによって、評価することができる。
【0089】
また、適切な物質を使用すると、液滴の物質によって肌に残された跡のプリントを、媒体に移すことが可能で、跡のサイズを間接的に測定することができる。
【0090】
一例として、図17は例えば、着脱可能な保護フィルム91でカバーするのに適した接着面を有した媒体90を示している。
【0091】
液滴の物質を取り除いた後、媒体の接着面を、肌に付けることができる。そして媒体に移されたマークのサイズは、どの手段によっても測定でき、媒体上にある目盛りを使用することもできる。
【0092】
適切には、保護フィルムは跡を移した後、接着面に対して折り畳むことができ、そして媒体は全体を郵送により診断センターへ送られる。
【0093】
物質例えばケア製品の効力を決定するため、図11のフローチャートによって表されたように、肌に塗り付けられた液滴の物質によって、肌上に残されたマークのサイズを、別々の瞬間で連続測定することができる。
【0094】
特に、肌のタイプを決定するためのマークの寸法の第一測定により、例えばもし肌が乾燥していると分かって、新しい測定を行えば、皮脂の分泌物を減らすことを目的に、ケアを応用する。もしマークのサイズが、新しい測定から分かるように、“普通”肌に対応していると、塗り付ける物質が適切であるとみなすことができる。もしマークのサイズが非常に脂っぽいか、表示乾燥している肌に対応していると、適切に物質の適用量を変更するか、または物質を変える。
【0095】
一例として、肌をビューティーサロンで評価することができ、またはそれ自体、消費者によって評価することができる。例えば、図12のフローチャートによって示されているように、キットを家での使用のため消費者へ送ることができ、ケアを薦めるため、測定の結果を診断センターへ送ることができる。一例として、消費者へ送られるキットは、一切れの吸い取り紙または液滴を取り除くことができる別の何らかの手段によって、液滴を取り除くか、無くした後、肌に残されたマークのサイズを測定する手段と共に、塗布装置を備えることができる。またキットは肌に接触することによって、肌上に液滴によって残された跡のイメージを取得することが可能な媒体も具備することができる。また媒体は適切に回答カードを構成できる。
【0096】
図13に示されているように、物質パッケージング、例えば箱またはブリスターパックを、一液滴の着色物質を肌に塗り付けることができる塗布装置と、液滴を取り除く手段と、液滴を取り除いた後、肌上に残されたマークの寸法を測定することができる手段とを提供しており、塗布装置は、例えば図7に示された塗布装置によって構成され、液滴を取り除く手段は、例えば一切れの吸い取り紙15によって構成される。箱は、例えば図17に示したような移し媒体も収容する。
【0097】
当然、本発明は上記の例には制限されるものではない。
【0098】
肌に塗り付けられた物質は、例えば可視スペクトルでなく、赤外線または紫外線で、肌の光学的性質を変更し得る。
【0099】
ゆえに液滴が取り除かれた後、肌に残されたマークは赤外線または紫外線のみで監視され得るか、それを赤外線光または紫外線光によって照らすと見えるようになり得る。マークは任意に蛍光物でよく、使用される物質は、塩化ダンシル、フルオレセインまたはローダミンを含むことができる。
【0100】
また着色されないで、物質にさらす肌の領域を着色するのに適切な物質を、肌に塗り付けることも可能である。使用される物質は、例えば空気中で酸化できる酸化体、または酸化剤(例えばPPDと過酸化水素)を含むことによって、肌を着色するため適切なものにされ得る。また還元剤も、使用できる。本来肌の表面上に存在する酵素の物質、例えばグルコースグルコシドを使用することも、放出されるグリコースを現す顕色剤を使用することも可能である。またポリフェノールを使用して、マークのサイズを現すためポリフェノール酸化酵素を使用することも可能である。
【0101】
また肌の化学物理的特性を変えるのに適した何か別の物質、例えば色以外の特徴すなわち肌の微小な起伏、または電気、静電容量、誘導、或いは磁気の特性を変えるのに適した物質を使用することが可能である。
【0102】
肌の微小な起伏を変えるため、例えば酸または塩基(acid)を使用することが可能である。肌の磁気特性を変えるため、使用される肌は、磁性粒子、特に強磁性粒子を含み得る。
【0103】
物質は抗体、特にケラチンに対して作用する抗体を含有し得、抗体はそれに融合される強磁性または発色性配位子を有する。これによって例えば、次の顕色(development)のため用意される肌に、物質を固定することを改善するために作用できる。
【0104】
跡を顕色剤(developer)にさらすまで、現れることがない程度で肌上に跡を残すため適切な物質を使用することも可能である。ゆえに例えば、接着特性を有する物質を使用すること、及び液滴を取り除いて後に顕色剤として、肌に散布されるパウダーを使用することが可能である。パウダーは、接着物質の液滴と接触した領域わたって肌により強く接着し、ゆえにマークを明確に示し、その寸法を測定できる。また接着物質の使用は、接着剤の跡を媒体に移すためにも作用し得、そこで跡を例えばパウダーによって同じように現すことができる。また接着物質を使用することで、適切には肌が媒体によって支えられる移送可能コーティングと接触させられ、コーティングを肌に移すことによって、物質のマークを示すことができる。
【0105】
また、水以外の溶液、例えばアルコール溶液または脂質溶液(例えば、グルセロール(glycerol)、イドオクタン(idooctane)、イドメタン(idomethane)、オクタノール(octanol))で作られた物質を、着色剤の性質に関連させて使用することもできる。
【0106】
またマークのサイズを測定する別の手段、例えば(糸を数えるための)ピックグラスまたは一対のデバイダーを使用することもできる。
【0107】
図14は、一対のデバイダーの一例を示している。この図面において、一対のデバイダー60は見ると、その脚部の間の角度空間を測定するスケール61を指示している。スケール61は、非数字標示例えば直接的な任意の肌のタイプを有し得る。
【0108】
適切には、スケールがピックアップグラスに似た装置を形成するように、光学システムに関連してもよい。
【0109】
一例として、図15は二つのレンズ71及び72と、上にエッチングまたはプリントされたスケール74を有する透明中間要素73とを備えた装置70を示している。スケールは、例えばレンズ72の対象物焦平面と、レンズ71のイメージ焦平面71に位置し、それによって観察者がスケールと共に、マークの拡大イメージを見れるようにできる。
【0110】
上記の例において、スケールは目盛りを備え、例えばミリメートルで目盛られ得る。そしてユーザーは、例えば対応表を使用して、測定値を肌のタイプに関する情報に変換することができる。またスケールは、肌のタイプを直接決定することができる標示を有し得る。
【0111】
一例として図16は、上記の定義に合ったスケール80を示している。スケール80は、色の異なる種々の領域を有しており、すなわち第一色と乾燥肌に対応する程度の中心領域81と、中心領域の両側にあり、且つ普通の肌に対応する程度の二つの中間ゾーン82と、脂肌に対応する態度の二つの外側領域83とを有している。文字または別の記名は、それらが例えば文字“N”、“G”及び“D”に対応して示すため、種々の領域に関連し得る。
【0112】
スケール80を使用するため、ユーザーはそれをマークTの横に配置して、スケールのどの領域がマークTに合っているかを決定し、中心領域はスケールの中心部にわたって配置される。
【0113】
示されている例において、マークTは中間領域82に限ってのみ広がるので、マークTは普通の肌に対応している。
【0114】
図18に示されているように、非光センサー100を使用することも可能である。
【0115】
非光センサーは、例えば並置した個別の検出セルを備えることができ、そのようなセルは例えば、静電容量、抵抗または熱感知式である。このタイプのセンサーは特に商標名TOUCH CHIPで供給者SGS Thomson Micro Electronicsによって、販売されている。
【0116】
非光センサー100は、肌の微小な起伏のイメージを取得するために作用し得る。
【0117】
変形例において、非光センサー100は磁気特性を有する物質によって、イメージを肌に残った跡の取得することができる。
【0118】
携帯電話に組み込まれた非光センサーを使用することも可能であり、そのようなセンサーは通常、電話の所有者を確認するために使用される。電話は、残すために選択された一液滴の物質にさらす肌の表面の程度を決定するため、非光センサーを使用することができるプログラムを受け得、取り除いた時の跡は前記非光センサーによって検出可能である。
【0119】
図1〜図18を参照して記載した本発明の実施例において、一液滴の物質は、肌のゾーンに塗り付けられ、そのタイプは例えば肩、額または前腕により決定される。物質の液滴に関して、肌のゾーン上に存在し得る皮脂のどれも、接触部材へ移すため、予め肌の前記ゾーンに接触させる収集部材に塗り付けることは、本発明の目的の範囲内である。図1〜図18を参照した上記記載は、物質を収集部材に塗りつける場合、同様に利用される。
【0120】
一例として、収集部材は図19に示したようなシート110によって構成することができる。そのようなシートは、例えばセルロースファイバーを基に作ることができる。それを例えば額のように皮脂が濃い肌のゾーンに持っていって、物質に接触するシートのエリアの程度を、上記と同じ方法で測定することができる。適切には、シートは目盛りまたは既に決定されたスケールを支持できる。
【0121】
また収集部材は、身体の一部分、例えば図20に示されているような額120によって構成することもできる。
【0122】
額上に存在する皮脂をピックアップするため、第一ステップで前腕を、額に持っていくことができ、そして一液滴の物質は、物質に接触する肌のエリアの程度を、評価することができるように、前腕上にたまることができる。
【0123】
適切には、一液滴の物質は別の前腕上にもたまることができ、評価の結果を比較できる。
【図面の簡単な説明】
【0124】
【図1】一液滴の物質を肌上に塗り付ける際に使用するのに適した塗布装置の概略図。
【図2】一液滴の物質を図1の塗布装置によって肌に塗りつける様子を示した図。
【図3】一液滴の物質を一切れの吸い取り紙によって取り除く様子を示した図。
【図4】液滴を取り除いた後に、肌の表面上に残されたマークを示す概略図。
【図5】液滴と肌との間の接触領域において、肌の脂質が多いまたは少ないに依存した相違を示した概略図。
【図6】液滴と肌との間の接触領域において、肌の脂質が多いまたは少ないに依存した相違を示した概略図。
【図7】一液滴を肌に塗り付けることができ、生じたマークのサイズを測定できる装置の別の例を示した図。
【図8】液滴の物質によって肌上に残されたマークの寸法を測定する装置を示した概略図。
【図9】情報を収集し、リモートサーバーへ伝送する様子を示した図。
【図10】本発明の実行例を図示したフローチャート。
【図11】本発明の実行例を図示したフローチャート。
【図12】本発明の実行例を図示したフローチャート。
【図13】肌に一液滴の物質を塗り付け、且つ肌に残ったマークのサイズを測定する装置を最初に備えたキット。
【図14】マークのサイズを測定する一対の装置の概略図。
【図15】光学システムに関連するスケールを示した概略図。
【図16】肌のタイプについての情報を直接与える表示を有するスケールを示した概略図であり、それを使用する方法を示していいる。
【図17】一液滴の物質によって肌上に残された跡を移すのに適した媒体の概略図。
【図18】非光センサーの概略図。
【図19】収集部材の一例を示した図。
【図20】収集部材の別の例を示した図。
【符号の説明】
【0125】
10 装置
11 管
12 供給部
13 壊れやすい部分
14 目盛
15 吸い取り紙
20 塗布装置
21 供給部
22 ダクト
23 スケール
30 器具
31 ディスプレイ
40 サーバー
41 コンピューター
42 キーボード
43 データベース
60 デバイダー
61 スケール
70 装置
71 レンズ
72 レンズ
73 透明中間要素
74 スケール
80 スケール
81 中心領域
82 中間ゾーン
83 外側領域
90 媒体
91 保護フィルム
100 センサー
110 シート
120 前腕
d 直径
G 液滴
T マーク





 

 


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