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発明の名称 商品陳列装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29155(P2007−29155A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−212711(P2005−212711)
出願日 平成17年7月22日(2005.7.22)
代理人 【識別番号】100098682
【弁理士】
【氏名又は名称】赤塚 賢次
発明者 宇田川 徹
要約 課題
ひとつの操作で全てのフック部材に吊り下げられた商品を一度に前出しできる商品陳列装置を提供すること。

解決手段
左側ブラケット1と、左側ブラケット1と所定間隔おいて対向する右側ブラケット1と、左側ブラケット1に上下方向に回動自在に軸支される左側腕部2と、右側ブラケット1に上下方向に回動自在に軸支される右側腕部2と、両側腕部2に軸支位置6より後方側で差し渡し状に配設される後方バー部材3と、後方バー部材3に左右方向に所定のピッチで付設される2つ以上の商品吊り下げ用フック部材4とを有する商品陳列装置。
特許請求の範囲
【請求項1】
左側固定部と、該左側固定部と所定間隔おいて対向する右側固定部と、
該両側固定部に差し渡し状に配置されると共に、回動自在に支持される横部材と、
該横部材に左右方向に所定のピッチで付設される2つ以上の商品吊り下げ用フック部材を有することを特徴とする商品陳列装置。
【請求項2】
該左側固定部に回動自在に支持される左側腕部又は該右側固定部に回動自在に支持される右側腕部のいずれか一方又は両方を更に設置し、
該横部材と該両側腕部のいずれか一方又は両方を一体化し、該横部材は該両側腕部のいずれか一方又は両方を介して該両側固定部間で回動自在としたことを特徴とする請求項1記載の商品陳列装置。
【請求項3】
該商品吊り下げ用フック部材は、前方向に延出する商品を吊り下げる棒状部材と、該棒状部材の先端から上方に屈曲する商品の転落を防止する係り止め部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の商品陳列装置。
【請求項4】
該横部材は該両側腕部のいずれか一方又は両方に対して、該支持位置より後方側に設置されるものであり、且つ該両側腕部のいずれか一方又は両方の後方側が弾発部材により下方に付勢されていることを特徴とする請求項2又は3記載の商品陳列装置。
【請求項5】
該横部材は該両側腕部のいずれか一方又は両方に対して、該支持位置又は該支持位置より前方側に設置されるものであり、且つ該両側腕部のいずれか一方又は両方と該両側固定部のいずれか一方又は両方は互いに係合していることを特徴とする請求項2又は3記載の商品陳列装置。
【請求項6】
該横部材に、操作部を更に設けたことを特徴とする請求項1記載の商品陳列装置。
【請求項7】
該左側腕部又は該右側腕部に、操作部を更に設けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の商品陳列装置。
【請求項8】
該操作部が、該両側腕部の該支持位置より前方側で差し渡し状に配設されるバー部材であって、商品陳列姿勢の正面視において該バー部材は該横部材より上方側にあることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の商品陳列装置。
【請求項9】
前記バー部材の前面部は、凹状断面を有する商品情報表示部であることを特徴とする請求項8記載の商品陳列装置。
【請求項10】
上下2段以上に配設され、少なくとも上下2段の操作部を連結する連結部材を更に有することを特徴とする請求項9に記載の商品陳列装置。
【請求項11】
該左側腕部又は該右側腕部に、前後方向にスライドする操作部を更に設けたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の商品陳列装置。
【請求項12】
該左側腕部又は該右側腕部は長尺状ケース部材であり、該操作部は該長尺状ケース部材内にスライド自在に嵌合する長尺状部材であることを特徴とする請求項11記載の商品陳列装置。
【請求項13】
該横部材が、バー部材又は網目状部材であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の商品陳列装置。
【請求項14】
前記商品吊り下げ用フック部材に吊り下げられた商品の最後尾に、錘を吊り下げることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項記載の商品陳列装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スーパーやドラッグストアなどの商品陳列棚のフック部材に商品を多数個吊り下げ状態に陳列するとともに、全ての吊り下げ商品を一度に前方移動できる商品の前出しに好適な商品陳列装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スーパーやドラッグストアなどにおいて、歯ブラシなど細身の商品は、前方に延出し略水平状態の棒状部材(フック部材)に多数吊り下げ状態で陳列されている。特開平10−272042号公報には、フック部材と、該フック部材にスライド移動可能に取り付けられ該フック部材に吊り下げられた商品を前方に押し付ける押し付け体と、該押し付け体をスライド移動させる操作バーと、該押し付け体を常時後方へ付勢する付勢弾性体とを備える商品陳列具が開示されている。
【0003】
特開平10−272042号公報に記載の商品陳列具によれば、商品の前出しは、押し付け体の取り付けた操作バーを手動により引き出すことにより行い、前出し後は、押し付け体が自動的に元に戻るため、商品の過度の押圧による変形等も生じることがなく、また客の通行の妨げとなることもなく安全である。
【特許文献1】特開平10−272042号公報(請求項1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特開平10−272042号公報に記載の商品陳列具の商品の前出し作業は、売れ筋商品を陳列した陳列具とそうでない陳列具とでは異なるため、陳列具毎に手動により行う必要があり面倒である。また、この商品陳列具は、押し付け体を持たない従前のフック部材と比較するとコストアップは避けられない。
【0005】
従って、本発明の目的は、ひとつの簡単な操作で全てのフック部材に吊り下げられた商品を一度に前出しできる商品陳列装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、フック部材が付設された横長の横部材(バー部材)を可動枠体とし、全てのフック部材が前下がり傾斜となるように可動枠体を回動させれば、吊り下げられた商品すべてを一斉に前出しできることなどを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、左側固定部と、該左側固定部と所定間隔おいて対向する右側固定部と、該両側固定部に差し渡し状に配設されると共に、回動自在に指示される横部材と、該横部材に左右方向に所定のピッチで付設される2つ以上の商品吊り下げ用フック部材を有することを特徴とする商品陳列装置を提供するものである。
【0008】
また、本発明は、該左側固定部に回動自在に支持される左側腕部又は該右側固定部に回動自在に支持される右側腕部のいずれか一方又は両方を更に設置し、該横部材と該両側腕部のいずれか一方又は両方を一体化し、該横部材は該両側腕部のいずれか一方又は両方を介して該両側固定部間で回動自在としたことを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。また、本発明は、該商品吊り下げ用フック部材は、前方向に延出する商品を吊り下げる棒状部材と、該棒状部材の先端から上方に屈曲する商品の転落を防止する係り止め部を有することを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。
【0009】
また、本発明は、該横部材は該両側腕部のいずれか一方又は両方に対して、該支持位置より後方側に設置されるものであり、且つ該両側腕部のいずれか一方又は両方の後方側が弾発部材により下方に付勢されていることを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。また、本発明は、該横部材は該両側腕部のいずれか一方又は両方に対して、該支持位置又は該支持位置より前方側に設置されるものであり、且つ該両側腕部のいずれか一方又は両方と該両側固定部のいずれか一方又は両方は互いに係合していることを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。
【0010】
また、本発明は、該横部材に、操作部を更に設けたことを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。また、本発明は、該左側腕部又は該右側腕部に、操作部を更に設けたことを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。また、本発明は、前記操作部が、該両側腕部の該軸支位置より前方側で差し渡し状に配設されるバー部材であって、商品陳列姿勢の正面視において該バー部材は該横部材より上方側にあることを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。
【0011】
また、本発明は、前記バー部材の前面部は、凹状断面を有する商品情報表示部であることを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。また、本発明は、上下2段以上に配設され、少なくとも上下2段の操作部を連結する連結部材を更に有することを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。また、本発明は、該左側腕部又は該右側腕部に、前後方向にスライドする操作部を更に設けたことを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。また、本発明は、該左側腕部又は該右側腕部は長尺状ケース部材であり、該操作部は該長尺状ケース部材内にスライド自在に嵌合する長尺状部材であることを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。また、本発明は、該横部材が、バー部材又は網目状部材であることを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。また、本発明は、前記商品吊り下げ用フック部材に吊り下げられた商品の最後尾に、錘を吊り下げることを特徴とする前記商品陳列装置を提供するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の商品陳列装置によれば、両側固定部に差し渡し状に配設される横部材が回動自在又は両側腕部を介して回動自在に軸支されており、従って、横部材に取り付けられたフック部材が前下がり傾斜となるように手で両側腕部等を下方へ下げれば、吊り下げられた商品すべてを一斉に前出しできる。このため、個々の商品陳列具の前出し状態を気にすることなく、簡単に前出し作業が行える。また、左右方向又は上下方向に商品吊り下げ用の棒状部材が併設する2連のフック陳列具などにも適用できる。また、フック部材を支持する横部材は、弾発付勢などにより略水平状態(商品陳列姿勢)が維持されており、些細な外力では回動せず、安定な陳列状態を維持できる。また、操作部があるため操作し易い。特に両側腕部の前方側に付設された前方操作バー部材を用いる場合、操作位置が広がり一層操作し易いものとなると共に、商品情報表示機能を付与することもできる。また、操作部が両側腕部のいずれか一方又は双方において、両側腕部に対して前後方向にスライドする部材の場合、商品陳列状態において、両側固定部に収容状態にできるから、余分な突出をなくすることができる。また、フック部材が前下がり傾斜となることで錘が前方移動し、商品の前出しが一層円滑に行われる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、本発明の第1の実施の形態における商品陳列装置を図1〜図4を参照して説明する。図1は本例の商品陳列装置の使用状態を示す斜視図、図2は通常の商品陳列状態であって、前出し操作前の状態を示す図、図3は前出し操作中の状態を示す図、図4は前出し操作後の状態を示す図である。なお、本明細書中、「前」は顧客側を言い、「後」はその反対方向を言い、「左右」は顧客側から見た方向を言う。
【0014】
第1の実施の形態における商品陳列装置10は、支柱5のスリット51に装着される左側固定部である左ブラケット1と、左ブラケット1と所定間隔おいて対向する右側固定部である右ブラケット1と、左ブラケット1の軸6を中心に回動自在に軸支される左側腕部2と、右ブラケット1に軸6を中心に回動自在に軸支される右側腕部2と、両側腕部2、2に軸6(軸支位置)より後方側で差し渡し状に配設される後方バー部材3と、後方バー部材3に左右方向に所定のピッチで付設される2つ以上の商品吊り下げ用フック部材4とを有する。なお、左側固定部及び右側固定部が固定されるものとしては、上記支柱のスリットに限定されず、壁などであってもよい。
【0015】
商品陳列装置10において、左ブラケット1は支柱5のスリット51に係合する係合片13と、左側腕部2を支持する本体部14とからなる。本体部14には軸6と、軸6の後方側にガイド穴8aを有する。なお、左ブラケット1は左側腕部2を回動自在に支持するものであるため、軸6は左側腕部2側が軸であれば軸穴でよく、ガイド穴8aは左側腕部2がガイド穴であれば、ガイド突起であってもよい。なお、右ブラケット1は左ブラケット1と左右対称位置にある同じものであり、その記載を省略する。
【0016】
左側腕部2は長尺板状物であり、左ブラケット1の軸6と係合する軸穴と、該軸穴の後方側に左ブラケット1のガイド穴8aに係合するガイド突起7aを有する。ガイド穴8aは回動する範囲を定めると共に、回動を安定したものとする。すなわち、陳列姿勢において、ガイド突起7aが、ガイド穴8aの上端縁で規制され、最大角度に回動した場合、ガイド突起7aが、ガイド穴8aの下端縁で規制される。左側腕部2における軸6の取り付け位置は、前後方向のほぼ中央である。前方側に近くなるほど、回動の際、力が必要となり、後方側に近くなるほど、回動範囲が狭くなり前出しが行い難くなる。左側腕部2は後端部で後方バー部材3に接合して両者は一体化している。
【0017】
後方バー部材3は矩形断面の長尺状物である。後方バー部材3の両端は左側腕部2と右側腕部2と接合している。また、後方バー部材3には左右方向に所定のピッチで多数個の商品吊り下げ用フック部材4が付設されている。商品吊り下げ用フック部材4は、本例では後方バー部材3に固定される取付部41と、取付部41の上面にその後方側が固定され、前方へ延出する棒状部材42とからなる。棒状部材42は商品が前後方向に多数、吊り下げられるものであり、通常略水平かあるいは前方にやや上り傾斜とすることで、陳列の安定性を高めている。また、棒状部材42の先端は上方へ屈曲して係り止め部43とし、商品の転落を防止している。なお、商品吊り下げ用フック部材4は後方バー部材3に固定されたものであっても、脱着可能なものであってもよい。
【0018】
係り止め部43には、商品の転落を更に確実に防止するため、少なくとも係り止め部43の商品吊り下げ側の周面に係止部を形成してもよい。係止部の一例としては、部分円形断面突起44(図16(A))、矩形断面状突起44a(同図(B))、螺子44b(図17(A))及びローレット44c(同図(B))などが挙げられる。なお、図16及び図17中、上段は下段図の平面図であり、図16(A)の下段図に表れる部分円形は凹部を示している。
【0019】
左側腕部2、後方バー部材3及び右側腕部2で形成される平面視コ字形状の枠体(以下、単に「コ字形状の枠体」と言う)はその後方側が弾発部材により下方に付勢されている。本例では左側腕部2の後方部と左ブラケット1の後方下端部とがコイルバネ8で連結され、右側腕部2の後方部と右ブラケット1の後方下端部とがコイルバネ8で連結されている(図2参照)。なお、コイルバネ8はいずれか一方で使用されるものであってもよい。
【0020】
商品陳列装置10は、陳列姿勢において、コ字形状の枠体が、コイルバネ8により後方側に回動するよう付勢され、且つその回動力を左右の両ブラケット1のガイド穴8aで規制しているため、商品吊り下げ用フック部材4の棒状部材42は略水平状態を維持し、商品Aを安定して陳列している。この状態で、商品Aは前の方から順次、売られ抜き取られていく(図1の下段の商品陳列装置、図2参照)。
【0021】
商品Aの前出しを行う場合、コ字形状の枠体を下方に回動させる(図1の下段の商品陳列装置、図3中のX方向)。具体的には、両側腕部2の前方端22を操作部として、この操作部分を下側へ押せばよい。この下方への付勢力により、コ字形状の枠体はコイルバネ8のバネ付勢に抗して下方へ回動する。下方への操作は左右の両ブラケット1のガイド穴8aの下端縁に両側腕部のガイド突起7aが当たりその動きを規制することで操作範囲が決定される。下方への回動が行き過ぎると陳列商品はフック部材4の係り止め部43を超えて転落してしまう。また下方への回動が小さいと安定した前出しが行えない。コ字形状の枠体が下方へ回動すると、フック部材4の棒状部材42が前方下り傾斜となるため、商品Aは重力により前方へ移動する(図3参照)。
【0022】
前出しが完了すると、操作部22に対する下方への付勢を解除する。具体的には操作部22への下方への押圧力を徐々に下げていく。操作部22への押圧力が低下すると、コイルバネ8のバネ付勢の方が勝り、コ字形状の枠体は後方へ回動する。そして、コ字形状の枠体は元の陳列姿勢を採り、フック部材4の棒状部材42は略水平状態になり、商品Aは前出し状態で陳列される(図4参照)。
【0023】
また、商品吊り下げ用フック部材4、すなわち、その棒状部材42に前後方向に多数吊り下げられた商品の最後尾に、錘44を吊り下げてもよい。錘44の形態としては、特に制限されず、図18に示すような板状物などが挙げられる。この場合、板状物の上部に棒状部材42が挿通する孔47が形成されることが好ましい。また、挿通孔以外に板状物の上部に付設されるフック部材を棒状部材42に吊り下げる形態のものであってもよい。これにより、フック部材4が前下がり傾斜となることで錘44が前方移動し、商品の前出しが一層円滑に行われる。図18中、商品の記載は省略した。
【0024】
次に、第2の実施の形態における商品陳列装置を図5〜図8を参照して説明する。図5〜図8において、図1〜図4の商品陳列装置と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。図5は本例の商品陳列装置の使用状態を示す斜視図、図6は通常の商品陳列状態であって、前出し操作前の状態を示す図、図7は前出し操作中の状態を示す図、図8は前出し操作後の状態を示す図である。すなわち、第2の実施の形態の商品陳列装置10aにおいて、第1の実施の形態の商品陳列装置10と異なる点は、両ブラケット(両側腕部)の形状及び操作部の形状である。
【0025】
すなわち、商品陳列装置10aの左ブラケット1又は右ブラケット1は、それぞれ2つの水平部材と1つの垂直部材を用い、2つの水平部材を上方水平部材と下方水平部材とし、上方水平部材の後端と下方水平部材の前方端を垂直部材で結合して、略略Z状の腕部2aとしたものである。また、商品陳列装置10aは、両側腕部2aの前方端で差し渡し状に前方バー部材9を配設し、この前方バー部材9を、商品陳列姿勢の平面視において後方バー部材3より上方側に位置させている。また、前方バー部材9の前面部は、凹状断面を有する商品情報表示部91としている。
【0026】
商品陳列装置10aは、陳列姿勢において、左側腕部2a、後方バー部材3、右側腕部2a、前方バー部材9で形成される平面視略ロ字形状の枠体(以下、「ロ字形状の枠体」と言う)が、コイルバネ8により後方側に回動するよう付勢され、且つその回動力を左右の両ブラケット1のガイド穴8aで規制しているため、商品吊り下げ用フック部材4の棒状部材42は略水平状態を維持し、商品Aを安定して陳列している。この状態で、商品Aは前の方から順次、売られ抜き取られていく(図5の下段の商品陳列装置、図6参照)。
【0027】
商品Aの前出しを行う場合、ロ字形状の枠体を下方に回動させる(図5の下段の商品陳列装置、図7中のX方向)。具体的には、前方バー部材9を操作部として、この操作部分を下側へ押せばよい。この下方への付勢力により、ロ字形状の枠体はコイルバネ8のバネ付勢に抗して下方へ回動する。下方への操作は左右の両ブラケット1のガイド穴8aに下端縁に両側腕部のガイド突起7aが当たりその動きを規制することで操作範囲が決定される。ロ字形状の枠体が下方へ回動すると、フック部材4の棒状部材42が前方下り傾斜となるため、商品Aは重力により前方へ移動する(図7参照)。
【0028】
前出しが完了すると、前方バー部材9に対する下方への付勢を解除する。具体的には前方バー部材9への下方への押圧力を徐々に下げていく。前方バー部材9への押圧力が低下すると、コイルバネ8のバネ付勢の方が勝り、ロ字形状の枠体は後方へ回動する。そして、ロ字形状の枠体は元の陳列姿勢を採り、フック部材4の棒状部材42は略水平状態になり、商品Aは前出し状態で陳列される。
【0029】
商品陳列装置10aによれば、商品を前出しする際、両側腕部2の前方側に付設された前方バー部材9を操作すればよく、操作位置が広がり一層操作し易いものとなると共に、前方バー部材9の前面部が商品情報表示機能を有するため便利である。
【0030】
また、本発明の第3の実施の形態における商品陳列装置を図9を参照して説明する。図9において、図1〜図4の商品陳列装置と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第3の実施の形態の商品陳列装置10bにおいて、第1の実施の形態の商品陳列装置10と異なる点は、上下2段の両側腕部(操作部)2を連結する連結部材11を更に備えた点にある。連結部材11は長尺状物であり、上端が上方商品陳列装置10の両側腕部2に回動自在に取り付けられ、下方の途中部分が下方商品陳列装置10の両側腕部2に回動自在に取り付けられている。商品陳列装置10bによれば、連結部材11を操作するだけで、上下のフック部材4に陳列された商品を一斉に前出しすることができる。なお、商品陳列装置10bは上下3段以上であってもよく、連結部材11はその一部又は全部の両側腕部2に回動自在に付設されたものであってもよい。また、連結部材11の設置場所及び形状としては、特に制限されず、種々の設置場所及び形状が任意に選択できる。
【0031】
また、本発明の第4の実施の形態における商品陳列装置を図10及び図11を参照して説明する。図10及び図11において、図1〜図4の商品陳列装置と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第4の実施の形態の商品陳列装置10cにおいて、第1の実施の形態の商品陳列装置10と主に異なる点は、両側腕部の形態及び両側固定部と両側腕部の軸支位置にある。
【0032】
すなわち、第4の実施の形態における商品陳列装置10cにおいて、右側腕部2bは長尺状ケース部材であり、右ブラケット1の先端近傍にある軸又は軸穴6(図10では見えない)と右側腕部2bの先端近傍にある軸孔又は軸が係合している。そして、右側腕部2bには、前後方向にスライドする操作部、すなわち、長尺状ケース部材内には長尺状部材21bがスライド自在に嵌合している。右側腕部2bの長さは右ブラケット1の長さと略同じであり、商品陳列姿勢において、右側腕部2bは右ブラケット1と一体化しているように見え、操作部である長尺状部材21bは右側腕部2bに完全に収容された状態となり、これも一体化しているように見える。なお、長尺状部材21bの先端部近傍には引き出しが容易なように手指が掛かる穴21bが形成されている。長尺状部材21bは前方に引き出すと、不図示の公知のストッパーで停止されるまで伸び、略右ブラケット1の倍の長さを持つ操作部とすることができる。また、右ブラケット1の後端部下方には本体から内側に直角に屈曲した水平部材である台板11が付設されている。
【0033】
左側腕部2cは後端が内側に直角に屈曲した係合片23cを有する長尺板状部材であり、左ブラケット1の先端近傍にある軸又は軸穴6と左側腕部2cの先端近傍にある軸孔又は軸が係合している。そして、左側腕部2cの係合片23cと後方バー部材3とが一体的に接合している。なお、左側腕部2cの長さは左ブラケット1の長さと略同じであり、商品陳列姿勢において、左側腕部2cと左ブラケット1は、外観的には一体化しているように見える。なお、左側腕部2cにおいても、右側腕部2bと同様のケース状物であってもよい。また、左ブラケット1の後端部下方には右ブラケット1と同様に、本体から内側に直角に屈曲した水平部材である台板(図10では見えない)が付設されている。
【0034】
商品陳列装置10cは、商品陳列姿勢において、左側腕部2c、後方バー部材3、右側腕部2bで形成される平面視略コ字形状の枠体が、両側ブラケット1の先端近傍で軸支されており、重力により後方側に回動し、且つその回動力を左右の両ブラケット1の台座11で規制している。ブラケット1の台座11は、台座11にコ字形状の枠体が当接している場合、商品吊り下げ用フック部材4の棒状部材42が略水平状態となるように設計されているため、商品吊り下げ用フック部材4の棒状部材42は略水平状態を維持し、商品Aを安定して陳列する。この状態で、商品Aは前の方から順次、売られ抜き取られていく(図10参照)。
【0035】
商品Aの前出しを行う場合、長尺状部材21bを前方に引き出し、長尺状部材21bの先端部分に対して下方に向けた力を加えることで、コ字形状の枠体の前方側を下方に回動させる。この下方への付勢力により、コ字形状の枠体は軸支位置より後方側の重さに抗して軸6を中心にして前方側が下方へ回動する。コ字形状の枠体が軸6を中心にして前方側が下方へ回動すると、フック部材4の棒状部材42が前方下り傾斜となるため、商品Aは重力により前方へ移動する(図11参照)。これにより、フック部材4の棒状部材42に吊り下げられた商品Aは全て一斉に前出しされる。
【0036】
また、本発明の第5の実施の形態における商品陳列装置を図12及び図13を参照して説明する。図12及び図13において、図10及び図11の商品陳列装置と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第5の実施の形態の商品陳列装置10dにおいて、第4の実施の形態の商品陳列装置10cと主に異なる点は、両側固定部及び両側腕部の形態にある。
【0037】
商品陳列装置10dの両側固定部1dにおいて、商品陳列装置10cと両側固定部1と主に異なる点は、両側腕部2dの回動をガイドする円弧状のガイド溝8dを設けた点、及び両側腕部2dの後方部の下方移動を規制する台座11aを前方に長く伸ばした点にある。また、両側腕部2dの後端は横部材3の前面に固定され、ガイド溝8dにガイドされる突起(付図示)を設けた点にある。商品陳列装置10dによれば、商品陳列装置10cと同様の効果を奏する他、両側腕部2dの回動範囲はガイド溝8dで規制され使い易い。
【0038】
本発明の第6の実施の形態における商品陳列装置を図14を参照して説明する。図14において、図10及び図11の商品陳列装置と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第6の実施の形態の商品陳列装置10eにおいて、第4の実施の形態の商品陳列装置10cと主に異なる点は、両側固定部の形態、腕部の形態及び両者の支持形態にある。
【0039】
商品陳列装置10eは、左側固定部11eと、左側固定部11eと所定間隔おいて対向する右側固定部1eと、左側固定部11eと右側腕部2eに差し渡し状に配設されると共に、左側固定部11eに回動自在に指示される横部材3と、横部材3の右端に後方端が固定され且つ右側固定部1eの前部にある軸を中心に回動自在に支持される右側腕部2eと、横部材3に左右方向に所定のピッチで付設される2つ以上の商品吊り下げ用フック部材と、を備える。また、右側固定部1eの先端上部には右側腕部2eに係合して固定する突起12eを有する。右側固定部1eと右側腕部2eの係合方法としては、陳列状態(自然状態)において両者が固定され、一方外力によりその係合が外れる係合方法であればよく、公知の係合形態を適用することができる。
【0040】
商品陳列装置10eは、陳列姿勢において、右側腕部2eが右側固定部1eの突起12eに係合して固定されているため、商品吊り下げ用フック部材4の棒状部材42は略水平状態を維持し、商品Aを安定して陳列している。この状態で、商品Aは前の方から順次、売られ抜き取られていく(図14の下段の商品陳列装置参照)。
【0041】
商品Aの前出しを行う場合、右側腕部2eを下方に回動させる(図14の上段の商品陳列装置)。具体的には、右側腕部2eの前方端を操作部として、この操作部分を下側へ押せばよい。この下方への付勢力により、右側腕部2eと右側固定部1eの係合が外れ、右側腕部2eは下方へ回動する。操作範囲の下限、すなわち最大下り傾斜角は手の操作により適宜決定される。前出しが完了すると、操作部を上方へ上げて、再び、右側腕部2eを右側固定部1eの突起12eに係合させる。そして、横部材3と右側腕部2eで形成される略L字形の枠体は元の陳列姿勢を採り、フック部材4の棒状部材42は略水平状態になり、商品Aは前出し状態で陳列される。
【0042】
本発明の第7の実施の形態における商品陳列装置を図15を参照して説明する。図15において、図14の商品陳列装置と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第7の実施の形態の商品陳列装置10fにおいて、第6の実施の形態の商品陳列装置10eと主に異なる点は、両側腕部の形態及び横部材と両側腕部の接合形態にある。
【0043】
商品陳列装置10fは、左側固定部11eと、左側固定部11eと所定間隔おいて対向する右側固定部13eと、左側固定部11e及び右側固定部13eに対してそれぞれ後部にある軸に回動自在に支持される左側腕部21e及び右側腕部21eと、左側腕部21eと右側腕部21eの先端部に差し渡し状に配設され且つ固定される横部材3と、横部材3に左右方向に所定のピッチで付設される2つ以上の商品吊り下げ用フック部材を備え、右側腕部21eは前方に延びる操作部21fを有する。また、右側固定部13eの先端上部には操作部21fに係合する突起12eを有する。
【0044】
商品陳列装置10fは、陳列姿勢において、右側にある操作部21fが右側固定部13eの突起12eに係合して固定されているため、商品吊り下げ用フック部材4の棒状部材42は略水平状態を維持し、商品Aを安定して陳列している。この状態で、商品Aは前の方から順次、売られ抜き取られていく(図15の下段の商品陳列装置参照)。
【0045】
商品Aの前出しを行う場合、右側操作部21fを下方に回動させる(図15の上段の商品陳列装置)。具体的には、右側操作部21fの前方端を下側へ押せばよい。この下方への付勢力により、右側操作部21fと右側固定部13eの係合が外れ、操作部21fを有する右側腕部21eは下方へ回動する。下方の操作範囲は手の操作により適宜決定される。前出しが完了すると、操作部を上方へ上げて、再び、右側操作部21fを右側固定部13eの突起12eに係合させる。そして、横部材3と右側腕部21eで形成される略L字形の枠体は元の陳列姿勢を採り、フック部材4の棒状部材42は略水平状態になり、商品Aは前出し状態で陳列される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】第1の実施の形態例の商品陳列装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態例における商品陳列状態であって、前出し操作前の状態を示す図である。
【図3】第1の実施の形態例における前出し操作中の状態を示す図である。
【図4】第1の実施の形態例における前出し操作後の状態を示す図である。
【図5】第2の実施の形態例の商品陳列装置の使用状態を示す斜視図である。
【図6】第2の実施の形態例の商品陳列状態であって、前出し操作前の状態を示す図である。
【図7】第2の実施の形態例における前出し操作中の状態を示す図である。
【図8】第2の実施の形態例における前出し操作後の状態を示す図である。
【図9】第3の実施の形態における商品陳列装置の使用状態を示す斜視図である。
【図10】第4の実施の形態例における商品陳列装置の使用状態を示す斜視図である。
【図11】第4の実施の形態例における前出し状態を説明する図である。
【図12】第5の実施の形態例の商品陳列装置の陳列状態を示す一部を断面で示す側面図である。
【図13】第5の実施の形態例の商品陳列装置の前出し状態を示す一部を断面で示す側面図である。
【図14】第6の実施の形態例の商品陳列装置の陳列状態を示す一部を省略した斜視図である。
【図15】第7の実施の形態例の商品陳列装置の陳列状態を示す一部を省略した斜視図である。
【図16】フック部材の係り止め部の形状の例示を示す図である。
【図17】フック部材の係り止め部の形状の他の例示を示す図である。
【図18】商品吊り下げ用フック部材に吊り下げられる錘を説明する図である。
【符号の説明】
【0047】
1 左側固定部または右側固定部(左ブラケットまたは右ブラケット)
2、2a〜2e 左側腕部または右側腕部
3 後方バー部材
4 フック部材
5 支柱
6 軸
8 コイルバネ
9 前方バー部材
10〜10f 商品陳列装置
41 取付部
42 棒状部材
A 陳列商品




 

 


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