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発明の名称 椅子の肘掛け装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−130363(P2007−130363A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−328347(P2005−328347)
出願日 平成17年11月14日(2005.11.14)
代理人 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一
発明者 小田 洋一郎 / 原 永祐
要約 課題
肘フレームに対する操作レバーの着脱を、独立して容易に行いうるようにする。

解決手段
肘フレームの上端に、肘当て6を、その前端部が側面視ほぼくの字形をなす屈曲部5bの上面と離間する上方に位置するようにして設けるとともに、屈曲部5bに、上方と前方に開口する凹部11を設け、この凹部11内に、前方を向く操作レバー8の後端を上向き回動可能に取り付けたブラケット9を収容固定し、かつ、操作レバー8に端末を係止したワイヤ7を、凹部11と連通するように前部フレーム5bの前面に設けた上下方向を向く凹溝13内に配設する。
特許請求の範囲
【請求項1】
座体の後部より起立し、上部に前後方向を向く肘当てを設けてなる肘フレームの前上部に、座体または背凭れ等の位置もしくは付勢力調節機構に連係された可撓性を有するワイヤの端末を引っ張る操作レバーを、上向きに回動可能に枢着してなる椅子の肘掛け装置において、
前記肘フレームを、斜め前上方を向く前部フレームを備え、かつその上端部に側面視ほぼくの字状の屈曲部を有する側面視非円形をなすものとし、この肘フレームの上端に、肘当てを、その前端部が前記屈曲部の上面と離間する上方に位置するようにして設けるとともに、前記肘フレームにおける屈曲部に、上方と前方に開口する凹部を設け、この凹部内に、前方を向く前記操作レバーの後端を上向き回動可能に取り付けたブラケットを収容固定し、かつ、前記操作レバーに端末を係止した前記ワイヤを、前記凹部と連通するように前記前部フレームの前面に設けた上下方向を向く凹溝内に配設したことを特徴とする椅子の肘掛け装置。
【請求項2】
肘フレームを側面視概ね菱形状に形成し、その前側の角部を肘当ての前端部下方に配することにより、屈曲部としてなる請求項1記載の椅子の肘掛け装置。
【請求項3】
肘フレームにおける前部フレームに、ワイヤを収容した凹溝を閉塞するカバーを設けてなる請求項1または2記載の椅子の肘掛け装置。
【請求項4】
屈曲部に設けた凹部内の奥面に、ブラケット固定用のボルトを螺合するめねじ孔を、前方に開口するように設けてなる請求項1〜3のいずれかに記載の椅子の肘掛け装置。
【請求項5】
屈曲部と肘当て間に形成される隙間を、操作レバーの非操作時において、着座者の親指を除いた4指が余裕をもって差し込める大きさとしてなる請求項1〜4のいずれかに記載の椅子の肘掛け装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子の肘掛け装置に係り、特に、座体の前後位置や高さを調節したり、背凭れ等を傾動させたり、またはその付勢力を調節したりするための、ワイヤに連係された操作レバーを備える肘掛け装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、座体の側方より起立し、上部に前後方向を向く肘当てを設けてなる肘フレームを備え、該肘フレームの上部前側に、座体または背凭れ等の位置若しくは付勢力調節機構に連係された可撓性を有するワイヤの端末を引っ張る操作レバーを、上向きに回動可能に枢着してなる椅子の肘掛け装置を、先に特許出願している(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−113501号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1に記載されている椅子の肘掛け装置は、操作レバーが、肘フレームに対して独立した状態で組み付けできる構造になっていなかった。すなわち、肘フレームに操作レバーを取り付けた後から、肘当てを肘フレームに取り付ける手順をとる必要があり、組立手順に制限を受けるという問題があった。
また、操作レバーやワイヤのメンテナンスを行う場合でも、その都度肘当てを取り外してから、肘フレームから操作レバーを取り外す必要があり、作業性が悪いという問題もあった。
さらに、操作レバーの上面と肘当ての下面との間の隙間が比較的小さいため、操作レバーの回動量が小さく、ワイヤの引き代が十分ではなかった。
【0004】
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、肘フレームに対する操作レバーの着脱を、独立して容易に行いうるとともに、操作レバーの上向き回動量を大としうるようにした椅子の肘掛け装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)座体の後部より起立し、上部に前後方向を向く肘当てを設けてなる肘フレームの前上部に、座体または背凭れ等の位置もしくは付勢力調節機構に連係された可撓性を有するワイヤの端末を引っ張る操作レバーを、上向きに回動可能に枢着してなる椅子の肘掛け装置において、前記肘フレームを、斜め前上方を向く前部フレームを備え、かつその上端部に側面視ほぼくの字状の屈曲部を有する側面視非円形をなすものとし、この肘フレームの上端に、肘当てを、その前端部が前記屈曲部の上面と離間する上方に位置するようにして設けるとともに、前記肘フレームにおける屈曲部に、上方と前方に開口する凹部を設け、この凹部内に、前方を向く前記操作レバーの後端を上向き回動可能に取り付けたブラケットを収容固定し、かつ、前記操作レバーに端末を係止した前記ワイヤを、前記凹部と連通するように前記前部フレームの前面に設けた上下方向を向く凹溝内に配設する。
【0006】
(2)上記(1)項において、肘フレームを側面視概ね菱形状に形成し、その前側の角部を肘当ての前端部下方に配することにより、屈曲部とする。
【0007】
(3)上記(1)または(2)項において、肘フレームにおける前部フレームに、ワイヤを収容した凹溝を閉塞するカバーを設ける。
【0008】
(4)上記(1)〜(3)項において、屈曲部に設けた凹部内の奥面に、ブラケット固定用のボルトを螺合するめねじ孔を、前方に開口するように設ける。
【0009】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、屈曲部と肘当て間に形成される隙間を、操作レバーの非操作時において、着座者の親指を除いた4指が余裕をもって差し込める大きさとする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明によると、操作レバーを取り付けたブラケットは、肘フレームに肘当てが取り付けられているか否かにかかわらず、該肘フレームの前面側から、屈曲部に形成した凹部内に容易に取り付けたり、取外したりすることができる。
また、座体または背凭れ等の位置若しくは付勢力調節機構に連係された可撓性を有するワイヤも、前部フレームの前面の凹溝内に配設されているので、ワイヤの配線作業も容易となり、かつメンテナンス等で取り外す必要がある場合でも、ブラケットと操作レバーと共に簡単に取り外すことができる。
さらに、肘当ての前端部は、屈曲部の上面と離間する上方に位置しており、それらの間の隙間を大きくしうるので、操作レバーの上向き回動量を大としてワイヤの引き代を増大することが可能となる。
【0011】
請求項2記載の発明によると、肘フレームが概ね菱形状に形成されているので、前側上部を前方に向けてほぼくの字状の屈曲部を簡単に得られるとともに、肘フレームの剛性を大とすることができる。
【0012】
請求項3記載の発明によると、前部フレームの凹溝内に収容したワイヤが隠蔽されるので、見栄えがよくなる。
【0013】
請求項4記載の発明によると、操作レバーを取付けたブラケットを、肘フレームの前面側から、凹部の奥面のめねじ孔に向かってボルトを螺合するだけで、肘フレームに簡単に取り付けることができる。また、取り外しも容易である。
【0014】
請求項5記載の発明によると、操作レバーを操作しない時、着座者は肘当ての前端部の下面と操作レバーの上面との間の隙間に指を差し込んで、背凭れに凭れかかれるなど、くつろぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した椅子(A)の正面図、図2は、同じく側面図である。 図1および図2において、背フレーム(1)の下端における若干前下方(以下、図2の左方を前とする)に傾斜する左右1対のベース杆(2)(2)のほぼ中間部の外側面には、1対の肘掛け(3)(3)が左右対向状に取付けられている。
【0016】
各肘掛け(3)は、ベース杆(2)より若干前傾して起立する肘掛け支柱(以下、支柱と略称する)(4)と、支柱(4)の上部に前後方向に向いて取り付けられた概ね菱形状をなす金属製の肘フレーム(5)と、この肘フレーム(5)のほぼ水平をなす上面に前後方向を向いて取り付けられた肘当て(6)とを備えている。
【0017】
肘フレーム(5)は、図2に示すように、その前側の角部を肘当て(6)の前端部下方において上方を向くように配設することにより、前部フレーム(5a)の上端部に、ほぼくの字状の屈曲部(5b)が形成されており、屈曲部(5b)には、座体または背凭れ等の位置若しくは付勢力調節機構に連係された可撓性を有するワイヤ(7)(図3参照)の端末を引っ張る操作レバー(8)が、ブラケット(9)に組み付けられた状態で取り付けられている。
【0018】
図3〜図6に、ブラケット(9)が操作レバー(8)と共に組み付けられている肘フレーム(5)の屈曲部(5b)を拡大して示す。肘フレーム(5)における屈曲部(5b)の上面と肘当て(6)の前端部下面との間には、肘フレーム(5)の前上部を後向きに凹入させることにより、前方と左右両側方に開口する隙間(10)が形成されている。
【0019】
屈曲部(5b)には、ブラケット(9)を収容するための上方と前方に開口する凹部(11)が設けられている。また、前部フレーム(5a)の前面には、ワイヤ(7)が挿通されているアウターケーブル(12)を収容するための凹溝(13)が、凹部(11)の下端と連通するようにして、上下方向に沿って形成されている。凹溝(13)の開口端は、装飾用のカバー(14)で閉塞しうるようになっている。
【0020】
肘フレーム(5)の前上部に設けた隙間(10)の大きさは、着座者が肘当て(6)の前端部上面に手の平を置き、親指を除いた4指を下側に回して差し込むのに十分な大きさが確保されている。凹部(11)の上面は隙間(10)内に開口しており、また凹部(11)の奥面には、上下に離れて2つのめねじ孔(15)(15)が、前方に開口するようにして設けられている。
【0021】
ブラケット(9)は、金属製または硬質の合成樹脂製よりなり、凹部(11)内に密着した状態で嵌合しうる形状に形成されており、後部の基片(16)の左右の両側縁線に、前方に向かって互いに平行に延出する左右1対の側片(17)(17)を一体的に連設することにより、断面外向コ字状に形成されている。基片(16)には、凹部(11)内の2つのめねじ孔(15)(15)に対応する2つの取付孔(18)(18)が設けられており、また上部の取付孔(18)と近接する下方には、アウターケーブル(12)の端末(19)を掛止する前方に開口する係止溝(20)が設けられている。左右の側片(17)には、左右方向を向く軸孔(21)(22)とガイド長孔(23)が設けられている。ガイド長孔(23)は、ほぼ上下方向を向くとともに、軸孔(21)を中心とする円弧状をなしている。
【0022】
操作レバー(8)は、金属製または硬質の合成樹脂よりなり、操作部(24)と、その左右両側縁から後方に向かって平行に延出する左右1対のレバー片(25)(25)と、それらの前端部に挿通され、ブラケット(9)側のガイド長孔(23)に摺動可能に嵌合される左右方向を向くガイドピン(26)と、各レバー片(25)(25)間に跨って前面側に膨出する円弧状のワイヤ支持片(27)とを備えている。
左右のレバー片(25)(25)の後端には、ブラケット(9)の軸孔(21)に対応する軸孔(28)が形成されている。
【0023】
このように構成されたブラケット(9)と操作レバー(8)は、肘フレーム(5)に組み付ける前に、予めワイヤ(7)及びアウターケーブル(12)と共に組み立てられ、ユニット化された状態で肘フレーム(5)に組み付けられる。
【0024】
上記の組立は、次のような手順で行われる。
まず、操作レバー(8)のレバー片(25)を、ブラケット(9)の両側片(17)(17)との間に嵌合し、両レバー片(25)の後端部を、その軸孔(28)とブラケット(9)の両側片(17)の後端部の軸孔(21)に挿通したピン(29)により、ブラケット(9)に上下に回動可能に枢着する。
【0025】
次いで、両レバー片(25)の前端部に挿通した左右方向を向くガイドピン(26)を、ブラケット(9)の両側片(17)のガイド長孔(23)に摺動可能に嵌合する。これにより、ブラケット(9)に操作レバー(8)が上向きに回動可能に取り付けられる。
【0026】
次いで、アウターケーブル(12)の端末(19)から引き出されているワイヤ(7)の端末を、ワイヤ支持片(27)の上面に巻回したのち、端末に固着された係止ピン(30)を、ブラケット(9)の軸孔(22)に挿入して掛止したのち、アウターケーブル(12)の端末(19)を係止溝(20)に挿入して固定する。
【0027】
これにより、操作レバー(8)とブラケット(9)とアウターケーブル(12)及びワイヤ(7)との端末とが一体的にユニット化される。このユニット化された状態では、操作レバー(8)の操作部(24)は、図5に示すように、ブラケット(9)の前端より前方に突出しており、操作部(24)を上向に操作すると、ピン(29)を支点として操作レバー(8)全体が上向きに回動する。
【0028】
上記ユニット化されたものを、肘フレーム(5)の凹部(11)に組み込むには、この凹部(11)にブラケット(9)を前方より嵌合したのち、凹部(11)の奥面に設けた上下のめねじ孔(15)にボルト(31)を螺合して締め付ければよい。なお、上側のボルト(31)を螺合する際には、図3に示すように、操作レバー(8)を下限まで回動させ、下側のボルト(31)を螺合するときには、図4に示すように、操作レバー(8)を上方に回動させれば、肘フレーム(5)の前方より、図示しないドライバーにより、上下のボルト(31)を簡単にねじ止めすることができる。
【0029】
最後に、アウターケーブル(12)を前部フレーム(5a)の上下方向を向く凹溝(13)内に収容し、その後から装飾用のカバー(14)を凹溝(13)の開口端に嵌着すると、組立ては完了する。組立完了状態、すなわち操作レバー(8)を操作していない状態では、操作レバー(8)はワイヤ(7)に引かれて、図3に示すように、下限位置まで回動している。
【0030】
図3の状態から、操作部(24)の下面に指をかけて、上向きに引くと、操作レバー(8)全体は上向に回動されるが、肘フレーム(5)における屈曲部(5b)の上面と、肘当て(6)の前端部下面との間には、比較的上下寸法の大きな隙間(10)が形成されているので、操作部(24)の前上端が、肘フレーム(5)の前端部下面と当接することはない。
【0031】
従って、操作レバー(8)の回動量が大となり、ワイヤ(7)の引き代を大きくすることができる。また、衣服等が挟み込まれるのも防止しうる。
【0032】
以上説明したように、上記実施形態の肘掛け装置においては、肘当て(6)の前端部すなわちその前端部を支持している肘フレーム(5)の前端部の下方の屈曲部(5b)に、上方及び前方に開口する凹部(11)を設けているため、操作レバー(8)を取り付けたブラケット(9)を、肘フレーム(5)に肘当て(6)が取り付けられているか否かにかかわらず、独立して、肘フレーム(5)の前面側から、凹部(11)内に収容して簡単に取り付けることができる。
【0033】
また、付勢力調節機構に連係された可撓性を有するワイヤ(7)のアウターケーブル(12)は、肘フレーム(5)における前部フレーム(5a)の前面の凹溝(13)内に配設しているので、その配線作業が容易であり、かつメンテナンス等で取り外す必要がある場合でも、操作レバー(8)を組付けたブラケット(9)と共に一体として簡単に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の肘掛け装置を適用した椅子の正面図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】同じく、操作レバーを下向きに回動させた状態における肘掛け装置の要部の縦断側面図である。
【図4】同じく、操作レバーを上向きに回動させた状態における肘掛け装置の要部の縦断側面図である。
【図5】同じく、要部を分解して示す側面図である。
【図6】図3のVI−VI線縦断正面図である。
【符号の説明】
【0035】
(1)背フレーム
(2)ベース杆
(3)肘掛け
(4)肘掛け支柱
(5)肘フレーム
(5a)前部フレーム
(5b)屈曲部
(6)肘当て
(7)ワイヤ
(8)操作レバー
(9)ブラケット
(10)隙間
(11)凹部
(12)アウターケーブル
(13)凹溝
(14)カバー
(15)めねじ孔
(16)基片
(17)側片
(18)取付孔
(19)端末
(20)係止溝
(21)軸孔
(22)軸孔
(23)ガイド長孔
(24)操作部
(25)レバー片
(26)ガイドピン
(27)ワイヤ支持片
(28)軸孔
(29)ピン
(30)係止ピン
(31)ボルト
(A)椅子




 

 


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