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発明の名称 吸収性物品
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−14650(P2007−14650A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−201110(P2005−201110)
出願日 平成17年7月11日(2005.7.11)
代理人 【識別番号】100076532
【弁理士】
【氏名又は名称】羽鳥 修
発明者 田中 聰 / 三浦 晴美
要約 課題
ウイング部の剛性を高めると共に、装着時における吸収性本体のフィット性を向上させることができる吸収性物品を提供すること。

解決手段
縦長の吸収性本体11と、吸収性本体11の両側縁部からそれぞれ幅方向に延出する一対のウイング部12,12とを有し、吸収性本体11は、表面シート2、裏面シート3及び両シート2,3間に介在配置された吸収体4を主体として形成されており、ウイング部12は、吸収性本体11から幅方向に延出した裏面シート3及び表面シート2を主体として形成されているか、又は裏面シート3を主体として形成されており、吸収性本体11においては、吸収体4と裏面シート3とは、長手方向に延びる複数本の接着剤71が縞状に並列してなる本体接合部7により接合されており、ウイング部12は、裏面シート3及び表面シート2よりも剛性の高められた領域12Aを有している。
特許請求の範囲
【請求項1】
縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の両側縁部からそれぞれ幅方向に延出する一対のウイング部とを有する吸収性物品であって、
前記吸収性本体は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在配置された吸収体を主体として形成されており、
前記ウイング部は、前記吸収性本体から幅方向に延出した前記裏面シート及び前記表面シートを主体として形成されているか、又は該裏面シートを主体として形成されており、
前記吸収性本体においては、前記吸収体と前記裏面シートとは、長手方向に延びる複数本の接着剤が縞状に並列してなる本体接合部により接合されており、
前記ウイング部は、前記裏面シート及び前記表面シートよりも剛性の高められた領域を有している吸収性物品。
【請求項2】
前記剛性の高められた領域の剛性は、前記ウイング部を形成する前記裏面シートと前記表面シートとの間に、接着剤が面状に塗工されてなるウイング部接合部を設けることにより高められているか、又は該ウイング部に、該裏面シート及び該表面シートとは別の補強用シートを接合して設けることにより高められている請求項1記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記ウイング部の衣類当接面には、ウイング部ズレ止め材が設けられており、前記剛性の高められた領域と該ウイング部ズレ止め材とは平面視で重なるように配置されている請求項1又は2に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記吸収性本体の衣類当接面には、本体ズレ止め材が設けられており、
前記ウイング部が前記吸収性本体の衣類当接面側に折り返された状態において、前記剛性の高められた領域と前記本体ズレ止め材とは平面視で重なるように配置されている請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、下着等の衣類に止着されて用いられる吸収性物品に関する。
【背景技術】
【0002】
縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の両側縁部からそれぞれ幅方向に延出する一対のウイング部とを有する吸収性物品が知られている。このような吸収性物品は、通常、吸収性本体及びウイング部それぞれの衣類当接面に本体ズレ止め材及びウイング部ズレ止め材が設けられており、例えば、吸収性本体を本体ズレ止め材によりショーツのクロッチ部に止着し、その状態でウイング部を吸収性本体の衣類当接面側(下着側)に折り返して、ウイング部ズレ止め材によりショーツのクロッチ部の非肌当接面に止着して装着される。
【0003】
また、特許文献1には、ウイング部に補強層を設けることによりウイング部の剛性を高めた生理用ナプキンが開示されている。特許文献1記載の生理用ナプキンによれば、ウイング部の剛性の低さに起因するウイング部のよれ等を防止することができる。
また、吸収性物品全般において、装着時に、吸収性本体を着用者の肌側に向けて凸に変形させて吸収性本体のフィット性を向上させることが望まれている。
【0004】
【特許文献1】実開平5−65319号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1には、ウイング部の剛性を高める工夫を施すことについては開示されているが、更に構成に工夫を加えることにより、装着時における吸収性本体のフィット性を向上させることについては何ら開示されていない。
【0006】
従って、本発明の目的は、ウイング部の剛性を高めると共に、更に構成に工夫を加えることにより、装着時における吸収性本体のフィット性を向上させることができる吸収性物品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の両側縁部からそれぞれ幅方向に延出する一対のウイング部とを有する吸収性物品であって、前記吸収性本体は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在配置された吸収体を主体として形成されており、前記ウイング部は、前記吸収性本体から幅方向に延出した前記裏面シート及び前記表面シートを主体として形成されているか、又は該裏面シートを主体として形成されており、前記吸収性本体においては、前記吸収体と前記裏面シートとは、長手方向に延びる複数本の接着剤が縞状に並列してなる本体接合部により接合されており、前記ウイング部は、前記裏面シート及び前記表面シートよりも剛性の高められた領域を有している吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の吸収性物品によれば、ウイング部の剛性を高めると共に、更に構成に工夫を加えることにより、装着時における吸収性本体のフィット性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明は、下着等の衣類に止着されて用いられる吸収性物品である。
本実施形態の吸収性物品は、生理用ナプキン1であり、図1及び図2に示すように、縦長の吸収性本体11と、吸収性本体11の両側縁部からそれぞれ幅方向に延出する一対のウイング部12,12とを備えている。
【0010】
尚、「長手方向」及び「幅方向」というときは、それぞれ「吸収性物品の長手方向」及び「吸収性物品の幅方向」を意味する。「上面」というときは、「肌当接面(側の面)」を意味する。「下面」というときは、「非肌当接面(側の面)」又は「衣類当接面」を意味する。
【0011】
吸収性本体11は、着用者の肌と当接する液透過性の表面シート2と、下着等の衣類と当接する液不透過性又は液難透過性の裏面シート3とを備えている。両シート2,3間には液保持性の吸収体4が介在配置されている。
吸収体4は、長手方向両端部近傍を除き、等幅となっている。表面シート2及び裏面シート3は、吸収体4の周縁から外方へ延出しており、その延出部において互いに接合されてシール部13を形成している。シール部13は、ヒートシールにより形成されている。
【0012】
表面シート2、裏面シート3及び吸収体4としては、当該技術分野において通常用いられている材料を特に制限なく用いることができる。
表面シート2としては、例えば、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。裏面シート3としては、例えば、熱可塑性樹脂のフィルムや、該フィルムと不織布とのラミネート等の液不透過性又は撥水性のシートを用いることができ、水蒸気透過性を有するものを用いることもできる。
【0013】
吸収体4としては、例えば、パルプ繊維を堆積させて得られた積繊層、パルプ繊維を原料とする不織布からなるものを用いることができる。
吸収体4の坪量には制限はないが、吸収性本体11全体の剛性の主因子である吸収体4の剛性を低減させる観点から、300g/m2以下であることが好ましい。吸収体4の厚みには制限はないが、同じ理由により、6mm以下であることが好ましく、等厚であることが好ましい。
【0014】
吸収性本体11においては、吸収体4と裏面シート3とは本体接合部7により接合されている。本体接合部7は、長手方向に延びる複数本の接着剤(以下「本体接着剤」ともいう)71,71・・・が縞状に並列してなる。
本体接着剤71の本数には制限はないが、好ましくは2〜10本である。本実施形態においては5本である。
本体接着剤71の坪量には制限はないが、好ましくは40〜200g/m2である。
本体接着剤71の幅には制限はないが、好ましくは1〜20mmである。
本体接着剤71の幅方向ピッチ(中心間距離)には制限はないが、好ましくは1〜20mmである。
【0015】
本体接着剤71における幅(W1)に対する幅方向ピッチ(W2)の比(W2/W1)には制限はないが、好ましくは1〜10である。
本体接着剤71の長さには制限はないが、少なくともウイング部12の長手方向長さよりも長く、好ましくは吸収体4の長手方向長さの70%以上であり、更に好ましくは吸収体4の長手方向長さの80〜90%である。本体接着剤71は長手方向に連続的であることが好ましいが、部分的に非連続になっていてもよい。
本体接着剤71の種類には制限はないが、ホットメルト接着剤が好ましく用いられる。
【0016】
ウイング部12は、吸収性本体11から幅方向に延出した裏面シート3及び表面シート2を主体として形成されている。
ウイング部12は、裏面シート3及び表面シート2よりも剛性の高められた領域12Aを有している。
ここでいう「裏面シート及び表面シート」とは、仮想的に、裏面シート3及び表面シート2の素材のみを抽出し、それ以外の部材や接着剤等を除外することを意味する。例えば、裏面シート3と表面シート2とを接合するウイング部接合部8(後述)や、衣類当接面に設けられたウイング部ズレ止め材6(後述)については除外する。また、補強用シート(図示せず)が接合されているウイング部12の場合(後述)には、該補強用シートを除外する。
【0017】
剛性の高められた領域12Aの剛性は、ウイング部12を形成する裏面シート3と表面シート2との間に、ウイング部接合部8を設けることにより高められている。ウイング部接合部8は、接着剤が面状に塗工されて形成されている。面状に塗工する方法には特に制限はないが、未塗工領域が生じないように塗工するためにはコーター方式のように接触式の塗工が好ましい。スロットスプレー方式のような非接触式の塗工によれば、未塗工領域が全く生じないように塗工することは困難であるが、未塗工領域が存在していたとしても、巨視的にみて面状に塗工されていれば、面状に塗工されているものとする。
【0018】
ウイング部12を形成する裏面シート3及び表面シート2の剛性は、以下の方法により測定される。
ウイング部12を長手方向に長さ40mm/幅20mmにカットした後、ウイング部接合部8及びウイング部ズレ止め材6を有機溶剤等の使用により除去し、裏面シート3と表面シート2を分離する。分離した裏面シート3と表面シート2を重ね合わせ、重ね合わせた裏面シート3及び表面シート2における高さ方向両端部付近の2箇所を超音波シール(FUJI IMPULSE製、品番US−60B、シール部は直径2mmの円形)で固定し、直径10mm/高さ20mmの円筒となし、テンシロン圧縮試験機(ORIENTEC社製、RTC1210A)にて速度10mm/minで圧縮試験をおこなう(測定開始時のギャップ値を22mm、試験終了時のギャップ値を10mmとした)。このときの最大荷重値を求め、その5点平均値を「バルクソフトネス値」とする。
【0019】
また、剛性の高められた領域12Aの剛性は、以下の方法により測定される。
ウイング部12を長手方向に長さ40mm/幅20mmにカットした後、ウイング部ずれ止め材6のみを除去する。その他は、上記試験方法と同様におこなう。
【0020】
ウイング部12の面積(T1)に対する剛性の高められた領域12Aの面積(T2)の比(T2/T1)には制限はないが、ウイング部12全体の充分な剛性を得る上で、80%以上であることが好ましい。本実施形態においては、該比(T2/T1)は90%以上である(ウイング部12のほぼ全体が剛性の高められた領域12Aとなっている)。
尚、吸収性本体11とウイング部12との境界は、図2に示すように、ウイング部12における前方部側の付け根12Bのノッチと後方部側の付け根12Bのノッチとを結ぶ直線である。
【0021】
ウイング部接合部8は、図2に示すように、ウイング部12から、吸収性本体11とウイング部12との境界を跨ぎ、吸収性本体11にかけて設けられている。このような範囲にウイング部接合部8が設けられていると、ウイング部12の付け根12Bからの破断に対する耐性が向上する。
ウイング部12の周縁部にも、吸収性本体11の周縁部から連続してシール部13が設けられている。
【0022】
吸収性本体11における裏面シート3の衣類当接面(外表面)には、図2(b)に示すように、衣類に止着するための本体ズレ止め材5が、長手方向に沿って設けられている。本実施形態においては、本体ズレ止め材5,5は、吸収性本体11の衣類当接面における幅方向両側部それぞれに、幅方向に離間して設けられている。
本体ズレ止め材5の長手方向長さに制限はないが、吸収性本体11のほぼ全長に亘って設けられていることが好ましい。
本体ズレ止め材5の坪量には制限はないが、好ましくは15〜50g/m2である。
なお、本実施形態では、長手方向に連続する本体ズレ止め材5を用いており、吸収性本体11のフィット性をより向上できるようになされているが、吸収性本体11のフィット性とズレ防止力のバランスの観点から、本体ズレ止め材5は、長手方向に不連続なストライプ状としても良い。
【0023】
ウイング部12の衣類当接面には、ウイング部ズレ止め材6が設けられている。ウイング部12は、図3(a)に示すように、吸収性本体11の衣類当接面を本体ズレ止め材5により衣類Sに止着した状態で、吸収性本体11の衣類当接面側(衣類側)に折り返し、ウイング部ズレ止め材6により衣類Sに止着し、衣類Sに対する生理用ナプキン1全体の止着力を向上させるものである。
【0024】
本体ズレ止め材5及びウイング部ズレ止め材6の塗工方法には特に制限はない。接触式の塗工方法又は非接触式の塗工方法の何れでもよい。接触式の塗工方法としては、例えばコーター方式が挙げられる。非接触式の塗工方法としては、例えばスロットスプレー方式が挙げられる。
【0025】
剛性の高められた領域12Aとウイング部ズレ止め材6とは平面視で重なるように配置されている。「平面視で重なるように配置されている」とは、図2に示すように、ウイング部12を平面視したときに、剛性の高められた領域12Aとウイング部ズレ止め材6とが全部又は一部重なっていることを意味する。ウイング部ズレ止め材6の全部が剛性の高められた領域12Aに重なっていることが好ましい。
【0026】
また、ウイング部12が吸収性本体11の衣類当接面側に折り返された状態において、剛性の高められた領域12Aと本体ズレ止め材5とは平面視で重なるように配置されている。「平面視で重なるように配置されている」とは、図3(a)に示すように、ウイング部12を平面視したときに、剛性の高められた領域12Aと本体ズレ止め材5とが全部又は一部重なっていることを意味する。
【0027】
このように構成された本実施形態の生理用ナプキン1は、例えば、図3(a)に示すように、吸収性本体11の衣類当接面を本体ズレ止め材5によりショーツSのクロッチ部に止着することができ、更に、この状態でウイング部12を吸収性本体11の衣類当接面側(衣類側)に折り返し、ウイング部ズレ止め材6によりショーツSのクロッチ部に止着することができる。
【0028】
本実施形態の生理用ナプキン1によれば、ウイング部12は、裏面シート3及び表面シート2よりも剛性の高められた領域12Aを有しているため、ウイング部12の剛性が高くなっており、ウイング部12の耐引き裂き性が向上している。そのため、使用後、ウイング部12をショーツSのクロッチ部から剥離する際にウイング部12が、特にそれを形成する裏面シート3が破断し難い。また、ウイング部12の剛性が高いため、ウイング部12がよれ難く、その操作性も高い。
【0029】
また、吸収性本体11において、吸収体4と裏面シート3とが長手方向に延びる複数本の本体接着剤71が縞状に並列してなる本体接合部7により接合されており、吸収体4と裏面シート3とが全面的には接合されていないため、吸収性本体11の柔軟性に優れている。特に吸収性本体11に幅方向外方から外力が加わると、吸収性本体11が幅方向に撓み易い。
また、本体接着剤71,71間に隙間を有しているため、吸収体4と裏面シート3とが全面的に接着剤により接合されている構成に比して、吸収性本体11の変形の自由度が高く、吸収性本体11のフィット性が良好である。
【0030】
そして、ウイング部12に剛性の高められた領域12Aを設けることによりウイング部12の幅方向の剛性が高まると共に、吸収性本体11において吸収体4と裏面シート3とを、複数本の本体接着剤71が縞状に並列してなる本体接合部7により接合することにより吸収性本体11の幅方向の剛性が相対的に低くなる。その結果、吸収性本体11の幅方向の剛性がウイング部12の幅方向の剛性(ショーツSの剛性も加味される)よりも低くなり、以下に詳述する原理で、装着時の吸収性本体11のフィット性が更に向上する。
【0031】
即ち、図3(a)に示す装着状態において、生理用ナプキン1に幅方向外方から外力が加わると、生理用ナプキン1には、剛性の高いウイング部12から剛性の低い吸収性本体11に向かう方向の湾曲方向性が生じる。そのため、生理用ナプキン1は、図3(b)に示すように、吸収性本体11とウイング部12との間に挟まれているショーツSのクロッチ部と共に、ウイング部12から吸収性本体11に向けて凸に湾曲する。その結果、吸収性本体11が着用者の肌に湾曲状態で接近するため、フィット性が向上する。
【0032】
吸収性本体11に本体ズレ止め材5が設けられ、ウイング部12にウイング部ズレ止め材6が設けられているため、生理用ナプキン1を、図3に示す装着状態でショーツSに装着すると、ウイング部12及び吸収性本体11における裏面シート3とショーツSとが一体化する。そのため、ウイング部12の剛性にショーツSの剛性も加味されて、吸収性本体11との間の剛性の差が一層大きくなり、吸収性本体11の湾曲方向性が一層大きくなる。
【0033】
裏面シート3が水蒸気透過性を有していると、ウイング部12全体として水蒸気透過性を有するので、ウイング部12が止着されたショーツSの領域のムレを低減できるという利点がある反面、水蒸気透過性を有する裏面シート3は、一般的に引き裂き強度を弱く、ウイング部12が引き裂かれ易くなる欠点がある。而して、ウイング部12には、剛性の高められた領域12Aが設けられているため、引き裂き強度の弱い裏面シート3が補強され、充分な引き裂き強度が確保される。
【0034】
また、吸収性本体11における吸収体4と裏面シート3との間が、複数本の本体接着剤71が縞状に並列してなる本体接合部7により接合されており、本体接着剤71,71間に隙間があるため、吸収体4と裏面シート3の衣類当接面(外表面)との間の水蒸気透過性を阻害することがない。
【0035】
以上、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明の吸収性物品は、前記実施形態に制限されることなく、適宜変更が可能である。
本発明の吸収性物品が止着される衣類は、ショーツ等の下半身用の下着に制限されず、例えば、他の使い捨ておむつ、シャツ等の上半身用の下着でもよい。
本発明は、生理用ナプキンに制限されず、例えば、パンティライナー、失禁ライナー、失禁パッドにも適用することができる。それ以外にも、使い捨ておむつの内側に固定して用いられる尿パッドや、シャツ等に固定して用いられる母乳パッドにも適用することができる。
【0036】
剛性の高められた領域の剛性は、ウイング部に、裏面シート及び表面シートとは別の補強用シート(図示せず)を接合して設けることにより高められていてもよい。その場合、ウイング部は、吸収性本体から幅方向に延出した裏面シートを主体として(即ち、表面シートを用いずに)形成されていてもよい。また、ウイング部が、裏面シート及び表面シートを主体として形成されていると共に、補強用シートが接合されて補強されている場合には、裏面シートと表面シートとの間にはウイング部接合部が設けられていなくてもよい。
【0037】
本発明の吸収性物品には、更に、その具体的な用途に応じた各種部材を具備していてもよい。例えば、生理用ナプキンや失禁パッドに適用する場合には、吸収性物品の左右両側部に一対の立体ガードを設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。
【図2】図2(a)は、図1に示す生理用ナプキンについて裏面シートを仮想的に取り除いた状態を示す底面図であり、図2(b)は、図1に示すIIB−IIB断面図である。
【図3】図3(a)は、図1に示す生理用ナプキンを衣類に装着した状態を示す断面図〔図2(b)対応図〕であり、図3(b)は、図3(a)に示す状態の生理用ナプキンに幅方向外方から外力が加わったときの状態を示す断面図〔図2(b)対応図〕である。
【符号の説明】
【0039】
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
11 吸収性本体
12 ウイング部
12A 剛性の高められた領域
13 シール部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 本体ズレ止め材
6 ウイング部ズレ止め材
7 本体接合部
71 接着剤
8 ウイング部接合部
S ショーツ(衣類)





 

 


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