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発明の名称 毛髪化粧料
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−112716(P2007−112716A)
公開日 平成19年5月10日(2007.5.10)
出願番号 特願2004−321808(P2004−321808)
出願日 平成16年11月5日(2004.11.5)
代理人 【識別番号】100090527
【弁理士】
【氏名又は名称】舘野 千惠子
発明者 長野 種雅 / 圷 隆宏
要約 課題
傷んだ髪をケアし、べたつきやごわつきを感じることがなく、櫛通り性のよい毛髪化粧料を提供する。

解決手段
カチオン性界面活性剤と、エリスリトール、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコールおよびプロピレングリコールから選ばれる多価アルコールおよび/または糖アルコールとを配合し、多価アルコールおよび/または糖アルコールの合計配合量を10〜50質量%とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
カチオン性界面活性剤と、エリスリトール、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコールおよびプロピレングリコールから選ばれる多価アルコールおよび/または糖アルコールとを配合し、多価アルコールおよび/または糖アルコールの合計配合量が10〜50質量%であることを特徴とする毛髪化粧料。
【請求項2】
カチオン性界面活性剤と、糖アルコールとを配合し、糖アルコールの配合量が10〜50質量%であることを特徴とする毛髪化粧料。
【請求項3】
前記糖アルコールが、キシリトール、フルクトース、ソルビトール、マンニトール、イノシトール、グルコース、ラクトース、マルチトールおよびスクロースから選ばれた一種または二種以上であることを特徴とする請求項2に記載の毛髪化粧料。
【請求項4】
さらに下記式(1)、(2)または(3)で表される変性シリコーンのいずれか1種あるいは2種以上を配合することを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料。
【化1】



(式中、m=30〜500、n=1〜15、a=0〜30、b=5〜30を示す。)
【化2】



(式中、p=20〜200、q=1〜5、r=5〜15を示す。)
【化3】



(式中、m+n=3000〜10000、n/(m+n)=0.001〜0.005を示す。)


発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は毛髪化粧料に関し、さらに詳しくは傷んだ髪をケアし、べたつきやごわつきを感じることのないリンス、トリートメントなどの毛髪化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、毛髪化粧料において傷んだ髪をケアし、まとまりを良くし、また適度なしっとり感を付与する為に、各種油分や水溶性高分子等が適宜配合されてきた。
しかしながら炭化水素油、エステル油といった油剤を使用した場合には仕上がりが重くなり、べたつきが生じる傾向にあった。また水溶性高分子などの保湿剤を配合した場合は、使用時のうるおい感には効果があるが時間の経過と共にごわつきを生じる傾向にある。このように毛髪用の保湿剤も種類によっては満足のいく使用感を得る事が出来なかった。そこで傷んだ髪をケアし、べたつきやごわつきを感じることのない毛髪化粧料の開発が望まれていた。
かかる欠点を解決するために開発された技術として、特定のアミノ酸系両性界面活性剤と、保湿剤としての植物由来保湿剤、尿素系保湿剤または糖系保湿剤とを配合した毛髪化粧料が知られている(特許文献1参照)。
また、セット力を有する頭髪化粧料では、特定の高重合ポリエチレングリコールと、油剤と、非イオン性界面活性剤と、水溶性アルコールとを配合することにより、べたつかず、髪にしなやかさを与える頭髪化粧料が得られている(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2000−86453号公報
【特許文献2】特開2003−26545号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の毛髪化粧料は、しっとりしすぎべたべたするという問題がある。また特許文献2の頭髪化粧料は、ごわつきやパサツキを与えてしまうという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、傷んだ髪をケアし、べたつきやごわつきを感じることがなく、櫛通りのよい毛髪化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、カチオン性界面活性剤と、エリスリトール、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコールおよびプロピレングリコールから選ばれる多価アルコールおよび/または糖アルコールとを配合し、多価アルコールおよび/または糖アルコールの合計配合量が10〜50質量%であることを特徴とする毛髪化粧料である。
【0007】
ここで、多価アルコールまたは糖アルコールのうちでは、糖アルコールであるものが好ましい。糖アルコールとしては、キシリトール、フルクトース、ソルビトール、マンニトール、イノシトール、グルコース、ラクトース、マルチトールまたはスクロースが挙げられる。
【0008】
本発明においてはさらに、下記式(1)、(2)または(3)で表される変性シリコーンのいずれか1種あるいは2種以上を配合することが好ましい。
【0009】
【化4】


【0010】
(式中、m=30〜500、n=1〜15、a=0〜30、b=5〜30を示す。)
【0011】
【化5】


【0012】
(式中、p=20〜200、q=1〜5、r=5〜15を示す。)
【0013】
【化6】


【0014】
(式中、m+n=3000〜10000、n/(m+n)=0.001〜0.005を示す。)
【発明の効果】
【0015】
本発明の毛髪化粧料は、傷んだ髪をケアする効果に優れ、しかもべたつきやごわつきを感じることがなく、櫛通りのよいものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、本発明の最良の実施の形態について説明する。

(カチオン性界面活性剤)
本発明に用いられるカチオン性界面活性剤としては、例えば塩化ステアリルトリメチルアンモニウム,塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム,塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のアルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、あるいはアミン塩、塩化モノアルキルヒドロキシアルキルエーテルアンモニウム塩、ポリオキシプロピレンジエチルメチルアンモニウム塩、ジアルキルアミドプロピルメチルアミン塩、ヒドロキシプロピル-ビス-アルキルアンモニウム塩、ヒドロキシプロピル-ビス-アルキルアミドアンモニウム塩、ジアルキルアミドエチルエチルヒドロキシアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等が用いられる。このうち特に、アルキル4級アンモニウム塩が好ましい。
【0017】
カチオン性界面活性剤の配合量は、毛髪化粧料全量中、0.01〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜4.0質量%である。0.01質量%未満では、目的とする効果が得られない。10質量%を超えて用いると、毛髪にべたつきを与えてしまう。
【0018】
(多価アルコールおよび糖アルコール)
本発明に用いられる多価アルコールは、エリスリトール、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコールおよびプロピレングリコールから選ばれるものである。その他の多価アルコール、例えばジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコールでは毛髪の櫛通り性を良くすることができない。
【0019】
本発明に用いられる糖アルコールとしては、例えばキシリトール、フルクトース、ソルビトール、マンニトール、イノシトール、グルコース、ラクトース、マルチトールまたはスクロース等が挙げられる。多価アルコールまたは糖アルコールのうち、好ましいものは糖アルコールであり、特に糖アルコールの中でもソルビトール、スクロースが好ましい。
【0020】
上記した特定の多価アルコールおよび/または糖アルコールの合計配合量は、毛髪化粧料全量中、10〜50質量%が好ましく、より好ましくは15〜40質量%である。10質量%未満では、目的とする効果が得られない。50質量%を超えて用いると、毛髪にべたつきを与えてしまう。
【0021】
(変性シリコーン)
本発明においては、上記必須成分以外に、上記式(1)、(2)または(3)で表される変性シリコーンのいずれか1種あるいは2種以上をさらに配合することが望ましい。
【0022】
上記変性シリコーンの好ましい配合量は、0.1〜10質量%である。0.1質量%以上で毛髪の櫛通り性が改善される。10質量%を超えて用いると、毛髪にべたつきを与えてしまうという欠点がある。
【0023】
(その他)
本発明の毛髪化粧料には、前記の必須成分以外に、本発明の目的をそこなわない範囲で、従来毛髪化粧料に慣用されている各種添加成分を、必要に応じて配合することができる。この添加成分としては、例えばアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高重合シリコーン化合物、クエン酸やコハク酸やリンゴ酸等の有機酸又はその塩、グリシンやアラニンやリジン等のアミノ酸、ビニル系のアニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、アクリル系の両性ポリマー、ノニオン性ポリマー、殺菌剤、高級アルコール、炭化水素、天然油脂、エステル油、着色料、香料、溶剤(例えばエタノールやカルビトール誘導体など)、エチレングリコールやグリセリン等の本発明成分以外の多価アルコール、脂肪酸等が挙げられる。これらの添加成分は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また毛髪化粧料調製の適当な段階で配合してもよい。
【0024】
本発明の毛髪化粧料は、例えばヘアトリートメント、シャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、スタイリングフォームなどとして幅広く利用しうる。
【実施例】
【0025】
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り質量%で示す。
【0026】
実施例1〜22、比較例1〜7
下記表1〜表4に示した各処方成分よりなる毛髪化粧料を常法により調製した。得られた毛髪化粧料について、次の基準で、すすぎ時の毛髪の櫛通り性、乾燥後の毛髪の櫛通り性を評価した。
【0027】
1.すすぎ時の毛髪の櫛通り性、乾燥後の毛髪の櫛通り性
櫛通り試験機としてコーミングテスター(テクノハシモト社製)を用い、次の方法で測定した。
ブリーチ毛髪と櫛が引っかかる事により毛髪束にかかる荷重を検出する。
上記で得られた数値を基に、次の評価基準で判定した。得られた測定数値、および判定を併せて表1〜表3に示す。
【0028】
(評価基準)
◎:比較例1を1.0とした時の値が0.8以下。
○:比較例1を1.0とした時の値が0.8超、0.95以下。
△:比較例1を1.0とした時の実施例の値が0.95超、1.0以下。
×:比較例1を1.0とした時の値が1.0超。
【0029】
【表1】


【0030】
【表2】


【0031】
【表3】


【0032】
【表4】


【0033】
実施例23;ヘアコンディショナー
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.0 質量%
ステアリルアルコール 5.0
スクロース 15.0
変性シリコーン 1.0
(前記式(1)中、m=50、n=5、a=0、b=5の化合物)
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残量
【0034】
実施例24;ヘアコンディショナー
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 3.2 質量%
ステアリルアルコール 7.0
ソルビトール 30.0
変性シリコーン 3.0
(前記式(3)中、m=5000、n=25の化合物)
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残量
【0035】
実施例25;ヘアコンディショナー
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.0 質量%
ステアリルアルコール 5.0
フルクトース 15.0
変性シリコーン 2.0
(前記式(2)中、p=100、q=5、r=10の化合物)
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残量
【0036】
実施例26;ヘアコンディショナー
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.0 質量%
ステアリルアルコール 5.0
スクロース 15.0
変性シリコーン 2.0
(前記式(1)中、m=400、n=10、a=24、b=24の化合物)
変性シリコーン 1.0
(前記式(3)中、m=10000、n=10の化合物)
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残量
【0037】
実施例27;ヘアミスト
ジメチルポリシロキサン 1.0 質量%
エタノール 5.0
ステアリルアルコール 0.1
ベヘニルアルコール 0.2
スクロース 12.0
ジプロピレングリコール 1.0
1,3−ブチレングリコール 1.0
塩化アルキルトリメチルアンモニウム(77%) 0.5
ビニルピロリドン・N N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体 2.5
パラオキシ安息香酸エステル 適量
精製水 残余
香料 適量
【0038】
実施例28;ヘアクリーム
揮発性イソパラフィン 10.0 質量%
ジメチルポリシロキサン 2.0
ソルビトール 20.0
ポリエチレングリコール6000 1.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル 0.5
水酸化ナトリウム 0.06
フェノキシエタノール 適量
エデト酸3ナトリウム 適量
カラギーナン 0.5
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.3
ステアリルアルコール 1.0
カルボキシビニルポリマー 0.5
高重合ジメチルポリシロキサン 2.0
精製水 残余
香料 適量
【0039】
実施例29;ヘアスプレー
エタノール 10.0 質量%
スクロース 15.0
ベヘニルアルコール 1.0
塩化アルキルトリメチルアンモニウム(77%) 0.1
ユカフィーマーSM 10.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.0
揮発性イソパラフィン 5.0
高重合ジメチルポリシロキサン 1.0
精製水 残余
香料 適量
【0040】
実施例30;ヘアスプレー
スクロース 20.0 質量%
エタノール 5.0
ユカフォーマーSM 12.0
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾニウムベタイン 1.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5
塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.2
ステアリルアルコール 0.5
パラメトキシ安息香酸エステル 適量
精製水 残余
香料 適量
原液/噴射剤=92/8(L.P.G.0.43MPa:DME=80:20)





 

 


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