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発明の名称 浴用剤組成物
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−51151(P2007−51151A)
公開日 平成19年3月1日(2007.3.1)
出願番号 特願2006−280899(P2006−280899)
出願日 平成18年10月16日(2006.10.16)
代理人 【識別番号】110000084
【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所
発明者 堀 天明 / 田中 規弘 / 出村 光司 / 佐藤 広隆
要約 課題
保存中に香りが変化することなく、保存安定性に優れた浴用剤組成物の提供。

解決手段
常温で固体又はペースト状の水溶性高分子で香料を造粒してなる粒子を含有する浴用剤組成物。水溶性高分子としては、ポリエチレングリコールが好適である。粒子中の水溶性高分子と香料の重量比は1:1〜10:1であり、造粒された粒子の粒径は、10〜2000μmであり、浴用剤組成物中には、造粒粒子が0.1〜20重量%含まれる。
特許請求の範囲
【請求項1】
常温で固体又はペースト状の水溶性高分子で香料を造粒してなる粒子を含有する浴用剤組成物。
【請求項2】
粒子中の水溶性高分子と香料の重量比が1:1〜10:1である請求項1記載の浴用剤組成物。
【請求項3】
造粒粒子が粒径10〜2000μmである請求項1又は2記載の浴用剤組成物。
【請求項4】
水溶性高分子が、ポリエチレングリコールである請求項1〜3のいずれか1項記載の浴用剤組成物。
【請求項5】
造粒粒子を0.1〜20重量%含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の浴用剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、保存中に香りが変化することなく、保存安定性に優れた浴用剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
浴用剤組成物には、浴湯に投入して香りを与え、この香りを楽しみ、心をやわらげ爽快な気分が得られるよう、種々の香料が配合されている。しかし、香料は揮発性の高い成分を含むため、保存中にこれらが揮発して、香りが変化したり、異臭が発生する場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、保存中に香りが変化せず、保存安定性に優れた浴用剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者らは、香料を特定の水溶性高分子で造粒した粒子として配合すれば、保存中に香りが変化することなく、保存安定性に優れた浴用剤組成物が得られることを見出した。
【0005】
すなわち、本発明は、常温で固体又はペースト状の水溶性高分子で香料を造粒してなる粒子を含有する浴用剤組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の浴用剤組成物は、保存中に香りが変化せず、保存安定性に優れたものであり、浴湯に投入後には、その香りが持続する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明で用いる水溶性高分子は、常温(25℃)で固体又はペースト状のものである。ここでペースト状とは、半固形状の物質である。
具体的には、例えばにかわ、ゼラチン、コラーゲンタンパク、カゼイン、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、ファーセレラン、タマリンドガム、ペクチン、アラビアガム、グアーガム、キサンタンガム、トラガントガム、ローカストビーンガム、デキストリン、デキストラン、寒天、澱粉等の天然水溶性高分子;カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、アルギン酸プロピレングリコールエステル、酸化澱粉、エステル化澱粉、エーテル化澱粉、カチオン澱粉等の半合成水溶性高分子;ポリアクリル酸ソーダ、ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン等の合成水溶性高分子などが挙げられ、1種以上を用いることができる。
これらのうち、ポリエチレングリコール、特に分子量2000〜20000のポリエチレングリコールが好ましい。
【0008】
本発明で用いる香料としては、通常の浴用剤組成物に用いられるものであれば特に制限されず、例えばラベンダー油、ジャスミン油、レモン油、ローズ油、オレンジ油、パイン油等の天然香料類;ゲラニオール、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、リナロール、ベンジルアセテート等の合成香料類などが挙げられ、1種以上を用いることができる。
【0009】
水溶性高分子を用いて香料を造粒する際には、水溶性高分子と香料の重量比が1:1〜10:1、特に2:1〜5:1の割合で用いるのが好ましい。
また、造粒方法は特に制限されず、例えば転動造粒、押し出し造粒、噴霧乾燥造粒、流動槽造粒、攪拌造粒、溶融造粒等が挙げられる。
【0010】
このようにして得られる造粒粒子の粒径は10〜2000μm、特に500〜1400μmが好ましい。
【0011】
また、造粒粒子中には、前記の香料と水溶性高分子以外に、香料の分散性を高めるために界面活性剤を配合でき、特に皮膚刺激性の点から非イオン性界面活性剤を配合するのが好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0012】
界面活性剤を配合する場合には、造粒粒子中に1〜30重量%、特に5〜20重量%が好ましい。
【0013】
造粒粒子は、浴用剤組成物中に0.1〜20重量%、特に0.5〜10重量%、更に1〜5重量%配合するのが、浴湯に溶解したときの匂いの強さの点で好ましい。
【0014】
本発明の浴用剤組成物には、更に炭酸塩及び有機酸を配合し、使用時に炭酸ガスを発生させることができる。
炭酸塩としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、セスキ炭酸ナトリウム等が挙げられ;有機酸としては、例えばコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、クエン酸、マロン酸、マレイン酸等が挙げられる。これらの炭酸塩及び有機酸はそれぞれ1種以上をい用いることができる。
【0015】
炭酸塩と有機酸は、全組成中にそれぞれ20〜80重量%、特に40〜60重量%配合するのが、浴湯中に十分な炭酸ガスを溶解できるので好ましい。また、これらの総含有量は40〜95重量%、特に60〜90重量%が好ましい。
【0016】
本発明の浴用剤組成物には、更に通常浴用剤に用いられる成分、例えば無機塩類、無機酸類、生薬類、油脂類、アルコール類、界面活性剤類、薬効剤、色素類、ビタミン類、香料等を配合できる。
本発明の浴用剤組成物は、通常の方法に従って製造でき、散剤、顆粒剤、錠剤等の形態にすることができる。
【実施例】
【0017】
参考例1
1重量部の香料を3重量部のポリエチレングリコール6000に溶融し、スプレー塔にて溶融造粒した(造粒粒子1、粒径710μm)。
【0018】
参考例2
1重量部の香料を2重量部のポリエチレングリコール6000に溶融し、2重量部のデキストリンと混合した後、押し出し造粒機にて造粒した(造粒粒子2、粒径1000μm)。
【0019】
実施例1
表1に示す組成の浴用剤組成物を常法により製造した。1錠50gの発泡錠剤に圧縮形成して、アルミピローに包装し、40℃、75%RHで保存した。保存1カ月〜6カ月後の香りを調べ、問題ないものを「○」、やや異臭を認めるものを「△」、異臭を認めるものを「×」とし、その結果を表1に併せて示した。
【0020】
【表1】


【0021】
表1の結果より、香料を水溶性高分子で造粒して配合した本発明品1及び2は、6カ月保存後も香りが変化せず、保存安定性に優れていた。これに対し、本発明品と同じ組成であっても香料を造粒せずに配合した比較品1及び2は、安定性に劣り、保存中に異臭が発生した。




 

 


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