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角栓除去剤組成物 - 花王株式会社
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発明の名称 角栓除去剤組成物
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15987(P2007−15987A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−199703(P2005−199703)
出願日 平成17年7月8日(2005.7.8)
代理人 【識別番号】100078732
【弁理士】
【氏名又は名称】大谷 保
発明者 黒田 茂 / 森川 利哉
要約 課題
角栓や老化した角質、皮脂汚れを除去する、ピールオフタイプの角栓除去用シート状パックに対し、皮膚からパックを引き剥がす際の痛みを助長することなく、皮膚に対する密着性をさらに高め、角栓除去効果をいっそう改善した角栓除去剤組成物及び角栓除去用シートを提供すること。

解決手段
塩生成基を有する高分子化合物と、(a)アミノ変性シリコーン及び/又は(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体とを含有する角栓除去剤組成物及びこの角栓除去剤組成物を不織布基材に担持させてなる角栓除去用シートである。
特許請求の範囲
【請求項1】
塩生成基を有する高分子化合物と、(a)アミノ変性シリコーン及び/又は(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体とを含有する角栓除去剤組成物。
【請求項2】
(a)アミノ変性シリコーンが、ケイ素原子に結合する側鎖として、水酸基と窒素原子を共に含む基を有するシリコーン誘導体である請求項1記載の角栓除去剤組成物。
【請求項3】
(a)アミノ変性シリコーン及び/又は(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体の含有量が、角栓除去剤組成物全量中0.5〜25質量%である請求項1又は2に記載の角栓除去剤組成物。
【請求項4】
塩生成基を有する高分子化合物の含有量が、角栓除去剤組成物全量中0.01〜70質量%である請求項3に記載の角栓除去剤組成物。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の角栓除去剤組成物を不織布基材に担持させてなる角栓除去用シート。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、角栓や老化した角質、皮脂汚れを除去するパック化粧料等に使用される角栓除去剤組成物、及びこれを用いたピールオフタイプの角栓除去用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
角栓や老化した角質、皮脂汚れを除去するためのピールオフタイプのパック化粧料としては、透湿性保持体に皮膜形成能を有する角栓除去用パック組成物を塗布製膜してなるシート状パックが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシート状パックは使用時における表面のべたつきがなく、乾燥時間が短縮され、また剥離時にちぎれず、剥がれ残りもないという利点を有している。
【0003】
【特許文献1】特開平11-12127号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、シート状パックが広く一般的に使用されるようになるに伴い、特許文献1に開示されるようなシート状パックに対し、皮膚に対する密着性をさらに高めて角栓除去効果を改善することが行われてきたが、皮膚に対する密着性を向上させると、皮膚からパックを引き剥がす際の痛みが助長されてしまう。そこで、皮膚からパックを引き剥がす際の痛みを助長することなく、皮膚に対する密着性をさらに高めて角栓除去効果をいっそう改善することが強く望まれるようになってきた。
【0005】
本発明は、角栓や老化した角質、皮脂汚れを除去する、ピールオフタイプの角栓除去用シート状パックにおいて、皮膚からパックを引き剥がす際の痛みを助長することなく、皮膚に対する密着性をさらに高め、角栓除去効果をいっそう改善した角栓除去剤組成物及び角栓除去用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、塩生成基を有する高分子化合物と特定の構造を有するシリコーン誘導体を含有する角栓除去剤組成物が、皮膚を痛めることなく効果的に角栓および汚れを除去することができることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち本発明は、塩生成基を有する高分子化合物と、(a)アミノ変性シリコーン及び/又は(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体とを含有する角栓除去剤組成物、及びこの角栓除去剤組成物を不織布基材に担持させてなる角栓除去用シートを提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の角栓除去剤組成物は、乾燥後、皮膚を痛めることなく、かつ痛みを感じることなく剥離することができ、しかも角栓を効果的に除去することができるため、毛孔の目立ちを押さえ、毛孔内を清潔に保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明で用いられる高分子化合物の塩生成基としては、酸又は塩基の存在により塩を形成する基であれば特に制限されず、アニオン性、カチオン性、両イオン性のいずれの基であってもよい。かかる塩生成基の具体例としては、カルボキシル基、スルホン酸残基、硫酸残基、リン酸残基、硝酸残基、アミノ基、アンモニウム基等が挙げられる。これらの基は一つの化合物に2種以上含まれていてもよい。
【0010】
かかる高分子化合物の具体例としては、天然あるいは半合成のものとして、例えばムコ多糖類であるヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム;ヘミセルロース類であるアルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、カルボキシメチルアミロースが挙げられるが、合成系のものがより好ましく、合成系のものとして、下記のアニオン性モノマー、カチオン性モノマー、及び両イオン性モノマーから選ばれる1種又は2種以上を重合させたもの、又はこれらのモノマーと(メタ)アクリル酸エステル、スチレン等のビニル系モノマーといった他の一般のモノマーとの共重合体、さらにこれらの重合体の混合物が挙げられる。
【0011】
アニオン性モノマーとしては、アクリル酸(AA)、メタクリル酸(MA)、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸モノマー又はそれらの無水物又はそれらの塩;スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)等の不飽和スルホン酸モノマー又はこれらの塩;ビニルホスホン酸、アシッド・ホスホキシエチル(メタ)アクリレート等の不飽和リン酸モノマーなどが挙げられる。
【0012】
また、カチオン性モノマーとしては、ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA)、ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMAEMA)、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド(DMAPAAm)、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド(DMAPMAAm)等のジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド類;ジメチルアミノスチレン(DMASt)、ジメチルアミノメチルスチレン(DMAMSt)等のジアルキルアミノ基を有するスチレン類;4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン等のビニルピリジン類;又はこれらをハロゲン化アルキル、ハロゲン化ベンジル、アルキル若しくはアリールスルホン酸又は硫酸ジアルキル等の公知の四級化剤を用いて四級化したものなどが挙げられる。
【0013】
さらに、両イオン性モノマーとしては、N−(3−スルホプロピル)−N−アクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクロイルアミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−(3−カルボキシメチル)−N−メタクロイルアミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−カルボキシメチル−N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタインなどが挙げられる。
【0014】
なお、これらの高分子化合物の塩生成基がイオン化されていない場合は、既存の酸、例えば塩酸、硫酸等の無機酸;酢酸、プロピオン酸、乳酸、コハク酸、グリコール酸等の有機酸、又は塩基、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン等の三級アミン類;アンモニア、水酸化ナトリウム等により中和等してイオン化することが好ましい。
【0015】
また、これらの高分子化合物の分子量は、1万〜300万の範囲のものが好ましく、特に10万〜100万のものが好ましい。分子量が1万以上であると、造膜したフィルムの強度が充分であり、皮膚に対する緊張感が適度であって、剥離時に破れることがない。一方、分子量が300万以下であると製造上有利である。
また、本発明の角栓除去剤組成物に用いる上記高分子化合物の含有量は、角栓除去剤組成物全量中、0.01〜70質量%、特に5〜40質量%とすることが好ましい。
【0016】
上記の高分子化合物は、通常、溶剤に溶解せしめて使用されるが、この溶剤としては、該高分子化合物を安定に溶解でき、さらに皮膚に安全なものであれば特に限定されず、例えば、水、エタノール、イソプロピルアルコール(IPA)等が挙げられる。これらの溶剤の配合量は、高分子化合物、任意成分、剤型により適宜決定すればよいが、一般的には、角栓除去剤組成物全量中30〜99.49質量%の範囲が好ましい。
【0017】
本発明で用いられる(a)アミノ変性シリコーンとしては、ケイ素原子に結合する側鎖にアミノ基を有するものであれば特に限定されないが、好ましい具体例として、次の一般式(1)で表されるものが挙げられる。
【0018】
【化1】


【0019】
式中、R1はそれぞれ独立して、一価の炭化水素基、ヒドロキシ基又はアルコキシ基を示し、一価の炭化水素基として、具体的にはアルキル基及びアリール基が挙げられる。これらのうち、炭素数1〜3のアルキル基、特にメチル基が好ましく、また、炭素数1〜15のアルコキシ基、特に10〜15のアルコキシ基が好ましい。
【0020】
式中、R2はそれぞれ独立して一価の炭化水素基を示し、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の炭素数1〜6のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基等の炭素数6〜10のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等の炭素数7〜10のアラルキル基などが挙げられる。なかでも、アルキル基、特にメチル基が好ましい。
【0021】
式中、R3はそれぞれ独立して、炭素数1〜10の二価の炭化水素基を示し、具体的には、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、メチルトリメチレン基、エチルエチレン基、ジメチルエチレン基等のアルキレン基;式−(CH22−C64−で表されるようなアルキレン−アリーレン基などが挙げられる。なかでも、炭素数2〜4のアルキレン基が好ましい。
式中、R4はそれぞれ独立して、以下の式(2)又は(3)で表される基を示し、特に式(3)で表される基が好ましい。
【0022】
【化2】


【0023】
式(2)又は(3)において、Yはそれぞれ独立して、水素原子又は基−CH2−CH(OH)−R3−OH(R3は前記と同じ)を示す。基−CH2−CH(OH)−R3−OHとしては、2,3−ジヒドロキシプロピル基が好ましい。
式(3)において、R5はそれぞれ独立して、水素原子又は基−R3NY2(Y及びR3は前記と同じ)を示す。基−R3NY2としては、N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノエチル及びN,N−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノエチルが好ましい。
なお、式(2)又は(3)において、全てのYが水素原子となることはない。
【0024】
一般式(1)において、aは25〜1000の数を示し、75〜400が好ましい。また、bは1〜200の数を示し、1〜20が好ましい。
【0025】
また、本発明で使用するアミノ変性シリコーンは、例えば、ビス(C13−C15アルコキシ)プロピレングリコールアモジメチコン(ダウ・コーニング社製「8600 Hydrophillic Softner」、商品名)などのアミノ変性シリコーンにグリシドール等のエポキシ官能性化合物を反応させることにより合成したものも包含する。また、次の式(4)で表されるような化合物が挙げられ、市販品としては、ダウ・コーニング社の「8500 Conditioning Agent」(CAS No.237753−63−8)が挙げられる。
【0026】
【化3】


【0027】
アミノ変性シリコーンのその他の好適な市販品の具体例としては、SF8451C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社,粘度600mm2/s,アミノ当量1700g/mol)、SF8452C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社,粘度700mm2/s,アミノ当量6400g/mol)、SF8457C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社,粘度1200mm2/s,アミノ当量1800g/mol)、KF8003(GE東芝シリコーン社,粘度1850mm2/s,アミノ当量2000g/mol)、KF867(GE東芝シリコーン社,粘度1300mm2/s,アミノ当量1700g/mol)等のアミノ変性シリコーンオイルや、SM8704C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社,アミノ当量1800g/mol)等のアモジメチコーンエマルションが挙げられる。また、アミノ変性シリコーンオイルは、エマルションの形で配合してもよい。アミノ変性シリコーンのエマルションは、機械的乳化(アミノ変性シリコーンと水との高剪断機械混合)、化学的乳化(アミノ変性シリコーンを水及び乳化剤で乳化)、若しくはこれらの組み合わせによって、又は乳化重合によっても調製することができる。
【0028】
次に、本発明で用いられる(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体とは、シロキサン主鎖中にポリオキシアルキレン基を含むものであり、下記一般式(5)で表されるものをいう。なお、この(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体は、従来からポリエーテル変性シリコーンと呼ばれるシロキサン側鎖にポリオキシアルキレン基が結合したもの(以下「ポリエーテル変性シリコーン」という。)とは異なる。
【0029】
【化4】


【0030】
式(5)中、R6は脂肪族で不飽和を含まない1価の炭化水素基を示し、好ましくはメチル基である。Aは不飽和基を含まない炭素原子数2〜8のアルキレン基を示し、好ましくは−CH2CH2CH2−基である。また、mは平均で1〜300、好ましくは10〜100であり、nは平均で2〜20、好ましくは5〜15である。cおよびdはそれぞれ平均で0〜50の数を表し、cは2〜30が好ましく、dは0〜10が好ましい。但し、c+d≧2である。
【0031】
(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体の具体例としては、市販品として、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製、FZ−2203、FZ−2222、FZ−2231、FZ−2404、FZ−2405などが挙げられる。
また、工業的に供給される市販の化学材料以外に、従来公知の製法、例えばポリオキシアルキレンと両末端反応性ジオルガノポリシロキサンとを用いた縮重合反応によっても製造することができる。
【0032】
(a)アミノ変性シリコーン及び(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体は、それぞれ2種以上を併用してもよく、また、(a)アミノ変性シリコーンと(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体を併用してもよい。(a)アミノ変性シリコーン及び/又は(b)ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体の含有量は、角栓除去効果および剥離時の痛みの観点から、本発明の組成物中の0.5〜25質量%が好ましく、さらには1.0〜20質量%、特に1.5〜15質量%が好ましい。
【0033】
本発明の角栓除去剤には上記成分のほか、通常の化粧料に用いられる成分、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、それ以上の炭素数のポリエチレングリコール類;プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、それ以上の炭素数のポリプロピレングリコール類;1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール等のブチレングリコール類;グリセリン、ジグリセリン、それ以上の炭素数のポリグリセリン類;ソルビトール、マンニトール、キシリトール、マルチトール等の糖アルコール類;グリセリン類のエチレンオキシド(以下、EOと略記)付加物及びプロピレンオキシド(以下、POと略記)付加物、糖アルコール類のEO、PO付加物、ガラクトース、グルコース、フルクトース等の単糖類とそのEO、PO付加物、マルトース、ラクトース等の二糖類とそのEO、PO付加物;ビタミン類、消炎剤、殺菌剤、賦活剤、紫外線吸収剤などの薬剤;モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸などの無機増粘剤;カラギーナン、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、プルラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の多糖類;ポリビニルピロリドン等の合成高分子など他の高分子;酸化チタン、カオリン、マイカ、セリサイト、亜鉛華、タルク、シリカ、硫酸バリウム、アルミナ等の体質顔料;ポリメチルメタクリル酸、ナイロンパウダー等の高分子粉体などの顔料等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0034】
本発明の角栓除去剤組成物は、そのままパック剤とする他、綿布、スフ布、テトロン、ナイロン等の織布、不織布又はプラスチックシート等の基材に塗り、シート状にしてもよい。基材としては特に限定されないが、コスト、生産性、風合いの点からは不織布が好ましい。不織布を構成する繊維の太さに関しては、直径数μm〜50μm程度のものを好ましく使用することができるが、シート状パックを構成する化粧料の裏抜け性及び風合いの点から30μm以下が好ましい。
また、基材は、撥水層と親水層からなる多層型透湿性保持体であることが好ましく、この場合には、親水層が角栓除去剤組成物を含む化粧料を保持する。
【0035】
本発明の角栓除去剤は、通常のパック剤やシート状パックの製造方法に準じて製造することができる。また、本発明の角栓除去剤を用いて、角栓を除去する方法は、通常のパック剤、シート状パックの使用方法と同様にすればよい。すなわち、例えばパック剤の場合、皮膚に塗布し、乾燥後ピールオフすればよい。
【実施例】
【0036】
実施例1〜5及び比較例1〜3
透水性保持体として、ポリプロピレン繊維からなる撥水性不織布(15g/m2)と、ポリプロピレン繊維およびレーヨン繊維(混合比4:6)からなる親水性不織布(10g/m2)をヒートエンボス法で2層構造にしたものを作製した。
次に、表1の各成分を常温にて攪拌機を用いて均一に混合し、減圧脱気することにより角栓除去剤組成物を調製した。
この角栓除去剤組成物をポリプロピレンフィルムからなる剥離シート状に均一な厚さで流延し、直ちに前述の透水性保持体を親水性側から積層し、80℃の熱風乾燥炉を通し、水分を蒸発させた。このとき、最終的なペースト層の厚みを100〜130μmになるように調整し、角栓除去用シート状パックを得た。
得られた角栓除去用シート状パックを鼻の半分の大きさにカットし、洗顔後の被験者に対して鼻の上に水が適量存在する状態で貼付した。右に本発明品、左に比較品を貼付した人数と、左に本発明品、右に比較品を貼付した人数をほぼ同じになるようにし、乾燥後に角栓除去用シート状パックを剥離した。角栓除去用シート状パックの「角栓除去率」および「剥離時の痛み」について以下のように評価した。
(1)角栓除去率
シート状パックで取れた角栓の数を数え、比較例1を100としたときの相対値で評価した。
(2)剥離時の痛み
以下の基準に従って、3段階に官能評価した
○:比較例1より痛くない
△:比較例1と同等
×:比較例1より痛い
【0037】
【表1】


【0038】
*1 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン;東レ・ダウコーニング・シリコーン社製「SH−3771E」(商品名)
*2 ビス(C13−C15アルコキシ)プロピレングリコールアモジメチコン;ダウ・コーニング社製「8600 Hydrophillic Softner」(商品名)
*3 ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体;東レ・ダウコーニング・シリコーン社製「FZ−2203」(商品名)
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の角栓除去剤組成物及び角栓除去用シートによれば、角栓や老化した角質、皮脂汚れを除去する、ピールオフタイプの角栓除去用シート状パックに対し、皮膚からパックを引き剥がす際の痛みを助長することなく、皮膚に対する密着性をさらに高め、角栓除去効果をいっそう改善することができる。





 

 


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