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発明の名称 商品陳列用補助具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−125269(P2007−125269A)
公開日 平成19年5月24日(2007.5.24)
出願番号 特願2005−321738(P2005−321738)
出願日 平成17年11月7日(2005.11.7)
代理人 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一
発明者 仁木 亨 / 堀田 玄樹
要約 課題
商品に適した商品陳列面を確保し、かつ、商品を傷めずに、見栄えも良く、また密度を高めてより多くの商品を陳列することができるとともに、広範囲の環境で使用することができる構造にする。

解決手段
商品陳列台における商品支持面上に載置して、該商品支持面とは異なる態様で、商品を陳列し得るようにした商品陳列用補助具9であって、少なくとも商品を陳列する商品陳列面を、耐水性と耐候性とに優れた弾性材により形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
商品陳列台における商品支持面上に載置して、前記商品支持面とは異なる態様で、商品を陳列し得るようにした商品陳列用補助具であって、
少なくとも商品を陳列する商品陳列面を、耐水性と耐候性とに優れた弾性材により形成したことを特徴とする商品陳列用補助具。
【請求項2】
全体を、耐水性と耐候性とに優れた弾性材により形成した請求項1記載の商品陳列用補助具。
【請求項3】
弾性材を、ポリオレフィン発泡体により形成した請求項1または2記載の商品陳列用補助具。
【請求項4】
商品陳列面をひな段状とし、各段の角部を耐水性と耐候性とに優れた弾性材により形成した請求項1〜3のいずれかに記載の商品陳列用補助具。
【請求項5】
幅広面と幅狭面とが、側面視においてほぼ直角をなして前後方向に交互に連続するようにしてひな段状の商品陳列面を形成し、前記幅広面と幅狭面とのいずれか一方の面を、側面視において凹入する円弧面とした請求項1〜4のいずれかに記載の商品陳列用補助具。
【請求項6】
幅広面と幅狭面とのうち、円弧面とした面を除く面を、側面視波形面とした請求項5記載の商品陳列用補助具。
【請求項7】
幅狭面を、側面視において凹入する円弧面とした請求項5または6記載の商品陳列用補助具。
【請求項8】
平視面ほぼ正方形の正方形ブロックと、該正方形ブロックを縦に2分割した形状の長方形ブロックとの2種類のブロック群からなり、これらを適宜組み合わせて、商品陳列台における商品支持面上に載置することにより、ひな段状の商品陳列面を形成するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の商品陳列用補助具。
【請求項9】
正方形ブロックの群が、上面に、陳列商品の落下防止用の凹溝を1辺に沿って設けたものと、隣接する2辺に沿って設けたものとの2種類の正方形ブロックを有しており、かつ長方形ブロックの群が、上面に、陳列商品の落下防止用の凹溝を短辺の1辺に沿って設けたものと、隣接する2辺に沿って設けたものとの2種類の長方形ブロックを有している請求項8記載の商品陳列用補助具。
【請求項10】
正方形ブロックの群が、一側面が外側に向かって下向き傾斜する正方形ブロックと、隣接する2側面が外側に向かって下向き傾斜する正方形ブロックとの2種類の正方形ブロックを有し、かつ長方形ブロックの群が、短辺側の一側面が外側に向かって下向き傾斜する長方形ブロックと、隣接する2側面が外側に向かって下向き傾斜する長方形ブロックとの2種類の正方形ブロックを有している請求項8または9記載の商品陳列用補助具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、商店、スーパーマーケット、百貨店等において、商品陳列台上に商品を陳列するのに使用する商品陳列用補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
商品陳列台を使用した商品陳列では、顧客が多種多様の商品を容易に見得るように、またボリューム感を感ずるように、商品に対応して色々な陳列方法が採られている。例えば、商品陳列台の水平な陳列面(商品支持面)上に仕切りを設け、該陳列面上に仕切りごとに商品を並べたり、または陳列面を傾斜させて商品を並べたり、あるいは陳列面にひな段を設けて該ひな段ごとに商品を並べたりする等の陳列方法が採られている。
【0003】
しかし、多種多様の商品の、頻繁に起こる陳列変更に対応できる商品陳列台をそれぞれ用意しておくことは、費用の面および保管スペースの面で困難である。そこで、同じ1台の商品陳列台を変化できるようにしておき、例えば商品陳列台の陳列面を水平にし、その水平にした陳列面に商品を陳列したり、陳列面を傾斜させ、その傾斜した陳列面に商品を陳列したり、あるいは陳列面の上に着脱自在な商品陳列用補助具を載置して、ひな段を形成し、このひな段上に商品を陳列したりすることができるようにした商品陳列台が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、陳列面の上に、大きさの異なる類似形をした複数のブロック片をひな段状に積み重ねて商品陳列台を形成し、この商品陳列台の上に、商品をひな段状に陳列するようにした方法も従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特許第3459059号公報(図8参照)
【特許文献2】特開2003−245176号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されている商品陳列用補助具は、ひな段状の商品陳列台を形成している商品陳列面が、水平面とこの水平面に隣接する垂直面とを連続させた形状で作られている。しかし、多種多様の商品の中には、商品の表面が球面となっているもの、商品の長さが水平面よりも若干長いもの、外部から押されるのを嫌うもの等がある。
【0006】
商品の表面が球面となっているものでは、陳列したときに垂直面との間に隙間が作られるので、見栄えを悪くし、また陳列密度も低く、陳列効率が悪い。
【0007】
商品の長さが水平面よりも若干長いものでは、商品を陳列したときに、水平面よりも前側に突き出した形になるので、見栄えを悪くし、また陳列密度も低く、陳列効率が悪い。
【0008】
外部から押されるのを嫌うものでは、そのまま陳列面に押し当てられると、傷んだりする場合があるので、商品の周りにクッション材を設けて保護する等の対策が必要で、取り扱いが面倒になる。
【0009】
特許文献2に記載されている商品陳列用補助具は、商品陳列台の陳列面上に、大きさの異なる類似形をした複数のブロック片をひな段状に積み重ねて商品陳列台を形成するようにしている。しかし、各ブロック片の大きさがそれぞれ異なるので、組み合わせがしづらく苦労し、特に奥行き方向の調整等、商品陳列台の形状変更がしづらいという問題がある。
【0010】
また、一般に、商品陳列台は、室内・室外を問わず、また炎天下や厳寒の中、さらに雨天の中等、あらゆる環境の中でも使用されることが多い。したがって、これらの環境に耐得ることが必要となるが、特許文献1および特許文献2のいずれにも、これらの対処法については全く記載されていない。
【0011】
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたものであって、商品に適した商品陳列面を確保し、かつ、商品を傷めずに、見栄えも良く、また密度を高めてより多くの商品を陳列することができるとともに、広範囲の環境で使用することができるようにした商品陳列用補助具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)商品陳列台における商品支持面上に載置して、前記商品支持面とは異なる態様で、商品を陳列し得るようにした商品陳列用補助具であって、少なくとも商品を陳列する商品陳列面を、耐水性と耐候性とに優れた弾性材により形成する。
【0013】
(2)上記(1)項において、全体を、耐水性と耐候性とに優れた弾性材により形成する。
【0014】
(3)上記(1)または(2)項において、弾性材を、ポリオレフィン発泡体により形成する。
【0015】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、商品陳列面をひな段状とし、各段の角部を耐水性と耐候性とに優れた弾性材により形成する。
【0016】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、幅広面と幅狭面とが、側面視においてほぼ直角をなして前後方向に交互に連続するようにしてひな段状の商品陳列面を形成し、前記幅広面と幅狭面とのいずれか一方の面を、側面視において凹入する円弧面に形成する。
【0017】
(6)上記(5)項において、幅広面と幅狭面とのうち、円弧面とした面を除く面を、側面視波形面として形成する。
【0018】
(7)上記(5)または(6)項において、幅狭面を、側面視において凹入する円弧面として形成する。
【0019】
(8)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、平視面ほぼ正方形の正方形ブロックと、該正方形ブロックを縦に2分割した形状の長方形ブロックとの2種類のブロック群からなり、これらを適宜組み合わせて、商品陳列台における商品支持面上に載置することにより、ひな段状の商品陳列面を形成する。
【0020】
(9)上記(8)項において、正方形ブロックの群が、上面に、陳列商品の落下防止用の凹溝を1辺に沿って設けたものと、隣接する2辺に沿って設けたものとの2種類の正方形ブロックを有しており、かつ長方形ブロックの群が、上面に、陳列商品の落下防止用の凹溝を短辺の1辺に沿って設けたものと、隣接する2辺に沿って設けたものとの2種類の長方形ブロックを有するようにする。
【0021】
(10)上記(8)または(9)項において、正方形ブロックの群が、一側面が外側に向かって下向き傾斜する正方形ブロックと、隣接する2側面が外側に向かって下向き傾斜する正方形ブロックとの2種類の正方形ブロックを有し、かつ長方形ブロックの群が、短辺側の一側面が外側に向かって下向き傾斜する長方形ブロックと、隣接する2側面が外側に向かって下向き傾斜する長方形ブロックとの2種類の正方形ブロックを有するようにする。
【発明の効果】
【0022】
請求項1記載の発明によると、少なくとも商品を陳列する商品陳列面を、耐水性と耐候性とに優れた弾性材により形成してあるので、室内・室外を問わず、また炎天下や厳寒の中、さらに雨天の中等、あらゆる環境の中で使用することが可能になる。また、商品は、弾性を有する商品陳列面で支えられるので、商品を傷めずに陳列することができる。
【0023】
請求項2記載の発明によると、商品陳列用補助具の全体を、耐水性と耐候性とに優れた弾性材により形成してあるので、さらに厳しい環境の中での使用が可能になるとともに、陳列商品に対する保護も向上する。
【0024】
請求項3記載の発明によると、弾性材を、ポリオレフィン発泡体により形成してあるので、商品陳列面を、耐水性と耐候性とに優れ、かつ十分な弾性を有するものとすることができる。
【0025】
請求項4記載の発明によると、商品陳列面をひな段状とすることにより、顧客にボリューム感を与え、また商品を容易に見得るようにして配列することができるので、陳列効果が向上し、購買意欲を高めることができる。また、各段の角部を耐水性と耐候性とに優れた弾性材で形成しているので、商品が各段の角部に当たって傷が付くのを保護することができる。
【0026】
請求項5記載の発明によると、球面形状を有する商品等を陳列する際等に、幅広面と幅狭面とのいずれか一方の面に形成した凹部内に商品の一部を入れて、垂直側の面との間に隙間をなくした状態で陳列することができるので、陳列の見栄えを良くし購買意欲を高めることができる。また、陳列密度も上がり、陳列効率を高めることができる。
【0027】
請求項6記載の発明によると、商品が陳列されて載せられる面が、側面視波形面になるので、波形面により商品が移動しずらくなり、商品の転落が防げる。
【0028】
請求項7記載の発明によると、球面形状を有する商品等を陳列する際等に、幅狭面に形成した凹部内に商品を入れて円弧面内に密着させ、幅狭面との間に隙間をなくした状態で陳列することができるので、陳列の見栄えを良くし購買意欲を高めることができる。また、陳列密度も上がり、陳列効率を高めることができる。
【0029】
請求項8記載の発明によると、正方形ブロックと、該正方形ブロックを縦に2分割した形状の長方形ブロックとの2種類のブロックを適宜組み合わせると、商品支持面上に、商品の陳列のバリエーションに応じた奥行き、高さ、形状等を有するひな段状の商品陳列面を簡単に作ることができる。これにより、顧客にボリューム感を与え、かつ、商品を容易に見得るようにして配列することができ、陳列効果が向上し、購買意欲を高めることができる。また、商品の陳列のバリエーションに関わりなく、同じ商品陳列用補助具を使用することができるので、費用の面および保管スペースの面でも効果が得られる。
【0030】
請求項9記載の発明によると、正方形ブロックと長方形ブロックの、各上面に設けた凹溝により、商品が移動しずらくなり、商品の転落が防げる。
【0031】
請求項10記載の発明によると、各ブロックの一側面が外側に向かって下向き傾斜する形状になっているので、各ブロックを組み合わせて陳列台を作ったときに、外側面が外側に向かって下向き傾斜してなる陳列台にすることができ、安定した、見栄えの良い陳列台を簡単に形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0033】
図1〜図3は、本発明の商品陳列用補助具を適用する商品陳列台の一例を示すもので、立方形の台枠(1)の前部上面には、前板(2)が立設され、それ以外の上面には、平面形が台枠(1)と同形等大の陳列板(3)が配設されている。陳列板(3)の前端は蝶番(4)により台枠(1)に蝶着され、蝶番(4)を支点として、後端側が上下方向に回動でき、陳列板(3)の全体を、図1および図2に示す水平状態から、図3に示す後上向き傾斜状態に切り換えできるようになっている。
【0034】
台枠(1)と陳列板(3)との間には、陳列板(3)が後上向き傾斜状態とされたときに、その傾斜状態を保持しておくための支持杆(5)が設けられている。支持杆(5)の後端は枢軸(6)をもって、台枠(1)に回動可能に枢支され、枢軸(6)を支点として遊端側が上下方向に回動可能になっている。そして、陳列板(3)を傾斜状態に回動させて、陳列板(3)側の3個の係合溝(8)の中の1個の係合溝(8)に支持杆(5)の遊端部(7)を選択的に係合させると、係合溝(8)に対応した傾斜角度で、図3に示すように陳列板(3)を後上向き傾斜状態で保持することができる。
【0035】
図4および図5は、図1および図2に示した商品陳列台の陳列板(3)上に設置されて、商品をひな段状に並べて陳列し得るようにするための、本発明に係る商品陳列用補助具(9)を示す。
【0036】
図4および図5において、商品陳列補助具(9)は、発泡性を有する合成樹脂材を、成形型内で発泡させて所定の形状にして作られた一体成形物であり、平面形が陳列板(3)とほぼ同形等大の大きさで、一面に商品陳列面(10)が形成され、この裏側の面に陳列板(3)の上面に接して配置される裏面(11)が形成されている。なお、発泡性合成樹脂材としては、例えばポリオレフィン発泡体が好適である。このポリオレフィン発泡体は、耐水性と耐候性とに優れ、かつ十分な弾性を有している。
【0037】
商品陳列面(10)は、側面視において互いにほぼ直角をなす幅広面(12)と幅狭面(13)とが前後方向に交互に連続するように形成され、全体として、ひな段状をなしている。
【0038】
幅広面(12)には、陳列商品の落下防止用としての左右方向に延びる複数の溝(14)が、側面視波形面を形成するように前後方向に等間隔をおいて設けられている。一方、幅狭面(13)は、側面視において凹入する円弧面としてある。
【0039】
このように形成された商品陳列補助具(9)は、図3に示すように、商品陳列台の台枠(1)に対し傾斜された状態でセットされている陳列板(3)上に、その接地面(11)を下側に向けて載置される。この載置の仕方は、図4に示すように、幅狭面(13)が上側で、幅広面(12)が下側となって、ほぼ水平をなす第1使用態様と、反対に、図5に示すように、幅広面(12)が上側で、幅狭面(13)が下側となる第2使用態様との2態様があり、この態様は、陳列する商品の種類および陳列の仕方等に応じてその都度選択することができる。
【0040】
図6および図7は、商品陳列補助具(9)の使用例を示す図である。
次に、図6および図7を用いて、商品陳列補助具(9)の使用方法を説明する。先ず商品陳列台を用意し、陳列する商品および陳列の仕方等に応じて、台枠(1)に対する陳列板(3)の傾きを調節する。続いて、陳列板(3)の上に商品陳列補助具(9)を、その裏面(11)を下側に向け、かつ、上記第1,第2の使用態様のいずれかを選択して載置する。図6は、第1使用態様で載置した状態を示している。
【0041】
第1使用態様で載置した場合では、図6に示すように、幅広面(12)がほぼ水平の陳列面となり、幅広面(12)上に商品(15)を載置する。この場合、商品(15)がを6および図7に示すように、リンゴや梨等のように球形のものでは、球面の一部が垂直壁を形成している幅狭面(13)の円弧面内に入り込み、幅狭面(13)との間にできる隙間を極力少なくした状態で陳列できる。陳列面となる幅広面(12)には、凹溝(14)によって波形面が形成されているので、その凹溝(14)により、商品(15)が前後方向に移動しずらくなり、商品の転落が防止される。
【0042】
図7に示すように、第2使用態様で載置した場合では、幅狭面(13)が陳列面となる。この場合、商品がリンゴや梨等のように球形のものでは、球面の一部が幅狭面(13)の円弧面内に入り込み、その円弧面によって、商品の前方への転落が防止される。
【0043】
この実施形態の商品陳列補助具(9)によれば、耐水性と耐候性に優れた弾性材であるポリオレフィン発泡体で形成しているので、室内・室外を問わず、また炎天下や厳寒の中、さらに雨天の中等、あらゆる環境の中で使用することが可能になる。
商品は、弾性を有する商品陳列面で支えられるので、商品を傷めずに陳列することができる。
また、商品陳列面(9)を幅広面(12)と幅狭面(13)とでひな段状に形成しているので、顧客にボリューム感を与え、また商品を容易に見得るようにして配列することができる。これにより、陳列効果が向上し、購買意欲を高めることができる。幅狭面(13)を凹入する円弧面としたことにより、各段の角部が鋭角となるが、この部分が弾性材により形成されているので、商品が各段の角部に当たって傷が付くのを保護することができる。
【0044】
さらに、陳列時に幅狭面を垂直壁としたときは、それと商品との間の隙間を少なくすることができるので陳列効率も高まる。また、幅狭面(13)に設けた円弧面および幅広面(12)に設けた溝(14)が、商品の移動を抑え、該商品の転落を防ぐことができるので、商品を安定して陳列することができる。
【0045】
なお、上記実施例1では、補助陳列補助具(9)の全てをポリオレフィン発泡体で成形してなる構造を示したが、例えば内部に芯材を設け、その外側表面全体をポリオレフィン発泡体で被覆したり、あるいは各段の角部となる部分だけをポリオレフィン発泡体で形成するようにしてもよい。また、幅広面(12)側を円弧面とし、幅狭面(13)側に側面視波形面となる凹溝(14)を設けてもよい。
【実施例2】
【0046】
図8は、図1〜図3に示した商品陳列台の陳列板(3)上に設置されて、商品をひな段状に並べて陳列し得るようにした本発明に係る商品陳列用補助具(16)を示す。
【0047】
図8において、商品陳列用補助具(16)は、複数種類のブロックよりなり、これらを適宜組み合わせて、任意のひな段状をした商品陳列台を形成するものである。
【0048】
そのブロックは、平面視ほぼ正方形をした板状の正方形ブロック(17a)(17b)からなるブロック群と、正方形ブロック(17a)(17b)を縦に2分割して平面視ほぼ長方形をした板状の長方形ブロック(18a)(18b)(18c)(18d)からなるブロック群とにより構成されている。その各ブロック(17a)〜(18d)は、発泡性を有する合成樹脂材を、成形型内で発泡させて、所定の形状に成形されたものであり、一面を商品陳列面(19)とし、その裏面(20)を、商品陳列面(19)と平行としてある。なお、発泡性合成樹脂材としては、例えばポリオレフィン発泡体が好適である。このポリオレフィン発泡体は、耐水性と耐候性とに優れ、かつ十分なた弾性を有している。
【0049】
正方形ブロック(17a)は、商品陳列面(19)側に、隣接する2辺に沿って落下防止用の凹溝(21)を連続して設け、また凹溝(21)を設けている辺に沿う側面(22)を外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面とし、断面がほぼ台形となるようにして形成されている。
【0050】
正方形ブロック(17b)は、商品陳列面(19)側に、1辺に沿って落下防止用の凹溝(21)を設け、また凹溝(21)を設けている辺に沿う側面(22)を外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面とし、断面がほぼ台形となるようにして形成されている。
【0051】
長方形ブロック(18a)は、商品陳列面(19)側に、長辺に沿って落下防止用の凹溝(21)を設け、また凹溝(21)を設けている長辺に沿う側面(22)を外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面とし、断面がほぼ台形となるようにして形成されている。
【0052】
長方形ブロック(18b)は、商品陳列面(19)側に、短辺に沿って落下防止用の凹溝(21)を設け、また凹溝(21)を設けている短辺に沿う側面(22)を外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面とし、断面がほぼ台形となるようにして形成されている。
長方形ブロック(18c)(18d)は、互いに左右対称形に作られており、商品陳列面(19)側に、短辺と長辺とに沿って落下防止用の凹溝(21)を連続して設け、また凹溝(21)を設けている各辺に沿う側面(22)を外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面とし、断面がほぼ台形となるようにして形成されている。
【0053】
なお、正方形ブロック(17a)(17b)に設けた凹溝(21)と傾斜側面(22)、および、長方形ブロック(18a)〜(18d)に設けた凹溝(21)と傾斜側面(22)は互いに対応しており、これらを適宜組み合わせて平面的に並べると、凹溝(21)と傾斜側面(22)はそれぞれのブロック同志で互いに連続するように設定されている。
【0054】
図9は、商品陳列補助具(16)の使用例を示す図である。次に、図9を用いて上記構成とした商品陳列用補助具(16)の使用方法について説明する。
【0055】
先ず商品陳列台を用意し、台枠(1)に対する陳列板(3)の傾きを水平とする。続いて、陳列板(3)の上に、商品陳列面(19)が上で、裏面(20)が下を向いた状態にして、正方形ブロック(17a)(17b)と、長方形ブロック(18a)〜(18d)とを適宜組み合わせて平面的に並べ、続いて、その上に、正方形ブロック(17a)(17b)と長方形ブロック(18a)〜(18d)を平面的に適宜組み合わせたものを積み重ねて行くことにより、ひな段状をした商品陳列補助具(16)が作られる。
【0056】
図10は、このようにしてひな段状の商品陳列台を形成した商品陳列補助具(16)の一実施例を示すもので、図11はその組み合わせ手順を示す。
【0057】
図10に示す商品陳列台は、3段形にしたもので、図11に示すように、1段目には、左右2個の正方形ブロック(17a)(17a)の間に、2個の正方形ブロック(17b)(17b)を配置し、かつ、左右の正方形ブロック(17a)(17a)の各後側に、それぞれ正方形ブロック(17b)を並べている。2段目には、左右2個の正方形ブロック(17a)(17a)の間に、1個の正方形ブロック(17b)を配置、かつ左右の正方形ブロック(17a)(17a)の後側に、それぞれ長方形ブロック(18b)を並べている。3段目には、2個の正方形ブロック(17a)(17a)を突き合わせて並べている。
【0058】
そして、各段の後部を互いに揃え、かつ、2段目,3段目を左右中央に配置するようにして、1段目の上に2段目を積み重ね、2段目の上に3段目を積み重ねると、図10および図9に示すひな段状をした商品陳列台が形成される。この商品陳列台では、各段において、外側に傾斜側面(22)が配置され、また落下防止用の凹溝(21)が傾斜側面(22)に沿って外周部分に連続して配設される。
【0059】
このようにして形成された商品陳列台には、図9に示すように、各段の商品陳列面(19)上に商品(15)を載せて陳列することができる。この場合、商品(15)がリンゴや梨等のように球形のものでは、最前列の商品(15)を、凹溝(21)に一部を落とし込ませて配置することにより、商品(15)が移動しずらくなり、商品(15)の転落を防ぐことができる。
【0060】
図12は、このようにしてひな段状の商品陳列台を形成した商品陳列補助具(16)の他の実施例を示すもので、図13はその組み合わせ手順を示す。図12に示す商品陳列台は、3段形にしたもので、図9に示すように、1段目には、2個の正方形ブロック(17a)(17a)の間に、2個の正方形ブロック(17b)(17b)を配置し、かつ、正方形ブロック(17a)と(17a)の各後側にそれぞれ長方形ブロック(18b)を並べている。2段目には、2個の正方形ブロック(17a)(17a)の間に、1個の正方形ブロック(17b)を配置している。3段目には、長方形ブロック(18c)と(18d)を突き合わせて並べている。
【0061】
そして、各段の後部を互いに揃え、かつ、2段目,3段目を左右中央に配置するようにして、1段目の上に2段目を積み重ね、2段目の上に3段目を積み重ねると、図12および図9に示すひな段状をした商品陳列台が形成される。この商品陳列台では、各段において、外側に傾斜側面(22)が配置され、また落下防止用の凹溝(21)が、傾斜側面(22)に沿って外周部分に連続して形成される。
【0062】
このようにして形成された商品陳列台では、各段の商品陳列面(19)上に商品を載せて陳列することができる。この場合、商品がリンゴや梨等のように球形のものでは、最前列の商品を凹溝(21)に一部を落とし込ませて配置することにより、商品が移動しずらくなり、商品の転落を防いだ状態で陳列ができる。
【0063】
したがって、実施例2の構造における商品陳列補助具(16)によれば、耐水性と耐候性に優れた弾性材であるポリオレフィン発泡体で形成しているので、室内・室外を問わず、また炎天下や厳寒の中、さらに雨天の中等、あらゆる環境の中で使用することが可能になる。
また、商品は、弾性を有する商品陳列面で支えられるので、商品を傷めずに陳列することができる。
さらに、正方形ブロック(17a)(17b)と長方形ブロック(18a)〜(18d)とを適宜組み合わせて、色々な形状のひな段状をした商品陳列台を形成することができるので、陳列する商品に応じて商品陳列台を変えることができる。これにより、顧客にボリューム感を与え、また商品を容易に見得るようにして配列することができる。これにより、陳列効果が向上し、購買意欲を高めることができる。また、各段の角部も含めて弾性材となっているので、商品が各段の角部に当たって傷が付くのを保護することができる。
【0064】
なお、実施例2では、正方形ブロック(17a)(17b)と長方形ブロック(18a)〜(18d)の全てをポリオレフィン発泡体で成形してなる構造を示したが、例えば内部に芯材を配置し、その外側表面だけをポリオレフィン発泡体で被覆したり、あるいは各段の角部となる部分だけをポリオレフィン発泡体で形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の商品陳列用補助具を使用する商品陳列台の外観斜視図である。
【図2】陳列板を水平に倒した状態で示す同上商品陳列台の側面図である。
【図3】陳列板を傾斜させた使用状態で示す同上商品陳列台の側面図である。
【図4】本発明の実施例1における商品陳列用補助具を、幅狭面を下側にした状態で示す斜視図である。
【図5】同じく、幅広面を下側にした状態で示す斜視図である。
【図6】同じく、第1使用態様を示す側面図である。
【図7】同じく、第2使用態様を示す側面図である。
【図8】本発明の実施例2における商品陳列用補助具を示す斜視図である。
【図9】同じく、使用状態を示す側面図である。
【図10】同じく、第1使用例を示す斜視図である。
【図11】同じく、第1使用例の組み合わせ手順を示す斜視図である。
【図12】同じく、第2使用例を示す斜視図である。
【図13】同じく、第2使用例の組み合わせ手順を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0066】
(1)台枠
(2)前板
(3)陳列板
(4)蝶番
(5)支持杆
(6)枢軸
(7)遊端部
(8)係合溝
(9)商品陳列補助具
(10)商品陳列面
(11)裏面
(12)幅広面
(13)幅狭面
(14)溝(波形面を形成する溝)
(15)商品
(16)商品陳列補助具
(17a)(17b)長方形ブロック
(18a)〜(18d)長方形ブロック
(19)商品陳列面
(20)裏面
(21)凹溝
(22)側面




 

 


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