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発明の名称 商品陳列装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−130362(P2007−130362A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−328346(P2005−328346)
出願日 平成17年11月14日(2005.11.14)
代理人 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一
発明者 池谷 昭洋
要約 課題
ストッカーの出し入れのし易さや、操作性を向上しうるとともに、構造が簡単で、安価に製造できるようにした商品陳列装置を提供する。

解決手段
サスペンションレール23を、ベース脚2の前部に配設した回動支点を中心として、回動可能に設け、ストッカー9の前後移動により、ストッカー9の重心が、サスペンションレール23の回動支点を乗り越えて前後に移動することにより、サスペンションレール23が、ストッカー9の重心移動側に傾くようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
左右1対の支柱の下端部より前方に延出するベース脚の間に、前方に向かって開放する収容部を形成し、この収容部にストッカーを、このストッカーとベース脚の内面とにまたがって装着したサスペンションレールにより、前後方向に移動自在に収容してなる商品陳列装置において、
前記サスペンションレールを、前記ベース脚の前部に配設した回動支点を中心として、回動可能に設け、前記ストッカーの前後移動により、前記ストッカーの重心が、前記サスペンションレールの回動支点を乗り越えて前後に移動することにより、前記サスペンションレールが、前記ストッカーの重心移動側に傾くようにしたことを特徴とする商品陳列装置。
【請求項2】
サスペンションレールが、ストッカーの収容状態においては、前記ストッカーとともに後下向き傾斜し、ストッカーが前側に引き出された状態においては、前記ストッカーとともに水平または前下向き傾斜するようにしてなる請求項1記載の商品陳列装置。
【請求項3】
ベース脚の内側面にレール支持ブラケットを装着し、該レール支持ブラケットの内側面の前後部と、サスペンションレールにおける固定レールの外側面の前後部との対向面のいずれか一方に係合孔を、また他方に、前記係合孔に係合する係合片を設けるとともに、後部の係合孔と係合片との間に、上下方向の遊びを設けることにより、レール支持ブラケットをもって、サスペンションレールを、前部の係合孔と係合片との係合部分を回動支点として、上下方向に回転可能に支持し、サスペンションレールにおける固定レールに、前後方向に摺動自在に装着した可動レールにより、ストッカーの両側部を、前方に引き出し可能に支持してなる請求項1または2記載の商品陳列装置。
【請求項4】
レール支持ブラケットを、その内側板とベース脚の内側面との間に空隙が形成されるようにして、ベース脚の内側面に装着し、前記内側板に設けた係合孔に係合するようにして、固定レールに設けられた係合片が、前記空隙内に収容されるようにしてなる請求項1記載1〜3のいずれかに記載の商品陳列装置。
【請求項5】
レール支持ブラケットの内側板に、前側係合孔と後側係合孔とを設け、かつ固定レールの外側面に、前側係合孔の下縁と、左右方向を向く軸線まわりに回動可能として係合する係合片と、後側係合孔の前後いずれかの縁に、上下方向に移動可能として係合する係合片とを設けた請求項1〜4のいずれかに記載の商品陳列装置。
【請求項6】
サスペンションレールが、固定レールと可動レールとの間に中間レールが配設され、中間レールと固定レールおよび可動レールとの間に転動体を設けたものよりなる請求項1〜5のいずれかに記載の商品陳列装置。
【請求項7】
ストッカーの両側面に、前後1対の水平片を設け、可動レールの上面に、一方の水平片の前後いずれかの縁に係合する係合片と、他方の水平片に設けた係合孔に下方より嵌合する上向き突片とを設けた請求項1〜6のいずれかに記載の商品陳列装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、下端部に、引出し式のストッカーを装着した商品陳列装置に関する。
【背景技術】
【0002】
書籍用の商品陳列棚には、多段状の棚板の最下段に、他の棚板よりも奥行きの大きいステージ天板を配設し、その下方に、引出し式のストッカーを設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
この公知の商品陳列棚においては、ステージ天板を、左右1対の側板と、その前方に配設した左右1対の前脚とにより支持し、前脚の内側面に固着した前後方向を向くレールにより、ストッカーの両側を引出し可能に支持し、前脚の外側面を化粧用のエンドカバーにより覆っている。
【0004】
また、左右1対の支柱の前面に、複数の棚板を、ブラケットを介して、多段状に架設し、両支柱の下端部より前方に延出する左右1対のベース脚間と、最下段の棚板との間に、キャスタ付きのストッカーを出し入れしうるようにした商品陳列棚もある(例えば特許文献2参照)。
この商品陳列棚においては、ベース脚の前端部、またはベース脚の前端に連設した継足脚の前端部に、ストッカーの出し入れを案内する案内ローラが設けられている。
【特許文献1】特開2003−250673号公報
【特許文献2】特開2000−201782号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1および特許文献2に記載されている商品陳列棚では、ストッカーの出し入れのし易さや操作性、および操作後の保持等にあまり考慮が払われていない。例えば、ストッカーを出し入れする際に、その出し入れをアシストするような機能や、収納後のストッカーを収納位置側に保持しておくような機能等も考慮がされていなかった。
【0006】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、ストッカーの出し入れのし易さや、操作性を向上しうるとともに、構造が簡単で、安価に製造しうるようにした商品陳列装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)左右1対の支柱の下端部より前方に延出するベース脚の間に、前方に向かって開放する収容部を形成し、この収容部にストッカーを、このストッカーとベース脚の内面とにまたがって装着したサスペンションレールにより、前後方向に移動自在に収容してなる商品陳列装置において、前記サスペンションレールを、前記ベース脚の前部に配設した回動支点を中心として、回動可能に設け、前記ストッカーの前後移動により、前記ストッカーの重心が、前記サスペンションレールの回動支点を乗り越えて前後に移動することにより、前記サスペンションレールが、前記ストッカーの重心移動側に傾くようにする。
【0008】
(2) 上記(1)項において、サスペンションレールが、ストッカーの収容状態においては、前記ストッカーとともに後下向き傾斜し、ストッカーが前側に引き出された状態においては、前記ストッカーとともに水平または前下向き傾斜するようにする。
【0009】
(3) 上記(1)または(2)項において、ベース脚の内側面にレール支持ブラケットを装着し、該レール支持ブラケットの内側面の前後部と、サスペンションレールにおける固定レールの外側面の前後部との対向面のいずれか一方に係合孔を、また他方に、前記係合孔に係合する係合片を設けるとともに、後部の係合孔と係合片との間に、上下方向の遊びを設けることにより、レール支持ブラケットをもって、サスペンションレールを、前部の係合孔と係合片との係合部分を回動支点として、上下方向に回転可能に支持し、サスペンションレールにおける固定レールに、前後方向に摺動自在に装着した可動レールにより、ストッカーの両側部を、前方に引き出し可能に支持する。
【0010】
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、レール支持ブラケットを、その内側板とベース脚の内側面との間に空隙が形成されるようにして、ベース脚の内側面に装着し、前記内側板に設けた係合孔に係合するようにして、固定レールに設けられた係合片が、空隙内に収容されるようにする。
【0011】
(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、レール支持ブラケットの内側板に、前側係合孔と後側係合孔とを設け、かつ固定レールの外側面に、前側係合孔の下縁と、左右方向を向く軸線まわりに回動可能として係合する係合片と、後側係合孔の前後いずれかの縁に、上下方向に移動可能として係合する係合片とを設ける。
【0012】
(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、サスペンションレールが、固定レールと可動レールとの間に中間レールが配設され、中間レールと固定レールおよび可動レールとの間に転動体を設けたものとする。
【0013】
(7) 上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、ストッカーの両側面に、前後1対の水平片を設け、可動レールの上面に、一方の水平片の前後いずれかの縁に係合する係合片と、他方の水平片に設けた係合孔に下方より嵌合する上向き突片とを設ける。
【発明の効果】
【0014】
請求項1記載の発明によると、ストッカーの前後方向の移動に伴って、ストッカーの重心が前後方向に移動し、その重心がサスペンションレールの回動支点を乗り越えると、サスペンションレールが回動支点を中心にして移動側に傾き、この傾きにより、ストッカーの移動に対するアシストが行われるので、ストッカーの移動が円滑になり、操作性も向上する。
【0015】
請求項2記載の発明によると、ストッカーが収容された状態では、ストッカーは後下向き傾斜した状態に置かれているので、収容部内から不用意に飛び出して開くようなことがなくなり、安全性が図れる。反対に、ストッカーを、その重心がサスペンションレールの回動支点を乗り越える位置まで引き出すと、ストッカーは、サスペンションレールとともに、水平または前下向き傾斜状態になるので、その後はスムーズに引き出すことができる。また、前下向き傾斜している状態では、ストッカーを開けている状態を維持することができ、不用意に閉じるのを防止することができる。
【0016】
請求項3記載の発明によると、ベース脚にレール支持ブラケットを装着し、このレール支持ブラケットに、ストッカーを引き出し可能に支持するサスペンションレールを取り付けるようにしてあるので、ベース脚自体に、サスペンションレールを取り付けるための加工を施したり、ベース脚を、ストッカー取付用の専用のものと交換したりする必要がなく、ストッカーを取り付けるものと、そうでないものとに、同一のベース脚を共通して用いることができる。
また、レール支持ブラケットを、既設の商品陳列装置におけるベース脚に装着することにより、ストッカーのない既設の商品陳列装置にも、引き出し式のストッカーを、後から簡単に追加したり、取り外したりし得るとともに、ストッカーを取り外した後に、ベース脚等に加工痕が残存することがなく、ベース脚等を元の状態に戻して、体裁よく使用することができる。
しかも、係合孔に係合片を係止させるだけの簡単な構造で、サスペンションレールをレール支持ブラケットに装着することができるので、安価に製造することができる。
【0017】
請求項4記載の発明によると、レール支持ブラケットにおける内側板とベース脚の内側面との間に空隙が形成され、この空隙に、内側板に設けた係合孔に係合した固定レール側の係合片が収容されるようにしてあるので、ベース脚に、係合片を収容するための係合孔等を設ける必要をなくすことができ、構造の簡素化を図ることができる。
【0018】
請求項5記載の発明によると、固定レールの外側面に設けた後側の係合片が、レール支持ブラケットの内側板に設けた後側係合孔の前後いずれかの縁に上下方向移動可能として係合し、かつ固定レールの外側面に設けた前側の係合片が、レール支持ブラケットの内側板に設けた前側係合孔の下縁に、左右方向を向く軸線まわりに回転可能として係合するようにしてあるので、構造を簡素化することができ、しかも、それらの係合関係により、固定レールは、レール支持ブラケットに対して、前後方向および左右方向に移動不能、かつ回動支点を中心として回動可能として、確実に係止されさらに、固定レールを、レール支持ブラケットに容易に着脱することができる。
【0019】
請求項6記載の発明によると、ストッカーを、円滑に出し入れすることができる。
【0020】
請求項7記載の発明によると、ストッカーの両側面に、前後1対の水平片を設け、可動レールの上面に、一方の水平片の前後いずれかの縁に係合する係合片と、他方の水平片に設けた係合孔に下方より嵌合する上向き突片を設けてあるので、構造を簡素化でき、しかも、それらの係合関係により、ストッカーは、可動レールに対して、前後方向、左右方向、および下方に移動不能として、確実に係止されるとともに、ストッカーを、可動レールに対して固定レールに容易に着脱することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の斜視図である。
この商品陳列棚は、左右1対の支柱(1)(1)の下端部前面および後面に、前方および後方を向くベース脚(2)(2)(後方のものを省略して実施することもある)を連結し、それらを、各支柱(1)の下端とベース脚(2)の先端部下面とに設けた高さ調節用のアジャスタ(3)(3)(キャスタとすることもある)をもって接床し、左右の支柱(1)(1)の上端部同士および下端部同士を、左右方向を向く上下1対の横連結杆(下方のものは図示略)(4)をもって互いに連結してなる基本構造を有している。
【0022】
左右の支柱(1)(1)と上下の横連結杆(4)とにより囲まれた方形の空間内には、バックパネル(5)が、着脱可能として嵌合されている。
【0023】
左右の支柱(1)(1)の前面には、複数の係合孔(1a)(1a)が、それぞれ左右2列として、上下方向に等間隔をもって設けられており、左右の支柱(1)(1)における内側の等高の係合孔(1a)(1a)に、左右1対のブラケット(6)(左方のもののみを図示)の後端に設けた下向き係合片(6a)を係止し、両ブラケット(6)上に棚板(7)の両側端部を載置することにより、左右の支柱(1)(1)の前面に、複数の棚板(7)が多段状に架設されている。
【0024】
最下段の棚板であるステージ天板(8)は、前後寸法を他の棚板(7)より大としてあり、その下方には、引出し式のストッカー(9)が配設されている。
【0025】
次に、このストッカー(9)の支持構造について説明する。
図2に示すように、左右のベース脚(2)の内側面には、レール支持ブラケット(10)が着脱可能に装着されている。
【0026】
レール支持ブラケット(10)は、外側面が開口する前後方向に長い薄型の箱状をなし、垂直の内側板(11)と、その上下の端部より外側方に向けて直角に折曲形成された長寸の上片(12)および短寸の下片(13)(図3に示す)と、内側板(11)の前後の端部より外側方に向けて直角に折曲形成された短寸の前片(14)および後片(15)(図3に示す)と、前片(14)の外側端より前方に向けて直角に折曲形成された前向片(16)と、前向片(16)の上半部の前端より外側方に向けて直角に折曲形成された位置決め用の突片(17)と、前向片(16)の下半部の前端より内側方に向けて直角に折曲形成された係合片(18)と、後片(15)の外側端より後方に向けて直角に折曲形成された後向片(19)とを備えている。
【0027】
レール支持ブラケット(10)は、その位置決め用の突片(17)の後面を、ベース脚(2)の前端面に当接し、上片(12)における外側のほぼ半部の下面を、ベース脚(2)の上面に当接し、かつ下片(13)の外側端と、前向片(16)および後向片(19)の内側面とを、ベース脚(2)の内側面に当接した状態で、上片(12)をベース脚(2)の上面に、また前向片(16)と後向片(19)とを、ベース脚(2)の内側面に、それぞれ適数個の固定ねじ(20)をもってねじ止めすることにより、ベース脚(2)に、着脱可能として、強固に取り付けられている。
【0028】
このようにして、レール支持ブラケット(10)がベース脚(2)に取り付けられたとき、レール支持ブラケット(10)における内側板(11)とベース脚(2)の内側面との間には、空隙(S)(図3参照)が形成される。
【0029】
レール支持ブラケット(10)における内側板(11)の前部には、上下1対の方形をした係合孔(21)(21)が設けられ、内側板(11)の後部には、1個の方形の係合孔(22)が設けられている。後部の係合孔(22)の上下方向の長さは、前部の係合孔(21)の上下方向の長さより大、好ましくはほぼ2倍以上としてある。
【0030】
サスペンションレール(23)は、前後方向を向く固定レール(24)と可動レール(25)との間に、中間レール(26)を介在させ、中間レール(26)と、固定レール(24)および可動レール(25)との間に、鋼球またはころ等の転動体(図示略)を設け、可動レール(25)は、固定レール(24)に対して前後方向に円滑に摺動することができ、中間レール(26)は、可動レール(25)の動きに追従して、固定レール(24)に対する可動レール(25)の移動量の2分の1だけ、固定レール(24)に対して移動するようにした、公知のものよりなっている。
【0031】
固定レール(24)の外側面の前部には、レール支持ブラケット(10)の内側板(11)における前部の係合孔(21)(21)の下縁に係合しうる上下1対の下向き鉤形の係合片(27)(27)が、切り起こして形成されており、後部には、係合孔(22)の後縁に係合しうる後向き鉤形の係合片(28)が、切り起こして形成されている。係合片(28)の上下幅は、係合孔(22)の上下寸法より小としてある。
【0032】
サスペンションレール(23)は、固定レール(24)における後部の係合片(28)を、図4に示すように、係合孔(22)の後縁に係合した後、前部の係合片(27)(27)を、図3に示すように、係合孔(21)(21)の下縁に各々係合させることにより、レール支持ブラケット(10)に簡単に装着することができる。
【0033】
レール支持ブラケット(10)にサスペンションレール(23)を装着した状態においては、上述したように、係合片(28)の上下幅は、係合孔(22)の上下幅より小としてあるので、係合片(28)と係合孔(22)との間には、上下方向の遊び、すなわち係合孔(22)内において係合片(28)が上下方向に遊動できる余裕が存在し、その遊び分だけ、固定レール(24)の後端部は、前方の上下いずれかの係合孔(21)と係合片(27)との係合部分を回動支点として、上下方向に回動することができる。
【0034】
また、固定レール(24)がこのように回動できるようにするため、各係合孔(21)と係合片(27)との間にも、若干の遊びを設けてある。
【0035】
固定レール(24)がレール支持ブラケット(10)に装着されたとき、前後の係合孔(21)(22)に係合した固定レール(24)側の係合片(27)(28)の先端部は、図3に示すように、レール支持ブラケット(10)における内側板(11)とベース脚(2)の内側面との間に形成された空隙(S)内に収容されるので、ベース脚(2)の内側面に、係合片(27)(28)を収容するための係合孔等を設ける必要がない。
【0036】
ストッカー(9)の両側板(29)の外側面前後部には、垂直の取付片(30)の下端に、外側方を向く水平片(31)が連設された、正面視L字状の前後1対の取付金具(32)が、溶接またはねじ止め等により固着されており、各水平片(31)の基部寄りの部分には、前後方向を向くスリット状の係合孔(33)がそれぞれ設けられている。
【0037】
可動レール(25)の上面前後部には、前部の水平片(31)に設けられた係合孔(33)に下方より嵌合する上向き突片(34)と、後部の水平片(31)の後縁に係合する前方を向く係合片(35)とが、それぞれ切り起こして形成されている。
【0038】
ストッカー(9)は、まず、その前部を持ち上げた状態で、左右の後部の水平片(31)の後縁を、レール支持ブラケット(10)を介してベース脚(2)(2)に装着された左右のサスペンションレール(23)(23)における可動レール(25)(25)の上面の後部の係合片(35)(35)の下方に潜入させ、次いで、前部を下降させつつ、水平として、前部の係合孔(33)(33)を、左右の可動レール(25)(25)の前部における上向き突片(34)(34)に嵌合するだけで、左右のサスペンションレール(23)(23)に簡単に装着され、ステージ天板(8)の下側となる収容部において、左右のベース脚(2)(2)に対して、前方に円滑に引き出したり、押し入れたりすることができる。
【0039】
ストッカー(9)における前面板(36)の一側下部には、シリンダ錠(37)と、そのシリンダ錠(37)にキー(図示略)を挿入して、左右方向に回転させる施解錠操作を行うことにより、シリンダ錠(37)の後部から外側方に向かって進退させられるようにしたデッドボルト(38)とからなる施錠装置(39)が設けられている。
【0040】
ストッカー(9)を閉じた状態で、施錠装置(39)を施錠操作して、デッドボルト(38)を、シリンダ錠(37)の後部から外側方に向かって進出させたとき、デッドボルト(38)の先端部が、レール支持ブラケット(10)における係合片(18)の直後に位置し、この状態でストッカー(9)を引き出そうとしても、デッドボルト(38)の先端部が、レール支持ブラケット(10)における係合片(18)の後面に当接して、ストッカー(9)の引出しを阻止するようになっている。
【0041】
このように、レール支持ブラケット(10)に、施錠装置(39)の一部品を一体化することにより、部品点数の削減、および構造の簡素化を図ることができる。
【0042】
ベース脚(2)の外側面には、必要に応じて、化粧用の側板(図示略)を装着することもある。
また、3個以上の支柱(1)およびベース脚(2)を、左右方向に並べて連結し、それらの相互の間に、棚板(7)、ステージ天板(8)、ストッカー(9)等を横方向に連続して設けて、多連式の商品陳列装置とすることもある。この場合には、化粧用の側板は、最も外側のベース脚(2)の外側面のみに設けられる。
【0043】
次に、動作および作用について説明する。
図5は、ストッカー(9)の前後方向の移動とサスペンションレール(23)の動きとを示す。ストッカー(9)がベース脚(2)(2)の間の収容部内に押し入れられて収容されているときは、サスペンションレール(23)の固定レール(24)、可動レール(25)、中間レール(26)は縮少され、ストッカー(9)の重心は回動支点となる係合片(27)(27)よりも後ろに位置している。
【0044】
これにより、サスペンションレール(23)は、図5に実線で示すように、後方の係合片(28)が係合孔(22)の下縁に当接した後下向き傾斜位置で停止している。この後下向き傾斜により、ストッカー(9)は、収納部内に、自重により、後方に付勢された状態で保持されている。したがって、ストッカー(9)が、不用意に収納部内から前方に飛び出して開くことはない。
【0045】
ストッカー(9)を開けるには、ストッカー(9)を前方に引き出す。ストッカー(9)を前方に引き出すと、これに伴って、可動レール(25)、中間レール(26)もそれぞれ前方に移動して、サスペンションレール(23)が伸張する。
【0046】
また、ストッカー(9)を前方に引き出し、その重心が回動支点となる係合孔(21)と係合片(27)との係合部分を越えて前方に移動すると、サスペンションレール(23)は、上記回動支点を中心として、図5における反時計回りに、ストッカー(9)とともに回転し、図5に想像線で示すように、水平または、前下向き傾斜位置となる。その後は、ストッカー(9)を収納部内から軽力で引き出すことができる。また、前下向き傾斜している状態では、ストッカー(9)は自重で開くとともに、開いている状態から不用意に閉じてしまうのを防止することができる。
【0047】
ストッカー(9)を閉じるには、ストッカー(9)を後方に押し込む。ストッカー(9)を後方に押し込む。これに伴って、可動レール(25)、中間レール(26)もそれぞれ後方に移動して、サスペンションレール(23)が短縮する。また、ストッカー(9)を後方に押し込み、その重心が上記回動支点を越えて後方に移動すると、サスペンションレール(23)は、上記回動支点を中心として、図5における時計回りに、ストッカー(9)とともに回転し、後下向き傾斜位置となる。その後は、この傾斜により、ストッカー(9)は、収納部内へ自重でアシストされながら進入し、最終位置へ収納される。
【0048】
したがって、この実施形態においては、ストッカー(9)の前後方向の移動に伴って、ストッカー(9)の重心も前後方向に移動し、その重心がサスペンションレール(23)の回動支点を乗り越えると、サスペンションレール(23)は、その回動支点を中心にして、移動側に回動されて傾きが生じ、この傾きにより、ストッカー(9)の自重が、ストッカー(9)の移動に対してアシストするので、ストッカー(9)の移動がスムーズになり、操作性が向上する。
【0049】
また、ベース脚(2)に、レール支持ブラケット(10)を着脱可能に装着し、このレール支持ブラケット(10)に、ストッカー(9)を引き出し可能に支持するサスペンションレール(23)を取り付けるようにしてあるので、ベース脚(2)自体に、サスペンションレール(23)を取り付けるための加工を施したり、ベース脚(2)を、ストッカー取付用の専用のものと交換したりする必要はなく、ストッカー(9)を取り付けるものと、そうでないものとに、同一のベース脚(2)を共通して用いることができる。
【0050】
また、レール支持ブラケット(10)を、既設の商品陳列装置におけるベース脚(2)に装着することにより、ストッカー(9)のない既設の商品陳列装置にも、引出し式のストッカー(9)を、後から簡単に追加したり、取り外したりしうるとともに、ストッカー(9)を取り外した後に、ベース脚(2)等に加工痕が残存することがなく、ベース脚(2)等を、元の状態に戻して、体裁よく使用することができる。
【0051】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前後の係合孔(21)(22)と係合片(27)(28)との前後関係、および前後の水平片(31)(31)と上向き突起(34)および係合片(35)との前後関係を逆としたり、係合片(28)を前向きに折曲して、後部の係合孔(22)の前縁に係合させたり、または係合片(35)を後方に向けて折曲して、後部の水平片(31)の前縁に係合させたりしてもよい。
【0052】
また、係合孔(21)(22)を、サスペンションレール(23)の固定レール(24)側に設け、係合片(27)(28)を、レール支持ブラケット(10)側に設けてもよい。この場合には、レール支持ブラケット(10)側に設ける係合片(27)は、固定レール(24)側に設けた係合孔(21)の上縁に係合しうる上向き鉤形のものとする。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の一実施形態の一部を分解して示す外観斜視図である。
【図2】同じく、一部を展開して示す拡大斜視図である。
【図3】図2のIII−III線拡大縦断正面図である。
【図4】図2のIV−IV線拡大縦断正面図である。
【図5】ストッカーとサスペンションレールの動作説明図である。
【符号の説明】
【0054】
(1)支柱
(1a)係合孔
(2)ベース脚
(3)アジャスタ
(4)横連結杆
(5)バックパネル
(6)ブラケット
(6a)下向き係合片
(7)棚板
(8)ステージ天板
(9)ストッカー
(10)レール支持ブラケット
(11)内側板
(12)上片
(13)下片
(14)前片
(15)後片
(16)前向片
(17)突片
(18)係合片
(19)後向片
(20)固定ねじ
(21)(22)係合孔
(23)サスペンションレール
(24)固定レール
(25)可動レール
(26)中間レール
(27)(28)係合片
(29)側板
(30)取付片
(31)水平片
(32)取付金具
(33)係合孔
(34)上向き突片
(35)係合片
(36)前面板
(37)シリンダ錠
(38)デッドボルト
(39)施錠装置
(S)空隙




 

 


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