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発明の名称 医用画像表示装置及び医用画像診断装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−125102(P2007−125102A)
公開日 平成19年5月24日(2007.5.24)
出願番号 特願2005−318527(P2005−318527)
出願日 平成17年11月1日(2005.11.1)
代理人 【識別番号】100081411
【弁理士】
【氏名又は名称】三澤 正義
発明者 佐藤 誠
要約 課題
全体観察しながら部分拡大観察ができる技術を提供する。

解決手段
操作手段7により表示手段6に表示された医用画像から一部画像を選択し、倍率変更手段4は、選択された一部画像のピクセルサイズを縦及び横方向に拡大し、前記一部画像以外の残りの前記医用画像のピクセルサイズの縦方向を縮小し、横方向を前記一部画像と同じ倍率で拡大して、表示手段6へ送ることにより、表示手段6に医用画像の全体を1画面の画像として表示させながら、関心領域の画像部分を拡大表示させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
医用画像を表示する表示手段と、
前記医用画像の一部を選択する選択手段と、
前記選択された部分の画像サイズを少なくとも一方向に拡大し、かつ、前記選択された部分以外の残りの部分の画像サイズを少なくとも一方向に縮小する倍率変更手段と、
を備えたことを特徴とする医用画像表示装置。
【請求項2】
前記倍率変更手段は、前記選択された部分を互いに直交する二方向に拡大することを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
【請求項3】
前記倍率変換手段は、前記選択された部分を第1の方向に拡大し、前記残りの部分を第1の方向に縮小するとともに、前記残りの部分を第1の方向と略直交する第2の方向に拡大することを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
【請求項4】
前記表示手段は、前記医用画像を所定画面サイズに表示し、
前記倍率変更手段は、前記第1の方向及び前記第2の方向に同じ拡大率で前記選択された部分を拡大し、前記拡大された部分と併せて前記所定の画面サイズになるような縮小率で、前記残り部分を前記第1の方向に縮小する請求項3記載の医用画像表示装置。
【請求項5】
前記倍率変更手段は、前記残りの部分を前記第2の方向に、前記選択された部分の画像と同じ拡大率で拡大する請求項4記載の医用画像表示装置。
【請求項6】
医用画像を表示する表示手段と、
前記医用画像の一部を選択する選択手段と、
前記選択された部分の画像サイズを少なくとも一方向に拡大または縮小し、かつ、前記選択された部分以外の残りの部分の画像サイズを少なくとも一方向に、前記選択された部分の画像サイズを拡大する際には縮小、前記選択された部分の画像サイズを縮小する際には拡大する倍率変更手段と、
を備えたことを特徴とする医用画像表示装置。
【請求項7】
前記倍率変更手段は、前記選択された部分を互いに直交する二方向に拡大または縮小することを特徴とする請求項6記載の医用画像表示装置。
【請求項8】
前記倍率変換手段は、前記選択された部分を第1の方向に拡大または縮小し、前記残りの部分を第1の方向に縮小または拡大することを特徴とする請求項6記載の医用画像表示装置。
【請求項9】
前記表示手段は、前記医用画像を所定画面サイズに表示し、
前記倍率変更手段は、前記第1の方向及びそれと直交する第2の方向に同じ倍率で前記選択された部分を拡大または縮小し、前記拡大または縮小された前記選択された部分と併せて前記所定の画面サイズになるような倍率で、前記残り部分を前記第1の方向に縮小または拡大する請求項8記載の医用画像表示装置。
【請求項10】
前記倍率変更手段は、前記残りの部分を前記第2の方向に、前記選択された部分と同じ倍率で拡大または縮小する請求項9記載の医用画像表示装置。
【請求項11】
前記画像サイズの変更は、ピクセルサイズを変更することにより行うことを特徴とする請求項1乃至10いずれか1項に記載の医用画像表示装置。
【請求項12】
1画面が所定画面サイズからなる医用画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された医用画像から一部画像を選択する選択手段と、
前記医用画像を受けて、前記一部画像の画像サイズを所定方向に所望の第1の倍率で変換し、前記選択された一部以外の残り画像の画像サイズの前記所定方向を、前記画面サイズから前記変換された一部画像の画像サイズを前記所定方向において差し引いたサイズに変換するとともに、その変換時の第2の倍率を求め、さらに前記一部画像及び前記残り画像の前記所定方向と直交する方向の画像サイズを前記第1の倍率又は前記第2の倍率の内、拡大する倍率によって変換して、各変換した画像サイズを基に前記1画面の医用画像として表示手段へ送る倍率変更手段と、を備えたことを特徴とする医用画像表示装置。
【請求項13】
所定の方向に沿って被検体の複数の部分の医用画像をそれぞれ生成する画像生成手段と、
前記複数の医用画像を前記所定方向に繋いで所定画面サイズの合成画像を生成する合成手段と、
前記合成画像の一部を選択する選択手段と、
前記選択された部分の画像サイズを前記所定方向に第1の倍率で変換し、前記選択された部分以外の残りの部分の画像サイズを前記変換された前記選択された部分と併せて前記所定の画面サイズになるような倍率で前記所定方向に変換する倍率変更手段と、
を備えたことを特徴とする医用画像診断装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、X線CTや核医学検査(ペット)等などに用いられる医用画像表示装置及び医用診断装置に関し、特に、一部の画像を拡大して、かつその周辺も含めて観察できる表示の技術に係る。
【背景技術】
【0002】
従来、医用診断装置では、被検体の撮影対称領域が縦長又は横長のいずれかの長い方向に、その撮影対称領域を複数に分割して、複数の分割した領域毎の画像を取得していた。そしてそれらの画像を合成して1枚の画像として合成して表示していた。
【0003】
例えば、図5に示すように、被検体の身長方向に縦長の全体画像を取得する場合、頭部、腹部、脚部に分けて撮影し、撮影した撮影データからそれぞれの1画面毎の画像データを生成する。この場合、表示装置に表示するときのピクセル数(画面サイズ)が縦Nt個、横Mt個であれば、ピクセル数Nt×Mtで1枚(1画面サイズ)の画像となるように生成していた(図5の合成前の対称画像を参照)。そして、頭部、腹部、脚部のそれぞれの画像データを頭部と腹部、腹部と脚部で一部重なるようにし、かつ全体を縮小して全身で1枚分の画像データとして繋ぎ合わせ(合成)されていた。このときに合成されたピクセル数もNt×Mtであり、かつ縦(身長)方向が長いので、このときの縮小率は、身長全体が、ピクセル数Ntに収まる値にされる(例えば、3枚であれば、約1/3)。この縮小率は、縦、横とも同じ縮小率が適用される。このようにして、合成された1枚の画像を表示手段に表示させることにより、1画面で全体画像を観察して診断することができた。
【0004】
一方、縮小しないで、3枚を縦方向に合成し、合成された画像をスクロールして観察できるようにするものもあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、表示手段の1画面で全体画像を表示する技術では、全体画像を観察している診断中に、所望の関心領域だけ拡大して観察したい場合がある。その場合は、その関心領域だけ拡大した画像を生成して表示することをしていた。しかし、その場合、全体画像が観察できなくなる恐れがあった。したがって、両方を見たい場合は、切り替えて観察する必要があった。
【0006】
一方、スクロールする技術の場合は、縮小しないので拡大する必要性は少ないが、全体画像を一瞥できない欠点がった。
【0007】
本発明の目的は、1枚の観察画像の中の所望の関心領域を拡大し、その関心領域外の画像を拡大した関心領域の画像と連続するようにして、1枚の画像に形成することにより、全体観察しながら部分拡大観察ができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の構成を説明する前に用語を定義する。ピクセルサイズとは、1ピクセル(画素)の大きさである。画面サイズとは、1画面として表示手段に表示するに必要なサイズであって、一般にはピクセル数で表すことができる。1ピクセルの大きさが変更されるときは、ピクセル数とその大きさが関係する。ただし1ピクセルを横に例えば2倍するということは、変更前の2つのピクセルを合わせて1つのピクセルの大きさにすることが含まれる。画像サイズとは、表示しようとする1枚の画面の中を複数(領域)に分けたときの各画像(領域)におけるサイズを指す。また、ピクセルサイズ又は画像サイズを縮小といったときは、ピクセル数が0になること、又は画像が消されることもありうるものとする。また、ピクセルサイズの縮小には、ピクセル数の間引きが含まれる。なお、医用画像、及び画像と言ったとき、表示されている場合は視覚認識できる画像であり、表示される前の処理段階では画像に係るデータである。また、倍率は、拡大率を示すことも縮小率を示すこともあり得る。
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、医用画像を表示する表示手段と、前記医用画像の一部を選択する選択手段と、前記選択された部分の画像サイズを少なくとも一方向に拡大し、かつ、前記選択された部分以外の残りの部分の画像サイズを少なくとも一方向に縮小する倍率変更手段と、を備えた。
【0010】
請求項6に記載の発明は、医用画像を表示する表示手段と、前記医用画像の一部を選択する選択手段と、前記選択された部分の画像サイズを少なくとも一方向に拡大または縮小し、かつ、前記選択された部分以外の残りの部分の画像サイズを少なくとも一方向に、前記選択された部分の画像サイズを拡大する際には縮小、前記選択された部分の画像サイズを縮小する際には拡大する倍率変更手段と、を備えた。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記倍率変更手段は、前記選択された部分を互いに直交する二方向に拡大又縮小する構成とした。
【0012】
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記倍率変換手段は、前記選択された部分を第1の方向に拡大または縮小し、前記残りの部分を第1の方向に縮小または拡大する構成とした。
【0013】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記表示手段は、前記医用画像を所定画面サイズに表示し、前記倍率変更手段は、前記第1の方向及びそれと直交する第2の方向に同じ倍率で前記選択された部分を拡大または縮小し、前記拡大または縮小された前記選択された部分と併せて前記所定の画面サイズになるような倍率で、前記残り部分を前記第1の方向に縮小または拡大する構成とした。
【0014】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記倍率変更手段は、前記残りの部分を前記第2の方向に、前記選択された部分と同じ倍率で拡大または縮小する構成とした。
【0015】
請求項12に記載の発明は、1画面が所定画面サイズからなる医用画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された医用画像から一部画像を選択する選択手段と、前記医用画像を受けて、前記一部画像の画像サイズを所定方向に所望の第1の倍率で変換し、前記選択された一部以外の残り画像の画像サイズの前記所定方向を、前記画面サイズから前記変換された一部画像の画像サイズを前記所定方向において差し引いたサイズに変換するとともに、その変換時の第2の倍率を求め、さらに前記一部画像及び前記残り画像の前記所定方向と直交する方向の画像サイズを前記第1の倍率又は前記第2の倍率の内、拡大する倍率によって変換して、各変換した画像サイズを基に前記1画面の医用画像として表示手段へ送る倍率変更手段と、を備えた。
【0016】
請求項13に記載の発明は、所定の方向に沿って被検体の複数の部分の医用画像をそれぞれ生成する画像生成手段と、前記複数の医用画像を前記所定方向に繋いで所定画面サイズの合成画像を生成する合成手段と、前記合成画像の一部を選択する選択手段と、前記選択された部分の画像サイズを前記所定方向に第1の倍率で変換し、前記選択された部分以外の残りの部分の画像サイズを前記変換された前記選択された部分と併せて前記所定の画面サイズになるような倍率で前記所定方向に変換する倍率変更手段と、を備えた。
【発明の効果】
【0017】
上記本発明の構成により、例えば、長手方向が縦方向とすれば、関心領域については、元の画像(例えば、全身画像)の関心領域におけるピクセル数を縦方向及び横方向とも2倍で拡大し、かつその関心領域以外の領域の縦方向を(元の画像の縦方向のピクセル数―元の画像関心領域の縦方向のピクセル数×2倍)に収まるように縮小し、関心領域以外の領域のピクセル数を横方向だけ2倍に拡大した画像を生成するので、全体画像が連続した画像として観察でき、かつ所望の関心領域を拡大(2倍)して観察できる。
【0018】
また、例えば、縦方向の関心不要な領域を指定して縮小し(請求項2では所望の領域を拡大する構成である。)、他の関心領域を1画面の残りの領域に収まるように拡大して表示させることができる(請求項6、12)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明に係るX線診断装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、発明に係る実施形態の機能ブロックを示す図である。図2は、倍率変更過程におけるピクセルと倍率の関係の一例を示す図である。図3は、図2における、倍率変更過程におけるピクセルと倍率の関係に係る他の例を示す図である。図4は、図1の実施形態の動作フローを示す図である。
【0020】
図1を基に、実施形態ついて説明する。操作手段7,表示手段6及び表示制御手段5は、いわゆるユーザインタフェースを構成し、表示手段6の表示を見ながら、合成指示、倍率(拡大、縮小)指定、マーカ設定、及びその他の各種の操作が可能である。操作手段7には、マーカの位置エリア(以下、「関心領域」を言う。)を指定するためのマウス等のエンコーダ手段をもっており、マーカ発生手段5aは、そのマウス等の移動に応じてマーカの位置及びそのエリア(範囲)に係るエリア情報を生成して視認可能なマーカとして、表示手段6の画面に画像と共に表示させる。その時のマーカの画面上の位置、エリアに相当する画像の位置及び範囲が操作者により選択された画像となる。つまり、関心領域の画像でもある。以下、各種指示、情報が表示制御手段5を介して、内部の各手段と、表示手段6及び操作手段7の間を行き交うが、表示制御手段5が介することを省略して説明することがある。
【0021】
撮像手段1は、例えば、X線CTスキャン装置であり、被検体の所定領域に亘ってX線をスキャンしつつ照射して、X線検出手段が透過してきたX線に応じて出力する電気信号を基にデジタルの撮像データを得る。画像生成手段2は、この撮像データを基に、表示手段6の画面に表示する単位(1画面)で画像表示するための画像データを生成する。このとき、画面1枚分の画像データとしては、縦のピクセル数Nt、横のピクセル数Mtに相当するものを作る。
【0022】
合成手段3は、図2(又は図5)に示すように、例えば、被検体が長いのでその長さ方向に頭部、腹部、脚部の3枚(3枚に限らない。)を撮影した場合は、それらを長手方向に合成するための手段である。合成手段3は、操作手段7からの指示又は選択を表示制御手段5を介して受けて、先ず、画像生成手段2が形成した画像を指示の通り、表示手段6へ送り、縮小表示させる。操作者は、その中から合成すべき画像として、操作手段7により上記の頭部、腹部、脚部の画像を選択して移動させ、身長方向に配列させる。操作者は、頭部と腹部の双方の画像の一部、腹部と脚部の双方の画像の一部を重ねて配列させる。各双方の間でのデータが欠けないようにするためである。そこで、操作者は、確認キーを設定する。そとのき、合成手段3は、その確認キーが設定されたときの画面上の頭部、腹部、脚部の各画像の位置情報を表示制御手段5から受けて、その位置情報の位置でかつ縮小して合成し、1枚分の画像データを生成する。そのときの身長方向の縮小率は重なり部分の縦方向(身長方向)のピクセル数をいずれもeとすれば、Nt/(3Nt―2e)である(約1/3倍である。)。横方向は、Nt/3Nt=1/3である。
【0023】
合成手段3は、合成した画像データを表示手段6に送って表示させるとともに、画像メモリ3aに記憶させる。画像メモリ3aは、操作者が操作手段7で所望のエリア(関心領域)を指定してきたときに、マーカ発生手段5aから、そのエリアの位置及び範囲を示すエリア情報を受けて、合成画像データをエリア内の画像データと、エリア外の画像データに分離しそれぞれのピクセル情報(ピクセル位置、範囲)とともに、倍率変更手段4へ送る。例えば、図2の合成後の画像の中で指定されたマーカ(点線)で示されるエリアの画像データとそのピクセル情報(N2についての情報)、エリア外の画像データとエリア情報(N1,N3についての情報)を倍率変更手段4へ送る。
【0024】
倍率変更手段4は、操作手段7から図の画像の縦方向(身長方向)についての倍率(拡大率又は縮小率)の指定を受けて(指定でなく、内部にデフォルト値として倍率を記憶しておき、その倍率を使用してもよい。)、次の(1)〜(3)のいずれかの方法で、合成画像について、拡大又は縮小の変更を行い、1画面に纏める。
【0025】
以下の説明においては、合成後であって変更前の画像、画像データを、それぞれ「元画像」、「元画像データ」という。また、合成後であって、変更前の1画面における1ピクセルサイズは、仮に縦がs、横を同じsとする。ただし、画像サイズは、合成の画像サイズを変更前の元画像のピクセル数で示している(より正確には、s×ピクセル数)。また、1ピクセルサイズを例えばs×k(kは倍率)にするということは、ピクセル数をk個にするということと、実効的には同じである。ただし、倍率kが1未満である場合(縮小の場合)は、1/k個毎にピクセルを1個のピクセルに変換することになる。つまり、元画像のピクセルが間引かれることがある。また画像サイズの表示において、例えば、N2×kとは、ピクセル数の増減を示している。ただし、個々の画像のピクセルサイズ、画像サイズが増減、変更されても、これら変更後の1画面のサイズと元画面の1画面のサイズとは、1対1で、トータル的に変更はない。
【0026】
(1)指定されたエリア内を倍率k≧1(拡大率)で拡大する場合
図2に示すように、次のように拡大、縮小される。
a)元画像のエリア内(N2)の画像データ縦方向
1ピクセルサイズ:s×k
画像サイズ:N2×k
b)元画像のN1領域の画像データの縦方向
1ピクセルサイズ:s×(Nt―N2×k)/(N1+N3)
画像サイズ:(Nt―N2×k)×N1/(N1+N3)
ここで、(Nt―N2×k)/(N1+N3)は、縮小率に相当する。
c)元画像のN3領域の画像データの縦方向
1ピクセル数=s×(Nt―N2×k)/(N1+N3)
画像サイズ=(Nt―N2×k)×N3/(N1+N3)
d)元画像のエリア内(N2)、N1、及びN3の各画像の横方向
1ピクセルサイズ:s×k
画像サイズ:M1×k
つまり、エリア内(N2の領域内)のピクセルサイズ及び画像サイズは、正方形状(縦、横の双方に同じ倍率)に拡大するが、エリア外(N1,N3の領域内)のピクセルサイズ及び画像サイズは、縦方向に縮小し、横方向に拡大する。ただし、元画像の画面サイズと変更後の画面サイズは同じである。
【0027】
なお、縦方向の拡大限界は、Nt―N2×k=0のとき、つまり k=Nt/N2である。横方向の限界は、M1×k=Mtのとき、つまりk=Mt/M1である。トータル的には、縦方向か横方向のいずれか、先に限界がきた方で、決定される。
【0028】
(2)指定されたエリア内を倍率k≦1(縮小率)で縮小する場合
図3(A)に示すように、次のように拡大、縮小される。縦方向のピクセルサイズ
と画像サイズの計算式は、上記a〜cと同じである。
d‘)元画像のエリア内(N2)、N1、及びN3の各画像の横方向
1ピクセルサイズ:s×(Nt―N2×k)/(N1+N3)、
画像サイズ:M1×(Nt―N2×k)/(N1+N3)
ここで、(Nt―N2×k)/(N1+N3)は、拡大率に相当する。
なお、上記(1)では、縮小率に相当している。
つまり、エリア外のピクセルサイズは、正方形に拡大するが、エリア内のピクセルサイズは、縦方向に縮小し、横方向に拡大する。上記(1)と反対になる。
【0029】
(3)指定されたエリア外を倍率m≧1(エリア外の拡大率)で拡大する場合
図3(B)に示すように、次ように拡大、縮小される。
a1)元画像のエリア内の画像データ縦方向
1ピクセルサイズ:s×{Nt―m×(N1+N3)}/N2
画像サイズ:Nt―m×(N1+N3)、
ここで、{Nt―m×(N1+N3)}/N2は、縮小率に相当する。
b1)元画像のN1領域の画像データの縦方向
1ピクセルサイズ:s×m
画像サイズ:N1×m
c1)元画像のN3領域の画像データの縦方向
1ピクセルサイズ:s×m
画像サイズ:N3×m
d1)元画像のエリア内(N2)、N1、及びN3の各画像の横方向
1ピクセルサイズ:s×m
画像サイズ:M1×m
つまり、エリア外(N1,N3の領域内)のピクセルサイズは、正方形に拡大するが、エリア内(N2の領域内)のピクセルサイズは、縦方向に縮小し、横方向に拡大する。
【0030】
倍率変更手段4は、上記(1)、(2)又は(3)のような演算をして、1画面サイズ内で、各変更画像にピクセルサイズを割り当てることにより倍率を変更し、表示制御手段5を介して表示手段6に倍率変更後の画像を表示させる。その模擬的な表示例を示したのが、図2,図3(A)及び(B)の右端の図である。いずれも、全体画像を把握しながら、拡大部分を観察できる。図2は、所望の部分を所望の拡大率で観察する場合に便利であり、図3(A)は、不要なエリアが分かっているときの、その部分を縮小し、他の観察したい部分は、所定の1画面内で最大限内拡大させて観察する場合に便利である。図3(B)は観察したいエリアが上下に在って、不要部分(図3(B)の点線のエリアが該当)がその間に在って、その観察したいエリアに所望の倍率を設定するときに、上下に分かれている各エリアに倍率を個々に設定する必要がないので、便利である。また、縦、横の各倍率は、複数の画像を拡大、又は縮小しても、全体として連続するように計算されている。
【0031】
なお、上記例は、いずれも、何らかの形で縦と横で拡大が生じる例であるが、例えば、エリア内の縦だけ拡大しエリア外の縦だけ縮小するように、一方向だけ拡大、縮小するようにしても良い。
【0032】
図1の上記構成にあって、ユーザインタフェースを構成する表示制御手段5、画像生成手段2、合成手段3、倍率変更手段4、及び撮像手段1に含まれる撮像制御手段等は、上記機能を盛り込んだプログラムを記憶したメモリ及びそのプログラムを実行するCPUを含めて構成することができる。このプログラムは、いわば、次に説明する図4の動作フローを実行するものでもある。
【0033】
次の図4を用いて、具体的な一連の動作について説明する。一部は、上記、各部の構成の説明と重なることがある。以下の説明の各ステップのS番号は、図4のS番号に対応する。
【0034】
ステップS1:操作者が、表示手段6に表示されている案内画面に沿って操作手段7を用いて、所望の撮影条件等を入力設定し、撮像手段1に対して撮影を実行させる。このとき、撮影は、被検体の身長方向に撮影位置を変更して、頭部、腹部、脚部について行う。
ステップS2:撮像手段1は、頭部、腹部、脚部についての3枚の画像相当の撮像データを取得する。画像生成手段2が各撮像データを基に、それぞれを1枚の画像となるように画像データを生成する。
【0035】
ステップS3〜6:合成手段3は、画像生成手段2が形成した画像を、表示手段6へ送り、縮小表示させる(ステップS4)。操作者は、合成指示を出して、合成すべき画像として、操作手段7により上記の頭部、腹部、脚部の画像を選択して移動させ、身長方向に配列させる。操作者は、頭部と腹部の双方の画像の一部、腹部と脚部の双方画像の一部を重ねて配列させ、確定したら確認キーを設定する(ステップS5)。合成手段3は、その確認キーが設定されたときの画面上の頭部、腹部、脚部の各画像の位置情報を表示制御手段5から受けて、その位置情報の位置でかつ縮小して合成し、1枚分の画像データを生成し(ステップS6)、表示手段7に表示させる(ステップS4)。
ステップS7,8:合成された画像データは画像メモリ3aに記憶する(ステップS7)。ピクセル単位でエリアに分けて読み出し可能に記憶される。そして、その画像が表示される(ステップS8)。
【0036】
ステップS9、10:操作者は、合成された画像が表示されている表示手段6の画面上でマーカを移動させ、エリアを変更する。所望のマーカの位置、エリア(図の点線内:N2)が決定したとき確認キーを設定する。操作手段7で倍率を指定する。
ステップS11:画像メモリ3aから、前記マーカで選択設定された位置、エリアに相当する画像データ(図2のN2における画像)とそれ以外の画像データ(図2のN1及びN3における画像)が読み出されて、それぞれ倍率変更手段4へ送る。倍率変更手段4は、選択された画像データを構成するピクセル、又はそれ以外の画像データを構成するピクセルのそれぞれのサイズ(又は画像サイズ)について上記(1)、(2)又は(3)のような演算をして、各変更画像にピクセルの大きさを変更、又は割り当てることにより、1画面サイズに入るように変換し、表示制御手段5を介して表示手段6に倍率変更後の画像を表示させる。
【0037】
上記、構成及び動作により、画像の一部を拡大して観察でき、かつ全体も観察できる効果がある。なお、3枚の画像を1画面の合成画像とすると、合成画像の横方向の2/3は、スペースになってしまうが、上記、横方向へ拡大することにより、そのスペースが有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】発明に係る実施形態の機能ブロックを示す図である。
【図2】倍率変更過程におけるピクセルと倍率の関係の一例を示す図である。
【図3】図2における、倍率変更過程におけるピクセルと倍率の関係の他の例を示す図である。
【図4】図1の実施形態の動作フローを示す図である。
【図5】従来技術における画像を説明するための図である。
【符号の説明】
【0039】
1 撮像手段
2 画像生成手段
3 合成手段
4 倍率変更手段
5 表示制御手段
6 表示手段
7 操作手段




 

 


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