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発明の名称 冷蔵ショーケース
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−215799(P2007−215799A)
公開日 平成19年8月30日(2007.8.30)
出願番号 特願2006−40361(P2006−40361)
出願日 平成18年2月17日(2006.2.17)
代理人 【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男
発明者 大塚 千明 / 須賀 大輔
要約 課題
冷気による排水貯留部内の排水の凍結を防止でき、かつ商品が陳列される庫内を極力広く形成できる冷蔵ショーケースを提供すること。

解決手段
ケース本体2を構成する断熱部材20の底部2aに設けられた排水口29と、この排水口29から延設される排水管14,15に設けられる排水トラップ15と、を備える冷蔵ショーケース1であって、排水管14,15は、断熱部材20の下方位置において略水平方向に屈曲する屈曲部17を備え、この屈曲部17内の下部に貯留板33を配置して、この屈曲部17内に排水貯留部αを形成するとともに、排水貯留部αを排水の流入側と流出側とに仕切るように防臭部材32を配置し、下水側からの臭気の通過を阻止することで、屈曲部17に排水トラップ15を形成した。
特許請求の範囲
【請求項1】
ケース本体を構成する断熱部材の底部に設けられた排水口と、該排水口から延設される排水管に設けられる排水トラップと、を備える冷蔵ショーケースであって、
前記排水管は、前記断熱部材の下方位置において略水平方向に屈曲する屈曲部を備え、該屈曲部内の下部に貯留板を配置して、該屈曲部内に排水貯留部を形成するとともに、前記排水貯留部を排水の流入側と流出側とに仕切るように防臭部材を配置し、下水側からの臭気の通過を阻止することで、前記屈曲部に前記排水トラップを形成したことを特徴とする冷蔵ショーケース。
【請求項2】
前記防臭部材は、前記排水口から前記屈曲部に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵ショーケース。
【請求項3】
前記貯留板は、前記排水口から前記屈曲管に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵ショーケース。
【請求項4】
前記防臭部材と前記貯留板とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の冷蔵ショーケース。
【請求項5】
前記排水管は、前記屈曲部を構成する屈曲管と、該屈曲管に形成された連結部に一端が連結され、前記断熱部材の下方に略水平方向に配設される水平管と、から構成され、前記貯留板は、前記連結部よりも上流側に配置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の冷蔵ショーケース。
【請求項6】
前記排水口は、該排水口よりも小形の流水口が形成された蓋部材により閉塞されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の冷蔵ショーケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品の販売店舗等に設置される冷蔵ショーケースに係わり、特にケース本体の底部に設けられた排水口から延設される排水管に設けられる排水トラップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の排水トラップを備えた冷蔵ショーケースとしては、例えば、商品が陳列される庫内における底板の断熱壁に設置された排水口に、排水を溜めるドレン受け部材を設置し、この上部にドレンスクリーンを取り付けることで、ドレン受け部材に溜まった排水を用いて下水側からの臭気の通過を阻止したり、庫内の冷気の流出を防止しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、ショーケースのケーシング内に配設された配管に接続する接続部を両側に備えた略U字形のドレントラップ本体内に排水を一時的に溜めることで、排水トラップを形成しているものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2005−16902号公報(段落0010、第1図)
【特許文献2】実公平3−10477号公報(第1頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の排水装置(排水トラップ)にあっては、断熱壁で構成された底板の近傍にドレン受け部材が配置されるため、庫内からの冷気によってドレン受け部材に溜まった排水が凍ってしまう虞がある。
【0006】
また、特許文献2に記載のドレントラップ(排水トラップ)あっては、配管の一部をU字形に加工する必要があるばかりか、ドレントラップ本体内に溜まった塵芥等を除去するために、一対の接続部とは別個に水道ホース接続管等を形成しており、より形状が複雑化するため、製造コストが嵩むといった問題があった。また、上下幅が広くなるドレントラップ本体の設置スペースを確保するために、商品を陳列する庫内の上下幅が制限されてしまう。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、冷気による排水貯留部内の排水の凍結を防止でき、かつ商品が陳列される庫内を極力広く形成できる冷蔵ショーケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の冷蔵ショーケースは、
ケース本体を構成する断熱部材の底部に設けられた排水口と、該排水口から延設される排水管に設けられる排水トラップと、を備える冷蔵ショーケースであって、
前記排水管は、前記断熱部材の下方位置において略水平方向に屈曲する屈曲部を備え、該屈曲部内の下部に貯留板を配置して、該屈曲部内に排水貯留部を形成するとともに、前記排水貯留部を排水の流入側と流出側とに仕切るように防臭部材を配置し、下水側からの臭気の通過を阻止することで、前記屈曲部に前記排水トラップを形成したことを特徴としている。
この特徴によれば、屈曲部内に貯留板と防臭部材とを配置するだけで、排水管に排水トラップを容易に形成できるばかりか、排水トラップを含めた排水管の上下幅を極力短寸に構成できるため、断熱部材の上方に形成される庫内を広くすることができる。また、排水貯留部が断熱部材よりも下方位置に形成されるので、排水貯留部に貯留した排水が凍結しにくくなる。
【0009】
本発明の請求項2に記載の冷蔵ショーケースは、請求項1に記載の冷蔵ショーケースであって、
前記防臭部材は、前記排水口から前記屈曲部に対して着脱自在に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、防臭部材が排水口から取り付け、取り外しできるので、排水口から排水貯留部の清掃を簡単に行うことができる。
【0010】
本発明の請求項3に記載の冷蔵ショーケースは、請求項1または2に記載の冷蔵ショーケースであって、
前記貯留板は、前記排水口から前記屈曲管に対して着脱自在に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、貯留板を排水口から取り付け、取り外しができるので、排水口から排水貯留部の清掃を簡単に行うことができるばかりか、貯留板を取り外すことで排水貯留部内に堆積したゴミ等を簡単に除去できる。
【0011】
本発明の請求項4に記載の冷蔵ショーケースは、請求項2または3に記載の冷蔵ショーケースであって、
前記防臭部材と前記貯留板とが一体的に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、防臭部材と貯留板とを同時に取り外せるので、防臭部材及び貯留板の屈曲部に対する着脱が容易になるとともに、排水トラップの部品点数が低減されるので、製造コストを抑制できる。
【0012】
本発明の請求項5に記載の冷蔵ショーケースは、請求項1ないし4のいずれかに記載の冷蔵ショーケースであって、
前記排水管は、前記屈曲部を構成する屈曲管と、該屈曲管に形成された連結部に一端が連結され、前記断熱部材の下方に略水平方向に配設される水平管と、から構成され、前記貯留板は、前記連結部よりも上流側に配置されることを特徴としている。
この特徴によれば、屈曲管と水平管とが別個に形成されていることで、配管作業が容易になるとともに、貯留板が屈曲管と水平管との連結に支障をきたすことがないので、連結部からの漏水等を防止できる。
【0013】
本発明の請求項6に記載の冷蔵ショーケースは、請求項1ないし5のいずれかに記載の冷蔵ショーケースであって、
前記排水口は、該排水口よりも小形の流水口が形成された蓋部材により閉塞されていることを特徴としている。
この特徴によれば、流入口から排水を屈曲部内に流入させつつ、排水口が蓋部材によって覆われるので、庫内からの冷気が屈曲部内に入り込み難くなり、排水貯留部に貯留された排水が凍結し難くなるとともに、冷気の下水側への流出も防止される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
【実施例】
【0015】
本発明の実施例としての冷蔵ショーケースを図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例における冷蔵ショーケースを示す縦断側面図であり、図2は、排水トラップを示す縦断分解斜視図であり、図3は、排水トラップを示す縦断斜視図であり、図4は、排水トラップを示す縦断側面図であり、図5は、ゴミかごを取り外した状態の排水トラップを示す平面図である。以下、図1の紙面左側を冷蔵ショーケースの正面側(前方側)とし、図2から図5の紙面左側を排水トラップの正面側(前方側)として説明する。
【0016】
図1の符号1は、食品等の販売店舗等において商品を低温に保ったまま陳列するために設置される冷蔵ショーケース(冷凍ショーケースを含む)であり、この冷蔵ショーケース1には、正面側が開口された外部筐体2と、同じく正面側が開口され、外部筐体2により囲まれた内部筐体3とからなり、外部筐体2と内部筐体3との間には通風路4が形成され、この通風路4内には、冷却装置5と送風ファン6を備えている。また、内部筐体3により囲まれた空間には、商品を陳列する複数の陳列棚7を備えた冷蔵室8が形成されている。
【0017】
図1に示すように、冷蔵ショーケース1の下部には、通風路4内に空気を取り込む取込口9が形成され、冷蔵ショーケース1の上部には、冷却装置5にて冷却された冷気の吹出口10が形成されており、送風ファン6を可動させることで、冷蔵室8に冷却装置5によって冷却された冷気を供給して冷蔵室8内の温度を低温に保つことができ、冷蔵室8内の陳列棚7や冷蔵室8の底板11に載置される商品を冷蔵(冷凍)しながら陳列できるようになっている。
【0018】
また、冷蔵室8の底板11には、冷蔵室8を清掃した際の排水を下方に流すための流入口(図示略)が形成されているとともに、この冷蔵室8から流れてくる排水や冷却装置5に付着した霜を取り除いたときに流出される排水が流入する排水口29が、外部筐体2の底部2aに設けられている。尚、本実施例における外部筐体2は、特に図4に示されるように、発砲ウレタン樹脂材等からなる断熱部材20と、該断熱部材20の表裏面を覆う鉄板12と、から構成されている。
【0019】
冷蔵ショーケース1の下部、すなわち、底部2aの下方位置には、図示しない下水側に連通された水平方向に延びる水平管14(排水管)が配設されており、排水口29は、後述する排水トラップ15を介して水平管14と連通されている。
【0020】
次に、本実施例における排水トラップ15について詳述する。図2及び図3に示すように、排水トラップ15の本体は、上部に開口13を形成する垂直管部16と、この垂直管部16の下方に連設される側面視略L字形の屈曲管部17(屈曲部)と、から構成されている。
【0021】
垂直管部16の外周面には、排水トラップ15の本体を外部筐体2に形成された貫通穴43に取り付けるための取り付けリング40(図4参照)の内周面に形成された雌ネジ部41に螺合する雄ネジ部18が形成されている。排水トラップ15の本体は、この貫通穴43の上方から挿通したときに外部筐体2の下方に突出する雄ネジ部18に、環状のパッキン42(図4参照)を介して取り付けリング40の雌ネジ部41を螺合することで、貫通穴43に取り付けられるようになっている。また、このように排水トラップ15が貫通穴43に取り付けられた状態において、屈曲管部17は外部筐体2の底部2aよりも下方位置に配置される。
【0022】
垂直管部16の内部には、図2に示すように、上面に形成された開口13から流れ込んだ排水中に含まれるゴミ等を収容するゴミかご24が取り付けられる。このゴミかご24は、略円筒形状をなし、その底面には複数の孔部25が形成されるとともに、ゴミかご24の外周には複数のスリット孔26が形成されており、開口13から排水トラップ15内に流入した排水中に含まれる比較的大きなゴミ等は、ゴミかご24に保持されるようになっている。また、このゴミかご24の底面における中央部には、上方に突出する略円錐形状をなす取手27が形成されており、この取手27を掴むことで、使用者はゴミかご24を開口13側から垂直管部16の内部に取り付け、取り外しできるようになっている。
【0023】
屈曲管部17における後方側の端部には、図3及び図4に示すように、水平管14の前端部に形成された雄ネジ部21が螺合される雌ネジ部22が内周面に形成された環状の連結部23が形成されており、該連結部23内に連結口が形成されている(図4参照)。つまり、本実施例においては、垂直管部16及び屈曲管部17から構成される排水トラップ15の本体と水平管14とによって本発明の排水管が構成されているとともに、これら排水トラップ15の本体と水平管14とが別個に構成されることで、排水管の冷蔵ショーケースへの配設を容易に行うことができるようになっている。
【0024】
尚、本実施例では、雄ネジ部21と雌ネジ部22とにより水平管14と屈曲管部17とを連結しているが、この他にも屈曲管部17に雌ネジ部22を形成せずに、連結部23に接着材等を塗布したり、水平管14の一端部外周に環状のパッキンを設けて連結部23内に圧入することで、水平管14と屈曲管部17とを連結する構成としてもよい。
【0025】
図2に示すように、屈曲管部17の内面には、後述する貯留板としての封水板33が当接する凸条28が、上下方向にわたって延設されている。具体的には、この凸条28は、屈曲管部17の底部から該屈曲管部17における垂直管部16との連通部に形成される上部の円形の排水口29にかけて、正面視で略U字状に形成されている。
【0026】
図5に示すように、垂直管部16と屈曲管部17との間に形成された排水口29は、開口13よりも小径に形成されているとともに、該排水口29には円盤状の蓋部材30が嵌合されて閉塞されている。この蓋部材30の上面側には摘み片31が突設されており、この摘み片31を使用者が摘むことで蓋部材30を開口13から出し入れできるようになっている。
【0027】
蓋部材30の下面には、図2に示すように、本実施例における防臭部材としての防臭板32と、下端が防臭板32よりも下方に延設された本実施例における貯留板としての封水板33とが、蓋部材30と一体的に形成されている。このように防臭板32と封水板33と蓋部材30とが一体的に形成されていることで、排水トラップ15の部品点数を低減し、排水トラップ15の製造コストが抑制されている。
【0028】
封水板33は、半月状を成し、その封水板33の外周縁の形状(曲率)は屈曲管部17の底部の内周の形状(曲率)と同じであるため、封水板33の外周縁は屈曲管部17の底部の内周面に当接するようになっている。また、封水板33の上端部左右側から上方に向けて延設される連結片33aにより蓋部材30に連設され、これら左右の連結片33a,33a間に、後述する排水貯留部αに貯留される排水を下水側に流出させるための流出孔部34が形成されている。
【0029】
また、蓋部材30における防臭板32よりも前方側には、垂直管部16に流入された排水を屈曲管部17内に流入させる流入口35が形成されている。この流入口35は排水口29よりも小形であるとともに、複数のスリットで構成されており(図5参照)、このスリット状の流入口35によりゴミかご24を通過したゴミが保持されるようになっている。尚、流入口35は蓋部材30における防臭板32よりも前方側の位置に形成されており、流入口35から流下した排水は防臭板32よりも前方側に落ちる。
【0030】
また、図5に示すように、蓋部材30の左右端部には、前述した凸条28の上部に嵌合する所定長さの凹条36が上下方向に延設されており(図4参照)、円盤状の蓋部材30を排水口29に配置した際に、この所定長さの凹条36が凸条28の一部に嵌合することによって、封水板33の背面周縁部が凸条28の正面に当接した状態で保持されるため、封水板33の凸条28からの離脱による漏水が防止されるようになっている。尚、凸条28の正面、すなわち、封水板33の背面周縁部との当接面にはパッキンを設けることが好ましく、このようにすることで、漏水が効果的に防止される。
【0031】
図3及び図4に示すように、蓋部材30が排水口29に取り付けられたときに、封水板33の背面周縁部が凸条28の正面に当接することで、該封水板33によって屈曲管部17内の略下半分が上流側と下流側とに仕切られる。つまり、屈曲管部17の屈曲内面17aと封水板33とによって、屈曲管部17内に流入した排水が貯留される排水貯留部αが形成される。従って、開口13から垂直管部16に流れ込んだ排水は、蓋部材30の前方側に配置される流入口35を介して屈曲管部17内に流入し、封水板33よって仕切られた屈曲管部17内の前方側に形成された排水貯留部α内に貯留される。
【0032】
尚、防臭板32の下端は、封水板33の上端よりも下方位置に形成されているため、封水板33によって形成された排水貯留部α内に貯留された排水に防臭板32の下端が接触し、この防臭板32によって、排水貯留部αが排水の流入側と流出側とに仕切られる。従って、排水貯留部α内に貯留された排水と防臭板32及び蓋部材30とによって封水部が形成され、屈曲管部17の内部空間が上流側と下流側とに遮断されるので、下水側からの臭気の通過が阻止されるとともに、冷蔵室8及び通風路4から開口13を介して流入される冷気の流出が阻止される。
【0033】
また、図4に示すように封水板33は、屈曲管部17内における前方側、詳しくは排水口29の鉛直下方に配置されるため、封水板33が屈曲管部17と水平管14との連結に支障をきたすことがないとともに、開口13及び排水口29の上方から封水板33、すなわち、蓋部材30を簡単に取り付け、取り外しすることができる。
【0034】
以上説明したように、本発明の実施例としての冷蔵ショーケース1にあっては、屈曲管部17内に封水板33と防臭板32とを配置するだけで、排水管の一部を構成する屈曲管部17内に排水トラップ(封水部)を容易に形成できるばかりか、排水トラップ15の本体を含めた排水管の上下幅を極力短寸に構成できるため、断熱部材20からなる外部筐体2の底部2aの上方に形成される冷蔵室8内の底部を低くして陳列スペースを広くすることができるばかりか、排水貯留部αが断熱部材20よりも下方位置に形成されるので、排水貯留部αに貯留した排水が凍結しにくくなる。
【0035】
また、屈曲管部17内に1枚の封水板33を配置するだけで、屈曲内面17aと封水板33とにより囲まれた空間に、排水を貯留可能な排水貯留部αを簡単に形成することができるので、排水貯留部αを形成するための部材等を別途設けることなく、封水部、すなわち排水トラップ15を容易に形成することができるばかりか、排水管の一部に予め屈曲部が形成されている場合において、該屈曲部内に排水トラップを後付けで設けることができる。
【0036】
また、図4に示すように、排水貯留部αが外部筐体2の底部2a、つまり断熱部材20よりも下方位置に形成されるとともに、垂直管部16によって屈曲管部17が開口13や排水口29よりも下方の離れた位置に配置されているため、排水貯留部α内に貯留された排水が凍結することが極力防止される。
【0037】
また、垂直管部16と屈曲管部17との間に形成される排水口29に、該排水口29よりも小形の流入口35が形成された蓋部材30が配置されることで、流入口35から排水を屈曲管部17内に流入させつつ、排水口29の大半が蓋部材30によって覆われるので、冷蔵室8の冷気が屈曲管部17内に入り込み難くなり、排水貯留部α内に貯留された排水が凍結し難くなるとともに、冷蔵室8の冷気の流出も防止される。
【0038】
また、排水トラップ15の内部を清掃する際には、使用者はゴミかご24の取手27を掴んでゴミかご24を取り外し、蓋部材30の摘み片31を摘まんで蓋部材30を排水口29から取り外すことで、防臭板32及び封水板33が同時に取り外されるとともに、排水貯留部α内に貯留された排水が下水側に流出されるので、該排水貯留部α内に堆積した塵芥等を確実に除去できるとともに、開口13及び排水口29から洗浄用のブラシ等を挿入して屈曲管部17内を清掃することができる。
【0039】
さらに、排水口29の上方からホース等により屈曲管部17内の屈曲内面17aに向けて水をかけることで、傾斜状をなす屈曲内面17aに沿って水が勢いよく下水側に流れるため、排水貯留部α内の汚れを効果的に清掃することができる。
【0040】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0041】
例えば、前記実施例では、排水管が排水トラップ15の本体と水平管14とにより構成されていたが、側面視略L字形をなす1本の管体にて構成されていてもよい。
【0042】
また、封水板33は、排水口29の直下に配置されていたが、屈曲内面17aを利用して排水貯留部αを形成できるものであれば、連結部23内の開口等に配置されていてもよい。さらに、このような封水板33を、水平管14を連結するための連結口近傍に配置し、水平管14の差し込み深さを規制する規制板として利用するようにしてもよい。
【0043】
また、前記実施例では、ゴミかご24が収容される垂直管部16と屈曲管部17との間に排水口29が形成されていたが、垂直管部16の上面に形成される開口13を排水口とし、該排水口としての開口13に蓋部材30等を配置するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】実施例における冷蔵ショーケースを示す縦断側面図である。
【図2】排水トラップを示す縦断分解斜視図である。
【図3】排水トラップを示す縦断斜視図である。
【図4】排水トラップを示す縦断側面図である。
【図5】ゴミかごを取り外した状態の排水トラップを示す平面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 冷蔵ショーケース
2 外部筐体(ケース本体)
2a 底部
14 水平管(排水管)
15 排水トラップ(排水管)
16 垂直管部
17 屈曲管部(屈曲部)
20 断熱部材
23 連結部
29 排水口
30 蓋部材
32 防臭板(防臭部材)
33 封水板(貯留板)
35 流入口
α 排水貯留部




 

 


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