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発明の名称 不全角化抑制剤、毛穴縮小剤
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−77066(P2007−77066A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−266288(P2005−266288)
出願日 平成17年9月14日(2005.9.14)
代理人 【識別番号】100088214
【弁理士】
【氏名又は名称】生田 哲郎
発明者 飯田 年以 / 金子 摩紀 / 上沼 三紀子 / 末継 勝 / 小野 隆之
要約 課題
優れた不全角化抑制効果を有する新規な不全角化抑制剤、毛穴の縮小効果を有する毛穴縮小剤を提供すること。

解決手段
α−リポ酸及びその特定の誘導体、及びそれらの塩、並びにジヒドロリポ酸及びその特定の誘導体、及びそれらの塩が優れた不全角化抑制効果又は毛穴縮小効果を有することを見出し、課題を解決した。すなわち、α−リポ酸及びその特定の誘導体、及びそれらの塩、並びにジヒドロリポ酸及びその特定の誘導体、及びそれらの塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上からなる不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤。
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で示されるα−リポ酸及びその誘導体、及びそれらの塩、並びに一般式(2)で示されるジヒドロリポ酸及びその誘導体、及びそれらの塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上からなる不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤。
【化1】


(一般式(1)中、XはOR又はNRを表す。Rは水素原子、グリセリン残基又は炭素数1〜8の炭化水素基を表す。R及びRはそれぞれ独立して同一又は異なり、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、トリ(ヒドロキシメチル)メチル基又は窒素原子を含んでR及びRにより環構造を形成する基のいずれかを表す。R及びRにより環構造を形成する場合、酸素原子を含んでもよく、また、R及びRの炭素数の総和は2〜6である。)
【化2】


(一般式(2)中、Xは一般式(1)に同じ)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮脂が原因の不全角化を抑制する不全角化抑制剤と毛穴周囲の皮脂中の刺激成分による不全角化を抑制し、毛穴周囲の皮膚を正常に保ち、毛穴のすり鉢状構造の目立ちを抑える毛穴縮小剤に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、特に若い女性を中心として、毛穴の目立ちに関する悩みが増えており、この目立ちを改善する皮膚外用剤が求められてきた。しかし毛穴の目立ちが発達するメカニズムが充分明らかではないこともあり、収斂化粧水や角栓の除去による対応が一般的となっている。あるいはファンデーションで見た目の改善を図ることも多い。けれども、例えば収斂化粧水は、肌を引き締めることを目的にしており、アルコールにより一時的に皮膚表面温度を下げたり、有機酸などにより、蛋白質を凝固させたりする作用による。そのため、皮膚への負荷が大きく、また毛穴の目立ちの根本的な解決となっておらず、その効果も充分ではなかった。
【0003】
また、グリコール酸やアスコルビン酸誘導体に毛孔縮小効果があるという報告もある(例えば、非特許文献1参照)ものの、その作用メカニズムや効果の程度など、不明な点も多い。
【0004】
また、角栓除去は毛穴に詰まった角栓を物理的に除去する方法である。この方法では、物理的な力が肌にダメージを与えることもあり、皮膚への副作用が問題となることがあった。またその効果も一時的で、角栓がすぐに再生してしまうことや、除去すると逆に毛穴が大きくなってしまうこともあり、必ずしも効果は充分ではなかった。
【0005】
一方、本発明者らは毛穴の目立つメカニズムについて検討を行った結果、毛孔部周囲のすり鉢状に窪んだ部分が毛穴として認識され、この部分が広いと目立つこと、さらにこのすり鉢状部分の角層が不全角化状態(本来消失しているはずの核が残存している)であることを明らかにした。したがって、不全角化の抑制が毛穴部分に作用し、毛孔部周囲のすり鉢状に窪んだ部分の角層の不全角化を抑制すれば毛穴として認識される面積が減少し、毛穴縮小剤として機能することを見出した。また、毛穴の目立つ人は皮脂量が多く、特に不飽和脂肪酸の比率が高いこと、この不飽和脂肪酸は不全角化を引き起こすことを明らかにした。このことから、毛穴の目立ちは皮脂中の不飽和脂肪酸が要因となっている可能性が高いことを見出した(非特許文献2および3参照)。
【0006】
以上から、本発明者らにより、毛穴の目立つメカニズムに関しては、皮脂が原因で起こる不全角化が一因になっていること、したがって、毛穴部分における不全角化を改善することにより、毛穴として認識される面積が減少し、毛穴の目立ちが改善されることが明らかにされた。そして、これらの知見に基づいて新規な不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤を見出し、第一報として特許出願した(特許文献1参照)。
【0007】
本発明に用いるα−リポ酸は、ピルビン酸脱水素酵素やグリシン脱炭酸酵素の補酵素として機能していることが知られている。また、抗酸化効果、美白効果を有することも広く知られている。生体内に含有されていることから、安全性も良好である。免疫増強作用(特許文献2参照),マトリックスメタロプロテアーゼ阻害作用を有すること(特許文献3参照)、抗アクネ作用(特許文献4参照)が知られている。
【0008】
しかしながら、α−リポ酸が不全角化抑制効果ならびに毛穴縮小効果を有することは全く知られていない。
【0009】
【特許文献1】特開2004−2289号公報
【特許文献2】特開2000−63273公報
【特許文献3】特開2000−319155公報
【特許文献4】特表2003−519165公報
【非特許文献1】矢沢等、フレグランスジャーナル、2002年、30巻、2号、p54〜58
【非特許文献2】飯田等、第102回日本皮膚科学会総会プログラム・抄録、2003年、103、p846
【非特許文献3】Katsuta et al.,Cosmetics & Toiletries magazine、2004年、119巻、10号、p59〜64
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、優れた不全角化抑制効果を有する新規な不全角化抑制剤、毛穴の縮小効果を有する毛穴縮小剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者らは上記課題を解決するために、前記知見に基づき不全角化抑制効果が高く、毛穴縮小効果の高い化合物を探索すべく鋭意検討を重ねた結果、α−リポ酸及びその特定の誘導体、及びそれらの塩、並びにジヒドロリポ酸及びその特定の誘導体、及びそれらの塩が優れた不全角化抑制効果又は毛穴縮小効果を有し、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
すなわち、本発明は、
下記一般式(1)で示されるα−リポ酸及びその誘導体、及びそれらの塩、並びに一般式(2)で示されるジヒドロリポ酸及びその誘導体、及びそれらの塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上からなる不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤。
【0013】
【化3】


【0014】
(一般式(1)中、XはOR又はNRを表す。Rは水素原子、グリセリン残基又は炭素数1〜8の炭化水素基を表す。R及びRはそれぞれ独立して同一又は異なり、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、トリ(ヒドロキシメチル)メチル基又は窒素原子を含んでR及びRにより環構造を形成する基のいずれかを表す。R及びRにより環構造を形成する場合、酸素原子を含んでもよく、また、R及びRの炭素数の総和は2〜6である。)
【0015】
【化4】


【0016】
(一般式(2)中、Xは一般式(1)に同じ)である。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、優れた不全角化抑制効果を有する新規な不全角化抑制剤、毛穴の縮小効果を有する毛穴縮小剤が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳述する。
【0019】
本発明においては、下記一般式(1)で示されるα−リポ酸及びその誘導体、及びそれらの塩、並びに一般式(2)で示されるジヒドロリポ酸及びその誘導体、及びそれらの塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上が用いられる。
【0020】
【化5】


【0021】
(一般式(1)中、XはOR又はNRを表す。Rは水素原子、グリセリン残基又は炭素数1〜8の炭化水素基を表す。R及びRはそれぞれ独立して同一又は異なり、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、トリ(ヒドロキシメチル)メチル基又は窒素原子を含んでR及びRにより環構造を形成する基のいずれかを表す。R及びRにより環構造を形成する場合、酸素原子を含んでもよく、また、R及びRの炭素数の総和は2〜6である。)
【0022】
【化6】


【0023】
(一般式(2)中、Xは一般式(1)に同じ)
【0024】
前記一般式(1)中のRは水素原子、グリセリン残基又は炭素数1〜8の炭化水素基を表す。Rが水素原子である場合、一般式(1)はα−リポ酸となり、Rがグリセリン残基である場合、一般式(1)はα−リポ酸グリセリドとなり、Rが炭素数1〜8の炭化水素基である場合、一般式(1)はRに相当したα−リポ酸エステル誘導体となる。前記α−リポ酸は、6,8−チオクト酸(6,8−Thioctic acid)、1,2−ジチオラン−3−ペンタノイン酸(1,2−Dithiolane−3−pentanoic acid)とも呼ばれているものである。また、一般式(1)がα−リポ酸グリセリドである場合、グリセリンに対するα−リポ酸の結合比は1〜3のいずれであってもよい。また、前記炭素数1〜8の炭化水素基としては、例えば、アルキル基、環状アルキル基、環状部を有するアルキル基、アルケニル基、環状アルケニル基、環状部を有するアルケニル基、アリール基、アラルキル基等が挙げられ、これらのいずれであっても構わない。具体的には、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、1−メチルプロピル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、1−メチルブチル基、フェニル基、ベンジル基等が挙げられる。
【0025】
前記一般式(1)中のR及びRはそれぞれ独立して同一又は異なり、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、トリ(ヒドロキシメチル)メチル基又は窒素原子を含んでR及びRにより環構造を形成する基のいずれかを表す。R及びRにより環構造を形成する場合、酸素原子を含んでもよく、また、R及びRの炭素数の総和は2〜6である。
【0026】
一般式(1)は、XがNRであった場合、R及びRに相当したアミド誘導体となる。R及びRがいずれも水素原子である場合、一般式(1)はα−リポアミドとなる。R及びRのいずれか一方又は両方が炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基である場合、R及びRとして例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、1−メチルプロピル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、1−メチルブチル基等が挙げられる。
【0027】
及びRのいずれか一方又は両方が炭素数3〜8のシクロアルキル基である場合、R及びRとして例えば、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
【0028】
及びRが窒素原子を含んでR及びRにより環構造を形成する場合、酸素原子を含んでいてもよく、R及びRにより形成される基としては、ピペリジノ基、モルフォリノ基等が挙げられる。
【0029】
一般式(1)の具体例としては、α−リポ酸、α−リポ酸グリセリンエステル(モノ、ジ、トリ、及びこれらの混合物)、α−リポ酸メチルエステル、α−リポ酸エチルエステル、α−リポ酸2−エチルヘキシルエステル、α−リポアミド、α−リポ酸メチルアミド、α−リポ酸ジメチルアミド、α−リポ酸エチルアミド、α−リポ酸(トリス(ヒドロキシメチル)メチル)アミド、α−リポ酸ピペラジンアミド、α−リポ酸モルフォリンアミド等が挙げられる。
【0030】
一般式(2)において、Xは一般式(1)に同じであり、したがって、R、R、Rについても同様である。
【0031】
一般式(2)において、例えば、Rが水素原子である場合、一般式(2)はジヒドロリポ酸となり、Rがグリセリン残基である場合、一般式(2)はジヒドロリポ酸グリセリドとなり、Rが炭素数1〜8の炭化水素基である場合、一般式(2)はRに相当したジヒドロリポ酸エステル誘導体となる。
【0032】
また、一般式(2)がジヒドロリポ酸グリセリドである場合、グリセリンに対するジヒドロリポ酸の結合比は一般式(1)と同様に1〜3のいずれであってもよい。
【0033】
さらに、一般式(2)はXがNRであった場合、R及びRに相当したアミド誘導体となる。R及びRがいずれも水素原子である場合、一般式(2)はジヒドロリポアミドとなる。
【0034】
一般式(2)の具体例としては、ジヒドロリポ酸、ジヒドロリポ酸グリセリンエステル(モノ、ジ、トリ、及びこれらの混合物)、ジヒドロリポ酸メチルエステル、ジヒドロリポ酸エチルエステル、ジヒドロリポ酸2−エチルヘキシルエステル、ジヒドロリポアミド、ジヒドロリポ酸メチルアミド、ジヒドロリポ酸ジメチルアミド、ジヒドロリポ酸エチルアミド、ジヒドロリポ酸(トリス(ヒドロキシメチル)メチル)アミド、ジヒドロリポ酸ピペラジンアミド、ジヒドロリポ酸モルフォリンアミド等が挙げられる。
【0035】
一般式(1)及び一般式(2)は単一化合物であってもこれらを含む混合物であっても構わない。
【0036】
本発明に係るα−リポ酸及びその誘導体は、公知の方法により合成することができる。また、動植物や微生物等から抽出・精製してもよい。
【0037】
また、本発明のα−リポ酸、α−リポ酸誘導体、ジヒドロリポ酸及びジヒドロリポ酸誘導体は、いずれも塩として用いることができる。塩としては、特に限定されないが、例えば無機塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水素酸塩等が挙げられる。有機塩としては、メチルアミン塩、ピリジン塩、トリメチルアミン塩、トリエタノールアミン塩、メチル硫酸塩、p−トルエンスルフォン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、ベタイン塩、グリシン塩、セリン塩、タウリン塩などが挙げられるが、本発明はこれに限らない。塩は公知の方法によって得ることができる。
【0038】
本発明に係るα−リポ酸及びその誘導体、及びそれらの塩、並びにジヒドロリポ酸及びその誘導体、及びそれらの塩(以下、リポ酸類ともいう。)は、いずれも後で証明するように優れた不全角化抑制効果、毛穴縮小効果を有する。したがって、本発明に係るリポ酸類からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上は、不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤として有用である。
【0039】
この不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤は、いずれも前記本発明に係るリポ酸類の前記新規な効果の発見に基づく新規で有用な用途である。
【0040】
前記不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤はいずれも極めて応用範囲が広く、例えば、医薬部外品を含む化粧品、医薬品、食品等種々の分野に応用され、好適には皮膚外用剤に配合されて活用される。
【0041】
したがって、本発明においては、前記リポ酸類からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上を有効成分として含有する不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤としても有用である。
【0042】
この不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤は、いずれも例えば、医薬部外品を含む化粧品、医薬品、食品等の種々の分野で応用され、好適には皮膚外用剤として使用され、不全角化抑制作用、毛穴縮小作用等優れた効果を発揮する。
【0043】
前記医薬部外品を含む化粧品としては、具体的には、軟膏剤、洗顔料,乳液,クリーム,ローション,ジェル,エッセンス(美容液),パック・マスク等の基礎化粧品、ファンデーション,口紅等のメーキャップ化粧品、歯磨剤等の口腔化粧品、芳香化粧品、毛髪化粧品、ボディ化粧品等が挙げられる。
【0044】
本発明に係る不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤が、不全角化抑制剤、毛穴縮小剤、皮膚外用剤等の組成物(以下、単に組成物という。)に配合される場合、不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤の含有量は、リポ酸類からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上の量として、組成物全量中0.01〜3.0質量%が好ましく、0.05〜1.0質量%がより好ましい。
【0045】
本発明に係る組成物は、常法に従って製造することができ、また組成物を構成する成分として、リポ酸類からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上単独でも調製可能であるが、通常医薬部外品を含む化粧品や医薬品等の皮膚外用剤等に用いられる成分、例えば油分、界面活性剤、粉末、色材、水、アルコール類、増粘剤、キレート剤、シリコーン類、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿剤、香料、各種薬効成分、防腐剤、pH調整剤、中和剤等必要に応じて適宜配合される。
【0046】
上記適宜配合される任意配合成分のうち、油分としては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル、ラノリンサルコール、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール等の分岐鎖アルコール等の高級アルコール、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸、固形パラフィン、ビースワックス、硬化ヒマシ油、カルナウバロウ、バリコワックス等のワックス、牛脂、豚脂、羊脂、スクワラン、ヤシ油、パーム油、パーム核油、大豆油、オリーブ油、綿実油、ホホバ油、ヒマシ油、ラノリン等の動植物油脂、流動パラフィン、ワセリン等の鉱物油、トリメチルプロパントリイソステアレート、イソプロピルミリステート、グリセロールトリ−2−エチルヘキサネート、ペンタエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサネート、シリコーン油、ポリオキシエチレン(以下、POEとも記載する。)ポリオキシプロピレン(以下、POPとも記載する。)ペンタエリスリトールエーテル等の合成油等が挙げられる。
【0047】
界面活性剤としては、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、モノラウロイルモノエタノールアミドPOEスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、カゼインナトリウム等のアニオン系界面活性剤;
【0048】
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム塩等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム等のカチオン系界面活性剤;2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキシド−1−カルボキシエチロキシ二ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸塩等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POE・メチルポリシロキサン共重合体等の親油性非イオン界面活性剤;POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリンモノオレエート、POEグリセリンジステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEコレスタノールエステル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプルアロニック型類、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POPセチルエーテル、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POE脂肪酸アミド、POEアルキルアミン、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド等の親水性非イオン界面活性剤等が挙げられる。
【0049】
アルコール類としては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール等が挙げられる。
【0050】
増粘剤としては、アラビアゴム、トラガントカム、ガラクタン、キャロプガム、グアーガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、デンプン(トウモロコシ、コムギ、ジャガイモ、コメ)等の植物系高分子、デキストラン、プルラン等の微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、結晶セルロース等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、POE系高分子、POE・POP共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子等の水溶性高分子等が挙げられる。
【0051】
キレート剤としては、シトラマル酸、アガル酸、グリセリン酸、シキミ酸、ヒノキチオール、没食子酸、タンニン酸、コーヒー酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレングリコールジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、フィチン酸、ポリリン酸、メタリン酸、ならびにこれらの類似体ならびにこれらのアルカリ金属塩およびカルボン酸エステル等が挙げられる。
【0052】
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤等が挙げられる。
【0053】
保湿剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット、ブドウ糖、果糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、グルコサミン、シクロデキストリン等が挙げられる。
【0054】
薬効成分としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2、dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;アズレン、グリチルリチン等の抗炎症剤;アルブチン、4−メトキシサリチル酸カリウム、2−O−エチルアスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシド等の美白剤、エストラジオール等のホルモン類;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフル等の清涼剤;その他塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、イオウ等を配合することができる。さらに多様な薬効を示す各種抽出物を配合することができる。すなわちドクダミエキス、オウバクエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、ボタンピエキス、ヘチマエキス、ユキノシタエキス、ユーカリエキス、チョウジエキス、マロニエエキス、ヤグルマギクエキス、海藻エキス、タイムエキス等が挙げられる。
【0055】
防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル類、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等が挙げられる。
【0056】
中和剤としては、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
【0057】
pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。
【0058】
酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α−トコフェロール、カロチノイド等が挙げられる。
【0059】
上記成分は例示であり、これらに限定されるものではない。またこれら成分は、所望する形態に応じた処方に従い、適宜組み合わせて配合することが可能である。
【0060】
本発明に係る組成物は、水溶液,アルコール水溶液,油液等の溶液、乳液、クリーム、ゲル、ジェル、懸濁液、カプセル、マイクロカプセル、固形、粉末、顆粒等の形態、溶液(水溶液、アルコール水溶液、油液等)系、可溶化系、乳化系、ゲル系、ジェル系、分散系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等の剤型を取り得る。
【0061】
本発明に係る不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤を使用することにより、不全角化を抑制して肌状態を改善し、また毛穴を縮小することで、毛穴の目立ちを抑えた若々しくみずみずしい肌を提供することが可能である。
【実施例】
【0062】
本発明を実施例等により具体的に説明するが、これらの実施例等により本発明の技術的範囲が限定されるものではない。配合量は特に断りのない限り質量%である。
【0063】
「実施例1」オレイン酸惹起肌荒れ改善および不全角化抑制試験(1)
α−リポ酸はカルビオケム社から、α−リポアミドはシグマから購入した。α−リポ酸の3.0質量%溶液(100質量%エタノールを含む)及びα−リポアミドの1.0質量%溶液(100質量%エタノールを含む)を調製した。ヘアレスマウス(HR−1、雄10週齢、星野実験動物)の背部に10質量%オレイン酸(エタノールに溶解)100μLを塗布した。背部が乾いた後、試料溶液(100質量%エタノール、3.0質量%α−リポ酸溶液等)を100μLずつ塗布した。これを3日間継続し、その翌日水分蒸散量(TEWL値)を測定した。各群4匹で実施した。なお、TEWLはTEWA meter TM210(Courage+Khazaka社)を用いて測定した。試料溶液塗布前と塗布後の差を取り、それぞれの群での平均値(±標準偏差)を比較した。数値が小さいほど、肌荒れが改善していることを示す。結果を図1に示す。また、塗布後に不全角化度も視感にて評価した。角層の剥離状態を観察し、0.0〜2.0まで0.25刻みで(数値の高いほど悪化を示す)判定を行い、その平均値(±標準偏差)を算出した。結果を図2に示す。なお、図1、図2において、OAはオレイン酸である。
【0064】
図1から明らかなように、オレイン酸によって惹起される肌荒れをα−リポ酸及びα−リポアミドが有意に改善する効果が認められた。また、図2から明らかなように、オレイン酸によって惹起される不全角化をα−リポ酸およびα−リポアミドが有意に抑制する効果が認められた。オレイン酸は毛穴の目立ちにつながる水分蒸散量の増加や不全角化の誘発をするが、α−リポ酸およびα−リポアミドはこれらを抑制した。
【0065】
「実施例2」不全角化抑制効果試験(2)
健常人男性5名の左腕前腕部に、10質量%オレイン酸80μLを丸型布片に染み込ませたパッチテスト用ばんそう膏(鳥居薬品)を貼布し、2時間閉塞を行った。剥離後、100量%エタノール水溶液(対照)、α−リポ酸、α−リポアミド及びジヒドロリポアミドのそれぞれ1.0質量%溶液(100質量%エタノールを含む)及びα−リポ酸グリセリンエステルの0.5質量%溶液(100質量%エタノールを含む)それぞれ80μLを丸型布片に染み込ませたパッチテスト用ばんそう膏(鳥居薬品)を貼布し、さらに2時間閉塞を行った。これを3日間継続し、その翌日角層をテープ(12mm×17mm)で剥離し、ヘキスト33342で染色し、蛍光顕微鏡で有核細胞数を測定した。1〜4の4段階で不全角化度を評価した。目安は、レベル1が細胞数0〜50個、レベル2が51〜200個、レベル3が201〜500個、レベル4は501個以上とした。すなわち、数値が大きいほど不全角化度が大きい。判定の結果を表1に示す。
【0066】
【表1】


【0067】
表1から明らかなように、α−リポ酸、α−リポアミド、ジヒドロリポアミドおよびα−リポ酸グリセリンエステルに不全角化の抑制効果が認められた。
【0068】
「実施例3」ヒト毛穴縮小効果
健常人5人の男性頬部を用い、1ヶ月間1日100μLずつ3回試料を塗布する実験を行った。1.0質量%α−リポ酸溶液(100質量%エタノールを含む)を塗布試料として調製した。対照は100質量%エタノール水溶液を用い、0.1質量%α−リポ酸水溶液と対照試料を半面ずつ塗布した。また、同様にして、健常人5人の男性頬部を用い、1.0%質量%α−リポ酸の代わりにα−リポアミド(100質量%エタノールを含む)を塗布試料として、半顔ずつ塗布した。
【0069】
塗布連用前と連用後にレプリカを採取し、同一部位の毛穴の形状変化を、3次元レーザースキャン顕微鏡で観察した。毛穴の大きさは、視感判定により1〜13の13段階で評価し(数字が大きいほど毛穴が大きい)、塗布前後の評点の差(塗布後−塗布前)を算出して、各薬剤の有効性を検討した。視感判定の結果を表2に示す。
【0070】
【表2】


【0071】
表2から明らかなように、α−リポ酸ならびにα−リポアミドに毛穴縮小効果が認められた。
【0072】
以下に本発明に係る組成物の製剤例として皮膚外用剤を示す。なお、いずれの皮膚外用剤も不全角化抑制、毛穴縮小、肌荒れ防止・改善等の優れた効果を有していた。
【0073】
[製剤例1]化粧水
成分 配合量(質量%)
(1)1,3−ブチレングリコール 6.0
(2)グリセリン 4.0
(3)オレイルアルコール 0.1
(4)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 0.5
(5)POE(15)ラウリルアルコールエステル 0.5
(6)エタノール 10.0
(7)α−リポ酸塩酸塩 0.1
(8)精製水 残余
【0074】
(製法)
(8)精製水に(1)および(2)を室温にて溶解し水相とした。(6)エタノールに(3)〜(5)の成分を溶解し、先の水相に混合可溶化した。次いで(7)を添加した。その後濾過、充填し化粧水を得た。
【0075】
[製剤例2]化粧水
成分 配合量(質量%)
(アルコール相)
(1)エタノール 10.0
(2)オレイルアルコール 0.1
(3)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 0.5
(4)POE(15)ラウリルエーテル 0.5
(5)防腐剤 適量
(6)香料 適量
(7)α−リポ酸 0.25
(水相)
(8)1,3−ブチレングリコール 6.0
(9)グリセリン 4.0
(10)イオン交換水 残余
【0076】
(製法)
水相、アルコール相をそれぞれ調製後、混合した。
【0077】
[製剤例3]クリーム
成分 配合量(質量%)
(1)ステアリルアルコール 6.0
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水添ラノリン 4.0
(4)スクワラン 9.0
(5)オクチルドデカノール 10.0
(6)1,3−ブチレングリコール 6.0
(7)ポリエチレングリコール1500 4.0
(8)POE(25)セチルアルコールエステル 3.0
(9)モノステアリン酸グリセリン 2.0
(10)α−リポ酸 0.2
(11)トコフェロール 0.1
(12)精製水 残余
【0078】
(製法)
(12)精製水に(6)、(7)を加え70℃に加熱調整する。(1)〜(5)を加熱溶解後、(8)〜(9)(11)を加え70℃に調整する。ここに(10)を添加する。これを先の水相に加えて、ホモミキサーにて乳化粒子を均一にし、脱気・濾過・冷却してクリームを得た。
【0079】
[製剤例4]クリーム
成分 配合量(質量%)
(1)ステアリン酸 5.0
(2)ステアリルアルコール 4.0
(3)イソプロピルミリステート 18.0
(4)グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0
(5)プロピレングリコール 10.0
(6)α−リポ酸エチルエステル 0.1
(7)水酸化カリウム 0.2
(8)亜硫酸水素ナトリウム 0.01
(9)防腐剤 適量
(10)香料 適量
(11)イオン交換水 残余
【0080】
(製法)
イオン交換水(11)に(5)、(7)、(8)を加えて溶解し、加熱して70℃に保った(水相)。その他の成分を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を徐々に加えて予備乳化し、ホモミキサーで均一に乳化後、よくかきまぜながら30℃まで冷却した。
【0081】
[製剤例5]クリーム
成分 配合量(質量%)
ステアリン酸 6.0
ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0
POE(20)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5
プロピレングリコール 10.0
グリセリントリオクタノエート 10.0
スクワラン 5.0
α−リポ酸 0.1
ジヒドロリポ酸 0.1
亜硫酸水素ナトリウム 0.01
エチルパラベン 0.3
香料 適量
イオン交換水 残余
【0082】
(製法)
イオン交換水にプロピレングリコールを加えて溶解し、加熱して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を徐々に加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却した。
【0083】
[製剤例6]美容液
成分 配合量(質量%)
(A相)
(1)エチルアルコール(95%) 10.0
(2)POE(20)オクチルドデカノール 1.0
(3)パントテニルエチルエーテル 0.1
(4)ASDA・4Na 1.5
(5)メチルパラベン 0.15
(B相)
(6)水酸化カリウム 0.1
(C相)
(7)グリセリン 5.0
(8)ジプロピレングリコール 10.0
(9)α−リポ酸塩酸塩 0.3
(10)カルボキシビニルポリマー 0.2
(11)精製水 残余
【0084】
(製法)
A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA相を加えて可溶化した。次いでB相を加えて混合した。
【0085】
[製剤例7]美容液
成分 配合量(質量%)
(A相)
95%エタノール 10.0
POE(20)オクチルドデカノール 1.0
メチルパラベン 0.15
パントテニルエチルエーテル 0.1
α−リポ酸エチルアミド 0.1
(B相)
水酸化カリウム 0.1
(C相)
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 10.0
亜硫酸水素ナトリウム 0.03
カルボキシビニルポリマー 0.2
イオン交換水 残余
【0086】
(製法)
A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA相を加えて可溶化した。次いでB相を加えて混合した。
【0087】
[製剤例8]乳液
成分 配合量(質量%)
(1)ステアリン酸 2.5
(2)セチルアルコール 1.5
(3)ワセリン 5.0
(4)流動パラフィン 10.0
(5)POE(10)モノオレイン酸エステル 2.0
(6)PEG1500 3.0
(7)トリエタノールアミン 1.0
(8)α−リポ酸 0.05
(9)亜硫酸水素ナトリウム 0.01
(10)エチルパラベン 0.3
(11)カルボキシビニルポリマー 0.05
(12)香料 適量
(13)イオン交換水 残余
【0088】
(製法)
少量のイオン交換水(13)に(11)を溶解した(A相)。(13)の残部に(6)及び(7)を加え、加熱溶解して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を加えて予備乳化を行い、A相を加えてホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却した。
【0089】
[製剤例9]ジェル
成分 配合量(質量%)
(1)95%エタノール 10.0
(2)ジプロピレングリコール 15.0
(3)POE(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0
(4)亜硫酸水素ナトリウム 0.03
(5)α−リポ酸 0.2
(6)カルボキシビニルポリマー(「カーボポール941」) 1.0
(7)苛性カリ 0.15
(8)L−アルギニン 0.1
(9)香料 適 量
(10)防腐剤 適 量
(11)精製水 残 余
【0090】
(製法)
精製水(11)に(4)及び(7)を均一に溶解した(水相)。一方、(1)に(2)、(3)、および(5)、(6)、(10)を溶解し、これを水相に添加した。次いで(8)、(9)で中和させ増粘して、ゼリーを得た。
【0091】
[製剤例10]ジェル
成分 配合量(質量%)
(1)95%エタノール 10.0
(2)ジプロピレングリコール 15.0
(3)POE(50)オレイルエーテル 2.0
(4)カルボキシビニルポリマー 1.0
(5)水酸化ナトリウム 0.15
(6)α−リポアミド 0.2
(7)メチルパラベン 0.2
(8)香料 適量
(9)イオン交換水 残余
【0092】
(製法)
イオン交換水にカルボキシビニルポリマーを均一に溶解した(A相)。95%エタノールに(3)及び(6)を溶解し、A相に添加した。水酸化ナトリウム以外の成分を添加後、水酸化ナトリウムを添加して中和増粘させた。
【0093】
[製剤例11]パック
成分 配合量(質量%)
(A相)
ジプロピレングリコール 5.0
POE(60)硬化ヒマシ油 5.0
(B相)
オリーブ油 5.0
酢酸トコフェロール 0.2
エチルパラベン 0.2
香料 0.2
(C相)
α−リポ酸ナトリウム 0.2
亜硫酸水素ナトリウム 0.03
ポリビニルアルコール(ケン化度90,重合度2000) 13.0
エタノール 7.0
イオン交換水 残余
【0094】
(製法)
A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化した。次いでこれをC相に加えて混合した。
【0095】
[製剤例12]ピールオフ型パック
成分 配合量(質量%)
(アルコール相)
95%エタノール 10.0
POE(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
α−リポ酸 0.3
(水相)
グルタチオン 3.0
アルブチン 3.0
ポリビニルアルコール 12.0
ポリエチレングリコール1500 1.0
イオン交換水 残余
【0096】
(製法)
80℃にて水相を調製し、50℃に冷却した。次いで、室温で調製したアルコール相を添加後均一に混合し、放冷した。
【0097】
[製剤例13]粉末入りパック
成分 配合量(質量%)
(アルコール相)
95%エタノール 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
色剤 適量
ジヒドロリポ酸 0.1
(水相)
プロピレングリコール 7.0
亜鉛華 25.0
カオリン 20.0
イオン交換水 残余
【0098】
(製法)
室温にて水相を均一に調製した。次いで、室温にて調製したアルコール相を添加し均一に混合した。
【0099】
[製剤例14]粉末入りパック
成分 配合量(質量%)
(アルコール相)
95%エタノール 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
色剤 適量
(水相)
α−リポ酸ナトリウム 0.2
プロピレングリコール 7.0
亜鉛華 25.0
カオリン 20.0
イオン交換水 残余
【0100】
(製法)
室温にて水相を均一に調製した。次いで、室温にて調製したアルコール相を添加し均一に混合した。
【0101】
[製剤例15]固形パウダリ−ファンデ−ション
成分 配合量(質量%)
(1)タルク 15.0
(2)セリサイト 10.0
(3)球状ナイロン粉末 10.0
(4)多孔性無水ケイ酸粉末 15.0
(5)窒化ホウ素 5.0
(6)二酸化チタン 5.0
(7)酸化鉄 3.0
(8)ステアリン酸亜鉛 5.0
(9)α−リポ酸(トリス(ヒドロキシメチル)メチル)アミド 0.1
(10)流動パラフィン 残余
(11)トリイソオクタン酸グリセリン 15.0
(12)セスキオレイン酸ソルビタン 1.5
(13)防腐剤 適量
(14)香料 適量
【0102】
(製法)
(1)〜(8)の各成分を混合粉砕したところへ、(9)〜(14)の各成分を混合したものを加えて攪拌混合し、容器に成型して固形ファンデ−ションを得た。
【0103】
[製剤例16]油中水型乳化ファンデ−ション
成分 配合量(質量%)
(1)球状ナイロン 10.0
(2)多孔性無水ケイ酸粉末 8.0
(3)雲母チタン 2.0
(4)シリコーン処理セリサイト 2.0
(5)シリコーン処理マイカ 12.0
(6)シリコーン処理二酸化チタン 5.0
(7)シリコーン処理酸化鉄 2.0
(8)イオン交換水 残余
(9)α−リポ酸 0.2
(10)デカメチルシクロペンタンシロキサン 18.0
(11)ジメチルポリシロキサン 5.0
(12)スクワラン 1.0
(13)POE変性ジメチルポリシロキサン 2.0
(14)防腐剤 適量
(15)香料 適量
【0104】
(製法)
(9)〜(15)の各成分を均一に混合溶解したものに、混合粉砕した(1)〜(7)を加えて分散させた。この分散液に、(8)を加えて乳化し、容器に充填して油中水型乳化ファンデ−ションを得た。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明に係る化合物の一例であるα−リポ酸及びα−リポアミド塗布による水分蒸散量の改善度を示す図である。
【図2】本発明に係る化合物の一例であるα−リポ酸及びα−リポアミド塗布による不全角化抑制度を示す図である。




 

 


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