米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 家具 -> 株式会社岡村製作所

発明の名称 椅子のテーブル装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−222268(P2007−222268A)
公開日 平成19年9月6日(2007.9.6)
出願番号 特願2006−44919(P2006−44919)
出願日 平成18年2月22日(2006.2.22)
代理人 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一
発明者 根来 貴成 / 清久 彰
要約 課題
テーブルを水平な使用位置としたときでも、肘掛けに肘を載せた状態で、手首を下方に曲げ、手をリラックスさせうるテーブル装置を提供する。

解決手段
肘掛け6の前端に、テーブル14の側端部を不使用位置と使用位置とに回動可能に支持するテーブル支持片11を、その上端面が肘当て5の上面よりも下位となるように前向きに突設するとともに、使用位置において前記肘当て5の前端と対向するテーブル14の後ろ隅部に、前方を向く切欠凹部23を設けることにより、前記テーブル支持片11の上方に手置き空間Sを形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
座の側方に設けた肘掛けに、テーブルを、前記肘掛けの下方において垂下する不使用位置から、座の上方においてほぼ水平となる使用位置との間を移動しうるように設けてなる椅子のテーブル装置において、
前記肘掛けの前端に、前記テーブルの側端部を不使用位置と使用位置とに回動可能に支持するテーブル支持片を、その上端面が前記肘掛けの上面よりも下位となるように前向きに突設するとともに、使用位置において前記肘掛けの前端と対向するテーブルの後ろ隅部に、前方を向く切欠凹部を設けることにより、前記テーブル支持片の上方に手置き空間を形成したことを特徴とする椅子のテーブル装置。
【請求項2】
テーブル支持片の前端部上面を、前下方に円弧状に湾曲する湾曲面としてなる請求項1記載の椅子のテーブル装置。
【請求項3】
使用位置におけるテーブルの上面を、肘掛けの上面とほぼ同一面に整合させてなる請求項1または2記載の椅子のテーブル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、左右の肘掛支柱の上端に設けた肘掛けに、テーブルを、肘掛けの下方に垂下する不使用位置から、座の上方においてほぼ水平となる使用位置との間を移動しうるように設けてなる椅子のテーブル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
上記のような椅子のテーブル装置としては、例えば特許文献1及び2に記載されているものがある。
【特許文献1】実公平4−44136号公報
【特許文献2】実公平4−44137号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に記載されている椅子のテーブル装置においては、テーブルを水平な使用位置とした際、テーブルの側端後部が、肘掛けの上面を覆うようにして重合するようになっているため、肘掛けとしての本来の機能が損なわれるだけでなく、肘掛けの上面に段差が形成されるため、肘を載せたときに快適な肘当感が得られない。
【0004】
また、肘掛けに肘を載せた状態で、手首を下方に曲げた使用ができないため、手を自然な状態でリラックスさせて置くことができないという問題もある。
【0005】
特許文献2に記載のテーブル装置は、肘掛けの前方においてテーブルを水平な使用位置としうるので、上記のように、肘掛けとしての機能が損なわれることはない。しかし、使用状態としたときのテーブルの後端が、肘掛けの前端と近接し、かつそれらの上面がほぼ同一面をなしているため、上記特許文献1と同様、手首を下方に曲げることはできず、手をリラックスさせて置くことができない。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、テーブルを水平な使用位置としたときでも、肘掛けに肘を載せた状態で、手首を下方に曲げ、手をリラックスさせうるようにした椅子のテーブル装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 肘掛けの前端に、前記テーブルの側端部を不使用位置と使用位置とに回動可能に支持するテーブル支持片を、その上端面が前記肘掛けの上面よりも下位となるように前向きに突設するとともに、使用位置において前記肘掛けの前端と対向するテーブルの後ろ隅部に、前方を向く切欠凹部を設けることにより、前記テーブル支持片の上方に手置き空間を形成する。
【0008】
(2) 上記(1)項において、テーブル支持片の前端部上面を、前下方に円弧状に湾曲する湾曲面とする。
【0009】
(3) 上記(1)または(2)項において、使用位置におけるテーブルの上面を、肘掛けの上面とほぼ同一面に整合させる。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明によれば、テーブルを水平な使用位置としたときでも、肘掛けに肘を載せた状態で、手を手置き空間に位置させることにより、手首を下方に曲げた自然な状態で、テーブル支持片の上面に手を置くことができ、手をリラックスさせることができる。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、手の指を、テーブル支持片の前端部上面の湾曲面に沿って下方に曲げることができるので、手をよりリラックスさせることができる。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、使用位置においてテーブルの上面と肘掛けの上面とがほぼ同一面をなし、段差が形成されないだけでなく、テーブル支持片も前方から見えにくくなるので、見栄えがよくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した、講義室、ホール、劇場等に設置される連結椅子において、テーブルを使用位置としたときの斜視図、図2は、同じくテーブルを不使用位置としたときの斜視図である。
【0014】
連結椅子(1)は、床面にアンカボルト等により左右方向に所定間隔おきに固定された複数(実施形態では4本)の脚柱(2)における互いに隣接するものの間に、複数(3個)の単体椅子(3)を取付けて構成されている。なお、互いに隣接する脚柱(2)(2)により、単体椅子(3)の脚体を形成している。
【0015】
各脚柱(2)の上端には、後方に所要角度傾斜する肘掛支柱(4)が一体的に連設され、この肘掛支柱(4)の上端には、上面にクッション性を有する肘当て(5)が取付けられた、前方に向かってほぼ水平をなす肘掛け(6)が一体的に連設されている。
【0016】
図3及び図4にも示すように、各単体椅子(3)は、それらへの着座者が共用可能な上記互いに隣接する肘掛け(6)(6)と、互いに隣接する脚柱(2)及び肘掛支柱(4)の後端部の対向面間に、若干後傾させて下半部が取付けられた背凭れ(7)と、両脚柱(2)の上端部の内側面(対向面)に後端部が固着された、脚柱(2)の前方に突出する左右1対の座支持ブラケット(8)(8)の前端部に、左右方向を向く支軸(9)により後端部の左右両側面が上向きに回動可能に支持された座(10)とを備えている。
【0017】
図2に示すように、座(10)は、不使用時には上向きに回動させておくことができるようになっている。
【0018】
各肘掛支柱(4)における左方の肘掛け(6)の前端には、図4,図7及び図8にも拡大して示すように、内側面を外方に向かってそぎ落とすことにより、内側面を肘当て(5)及び肘掛け(6)の内側面よりも外方に凹ませるとともに、前端部に、前下方を向くほぼ円板状の拡幅部(11a)を有するテーブル支持片(11)が、前向きに一体的に突設されている。
【0019】
テーブル支持片(11)の上面は、肘当て(5)の上面よりも下方に位置し、かつ前端部上面は下向きに円弧状に湾曲している。
なお、肘当て(5)を省略し、肘掛け(6)のみとするときには、その上面よりもテーブル支持片(11)の上面が下位となるように突設させればよい。
【0020】
各テーブル支持片(11)の拡幅部(11a)の内側面には、テーブル装置(12)が、次のようにして取付けられている。
【0021】
テーブル装置(12)は、テーブル取付部材(13)とテーブル(14)とを備え、テーブル取付部材(13)は、図4及び図7に示すように、上記テーブル支持片(11)の拡幅部(11a)とほぼ等径の円柱状をなす枢支基部(13a)と、テーブル(14)の不使用時において後方を向くように、枢支基部(13a)の外周面に一体的に突設された軸状突部(13b)とよりなっている。
【0022】
図5に示すように、テーブル取付部材(13)の枢支基部(13a)の内側面には、大径の有底孔(15)が形成され、また同じく中心部には、左右方向を向く軸孔(16)が、有底孔(15)と連通するようにして貫設されている。
【0023】
有底孔(15)の奥面には、補強プレート(17)が、複数のボルト(18)により固着され、この補強プレート(17)の通孔(17a)と上記軸孔(16)とに嵌合されたブッシュ(18)に、内方より、枢軸を兼ねる段付ボルト(19)を挿通し、その先端部の雄ねじ部(19a)を、テーブル支持片(11)の拡径部(11a)に挿通して、この拡径部(11a)の外側面に形成した有底孔(20)内において雄ねじ部(19a)にナット(21)を螺合することにより、テーブル取付部材(13)の枢支基部(13a)は、拡径部(11a)の内側面に回動可能に枢着されている。
(22)(22)は、両有底孔(15)(20)に止着された目隠し用のキャップである。
【0024】
上記テーブル(14)は、図4に示す不使用位置での側面形及び図1の使用位置での平面形が、概ね長方形をなし、図1に示す使用状態において後ろ外方の隅部(図4では前上方の隅部)付近すなわち肘当て(5)と対向する側端部後面には、ほぼ前方に向かって曲面状に切欠かれた切欠凹部(23)が形成されている。
【0025】
図4及び図6に示すように、不使用位置でのテーブル(14)の内側面の上部には、外面が開口された方形皿状のテーブル取付板(24)が、複数の皿ねじ(25)により固定され、この上端部には、前後方向を向く支持筒(26)が、溶接により固着されている。この支持筒(26)には、上記段付ボルト(19)と直交する前後方向を向く枢軸(27)の後端部が固嵌され、枢軸(27)の前端部は、テーブル取付部材(13)の軸状突部(13b)に嵌合されて回動可能に支持されている。
【0026】
これにより、テーブル(14)は、前後方向を向く枢軸(27)を中心として上下方向に回動しうるとともに、枢軸(27)と直交する左右方向を向く段付ボルト(19)を中心としても上下方向に回動することができる。
【0027】
下方に最大限回動した際には、図2〜図4及び図7に示すように、テーブル(14)の後端が座(10)の支軸(9)よりも後方に位置するとともに、後上方のコーナー部が、肘掛け(6)の後部下面と、若干後傾させた肘掛支柱(4)の前面上部との入隅部に入り込み、かつそれらと近接するようにして、肘掛け(6)の下方に垂下し、不使用位置に保持される。従って、この際のテーブル(14)の枢支基部(13a)からの奥行寸法は、長いものとなっている。
【0028】
また、図3及び図4の2点鎖線で示すように、軸状突部(13b)がほぼ水平をなす位置すなわち不使用位置とほぼ点対称をなす位置まで、テーブル(14)を前上方に垂直状態で回動させたのち、枢軸(27)を中心として内方(右方)に回動させると、軸状突部(13b)の内側面に突設したストッパ(28)の上端に、テーブル(14)の下面が当接するとともに、テーブル取付部材(13)の内部に設けたストッパ手段(図示略)により、枢支基部(13a)の回動が阻止されることにより、テーブル(14)は、その上面が肘当て(5)の上面とほぼ同一面をなすとともに、外側端部が肘当て(5)の前方に位置するようにして、水平もしくは、やや前上がり傾斜状の使用位置に保持される。
【0029】
このように、テーブル(14)を使用位置とした際、図8に拡大して示すように、肘当て(5)の前端と、テーブル(14)の外側端部の後面との間に手置き空間(S)が形成される。すなわち、肘掛け(6)の前端に、上面が肘当て(5)の上面よりも下位で、かつ前端部上面が下向きに湾曲するテーブル支持片(11)を突設するとともに、肘当て(5)と対向するテーブル(14)の後ろ外方の隅部を前方に切欠いて切欠凹部(23)を設けたことにより、手置き空間(S)が形成され、肘当て(5)に肘部を載せた状態で手(H)を手置き空間(S)に位置させることにより、手首を下方に曲げた自然な状態で、テーブル支持片(11)の上面に手(H)をリラックスさせて置くことができる。
【0030】
また、上記実施形態では、座(10)の後端部を、左右の脚柱(2)に固着した前方に突出する座支持ブラケット(8)の前端部により支持し、脚柱(2)及びそれと一体をなす肘掛支柱(4)が、座(10)に対し相対的に後方に位置するようにし、かつ不使用位置においてテーブル(14)の後端を、座(10)の支軸(9)よりも後方に位置させるとともに、後上方のコーナー部を、後傾させた肘掛支柱(4)と肘掛け(6)との入隅部に入り込むようにしているので、肘掛け(6)の前端に突設したテーブル支持片(11)における枢着部からのテーブル(14)の奥行寸法を大とすることができる。
【0031】
その結果、肘掛け(6)やテーブル支持片(11)の前方への突出寸法を必要最小限として、テーブル(14)の前後寸法を大きくすることができ、これを水平の使用状態としたときの使い勝手がよくなる。
【0032】
図7に示すように、テーブル支持片(11)の内側面を、肘当て(5)及び肘掛け(6)の内側面よりも外方に凹ませ、その内側面に枢着したテーブル取付部材(13)における枢支基部(13a)の外周面より後方に突出する軸状突部(13b)に、支持筒(26)と枢軸(27)とをもって、テーブル(14)の側端部を取付けているため、テーブル(14)を不使用位置とした際において、テーブル取付部材(13)が肘当て(5)及び肘掛け(6)の内方、すなわち座(10)側に大きく突出することがない。従って着座者の側面がテーブル取付部材(13)に接触する恐れが小さくなるため、座り心地がよくなり、かつ見栄えも向上する。
【0033】
本発明は、座(10)が座支持ブラケット(8)に固定的に設けられた椅子や、肘掛支柱(4)が垂直状をなす椅子にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明を適用した連結椅子においてテーブルを使用位置としたときの斜視図である。
【図2】同じく、テーブルを不使用位置としたときの斜視図である。
【図3】同じく、テーブルを不使用位置としたときの単体椅子の拡大正面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】図4のV−V線拡大縦断後面図である。
【図6】同じくVI−VI線拡大縦断後面図である。
【図7】テーブル不使用時における単体椅子の一側部の拡大平面図である。
【図8】使用位置としたテーブルと一方の脚柱の拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
(1)連結椅子
(2)脚柱
(3)単体椅子
(4)肘掛支柱
(5)肘当て
(6)肘掛け
(7)背凭れ
(8)座支持ブラケット
(9)支軸
(10)座
(11)テーブル支持片
(11a)拡幅部
(12)テーブル装置
(13)テーブル取付部材
(13a)枢支基部
(13b)軸状突部
(14)テーブル
(15)有底孔
(16)軸孔
(17)補強プレート
(18)ボルト
(19)段付ボルト
(19a)雄ねじ部
(20)有底孔
(21)ナット
(22)キャップ
(23)切欠凹部
(24)テーブル取付板
(25)皿ねじ
(26)支持筒
(27)枢軸
(28)ストッパ
(H)手
(S)手置き空間




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013