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発明の名称 家具の脚体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−125229(P2007−125229A)
公開日 平成19年5月24日(2007.5.24)
出願番号 特願2005−320875(P2005−320875)
出願日 平成17年11月4日(2005.11.4)
代理人 【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男
発明者 森谷 周平 / 辛島 隆
要約 課題
脚全体の上下寸法を大きくすることなく、上方からの大きな荷重に対して撓みを極力抑え、脚上部からの荷重を安定して支持することができる家具の脚体を提供すること。

解決手段
前後方向を向く脚部材21と、脚部材21に取り付けられた支柱とによって構成される家具の脚体であって、この脚部材21には、前後方向の略全範囲にわたり、先端の足先部21aから支柱3が取り付けられている中央部分に向って、脚部材21の下面21dより下方への突出する突出寸法が漸次大となるリブ30が垂設されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
前後方向を向くベース脚と、該ベース脚に取り付けられた支柱とによって構成される家具の脚体であって、
前記ベース脚には、前後方向の略全範囲にわたり、両先端の足先部から支柱が取り付けられている部分に向ってベース脚下面より下方への突出する突出寸法が漸次大となるリブが垂設されていることを特徴とする家具の脚体。
【請求項2】
前記リブを、前記ベース脚の左右幅方向の略中央位置から下向きに垂設した請求項1に記載の家具の脚体。
【請求項3】
前記ベース脚を、左右幅方向における両側端緑から側壁が垂下する逆凹字状とし、該両側壁内面から、左右幅方向の中央に向かって挟持片を延設して前記リブに固着した請求項1または2に記載の家具の脚体。
【請求項4】
前記挟持片を前後方向に複数設けた請求項3に記載の家具の脚体。
【請求項5】
前記支柱は、前記ベース脚に設けた下向き開口部から挿入したボルトで螺着されるものとし、該ボルトの頭部を、前記開口部内に収納した請求項1乃至4のいずれかに記載の家具の脚体。
【請求項6】
前記ベース脚は、前記支柱にそれぞれ取り付けられ、端部同士が当接連結される一対の脚部材で構成され、両脚部材が連結した際に、前記脚部材の各リブが互いに当接しあう請求項1乃至5のいずれかに記載の家具の脚体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、前後方向を向くベース脚と、該ベース脚に取り付けられた支柱とによって構成される家具の脚体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、会議等に利用されるテーブルには、天板を支持する左右一対の脚が設けられている。脚は、天板を直接支持する天板支持部と、この天板支持部を支持する2つの筒状部材を有する縦脚部から成る脚本体部と、これを支持する着脱可能な足部とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
足部は前後に、長い足要素と短い足要素を前後一対で有し、両足要素の対向する互いの端部にはそれぞれ凸部と孔が併設されている。そして、一方の足要素の凸部と孔が、他方の足要素の孔と凸部に互いに嵌合して位置決めされ、さらに、足要素の両端部が連結部材を用いて締結され足部を構成した後、各足要素をそれぞれ筒状部材に螺着することで脚を構成している。
【0004】
【特許文献1】特開2002−177054号公報(段落0010〜16、図1,図4,図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1にあっては、天板に上方から大きな荷重が加えられた場合に、両足要素の接続部に大きな負荷が加わって両足要素間に撓みが生じ、脚上部の天板に掛かる荷重を安定して支持することが困難であり、これを避けるため足要素の上下寸法を大きめに設定すれば撓みを防げるが、脚全体が重厚になり、美観を損なう虞があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、脚全体の上下寸法を大きくすることなく、上方からの大きな荷重に対して撓みを極力抑え、脚上部からの荷重を安定して支持することができる家具の脚体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の家具の脚体は、前後方向を向くベース脚と、該ベース脚に取り付けられた支柱とによって構成される家具の脚体であって、前記ベース脚には、前後方向の略全範囲にわたり、両先端の足先部から支柱が取り付けられている部分に向ってベース脚下面より下方への突出する突出寸法が漸次大となるリブが垂設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ベース脚の前後方向の略全範囲にわたり両先端足先部から支柱が取り付けられている部分に向って下方への突出寸法が漸次大となるリブが垂設されているので、上方からの大きな荷重が支柱を介してベース脚に加えられた場合であっても、支柱直下の最も荷重の掛かる部分を突出寸法の大きいリブで安定確実に支持させることが可能であり脚全体の上下寸法を大きくする必要がなく、しかもリブが前後方向に延在しているのでベース脚の撓みも極力抑えられ、ベース脚上部の家具の荷重を安定して支持できる。
【0008】
本発明の請求項2に記載の家具の脚体は、請求項1に記載の家具の脚体であって、前記リブを、前記ベース脚の左右幅方向の略中央位置から下向きに垂設したことを特徴としている。
この特徴によれば、リブが、ベース脚の幅方向における略中央位置から下向きに垂設さているので、ベース脚を床面に設置した際に、リブの外側からの視認性を低くできる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の家具の脚体は、請求項1または2に記載の家具の脚体であって、前記ベース脚を、左右幅方向における両側端緑から側壁が垂下する逆凹字状とし、該両側壁内面から、左右幅方向の中央に向かって挟持片を延設して前記リブに固着したことを特徴としている。
この特徴によれば、ベース脚を逆凹字状とすることで軽量化を図ると共に、ベース脚の左右の両側壁から延設された挟持片をリブに固着したことで、リブがベース脚内で強度的に補強された状態で保持され、支柱からの大きな荷重が加わった場合にも、挟持片に力を分散させることができる。
【0010】
本発明の請求項4に記載の家具の脚体は、請求項3に記載の家具の脚体であって、前記挟持片を前後方向に複数設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、ベース脚の軽量化と支持強化をより一層向上させることができる。
【0011】
本発明の請求項5に記載の家具の脚体は、請求項1乃至4のいずれかに記載の家具の脚体であって、前記支柱は、前記ベース脚に設けた下向き開口部から挿入したボルトで螺着されるものとし、該ボルトの頭部を、前記開口部内に収納したことを特徴としている。
この特徴によれば、ボルトでベース脚を支柱に締結した際に、ボルトの頭部が開口部内に収納されるので、脚部材を床面に接地した際にボルトの頭部が床面側に向けて突出されることが防止されるので、床面に傷を生じさせることがない。
【0012】
本発明の請求項6に記載の家具の脚体は、請求項1乃至5のいずれかに記載の家具の脚体であって、前記ベース脚は、前記支柱にそれぞれ取り付けられ、端部同士が当接連結される一対の脚部材で構成され、両脚部材が連結した際に、前記脚部材の各リブが互いに当接しあうことを特徴としている。
この特徴によれば、ベース脚を一対の脚部材で構成したので、支柱上部の家具の大きさや重量に応じて、脚部材の長さを任意に選択することができる。また、両脚部材が連結した際に両脚部材の各リブが互いに当接しあうので、支柱を介して大きな荷重が両脚部材に作用した際、リブ同士が衝合して両脚部材の撓みを低減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例】
【0014】
図1は、本発明の実施例における脚体を用いたテーブルの全体像を示す斜視図であり、図2は、テーブルの分解組立斜視図であり、図3(a)は、天板を支持するベース脚の一方の脚部材を示す底面側からの斜視図であり、図3(b)は、脚部材の上面側からの斜視図であり、図4(a)は、前後の脚部材同士の係合前の状態を示す底面図であり、図4(b)は、A−A線を示す側断面図であり、図4(c)は、B−B線を示す側断面図であり、図5は、前後の脚部材同士をボルトで締結する連結過程を示す底面図であり、図6は、(a)は、前後の脚部材の連結と前後の脚部材と支柱をボルトで締結する状態を示す図5のC−C線の側断面図であり、図6(b)は、連結された前後の脚部材に支柱が連結された状態を示す図5のD−D線の側断面図である。
【0015】
以下、本実施例の説明において、図1に示されたテーブル1に対面した状態で見て、テーブル1の手前側を前方とし、テーブル1の奥行き側を後方とし、左手側を左方、右手側を右方として説明する。図1および図2に示されるように、テーブル1は、主に上面視横長矩形状に形成された天板2と、この天板2の長手方向を支持すべく前後に対向して左右方向に向けて延設された一対の連結フレーム19,20および天板2の左右両端側部を支持すべく左右に対向して前後方向に向く一対の支持杆9,10から構成される左右の支持フレーム8,8から成るフレーム構造と、この支持フレーム8,8が連結される左右の支柱3,3と該支柱3,3の下部に連結され床面60に設置された前後方向を向く一対の第1脚部材21および第2脚部材21’から成るベース脚5,5からなる脚体4,4と、左右の支持杆9,10の中間の対向面側に天板を支持する一対の取付具40,41と、両取付具40,41に掛け渡されフレーム構造の補強および天板2を支持する左右長手方向に延びる連結杆35と、から構成されている。
【0016】
このテーブル1は、例えば企業の会議室や図書館、学校等の教室にて利用可能になっている。第1脚部材21および第2脚部材21’には、それぞれアジャスタ33が設けられ、テーブル1の高さ調整を行えるようになっており、脚体4,4を床面60に対して安定して支持できるようになっている。
【0017】
連結フレーム19,20と支持杆9,10とは、前方側に配置の左右の支持杆9,9の前端に連結フレーム19が連結されるとともに、後方側に配置の左右の支持杆10,10の後端に連結フレーム20が連結されることで、上面視横長矩形状のフレームが構成され、このフレーム構造および取付具40,41と連結杆35を介して天板2が脚体4,4に支持される構成になっている。
【0018】
尚、本実施例において、連結フレーム19,20および支持フレーム8、そして脚体4はアルミ合金で成型されていることから、軽量で持ち運べ易く且つ強度的にも優れているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらの部材を他の材質として強度のある硬質のプラスチック材や木材であってもよい。
【0019】
後述において説明するが、第1脚部材21および第2脚部材21’は支柱3の下端から上方に向けてボルトで連結固定されており、同様に特に図示しないが、支持杆9,10は支柱3の上端から下方に向けてボルトで連結固定されたことで、フレーム構造の一部である前後の支持杆9,10と、脚体である支柱3および前後の第1脚部材21および第2脚部材21’とが、側面視エ字状に一体で構成されている。また、連結フレーム19,20の左右端部には、ABS樹脂材からなるカバー部材34が各々取り付け可能になっている。
【0020】
次に、第1脚部材21および第2脚部材21’について具体的に説明するが、両脚部材21,21’は同一の構造の脚部材からなり、一方の第1脚部材21を前方に配置して、他方の第2脚部材21’を前方の第1脚部材に対して後方に180度で回動した前後対称方向に配置し、両脚部材21,21’を連結することによって、前後方向を向くベース脚5を構成している。なお、第1脚部材21に各符号が付された部位に対応する第2脚部材21’の各部位には、第1脚部材21の符号に「’」を付すことで、第2脚部材21’の説明を割愛する。
【0021】
図3(a)に示されるように、第1脚部材21は前後方向に向けて先端側の足先部21aから、支柱3が上部で取り付けられる接続部23に向けて長手方向に成型されており、左右の両側端縁から垂下する逆凹字状の側壁21c,21cが形成されている。第1脚部材21下面21dの足先部21aにはアジャスタ33がボルト55で螺合され固着されている。接続部23の接続端面23aの左右位置の、一方には長手方向に突出する嵌合片24が設けられ、他方には長手方向に凹没される嵌合溝25が対で構成されており、図示しない第2脚部材21’の接続部23’に設けられた嵌合溝25’と嵌合片24’とで互いに嵌合可能な対称形状となっている。
【0022】
図4(b)、(C)に示されるように、嵌合片24および嵌合溝25には、嵌合面がそれぞれ下方に向かって広がるテーパ面24aおよびテーパ面25aが形成されており、嵌合片24の背面側には下向きに開口した開口部26が形成され、この嵌合片24にはテーパ面24aからこのテーパ面24aと直行する開口部26側方向に向けて連通するボルト用貫通孔24bが設けられている。一方、嵌合溝25のテーパ面25aには、このテーパ面25aと直行する背面側方向に向けてボルト孔25bが形成されている。
【0023】
尚、ボルト用貫通孔24bには両脚部材21,21’を連結するボルト51を貫通させ、ボルト孔25bはボルト51と螺合可能になっている。また、開口部26の大きさは、ボルト51を回動操作可能なスペースを有している。
【0024】
両側壁21c,21cの左右幅方向の中央位置からは、前後方向の略全範囲に渡って足先部21aから、支柱3が取り付けられる接続部23まで、リブ30が第1脚部材21の下面21dよりも下方に向けて突出するように垂設されている。このリブ30の突出寸法は、足先部21aから接続部23に向けて漸次大となるように垂設されており、接続部23の接続端面23aの嵌合片24と嵌合溝25の間まで延伸して、接続端面23aと面一で一体に設けられたリブ端面31が形成されている。この両側壁21c,21cの内側からは、左右幅方向の中央に向けて挟持片29,29が前後方向に所定間隔を空けて複数延設されており、リブ30の左右側面に固着され、第1脚部材21の全体の強度が高められ、支柱3を介した天板2上方からの荷重の支持強化かつ軽量化が図られている。
【0025】
図3(b)に示されるように、第1脚部材21の上面21eは接続部23の上部から足先部21aの方向に向けて下方に傾斜されており、この上面21eの接続部23側には床面60に平行な支持面28が形成されている。支持面28には、図4(b)にも示されるように、下面21d側の開口部26に上下方向で貫通されたボルト用貫通孔28aが形成され、同様に、図4(c)に示されるように、下方に開口した開口部27に上下方向で貫通されたボルト用貫通孔28bが形成され、後述のボルト53が挿通可能になっている。
【0026】
次いで、ベース脚5を構成する第1脚部材21と第2脚部材21’との連結過程について説明する。図4(a)に示されるように、第1脚部材21および第2脚部材21’の端部23a,23a’同士を、リブ30とリブ30’が前後直列となる位置で互いに対向させるとともに、嵌合片24を嵌合溝25’に、嵌合片24’を嵌合溝25に、前後方向で同列に重なるように配設する。
【0027】
図4(b)および図4(c)に示されるように、接続端面23a,23a’およびリブ端面31,31’は、互いが当接可能に垂直方向に面一で形成され、嵌合片24,24’が設けられた背面側の開口部26,26’面には、嵌合片24,24’のテーパ面24a,24a’および嵌合溝25、25’のテーパ面25a、25a’にそれぞれ平行なテーパ面26a,26a’が各々形成されている。
【0028】
そこで、第1脚部材21の嵌合片24を第2脚部材21’の嵌合溝25’に向けて、第2脚部材21’の嵌合片24’を第1脚部材21の嵌合溝25に向けて嵌合していくと、一方の嵌合片24のテーパ面24aが嵌合溝25’のテーパ面25a’に当接され、他方の嵌合片24’のテーパ面24a’が嵌合溝25のテーパ面25aに沿って当接され、嵌合片24,24’のボルト用貫通孔24b,24b’と嵌合溝25’,25とが連通状態となるようにする。そして、接続端面23aと接続端面23a’およびリブ端面31とリブ端面31’とが互いに当接される。
【0029】
図5に示されるように、リブ端面31とリブ端面31’が前後に整合して当接されるとともに、接続端面23aと接続端面23a’が相互に当接されると同時に、嵌合溝25’に嵌合片24が嵌合され、嵌合溝25に嵌合片24’が嵌合されることで、嵌合片24と嵌合片24’とが側面視で嵌合溝25’と嵌合溝25に相互にクロスした状態で嵌合されるので、第1脚部材21および第2脚部材21’が上下左右方向に移動不能に規制され仮固定される。
【0030】
次いで、図5および図6(a)に示されるように、嵌合片24の背面側の近傍に形成された開口部26からボルト用貫通孔24bに向けて、締結手段に相当するボルト51が挿通され、さらに、ボルト孔25b’に向けて螺合されていく。尚、ボルト51の取り付け作業を容易かつ確実に行うため本実施例では六角レンチ59を用いて作業が行われる。このように、開口部26を形成したことで、嵌合片24から嵌合溝25’に向けてボルト51を締結する際に、この開口部26を利用してボルト51の回動操作が行い易い構成になっている。
【0031】
そして、ボルト51が六角レンチ59の回動操作により、ボルト用貫通孔24bを介してボルト孔25b’に向けて螺合し締め込まれていくことで、嵌合片24が嵌合溝25’内に引き込まれ締結されるとともに、図5および図6(b)に示されるように、ボルト51が開口部26’からボルト用貫通孔24b’を介してボルト孔25bに向けて螺合し締め込まれていくことで、嵌合片24’が嵌合溝25内に引き込まれて締結される。嵌合溝25’に嵌合片24が嵌合され、嵌合溝25に嵌合片24’が嵌合されることで、一方の当接面(テーパ面24aとテーパ面25a’)が他方の当接面(テーパ面24a’とテーパ面25a)とが側面視で相互にクロスした方向に引き込まれるので、嵌合片24,24’と嵌合溝25’,25との圧着が非常に強固なものとなる。
【0032】
同様にして、この一対のボルト51,51の締め込みにより、対向する前後のリブ端面31とリブ端面31’および、同じく対向する接続端面23aと接続端面23a’の圧着も強固となる。このようにして、第1脚部材21と第2脚部材21’が左右の2箇所で連結されて、前後方向を向く堅固なベース脚5が構成される。尚、ベース脚5の前後端部を構成する足先部21a,21a’の設けられたアジャスタ33,33によって、左右の側壁21c,21c’および、その中央位置のリブ30,30’の下面が床面60から若干離間されている。
【0033】
図6(a)(b)に示されるように、側面視でクロスしたボルト51,51のボルト頭部51a,51aの受ける面であるテーパ面26a,26a’は、嵌合片24,24’および嵌合溝25’25のそれぞれに対面するテーパ面24a,25a’とテーパ面24a’,25a’に平行な面で形成されているため、ボルト51,51の螺合時に、各ボルト頭部51a,51aを受けるテーパ面26a,26a’に無理な負荷を加えることなく、各ボルト51,51の回動操作をより円滑に行えると共に、嵌合片と嵌合溝とに強い圧着作用を与えることができる。
【0034】
しかも、各ボルト51,51の締結後にボルト頭部51a,51aは、それぞれの開口部26,26’内に収納されるので、両脚部材21,21’を床面60に接地した際にボルト頭部51a,51aが床面60側に向けて突出されることはなく、床面60に対して傷を生じさせることが未然に防止されている。
【0035】
そして、第1脚部材21と第2脚部材21’の開口部26,27’,27,26’に形成されたボルト用貫通孔28a,28b’,28b,28a’に下方から上方に向けて4本のボルト53を上方に向けて挿通させ、両脚部材21,21’の上部の支持面28,28’に支柱3の下端3cを当接載置して、この支柱3の下端部に上下方向に向けて形成されたボルト穴3a,3b,3a,3bをボルト用貫通孔28a,28b’,28b,28a’と重なるように位置合わせをした後、六角レンチ59の回動操作により、各ボルト53をボルト穴3a,3b,3a,3bに螺合することで、支柱3が両脚部材21,21’の各左右2箇所で直に締結され、支柱と両脚部材との連結強度を高めることができる。
【0036】
しかも、各ボルト53で両脚部材21,21’を支柱3に締結する際に、脚部材21,21’の下向きに開口された開口部26,27’,27,26’から支柱3に向けて、各ボルト53をねじ込んで、これらボルト53の締結後にボルト頭部53aを各開口部26,27’,27,26’内に収納することで、両脚部材21,21’を床面60に接地した際にボルト頭部53aが床面60側に向けて突出されることはなく、床面60に傷を生じさせることが未然に防止される。このように、各々が下方から打ち込まれるボルト53によって、支柱3に対して直に締結されるので、例えばL字の取付金具等を別途用いることなく、支柱3と両脚部材21,21’の連結強度を高めることができ、天板2上方からの大きな荷重が加わった場合であっても、支柱3を介して天板2を安定して支持可能な撓みにくいベース脚5の構造となる。
【0037】
以上の説明により実施例では、ベース脚5を前後一対の両脚部材21,21’で構成し、両脚部材21,21’が連結した際に、リブ端面31,31’を同士が互いに当接した状態で連結し、ベース脚5を一つの支柱3に固着したことで、支柱3を介して大きな荷重が両脚部材21,21’に作用した際に、リブ30,30’同士が互いに衝合しあうので、両脚部材21,21’の撓みが低減される。また、一対の両脚部材21,21’でベース脚5が構成されたことで、例えば、天板2の大きさや形状、テーブル1に載置される物品の荷重に合わせて、両脚部材21,21’の前後方向の長さを任意に変更、交換できるとともに、その施工が容易に行える。また、両脚部材21,21’の両接続部23,23’の構造が対称形であるので、位置決めがし易く、部品の共用化によるコストの低減も図れる。
【0038】
このように、ベース脚5の前後方向の略全範囲にわたり両前後先端の足先部21a,21a’から支柱3が固着される接続部23,23’に向って下方への突出寸法が漸次大となるリブ30,30’が垂設されているので、上方からの大きな荷重が支柱3を介して、ベース脚5に加えられた場合であっても、支柱3直下の最も荷重の掛かる部分を突出寸法の大きいリブ30,30’で安定確実に支持することが可能となるので、両脚部材21,21’全体の上下寸法を大きくする必要がなく、しかもリブ30,30’が前後方向に延在しているので、ベース脚5の撓みも極力抑えられ、天板2の上部から加わる荷重に対しても強い支持強度を備えた脚体4となる。
【0039】
さらに、両脚部材21,21’を左右に側壁21c,21c’を備えた逆凹字状とすることで軽量化を図ると共に、この左右の両側壁21c,21c’から、挟持片29,29をリブ30,30’に固着したことで、リブ30,30’が各脚部材21,21’で強度的に補強された状態で保持されるので、支柱3からの大きな荷重が加わった場合にも、挟持片29,29に力を分散させることができる。また、リブ30,30’が、ベース脚5の幅方向における略中央位置から下向きに垂設さているので、ベース脚5を床面60に設置した際に、リブ30,30’の外側からの視認性を低くでき、外部からの見栄えも損なうことがない。
【0040】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、脚体4が天板2を支持するテーブルとして説明したが、テーブルに限らず机や、その他脚体4に支持されるキャビネット等の家具にも適用できる。
【0041】
また、上記実施例では、側壁21c,21c’からリブ30,30’に向けて、挟持片29,29’が延設されたことで、リブ30,30’が両脚部材21,21’内で強度的に補強される事から好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、リブ30,30’を左右幅方向に幅広に成型することで、挟持片29,29’を用いずに強度を高めても良い。
【0042】
また、上記実施例では、リブ30,30’をベース脚5の左右幅方向の中央位置から前後の両足先部21a,21a’まで延設することで、撓みを極力抑えているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、リブ30,30’の長さを互いが当接される位置から両足先部21a,21a’まで延設することなく短かな寸法であっても良い。
【0043】
また、上記実施例では、ベース脚5を一対の脚部材21,21’接続して構成しているが、一本の脚部材で構成しても良い。この場合、リブは、支柱が取り付けられる近傍が一番突出しており両端足先部に向かって突出寸法が小さくなっていることは実施例の構成と同じである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施例における脚体を用いたテーブルの全体像を示す斜視図である。
【図2】テーブルの分解組立斜視図である。
【図3】(a)は、天板を支持するベース脚の一方の脚部材を示す底面側からの斜視図であり、(b)は、脚部材の上面側からの斜視図である。
【図4】(a)は、前後の脚部材同士の係合前の状態を示す底面図であり、(b)は、A−A線を示す側断面図であり、(c)は、B−B線を示す側断面図である。
【図5】前後の脚部材同士をボルトで締結する連結過程を示す底面図である。
【図6】(a)は、前後の脚部材の連結状態を示すC−C線の側断面図であるとともに、前後の脚部材と支柱をボルトで締結する連結過程を示し、(b)は、連結された前後の脚部材に支柱が連結された状態を示すD−D線の側断面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 テーブル
2 天板
3 支柱(脚体の一部)
3a、3b ボルト穴
3c 下端
4 脚体
5 ベース脚(脚体の一部)
8 支持フレーム
9、10 前後の支持杆
19、20 連結フレーム
21 第1脚部材(前方のベース脚)
21’ 第2脚部材(後方のベース脚)
21a、21a’ 足先部
21c、21c’ 側壁
21d、21d’ 下面
21e、21e’ 上面
23、23’ 接続部
23a、23a’ 接続端面
24、24’ 嵌合片
24a、24a’ テーパ面
24b、24b’ ボルト用貫通孔
25、25’ 嵌合溝
25a、25a’ テーパ面
25b、25b’ ボルト孔
26、26’ 開口部
26a、26a’ テーパ面
27、27’ 開口部
28、28’ 支持面
28a、28a’ ボルト用貫通孔
28b、28b’ ボルト用貫通孔
29、29’ 挟持片
30、30’ リブ
31,31’ リブ端面
33 アジャスタ
34 カバー部材
35 連結杆
40、41 取付具
51 ボルト(締結手段)
51a ボルト頭部
53 ボルト
53a ボルト頭部
55 ボルト
59 六角レンチ
60 床面




 

 


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