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発明の名称 医療用処置具、医療用処置装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−37568(P2007−37568A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2005−221765(P2005−221765)
出願日 平成17年7月29日(2005.7.29)
代理人 【識別番号】100076233
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 進
発明者 飯田 浩司
要約 課題
発熱体の加熱による生体組織の凝固または凝固切開中に、生体組織の凝固状態または凝固切開状態を低コストにて正確に検出することができるとともに、各処置に応じた温度に、発熱体の加熱温度を調整することにより、効率良く凝固または凝固切開ができる医療用処置具を提供する。

解決手段
開閉自在な一対のジョー13,18で把持した生体組織を加熱し、該生体組織の凝固または凝固切開を行う医療用処置具を有する医療用処置装置において、少なくとも一方のジョーに設けられて、一対のジョー13,18に把持された生体組織に対し発熱により熱を付与する発熱素子26と、少なくとも一方のジョーに設けられて、一対のジョー13,18に把持された生体組織のインピーダンスを測定する受け部40とを具備していることを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉自在な一対のジョーで把持した処置対象組織を加熱し、該処置対象組織の凝固または凝固切開を行う医療用処置具において、
少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織に対し発熱により熱を付与する発熱素子と、
少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織のインピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
を具備していることを特徴とする医療用処置具。
【請求項2】
前記インピーダンス測定部は、前記一対のジョーを閉成した際、前記発熱素子の受け部となる、柔軟性を有する2つの電気伝導性部材と、該各電気伝導性部材を絶縁する柔軟性を有する絶縁部材とを具備していることを特徴とする請求項1に記載の医療用処置具。
【請求項3】
開閉自在な一対のジョーで把持した処置対象組織を加熱し、該処置対象組織の凝固または凝固切開を行う医療用処置具を有する医療用処置装置において、
少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織に対し発熱により熱を付与する発熱素子と、
少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織のインピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
前記インピーダンス測定部により測定された前記インピーダンスに応じて、前記発熱素子の発熱量を制御する制御手段と、
を具備していることを特徴とする医療用処置装置。
【請求項4】
前記インピーダンス測定部は、前記一対のジョーを閉成した際、前記発熱素子の受け部となる、柔軟性を有する2つの電気伝導性部材と、該各電気伝導性部材を絶縁する柔軟性を有する絶縁部材とを具備していることを特徴とする請求項3に記載の医療用処置装置。
【請求項5】
前記発熱素子に電力を供給して前記発熱素子を発熱させる電力供給部と、前記発熱素子の温度を測定する温度測定部とをさらに具備していることを特徴とする請求項3または4に記載の医療用処置装置。
【請求項6】
前記インピーダンス測定部を介して前記処置対象組織に高周波電流を印加する高周波電流印加部と、前記インピーダンス測定部により測定された前記インピーダンスを検出するインピーダンス検出部とをさらに具備していることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の医療用処置装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記高周波電流印加部に、前記処置対象組織に高周波電流を印加する制御を行うとともに、前記インピーダンス検出部により検出された前記インピーダンスと、前記温度測定部により測定された前記発熱素子の温度とに応じて、前記発熱素子の発熱量を前記電力供給部の電力供給量を調整する制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の医療用処置装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉自在な一対のジョーで把持した処置対象組織を加熱し、該処置対象組織の凝固または凝固切開を行う医療用処置具、医療用処置装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、開閉自在な一対のジョーで把持した処置対象組織(以下、生体組織と称す)を、少なくとも一方のジョーに設けられた発熱素子等の発熱体により加熱して生体組織の凝固または凝固切開を行う発熱処置具等の医療用処置具が種々提案されている。
【0003】
例えば特許文献1では、一対のジョーの内、一方のジョーの生体組織への処置面に平面部を設けることで、一対のジョーと生体組織との接触面積を確保して、生体組織を効率的に凝固させることができるとともに、凝固切開の際、熱により生体組織を乾燥させ、生体組織を脆弱にすることにより、ジョーが平面部を有していても生体組織を確実に切開することができる凝固切開システムが開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、医療用処置具を用いた生体組織の凝固、凝固切開に際し、発熱体の発熱温度を検出することにより、発熱体の発熱温度を、各処置に応じた所望の温度に制御することができる発熱処置装置が開示されている。
【0005】
さらに、特許文献3では、医療用処置具を用いた生体組織の凝固に際し、一対のジョーの処置部に設置された電極を介して、生体組織に高周波を通電することで、生体組織を熱して凝固するとともに、生体組織のインピーダンスを測定することにより、生体組織の凝固状態を判別する発熱処置装置が開示されている。
【特許文献1】特許3349139号公報
【特許文献2】特開2001−269352号公報
【特許文献3】米国特許5817093号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された凝固切開システムにおいては、発熱体を用いた凝固、凝固切開処置の最中に、生体組織の凝固、または凝固切開状態、言い換えれば、生体組織の温度を判別する手段が無いため、発熱体の発熱を一旦開始してしまうと、生体組織の状態に応じて発熱体の温度調整をすることができないことから、処置効率が悪いといった問題がある。
【0007】
また、特許文献2に開示された医療用処置具では、発熱体の温度を測定することにより、生体組織の温度を測定しているが、測定した発熱体の温度は、必ずしも生体組織の温度とは一致しないため、発熱体の温度を測定するのみでは、生体組織の正確な温度、状態を測定することはできないといった問題がある。
【0008】
さらに、特許文献3に開示された医療用処置具では、生体組織の凝固の際、生体組織が凝固する温度まで、相当量の高周波電流を生体組織に印加する必要があるため、高周波電流を印加する電源は、容量の大きいものが必要となることから製品コストが高くなってしまうといった問題がある。
【0009】
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、発熱体の加熱による生体組織の凝固または凝固切開中に、生体組織の凝固、または凝固切開状態を低コストにて正確に検出することができるとともに、各処置に応じた温度に、発熱体の加熱温度を調整することにより、効率良く凝固または凝固切開ができる医療用処置具、医療用処置装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために本発明による医療用処置具は、開閉自在な一対のジョーで把持した処置対象組織を加熱し、該処置対象組織の凝固または凝固切開を行う医療用処置具において、少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織に対し発熱により熱を付与する発熱素子と、少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織のインピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、を具備していることを特徴とする。
【0011】
さらに、上記目的を達成するために本発明による医療用処置装置は、開閉自在な一対のジョーで把持した処置対象組織を加熱し、該処置対象組織の凝固または凝固切開を行う医療用処置具を有する医療用処置装置において、少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織に対し発熱により熱を付与する発熱素子と、少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織のインピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、前記インピーダンス測定部により測定された前記インピーダンスに応じて、前記発熱素子の発熱量を制御する制御手段と、を具備していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、発熱体の加熱による生体組織の凝固または凝固切開中に、生体組織の凝固状態または凝固切開状態を低コストにて正確に検出することができるとともに、各処置に応じた温度に、発熱体の加熱温度を調整することにより、効率良く凝固または凝固切開ができる医療用処置具、医療用処置装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施を示す医療用処置装置の正面図、図2は、図1の医療用処置具の上面図、図3は、図1のヒータユニットの正面図、図4は、図3のヒータユニットの先端側の部分上面図である。
【0014】
また、図5は、図2中のV-V線に沿う医療用処置具の処置部の断面図、図6は、図5中のVI-VI線に沿う医療用処置具の処置部の断面図、図7は、図5中のVII-VII線に沿う医療用処置具の処置部の断面図、図8は、図5中のVIII-VIII線に沿う医療用処置具の処置部の断面図、図9は、図5の発熱素子の拡大斜視図、図10は、図1の医療用処置装置の電気回路の構成の概略を示す図である。
【0015】
尚、本実施においては、医療用処置具は、開閉する一対のジョーで把持した生体組織を、少なくとも一方のジョーに設けられた発熱体により加熱して生体組織の凝固または凝固切開を行う発熱処置具である開腹手術用熱凝固切開鉗子(以下、単に鉗子と称す)を例に挙げて説明する。よって、医療用処置装置は、鉗子を有する発熱処置装置(以下、単に処置装置と称す)を例に挙げて説明する。
【0016】
図1に示すように、処置装置1は、供給された電力により発生する熱を利用して体腔内の生体組織Mに対し凝固または凝固切開等の各種処置を行う鉗子2と、該鉗子2に電力を供給して鉗子2の熱駆動を制御する電源3と、鉗子2と電源3とを接続するケーブル4と、電源3の電力のON/OFFの制御を行う電源3に接続されたフットスイッチ5とにより主要部が構成されている。
【0017】
鉗子2は、ハンドルユニット6と、該ハンドルユニット6に対し着脱自在なヒータユニット7とにより主要部が構成されている。
【0018】
鉗子2は、それぞれ棒状部材により構成された第1本体8と、第2本体9とにより主要部が構成されている。尚、第1本体8、第2本体9は、強度上の理由から、ステンレスやチタン等の金属により構成されている。
【0019】
鉗子2の中央部11において、第2本体9は、第1本体8に形成された中央溝12(図2参照)に嵌入しており、第2の本体9は、枢支部である支点10を介して第1本体8に回動自在に取り付けられている。よって、第1本体8と第2本体9とは、中央部11の支点10に軸支されて互いに開閉自在となる。
【0020】
第1本体8の先端側に、例えば自由曲面形状である弯曲形状を長手方向(以下、主軸と称す)に有する形状に形成された第1のジョー13が設けられており、第2本体9の先端側にも、弯曲形状を主軸に有する形状に形成された第2のジョー18が設けられている。また、第1のジョー13の第2のジョー18に対向する面に、ヒータユニット7の先端側が係合される溝15が、第1のジョー13の主軸に沿って凹状に形成されている。
【0021】
尚、第1のジョー13と、第2のジョー18とは、対を成して生体組織Mを把持し処置する処置部150を構成している。また、ジョー13,18が弯曲形状に形成されているのは、鉗子2の処置部150における生体組織Mの剥離操作を行いやすくするためである。さらに、ジョー13,18も強度上の理由から、ステンレスやチタン等の金属により構成されている。
【0022】
第1本体8の基端側に、手指挿入用の第1の指掛け14が設けられている。また、第1本体8の第1の指掛け14の近傍に、ヒータユニット7の基端側が係合されるヒータユニット受け16と、第2本体9と第1本体8とが閉成された際、第1本体8に対する第2本体9の閉成位置を規定するストッパー17とが設けられている。
【0023】
さらに、第2本体9の基端側に、手指挿入用の第2の指掛け19が設けられている。また、第2本体9の第2の指掛け19の近傍に、接点20A,20Bが配設されたコネクタ20が設けられている。尚、接点20Aと接点20Bとは、互いに絶縁されている。コネクタ20の接点20A,20Bに、ケーブル4から分岐したケーブル4Bが接続されている。尚、ケーブル4Bは、コネクタ20に対し着脱自在である。
【0024】
図3、図4に示すように、ヒータユニット7は、棒状の本体部21を有し、一端となる先端側に、第1のジョー13に形成された溝15に係合される処置部22が、細長な連結部材24を介して接続されている。尚、本体部21の先端に、ハンドルユニット6の図1中裏面側において、支点10に設けられた係合部(図示せず)と係合する係合穴25が形成されている。
【0025】
処置部22及び連結部材24は、第1のジョー13と同様に、弯曲形状を主軸に有する形状に形成されている。また、処置部22及び連結部材24は、溝15に対し係脱自在である。
【0026】
ヒータユニット7の他端となる基端側に、ケーブル4から分岐したケーブル4Aが接続されるとともに、ヒータユニット受け16に係合される円筒部23が設けられている。尚、円筒部23は、ヒータユニット受け16に対し係脱自在であり、また、ケーブル4Aは、円筒部23に対し着脱自在である。
【0027】
図5に示すように、処置部22は、発熱体である発熱素子26と該発熱素子26を内周面において保持する断面形状が略U字状の断熱枠27とを有している。尚、断熱枠27の先端側は、図6に示すように、断面形状が環状を有している。
【0028】
断熱枠27は、該断熱枠27の基端が、連結部材24の先端側に対し、パイプ37、ピン38で接続されることにより、第1のジョー13に対し固定されている。尚、断熱枠27を構成する材料としては、耐熱性が高いことが要求されるため、耐熱性の高い樹脂やセラミックスが適当である。
【0029】
発熱素子26は、生体組織Mに対し発熱により熱エネルギを与えるものであり、図9に示すように、例えばモリブデンなどの熱伝導性の良い金属により構成された基板46により、第1のジョー13と同様に、弯曲形状を主軸に有する形状であって、断面形状が下向きの略凸状に形成されている。
【0030】
基板46の上面、即ち断熱枠27に対向する面に、図示しない絶縁層が形成されており、該絶縁層上に、薄膜抵抗からなるU字形状の発熱部47、48が、例えば基板46の主軸に沿って形成されている。尚、発熱部47、48を構成する薄膜抵抗は、例えばモリブデンからなる。
【0031】
U字状の発熱部47、48の各端であって、基板46の絶縁層上に、リード線31の後述する金属ワイヤ33の先端が接続される、表面が金等のめっきで構成された電極49が、発熱部47,48毎に、2つずつ形成されている。尚、リード線31の金属ワイヤ33の先端と電極49との接続方法としては、高融点はんだ、溶接、熱圧着、ワイヤボンディング、導電ペースト等が挙げられる。
【0032】
電極49は、ワイヤリングに適した部材、例えば銅から構成されており、電源3からリード線31を介して供給された電力を発熱部47,48に伝達する。尚、リード線31は、銅合金などの金属ワイヤ33と該金属ワイヤ33を被覆する電気絶縁のためのチューブ34とから構成されている。尚、チューブ34を構成する材料としては、耐熱性が高いことが要求されるため、耐熱性の高い樹脂やセラミックスが適当である。
【0033】
発熱素子26の基板46の周面であって、第2のジョー18に対向する位置は、例えば生体組織Mを処置する際の処置面28となっている。即ち、処置面28は、生体組織Mを把持するため第2のジョー18と第1のジョー13とが閉成された際に、生体組織Mに接触する面となる。処置面28は、非鋭利な形状を有しており、例えば自由曲面形状である部分円弧状に構成されている。
【0034】
図5に戻って、発熱素子26の一端、即ち先端に、断熱枠27と係合する係合部29が設けられている。また、発熱素子26の他端、即ち基端に、連結部材24の先端と係合する係合部30が設けられている。また、係合部30は連結部材24の前端39で固定されている。
【0035】
尚、断熱枠27に発熱素子26が保持された状態において、発熱素子26に給電するためのリード線31を挿通する空間32が断熱枠27に形成されている。空間32に挿通されたリード線31の基端は、連結部材24に設けられた図示しない溝に挿通された後、円筒部23においてケーブル4Aに接続されている。
【0036】
また、図7に示すように、空間32に、チューブ34を発熱素子26の発熱から保護する、断面略U字形状のスペーサ部材35が配設されている。尚、スペーサ部材35を構成する材料としては、耐熱性が高いことが要求されるため、耐熱性の高い樹脂やセラミックスが適当である。
【0037】
スペーサ部材35は、発熱素子26の上部と断熱枠27の内周面との間に密に嵌合されており、スペーサ部材35と断熱枠27との間に形成された溝部36に、リード線31の先端側が挿通されている。尚、スペーサ部材35は、発熱素子26が、固定位置から断熱枠27側へずれることを防止する、即ち発熱素子26の固定位置を規定する。
【0038】
さらに、空間32、発熱素子26と連結部材24との間、または溝36の内部に、隙間をなくすための充填剤が充填されている。尚、充填材を構成する材料としては、耐熱性の良い材料が要求されることから、耐熱性の高い樹脂やセラミックス等が適当である。
【0039】
発熱素子26の処置面28、断熱枠27の外表面及び発熱素子と断熱枠27との境界部に、図示しない非粘着性のコーティング材が加工されている。非粘着性のコーティング材の材質としては、耐熱性の良い樹脂、例えばPTFEやPFA等を含むフッ素樹脂に添加剤が添加されたものが挙げられる。
【0040】
第2のジョー18の第1のジョー13に対向する位置に、第2のジョー18と第1のジョー13とが閉成された際、第1のジョー13の発熱素子26の処置面28が接触する発熱素子受け部(以下、単に受け部と称す)40が、第2のジョー18の主軸に沿って、高さ方向に所定の厚さを有して肉厚に設けられている。
【0041】
受け部40は、第2のジョー18と同様に、弯曲形状を主軸に有する形状に形成されている。また、受け部40は、図6、図7に示すように、受け部40A,40B,40Cから構成されている。尚、受け部40A〜40Cの上面は、図5〜図7に示すように、第2のジョー18の第1のジョー13に対向する面と略同一面となっている。
【0042】
即ち、受け部40A〜40Cの上面は、一対のジョー13,18が閉成された際、発熱素子26の処置面28の受け面を構成するとともに、生体組織Mを把持する際、生体組織Mに接触する処置面となる。
【0043】
さらに、受け部40は、一対のジョー13,18が生体組織Mを把持した際、受け部40Aと受け部40Bとの間において微弱な高周波電流K(図7参照)を流すことにより、生体組織Mの後述するインピーダンスを測定する。よって、受け部40は、本実施におけるインピーダンス測定部を構成している。
【0044】
受け部40A,40Bは、電気伝導性を有する柔軟性部材、例えば炭素等が配合された特殊なシリコンゴムから構成されている。また、受け部40Cは、受け部40Aと受け部40Bとを絶縁するとともに、第2のジョー18と受け部40A,40Bとの間も隔絶する、絶縁性を有するシリコンゴム等の柔軟部材から構成されている。
【0045】
受け部40A,40Bは、第2のジョー18の基端側において、各々リード線41A,41Bの先端に接続されている。リード線41A,41Bは、図8に示すように、第2本体9の内部に挿通され、各々の基端が、コネクタ20に設けられた接点20A,20Bにそれぞれ接続されている。尚、リード線41Aと41Bとは互いに絶縁されている。リード線41A,41Bは、電源3から供給された微弱な高周波電流Kを、受け部40A,40Bに通電させる。
【0046】
次に、処置装置1の電気回路の構成を概略的に説明する。図10に示すように、電源3に、制御演算部50と、発熱設定部51と、フットスイッチ入力部52と、抵抗値検出部53と、出力部54と、インピーダンス検出部55と、高周波出力部56と、告知部57と、設定スイッチ100と、表示部101とが配設されている。尚、設定スイッチ100と表示部101とは、図1に示すように、電源3の外表面に一部が露呈している。
【0047】
制御演算部50に、発熱設定部51とフットスイッチ入力部52と抵抗値検出部53と出力部54とインピーダンス検出部55と高周波出力部56と告知部57とが接続されている。
【0048】
また、発熱設定部51に、設定スイッチ100が接続され、フットスイッチ入力部52に、フットスイッチ5が接続されている。よって、フットスイッチ入力部52に、フットスイッチ5による発熱操作信号が入力される。
【0049】
発熱設定部51は、設定スイッチ100から各種操作信号が入力されることにより、発熱素子26に印加される電圧や電流、温度などの設定値を変更する。尚、発熱設定部51が設定変更できる各種操作信号のパラメータは、電源の制御方式により異なる。
【0050】
抵抗値検出部53と出力部54とに、発熱素子26がケーブル4A及びリード線31を介して接続されており、またインピーダンス検出部55と高周波出力部56とに、ケーブル4B及びリード線41を介して、受け部40A,40Bが接続されている。
【0051】
出力部54は、制御演算部50の駆動制御により、発熱素子26に、電圧及び電流を印加する。即ち、発熱素子26を発熱駆動させるための発熱電力を出力する。よって、出力部54は、本発明における電力供給部を構成している。
【0052】
抵抗値検出部53は、出力部54から発熱素子26に印加された電圧と電流とを検出し、発熱素子26の温度を測定する。よって、抵抗値検出部53は、本発明における温度測定部を構成している。
【0053】
制御演算部50は、抵抗値検出部53において検出された電圧と電流とを除算することで、発熱素子26の抵抗値を求める。発熱素子26の抵抗値の増減は、発熱素子26の発熱温度の高低と連動していることから、制御演算部50で演算された抵抗値から発熱素子26の温度を算出することができる。この発熱素子26の温度は、出力部54から発熱素子26に出力する電力量の制御に利用されている。
【0054】
高周波出力部56は、制御演算部50の駆動制御により、微弱な高周波電流Kを、受け部40A,40Bに印加し、受け部40A,40Bに接触している生体組織Mに、微弱な高周波電流Kを通電する。よって、高周波出力部56は、本発明における高周波電流印加部を構成している。尚、高周波出力部56は、微弱な高周波電流Kを受け部40A,40Bに印加するだけの回路であるため、安価な回路により構成されている。
【0055】
インピーダンス検出部55は、生体組織Mに印加された電圧と電流とを検出し、生体組織Mのインピーダンスを検出する。
【0056】
制御演算部50は、インピーダンス検出部55において検出された電圧と電流とを除算することで、生体組織Mのインピーダンスを求める。制御演算部50は、フットスイッチ入力部52からの発熱操作信号と、発熱設定部51からの各種操作信号との入力を基に、出力部54と告知部57とを駆動制御する。さらに、制御演算部50は、出力部54の出力に連動して、インピーダンス検出部55、高周波出力部56を駆動するよう制御する。
【0057】
即ち、制御演算部50は、発熱素子26が発熱している間、受け部40Aと40Bとの間で生体組織に通電を行うよう制御することにより、処置面28と受け部40の間で把持した生体組織Mのインピーダンスを測定し、発熱処置を行っている際の生体組織Mの凝固状態を常に測定することが可能である。
【0058】
また、制御演算部50は、測定したインピーダンスと測定して生体組織Mの温度を基に、出力部54の出力を制御するよう、随時出力部54の駆動制御を行う。よって、制御演算部50は、本発明における制御手段を構成している。
【0059】
尚、制御演算部50は、インピーダンス検出部55が検出したインピーダンスの値が大きいほど、生体組織Mの凝固が進行したと判定し、インピーダンスの値が低いほど、生体組織Mが未凝固状態であると判定する。これは、インピーダンスの値が低いほど、生体組織Mは良く通電する状態であることから、生体組織Mに水分が残留している状態であると判定されるためである。
【0060】
告知部57は、制御演算部50の駆動制御により、表示部101に、発熱素子26が発熱中であることの旨の表示を行う。さらに告知部57には、制御演算部50の発熱素子26の発熱量の制御の変化に応じて、使用者が制御状態を視認できる旨の表示を行ってもよい。尚、表示部101は、使用者が各種情報を認識できる手段であれば、例えばブザー等の音響手段を伴う物により構成されていても構わない。
【0061】
次に、このように構成された本実施の作用について、図1〜図10及び図11を用いて説明する。図11(a)〜(c)は、図10の制御演算部の出力制御図である。
【0062】
第2本体9と第1本体8とが閉成操作され、即ち、第2のジョー18と第1のジョー13とが閉成されることにより、処置部150において、発熱素子26の処置面28と受け部40との間で生体組織Mが把持された後、フットスイッチ5が操作されると、上述したように、制御演算部50の駆動制御の下、出力部54により、ケーブル4A、リード線31、発熱部47,48を介して、発熱素子26に電圧及び電流が印加される。このことにより、発熱素子26が発熱される。その後、発熱素子の発熱は、処置面28により、生体組織Mに伝熱され、該熱により、生体組織Mは、凝固または凝固切開される。
【0063】
この生体組織Mの凝固切開において、発熱素子26に一定電力を印加する場合は、制御演算部50は、図11(a)に示すように、先ず、発熱素子26に一定電力W2を印加するよう制御する(*1)。尚、この電力W2は、生体組織Mの凝固状態が良くなり、凝固処置時間が短縮できる設定値、即ち生体組織Mの凝固に適した電力値である。
【0064】
電力W2の印加と略同時に、制御演算部50は、受け部40A,40B及びインピーダンス検出部55を用いて、組織Mのインピーダンスを求め始める(*2)。検出した組織Mのインピーダンスが、閾値Z1以上に到達すると(*3)、制御演算部50は、切開する前に凝固を充分にするため、一旦、電力をW1に下げるよう制御する(*4)。尚、この際電力をW1に下げるのは、W2の電力を持続すると、生体組織Mの凝固前に、生体組織Mが切開されてしまうためである。
【0065】
次いで、インピーダンスが凝固に充分なZ2に到達後(*5)、制御演算部50は、電力をW3に上げるよう制御し(*6)、生体組織Mを切開する。尚、電力W3は、凝固した生体組織Mを短時間で切開できる電力値である。
【0066】
また、この場合、発熱素子26の温度情報を発熱素子26の温度制御に利用してもよい。図11(b)に示すように、インピーダンスが凝固に充分なZ2に到達後(*5)、発熱素子26の耐久性を確保するために、発熱素子26の上限温度を決めて、発熱素子26の温度を設定温度Tに維持するよう(*7)、制御演算部50は制御してもよい。
【0067】
生体組織Mの凝固切開において、発熱素子26に一定電圧を印加する場合は、制御演算部50は、図11(c)に示すように、先ず、発熱素子26に一定電圧V2を印加するよう制御する(*8)。尚、この電圧V2は、生体組織Mの凝固状態が良くなり、処置時間が短くなる設定値、即ち生体組織Mの凝固に適した電圧値である。
【0068】
電圧V2の印加と略同時に、制御演算部50は、受け部40A,40B及びインピーダンス検出部55を用いて、組織Mのインピーダンスを求め始める(*9)。検出した組織Mのインピーダンスが、閾値Z1以上に到達すると(*10)、制御演算部50は、切開する前に凝固を充分にするため、一旦、電圧をV1に下げるよう制御する(*11)。尚、この際電圧をV1に下げるのは、V2の電力を持続すると、生体組織Mの凝固前に、生体組織Mが切開されてしまうためである。
【0069】
次いで、インピーダンスが凝固に充分なZ2に到達後(*12)、制御演算部50は、電圧をV3に上げるよう制御し(*13)、生体組織Mを切開する。
【0070】
尚、以上の制御演算部50の駆動制御例は、生体組織Mのインピーダンス情報を、発熱素子の発熱量の制御に利用した場合を示すものであり、この制御に限定されないことは云うまでもない。
【0071】
このように、本実施においては、第2のジョー18に、生体組織Mを把持した際、生体組織Mに接触し、電源3から印加された微弱な高周波電流Kを生体組織に印加する受け部40A,40Bを設けた。
【0072】
また、制御演算部50は、受け部40A,40B及びインピーダンス検出部55において測定、検出された生体組織Mのインピーダンスと、抵抗値検出部53を用いた生体組織Mの温度情報とを基に、出力部54を介して、発熱素子26の発熱量を制御する構成とした。
【0073】
このことによれば、発熱素子26の加熱による生体組織Mの凝固または凝固切開中に、生体組織の凝固状態を、生体組織Mのインピーダンスを検出することで、応答性良く正確に検出することができるとともに、各処置に応じた温度に、発熱素子26の発熱量を調整することができることから、処置効率良く凝固または凝固切開ができる鉗子、処置装置を提供することができる。
【0074】
また、高周波出力部56を用いて生体組織Mに通電する高周波電流は、微弱なものでよいため、高周波出力部56を構成する回路を安価にすることができることから、従来の一般的な電気メス、即ち高周波処置具の駆動電源に比べて、製造コストを安くして、電源3を製造することができる。
【0075】
尚、本実施においては、受け部40は、第2のジョー18に設けると示したが、これに限らず、第1のジョー13に設けてもよい。また、発熱素子26も、第1のジョー13に限らず、第2のジョー18に設けても構わないし、第1のジョー13と第2のジョー18との両方に設けても構わない。
【0076】
(第2実施の形態)
図12は、図5の鉗子の処置部の変形例の構成を示す断面図、図13は、図12中のXIII-XIII線に沿う鉗子の処置部の断面図、図14は、図12中のXIV-XIV線に沿う鉗子の処置部の断面図、図15は、図12中のXV-XV線に沿う鉗子の処置部の断面図である。
【0077】
尚、本実施の形態においても、上述した第1実施の形態と同様に、医療用処置具は、開閉する一対のジョーで把持した生体組織を、少なくとも一方のジョーに設けられた発熱素子により加熱して生体組織の凝固または凝固切開を行う発熱処置具である開腹手術用熱凝固切開鉗子を例に挙げて説明する。よって、医療用処置装置は、開腹手術用熱凝固切開鉗子を有する処置装置を例に挙げて説明する。
【0078】
また、本実施の構成は、上述した第1実施と比して、生体組織Mのインピーダンスを、受け部40以外で測定する点のみが異なる。よって、この相違点のみを説明し、第2実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0079】
図12〜図15に示すように、第1のジョー13の発熱素子26の処置面28に対向する第2のジョー28の対向面に、絶縁性を有するシリコンゴム等の柔軟部材から構成された受け部140が形成されている。
【0080】
尚、受け部140は、第2のジョー18と第1のジョー13とが閉成された際、発熱素子26の処置面28の受け部となるとともに、生体組織Mを把持する際、生体組織Mに接触する処置面を構成している。
【0081】
第2のジョー18の対向面であって、受け部140を対向面において挟む領域に、第2のジョー18の主軸に沿って、電気伝導性部材である電極59A,59Bが形成されている。
【0082】
尚、電極59A,59Bは、一対のジョー13,18を閉成した際、発熱素子26の処置面28が接触しない位置に形成されている。また、一対のジョー13,18を閉成した際、電極59A、59Bは、生体組織Mに接触する。
【0083】
電極59A,59Bは、各々凹状の絶縁部材60により保持されており、電極59Aと59Bとは互いに絶縁されている。また、電極59A,59Bは、基端側でリード線41A、41Bに接続されている。
【0084】
電極59A,59Bは、一対のジョー13,18が生体組織Mを把持した際、電極59Aと電極59Bとの間において微弱な高周波電流Kを流すことにより、生体組織Mのインピーダンスを測定する。よって、電極59A,59Bは、本実施におけるインピーダンス測定部を構成している。
【0085】
尚、本実施の作用は、上述した第1実施と同様である。このような構成を有していても上述した第1実施と同様の効果を得ることができる。また、本実施においても、生体組織Mのインピーダンスを測定する電極59A,59Bを、第2のジョー18に限らず、第1のジョー13に設けてもよい。
【0086】
(第3実施の形態)
図16は、本発明の第3実施を示す医療用処置装置の正面図、図17は、図16の医療用処置具の先端側の部分上面図、図18は、図17中のXVIII-XVIII線に沿う医療用処置具の処置部の断面図、図19は、図18中のXVIX-XVIX線に沿う医療用処置具の処置部の断面図、図20は、図18中のIIX-IIX線に沿う医療用処置具の処置部の断面図、図21は、図18中のIIXI-IIXI線に沿う医療用処置具の処置部の断面図、図22は、図18中のIIXII-IIXII線に沿う医療用処置具の処置部の断面図である。
【0087】
尚、本実施においては、医療用処置具は、内視鏡下手術用処置具、具体的には、開閉する一対のジョーで把持した生体組織を、少なくとも一方のジョーに設けられた発熱体により加熱して生体組織の凝固または凝固切開を行う発熱処置具である内視鏡下手術用熱凝固切開鉗子(以下、単に鉗子と称す)を例に挙げて説明する。よって、医療用処置装置は、鉗子を有する発熱処置装置(以下、単に処置装置と称す)を例に挙げて説明する。
【0088】
また、本実施の鉗子及び処置装置の構成は、上述した第1及び第2実施の形態を比して、鉗子が、内視鏡下手術用熱凝固切開鉗子である点と、処置装置が、内視鏡下手術用熱凝固切開鉗子を有する処置装置である点のみが異なる。よって、この相違点のみを説明し、第1及び第2実施と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0089】
図16に示すように、処置装置61は、鉗子62と電源63と、鉗子62と電源63とを接続するケーブルユニット64と、電源63の電力のON/OFFの制御を行う電源63に接続されたフットスイッチ65とにより主要部が構成されている。尚、電源63の内部の電気回路の構成は、上述した第1実施の電源3の構成と同じであるため、その説明は省略する。
【0090】
鉗子62は、電源63からケーブルユニット64を介して供給された電力により発生する熱を利用して体腔内の生体組織に対し凝固または凝固切開等の各種処置を行うものである。
【0091】
また、鉗子62に、細長い挿入部67と、該挿入部67の先端側に配設された処置部66と、挿入部67の基端側に配設されたハンドル部68とが設けられている。
【0092】
図16、図17に示すように、処置部66は、開閉自在な一対の処置部である、例えば自由曲面形状である弯曲形状を主軸に有する形状に形成された固定ジョー69と、弯曲形状を主軸に有する形状に形成された可動ジョー70とによる一対のジョーにより構成されている。
【0093】
尚、固定ジョー69、可動ジョー70は、ステンレス、チタン等から構成されている。また、ジョー69,70が弯曲形状に形成されているのは、鉗子62を用いた処置部66における生体組織Mの剥離操作を行いやすくするためである。
【0094】
挿入部67は、細長いパイプ71により形成されており、パイプ71の基端側に、処置部66と挿入部67との軸心を回転中心として処置部66と挿入部67とを軸回りに方向に回転操作する回転操作部72が設けられている。
【0095】
ハンドル部68は、ハンドル本体73と、該ハンドル本体73と一体に設けられた固定ハンドル74と、該固定ハンドル74に枢支軸212を介して回動自在に取り付けられた可動ハンドル75とにより主要部が構成されている。尚、可動ハンドル75は、後述する操作軸87を介して、可動ジョー70を固定ジョー69に対して開閉操作する。また、ハンドル本体73の基端側に、ケーブルユニット64が着脱自在となっている。
【0096】
図18〜図22に示すように、パイプ71の先端に、固定ジョー69が設けられており、可動ジョー70は、枢支部である支点76において固定ジョー69に対して開閉自在となるようパイプ71の先端に軸支されている。
【0097】
固定ジョー69の可動ジョー70に対向する側に、凹状の断熱枠78が固定されており、該断熱枠78の内周に、発熱体である発熱素子77が嵌入されている。発熱素子77は、図18〜図20に示すように、ピン79により、固定ジョー69に固定されており、発熱素子77と固定ジョー69との間の隙間に、図示しない充填剤が充填されている。
【0098】
発熱素子77は、生体組織Mに対し発熱により熱エネルギを与えるものであり、処置部66と同様に、弯曲形状を主軸に有する形状であって、断面形状が略凸状に形成されている。
【0099】
発熱素子77の周面であって、可動ジョー70に対向する位置は、例えば生体組織Mを処置する際の処置面85となっている。即ち、処置面85は、生体組織Mを把持するため、固定ジョー69に対して可動ジョー70が閉成された際の生体組織Mに接触する面となる。処置面85は、非鋭利な形状を有しており、例えば自由曲面形状である部分円弧状に構成されている。
【0100】
発熱素子77の基端側に、リード線80が接続されている。尚、リード線80は、図21に示すように、銅合金などからなる金属ワイヤ81に、電気絶縁のためのチューブ82が被覆されることにより形成されている。
【0101】
発熱素子77、断熱枠78、固定ジョー69の外周面及びそれらの境界部に、図示しない非粘着性のコーティング材が形成されている。尚、非粘着性のコーティング材としては、耐熱性の良い、PTFEやPFA等を含むフッ素樹脂に添加剤が添加されたもの等が挙げられる。
【0102】
尚、断熱枠78、チューブ82、充填剤は、耐熱性が要求されるため、耐熱性の高い樹脂やセラミックス等から構成されていることが好ましい。
【0103】
可動ジョー70の基端に、図18、図21に示すように、可動ハンドル75から延出した操作軸87の一端が、支点ピン88により接続されている。固定ジョー69、可動ジョー70の先端に、滑り止め用の歯89が設けられている。
【0104】
可動ジョー70に、所定の厚さを有する発熱素子受け部である受け部90が形成されている。受け部90は、可動ジョー70と同様に、弯曲形状を主軸に有する形状に形成されている。
【0105】
受け部90は、図22に示すように、受け部90A,90B,90Cから構成されている。尚、受け部90A〜90Cの下面となる固定ジョー69への対向面は、可動ジョー70の固定ジョー69への対向面と略同一面となっている。
【0106】
即ち、受け部90A〜90Cの対向面は、一対のジョー69,70が閉成された際、発熱素子77の処置面85の受け面を構成するとともに、生体組織Mを把持する際、生体組織Mに接触する処置面となる。
【0107】
さらに、受け部90は、一対のジョー69,70が生体組織Mを把持した際、受け部90Aと受け部90Bとの間において微弱な高周波電流を流すことにより、生体組織Mのインピーダンスを測定する。よって、受け部90は、本実施におけるインピーダンス測定部を構成している。
【0108】
受け部90A,90Bは、電気伝導性を有する柔軟性部材、例えば炭素等が配合された特殊なシリコンゴムから構成されている。また、受け部90Cは、受け部90Aと受け部90Bとを絶縁するとともに、可動ジョー70と受け部90A,90Bとの間も隔絶する、絶縁性を有するシリコンゴム等の柔軟部材から構成されている。
【0109】
受け部90A,90Bは、可動ジョー70の基端側にて、各々リード線91の先端に接続されている。リード線91は、図18に示すように、パイプ71の内部に挿通され、基端が、ケーブルユニット64に接続されている。リード線91は、電源3から供給された微弱な高周波電流を受け部90A,90Bに通電させる。
【0110】
次に、このように構成された本実施の作用について説明する。
可動ハンドル75が固定ハンドル74に対して閉成操作され、即ち、固定ジョー69に対して可動ジョー70が閉成されることにより、処置部66において、発熱素子77の処置面85と受け部90との間で組織が把持され、さらに、フットスイッチ65が操作されると、電源63から発熱素子77に電圧及び電流が印加される。このことにより、発熱素子77が発熱される。その後、発熱素子の発熱は、処置面28により、生体組織Mに伝熱され、該熱により、生体組織Mは、凝固または凝固切開される。
【0111】
このことと略同時に、受け部90A,90Bに、電源63から微弱な高周波電流が供給され、該高周波電流が生体組織Mに通電された後、受け部90において、生体組織のインピーダンスが測定される。
【0112】
その結果、電源63内に配設された図示しない制御演算部は、各処置に応じた温度に、発熱素子77の発熱量を調整する。尚、その他の作用は、上述した第1実施と同一であるため、その説明を省略する。
【0113】
よって、このように、内視鏡下手術用熱凝固切開鉗子及び該鉗子を有する処置装置に、上述した第1実施を適用しても、第1実施と同様の効果を得ることができる。
【0114】
尚、本実施においても、上述した第2実施同様、固定ジョー69の受け部90以外に、生体組織Mのインピーダンスを測定する電極を設け、該電極により、生体組織Mのインピーダンスを測定してもよい。
【0115】
また、受け部90は、可動ジョー70に限らず、固定ジョー69に固定されていても構わない。
【0116】
ところで、上述した第1実施では、発熱素子26の処置面28、断熱枠27の外表面及び発熱素子26と断熱枠27との境界部に、耐熱性の良い樹脂、例えばPTFEやPFA等を含むフッ素樹脂に添加剤が添加されたものから構成された非粘着性のコーティング材が加工されていると示した。
【0117】
このコーティング材の劣化状態を、コーティング材に微弱な高周波電流を通電させることで判定してもよい。以下、コーティング材の劣化判定のための構成を図23〜図30を用いて説明する、尚、上述した第1実施と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0118】
また、以下、上述した第1実施同様、医療用処置具は、開閉する一対のジョーで把持した生体組織を、少なくとも一方のジョーに設けられた発熱体により加熱して生体組織の凝固または凝固切開を行う発熱処置具である開腹手術用熱凝固切開鉗子を例に挙げて説明する。よって、医療用処置装置は、鉗子を有する処置装置を例に挙げて説明する。
【0119】
図23は、図1の処置装置の変形例を示す正面図、図24は、図23の鉗子の上面図、図25は、図24中のIIXV-IIXV線に沿う鉗子の処置部の断面図、図26は、図25中のIIXVI-IIXVI線に沿う鉗子の処置部の断面図、図27は、図25中のIIXVII-IIXVII線に沿う鉗子の処置部の断面図である。
【0120】
また、図28は、図25中のIIXVIII-IIXVIII線に沿う鉗子の処置部の断面図、図29は、図23の処置装置の電気回路の構成の概略を示す図、図30は、図25の発熱素子の拡大斜視図である。
【0121】
図23、図24に示すように、処置装置1の構成は、上述した第1実施と略同一であり、図23に示すように、電源3に、上述した第1実施の電源3の構成要素に加え、非粘着性コーティング材202の劣化状態を測定するための信号を電源3に入力するチェックスイッチ200が設けられている。
【0122】
また、図25〜図28に示すように、鉗子2の処置部150の先端側の内部の構成も上述した第1実施と略同一であるが、図25〜図27に示すように、第1実施の受け部40に相当する発熱素子26の受け部240が、電気伝導性を有する柔軟性部材、例えば炭素等が配合された特殊なシリコンゴム等のみから構成されている点が第1実施と異なる。
【0123】
受け部240の基端側に、図25、図28に示すように、リード線201の先端が接続されている。リード線201は、図28に示すように、第2本体9の内部に挿通され、基端が、コネクタ20に接続されている。リード線201は、電源3から供給された微弱な高周波電流を、受け部240に通電させる。
【0124】
受け部240は、一対のジョー13,18が生体組織Mを把持した際、コーティング材202に微弱な高周波電流を流すことにより、コーティング材202のインピーダンスを測定する。
【0125】
発熱素子26の処置面28に、非粘着性コーティング材(以下、単にコーティング材と称す)202が加工されている。コーティング材202は、耐熱性の良い樹脂、例えばPTFEやPFA等を含むフッ素樹脂に添加剤が添加されたものから構成されている。また、コーティング材202は、絶縁性を有している。
【0126】
図29に示すように、電源3の内部の構成も上述した第1実施と略同一であるが、インピーダンス検出部55は、ケーブル4Aを介して、発熱素子26につながるリード線31の内、リード線31Aに接続され、高周波出力部56は、ケーブル4B、リード線201を介して、受け部240に接続されている。さらに、制御演算部50に、チェックスイッチ200が接続されている。
【0127】
また、図30に示すように、発熱素子26の構成も上述した第1実施と略同一であるが、4つの電極49の内、発熱部48の電極49Aの直下部分のみ絶縁層が削除されており、4本のリード線31の内、リード線31Aのみは、基板46と電気的に接続されている。このことにより、発熱素子26の基板46に、リード線31Aを介して通電することができるようになっている。
【0128】
次に、このような構成を有する処置装置の作用を説明する。尚、上述した第1実施と同じ作用の説明は省略する。
【0129】
第2本体9と第1本体8とが閉成操作され、即ち、第2のジョー18と第1のジョー13とが閉成されることにより、処置部150において、発熱素子26の処置面28と受け部240との間で組織が把持され、さらに、フットスイッチ5が操作されると、制御演算部50の駆動制御の下、出力部54により、ケーブル4A、リード線31、発熱部47,48を介して、発熱素子26に電圧及び電流が印加される。このことにより、発熱素子26が発熱される。その後、発熱素子の発熱は、処置面28により、コーティング材202を介して生体組織Mに伝熱され、該熱により、生体組織Mは、凝固または凝固切開される。
【0130】
また、この凝固または凝固切開を行う前に、以下の方法でコーティング材202の劣化状態を事前に判定できる。
先ず、第2本体9と第1本体8とが閉成操作され、即ち、第2のジョー18と第1のジョー13とが閉成されることにより、処置部150において、発熱素子26の処置面28と受け部240との間で組織が把持される。
【0131】
次いで、チェックスイッチ200から操作信号が入力されると、制御演算部50は、高周波出力部56に、微弱な高周波電流を出力するよう指示する。高周波出力部56により出力された高周波電流は、受け部240から、コーティング材202、発熱素子26、リード線31、インピーダンス検出部55へ流れ、インピーダンス検出部55で電圧と電流とが検出される。その後、制御演算部50において、インピーダンス検出部55で検出された電圧と電流が除算することで、電流経路のインビーダンスが求められる。
【0132】
発熱素子26の処置面28に、絶縁性のコーティング材202が加工されているため、コーティング材202が正常な状態であれば、インピーダンスは所定以上の値を示す。しかしながら、非粘着性コーティング材202が劣化していると、厚みが薄くなるなどして絶縁性が低下し、求められるインピーダンスが低下する。
【0133】
このことにより、制御演算部50は、コーティング材202の劣化状態を判別することができる。尚、コーティング材202の劣化状態は、制御演算部50の告知部57に対する駆動制御により、インピーダンスの値が、表示部101に表示される、またはインピーダンスの値が、所定値を超えているか否かが表示部101に表示されることにより、使用者は、コーティング材202の劣化状態を容易に認識することができる。
【0134】
尚、これらの構成は、開腹手術用熱凝固切開鉗子に限定されず、内視鏡下手術用熱凝固切開鉗子に適用してもよい。また、受け部240は、コーティング材202が形成された発熱素子26が、第2のジョー18に固定されている場合は、第1のジョー13に固定されていても構わない。
【0135】
尚、以下、コーティング材の劣化状態を検知する処置装置の構成の変形例を、図31、図32を用いて説明する。図31は、図23の装置本体の変形例を示す正面図、図32は、図31の電源に接続されたチェック部材の拡大斜視図である。
【0136】
図23〜図30に示した処置装置では、コーティング材202の劣化状態を、受け部240で測定すると示した。これに限らず、鉗子2以外に配設された部材で測定してもよい。
【0137】
図31に示すように、電源3に、ケーブル340を介して、チェック部材204が接続されている。チェック部材204は、コーティング材202を損傷しないよう、耐熱性の良い樹脂、例えばPTFEやPFA等を含むフッ素樹脂に添加剤が添加されたものから構成されている。
【0138】
また、図32に示すように、チェック部材204の長手方向の形状は湾曲している。さらに、チェック部材204には、断面がU字状の溝204mがあり、この溝204mにより発熱素子26のコーティング材202の全体を、チェック部材204の溝204mに接触させることができる。
【0139】
このように構成された処置装置では、チェックスイッチ200が操作され、チェック部材204が発熱素子26の処置面28と受け部240とで把持された状態で、コーティング材202の劣化状態を判別する。尚、この際の制御演算部50のチェック部材204の駆動制御は、受け部240の駆動制御と同一であるため、説明を省略する。
【0140】
このような構成を有すれば、コーティング材202の劣化をチェックする部材を、鉗子2と別途に設けることが可能となるため、鉗子2の構成を簡略にすることができるとともに、コーティング材202の全体の劣化状態を確認することができる。
【0141】
尚、上述した第1〜第3実施においては、医療用処置具には、開腹手術用熱凝固切開鉗子、内視鏡下手術用熱凝固切開鉗を例に挙げて説明したが、これに限定されず、一対のジョーにより把持した生体組織を、発熱を用いて凝固または凝固切開を行う発熱処置具であれば、どのようなものであっても構わない。
【0142】
[付記]
以上詳述した如く、本発明の実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、
(1)開閉自在な一対のジョーで把持した処置対象組織を加熱し、該処置対象組織の凝固または凝固切開を行う医療用処置具において、
少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織に対し発熱により熱を付与する発熱素子と、
少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織のインピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
を具備していることを特徴とする医療用処置具。
【0143】
(2)前記インピーダンス測定部は、前記一対のジョーを閉成した際、前記発熱素子の受け部となる、柔軟性を有する2つの電気伝導性部材と、該各電気伝導性部材を絶縁する柔軟性を有する絶縁部材とを具備していることを特徴とする付記1に記載の医療用処置具。
【0144】
(3)前記インピーダンス測定部は、前記一対のジョーを閉成した際、前記発熱素子が接触しない位置に形成されていることを特徴とする付記1に記載の医療用処置具。
【0145】
(4)前記発熱素子の外表面に、非粘着性コーティング材が加工されていることを特徴とする付記1〜3のいずれか1つの記載の医療用処置具。
【0146】
(5)前記一対のジョーに把持された前記非粘着性コーティング材のインピーダンスを測定する、少なくとも一方の前記ジョーに設けられた第2のインピーダンス測定部を具備していることを特徴とする付記4に記載の医療用処置具。
【0147】
(6)開閉自在な一対のジョーで把持した処置対象組織を加熱し、該処置対象組織の凝固または凝固切開を行う医療用処置具を有する医療用処置装置において、
少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織に対し発熱により熱を付与する発熱素子と、
少なくとも一方の前記ジョーに設けられて、前記一対のジョーに把持された前記処置対象組織のインピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
前記インピーダンス測定部により測定された前記インピーダンスに応じて、前記発熱素子の発熱量を制御する制御手段と、
を具備していることを特徴とする医療用処置装置。
【0148】
(7)前記インピーダンス測定部は、前記一対のジョーを閉成した際、前記発熱素子の受け部となる、柔軟性を有する2つの電気伝導性部材と、該各電気伝導性部材を絶縁する柔軟性を有する絶縁部材とを具備していることを特徴とする付記6に記載の医療用処置装置。
【0149】
(8)前記インピーダンス測定部は、前記一対のジョーを閉成した際、前記発熱素子が接触しない位置に形成されていることを特徴とする付記6に記載の医療用処置具。
【0150】
(9)前記発熱素子に電力を供給して前記発熱素子を発熱させる電力供給部と、前記発熱素子の温度を測定する温度測定部とをさらに具備していることを特徴とする付記6〜8のいずれか1つに記載の医療用処置装置。
【0151】
(10)前記インピーダンス測定部を介して前記処置対象組織に高周波電流を印加する高周波電流印加部と、前記インピーダンス測定部により測定された前記インピーダンスを検出するインピーダンス検出部とをさらに具備していることを特徴とする付記6〜9のいずれかに記載の医療用処置装置。
【0152】
(11)前記制御手段は、前記高周波電流印加部に、前記処置対象組織に高周波電流を印加する制御を行うとともに、前記インピーダンス検出部により検出された前記インピーダンスと、前記温度測定部により測定された前記発熱素子の温度とに応じて、前記発熱素子の発熱量を前記電力供給部の電力供給量を調整する制御を行うことを特徴とする付記10に記載の医療用処置装置。
【0153】
(12)前記制御手段は、前記発熱素子に第1の電力を印加して発熱素子を発熱させる制御を行った後、前記インピーダンス検出部より検出された前記インピーダンスが、前記処置対象組織が凝固をはじめる第1の閾値に達すると、前記発熱素子に第1の電力よりも低い第2の電力を印加することを特徴とする付記11に記載の医療用処置装置。
【0154】
(13)前記制御手段は、さらに、前記インピーダンス検出部より検出された前記インピーダンスが、前記処置対象組織が凝固する第2の閾値に達すると、前記発熱素子に第2の電力よりも高い第3の電力を印加することを特徴とする付記12に記載の医療用処置装置。
【0155】
(14)前記制御手段は、前記インピーダンス検出部より検出された前記インピーダンスが、前記処置対象組織が凝固する第2の閾値に達すると、発熱素子26の温度を特定温度Tに維持することを特徴とする付記13に記載の医療用処置装置。
【0156】
(15)前記制御手段は、前記発熱素子に第1の電圧を印加して発熱素子を発熱させる制御を行った後、前記インピーダンス検出部より検出された前記インピーダンスが、前記処置対象組織が凝固をはじめる第1の閾値に達すると、前記発熱素子に第1の電圧よりも低い第2の電圧を印加することを特徴とする付記11に記載の医療用処置装置。
【0157】
(16)前記制御手段は、さらに、前記インピーダンス検出部より検出された前記インピーダンスが、前記処置対象組織が凝固する第2の閾値に達すると、前記発熱素子に第2の電圧よりも高い第3の電圧を印加することを特徴とする付記15に記載の医療用処置装置。
【0158】
(17)前記発熱素子の外表面に、非粘着性コーティング材が加工されていることを特徴とする付記6〜16のいずれか1つの記載の医療用処置装置。
【0159】
(18)前記一対のジョーに把持された前記非粘着性コーティング材のインピーダンスを測定する、少なくとも一方の前記ジョーに設けられた第2のインピーダンス測定部を具備していることを特徴とする付記17に記載の医療用処置装置。
【0160】
(19)前記第2のインピーダンス測定部を介して前記非粘着性コーティング材に高周波電流を印加する高周波電流印加部と、前記第2のインピーダンス測定部により測定された前記インピーダンスを検出するインピーダンス検出部とをさらに具備していることを特徴とする付記18に記載の医療用処置装置。
【0161】
(20)前記制御手段は、前記高周波電流印加部に、前記非粘着性コーティング材に高周波電流を印加する制御を行うとともに、前記第2のインピーダンス測定部を介して前記インピーダンス検出部により検出された前記インピーダンスから、前記非粘着性コーティング材の劣化状態を判定することを特徴とする付記19に記載の医療用処置装置。
【0162】
(21)前記一対のジョーに把持された前記非粘着性コーティング材のインピーダンスを測定する第3のインピーダンス測定部が、前記制御手段に接続されていることを特徴とする付記17に記載の医療用処置装置。
【0163】
(22)前記第3のインピーダンス測定部は、前記一対のジョーに把持されることを特徴とする付記21に記載の医療用処置装置。
【0164】
(23)前記制御手段は、前記高周波電流印加部に、前記非粘着性コーティング材に高周波電流を印加する制御を行うとともに、前記第3のインピーダンス測定部を介して前記インピーダンス検出部により検出された前記インピーダンスから、前記非粘着性コーティング材の劣化状態を判定することを特徴とする付記22に記載の医療用処置装置。
【図面の簡単な説明】
【0165】
【図1】本発明の第1実施を示す医療用処置装置の正面図。
【図2】図1の医療用処置具の上面図。
【図3】図1のヒータユニットの正面図。
【図4】図3のヒータユニットの先端側の部分上面図。
【図5】図2中のV-V線に沿う医療用処置具の処置部の断面図。
【図6】5中のVI-VI線に沿う医療用処置具の処置部の断面図。
【図7】図5中のVII-VII線に沿う医療用処置具の処置部の断面図。
【図8】図5中のVIII-VIII線に沿う医療用処置具の処置部の断面図。
【図9】図5の発熱素子の拡大斜視図。
【図10】図1の医療用処置装置の電気回路の構成の概略を示す図。
【図11】図10の制御演算部の出力制御図。
【図12】図5の鉗子の処置部の変形例の構成を示す断面図。
【図13】図12中のXIII-XIII線に沿う鉗子の処置部の断面図。
【図14】図12中のXIV-XIV線に沿う鉗子の処置部の断面図。
【図15】図12中のXV-XV線に沿う鉗子の処置部の断面図。
【図16】本発明の第3実施を示す医療用処置装置の正面図。
【図17】図16の医療用処置具の先端側の部分上面図。
【図18】図17中のXVIII-XVIII線に沿う医療用処置具の処置部の断面図。
【図19】図18中のXVIX-XVIX線に沿う医療用処置具の処置部の断面図。
【図20】図18中のIIX-IIX線に沿う医療用処置具の処置部の断面図。
【図21】図18中のIIXI-IIXI線に沿う医療用処置具の処置部の断面図。
【図22】図18中のIIXII-IIXII線に沿う医療用処置具の処置部の断面図。
【図23】図1の処置装置の変形例を示す正面図。
【図24】図23の鉗子の上面図。
【図25】図24中のIIXV-IIXV線に沿う鉗子の処置部の断面図。
【図26】図25中のIIXVI-IIXVI線に沿う鉗子の処置部の断面図。
【図27】図25中のIIXVII-IIXVII線に沿う鉗子の処置部の断面図。
【図28】図25中のIIXVIII-IIXVIII線に沿う鉗子の処置部の断面図。
【図29】図23の処置装置の電気回路の構成の概略を示す図。
【図30】図25の発熱素子の拡大斜視図。
【図31】図23の装置本体の変形例を示す正面図。
【図32】図31の電源に接続されたチェック部材の拡大斜視図。
【符号の説明】
【0166】
1…医療用処置装置
2…開腹手術用熱凝固切開鉗子
13…第1のジョー
18…第2のジョー
26…発熱素子
40…受け部
40A…受け部
40B…受け部
40C…受け部
50…制御演算部
53…抵抗値検出部
54…出力部
55…インピーダンス検出部
56…高周波出力部
59A…電極
59B…電極
60…絶縁部材
61…医療用処置装置
62…内視鏡下手術用熱凝固切開鉗子
69…固定ジョー
70…可動ジョー
77…発熱素子
90…受け部
90A…受け部
90B…受け部
90C…受け部
K…高周波電流
M…生体組織




 

 


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