Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
胃瘻造設カテーテル - テルモ株式会社
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 医学 -> テルモ株式会社

発明の名称 胃瘻造設カテーテル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−82758(P2007−82758A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−275390(P2005−275390)
出願日 平成17年9月22日(2005.9.22)
代理人
発明者 安齋崇王
要約 課題
胃瘻造設用カテーテルでは口腔、咽頭、喉頭において細菌汚染されるため、胃壁、腹壁の創部感染が発生し易い。

解決手段
ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー、ヒドロキシプロピロルメチルセルロース、キトサンなどの胃内の酸性条件下で溶解する高分子材料をアルコール類、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エステル類、トルエン等の芳香族炭化水素、テトラヒドロフランなどの溶媒に溶かしカテーテルにコーテイングする。コーティング方法としては、ディップ塗布、スプレー塗布、流し塗布、等の既知の種々のコーティング方法を採用することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
生体組織と接触する面に、胃内の酸性条件で溶解する高分子材料からなる被覆層を有する胃瘻造設用カテーテル。

































発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、経皮的胃瘻造設術時の創部感染防止を目的とした胃瘻造設用カテーテルに関する。
【背景技術】
【0002】
経口摂取が困難、または不可能な患者に対し経腸栄養投与を可能にする経皮内視鏡的胃瘻造設術(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy:PEG )(以下,PEGという)は、麻酔が局所麻酔で手術が可能なこと、手術時間も5分〜10分と短いこと、手術後の回復が早く、全身状態の比較的良好な患者には日帰り手術も可能であること、といったメリットがある。このため、世界的に急速な普及をみせている。米国では1997年に年間18万件施行されており、今後その数は世界的に増加することが予想される。
【0003】
PEGは、プル(pull)法、プッシュ(push)法およびイントロデューサー(introducer)法の3つの方法が一般的に知られている。手技の簡便性と安全性の観点からプル法またはプッシュ法が多く採用されている。
【0004】
しかしながら、プル法およびプッシュ法には次の2つの欠点がある。(1)内視鏡を2回挿入する必要があり、操作が煩雑、患者の苦痛も大きい。(2)胃瘻造設用カテーテル(胃瘻造設用(PEG)チューブおよびその一部に設けられたドーム)が口腔、咽頭、喉頭において細菌汚染されるため,胃壁、腹壁の創部感染が発生しやすい。
【0005】
(1)の欠点は、麻酔の工夫や内視鏡医の技量の上達によって充分に克服可能である。しかしながら(2)のPEGチューブおよびドームの細菌汚染を原因とする創部感染は、高い確率で発生する。創部感染が起きると、抗生物質を長期間にわたって投与しなければならず、経腸栄養の投与の開始が遅れ、免疫力が低下して入院期間を延長する必要も生じる。
【0006】
また、患者の苦痛は大きく、医療費も増大する。患者のみならずその家族の経済的負担、精神的苦痛も大きい。口腔内清拭や術前の咽頭消毒、予防的抗生物質投与を徹底することによりPEGチューブおよびドームに付着する細菌を減らすことは可能であるが、根本的な対処法ではない。
【0007】
このような背景から、胃瘻造設用カテーテルの口腔、咽頭、喉頭、通過時の細菌汚染を防止する方法として、胃瘻造設用カテーテルに汚染防止カバーを取り付け胃内まで挿入した後、カバーを取り除き口腔側から引き抜く方法、胃瘻造設用カテーテルを通過させるオーバーチューブを口腔から胃内に設置し、その中をカテーテルが通過することによって、細菌汚染を防止する方法などが提案されている。
【0008】
しかし、いずれの方法も、胃瘻造設用カテーテル以外に汚染防止用カバー、オーバーチューブといった器具を挿入、抜去する必要があり、手術手技が煩雑になる。また、部品点数が増えることから、製造コストが高くなるといったデメリットがある。
【0009】
一方、経口薬剤の被覆材として、胃内の酸性条件、腸内で溶解する高分子材料が利用されている。胃溶性の高分子材料は、口腔内に服用したとき、唾液、水には溶解せず、胃内の酸性条件で溶解するといった性質を有している。
【0010】
【特許文献1】特許公開2003−275324
【0011】
【特許文献2】特許公開2000−126302
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、胃瘻造設用カテーテルの使用時における細菌汚染を解決すべくなされたものであり、手術手技を煩雑にせず、製造コストが安価な胃瘻造設用カテーテルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は前述の課題を解決すべくなされた以下の発明である。すなわち胃瘻造設用カテーテルにおいて、カテーテルの生体組織と接する部分が、胃内の酸性条件で環境選択的に溶解する高分子材料により被覆されていることを特徴とする胃瘻造設用カテーテルを提供する。カテーテルを口腔から胃内に挿入するとき、カテーテル表面が口腔、咽頭、喉頭通過時に細菌の付着により汚染されたとしても、胃内に到達後、カテーテル表面に被覆された胃溶性高分子が溶解し、細菌ごと溶離することにより、胃壁、腹壁創部とカテーテルが接触したときの創部の細菌汚染による創部感染が防止される。本発明は、下記(1)の本発明により達成される。
【0014】
(1)生体組織と接触する面に、胃内の酸性条件で溶解する高分子材料からなる被覆層を有する胃瘻造設用カテーテル。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば胃壁、腹壁創部とカテーテルが接触したときの創部細菌汚染を防止することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の胃瘻造設用カテーテルとは、経皮的胃瘻造設術を行うときに使用する医療用具である。かかる胃瘻造設用カテーテルの材質としては、シリコーン樹脂、ウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン樹脂などの軟質な有機材料などが挙げられる。
【0017】
本発明の胃瘻造設用カテーテルの外略図を図1で示す。101はカテーテルである。図2は、カテーテルの断面図であり、生体組織と接触する部分201が胃内の酸性条件で環境選択的に溶解する高分子材料により被覆されている。
【0018】
本発明においては、胃瘻造設用カテーテルの生体組織と接触する部分が、胃内の酸性条件で環境選択的に溶解する高分子材料で被覆されている。
【0019】
本発明に記載の胃内の酸性条件で環境選択的に溶解する高分子材料としては、胃内のpHで溶解する高分子材料であれば特に限定されないが、経口薬剤の胃溶性コーティング素材として用いられている高分子材料が生体に対する安全性が確認されていることから好適に用いられる。具体的には、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー、ヒドロキシプロピロルメチルセルロース、キトサンなどが挙げられる。
【0020】
本発明の胃瘻造設用カテーテルは、前記の胃内の酸性条件で環境選択的に溶解する高分子材料を溶解又は分散することができる溶媒(B)含む組成物を、胃瘻造設用カテーテルの生体組織が接する部分に塗布し、溶媒(B)を揮散せしめることにより、生体組織が接する部分を胃内の酸性条件で環境選択的に溶解する高分子材料で被覆することで製造できる胃内の酸性条件で環境選択的に溶解する高分子材料を溶解又は分散することができる溶媒(B)とは、胃内の酸性条件で環境選択的に溶解する高分子材料高分子(A)を溶解又は分散するものであれば特に限定され
るものではない。例えば、メチルアルコール、エチルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールモノアルキルエーテル類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、カルビトールアセテート等のグリコールモノアルキルエーテルエステル類、テトラヒドロフランなどが挙げられる。コーティング方法としては、ディップ塗布、スプレー塗布、流し塗布、等の既知の種々のコーティング方法を採用することができる。
【0021】
また、本発明の胃溶性高分子の被覆層には、被覆層が溶離する時の視認性を良くするため、色素を含有しても良い。色素としては、食品等に含まれる食用色素等が適している。
【0022】
(実施例)
以下に本発明をさらに具体的に説明するために実施例および試験例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0023】
実施例1 ジメチルアミノメタクリレートブチルメタクリレートメチルメタクリレートコポリマーであるオイドラギットE100(レーム社)の1%テトラヒドロフラン溶液を調製した。メチレンブルー0.1%水溶液を調製した。オイドラギットE溶液とメチレンブルー溶液を10:1の体積比率で混合したものをコート液とした。外径8mmのシリコーンゴムチューブにディップコートした。薄青色のコート層が形成された。
【0024】
試験例1 模擬的な胃内環境として、1N塩酸を調製した。その中へ実施例1のコートチューブを入れたところ、ただちに薄青色のコート層が溶離することを確認できた。中性付近の水中に入れた場合、コート層は溶離しなかった。コート層が胃内のような酸性環境下でのみ溶解することが確認できた。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明のカテーテルの正面図である。
【図2】本発明のカテーテルの断面図である。
【符号の説明】
【0026】
101 カテーテル本体
201 表面コーテイング部分
202 栄養剤通路




















 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013