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発明の名称 X線CT装置及びX線CT装置製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−82870(P2007−82870A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−277224(P2005−277224)
出願日 平成17年9月26日(2005.9.26)
代理人 【識別番号】100109900
【弁理士】
【氏名又は名称】堀口 浩
発明者 佐久田 茂
要約 課題
検出器の溝位置合わせを精度良く低コストで組み合わせることができるX線CT装置及びX線CT装置の製造方法を提供すること。

解決手段
X線CT装置はX線遮蔽板を保持する保持板と、前記保持板の短手方向の一方の端部を支持し前記保持板に倣って設けられている第1の支持板と、前記保持板の短手方向の他方の端部を支持し前記保持板に倣って設けられている第2の支持板と、前記保持板と前記第1の支持板と前記第2の支持板とを組み立てた状態でそれぞれの部材に一度に加工された溝とを有することを特徴とする。X線CT装置の製造方法は保持板及び第1の支持板及び第2の支持板及び第1の支持板を組み立てる工程と、前記第1の支持板の短手方向両端部と前記第2の支持板の短手方向両端部との間に連結部材を設ける工程と、前記保持板と前記第1の支持板と前記第2の支持板と前記連結部材を組み立てた状態で溝を加工をする工程とを有することを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
X線遮蔽板を保持する保持板と、
前記保持板の短手方向の一方の端部を支持する第1の支持板と、
前記保持板の短手方向の他方の端部を支持する第2の支持板と、
前記第1の支持板と前記保持板と前記第2の支持板とに連続して形成された溝と
を有することを特徴とするX線CT装置。
【請求項2】
曲げ加工されX線遮蔽板を保持する保持板と、
前記保持板の短手方向の一方の端部を前記保持板の曲げ加工に倣って支持する第1の支持板と、
前記保持板の短手方向の他方の端部を前記保持板の曲げ加工に倣って支持する第2の支持板と、
前記第1の支持板と前記第2の支持板とを連結する連結部材とを有し、
前記第1の支持板と前記保持板と前記第2の支持板とに連続して形成された溝と、
を有することを特徴とするX線CT装置。
【請求項3】
所定間隔で対向配置された第1の保持板及び第2の保持板と、
前記第1及び第2の保持板の対向する位置にそれぞれ設けられた溝と、
前記第1の保持板及び第2の保持板に形成された前記溝に挿入固定されたX線遮断板と
を有することを特徴とするX線CT装置。
【請求項4】
X線遮断板を保持する保持板、前記保持板の短手方向の一方の端部を支持する第1の支持板、前記保持板の短手方向の他方の端部を支持する第2の支持板及び前記第1の支持板と前記第2の支持板とを連結させる連結部材を組み立てる工程と、
前記保持板と前記第1の支持板と前記第2の支持板と前記連結部材を組み立てた状態で前記第1の支持板、前記保持板、前記第2の支持板に溝を加工する工程と
を有することを特徴とするX線CT装置製造方法。
【請求項5】
X線遮蔽板を保持する保持板の短手方向の一方の端部を支持する第1の支持板を曲げ加工する工程と、
前記保持板の短手方向の他方の端部を支持する第2の支持板を曲げ加工する工程と、
前記保持板を前記第1の支持板及び前記第2の支持板に倣って曲げ加工する工程と、
前記保持板、前記第1の支持板、前記第2の支持板及び前記第1の支持板と前記第2の支持板とを連結させる連結部材を組み立てる工程と、
前記保持板と前記第1の支持板と前記第2の支持板と前記連結部材を組み立てた状態で前記第1の支持板、前記保持板及び前記第2の支持板に溝を加工する工程と、
前記溝にX線遮蔽板を挿入する工程と
を有することを特徴とするX線CT装置製造方法。
【請求項6】
所定の間隔で第1の保持板及び第2 の保持板を対向配置する工程と、
対向配置された状態で第1の保持板及び第2の保持板の対向する位置にそれぞれ溝を加工する工程と、
前記溝にX線遮蔽板を挿入する工程と
を有することを特徴とするX線CT装置製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば被検体の断層面を撮影するためのマルチスライスX線CT装置、デュアルX線CT装置、コーンビームX線CT装置等のX線CT装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図7に示すようにX線CT装置は、X線管から放射されたX線がコリメータによって扇状のX線ビームに絞られるとともに、撮影領域に載置された被検体を中心にして、X線管とこれに対向して配置された円弧状のコリメータと検出器が回転して、被検体を透過したX線情報を検出器が捉え、その信号をコンピュータで処理して被検体のX線断層画像を得るものである。そして、X線管から放射されたX線は、被検体を直進して透過するものと被検体で散乱するものがあり、前者の情報のみを取り込んで、斜めから入る散乱線を除去し、そのクロストークを防ぐために、検出器の前にコリメータが設けられている。このコリメータは一次元または二次元状に配列された検出器の前で各チャンネル毎にX線の透過し難い材料でX線遮蔽板を形成している。コリメータは上サポートと下サポート、側柱、及び突き当て板から形成されている。また、これらの部材は別々に上サポート、下サポート、突き当て板にあらかじめ溝加工がされている。これは、部材を組み立てた後、X線遮蔽板を挿入するための溝である。部材ごとに溝加工された後に組み立てられたコリメータの溝にX線遮蔽板が挿入される(特許文献1参照)。
【0003】
この際、各部材に設けられた数百箇所余りの溝どうしを合わせる工程が必要となる。
【特許文献1】特開平10−5207号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したコリメータ及び製造方法では、
この溝合わせは数十マイクロメートルオーダで行わなければならず、またその箇所は数百箇所にも及んでしまう。さらに、溝加工は部材ごとに別々に行うために加工時間が多くかかってしまっていた。また、これらの部材は平板に溝加工をし、それを弧状に曲げることで製造されていた。すると矩形溝形状がくさび形状に変形してしまい、X線遮蔽板が挿入しづらい、もしくは挿入しやすい加工をしても溝奥でガタが生じてしまう不都合があり、問題となっていた。
【0005】
そこで本発明は、精度の良い溝加工を短時間でできるX線CT装置及びX線CT装置の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のX線CT装置及びX線CT装置の製造方法は次のように構成されている。また、これらはそれぞれ検出器及び検出器の製造方法と置き換えることもできるものとする。
【0007】
(1)X線遮蔽板を保持する保持板と、前記保持板の短手方向の一方の端部を支持する第1の支持板と、前記保持板の短手方向の他方の端部を支持する第2の支持板と、前記第1の支持板と前記保持板と前記第2の支持板とに連続して形成された溝とを有することを特徴とする。
【0008】
(2)曲げ加工されX線遮蔽板を保持する保持板と、前記保持板の短手方向の一方の端部を前記保持板の曲げ加工に倣って支持する第1の支持板と、前記保持板の短手方向の他方の端部を前記保持板の曲げ加工に倣って支持する第2の支持板と、前記第1の支持板と前記第2の支持板とを連結する連結部材とを有し、前記第1の支持板と前記保持板と前記第2の支持板とに連続して形成された溝と、を有することを特徴とする。
【0009】
(3)所定間隔で対向配置された第1の保持板及び第2の保持板と、前記第1及び第2の保持板の対向する位置にそれぞれ設けられた溝と、前記第1の保持板及び第2の保持板に形成された前記溝に挿入固定されたX線遮断板とを有することを特徴とする。
【0010】
(4)X線遮断板を保持する保持板、前記保持板の短手方向の一方の端部を支持する第1の支持板、前記保持板の短手方向の他方の端部を支持する第2の支持板及び前記第1の支持板と前記第2の支持板とを連結させる連結部材を組み立てる工程と、前記保持板と前記第1の支持板と前記第2の支持板と前記連結部材を組み立てた状態で前記第1の支持板、前記保持板、前記第2の支持板に溝を加工する工程とを有することを特徴とする。
【0011】
(5)X線遮蔽板を保持する保持板の短手方向の一方の端部を支持する第1の支持板を曲げ加工する工程と、前記保持板の短手方向の他方の端部を支持する第2の支持板を曲げ加工する工程と、前記保持板を前記第1の支持板及び前記第2の支持板に倣って曲げ加工する工程と、前記保持板、前記第1の支持板、前記第2の支持板及び前記第1の支持板と前記第2の支持板とを連結させる連結部材を組み立てる工程と、前記保持板と前記第1の支持板と前記第2の支持板と前記連結部材を組み立てた状態で前記第1の支持板、前記保持板及び前記第2の支持板に溝を加工する工程と、前記溝にX線遮蔽板を挿入する工程とを有することを特徴とする。
【0012】
(6)所定の間隔で第1の保持板及び第2 の保持板を対向配置する工程と、対向配置された状態で第1の保持板及び第2の保持板の対向する位置にそれぞれ溝を加工する工程と、前記溝にX線遮蔽板を挿入する工程とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、検出器の溝位置合わせを精度良く低コストでできるX線CT装置及びX線CT装置の製造方法を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は本発明の実施の形態に係るX線CT装置の検出器の上下サポート及び突き当て板及び側柱が組み立てられた状態の斜視図である。構成部材の位置関係について説明する。
【0015】
突き当て板14(保持板)の上部に上サポート10(第1の支持板)、突き当て板14の下部に下サポート12(第2の支持板)を設ける。上サポート10と下サポート11は曲率をもち、突き当て板14は上サポート10及び下サポート11に倣った状態で組み立てられる。また突き当て板14の両端部において上サポート10と下サポート12の間に側柱16を設ける。その後、溝加工を行いX線遮蔽板22を挿入していく。
【0016】
第1の実施の形態について図1を用いて述べる。突き当て板14は上サポート10と下サポート12の外側の円弧部に設けられている。突き当て板14、上サポート10、下サポート12、側柱16が組み立てられた状態で、突き当て板14、上サポート10、下サポート12を同時にブレード20によって溝加工を行う。ブレード20をこれらの部材の円弧の内側から突き当て板14の加工部に対して垂直方向に移動させることで、溝加工する。図の矢印に示されるように最初にブレード20を下サポート12へ突き当て板14方向に移動させ、下サポート12に溝を加工する。その後、ブレード20を上方向に移動させ、突き当て板14へ溝を加工する。そして上サポート10に溝加工するために突き当て板14から離れる向きに移動させる。このようにして、複数の部材の溝加工が一度に可能となる。
【0017】
第2の実施の形態について図2を用いて述べる。本実施の形態では、突き当て板14は上サポート10と下サポート12の内側の円弧部に設けられている。ブレード20をこれらの部材の円弧の外側から突き当て板14の加工部に対して垂直方向に移動させ、下サポート12に溝を加工する。第1の実施例と同様である。その後、ブレード20を上方向に移動させ、突き当て板14へ溝を加工する。そして上サポート10に溝加工するために突き当て板14から離れる向きに移動させる。
【0018】
第3の実施の形態について図3を用いて述べる。突き当て板14の形状に関する実施例である。第1、第2の実施の形態のように突き当て板14の全面に溝加工をするのではなく、突き当て板14の一部に溝加工をすることを示している。溝加工するブレード20はそれぞれ図中の矢印の方向に移動する。
【0019】
図3(a)は突き当て板14の両端部以外の部分に凸部を設けることにより、凸部のみに溝加工をさせることを示している。また、この凸部は凸になっている面と反対の面は凹部になっている。これは、突き当て板14で減衰するX線量を同一とすることを目的としている。
【0020】
図3(b)は突き当て板14の中心部付近に凸部を設け、凸部のみに溝加工をさせることを示している。凸になっている面と反対の面は凹部になっており、突き当て板14の厚みを均一にしている。図3(b)では突き当て板14の中央部付近に凸部が設置されているが、中央部付近でなくても偏った位置に設置しても良い。
【0021】
図3(c)は突き当て板14の中心部付近に図3(b)に示されるほどの長さではないが、位置決め可能な最低限の目安となる凸部を設け、その凸部に溝加工をさせる。この凸部は連続に変化するように設ける。なぜなら、突き当て板14に段差すなわち不連続点が生じると不連続点において検出器リニアリティ(X線強度と検出器出力電圧の比例関係、すなわち傾き)が変化してしまい、正確な画像が得られなくなってしまうからである。
【0022】
第4の実施の形態について図4を用いて述べる。第1、第2の実施の形態のように突き当て板14に溝を加工をするのではなく、ブレード20で突き当て板14を突き抜けて加工することで、スリットを設ける。このスリットによってX線遮蔽板22の位置合わせをする。突き当て板14を薄い部材で済ませることができる。
【0023】
第5の実施の形態について図5を用いて述べる。本実施例はX線遮蔽板22の形状を示している。この形状はX線遮蔽板22の突き当て板14と接触する側の角を落とした形状をしており、溝にはめ込みやすく、また図3(a)のように突き当て板14の形状を複雑にする必要がないため加工時間を短縮できるという利点がある。
【0024】
第6の実施の形態について図6を用いて述べる。本実施例は、保持板を2枚、すなわち突き当て板24を2枚用いて加工する。この突き当て板24は曲率をもった弧状の形状をしている。2枚の突き当て板24は互いに対向させた状態を保たせるために仮固定をする。図6(a)に示すように一体に溝加工をする。そして図6(b) 、図6(c)で示されるようにこの2枚の突き当て板24の位置を保ったまま、X線遮蔽板22を挿入し、接着固定をする。上サポート、下サポート、側柱がなくても組み立てが可能である。突き当て板24の材質はGFRPを使用しているが代替可能な他の材質でも構わない。
【0025】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施の形態に係る検出器を示す斜視図。
【図2】本発明の実施の形態に係る検出器を示す斜視図。
【図3】本発明の実施の形態に係る突き当て板の形状を示す断面図。
【0027】
【図4】本発明の実施の形態に係る突き当て板の形状を示す断面図。
【0028】
【図5】本発明の実施の形態に係るX線遮蔽板の形状を示す断面図。
【0029】
【図6】本発明の実施の形態に係る検出器を示す斜視図。
【図7】本発明及び従来の実施の形態に係るX線CT装置の概要図。
【図8】従来における検出器を示す斜視図。
【符号の説明】
【0030】
10…上サポート、12…下サポート、14、24…突き




 

 


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