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発明の名称
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−202910(P2007−202910A)
公開日 平成19年8月16日(2007.8.16)
出願番号 特願2006−27433(P2006−27433)
出願日 平成18年2月3日(2006.2.3)
代理人 【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男
発明者 根来 貴成 / 高村 昭宏
要約 課題
オプション部材を取り付けるための取付部を備える上部横杆の支持強度を向上させるとともに、見栄え良く配設することができる机を提供すること。

解決手段
左右一対の両側面板2及び背面板3に囲まれた空間内における背面板3の上端部よりも下方位置に天板が架設された机であって、背面板3の上端部には、オプション部材を取り付けるための取付部16を少なくとも正面に備える上部横杆5が左右方向に配設され、上部横杆5の下面には、背面板3の上端部に突設される突条27に嵌合する溝条28が形成されるとともに、上部横杆5の左右側端面には、両側面板2の内側面上部に互いに対向し合うように突設された突片22が挿入される受穴29が形成されており、上部横杆5の正面側または背面側から挿通した止着部材31により、受穴29内に挿入された突片22と上部横杆5とが止着される。
特許請求の範囲
【請求項1】
左右一対の側面板と、該両側面板の対向する内側面同士を連結する前記両側面板よりも低い背面板と、前記両側面板及び前記背面板に囲まれた空間内における前記背面板の上端部よりも下方位置に架設された天板と、からなる机であって、
前記背面板の上端部には、オプション部材を取り付けるための取付部を少なくとも正面に備える上部横杆が左右方向に配設され、該上部横杆の下面には、前記背面板の上端部に突設される突条に嵌合する溝条が形成されるとともに、該上部横杆の左右側端面には、前記両側面板の内側面上部に互いに対向し合うように突設された突片が挿入される受穴が形成されており、前記上部横杆の正面側または背面側から挿通した止着部材により、前記受穴内に挿入された前記突片と前記上部横杆とが止着されることを特徴とする机。
【請求項2】
前記突片は、前記側面板とは別個に設けられ、該側面板の内側面に取り付けられる支持板の側面に突設されており、該支持板は、前記上部横杆の側端面形状と略同一形状をなし、前記側面板と前記上部横杆の側端面との間に挟持されることを特徴とする請求項1に記載の机。
【請求項3】
前記取付部は、前記上部横杆の少なくとも正面に凹設された左右方向に延びる取付溝と、該取付溝の開口上下端からそれぞれ内向きに突設された係止片と、で構成されており、該取付溝内に前記止着部材の取付孔を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の机。
【請求項4】
前記支持板の下端には、前記突条が嵌合する切欠部が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の机。
【請求項5】
前記溝条と前記受穴とが上下方向に連通されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の机。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、図書館での蔵書の閲覧や視聴覚設備を用いた講義等で利用される個人用のブースとして使用可能とした机に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の机としては、例えば天板上の左右に立設した支柱の上部同士を横連結杆により連結するとともに、左右方向を向くメイン仕切板の上下端部を、該横連結杆の下面に形成した溝と天板上に形成した溝とに嵌合して天板上に立設し、また、該メイン仕切板の左右両端部と中間部とに、前後方向を向くサイド仕切板の前後方向の中間部を嵌合するとともに、前後両端を天板上に固定された保持具にて挟持して天板上に立設して、天板上を左右方向に複数に仕切るとともに、横連結杆の前後両面の上下部に互いに対向する係止片を設け、この係止片を利用して照明器具等(機器)を取り付け可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−131195号公報(第3頁、第5図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の机では、天板上の左右側に立設した支柱の上部外側方からネジを螺入して横連結杆を連結するので、連結後においてネジが外部に露呈されるため、これを隠蔽するためのカバーを取り付けており、これにより支柱の構造が複雑になり、製造コストが嵩むといった問題があった。また、横連結杆の下面にメイン仕切板の上端部が嵌合されているが、メイン仕切板は天板上に形成された溝に下端が嵌合されているだけで強度が弱く、横連結杆は左右の支柱にて主に支持されているため、例えば横連結杆に重量のある機器等を取り付けた場合、天板上に立設した左右の支柱だけでは十分な支持強度が得られない虞があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、オプション部材を取り付けるための取付部を備える上部横杆の支持強度を向上させるとともに、見栄え良く配設することができる机を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の机は、
左右一対の側面板と、該両側面板の対向する内側面同士を連結する前記両側面板よりも低い背面板と、前記両側面板及び前記背面板に囲まれた空間内における前記背面板の上端部よりも下方位置に架設された天板と、からなる机であって、
前記背面板の上端部には、オプション部材を取り付けるための取付部を少なくとも正面に備える上部横杆が左右方向に配設され、該上部横杆の下面には、前記背面板の上端部に突設される突条に嵌合する溝条が形成されるとともに、該上部横杆の左右側端面には、前記両側面板の内側面上部に互いに対向し合うように突設された突片が挿入される受穴が形成されており、前記上部横杆の正面側または背面側から挿通した止着部材により、前記受穴内に挿入された前記突片と前記上部横杆とが止着されることを特徴としている。
この特徴によれば、天板上の左右側面を覆う左右側面板及び背面を覆う背面板は、天板を所定高さ位置に架設する強度が高い板材にて構成されており、上部横杆はこれら左右側面板及び背面板により支持されることで、例えば重量のある機器類が取付部に取り付けられても、上部横杆に加わる荷重が左右側面板及び背面板に分散されるため、安定的に支持できるばかりか、該上部横杆によって背面板と左右側面板とが連結されることで、左右側面板と背面板との接合強度も効果的に高まるため、剛性の高い机を提供できる。また、上部横杆の受穴内に挿入された突片を、上部横杆の正面側または背面側から挿通した止着部材にて止着して上部横杆と両側面板とを連結することで、側面板の外側面にネジ等が露呈することがないので、机の見栄えも向上する。
【0007】
本発明の請求項2に記載の机は、請求項1に記載の机であって、
前記突片は、前記側面板とは別個に設けられ、該側面板の内側面に取り付けられる支持板の側面に突設されており、該支持板は、前記上部横杆の側端面形状と略同一形状をなし、前記側面板と前記上部横杆の側端面との間に挟持されることを特徴としている。
この特徴によれば、側面板の構造を複雑化することなく、側面板の内側面上部に容易に突片を設けることができる。また、支持板を取り付けるためのネジ等が上部横杆により隠蔽されるとともに、上部横杆から大きくはみ出ることがないので、上部横杆に対して目立ちにくくなる。
【0008】
本発明の請求項3に記載の机は、請求項1または2に記載の机であって、
前記取付部は、前記上部横杆の少なくとも正面に凹設された左右方向に延びる取付溝と、該取付溝の開口上下端からそれぞれ内向きに突設された係止片と、で構成されており、該取付溝内に前記止着部材の取付孔を形成したことを特徴としている。
この特徴によれば、取付孔に取り付けた止着部材が、上下の係止片にて覆われた取付溝内に配置されて外方から見えにくくなるため、見栄えがよい。
【0009】
本発明の請求項4に記載の机は、請求項2または3に記載の机であって、
前記支持板の下端には、前記突条が嵌合する切欠部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、支持板に対してかかる負荷が、突条と切欠部との嵌合作用により分散されるため、例えば支持板に対してかかる負荷により、該支持板の側面板に対する取付強度が弱まることが防止されるばかりか、支持板を側面板に取り付ける際に、支持板の切欠部に背面板の突条を嵌合させることで、支持板の位置決めができるようになる。
【0010】
本発明の請求項5に記載の机は、請求項1ないし4のいずれかに記載の机であって、
前記溝条と前記受穴とが上下方向に連通していることを特徴としている。
この特徴によれば、背面板の左右端に両側面板を接合した状態で、該両側面板間に上部横杆を上方から挿設するだけで該上部横杆を背面板の上端部に配設できるため、机の組み立て作業を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明に係る机を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
【実施例】
【0012】
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例における机を示す斜視図であり、図2は、机を示す正面図であり、図3は、机を示す平面図であり、図4は、図3における机を示すA−A縦断側面図であり、図5は、上部横杆の取付構造を示す分解斜視図であり、図6は、上部横杆の取付構造を示す正面図であり、図7は、図6における上部横杆を示すB−B横断平面図であり、図8は、図7における上部横杆を示すC−C縦断側面図であり、図9は、変形例における机を示す斜視図である。以下、図3及び図7における紙面下方側を机の正面側とし、図4及び図8における紙面左方側を机の正面側として説明する。
【0013】
図1の符号1は、図書館での蔵書の閲覧や視聴覚設備を用いた講義等で利用される個人用のブースとして使用可能な机である。この机1は、床面上に立設される左右一対の側面板2と、床面上に立設され、左右の側面板2,2の後部内側面同士を連結するように配置される背面板3と、両側面板2,2及び背面板3で形成される平面視コ字形状をなす空間内(図3参照)における背面板3の上端部よりも下方位置に架設される天板4と、で構成されている。尚、両側面板2,2、背面板3及び天板4は、木製合板で形成されている。
【0014】
図2及び図3に示すように、背面板3は、左右側面板2,2よりも低く構成されており、その上端部には、長手が左右方向を向く金属製の上部横杆5が配設されている。上部横杆5の正面側には、オプション部材の一例としての液晶モニタ6が取り付けられている。尚、オプション部材は、液晶モニタ6だけでなく、例えば照明器具等の電子機器や棚等の家具が含まれる。また、天板4の下面側には金属製の補強角管7が取り付けられて撓みが防止されているとともに、この補強角管7の左右端部が側面板2,2に螺着されることで、天板4が支持されている。
【0015】
図4に示すように、背面板3の正面における天板4の下方位置には配線ダクト8が取り付けられているとともに、側面板2の内側面にもカバー体9aで覆われた配線溝9が形成されている(図1参照)。また、天板4の後部には、天板4の下面側から上面側に貫通する配線穴部10が形成されており、この配線穴部10の上面開口はカバー体10aで覆われている。尚、特に図示はしないが、側面板2の内部には、配線溝9内に連通する配線管が上下方向に延設されており、この配線管の上部の開口部11が側面板2の上部における上部横杆5の近傍に設けられている(図1参照)。これら配線ダクト8、配線溝9、配線穴部10及び配線管(図示略)を利用して、天板4上に配置される機器類や上部横杆5に取り付けられる液晶モニタ6等のオプション部材から延出される電源コードや通信ケーブル等を体裁よく配線できるようになっている。
【0016】
側面板2,2の内側面における背面板3及び天板4との接合位置には、図6に示すように、鬼目ナット12が複数挿設されており、この鬼目ナット12に螺合されたボルト13が側面板2の内側面から内向きに突出されている。一方、図4に示すように、背面板3及び天板4の側端縁には、側面板2に取り付けられたボルト13が挿入するダボ穴14が複数形成されている。各ダボ穴14の奥側にはノックダウン金具15が配置されており、このノックダウン金具15内にボルト13の頭部が挿入された状態で、ノックダウン金具15をドライバー等の工具で半回転させることで、ボルト13の頭部が係止されてダボ穴14からの逸脱が防止されるようになっている(図6参照)。つまり、ダボ穴14内に挿入されたボルト13の頭部がノックダウン金具15にて係止されることで、両側面板2,2と背面板3及び天板4とが接合されている。
【0017】
上部横杆5は、背面板3の長手幅よりも若干端寸に形成されるとともに、図5に示すように断面視で矩形状をなしており、その正面及び背面には、上下2条の取付溝16,16が長手方向にわたって凹設されている。各取付溝16の開口上下端縁からは、特に図8に示すように、側面視で略L字形状をなす係止片17,17が互いに対向するように突設されており、これら係止片17に、液晶モニタ6の背面側に設けられたモニタ支持体18の後面に形成された係止爪19を係止させることで、液晶モニタ6を上部横杆5に取り付けできるようになっている。
【0018】
つまり、上部横杆5の正面及び背面には、液晶モニタ6等のオプション部材を取り付けるための取り付け部材である係止爪19を係止可能な係止片17を有する取付溝16からなる取付部が設けられており、特に該取付部としての係止片17及び取付溝16が長手方向に延設されているため、オプション部材を左右方向の任意の箇所に取り付けることができる。また、特に本実施例における上部横杆5は押し出し成型により形成されており、係止片17及び取付溝16は上部横杆5の成型時に一体成型されている。尚、本実施例の上部横杆5には上記取付部が正面及び背面に設けられていたが、少なくとも正面に設けられていればよい。
【0019】
上部横杆5の下面には、背面板3の上端面における前後方向の略中央部に該背面板3の長手方向にわたって突設された突条27が嵌合する溝条28が長手方向にわたって形成されており(図8参照)、上部横杆5の溝条28に、床面上に立設された背面板3の突条27が嵌合されることで、上部横杆5の前後方向のがたつきが防止されるようになっている。
【0020】
また、上部横杆5は、図2及び図3に示すように、左右両側面板2,2の内側面に取り付けられる金属製の取付金具20,20を介して側面板2,2に取り付けられる。取付金具20は、図5に示すように、上部横杆5の側端面形状と略同一形状をなす支持板21と、この支持板21の側面略中央部から上部横杆5側に向けて突設するように支持板21に溶着された突片22と、から構成されている。
【0021】
支持板21の四隅には、ネジ23が挿設される貫通孔24が形成されており、この貫通孔24に挿通したネジ23を側面板2の内側面上部に止着することで、取付金具20が側面板2に固着され、突片22が側面板2の内側面から内側に突出した状態で設けられるとともに、支持板21の下端には、背面板3の左右側端面を側面板2,2の内側面に接合した状態において、該背面板3の突条27が嵌合される切欠部26が形成されており、これにより背面板3の上端部の前後方向のがたつきが防止されるようになっている。また、突片22の先端上下部には、後述する止着部材としてのネジ31が螺合されるネジ孔25が形成されている。
【0022】
尚、机1の組み立て時において、取付金具20を側面板2に取り付けるときに、取付金具20の支持板21の切欠部26を、側面板2に既に接合された背面板3の突条27に嵌合させることで、取付金具20の取付位置決定を容易に行うことができるようになっている。また、取付金具20の突片22の前後方向の厚み幅寸法は、前述した上部横杆5の溝条28の間口の前後幅寸法よりも若干短寸に形成されており、突片22を溝条28内に下方から挿入できるようになっている。
【0023】
本実施例における上部横杆5は、前述したように押し出し成型により形成されており、図7及び図8に示すように、その正面側及び背面側に上下一対の取付溝16,16が長手方向にわたって形成されているとともに、これら前後の取付溝16,16間には、上下幅方向に延びる空間部29が長手方向にわたって形成されている。この空間部29内には、上下一対の連結片32,32(図5参照)が長手方向にわたって形成されており、空間部29内における下方の連結片32の下方空間が前述した溝条28を形成している。
【0024】
また、図6及び図7に示されるように、上下一対の連結片32,32の長手方向の左右端部は切り欠かれ、上部横杆5の長手方向の左右端部よりも内側に位置しており、これにより、空間部29の左右端部に、取付金具20の突片22が挿入可能な深さを有する受穴33が構成されている。
【0025】
このように上部横杆5内の上下幅方向にわたって形成された空間部29の下部に溝条28が形成され、空間部29の左右端部に受穴33が形成されていることで、溝条28と受穴33とが上下方向に連通しているため、後述するように机1を組み立てる際において、上部横杆5を左右の側面板2,2間に上方から差し込むことができるようになっている。
【0026】
尚、本実施例では、この空間部29の下部に溝条28が形成されるとともに、該空間部29の左右両端部に受穴33が形成されているが、このような空間部29を形成することなく、上部横杆5に、突片22を挿入可能な深さを有する受穴及び突条27が嵌合可能な溝条をそれぞれ別々に凹設してもよい。
【0027】
また、上部横杆5の背面側に形成された取付溝16の内壁16a、すなわち、空間部29と背面側の取付溝16とを仕切るように配設される内壁16aには、前後方向に貫通する取付孔30が、空間部29内に挿入される突片22のネジ孔25に対応する位置に形成されている。
【0028】
よって、空間部29の左右両端の開口、すなわち受穴33に突片22を挿入した状態で、上部横杆5の背面側から、取付孔30に止着部材としてのネジ31を取り付け、内部に挿入された突片22のネジ孔25に螺入することで、上部横杆5と取付金具20、つまり上部横杆5と側面板2とが連結される。このとき、取付孔30に挿通して取り付けたネジ31の頭部は、背面側の取付溝16の内壁16aに配置されるので、ネジ31が机1の正面側に露呈することがないばかりか、背面側からでも、取付溝16の上下に配置される係止片17によって背面側(外方側)から見えにくくなるので、机1の見栄えが向上する。
【0029】
このように、側面板2とは別個に形成した取付金具20の支持板21を、側面板2の内側面上部にネジ止めすることで、側面板2の内側面上部に突片22を容易に設けることができるので、側面板2の構造が複雑化することがない。尚、本実施例では、突片22を背面側の取付溝16内の内壁16aに止着しているが、正面側の取付溝16の内壁に止着するようにしてもよい。
【0030】
また、支持板21の形状が上部横杆5の側端面の形状と略同一になっているので、図6及び図7に示される連結状態において、側面板2の内側面と上部横杆5の側端面とにより支持板21が挟持され、これにより支持板21を取り付けるためのネジ23等が上部横杆5により隠蔽されるとともに、上部横杆5の外面に対して大きくはみ出ることがないので、上部横杆に対して目立ちにくくなる。
【0031】
また、取付金具20の支持板21には、背面板3に形成された突条27の左右端部が嵌合する切欠部26が形成されていることで、取付金具20のネジ23に対してかかる負荷が、突条27と切欠部26との嵌合作用により分散されるため、例えば取付金具20に対してかかる負荷によりネジ23が緩んで側面板2,2に対する取付強度が弱まることが防止される。
【0032】
このように構成された机1を組み立てるには、先ず左右の側面板2,2のボルト13を背面板3及び天板4に形成されたダボ穴14に嵌め込み、ノックダウン金具15を介してボルト13を係止することで、側面板2,2と背面板3及び天板4とを接合する。次に、取付金具20を側面板2の内面側に取り付ける。具体的には、取付金具20の支持板21の切欠部26を、側面板2に既に接合された背面板3の突条27に嵌合することで、取付金具20の側面板2に対する位置決めがなされるので、取付金具20を側面板2の内側面における正確な位置に取り付けることができる。
【0033】
そして、前述したように溝条28の左右端部と受穴33,33とが上下方向に連通しているため、両側面板2,2の内側面間に上部横杆5を上方から差し込むことで、上部横杆5の溝条28内に背面板3の突条27が嵌合するとともに、左右の受穴33内に突片22,22が嵌合され、上部横杆5を背面板3の上端部に簡単に配設することができる。次いで、取付孔30に背面側からネジ31を挿通し、空間部29内に挿入された突片22のネジ孔25に螺合して止着することで、側面板2,2と上部横杆5とが強固に接合される。
【0034】
このように上部横杆5の溝条28と受穴33とが上下方向に連通され、かつ両側面板2,2の内側面に突片22,22が設けられることで、上部横杆5を両側面板2,2間に上方から差し込むだけで簡単に配設できる。また、ネジ31を突片22に螺合する前であっても、上部横杆5は突片22及び突条27によって左右端部及び下部が支持されるので、机1の組み立て作業が極めて容易になる。
【0035】
以上説明したように、本発明の実施例としての机1によれば、天板4上の左右側面を覆う左右側面板2,2及び背面を覆う背面板3は、床面から立設されて天板4よりも上方に延びており、天板4を所定高さ位置に架設する強度が高い板材にて構成されており、上部横杆5はこれら左右側面板2,2及び背面板3により支持されることで、重量のある機器類や棚等が取付溝16の係止片17に係止されても、上部横杆5に加わる荷重が左右側面2,2板及び背面板3に分散されるため、これらオプション部材を安定的に支持できるばかりか、金属製の上部横杆5によって背面板3と左右側面板2,2とが連結されることで、左右側面板2,2と背面板3との接合強度も効果的に高まるため、剛性の高い机を提供できる。
【0036】
また、上部横杆5の左右両端開口、つまり受穴33に挿入された突片22を、上部横杆5の背面側から挿通したネジ31にて止着して上部横杆5と両側面板2,2とを連結することで、側面板2,2の外側面から背面板3をネジ止めする必要がないので、ネジ等が側面板2,2の外面に露呈することがなく、机の見栄えが効果的に向上する。
【0037】
さらに、突片22及び該突片22が挿入可能な受穴33の左右両端開口は、上部横杆5全体の上下幅の半分以上の幅を有し、この突片22の上下がネジ止めされるため、上部横杆5の縦回転方向にかかる負荷に対する支持力が効果的に高まる。
【0038】
尚、図8に示すように、上部横杆5の取付溝16内に、液晶モニタ6等の機器類から延出される電気ケーブル34を配線することで、取付溝16の係止片17によって電気ケーブル34が正面側(外方側)から見え難くなるため、見栄えよく配線することができる。
【0039】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0040】
例えば、前記実施例では、本発明の机として、1人用として単独に構成された机1が適用されていたが、図9に示す変形例としての机1’のように、前記机1を、左右方向及び前後方向に連設することで、複数人の使用者による使用を可能とした机1’も適用できる。
【0041】
この机1’は、左右方向に隣り合う天板4,4間に配設される側面板を1枚の側面板2’にて共用し、かつ、前後方向に隣り合う天板4,4間に配設される背面板を1枚の背面板3’にて共用するとともに、上部横杆も1つの上部横杆5’にて共用して構成されているが、各ブース、つまり各天板4の周囲は、背面板3’及び左右両側面板2’,2’にて囲まれた机として構成されていることになるため、本発明の机を構成している。
【0042】
また、前記実施例では、突片22を止着する止着部材としてネジ31が適用されていたが、受穴33からの突片22の逸脱を防止できるものであれば、例えば係止ピン等であってもよい。
【0043】
また、突片22の前後幅(板厚)を、受穴33の前後幅(空間部29の前後幅)とほぼ同寸法とし、突片22を受穴33内に嵌入させるようにすれば、突片22による上部横杆5の支持強度をより効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】実施例における机を示す斜視図である。
【図2】机を示す正面図である。
【図3】机を示す平面図である。
【図4】図3における机を示すA−A縦断側面図である。
【図5】上部横杆の取付構造を示す分解斜視図である。
【図6】上部横杆の取付構造を示す正面図である。
【図7】図6における上部横杆を示すB−B横断平面図である。
【図8】図7における上部横杆を示すC−C縦断側面図である。
【図9】変形例としての机を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1,1’ 机
2 側面板
3 背面板
4 天板
5 上部横杆
6 液晶モニタ(オプション部材)
16 取付溝(取付部)
17 係止片(取付部)
18 モニタ支持体
19 係止爪
20 取付金具
21 支持板
22 突片
23 ネジ
24 貫通孔
25 ネジ孔
26 切欠部
27 突条
28 溝条
29 空間部(溝条,受穴)
30 取付孔
31 ネジ(止着部材)
33 受穴




 

 


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