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界面活性剤組成物 - 花王株式会社
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発明の名称 界面活性剤組成物
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−55997(P2007−55997A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−378367(P2005−378367)
出願日 平成17年12月28日(2005.12.28)
代理人 【識別番号】110000084
【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所
発明者 井上 雅喜 / 土井 康裕
要約 課題
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を高濃度に含有していても、幅広い温度で良好な流動性を有し、希釈時に粘度上昇やゲル化を生じず、界面活性剤本来の性能低下させることのない、シャンプー、ボディシャンプー等の皮膚洗浄剤又は毛髪洗浄剤を製造するために有用な界面活性剤組成物を提供する。

解決手段
次の成分(A)、(B)及び(C);
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)一般式(1)
1O(CH2CH2O)nSO3M (1)
(式中R1は炭素数8〜18の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、平均付加モル数nは0〜5の数を示し、Mはアルカリ金属原子、アルカノールアミン又はアンモニウムを示す)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩
(B)一般式(2)
2O−(AO)m−R3 (2)
(式中R2は炭素数6〜10の直鎖のアルキル基を示し、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基を示し、平均付加モル数mは1〜3の数を示し、R3は水素原子又はメチル基を示す)で表されるアルコールのアルキレンオキシド付加物
(C)水溶性塩類
を含有し、成分(A)の含有量が40重量%以上である界面活性剤組成物。
【請求項2】
成分(B)のAOが炭素数3〜4のオキシアルキレン基である請求項1記載の界面活性剤組成物。
【請求項3】
成分(B)におけるAOの付加モル数の最も多い成分をAOmaxとした時、AOmaxが成分(B)全体の70重量%以下である請求項1記載の界面活性剤組成物。
【請求項4】
成分(A)及び(B)が重量比で(A)/(B)=99/1〜75/25である請求項1〜3の何れか1項記載の界面活性剤組成物。
【請求項5】
成分(A)及び成分(C)との比率が重量比で(A)/(C)=99/1〜85/15である請求項1〜4の何れか1項記載の界面活性剤組成物。
【請求項6】
5℃における粘度が9万mPa・s以下である請求項1〜5の何れか1項記載の界面活性剤組成物。
【請求項7】
水溶性塩類が水溶性無機塩及び界面活性剤以外の水溶性有機塩から選ばれる一種以上である請求項1〜6の何れか1項記載の界面活性剤組成物。
【請求項8】
水溶性塩類が無機酸のアルカリ金属塩及び無機酸のアンモニウム塩から選ばれる一種以上である請求項1〜6の何れか1項記載の界面活性剤組成物。
【請求項9】
請求項1〜8記載の界面活性剤組成物に界面活性剤及び/又は水を配合して得られる洗浄剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を高濃度に含有していても、幅広い温度で良好な流動性を有し、希釈時に粘度上昇やゲル化を生じず、界面活性剤本来の性能を低下させることのない、シャンプー、ボディシャンプー等の皮膚洗浄剤又は毛髪洗浄剤を製造するために有用な界面活性剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に用いられているポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩は、高濃度で非常に流動性が悪く、取り扱いが困難である。その取り扱いを容易にするために、濃度は30重量%以下もしくは粘度の極小領域で取り扱われている。そのため、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を使用する用途によって性能に影響を与えない第3成分(減粘剤)を添加し、高濃度化及び低粘度化する方法が種々試みられている。例えば、不飽和脂肪酸ポリアルキレンアルキルエステルのスルホン酸塩及びα−スルホン酸ポリアルキレンアルキルエステル塩を添加する方法(特許文献1)、アルキルグルコシドとアルカリ金属塩を添加する方法(特許文献2)等多くの方法が提案されている。しかしながら、用途によっては、性能面に悪影響を及ぼし適用できない制約を受け、しかも、低温時に流動性が悪くなり、洗浄剤配合時に加温を行って使用する必要が生じ、十分満足できるものではなかった。
【0003】
また、特許文献1又は2の方法は室温(20℃)付近から70℃に関する流動性改善効果記載はあるが、低温(5℃)付近における流動性改善の記載はない。
【0004】
一方、特許文献3にはポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等のアニオン性界面活性剤に式:R1O−(CH2CH2O)n−R2(R1は炭素数8〜12の直鎖アルキル基、R2は水素原子又はメチル基、nは1〜3の整数)で表されるポリエチレングリコールモノ又はジアルキルエーテル、及び任意成分として食塩や硫酸ナトリウム等の電解質を添加した液体洗浄剤組成物が開示されている。しかし特許文献3では、もっぱら増粘増泡作用についてのみ言及されており、高濃度のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩の前記成分(ポリエチレングリコールモノ又はジアルキルエーテル)による減粘作用による流動性向上については、何ら記載されていない。
【0005】
また、特許文献4にはポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等のアニオン性界面活性剤、2−エチルヘキシルアルコールのアルキレンオキシド付加物及び塩化マグネシウム等の水溶性のマグネシウム化合物を配合した液体洗浄剤組成物が記載されているが、実質的にポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩が低濃度で用いられた液体洗浄剤組成物の開示のみであって、この組成物は20℃における粘度が10〜1000mPa・sと低粘度であるものしか知られていなく、シャンプー、ボディシャンプー等の皮膚洗浄剤又は毛髪洗浄剤として用いた場合に使用感が悪くなる。
【特許文献1】特開平10−17898号公報
【特許文献2】WO91/04313
【特許文献3】特開2004−277685号公報
【特許文献4】特開2004−352943号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、高濃度のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩は、高粘度で流動性が悪い。それによりハンドリング性が悪く、高濃度のものを希釈使用する際にゲル化してしまうという問題ある。
【0007】
本発明はポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を高濃度に含有していても、幅広い温度で良好な流動性を有し、希釈時に粘度上昇やゲル化を生じず、界面活性剤本来の性能を低下させることのない、シャンプー、ボディシャンプー等の皮膚洗浄剤又は毛髪洗浄剤を製造するために有用な界面活性剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩に特定のアルコールのアルキレンオキシド付加物、更に水溶性塩類を組み合わせることにより、幅広い温度で良好な流動性を有し、希釈時に粘度上昇やゲル化を生じず、界面活性剤本来の性能を低下させることのない、シャンプー、ボディシャンプー等の皮膚洗浄剤又は毛髪洗浄剤を製造するために有用な界面活性剤組成物が得られることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)一般式(1)
1O(CH2CH2O)nSO3M (1)
(式中R1は炭素数8〜18の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、平均付加モル数nは0〜5の数を示し、Mはアルカリ金属原子、アルカノールアミン又はアンモニウムを示す)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩〔以下、成分(A)とも云う〕
(B)一般式(2)
2O−(AO)m−R3 (2)
(式中R2は炭素数6〜10の直鎖のアルキル基を示し、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基を示し、平均付加モル数mは1〜3の数を示し、R3は水素原子又はメチル基を示す)で表されるアルコールのアルキレンオキシド付加物〔以下、成分(B)とも云う〕
(C)水溶性塩類〔以下、成分(C)とも云う〕
を含有し、成分(A)の含有量が40重量%以上である、界面活性剤組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明はポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を高濃度に含有していても、幅広い温度で良好な流動性を有し、希釈時に粘度上昇やゲル化を生じず、起泡性や使用感等界面活性剤本来の性能を低下させることのない、シャンプー、ボディシャンプー等の皮膚洗浄剤又は毛髪洗浄剤を製造するために有用な界面活性剤組成物を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に、本発明を更に詳しく説明する。
本発明で用いる成分(A)の前記一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩において、R1は炭素数8〜18の飽和又は不飽和の炭化水素基であり、炭素数は10〜16、更に12〜14が好ましく、飽和が好ましい。また、R1の炭化水素基は直鎖でも分岐鎖でも良いが直鎖が好ましい。平均付加モル数nは0〜5の数を示すが、0.5〜5、更に1〜3、より更に1〜2が好ましい。Mはアルカリ金属原子、アルカノールアミン又はアンモニウムを示す。アルカリ金属原子としてはナトリウム、カリウム等が挙げられ、ナトリウムが好ましい。アルカノールアミンとしてはトリエタノールアミンが好ましい。成分(A)は界面活性剤本来の性能を発揮する成分である。
【0012】
成分(A)は、界面活性剤組成物中に40〜70重量%、更に45〜70重量%、より更に45〜65%重量%、特に50重量%超70重量%以下、より特に50重量%超65重量%以下含まれるのが流動性の観点から好ましい。
【0013】
成分(B)の前記一般式(2)で表されるアルコールのアルキレンオキシド付加物において、R2は起泡性や使用感の観点から炭素数6〜10の直鎖のアルキル基であり、炭素数8〜10、更に炭素数8のアルキル基が好ましい。
AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、炭素数2〜3、特に3のオキシアルキレン基が好ましい。具体的には、オキシエチレン基、オキシプロピレン基及びオキシブチレン基等が挙げられ、オキシエチレン基及びオキシプロピレン基が好ましく、特にオキシプロピレン基が好ましい。平均付加モル数mは低温での減粘効果の観点から1〜3の数を示すが、更に1.5〜3、より更に2〜3、特に2〜2.8が好ましい。
成分(B)におけるAOの付加モル数の最も多い成分をAOmaxとした時、精製等の製造コストの負荷を低減させるような経済性の観点からAOmaxが成分(B)全体の70重量%以下であるのが好ましく、60重量%以下であるのが更に好ましく、特に50重量%以下であるのが好ましい。特にAOが炭素数2のオキシアルキレン基、即ちオキシエチレン基である場合、AOmaxが成分(B)全体の60重量%以下、更に50重量%以下、特に40重量%以下であるのが好ましい。また、特にAOが炭素数3のオキシアルキレン基、即ちオキシプロピレン基である場合、AOmaxが成分(B)全体の70重量%以下、更に60重量%以下、特に50重量%以下であるのが好ましい
3は水素原子又はメチル基を示し、特に好ましくは水素原子である。
成分(B)はアルコールにAO(アルキレンオキシド)を付加することにより容易に得ることができる。また、得られたアルコールのアルキレンオキシド付加物を分離精製することにより、AOmaxを調整することができる。
成分(B)は成分(A)の低温での増粘を抑制し流動性を向上させるのに効果を発揮する成分である。即ち、成分(B)は成分(A)の低温での減粘剤として働く。
【0014】
成分(B)は1種以上を用いることができ、成分(A)及び(B)の本発明界面活性剤組成物中への配合比は濃度40重量%以上における流動性向上効果の観点から、重量比で(A)/(B)=99/1〜75/25、好ましくは98/2〜85/15、より好ましくは97/3〜90/10である。この範囲であれば十分な流動性向上効果を発揮することができる。
【0015】
成分(B)は、界面活性剤組成物中に0.5〜15重量%、更に1〜10重量%、特に2〜8重量%含まれるのが流動性、特に低温での流動性を向上させる観点から好ましい。
【0016】
成分(C)の水溶性塩類としては、水溶性無機塩及び界面活性剤以外の水溶性有機塩から選ばれる一種以上が好ましい。例えばクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸のような有機酸、または塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸等の無機酸の塩が挙げられ、また当該塩を形成するカチオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、あるいはアンモニウム、アルミニウム等が挙げられる。これらの塩類の好ましい具体例としては、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム等の無機酸のアルカリ金属塩;塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム等の無機酸のアンモニウム塩;クエン酸三ナトリウム等の有機酸(特に脂肪族の有機酸が好ましい。)のアルカリ金属塩、及び有機酸(特に脂肪族の有機酸が好ましい。)のアンモニウム塩等が挙げられ、皮膚洗浄剤又は毛髪洗浄剤として用いる場合の使用感の観点から特に無機酸のアルカリ金属塩又は無機酸のアンモニウム塩が好ましく、1種以上を用いることができる。成分(C)は成分(A)の室温での流動性向上効果を発揮する成分である。更に、成分(B)及び(C)を組み合わせると、成分(A)の流動性を幅広い温度で相乗的に改善することができる。
【0017】
成分(A)及び(C)の本発明洗浄剤組成物中への配合比は、成分(A)の濃度40重量%以上における流動性向上効果の観点から、重量比で(A)/(C)=99/1〜85/15が好ましく、より好ましくは99/1〜90/10、特に好ましくは98/2〜95/5である。この範囲であれば十分な流動性向上効果を発揮することができる。
【0018】
成分(C)は界面活性剤組成物中に0.1〜10重量%、更に0.2〜8重量%、より更に0.5〜5重量%、特に1〜4重量%含まれるのが流動性の観点から好ましい。
【0019】
本発明の界面活性剤組成物は流動性が向上し、ハンドリング性に優れる観点から、30℃における粘度が1000〜7万mPa・s、更に1000〜5万mPa・s、特に3000〜5万mPa・sであることが好ましく、5℃における粘度が9万mPa・s以下、更に1000〜7万mPa・s、特に5000〜5万mPa・sであることが好ましい。
【0020】
本発明では、40重量%以上の高濃度の成分(A)を含む組成物の幅広い温度範囲での流動性と希釈時の溶解性を向上させることが、成分(B)と成分(C)を同時に用いることにより達成できる。
高濃度の成分(A)に対し、成分(B)の添加により低温(5℃)での流動性が改善され、成分(C)の添加により常温(30°)での流動性が改善される。更に、成分(B)及び成分(C)を併用することにより相乗的に低温から常温までの幅広い温度範囲にわたって流動性を向上させることができる。また、このようにして得られる界面活性剤組成物は希釈時に粘度上昇がなく、ゲル化も起こらないので、容易に配合できる。配合して得られる洗浄剤組成物は起泡性が良好で、使用感に優れたものである。
【0021】
本発明の界面活性剤組成物は、成分(A)、(B)及び(C)を15〜60℃の温度で撹拌混合して製造できる。また、その剤型は特に制限されないが、液体状、ペースト状、クリーム状とするのが好ましい。製造時に溶媒を用いるのが好ましく、溶媒としては特に水が好ましい。
【0022】
本発明の界面活性剤組成物は、水で希釈して洗浄剤組成物として用いることや、洗顔剤、ボディシャンプー等の皮膚洗浄剤用又はシャンプー等の毛髪洗浄剤用に洗浄剤組成物成分として配合することができ、これらの界面活性剤組成物を配合した洗浄剤組成物には、その目的に応じ任意成分を配合することができる。ここで、任意成分としては、通常これらの洗浄剤に配合される他のアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びコンディショニング成分などが挙げられる。
【0023】
他のアニオン界面活性剤としては、脂肪酸塩、リン酸エステル塩、スルホコハク酸系活性剤、スルホサクシナメート系活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルアミドエーテル硫酸塩、モノグリセライド硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アシル化イセチオン酸塩、アシル化アミノ酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩等が挙げられる。
【0024】
非イオン界面活性剤としては、アルキルポリグルコシド、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキサイド、脂肪酸多価アルコールエステル等が挙げられる。
【0025】
両性界面活性剤としては、アミドベタイン系界面活性剤、アミドアミノ酸系界面活性剤、カルボベタイン系界面活性剤、スルホベタイン系界面活性剤、アミドスルホベタイン系界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン系界面活性剤、ホスホベタイン系界面活性剤等が挙げられる。
【0026】
カチオン界面活性剤としては、下記一般式(3)
【0027】
【化1】


【0028】
[式中、R4、R5、R6及びR7のうち、少なくとも1個は総炭素数8〜28のアルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基又はアルケノイルアミノ基が置換していてもよいアルキル基又はアルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は合計付加モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、Z-はハロゲンイオン又は有機アニオンを示す。]で表わされる第4級アンモニウム塩が挙げられる。
【0029】
コンディショニング成分としては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール、シリコーン及びシリコーン誘導体、ラノリン、スクワレン、炭化水素、蛋白誘導体、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル等の油剤、カチオン化セルロース、カチオン化グアガムやマーコート550(メルク社製)等のカチオンポリマー、ソフケアKG-301W[花王(株)製]等のカチオン性基含有共重合体等が挙げられる。
【0030】
洗浄剤組成物中に通常使用されるその他の成分、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム等の多糖類等の水溶性高分子;ポリオキシアルキレンソルビタンエステル、ポリオキシエチレングリコールジステアレート、エタノール等の粘度調整剤;エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ホスホン酸塩類等のキレート剤;メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;ビタミンやその前駆体等の有効成分;レシチン、ゼラチン等の動植物抽出物又はその誘導体;ナイロンやポリエチレン等のポリマー微粉体;グリチルリチン酸ジカリウム等の消炎剤;トリクロサン、トリクロロカルバン、オクトピロックス、ジンクピリチオン等の殺菌剤や抗フケ剤;ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤;パール化剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、色素、香料、水を本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて配合することができる。
【0031】
本発明の洗浄剤組成物は、常法に従って製造できる。また、その剤型も特に制限されず、液体状、ペースト状、クリーム状、固形状、粉末状など任意の剤型ができ、液体状、ペースト状、クリーム状とするのが好ましく、特に液体状とするのが好ましい。液体状とする場合には、液体媒体として水を用いるのが好ましい。
【実施例】
【0032】
以下、実施例を挙げて更に詳細に説明する。
実施例1〜24、比較例1〜16
表1〜4に示す界面活性剤組成物を常法に従って調製し、下記の方法により界面活性剤組成物の30℃及び5℃おける粘度と流動性、及び成分(A)として15重量%水溶液の起泡力について評価を行った。その結果を併せて表1〜4に示す。実施例1〜24、比較例13及び比較例15の成分(B)は、アルカリ触媒の存在下、アルコール(具体的にはオクタノール、デカノール又はヘキサノール)にアルキレンオキシド(具体的にはプロピレンオキシド又はエチレンオキシド)を付加させることにより製造した。ジプロピレングリコールモノデシルエーテル(表1〜4の*5)及びエチレングリコールモノオクチルエーテル(表1〜4の*7)は反応中和後、そのまま使用した。ジプロピレングリコールモノヘキシルエーテル(表1〜4の*6)、プロピレングリコールモノオクチルエーテル(表1〜4の*8)及びプロピレングリコールモノオクチルエーテル(表1〜4の*9)は反応中和後、未反応アルコールを減圧蒸留により留去したのち使用した。ジプロピレングリコールモノオクチルエーテル(表1〜4の*3)及びプロピレングリコールモノオクチルエーテル(表1〜4の*4)は反応中和後、減圧蒸留により蒸留品を得た。表1〜4の*5〜*9はGCによりAOmaxが成分(B)全体の50重量%以下であった。
尚、実施例1〜24の界面活性剤組成物の成分(A)として15重量%への希釈時における状態は、ゲルをほとんど生じず室温にて容易に(5分以内)希釈ができた。一方、比較例1〜6、9、11、及び13〜16の界面活性剤組成物の成分(A)として15重量%への希釈時における状態は、ゲルを生じ室温での希釈に長時間(約1時間)を要した。比較例7、8、10及び12の界面活性剤組成物の成分(A)として15重量%への希釈時における状態は、若干のゲルを生じ室温での希釈にやや時間(15〜30分)を要した。
【0033】
(1)粘度測定
粘度の測定条件は次の通りである。
使用粘度計 B形粘度計((株)東京計器製)
ローターNo./回転数 No.4/6rpm 測定時間 1分間
温度 30℃:30℃±1の恒温槽にサンプルの入ったガラス瓶を1時間保持後測定
温度 5℃:5℃±1の恒温器に24時間保持後測定。
【0034】
(2)流動性
界面活性剤組成物50gの入ったガラス瓶(直径4cm、高さ10cm)を90度傾け肉眼で評価した。
温度 30℃:30℃±1の恒温槽にサンプルの入ったガラス瓶を1時間保持後評価。
温度 5℃:5℃±1の恒温器に24時間保持後評価。
(流動性)
A:流動性良好。
B:流動性ややあり
C:流動性なし。
【0035】
(3)起泡性試験
成分(A)として15重量%に希釈した界面活性剤組成物を手のひらに1ml落として手、腕を洗浄したときの速泡性及び泡量を専門パネラー10名により下記の評価基準に従い未添加品と比較評価した。
(速泡性)
4:非常に速泡性が良い。
3:速泡性が良い。
2:速泡性がやや悪い。
1:速泡性が悪い。
(泡量)
4:未添加品に比べ泡量が非常に多い。
3:未添加品に比べ泡量が多い。
2:未添加品と同等の泡量。
1:未添加品に比べ泡量が少ない。
(洗浄時の感触)
4:未添加品に比べ感触が良いと感じた。
3:未添加品に比べ感触がやや良いと感じた。
2:未添加品に比べ感触が同等と感じた。
1:未添加品に比べ感触が良くないと感じた。
(濯ぎ時の感触)
4:未添加品に比べ感触が良いと感じた。
3:未添加品に比べ感触がやや良いと感じた。
2:未添加品に比べ感触が同等と感じた。
1:未添加品に比べ感触が良くないと感じた。
10名の評価の平均点を求め、3.6以上をA、2.6〜3.5をB、1.6〜2.5をC、1.5以下をDとした。
【0036】
【表1】


【0037】
【表2】


【0038】
【表3】


【0039】
【表4】


【0040】
実施例25
下記組成のボディシャンプーを製造した。
成分 重量%
実施例5の界面活性剤組成物 5.0
ラウリン酸ナトリウム 6.0
ミリスチン酸ナトリウム 3.0
パルミチン酸ナトリウム 1.0
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 1.0
グリセリン 3.0
メチルパラベン 適量
香料 適量
精製水 バランス
計 100.0
このボディシャンプーは、実施例5の界面活性剤組成物の希釈時に粘度上昇がなく容易に配合でき、起泡性が良好で、使用感に優れていた。
【0041】
実施例26
下記組成のシャンプーを製造した。
成分 重量%
実施例2の界面活性剤組成物 15.0
アミドプロピルベタイン* 2.0
ミリスチルアルコール 1.0
カチオン化グアガム** 0.5
エタノール 3.0
香料 適量
精製水 バランス
計 100.0
*:アンヒトール20AB(花王(株)製)
**:JAGUAR C-13S(ローディア社製)
このシャンプーは、実施例2の界面活性剤組成物の希釈時に粘度上昇がなく容易に配合でき、起泡性が良好で、使用感に優れていた。
【0042】
実施例27
下記組成のシャンプーを製造した。
成分 重量%
実施例14の界面活性剤組成物 16.0
ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド* 1.0
ミリスチルアルコール 1.0
カチオン化グアガム** 0.5
エタノール 3.0
香料 適量
精製水 バランス
計 100.0
*:アミノーンC-11S(花王(株)製)
**:JAGUAR C-13S(ローディア社製)
このシャンプーは、実施例14の界面活性剤組成物の希釈時に粘度上昇がなく容易に配合でき、起泡性が良好で、使用感に優れていた。




 

 


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