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発明の名称 展示ケース
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−202772(P2007−202772A)
公開日 平成19年8月16日(2007.8.16)
出願番号 特願2006−24997(P2006−24997)
出願日 平成18年2月1日(2006.2.1)
代理人 【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男
発明者 根来 貴成 / 関川 秀峰
要約 課題
複雑な機構を設けず施錠装置と蓋体に設けた係合部との係脱が正確に行え、かつ施錠の信頼度が高められ、しかも係合部と被係合部との係脱状態が隠蔽される展示ケースを提供すること。

解決手段
脚体6,7に支持された展示品を載置する載置台2と、該載置台2の上方を覆う透過性の素材からなる下方が開口された箱状の蓋体15と、を備えた展示ケース1において、脚体の上部を、平面視方形の杆材11,11で枠体を構成し、前記載置台2と杆材11,11との間に溝条が生じるように支持し、該溝条に、前記蓋体15の下端縁16を嵌合し、少なくとも前記蓋体15の下端縁16における対向し合う二箇所に被係合部17a,17aを形成し、前記杆材11,11内に設けた施錠装置24,24によって作動する係合部が前記被係合部17a,17aと係脱可能に設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
脚体に支持された、展示品を載置する載置台と、該載置台の上方を覆う透過性の素材からなる下方が開口された箱状の蓋体と、を備えた展示ケースにおいて、
前記脚体の上部を、平面視方形の杆材で枠体を構成し、該枠体内に、前記載置台を、前記杆材との間に溝条が生じるように支持し、該溝条に、前記蓋体の下端縁を嵌合し、少なくとも前記蓋体の下端縁における対向し合う二箇所に被係合部を形成し、前記杆材内に設けた施錠装置によって作動する係合部が前記被係合部と係脱可能に設けられていることを特徴とする展示ケース。
【請求項2】
前記被係合部が開口として形成され、前記係合部が前記開口に係脱可能な水平の板状ロック片で構成されている請求項1に記載の展示ケース。
【請求項3】
前記被係合部は前記蓋体の下端縁の一部が前記溝条より下方に突出した下向片に形成されている請求項1または2に記載の展示ケース。
【請求項4】
前記溝条に開口上向き凹字状の縁材を架設した請求項1乃至3のいずれかに記載の展示ケース。
【請求項5】
前記縁材における左右一対の垂直立片の上縁に、前記載置台と前記枠体間に架設される延出部を形成した請求項4に記載の展示ケース。
【請求項6】
前記施錠装置を、前記枠体における左右もしくは前後一対の杆材に設けるとともに、前記載置台を前記枠体に固定する支持金具を、前記施錠装置が設けられていない側の一対の杆材に設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の展示ケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脚体に支持された、展示品を載置する載置台と、該載置台の上方を覆う透過性の素材からなる下方が開口された箱状の蓋体と、を備えた展示ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
展示品を載置する載置台と箱状の蓋体とを備えた従来の展示ケースとして、蓋体の一端側をヒンジにより軸枢着し、他端側は載置台を支持する枠体内に配置したロック装置が蓋体に設けた係合部材として構成したU字金具やストライカと係合することにより蓋体を開閉不能に保持し、展示物の盗難を防いだものが知られている(特許文献1,特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平9−187353号公報(段落0018、図2)
【特許文献2】特開2001−340181号公報(段落0017、図6)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1、2に記載の従来の展示ケースは、蓋体が一端側でヒンジにより軸枢着されているため、枢着機構を備えなければならず、しかも蓋体の開閉移動が回動運動となるので、ロック装置と蓋体側の係合部材との係合のための寸法設定や位置決めが複雑であった。またロック装置が一カ所だけであるので施錠に対する信頼度が低かった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、複雑な機構を設けず施錠装置と蓋体に設けた係合部との係脱が正確に行え、かつ施錠の信頼度が高められ、しかも係合部と被係合部との係脱状態が隠蔽される展示ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の展示ケースは、脚体に支持された、展示品を載置する載置台と、該載置台の上方を覆う透過性の素材からなる下方が開口された箱状の蓋体と、を備えた展示ケースにおいて、前記脚体の上部を、平面視方形の杆材で枠体を構成し、該枠体内に、前記載置台を、前記杆材との間に溝条が生じるように支持し、該溝条に、前記蓋体の下端縁を嵌合し、少なくとも前記蓋体の下端縁における対向し合う二箇所に被係合部を形成し、前記杆材内に設けた施錠装置によって作動する係合部が前記被係合部と係脱可能に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、蓋体が、載置台と枠体を構成する杆材で形成される溝条に嵌合されることで、蓋体が枠体に対して定位置に位置決めされると共に安定した状態で支持でき、これにより複雑な機構を設けず施錠装置と蓋体に設けた被係合部との係脱が正確に行え、杆材内に設けた施錠装置によって作動する係合部が蓋体の下端縁における対向し合う二箇所にそれぞれ形成した被係合部と係脱することで施錠の信頼度が高められ、しかも係合部と被係合部との係脱状態が杆材で隠蔽されるので外観上も好ましい。
【0007】
本発明の請求項2に記載の展示ケースは、請求項1に記載の展示ケースであって、前記被係合部が開口として形成され、前記係合部が前記開口に係脱可能な水平の板状ロック片で構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、被係合部と係合部を開口と水平の板状ロック片とで構成したので、施錠装置により作動される被係合部と係合部との係脱部の高さを低く抑えることができる。
【0008】
本発明の請求項3に記載の展示ケースは、請求項1または2に記載の展示ケースであって、前記被係合部は前記蓋体の下端縁の一部が前記溝条より下方に突出した下向片に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、被係合部を溝条より下方に突出した下向片に形成したので、溝条の深さを浅く構成でき、かつ所要長さの施錠装置であっても使用が可能である。
【0009】
本発明の請求項4に記載の展示ケースは、請求項1乃至3のいずれかに記載の展示ケースであって、前記溝条に開口上向き凹字状の縁材を架設したことを特徴としている。
この特徴によれば、溝条に縁材を架設したことで、厳格な寸法精度が要求されることなく載置台と杆材間に溝条を形成することができる。
【0010】
本発明の請求項5に記載の展示ケースは、請求項4に記載の展示ケースであって、前記縁材における左右一対の垂直立片の上縁に、前記載置台と前記枠体間に架設される延出部を形成したことを特徴としている。
この特徴によれば、縁材に載置台と前記枠体間に架設される延出部を形成することにより、縁材が溝条に簡易な構成で安定して支持される。
【0011】
本発明の請求項6に記載の展示ケースは、請求項1乃至5のいずれかに記載の展示ケースであって、前記施錠装置を、前記枠体における左右もしくは前後一対の杆材に設けるとともに、前記載置台を前記枠体に固定する支持金具を、前記施錠装置が設けられていない側の一対の杆材に設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、施錠装置と支持金具とをそれぞれ別々の一対の杆材に分けて設けることができるので、施錠装置と支持金具とが互いに干渉することなく配設でき、展示ケースの設計が容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例】
【0013】
図1は、本発明の実施例における展示ケースの全体像を示す斜視図であり、図2は、展示ケースの分解組立斜視図であり、図3は、展示物を覆う蓋体の取り付けおよび取り外しを示す斜視図であり、図4(a)は、本実施例における蓋体の背面側の斜視図であり、図4(b)は、変形例である蓋体の背面側の斜視図であり、図5は、蓋体の取り付け時における載置台の前方角部および、その近傍を示す要部拡大斜視図であり、図6は、蓋体の取り付け時における載置台の側部および、その近傍を示す要部拡大斜視図であり、図7(a)は、載置台の開口部内に蓋体の下向片が差し込まれた状態および施錠装置に対し鍵を操作する直前の状態を示す正面視断面図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A断面線の断面図であり、図8(a)は、鍵操作によって蓋体の下向片が施錠装置に施錠された平面視断面図であり、図8(b)は、図8(a)のB−B断面線の断面図である。
【0014】
図1に示されるように、展示ケース1には、例えばアクリル等の透光性を備えた軽量かつ強度のある硬質な合成樹脂材によって成型された蓋体15が設けられ、展示ケース1内の展示物Tを外部から保護しつつ閲覧可能となっている。以下、本実施例の説明において、図1に図示された展示ケース1を対面した状態で見て、展示ケース1の手前側を前方とし、展示ケース1の奥行き側を後方とし、左手側を左方、右手側を右方として説明する。
【0015】
展示物Tが載置される上面視横長矩形の載置台2は、床面28に対して前後に配置されたアルミ合金やスチール等の金属製の左右一対の前部脚体6,6および後部脚体7,7と、これら支脚6,7の上部同士が左右前後の杆材11,11で連結された平面視方形の枠体12によって支持されている。後部脚体7,7間には、蓋体15の上面板15aの高さよりも高く上方に向けて延設した背面板8が設けられ、この後部脚体7,7の上端部間には、アルミの押出しによって成型された上部横杆9が架設されている。上部横杆9の前面位置には、下方を照らす照明装置26が設けられており、載置台2上の展示物Tに向けてスポットライトを当てている。また、背面板8が照明光の反射板としても活用されている。
【0016】
また、照明装置26に接続される給電ケーブル(図示省略)は、載置台2の下面と床面28に架設された配線ダクト27を介して、床面28に向けて配線されている。左右一対の前部脚体6,6間および後部脚体7,7間にはそれぞれ幕板14,14が、そして前後する左右の前部脚体6,6と後部脚体7,7間にはそれぞれ幕板14’,14’が取り付け可能で、載置台2の下方を遮蔽することができる。
【0017】
図2に示されるように、左右の杆材11,11および前後の杆材11,11は、断面視矩形の角形金属パイプで成型され、この左右の杆材11,11の略中央位置には、施錠装置24,24を取り付ける収納凹部が11b,11bが形成されている。前部脚体6,6および後部脚体7,7の同じ高さ位置には、直交する2方向に向けて上向きに開口するコ字状の連結部6a,7aが各々延設されている。
【0018】
そこで、左右の杆材11,11の前端部に後方を向く連結部6a,6aが嵌入され、杆材11,11の後端部に前方を向く連結部7a,7aが嵌入されるとともに、前後の杆材11,11の左端部に右方を向く連結部6a,7aが嵌入され、右端部に左方を向く連結部6a,7aが嵌入されることで、載置台2を取り付ける矩形の枠体12が構成される。載置台2の前端上縁および左右端上縁には、切欠き部3,4,4が形成され、左右の切欠き部4,4の前後中間位置には、上下に開放する開口4a,4aが形成されており、さらに開口4a,4aの下部側面には、受け溝4b,4bが形成されている。
【0019】
載置台2の取り付けには、4つの同型の支持金具13が用いられており、各支持金具13は板金の折り曲げから側面視L字に成型され、載置台2の下面に連結される水平面13aと前後の杆材11,11の互いに対面する側端面部11a,11aに連結される垂直片13bの2片とから構成されている。
【0020】
そこで、前方の杆材11の側端面部11aの左右位置に左右一対で支持金具13,13を所定間隔離間して配し、それぞれの垂直片13b,13bと側端面部11aとをネジで螺着し、同様に後方の杆材11の側端面部11aに左右一対で支持金具13,13を取り付け、これら4つの支持金具13の水平片13aに載置台2を載置して、ネジで水平片13aと螺着することで、載置台2が取り付けられる。このように、施錠装置24,24と支持金具13,13とをそれぞれ別々の一対の杆材11,11に分けて設けることができるので、施錠装置24と支持金具13とが互いに干渉することなく配設でき、展示ケース1の設計が容易となっている。
【0021】
左右の後部脚体7,7の上端部の互いに対面する面には、連結材10,10がネジで螺着され、左右に延在する上部横杆9の左右端部に連結材10,10の一部が嵌入することで後部脚体7,7間に架設され、一方、この上部横杆9の下部に位置する背面板8は、後部脚体7,7に対して、背面板8の左右側端の一部が後部脚体7,7の対面側と凹凸嵌合することで架設される。
【0022】
載置台2が左右前後の杆材11,11から構成される枠体12内に取り付けられると、前方の杆材11側端面部11aと切欠き部3との間に左右方向に沿って、後述する溝条が形成されるとともに、左右の杆材11の側端面部11a,11aと切欠き部4,4との間にも前後方向に沿って、後述する溝条が形成される。前方の杆材11側端面部11aと切欠き部3との間の溝条には合成樹脂製の1本の縁材22が、左右の杆材11の側端面部11a,11aと切欠き部4,4との間と、2本の縁材21,21を取り付け可能になっており、縁材22および縁材21,21には、それぞれの長さ方向に沿って凹字状内壁面22a,21aが形成され、図3に示されるように、縁材21,21および縁材22は、それぞれの凹字状内壁面21a,21a,22aを上向きに開口した状態で、各溝条内に架設されている。
【0023】
蓋体15は、左右一対の側板19,19と、前後の前板20および後板18と、上部を閉蓋する前方の一部にテーパー面を備えた上面板15aと、を接着剤等の接合によって組み上げられ、下向きに開口するケース体として構成されており、これら側板19,19および前板20の下端縁16が、縁材21,22の凹字状内壁面21a,22aに載置して取り付けられている。尚、蓋体15の成型としては金型成型で一体に構成してもよいし、熱処理による折り曲げ成型によって構成してもよい。
【0024】
側板19,19の下端縁16,16の前後略中間位置には、下方に向けて下向片17,17が設けられ、左右に貫通する被係合部である係合孔17a,17aが開口形成されている。杆材11,11に設けられた2箇所の施錠装置24,24は、載置台2に取り付けられた蓋体15を取り外し不能に規制する手段として利用されており、展示物Tを盗難やイタズラ等から未然に保護している。また側板19,19の下部位置には前後方法に向けて手掛部19a,19aが延在されており、蓋体15の載置台2からの着脱時に利用することができる。
【0025】
蓋体15を載置台2から取り外す際には、蓋体15を持ち上げて縁材21,22から下端縁16を取り外したのち、上面板15aを照明装置26に干渉しないように前方に引き出すことで簡便に取り外すことができる。蓋体15の取り付け時には、取り外しの逆の手順で行うことができる。
【0026】
尚、図4(a)に示されるように後板18の下部は、前後に貫通する開口18aが形成されることで、蓋体15の着脱のいずれの過程において、蓋体15を照明装置26に干渉しないように前方に引き出すとき又は後方に収納するときに、載置台2上の展示物Tに後板18が干渉することが避けられ、取り付けおよび取り外しをより簡便に行える構成であることから好ましいが、図4(b)に示されるように、開口18aのない後板18’を備えた蓋体15’を載置台2に取り付けることも可能であり、展示物Tよりも蓋体15’を高く持ち上げることで、展示物Tとの干渉が避けられる。
【0027】
尚、いずれの蓋体15,15’においても、左右の側板19,19の下端縁16は、後板18,18’の下端面よりも下方に向けて突設しており、前述した左右の縁材21,21の凹字状内壁面21a,21a内に側板19,19の下端縁16が収納される際に、載置台2の上面と後板18,18’の下端面との当接が避けられている。また、本実施例の展示ケース1は背面板8を備えており、開口18aを外部から閉塞する機能を備えているが、例えば、背面板8のない展示ケースの場合には、開口18aのない蓋体15’を利用する。
【0028】
次に、蓋体15の取り付けについて図5および図6に基づいて具体的に説明する。図5に示されるように、前方の杆材11の側端面部11aと載置台2の切欠き部3との間に生じる溝条M1に嵌め込まれて架設した縁材22の前後一対の垂直立片の上端には、杆材11および載置台2に載置する延出部22b,22bが形成されている。これにより、縁材22が溝条M1に簡易な構成で係止され安定して支持され、蓋体15の前板20の下端縁16が縁材22の凹字状内壁面22aの向けて挿し込まれることで、簡便に凹字状内壁面22aを介して間接的に溝条M1内に嵌合される。従って、溝条M1に寸法的な誤差が多少生じても縁材22側に寸法精度が出ていれば、何等問題なく組み付けを行うことができる。
【0029】
図6に示されるように、右方の杆材11の側端面部11aと載置台2の右側面側の切欠き部4との間に生じる溝条M2に嵌め込まれて架設した縁材21の左右一対の垂直立片の上端には、前述の縁材22と同様にして、杆材11および載置台2に載置する延出部21b,21bが形成されており、縁材21が溝条M2に安定して支持、蓋体15の側板19の下端縁16が縁材21の凹字状内壁面21aに挿し込まれることで、簡便に凹字状内壁面21aを介して間接的に溝条M2内に嵌合される。従って、溝条M1に寸法的な誤差が多少生じても縁材21側に寸法精度が出ていれば、何等問題なく組み付けを行うことができる。
【0030】
また、縁材21および縁材22は共に合成樹脂材で成型されているので、蓋体15の着脱が繰り返し行われても、蓋体15の下端部16と載置台2および杆材21,22との直接の干渉が避けられるので、互いの劣化が防止され長期間に渡り使用することができ、縁材21,22が磨耗されてきた場合には、容易に交換することが可能である。尚、以下の説明において、左方の杆材11およびその近傍の載置台2の左側面側の構成については、上記の右方の杆材11およびその近傍の載置台2の右側面側の構成と左右対称構造のため説明を割愛する。
【0031】
縁材21の凹字状内壁面21aの前後略中間位置に位置する底部には、蓋体15の下向片17を挿し込み可能な貫通孔21cが形成されており、側板19の溝条M2への取り付け時に下向片17が貫通孔21cを通過して下方に向けて挿し込まれ、さらに載置台2の切欠き部4に形成した開口4aを通過して下方に延びている。
【0032】
この開口4aに隣接する側端面部11aには、開口4aに対して開口された収納凹部11bが杆材11内に形成されており、施錠装置24が設けられている。施錠装置24の下部には、板状ロック片24aが水平で前方向に向けて延設されるとともに、施錠装置24の上部が杆材11の上面に突設され、後述する鍵操作で施解錠可能な施錠操作部24bが形成されている。尚、図示される板状ロック片24aの前方を向く方向は施錠装置24の解錠状態の設定となっている。
【0033】
尚、図5および図6に示されたように、溝条M1,M2に縁材22と縁材21を架設したことで、溝条M1,M2幅と蓋体15の下端縁16の取り付け幅とを互いに厳格な寸法精度によって形成することなく、縁材22,21によって溝条M1,M2の取り付け幅が調整されている。
【0034】
図7および図8に基づいて、展示ケース1の施錠方法について説明する。図7(a)に示されるように、下向片17が開口4a内に挿し込まれた状態では、被係合部に相当する係合孔17aに対して、係合部に相当する板状ロック片24aの高さ位置が略同位置で収納凹部11b内に設けられるとともに、開口4aの受け溝4bも略同位置で形成され左右方向に連通されている。
【0035】
次いで、操作手段に相当する鍵25が施錠操作部24bに挿し込まれ、図7(b)に示されるように施錠装置24の解錠状態から、矢示される時計回り方向に向けて鍵操作されることで、施錠操作部24bが回動されるとともに、板状ロック片24aが係合孔17a内に向けて移動される。そして図8(a)に示されるように、鍵25の鍵操作によって施錠操作部24bが90度に回転操作されると、板状ロック片24aの先端が係合孔17aを通過して受け溝4b内に収納され施錠装置24の施錠状態となり、施錠操作部24bから鍵25が取り外される。
【0036】
図8(b)に示されるように、施錠装置24の施錠状態では、係合孔17a内に板状ロック片24aを挿通したことで下向片17が係止され、蓋体15の上方への取り外しを規制しているとともに、板状ロック片24aの先端が受け溝4b内に収納されたことで、より強固に下向片17の係止状態が維持されている。蓋体15を取り外すには、再度鍵操作によって板状ロック片24aと係合孔17aの係止状態を解除すればよく、蓋体15の下向片17と板状ロック片24aとの係脱が確実に行われる。
【0037】
また、被係合部と係合部を係合孔17aと板状ロック片24aとで構成したので、後述する施錠装置24により作動される係合孔17aと板状ロック片24aとの係脱部の高さを低く抑えることができ、無駄なスペースを生じさせない。そして、係合孔17aを溝条M2より下方に突出した下向片17に形成したので、溝条M2の深さを浅く構成できるとともに、例えば、上下に所要長さを有する施錠装置であっても、下向片17の長さを調整するだけで使用が可能となる。
【0038】
本実施例では、蓋体15が載置台2と枠体を構成する左右の杆材11,11および前方の杆材11で形成される溝条M1,M2に嵌合されることで、蓋体15が枠体に対して定位置に位置決めされると共に安定した状態で支持でき、これにより複雑な機構を設けず左右の施錠装置24と蓋体15に設けた下向片17,17との係脱が正確に行える。
【0039】
さらに、杆材11,11内に設けた施錠装置24によって作動する板状ロック片24aが蓋体15の下端縁16における対向し合う二箇所にそれぞれ形成した下向片17,17の係合孔17a,17aと係脱することで施錠の信頼度が高められ、しかも板状ロック片24aと下向片17,17との係脱状態が杆材11,11で隠蔽されるので外観上も優れた構成となっている。
【0040】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、上記実施例では、左右の杆材11,11に施錠装置24,24が設けられたことで、蓋体15の着脱時に施解錠操作を行い易いことから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば載置板2の後方側にも溝条を形成し、前後の杆材11,11に施錠装置24,24を設けるとともに、図4(b)に示された蓋体15’の前板20および後板18’側に下向片17,17を形成することで、前後から施解錠可能な展示ケースとしてもよい。
【0041】
また、上記実施例では、蓋体15の下端縁16よりも下方に向けて設けられた下向片17の係合孔17aに板状ロック片24aが係脱され蓋体15の施解錠が行われているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば下端縁16を直に係脱可能な施錠装置を杆材に設けることで、下向片17を下端縁16に設けることなく、蓋体15の施解錠を行える。また、係合孔17aと板状ロック片24aの係脱に限定することなく、下端縁に嵌合凹穴を形成し、施錠装置に左右方向に切換え制御する棒材を備え、嵌合凹穴と棒材との凹凸嵌合により蓋体の施解錠を行うこともできる。
【0042】
また、上記実施例では、支持金具13によって載置台2が杆材11,12に取り付けられており、組み立ておよび分解を容易に行えることから好ましいが、接着剤等で載置台2を杆材11,12に直接組み付けるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施例における展示ケースの全体像を示す斜視図である。
【図2】展示ケースの分解組立斜視図である。
【図3】展示物を覆う蓋体の取り付けおよび取り外しを示す斜視図である。
【図4】(a)は、本実施例における蓋体の背面側の斜視図であり、(b)は、変形例である蓋体の背面側の斜視図である。
【図5】蓋体の取り付け時における載置台の前方角部および、その近傍を示す要部拡大斜視図である。
【図6】蓋体の取り付け時における載置台の側部および、その近傍を示す要部拡大斜視図である。
【図7】(a)は、載置台の開口部内に蓋体の下向片が差し込まれた状態および施錠装置に対し鍵を操作する直前の状態を示す正面視断面図であり、(b)は、図7(a)のA−A断面線の断面図である。
【図8】(a)は、鍵操作によって蓋体の下向片が施錠装置に施錠された平面視断面図であり、(b)は、図8(a)のB−B断面線の断面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 展示ケース
2 載置台
3 前端上縁の切欠き部
4 左右端上縁の切欠き部
4a 開口
4b 板状ロック片の受け溝
6 前部脚体
6a 連結部
7 後部脚体
7a 連結部
8 背面板
9 上部横杆
10 連結材
11 左右前後の杆材
11a 側端面部
11b 施錠装置の収納凹部
12 枠体
13 支持金具
13a 水平片
13b 垂直片
14、14’ 幕板
15、15’ 箱状の蓋体
15a 上面板
16 下端縁
17 下向片
17a 係合孔(被係合部)
18、18’ 後板
18a 開口
19 側板
19a 手掛部
20 前板
21、22 縁材
21a、22a 凹字状内壁面
21b、22b 延出部
21c 貫通孔
24 施錠装置
24a 板状ロック片(係合部)
24b 施錠操作部
25 鍵(操作手段)
26 照明装置
27 配線ダクト
28 床面
T 展示物
M1、M2 溝条




 

 


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