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発明の名称 電気掃除機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−82854(P2007−82854A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−276810(P2005−276810)
出願日 平成17年9月22日(2005.9.22)
代理人 【識別番号】100107009
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 隆生
発明者 土田 英也 / 藤吉 俊行 / 高井 啓 / 松橋 弘道
要約 課題
電動送風機の電動機に塵埃が進入しないようにし、かつ固定フィルターの通気性をよくして仕事率をアップするができる電気掃除機を提供することを目的とする。

解決手段
樹脂製のケーシング12には入口11が設けられ、ケーシング12の後方には、メッシュフィルタ14、ウレタン等の素材でなる固定フィルタ15が配置され、排出口13に連通されている。ケーシング12内には、図では明瞭ではないが、略円筒状のフィルタ18が配置されている。このような構成で、接続ホースから吸引された塵挨を含んだと空気は矢印のようにケーシング12の入口11より、ケーシング12の中に吸引され、旋回流路16内を旋回して空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させてメッシュフィルタ14、固定フィルタ15を介して排出口13に排出される。排出された清浄な空気は送風機収納室に送出される。
特許請求の範囲
【請求項1】
吸込口から本体に吸い込まれた空気に含まれる塵挨を捕獲することができる電気掃除機であって、上記吸込口から吸い込まれた空気を旋回させることにより、その空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて捕獲することができ、塵挨が捕獲された後の空気を排気口から排出する旋回式集塵装置と、上記排気口を覆い、上記排気口から排出される空気に含まれる塵挨を捕獲するための固定フィルタとを有し、前記旋回式集塵装置を構成するケーシング内に吸気の空気の旋回軸線に沿って略円筒状のフィルタが形成されており、ケーシング内に流入した空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて集塵部で捕獲すると共に、塵挨が分離された空気を略円筒状のフィルタを介して排気口側へと導く電気掃除機において、塵挨を捕獲する集塵部と対向する部分だけに前記固定フィルタのフィルタ材を装着し、前記略円筒状のフィルタと対向する部分の前記固定フィルタのフィルタ材は省略することを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】
吸込口から本体に吸い込まれた空気に含まれる塵挨を捕獲することができる電気掃除機であって、上記吸込口から吸い込まれた空気を旋回させることにより、その空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて捕獲することができ、塵挨が捕獲された後の空気を排気口から排出する旋回式集塵装置と、上記排気口を覆い、上記排気口から排出される空気に含まれる塵挨を捕獲するための固定フィルタとを有し、前記旋回式集塵装置を構成するケーシング内に吸気の空気の旋回軸線に沿って略円筒状のフィルタが形成されており、ケーシング内に流入した空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて集塵部で捕獲すると共に、塵挨が分離された空気を略円筒状のフィルタを介して排気口側へと導く電気掃除機において、塵挨を捕獲する集塵部と対向する部分の前記固定フィルタのフィルタ材の密度を蜜にし、前記略円筒状のフィルタと対向する部分の前記固定フィルタのフィルタ材の密度を粗くすることを特徴とする電気掃除機。
【請求項3】
吸込口から本体に吸い込まれた空気に含まれる塵挨を捕獲することができる電気掃除機であって、上記吸込口から吸い込まれた空気を旋回させることにより、その空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて捕獲することができ、塵挨が捕獲された後の空気を排気口から排出する旋回式集塵装置と、上記排気口を覆い、上記排気口から排出される空気に含まれる塵挨を捕獲するための固定フィルタとを有し、前記旋回式集塵装置を構成するケーシング内に吸気の空気の旋回軸線に沿って略円筒状のフィルタが形成されており、ケーシング内に流入した空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて集塵部で捕獲すると共に、塵挨が分離された空気を略円筒状のフィルタを介して排気口側へと導く電気掃除機において、塵挨を捕獲する集塵部と対向する部分だけに前記固定フィルタのフィルタ材の厚みを厚くし、前記略円筒状のフィルタと対向する部分の前記固定フィルタのフィルタ材の厚みを薄くすることを特徴とする電気掃除機。
【請求項4】
前記略円筒状のフィルタは、例えば、金属線を格子状に結合して全体面又は部分面をメッシュで形成したメッシュフィルタであること特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の電気掃除機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電気掃除機、特に旋回式集塵装置を装着した電気掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な電気掃除機は、電動送風機を備えた本体と、床面に沿って移動される吸込部と、この吸込部を本体に接続する接続ホースとを備えており、本体内に袋状の使い捨てフィルタを装着することができるようになっている。この種の電気掃除機を運転させると、本体に備えられた電動送風機の駆動により、吸込部から機外の空気(床面上の空気)が吸い込まれ、その空気が、接続ホースを通って本体に形成された吸込口から本体内に吸い込まれる。本体内に収容された使い捨てフィルタの入口は吸込口に連通しており、吸込口から吸い込まれた空気が使い捨てフィルタを通過する際に、その空気に含まれる塵挨が使い捨てフィルタによって捕獲される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、この種の電気掃除機では、使い捨てフィルタを用いるため不経済であると共に、環境保護の観点からも好ましくない。また、使い捨てフィルタは、フィルタ内にある程度塵挨が溜まるまで交換されないため、溜まった塵挨などから悪臭が生じたり、塵挨が溜まるにつれて吸込力が低下し、集塵効率が悪くなるといった問題がある。
【0004】
最近では、吸込口から吸い込まれた空気を旋回させることにより、その空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて捕獲することができる旋回式集塵装置を備えた電気掃除機が知られている(例えば、特許文献2参照)。旋回式集塵装置内に溜まった塵挨は、当該集塵装置を本体から取り外して所定の操作を行うことにより、容易に除去することができるようになっている。旋回式集塵装置を用いた電気掃除機では、旋回式集塵装置内に溜まった塵挨を頻繁に(例えば、掃除を行う毎に)除去することにより、悪臭の発生や集塵効率の低下を防止することができるという利点がある。
【特許文献1】実公平5−20279号公報
【特許文献2】特開2004−229827号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の旋回式集塵装置を用いた電気掃除機では、電動送風機の電動機に塵埃が進入しないように、固定フィルター(例えば、ウレタン)が装着してある。しかし、固定フィルターは通気性が悪く、圧損が高いため、仕事率アップの妨げになっていた。そこで本発明は、電動送風機の電動機に塵埃が進入しないようにし、かつ固定フィルターの通気性をよくして仕事率をアップするができる電気掃除機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る電気掃除機は、吸込口から本体に吸い込まれた空気に含まれる塵挨を捕獲することができる電気掃除機であって、上記吸込口から吸い込まれた空気を旋回させることにより、その空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて捕獲することができ、塵挨が捕獲された後の空気を排気口から排出する旋回式集塵装置と、上記排気口を覆い、上記排気口から排出される空気に含まれる塵挨を捕獲するための固定フィルタとを有し、前記旋回式集塵装置を構成するケーシング内に吸気の空気の旋回軸線に沿って略円筒状のフィルタが形成されており、ケーシング内に流入した空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて集塵部で捕獲すると共に、塵挨が分離された空気を略円筒状のフィルタを介して排気口側へと導く電気掃除機において、塵挨を捕獲する集塵部と対向する部分だけに前記固定フィルタのフィルタ材を装着し、前記略円筒状のフィルタと対向する部分の前記固定フィルタのフィルタ材を省略する構成とした。
【0007】
こうして、本発明の電気掃除機の集塵部はゴミの溜まるメイン流路と略円筒状のフィルタを介して排気口側へ導くバイパス流路に分かれているため、固定フィルタ(ウレタン)をゴミの溜まるメイン流路部分だけに装着し、固定フィルタのバイパス部分をカットして無くすことにより、電動機に塵埃が進入しないようにすると共に、圧損を抑えることで通気性がよくなり、仕事率をアップすることができる。
【0008】
本発明の請求項2に係る電気掃除機は、吸込口から本体に吸い込まれた空気に含まれる塵挨を捕獲することができる電気掃除機であって、上記吸込口から吸い込まれた空気を旋回させることにより、その空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて捕獲することができ、塵挨が捕獲された後の空気を排気口から排出する旋回式集塵装置と、上記排気口を覆い、上記排気口から排出される空気に含まれる塵挨を捕獲するための固定フィルタとを有し、前記旋回式集塵装置を構成するケーシング内に吸気の空気の旋回軸線に沿って略円筒状のフィルタが形成されており、ケーシング内に流入した空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて集塵部で捕獲すると共に、塵挨が分離された空気を略円筒状のフィルタを介して排気口側へと導く電気掃除機において、塵挨を捕獲する集塵部と対向する部分の前記固定フィルタのフィルタ材の密度を蜜にし、前記略円筒状のフィルタと対向する部分の前記固定フィルタのフィルタ材の密度を粗くする構成とした。
【0009】
こうして、本発明の電気掃除機の集塵部はゴミの溜まるメイン流路と略円筒状のフィルタを介して排気口側へ導くバイパス流路に分かれているため、固定フィルタをゴミの溜まるメイン流路部分だけ密にし、固定フィルタのバイパス部分を粗くすることにより、圧損を抑えることで通気性がよくなり、電動機に塵埃が進入しないようにすると共に、仕事率をアップすることができる。
【0010】
本発明の請求項3に係る電気掃除機は、吸込口から本体に吸い込まれた空気に含まれる塵挨を捕獲することができる電気掃除機であって、上記吸込口から吸い込まれた空気を旋回させることにより、その空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて捕獲することができ、塵挨が捕獲された後の空気を排気口から排出する旋回式集塵装置と、上記排気口を覆い、上記排気口から排出される空気に含まれる塵挨を捕獲するための固定フィルタとを有し、前記旋回式集塵装置を構成するケーシング内に吸気の空気の旋回軸線に沿って略円筒状のフィルタが形成されており、ケーシング内に流入した空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて集塵部で捕獲すると共に、塵挨が分離された空気を略円筒状のフィルタを介して排気口側へと導く電気掃除機において、塵挨を捕獲する集塵部と対向する部分だけに前記固定フィルタのフィルタ材の厚みを厚くし、前記略円筒状のフィルタと対向する部分の前記固定フィルタのフィルタ材の厚みを薄くする構成とした。
【0011】
こうして、本発明の電気掃除機の集塵部はゴミの溜まるメイン流路と略円筒状のフィルタを介して排気口側へ導くバイパス流路に分かれているため、固定フィルタをゴミの溜まるメイン流路部分だけ厚くし、固定フィルタのバイパス部分を薄くすることにより、圧損を抑えることで通気性がよくなり、電動機に塵埃が進入しないようにすると共に、仕事率をアップすることができる。
【0012】
本発明の請求項4に係る電気掃除機は、上記請求項1乃至請求項3に記載の電気掃除機において、前記略円筒状のフィルタは、例えば、金属線を格子状に結合して全体面又は部分面をメッシュで形成したメッシュフィルタで構成した。
【発明の効果】
【0013】
以上のように本発明の電気掃除機は、集塵部がゴミの溜まるメイン流路と遠心分離するバイパス流路に分かれているため、固定フィルタ(ウレタン)をゴミの溜まるメイン流路部分だけに装着し、固定フィルタのバイパス部分をカットして無くすことにより、また、固定フィルタをゴミの溜まるメイン流路部分だけ密にし、固定フィルタのバイパス部分を粗くすることにより、また、固定フィルタをゴミの溜まるメイン流路部分だけ厚くし、固定フィルタのバイパス部分を薄くすることにより、電動機に塵埃が進入しないようにすると共に、通気性がよくなり、仕事率をアップすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明の電気掃除機の実施形態について図面に基づき説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る電気掃除機1を前後方向に沿った鉛直面で切断した断面図である。図2は、この電気掃除機1を水平面で切断したときの断面を上方から見た断面図である。図1における左側を前方、右側を後方とし、図2における上側を左方、下側を右方として説明する。
【0015】
図1および図2を参照して、この電気掃除機1は、電動送風機2を備えた本体3と、この本体3の前端部に形成された吸込口4とを備えている。吸込口4には接続ホース(図示成し)が接続される。掃除を行う際には、本体3に備えられた電動送風機2を駆動させた状態で、吸込部を床面に沿って移動させることにより、床面上の塵挨を空気と共に吸込部から吸い込ませる。吸込部から吸い込まれた空気は、接続ホースを通って吸込口4から本体3内に流入する。本体3の下部には、複数の車輪5が取り付けられており、これらの車輪5を床面に沿って転動させることにより、本体3を床面に沿って移動させることができる。
【0016】
この電気掃除機1には、吸込口4から吸い込まれた空気を旋回させることにより、その空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて捕獲するための旋回式の集塵装置6を装着することができるようになっている。本体3内の後側には、電動送風機2を収容する送風機収容室7が形成されており、本体3内の前側には、旋回式集塵装置6を収容する集塵室8が形成されている。送風機収容室7内の後方の空間は、この電気掃除機1に外部から電力を供給するための電源コードを収容するコード収容部9を形成している。
【0017】
集塵室8の上面は開口されており、その上面開口をダストカバー10で覆うことができるようになっている。旋回式集塵装置6の前面には、集塵室8内への空気の入口11が略円形状に形成されている。旋回式集塵装置6は、ダストカバー10を開いた状態で、上方から上面開口を介して集塵室8内に挿入される。旋回式集塵装置6を集塵室8内に収容した状態では、パッキンに圧接されることにより、隙間がシールされるようになっている。
【0018】
旋回式集塵装置6には、例えば樹脂製であって、その内部で空気を旋回させることができる中空状のケーシング12と、ケーシング12の後面に形成された排出口13から排出される空気を通過させて、その空気に含まれる塵挨を捕獲するためのメッシユフィルタ14と、ウレタンフィルタ15とを備えている。メッシユフィルタ14とウレタンフィルタ15の外周を取り囲んで保持するフィルタ保持部材が夫々備えられている。
【0019】
ケーシング12内には、区画壁によって旋回流路16が区画形成されている。より具体的には、ケーシング12の前面に形成された入口11からケーシング12内に入った空気は、旋回軸線を中心にして、旋回流路16に沿って前方側から見て時計回りに旋回するようになっている。旋回流路16の終端部は、排気口13の直上流側(直前方側)に広がる集塵部17に連通している。
【0020】
ケーシング12内に入口11から流入した空気に含まれる塵挨は、旋回流路16に沿って旋回する過程で、遠心力の作用により、旋回流路16内の外方側(旋回軸線に対して怪方向外方側)を通過することとなる。ケーシング12内には、旋回軸線に沿って略円筒状のフィルタ18が配置されている。この略円筒状のフィルタ18は、例えば、金属線を格子状に結合して全体又は片側面をメッシュで形成したメッシュフィルタである。フィルタ18の後端は、集塵部17における排気口13の直上流側に臨んでいる。
【0021】
このような構成により、旋回流路16に沿って旋回する空気に含まれる塵挨は、旋回流路16内の外方側を旋回するので、略円筒状のフィルタ18を通過せずに集塵部17へと導かれることとなるが、旋回流路16内の内方側(旋回軸線側)を旋回する空気(塵挨が分離された空気)の一部が、略円筒状のフィルタ18を通過し、該フィルタ18内を通って排気口13の直上流側に導かれることとなる。したがって、ケーシング12内に入口11から流入した空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて集塵部17で捕獲することができると共に、塵挨が分離された空気を略円筒状のフィルタ18を介して排気口13側へと導くことができるので、良好に塵挨を捕獲することができる。
【0022】
図3に本発明に用いられる旋回式集塵装置6の斜視図を、図4に旋回式集塵装置6の後方(排気口側)からみた斜視図を示す。図において、樹脂製のケーシング12には入口11が設けられ、ケーシング12の後方には、メッシュフィルタ14、ウレタン等の素材でなる固定フィルタ15が配置され、排出口13に連通されている。ケーシング12内には、図では明瞭ではないが、略円筒状のフィルタ18が配置されている。
【0023】
このような構成で、接続ホースから吸引された塵挨を含んだと空気は矢印のようにケーシング12の入口11より、ケーシング12の中に吸引され、旋回流路16内を旋回して空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させてメッシュフィルタ14、固定フィルタ15を介して排出口13に排出される。排出された清浄な空気は送風機収納室に送出される。
【0024】
図5は旋回式集塵装置6のフィルタの開放時の状態図である。ケーシング12の中に配置された略円筒状のフィルタ18からの空気排出口にあたる、ケーシング12の部分には略矩形状のリブ20が形成されている。そして、旋回式集塵装置6の上部には係合部を有する操作部30が設けられ、係合を解除して該操作部30を後方に引くことにより、取付部19を中心にフィルタ保護部材を材回動させて、ケーシング12からメッシュフィルタ14および固定フィルタ15を開放することができる。これにより、ケーシング12の集塵部に蓄積された塵挨を外部に取り出すことができる。
【0025】
図6(A)はこの電気掃除機に装着可能な旋回式集塵装置6の正面図であり、図6(B)はこの旋回式集塵装置6の右側面図である。図6(A)及び図6(B)を参照すると、旋回式集塵装置6の前面には、旋回式集塵装置6内への空気の入口11が略円形状に形成されており、入口11から前方に向かって筒状の人口管が突出形成されている。
【0026】
旋回式集塵装置6には、例えば樹脂製であって、その内部で空気を旋回させることができる中空状のケーシング12と、ケーシング12の後面に形成された排気口13から排出される空気を通過させて、その空気に含まれる塵挨を捕獲するためのメッシュフィルタ14と、ウレタン等の素材で形成される固定フィルタ15が配置されている。また、ケーシング12の下面後端部の左右両側には、フィルタ保持部材の各取付部を回動可能に固定するための固定部19が下方に向かって突出形成されている。
【0027】
この実施形態では、ケーシング12とメッシュフィルタ14との間に、ティッシュペーパを挟み込むことができ、ケーシング12とフィルタ14の保持部材との間に挟みこまれたティッシュペーパの周縁部を、ケーシング12の外周に沿って屈曲形成された金属製の押さえ枠21により押さえることができるようになっている。
【0028】
図7はメッシュフィルタ14のフィルタ保持部材14Aを前方側斜め上方から見た斜視図である。フィルタ保持部材14Aは、例えば樹脂製であって、フィルタ保持部材14Aには、略矩形状の開口が形成されており、この開口内には、上下方向に延びる複数の捧材(縦リブ14B)および左右方向に延びる複数の棒材(横リブ14C)が格子状に配置されることにより、フィルタ素材として、例えばステンレスコートを用いてメッシュフィルタを形成でき、該フィルタ素材を通って排気口13から排出される空気を通すための複数の通気孔が形成されている。
【0029】
また、フィルタ保持部材14Aには、ケーシング12の中に配置された略円筒状のフィルタ18からの空気排出口にあたるケーシング12の部分に形成された略矩形状のリブ20(図5参照)と対向する位置に、略矩形状のリブ14Dが形成され、略円筒状のフィルタ18からの空気排出を円滑に行なうような構成になっている。
【0030】
図8は、ウレタン等の素材でなる固定フィルタ15のフィルタ保持部材15Aを前方側斜め上方から見た斜視図である。フィルタ保持部材15Aは、たとえば樹脂製であって、略矩形状の後板部15Bと、この後板部15Bの外周緑に沿って前方側に突出する環状側板部15Cとが一体的に形成されることにより構成されている。ウレタン等のフィルタ素材は、その外周面が環状側板部15Cの内周面に沿うようにしてフィルタ保持部材15Aに嵌め込まれ、その前面が環状側板部15Cの前端緑とほぼ面一となる。
【0031】
環状側板部15Cの下端緑の左右両端部には、このフィルタ保持部材15Aをケーシング12に対して回動可能に取り付けるための取付部19が形成されている。また、環状側緑部15Cの上端緑の左右方向中央部には、操作部30が突出形成されている。旋回式集塵装置6内 (ケーシング12内)に溜まった塵挨を除去する場合には、ダストカバ一10を開いて旋回式集塵装置6を集塵室17から抜き出した後、操作部30を後方側に引くことによって、取付部19を中心にフィルタ保持部材15Aを回動させて、ケーシング12内を開放することができる。そして、この状態で、ケーシング12内の塵挨を容易に除去することができると共に、フィルタ素材をフィルタ保持部材15Aから取り外して、フィルタ素材に付着した塵挨を除去することができる。
【0032】
フィルタ保持部材15Aの後板部15Bには、略矩形状の開口が形成されており、この開口内には、上下方向に延びる複数の捧材(縦リブ15D)および左右方向に延びる複数の棒材(横リブ15E)が格子状に配置されることにより、フィルタ素材を通って排気口13から排出される空気を通すための複数の通気孔が形成されている。
【0033】
このような旋回式集塵装置6を用いて集塵動作を行なう様子を、それぞれ図9、図10に示す。図は集塵装置6の空気排出口側から見た後方断面の斜視図である。図3において説明したように、接続ホースから吸引された塵挨を含んだと空気は矢印のようにケーシング12の入口11より、ケーシング12の中に吸引され、旋回流路16内の外方側を旋回して空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させて、図9に示すように、集塵部17に徐々に塵挨22を蓄積していく。その後、メッシュフィルタ14、固定フィルタ15を介して排出口13に排出される。
【0034】
一方、旋回流路16内の内方側(旋回軸線側)を旋回する空気(塵挨が分離された空気)の一部が、略円筒状のフィルタ18を通過し、該フィルタ18内を通って排気口13の直上流側に導かれることとなる。これにより、排出された清浄な空気は送風機収納室に送出されると共に、吸引力の確保ができる。更に、掃除が継続され空気に含まれる塵挨を遠心力で分離させていくと、図10に示すように、集塵部17に塵挨22が蓄積され続けていく。
【0035】
このような構成の旋回式集塵装置6において、固定フィルタ15に用いられるフィルタ素材は、通常は図11のように、例えば一様な厚さのウレタン等の素材24である。ここで、図11(A)は平面図であり面積を示し、図11(B)は側面図であり素材の厚さを示す。
【0036】
図11のフィルタ素材を用いると、掃除の開始当初や図9に示す塵挨22の蓄積状態では、メッシュフィルタ14、固定フィルタ15を介して排出口13に排出される通気量と、塵挨が分離された空気を略円筒状のフィルタ18を介して排気口13へ排出することと併せて、吸引力を確保するに十分であるが、掃除が継続され図10に示す塵挨22の蓄積状態になると、主に固定フィルタ15が目詰りして排出口13から排出される通気量は略円筒状のフィルタ18を介しての排気が主となり、総合的な通気量は低下し、吸引力が十分に確保されなくなる。
【実施例1】
【0037】
そこで、略円筒状のフィルタ18を通過する空気は塵挨を殆ど含まないので、略円筒状のフィルタ18を通過する空気の通気量をより増加し、総合的な通気量は低下を防止し、吸引力を十分に確保するために、本発明の第1の実施形態では、図12(A)(B)の平面図及び側面図に示すように、例えば一様な厚さのウレタン等の素材24を使用する場合、塵挨を捕獲する集塵部17と対向する部分だけに前記固定フィルタ15のフィルタ材24を装着し、ケーシング12の中に配置された略円筒状のフィルタ18からの空気排出口にあたる略矩形状のリブ20に対向する部分25の前記固定フィルタ15のフィルタ材24は省略する、即ち、切り欠く構成とする。これにより、圧損を抑えることで通気性がよくなり、仕事率をアップすることができる。
【実施例2】
【0038】
また、本発明の第2の実施形態では、図13(A)(B)の平面図及び側面図に示すように、例えば小孔を有するウレタン等の素材26を使用する場合、塵挨を捕獲する集塵部17と対向する部分には前記固定フィルタ15のフィルタ材26の小孔の径を小さく、即ち、フィルタ材26の密度を蜜にし、ケーシング12の中に配置された略円筒状のフィルタ18からの空気排出口にあたる略矩形状のリブ20に対向する部分27の前記固定フィルタ15のフィルタ材26の小孔の径を大きく、即ち、フィルタ材26の密度を粗くする。これにより、圧損を抑えることで通気性がよくなり、仕事率をアップすることができる。
【実施例3】
【0039】
また、本発明の第3の実施形態では、図14(A)(B)の平面図及び側面図に示すように、例えば一様な厚さのウレタン等の素材24を使用する場合、塵挨を捕獲する集塵部17と対向する部分には固定フィルタ15のフィルタ材24の厚みを厚くし、ケーシング12の中に配置された略円筒状のフィルタ18からの空気排出口にあたる略矩形状のリブ20に対向する部分28の前記固定フィルタ15のフィルタ材26の厚みを薄くする。これにより、圧損を抑えることで通気性がよくなり、仕事率をアップすることができる。
【実施例4】
【0040】
上記実施例1〜3では、略円筒状のフィルタ18を通過する空気は塵挨を殆ど含まないことを前提に話を進めたが、実際は幾分かの塵埃が含まれていて、長時間の掃除の場合は、電気掃除機の集塵部17に塵埃が蓄積され、一般的に集塵部17に対向した部分の固定フィルターが先に目詰りして旋回流路の遠心分離機能が低下した後に、略円筒状のフィルタ18が目詰まりするが、該フィルタ18の面積が狭い場合、目詰まりが早いという問題点がある。
【0041】
そこで、その問題点を解決するための他の実施例を以下に説明する。図15は図6(A)の略円筒状のフィルタ18をA−A線で切断した断面図である。図16は該フィルタ18の排出口側から見た平面断面図である。
【0042】
図において、旋回集塵装置のケーシング12の中には略円筒状のフィルタ18が配置され、該フィルタ18の内側に、螺旋形状の遠心分離ボス29を配置することにより、略円筒状のフィルタ18のメッシュ部分を通過した空気は螺旋形状の遠心分離ボス29に沿って回転し、通過する空気に含まれた幾分かの塵挨は、ケーシング12中の集塵部17を第1の集塵部とすれば、第2の集塵部31中に遠心分離され、塵埃22として蓄積される。
【0043】
このように、略円筒状のフィルタ18を通過する空気に含まれる塵挨をを遠心分離して除去し、固定フィルタ15を通過する空気は清浄なものとなるため、吸引力の低下を防止することができると共に、略円筒状のフィルタ18へのごみの付着が不均一となり、該フィルタの面積が狭い場合でも目詰まりを遅くさせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の電気掃除機の本体断面図。
【図2】電気掃除機の上方断面図。
【図3】本発明の旋回式集塵装置の斜視図。
【図4】旋回式集塵装置の後方斜視図。
【図5】旋回式集塵装置のフィルタの開放時の状態図。
【図6】旋回式集塵装置の正面図及び右側面図。
【図7】メッシュフィルタ保持部材。
【図8】固定フィルタ保持部材。
【図9】旋回式集塵装置の集塵動作図(その1)。
【図10】旋回式集塵装置の集塵動作図(その2)。
【図11】従来のフィルタ素材の平面図及び側面図。
【図12】本発明のフィルタ素材の平面図及び側面図(その1)。
【図13】本発明のフィルタ素材の平面図及び側面図(その2)。
【図14】本発明のフィルタ素材の平面図及び側面図(その3)。
【図15】略円筒状のフィルタのA−A線での断面図。
【図16】略円筒状のフィルタの排出口側から見た平面断面図。
【符号の説明】
【0045】
1 電気掃除機
2 電動送風機
3 掃除機本体
4 吸込口
5 車輪
6 旋回式集塵装置
7 送風機収容室
8 集塵室
9 コード収容部
10 ダストカバー
11 空気の入口
12 ケーシング
13 排出口
14 メッシュフィルタ
15 固定フィルタ(ウレタン)
16 旋回流路
17 集塵部
18 略円筒状のフィルタ
19 取付部
20 略矩形状のリブ
21
22 塵埃(ゴミ)
24〜28 フィルタ材
29 螺旋形状の遠心分離ボス
30 操作部
31 第2の集塵部




 

 


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