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発明の名称 水性毛髪洗浄剤
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−77029(P2007−77029A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−263141(P2005−263141)
出願日 平成17年9月12日(2005.9.12)
代理人 【識別番号】110000084
【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所
発明者 酒井 宏和 / 小池 謙造
要約 課題
洗髪時には泡立ちとすべり感の良好な泡質を有し、仕上がりの髪にツヤ、弾力性、ハリ、コシ等を付与し、髪のまとまり性にも優れる毛髪洗浄剤の提供。

解決手段
成分(A)〜(C)を含有する水性毛髪洗浄剤。
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)及び(B)を含有する水性毛髪洗浄剤。
(A) ユーカリ又はその抽出物
(B) 次の一般式(1)
R-O-(C24O)n-SO3M (1)
〔式中、Rは直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは0又は正の整数を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムを示す。〕
で表される硫酸塩型界面活性剤であって、全硫酸塩中n=0の硫酸塩30〜45重量%、n=1の硫酸塩18〜27重量%、n=2の硫酸塩10〜20重量%、及び残余はn=3以上の硫酸塩から構成され、かつn=0〜2である硫酸塩の合計が全硫酸塩の70重量%以上である硫酸塩型界面活性剤
【請求項2】
ユーカリ抽出物が、フトモモ科ユーカリ属植物であるユーカリノキ(Eucalyptus globulus)を、水と炭素数1〜5の低級アルコールとの混合溶媒で抽出したものである請求項1に記載の水性毛髪洗浄剤。
【請求項3】
ユーカリ抽出物中における1,8-シネオールのマクロカルパールAに対する重量比(1,8-シネオール/マクロカルパールA)が1以下である請求項1又は2に記載の水性毛髪洗浄剤。
【請求項4】
更に、炭素数6〜18の芳香族スルホン酸を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の水性毛髪洗浄剤。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーカリ抽出物を含有し、泡立ち及び泡のすべり感が良好であり、仕上がり(洗髪後)の髪にツヤ、弾力性、ハリ、コシ等を付与し、髪のまとまり性にも優れる水性毛髪洗浄剤に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーカリ抽出物は、抗菌効果や抗炎症効果のほかに、セラミド産生促進効果(例えば、特許文献1)を有することが知られている。また、ユーカリ抽出物を頭皮に適用することによって毛母細胞に作用し、毛髪の水分保持性が上昇し、毛髪の柔軟性やハリ、コシ等が向上、髪質が改善されることも知られている(例えば、特許文献2参照)。更に、有機カルボン酸や有機溶剤と併用することで、ツヤ、まとまり等を付与する毛髪化粧料が提案されている(例えば、特許文献3)。
【0003】
しかしながら、頭皮は皮脂分泌が活発であり、毛母細胞や毛包は皮脂と角質の複合体である角栓に覆われた状態にあることが多い。更に、ユーカリ抽出物は親水性であるため、シャンプーなどの洗い流すタイプの組成物によって適用する場合には、容易にすすぎ流されてしまう。そのため、ユーカリ抽出物を毛包に十分行き渡らせ、十分な効果を発揮させることができなかった。
【0004】
【特許文献1】特開2000-169359号公報
【特許文献2】特開2001-270811号公報
【特許文献3】特開2005-60268号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、配合されたユーカリ抽出物の効果を十分に発揮し、洗髪時には泡立ち及び泡のすべり感が良好で、仕上がり(洗髪後)の髪にツヤ、弾力性、ハリ、コシ等を付与し、髪のまとまり性にも優れる水性毛髪洗浄剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、ユーカリ抽出物と、特定の硫酸塩型界面活性剤、すなわちエチレンオキシドの付加モル数が少ない側(特に0〜2)に分布している硫酸塩とを併用した場合に、上記要求を満たす水性毛髪洗浄剤が得られることを見出した。
【0007】
すなわち本発明は、次の成分(A)及び(B)を含有する水性毛髪洗浄剤を提供するものである。
(A) ユーカリ又はその抽出物
(B) 次の一般式(1)
R-O-(C24O)n-SO3M (1)
〔式中、Rは直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは0又は正の整数を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムを示す。〕
で表される硫酸塩型界面活性剤であって、全硫酸塩中n=0の硫酸塩30〜45重量%、n=1の硫酸塩18〜27重量%、n=2の硫酸塩10〜20重量%、及び残余はn=3以上の硫酸塩から構成され、かつn=0〜2である硫酸塩の合計が全硫酸塩の70重量%以上である硫酸塩型界面活性剤
【発明の効果】
【0008】
本発明の毛髪洗浄剤は、洗髪時には泡立ち及び泡のすべり感が良好であり、仕上がり(洗髪後)の髪にツヤ、弾力性、ハリ、コシ等を付与し、髪のまとまり性にも優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
成分(A)は、ユーカリをそのまま若しくは乾燥粉砕したものを使用することができ、又はこれらの抽出物を使用することができる。ユーカリとしては、特にユーカリノキEucalyptus globulus又はその他近縁のフトモモ科(Myrtaceae)の植物を用いることが好ましく、主としてその葉、小枝、花又は果実が用いられる。
【0010】
ユーカリ抽出物は、ユーカリの葉や枝などから極性溶媒で抽出して得られる抽出物(エキス)であり、抽出に用いる溶媒としては、水、炭素数1〜5の低級アルコール類、グリコール類、ケトン類、エステル類、エーテル類、ハロゲン化炭素類等が挙げられ、単独で用いても、2種以上の混液として用いてもよい。具体的には、低級アルコールとしてはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等;グリコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等;ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトン等;エステル類としては、酢酸エチル、酢酸プロピル、ギ酸エチル等が挙げられ、水は冷水、熱水のいずれでもよい。このうち、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等が好ましく、水と炭素数1〜5の低級アルコール、特にエタノール又はプロパノールとの混合溶媒が特に好ましい。混合溶媒中の低級アルコールの濃度は、マクロカルパールAを効率的に抽出する点から、30容量%以上、95容量%以下とすることが好ましく、40容量%以上、85容量%以下とすることが特に好ましい。抽出条件は通常の条件を適用でき、例えば上記植物を3〜100℃で数時間〜数週間浸漬又は加熱還流すればよい。
【0011】
成分(A)のユーカリ又はその抽出物は、次式で示されるマクロカルパールAを有効成分として含むことが好ましい。
【0012】
【化1】


【0013】
成分(A)のユーカリ又はその抽出物におけるマクロカルパールAの含有量は、全固形分の0.1〜5重量%程度が好ましい。また、ユーカリ抽出物は、濃縮して抽出物中のマクロカルパールAの濃度を高めたものが好ましい。ユーカリ抽出物としての使用性、配合性を考えるとマクロカルパールAが2〜5重量%であることが好ましい。マクロカルパールAを濃縮する手段としては、溶媒分画やクロマトグラフィー等が挙げられる。また、マクロカルパールAは、高速液体クロマトグラフィーにより、メタノール/水/酢酸=70/30/5、又はメタノール/酢酸=100/5で定量することができる。
【0014】
ユーカリ抽出物には、ユーカリ抽出物特有の臭いの成分である1,8-シネオール、又はユーカリプトールとも呼ばれる次式で示される成分が含まれる。
【0015】
【化2】


【0016】
ユーカリ抽出物は、有効成分であるマクロカルパールAに対する、臭い成分1,8-シネオールの重量比(1,8-シネオール/マクロカルパールA)が、1以下であることが好ましい。更には、製品として好ましい印象の観点より、上記重量比は1/1.8以下、特に1,8-シネオールの含有量が検出限界(ガスクロマトグラフィーによる定量で10ppm)以下、すなわち1,8-シネオール/マクロカルパールAが実質的に0であることが好ましい。上記重量比は、抽出した抽出物の溶媒を減圧留去し、減圧乾燥し、更に凍結乾燥する等の操作により調整することができる。
【0017】
ユーカリ抽出物は、市販品をそのまま用いることもできる。市販品としては、ファルコレックス ユーカリB〔一丸ファルコス(株)〕、ユーカリエキスTH〔長谷川香料(株)〕、ユーカリ抽出液BGF〔丸善製薬(株)〕等がある。
【0018】
ユーカリ又はその抽出物は、本発明の水性毛髪洗浄剤が泡立ちと指通りの良さを有し、毛髪に柔軟性やハリ、コシを付与する点から、その含有量は乾燥重量として、本発明の毛髪洗浄剤中の0.0001〜5重量%、更には0.0005〜3重量%、特に0.001〜1重量%が好ましい。
【0019】
成分(B)の硫酸塩型界面活性剤は、本発明の水性毛髪洗浄剤がすばやい泡立ちを示す観点から、一般式(1)におけるエチレンオキシド付加モル数nの分布が、n=0が30〜45重量%、n=1が18〜27重量%、n=2が10〜20重量%、及びn=3以上が残余であることが好ましい。更にすばやい泡立ちと良好な泡の感触を両立する観点から、n=0が33〜43重量%、n=1が20〜25重量%、n=2が13〜18重量%、n=3以上が残余であるのが好ましく、特にn=0が35〜41重量%、n=1が21〜23重量%、n=2が14〜17重量%、及びn=3以上が残余であるのがより好ましい。更に、この硫酸塩型界面活性剤成分中のn=0〜2である硫酸塩の比率は、同様の観点から、70重量%以上とされるが、全硫酸塩の70〜85重量%であることが好ましい。
【0020】
一般式(1)中のMは、すばやい泡立ちの観点から、ナトリウム又はアンモニウムであることが好ましく、泡感触の観点から、アンモニウムがより好ましい。
【0021】
成分(B)の硫酸塩型界面活性剤としては、具体的には、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム塩が含まれる。
【0022】
このような硫酸塩型界面活性剤は、例えば、高級アルコールROHに対して、0.85〜1.35倍モルの酸化エチレンを付加させて得られたアルコールエトキシレートを、0.95〜1.0当量のSO3を用いて硫酸化した後、水酸化ナトリウム又はアンモニアで中和することで製造することができる。
【0023】
成分(B)の硫酸塩型界面活性剤の含有量は、洗髪時の良好な泡立ちの点から、本発明の水性毛髪洗浄剤中、純分として5〜30重量%、更には7〜23重量%、特に10〜20重量%が好ましい。
【0024】
本発明の水性毛髪洗浄剤には、更に炭素数6〜18の芳香族スルホン酸を含むことができる。芳香族スルホン酸としては、芳香環を一つ含む芳香族スルホン酸、芳香環を2つ以上含む等が含まれる。
【0025】
芳香環を一つ含む芳香族スルホン酸としては、特に炭素数6〜12のものが好ましく、具体的には、ベンゼンスルホン酸、o-トルエンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、エチルベンゼンスルホン酸、2,4,6-トリメチルベンゼンスルホン酸、テトラリンスルホン酸、インダンスルホン酸、フェノールスルホン酸等を挙げることができる。また、芳香環を2つ以上含む芳香族スルホン酸としては、炭素数10〜12のものがより好ましく、具体的には、アズレンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸を挙げることができる。これらのうち、p-トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸が特に好ましい。
【0026】
本発明の水性毛髪洗浄剤には、更に洗浄性能を向上させるため、非イオン界面活性剤又は両性界面活性剤を含有させてもよい。
【0027】
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキルエーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド類、モノアルキルグリセリルエーテル類、モノアルケニルグリセリルエーテル類等が挙げられる。このうち、アルキルグリコシド類、ポリオキシアルキレン(C8〜C20)脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、モノアルキルグリセリルエーテル、モノアルケニルグリセリルエーテルが好ましい。
【0028】
脂肪酸アルカノールアミドとしては、モノアルカノールアミド、ジアルカノールアミドのいずれでもよく、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましい。特に、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するものが好ましく、例えばオレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド等が挙げられる。
【0029】
モノアルキルグリセリルエーテル及びモノアルケニルグリセリルエーテルのうち、モノアルキルグリセリルエーテルが好ましく、当該アルキル基としては、炭素数4〜10、特に炭素数8〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましい。具体的には、n-ブチル基、イソブチル基、n-ペンチル基、2-メチルブチル基、イソペンチル基、n-ヘキシル基、イソヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチル基、2-エチルヘキシル基、n-デシル基、イソデシル基等が挙げられ、特に2-エチルヘキシル基、イソデシル基が好ましい。
【0030】
両性界面活性剤としては、ベタイン系界面活性剤等が挙げられる。このうち、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のベタイン系界面活性剤がより好ましく、脂肪酸アミドプロピルベタインが特に好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタインは、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましく、特にラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好ましい。
【0031】
これら非イオン性又は両性界面活性剤は、水性毛髪洗浄剤中に単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができるが、本発明の水性毛髪洗浄剤を水性液状洗浄剤の形態とする場合には、成分(B)以外の界面活性剤として脂肪酸アミドプロピルベタイン又は脂肪酸アルカノールアミドを用いるのが、起泡力がより良好となるだけでなく、適度な液性が得られるので特に好ましい。
【0032】
非イオン性又は両性界面活性剤の含有量は、良好な増泡効果の点から、本発明の毛髪洗浄剤中の0.1〜15重量%が好ましく、更には0.5〜8重量%、特に1〜6重量%が好ましい。
【0033】
本発明の水性毛髪化粧料には、更にカチオン性ポリマーを含むことができる。カチオン性ポリマーとしては、例えばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル四級アンモニウム塩のホモポリマー、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、四級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合物、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体(米国サンドス社製カルタレチン)、特開昭53-139734号公報、特開昭60-36407号公報に記載されているカチオン性ポリマー等が挙げられる。特に、泡立ちの点から、カチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物が好ましく、カチオン化グアーガム誘導体、カチオン化セルロース誘導体がより好ましい。
【0034】
カチオン性ポリマーは、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、洗浄時の泡質向上と、乾燥後の髪のまとまり、感触の向上の点から、本発明の水性毛髪洗浄剤中の0.02〜5重量%が好ましく、更には0.05〜1重量%、特に0.1〜0.7重量%が好ましい。
【0035】
本発明の水性毛髪化粧料は、更にシリコーン類を含むことができる。シリコーン類としては、シリコーンゴム、シリコーン油、官能基変性シリコーン等を含み、例えば以下の(i)〜(viii)のシリコーン類等が挙げられる。
【0036】
(i) 高重合ジメチルポリシロキサン
例えば、BY11-026、BY22-19〔東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)〕、FZ-3125〔日本ユニカー(株)〕等が挙げられる。また、高重合ジメチルポリシロキサンは、液状油(例えば、下記(ii)ジメチルポリシロキサンオイル、(iii)環状シリコーン等の液状シリコーン油、またイソパラフィン等の液状炭化水素油)に溶解又は分散したものも使用することができる。
【0037】
(ii) 下記一般式で表されるジメチルポリシロキサンオイル
【0038】
【化3】


【0039】
〔式中、aは0〜650の整数を示す。〕
【0040】
具体的には、SH200Cシリーズ、粘度1cs、50cs、200cs、1000cs、5000cs〔東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)〕等の市販品が含まれる。
【0041】
(iii) 下記一般式で表される環状シリコーン
【0042】
【化4】


【0043】
〔式中、bは3〜7の整数を示す。〕
【0044】
具体的には、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。また、市販品としては、SH244やSH245〔東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)〕が挙げられる。
【0045】
(iv) 下記一般式で表されるアミノ変性シリコーン
【0046】
【化5】


【0047】
〔式中、R1はR2と同一の基又はメチル基又は水酸基を示し、R2は−R3−W(ここでR3は炭素数3〜6の2価炭化水素基、Wは1〜3級アミノ基含有基又はアンモニウム基含有基を示す。)で表される反応性官能基を示し、c及びdはそれぞれ正の整数で、c+dは分子量に依存する。好ましい平均分子量は3000〜100000である。〕
【0048】
例えば、SS-3551〔日本ユニカー(株)〕、SF8452C〔東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)〕が挙げられる。アミノ変性シリコーンを水性乳濁液として用いる場合、該水性乳濁液中に含まれるアミノ変性シリコーンの量は20〜60重量%が好ましく、30〜50重量%が更に好ましい。好ましいアミノ変性シリコーン水性乳濁液としては、SM8704C〔東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)〕、DC929、DDC8500〔以上、ダウコーニング社〕、KT 1989〔GE東芝シリコーン(株)〕等が挙げられる。
【0049】
(v) ポリエーテル変性シリコーン
例えば、SH3771M〔東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)〕、SILSOFT A-843、SILSOFT SHINE〔ともに日本ユニカー(株)〕等が挙げられる。
【0050】
(vi) フッ素変性シリコーン
【0051】
(vii) アルキル変性シリコーン
【0052】
(viii) アミノ変性シロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体
下記一般式で表される共重合体が好ましく、例えばFZ-3789〔日本ユニカー(株)〕等が挙げられる。
【0053】
【化6】


【0054】
〔式中、R4は水素原子又は炭素数1〜6の1価の炭化水素基を示し、R5はR4と同一の基又はEのいずれかを示し、Eは−R6−G(ここでR6は直接結合手又は炭素数1〜20の2価の炭化水素基を示し、Gは1〜3級アミノ基含有基又はアンモニウム基含有基を示す。)で表される反応性官能基を示し、eは2以上の数を示し、fは1以上の数を示し、iは2〜10の数を示し、g個のiは同一でも異なっていてもよく、gは4以上の数を示し、hは2以上の数を示し、Dは炭素−珪素原子によって隣接珪素原子に、酸素原子によってポリオキシアルキレンブロック鎖に結合している2価の有機基を示す。なお、複数個のR4、R5及びEは同一でも異なっていてもよい。〕
【0055】
これらシリコーン類のうち、(i)高重合ジメチルポリシロキサン、(ii)ジメチルポリシロキサンオイル、(iii)環状シリコーン、(iv)アミノ変性シリコーン、(viii)アミノ変性シロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体、或いはそれらの混合物が好ましく、その中でも(iv)アミノ変性シリコーン、(viii)アミノ変性シロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体が特に好ましい。
【0056】
シリコーン類は、2種類以上を併用してもよく、またその含有量は、本発明の水性毛髪洗浄剤中の0.1〜20重量%、更に0.5〜10重量%、特に1.0〜5重量%が好ましい。
【0057】
本発明においては、更に硫酸塩型界面活性剤以外のアニオン界面活性剤を、1種又は2種以上含むこともできる。例えば、スルホン酸塩型界面活性剤及びカルボン酸塩型活性剤が挙げられ、例えばスルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、高級脂肪酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩等が挙げられる。
【0058】
本発明の水性毛髪洗浄剤には、乾燥後の仕上がり向上のため、更に、カチオン界面活性剤、油剤等のコンディショニング成分を更に配合することができる。
【0059】
カチオン界面活性剤としては、例えば、以下の(i)〜(vi)の化合物等が挙げられる。
【0060】
(i) アルキルトリメチルアンモニウム塩
例えば下記一般式で表される化合物が挙げられる。
7−N+(CH3)3-
〔式中、R7は炭素数12〜22のアルキル基を示し、X-はハロゲン(塩素又は臭素)化物イオン又は炭素数1〜2のアルキル硫酸イオンを示す。〕
【0061】
(ii) アルコキシトリメチルアンモニウム塩
例えば下記一般式で表される化合物が挙げられる。
8−O−R9−N+(CH3)3-
〔式中、R8は炭素数12〜22のアルキル基を示し、R9はエチレン基又はプロピレン基を示し、X-は上記と同じである。〕
【0062】
(iii) ジアルキルジメチルアンモニウム塩
例えば下記一般式で表される化合物が挙げられる。
102−N+(CH3)2-
〔式中、R10は炭素数12〜22のアルキル基又はベンジル基を示し、X-は上記と同じである。〕
【0063】
(iv) アルキルジメチルアミン(及びその塩)
例えば下記一般式で表される化合物及びその塩が挙げられる。
11-N(CH3)2
〔式中、R11は炭素数12〜22のアルキル基を示す。〕
【0064】
(v) アルコキシジメチルアミン(及びその塩)
例えば下記一般式で表される化合物及びその塩が挙げられる。
12−O−R13−N(CH3)2
〔式中、R12は炭素素数12〜22のアルキル基を示し、R13はエチレン基又はプロピレン基を示す。〕
【0065】
(vi) アルキルアミドジメチルアミン(及びその塩)
例えば下記一般式で表される化合物及びその塩が挙げられる。
14−C(=O)NH−R15−N(CH3)2
〔式中、R14は炭素数11〜21のアルキル基を示し、R15はエチレン基又はプロピレン基を示す。〕
【0066】
上記(i)〜(vi)以外のカチオン界面活性剤としてとしては、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(アルカノイルアミノプロピル ジメチル エチルアンモニウムのエチル硫酸塩、アルカノイル基はラノリン由来)、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリエチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルトリエチルアンモニウム、メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリメチルアンモニウム、メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソアルカン酸(C14〜C20)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソアルカン酸(C18〜C22)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソステアリン酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソノナン酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム及びアルキルトリメチルアンモニウムサッカリンなどが挙げられる。
【0067】
カチオン界面活性剤は、2種以上を併用してもよく、洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、その含有量は、本発明の水性毛髪洗浄剤中の0.01〜10重量%が好ましく、更には0.05〜6重量%、特に0.3〜3重量%、とりわけ0.5〜2重量%が好ましい。
【0068】
油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類;ミリスチルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、2-オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール類、その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらのうち、高級アルコール類が好ましく、特にミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコールが好ましい。これら油剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、その含有量は、本発明の水性毛髪洗浄剤中0.2〜2重量%が好ましく、更には0.3〜1.8重量%、特に0.5〜1.5重量%が好ましい。
【0069】
更に、洗浄剤の質感向上、安定性向上からエチレングリコールモノアルキルエステル又はエチレングリコールジアルキルエステルを含むパール化剤を含有することができる。エチレングリコールモノアルキルエステルとしては、エチレングリコールモノステアリルエステル、エチレングリコールモノベヘニルエステルなどが挙げられる。また、エチレングリコールジアルキルエステルとしては、エチレングリコールジステアリルエステル、エチレングリコールジベヘニルエステルなどが挙げられる。これらは2種以上を併用してもよく、またその含有量は、本発明の水性毛髪洗浄剤中の0.5〜8重量%が好ましく、更には0.7〜5重量%、特に1〜3重量%が好ましい。洗浄剤の安定性向上の点から、本発明の毛髪洗浄剤中の上記パール化剤と硫酸塩型界面活性剤との含有重量比(パール化剤/硫酸塩型界面活性剤)は、1/10〜2/5が好ましく、更には1/7〜3/10、特に1/6〜1/4が好ましい。
【0070】
本発明の水性毛髪洗浄剤には、粘度調整剤を含有させてもよく、粘度調整剤としては、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、エタノール、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、粘土鉱物、塩類(塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、クエン酸ナトリウム等)などが挙げられ、中でも塩類、特に塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウムが好ましい。粘度調整剤は2種以上を併用してもよく、またその使用量は、泡量、泡質の点から、本発明の水性毛髪洗浄剤中の0.01〜5重量%が好ましく、更には0.05〜3重量%、特に0.1〜1.5重量%が好ましい。
【0071】
本発明の水性毛髪洗浄剤には、上記成分のほか、通常の毛髪洗浄剤に用いられる成分を目的に応じて適宜配合できる。このような成分としては、例えば抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;防腐剤;キレート剤;ソルビトール、パンテノール、グリセリン等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;真珠層を有する貝殻又は真珠から得られる蛋白質又はその加水分解物、シルクから得られる蛋白質又はその加水分解物、マメ科植物の種子から得られる蛋白含有抽出物、オタネニンジン抽出物、米胚芽抽出物、ヒバマタ抽出物、アロエ抽出物、月桃葉抽出物、クロレラ抽出物等のエキス類;酸化チタン等のパール化剤;香料;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ〔ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS)〕に記載されている成分等が挙げられる。
【0072】
本発明の水性毛髪洗浄剤は、毛髪のツヤやまとまりを向上する観点より、毛髪に適用する際のpH(水で20重量倍希釈,25℃)が2〜6であるのが好ましく、更にはpH3〜5、特にpH3.5〜4.5であるのが好ましい。pH調整剤としては、有機酸、特にα-ヒドロキシ酸を用いることが好ましく、具体的にはリンゴ酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸が好ましい。これら有機酸は2種以上を併用してもよく、またその使用量は、泡質、洗髪時の毛髪柔軟性の向上の点から、本発明の水性毛髪洗浄剤中の0.01〜5重量%が好ましく、更には0.1〜3重量%、特に0.3〜2重量%が好ましい。また、他のpH調整剤として、これら有機酸と合わせ、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩化アンモニウム等の塩基を用いてもよい。
【0073】
本発明の水性毛髪洗浄剤の形態は、液状、ゲル状等適宜選択できるが、溶剤として水又は低級アルコール、特に水を用いた液状のものが好ましい。
【実施例】
【0074】
製造例1 ユーカリ抽出物の調製
乾燥したユーカリの葉100gを粉砕し、50容量%エタノール水溶液1000mLを加え、室温で7日間抽出した後、濾過してユーカリ抽出液880mL(蒸発残分:3.62w/v%)を得た。このユーカリ抽出液100mLをとり、抽出液中の溶媒を減圧留去し、更に減圧乾燥してユーカリ抽出物4gとした後、これを水100mLに懸濁させ、凍結乾燥した。この操作を3回繰り返すことにより、匂い成分を除いたユーカリ抽出物4gを得た。(マクロカルパールAの乾燥分0.2重量%、1,8-シネオール/マクロカルパールA=0)
【0075】
製造例2 EO平均付加モル数1.0のラウリルエーテル硫酸アンモニウムの製造
カルコール2470〔花王(株),ドデシルアルコール:テトラデシルアルコール=約3:1〕2000g及び水酸化カリウム1.45gを耐圧密閉式反応装置に仕込み、110℃、10mmHgで30分脱水を行った後、系内を165℃まで昇温した。昇温後、酸化エチレン456gを圧入し、そのままの温度で30分間付加反応を行った。その後、80℃まで冷却し、酢酸1.3gで中和し、上記原料アルコールの酸化エチレン付加物を得た。
次に、上記操作で得た混合物1793gと硫酸ガス607gを用い、40℃で硫酸化反応を行った。反応後28重量%アンモニア水150gとイオン交換水600gで中和を行った。更に28重量%アンモニア水及びイオン交換水を用いて濃度とpHの調整を行い、表1に記載の硫酸アンモニウム塩(25重量%水溶液)を10000g得た。
得られた硫酸塩は、化粧品原料基準に則り、硫酸塩、アニオン及びEO鎖を確認し、構成比率はガスクロマトグラフィーにより測定し、表1に示す。
【0076】
製造例3 EO平均付加モル数1.0のラウリルエーテル硫酸ナトリウムの製造
製造例2で得た原料アルコールの酸化エチレン付加物1793gと硫酸ガス607gを用い、40℃で硫酸化反応を行った。反応後23重量%水酸化ナトリウム水溶液132gとイオン交換水556gで中和を行った。更に23重量%水酸化ナトリウム水溶液、75重量%リン酸及びイオン交換水を用いて濃度とpHの調整を行い、表1に記載の硫酸ナトリウム塩(25重量%水溶液)を10000g得た。
得られた硫酸ナトリウム塩は、化粧品原料基準に則り、ナトリウム塩、硫酸塩、アニオン及びEO鎖を確認し、構成比率はガスクロマトグラフィーにより測定し、表1に示す。
【0077】
【表1】


【0078】
*1:比較硫酸ナトリウム塩1
硫酸塩の27重量%水溶液である花王(株)のエマール227-pH11(EO平均付加モル数2.0のラウリルエーテル硫酸ナトリウム)。
*2:比較硫酸ナトリウム塩2
EO平均付加モル数2.0のラウリルエーテル硫酸ナトリウム1000g(エマール227-pH11、花王(株))とラウリル硫酸ナトリウム500g(エマール2F-HP、花王(株))とを混合し、硫酸塩の27重量%水溶液を得た。
*3:比較硫酸アンモニウム塩
EO平均付加モル数3.0のラウリルエーテル硫酸アンモニウム1000gとラウリル硫酸アンモニウム500g(エマールAD-25R、花王(株))とを混合し、硫酸塩の27重量%水溶液を得た。
【0079】
実施例1〜4及び比較例1〜4
表3に示す試験シャンプーを調製した。
【0080】
<評価方法>
女性被験者10名の頭部を中央より左右二つの領域に分け、それぞれに本発明品(表3の試験シャンプー)と下記の基準シャンプーを1回/日、1ヶ月間使用した。8週間後に、本発明品又は比較品による処理領域の毛髪(被験毛)と基準シャンプーによる処理領域の毛髪(基準毛)について、「ツヤ」、「まとまり」、「弾力感」、「ハリ・コシ」を比較し、基準シャンプーに対する本発明品の差として表2の基準に従って5段階で評価した。評価はパネラー10名により行い、評価点の平均値を表3に示した。
【0081】
<基準シャンプー>
(重量%)
ポリオキシエチレン(2.5)ラウリルエーテル硫酸
ナトリウム液(25重量%) 60.00
ラウリン酸ジエタノールアミド 2.28
エデト酸二ナトリウム 0.10
安息香酸ナトリウム 0.50
オキシベンゾン 0.03
リン酸(75重量%) 0.10
ジブチルヒドロキシトルエン 0.01
塩化ナトリウム 0.80
赤色106号 0.00012
香料 0.26
精製水 残量
【0082】
【表2】


【0083】
(泡立ちの速さ)
図1に示す装置を用い、下記に示す方法に従って、起泡量を測定した。
図1及び図2において、毛髪1として、90mmの毛髪30gを直径略160mmの円板11に植毛したものを使用した。容器10は、直径160mm、高さ220mmの円筒状のものを使用し、蓋20には、第1の突起物21として直径15mm、高さ12mmの円柱状の突起物を3個備え、第2の突起物22として縦10mm、横2mm、高さ12mmの突起物を9個備えたものを使用した。また、モーターによる容器10の回転数は毎分70回転に設定した。
起泡性の評価に際しては、まず、毛髪を水30gで濡らし、モデル皮脂(ラノリン)0.3mLを加えた後、評価サンプル(表3の試験シャンプー)1.5mLをかけ、次に毛髪1と突起物21、22とを摺動させ、生ずる泡を計量器50に捕集した。泡の捕集量を摺動開始直後から50秒ごとに記録し、泡量が25mLになるまでの時間によって、泡立ちの速さを評価した。この結果を表3に示した。
【0084】
(泡のすべり感)
長さ25cm、幅5.5cm、重さ10gの人毛毛束を40℃の温水で軽く濯いだ後、余分な水分を取り去り、0.5gの試験シャンプー(表3)を用いて約30秒間十分に泡立てた。その後、泡の付いた毛束のすべり感を官能評価した。評価は5人で行い、その評価の平均値を表3に示した。
【0085】
・評価基準
4:よく滑る
3:やや滑る
2:あまり滑らない
1:滑らない
【0086】
【表3】


【0087】
実施例5 コンディショニングシャンプー
(重量%)
製造例2の硫酸アンモニウム塩(25重量%水溶液) 60.0
ココイルモノエタノールアミド 1.0
エチレングリコールジステアレート 3.0
ユーカリ抽出物(製造例1) 0.1
カチオン化グアーガム 0.3
高分子量ジメチルポリシロキサン(重合度1000〜2700) 0.5
塩化ナトリウム 0.2
クエン酸 pH5.5に調整
精製水 バランス
【0088】
実施例6 透明シャンプー(pH3.7)
(重量%)
製造例2の硫酸アンモニウム塩(25重量%水溶液) 60.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.4
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 1.5
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル 2.0
ポリプロピレングリコール(Mw=400) 0.5
ベンジルアルコール 0.2
カチオン化グアーガム 0.5
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液*1 1.0
リンゴ酸 0.8
ユーカリエキス(製造例1) 0.05
エデト酸二ナトリウム 0.4
香料 適量
精製水 バランス
*1:マーコート550(NALCO社)
【0089】
実施例7 パール外観シャンプー(pH=3.7)
(重量%)
製造例3の硫酸ナトリウム塩(25重量%水溶液) 60.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.8
ミリスチルアルコール 1.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 1.0
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル 2.0
エチレングリコールジステアレート 2.0
ポリプロピレングリコール(Mw=400) 1.0
カチオン化グアーガム 0.5
高分子量ジメチルポリシロキサン(重合度1000〜2700) 1.0
ジメチルポリシロキサン(重合度50〜300) 1.4
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液*1 1.5
リンゴ酸 0.8
ユーカリエキス(製造例1) 0.05
加水分解コンキオリン液(乾燥分3重量%) 0.05
ダイズエキス(乾燥分0.4重量%) 0.05
オタネニンジンエキス(乾燥分3重量%) 0.05
米胚芽油 0.05
エデト酸二ナトリウム 0.4
塩化ナトリウム 0.2
香料 適量
精製水 バランス
*1:マーコート550(NALCO社)
【0090】
実施例8 抗フケシャンプー(pH=3.7)
(重量%)
製造例2の硫酸アンモニウム塩(25重量%水溶液) 60.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.4
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 1.0
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル 2.0
エチレングリコールジステアレート 2.0
ポリプロピレングリコール(Mw=400) 0.5
カチオン化グアーガム 0.5
高分子量ジメチルポリシロキサン(重合度1000〜2700) 1.0
ジメチルポリシロキサン(重合度50〜300) 1.4
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液*1 1.5
リンゴ酸 0.8
ユーカリエキス(製造例1) 0.05
ココイルベンザルコニウムクロライド 0.5
エデト酸二ナトリウム 0.4
香料 適量
精製水 バランス
*1:マーコート550(NALCO社)
【0091】
実施例5〜8の各シャンプーは、洗髪時の及び泡のすべり感が良好であり、仕上がりの髪にツヤ、弾力性、ハリ、コシ等を付与することができ、毛髪のまとまりに優れるものであった。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】泡立ちの速さの評価に用いた装置の全体図である。
【図2】(a) 毛髪を植毛する円板の上面図、及び (b) 毛髪を植毛した円板の断面図である。




 

 


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