米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 家具 -> 株式会社岡村製作所

発明の名称 滑り性に優れた商品陳列棚の棚板
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−82779(P2007−82779A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−275656(P2005−275656)
出願日 平成17年9月22日(2005.9.22)
代理人 【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男
発明者 大塚 千明
要約 課題
ガラスやアクリル等からなる透光性を有する棚板が透光性を損なうことなく、しかも長期間に渡って滑り性が持続でき、商品を棚板の表面に沿って容易かつ円滑に移動させることが可能な商品陳列棚を提供すること。

解決手段
商品Wを移動可能に載置した透光性を有する棚板2を備えた商品陳列棚であって、棚板2の上面に高滑り性能を有し、かつ透光性を有するシート材10が貼着されている。そして棚板2は枠体15に支持され、この枠体15の前後部材17,18に、棚板2の上面を左右方向に仕切る前後方向に延びた仕切材20が取り付けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
商品を移動可能に載置した透光性を有する棚板を備えた商品陳列棚であって、前記棚板の上面に高滑り性能を有し、かつ透光性を有するシート材を貼着したことを特徴とする商品陳列棚。
【請求項2】
前記棚板を前方に向かって下方に傾斜させた請求項1に記載の商品陳列棚。
【請求項3】
前記棚板の棚の左右方向の略全域にわたって設けられている請求項1または2に記載の商品陳列棚。
【請求項4】
前記棚板を支持する枠体を設け、該枠体の前後部材に、前記棚板の上面を左右方向に仕切る前後方向に延びた仕切材の前後端を取り付けた請求項1乃至3のいずれかに記載の商品陳列棚。
【請求項5】
前記枠体の前後部材に前記仕切材の前後端を取り付け可能な取付孔を左右方向に向けて複数形成した請求項4に記載の商品陳列棚。
【請求項6】
前記枠体の前方に左右方向に延びる落下防止手段を設けた請求項4または5に記載の商品陳列棚。
【請求項7】
前記枠体の側方に棚板の移動拘束手段を設けた請求項4乃至6のいずれかに記載の商品陳列棚。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品を移動可能に載置した透光性を有する棚板を備えた商品陳列棚に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、棚上に商品を載せた商品陳列棚では、模様替えや商品の一部が売れて、棚上に商品の空きスペースが生じた際、通常、商品を手で持ち上げて移動させ、前記空きスペースに商品を補充していた。しかし、手動で商品を持ち上げて移動させて補充する方法は多くの労力と時間を必要とする問題があり面倒であった。そこで、金属板表面にフッ素樹脂粉末を含有する塗膜を施すことで滑り性のある面を形成したものがあり(特許文献1)、この金属板を用いて棚板を構成したことにより棚板表面に滑り性を持たせ、棚板の傾斜面に沿って商品の自重で棚板の下流に移動されることで、常に商品陳列棚の前方には商品が陳列される構成になっている。
【0003】
【特許文献1】特許第3075117号公報(段落0026,段落0027、表1,図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、意匠性の観点あるいは商品の見栄えの向上を図るために、ガラスやアクリルからなる透光性を有する棚板を用いることがあり、この場合、特許文献1に記載の滑り性のある金属板を用いた棚板を適用しようとすると、ガラス等の透光性を有する棚板に滑り性のある金属板を載置しなければならず、ガラス製棚板の透光性を遮ることとなり、特に展示会等でこれら透光性を有する棚板を多段に設置した商品陳列棚に商品を載置しても、透光性が損なわれることで、ライトアップ等による商品の映え方に支障をきたす虞があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ガラスやアクリル等からなる透光性を有する棚板が透光性を損なうことなく、しかも長期間に渡って滑り性が持続でき、商品を棚板の表面に沿って容易かつ円滑に移動させることが可能な商品陳列棚を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の商品陳列棚は、商品を移動可能に載置した透光性を有する棚板を備えた商品陳列棚であって、前記棚板の上面に高滑り性能を有し、かつ透光性を有するシート材を貼着したことを特徴としている。
この特徴によれば、シート材は高滑り性能を有することで商品との摩擦抵抗力が低減されることから滑り性を長期間維持することが可能であり、且つガラスやアクリル等からなる透光性を有する棚板の特性である透光性を維持したまま使用できるので、意匠性の観点から美観を損なわず商品の見栄えが高められる。しかも、棚板が例えば破損しやすいガラスであった場合には、外部の衝撃等で棚板に外圧が加わり、万一ガラスの破損が生じることがあっても、棚板表面にはシート材が貼着されているので、ガラスの飛散が防止され安全性の高い保護膜を備えた棚板にもなる。
【0007】
本発明の請求項2に記載の商品陳列棚は、請求項1に記載の商品陳列棚であって、前記棚板を前方に向かって下方に傾斜させたことを特徴としている。
この特徴によれば、シート材の滑り性よって容易に棚板に載置した商品を自重によって自動的に移動させることができるので、たとえ従来の棚板では滑りにくい紙製の容器であっても前方への移動がスムーズとなる。
【0008】
本発明の請求項3に記載の商品陳列棚は、請求項1または2に記載の商品陳列棚であって、前記棚板の棚の左右方向の略全域にわたって設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、高滑り性能を有する棚板が棚の左右方向の略全域にわたって設けられているので、棚上のどの場所に商品を載置しても、商品を移動し易い商品陳列棚として利用できる。
【0009】
本発明の請求項4に記載の商品陳列棚は、請求項1乃至3のいずれかに記載の商品陳列棚であって、前記棚板を支持する枠体を設け、該枠体の前後部材に、前記棚板の上面を左右方向に仕切る前後方向に延びた仕切材の前後端を取り付けたことを特徴としている。
この特徴によれば、棚板に一切加工を施すことなく仕切材の取り付けが出来るため、棚板の滑り性および透光性に支障をきたす虞がなく、仕切材の前後方向に沿って商品が確実に案内される。
【0010】
本発明の請求項5に記載の商品陳列棚は、請求項4に記載の商品陳列棚であって、前記枠体の前後部材に前記仕切材の前後端を取り付け可能な取付孔を左右方向に向けて複数形成したことを特徴としている。
この特徴によれば、取付孔によって仕切材を複数箇所に設置して棚板を左右方向に複数区画できるとともに、棚板に陳列される商品の大きさや形状によって、これら仕切材の左右幅を適宜調整することができる。
【0011】
本発明の請求項6に記載の商品陳列棚は、請求項4または5に記載の商品陳列棚であって、前記枠体の前方に左右方向に延びる落下防止手段を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、棚板の傾斜面に沿って滑降される商品に勢いが生じた場合でも、棚板前端部の落下防止手段によって移動を阻止することができ商品の滑落が防止される。
【0012】
本発明の請求項7に記載の商品陳列棚は、請求項4乃至6のいずれかに記載の商品陳列棚であって、前記枠体の側方に棚板の移動拘束手段を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、移動拘束手段によって棚板の移動が拘束されるので、商品の移動時においても棚板にズレを生じさせることなく、長期に渡り商品が安定して支持される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は、本発明の実施例1における商品陳列棚の全体像を示す斜視図であり、図2は、棚板の分解組立斜視図であり、図3は、棚板の組立後に仕切材である案内棒を取り付ける過程を示す斜視図であり、図4(a)は、シート板の表面を示す要部拡大平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A線の断面図であり、図5(a)は、商品の取り出しにともなう他の陳列商品の移動過程を示す棚板の要部拡大側断面図であり、(b)は同じくその拡大斜視図である。この商品陳列棚は、展示会場や、スーパー、コンビニエンス・ストアー等の商品売り場に設置されており、商品陳列棚に複数の商品を数多く載置して、消費者が直に商品の取り出しを行えるようになっている。
【0015】
本発明の実施例1を図面に基づいて説明すると、商品陳列棚1は図1に示されるように、床面に載置台5が設けられ、載置台5の後方に床面から上下方向に延びる脚柱3が左右に一対にて所定間隔離間されて立設されている。両脚柱3,3の上端部には横架材8が挟持されるように設けられており、これら左右の脚柱3,3、載置台5、横架材8によって枠が構成されている。この枠の脚柱3間に背面板6が嵌合して取り付けられている。
【0016】
両脚柱3,3にはそれぞれ係合穴3aが上下方向に複数形成され、背面板6の所定の高さ位置には上下方向に棚板2が複数段(本実施例では3段)設けられている。これら棚板2は脚柱3の係合穴3aに予め取り付けられた従来公知の板金状のブラケット16を備える枠体15に支持されている。以下、本実施例では商品陳列棚1の正面側を前方とし、商品陳列棚1の背面側を後方として説明する。
【0017】
棚板2は後方から前方に向けて緩やかな傾斜するように支持されており、棚板2の前端部にはアクリル板などで構成された商品の落下防止手段である落下防止板4が設けられている。そして棚板2の全域に透光性を有しているシート材10が貼着されている。
【0018】
棚板2の棚板上面2dに沿って複数の商品W(本実施例では飲料等の紙パック商品)が前後方向に並べて陳列され、落下防止板4によって最前位置の商品Wの落下が防止されている。さらに、棚板2は意匠性の観点から美観を損なわず商品の見栄えが高められるガラスやアクリル等の透光性のある透光板が用いられ、本実施例においては、ガラス板を用いた例で説明する。
【0019】
図2に示されるように、棚板2および、これを支持する枠体15について具体的に説明すると、棚板2は上面視矩形のフラットな透光性を備えたガラス板で形成され、この上面には、棚板2と上面視同形の透光性を備えたシート材10が棚板の全域に渡って貼着されている。枠材15は左右方向に延びる板金の折曲形成による前端枠17と後端枠18と、前後方向に延びる板金の折曲形成による左右一対のブラケット16,16との4つの枠材から主に構成されている。
【0020】
前端枠17の上部には、後方に向けて開口されたメクラ穴の取付孔17aが左右の長さ方向に向けて複数形成されるとともに、後方に向けて棚板2の前端部を支持する支持片17eが延設されている。この支持片17eの後端から下方に向けて係合片17dが折曲形成されている。支持片17eの左右端部には上下に貫通するボルト孔17b,17bが形成されている。前端枠17の前端には上方に開口する取付溝17cが左右長さ方向に向けて形成されており、落下防止板4の下端部を挿し込むだけで取り付け可能になっている。
【0021】
後端枠18の上部には、前後方向に向けて貫通する丸形の取付孔18が左右の長さ方向に向けて複数形成されるとともに、前方に向けて棚板2の後端部を支持する支持片18eが延設されている。この支持片18eの前端から下方に向けて係合片18dが折曲形成されている。支持片18eの左右端部には上下に貫通するボルト孔18b,18bが形成され、この支持片18eの左右両側部からは上方に向けて棚板2の移動拘束手段である屈曲片18c,18cが折曲形成されている。
【0022】
一対のブラケット16,16は左右対称に構成されているため、左方のブラケット16のみ説明する。ブラケット16の上部には右方に向けて、前述の前後端枠17,18の左端部を支持する支持片16eが折曲形成され、支持片16eの前後端部には上下に貫通するボルト孔16b,16bが形成されている。ボルト孔16b,16bの近傍位置には、右方に開口する嵌合溝16d,16dが形成されている。
【0023】
次に、枠体15の組み立てについて説明すると、左右ブラケット16,16の前方のボルト孔16b,16bに前端枠17の左右のボルト孔17b,17bをそれぞれ重ね合わせ、支持片16e,16eの前端部に支持片17eを載置すると同時に、係合片17dを左右前方の嵌合溝16d,16dに嵌合し、この状態で2本のボルト22,22をボルト孔17b,17bを介して、ボルト穴16b,16bに螺合することで、前端枠17と左右ブラケット16,16が連結される。
【0024】
次いで、左右ブラケット16,16の後方のボルト孔16b,16bに後端枠18の左右のボルト孔18b,18bをそれぞれ重ね合わせるように、支持片16e,16eの後端部に支持片18eを載置すると同時に、係合片18dを左右後方の嵌合溝16d,16dに嵌合し、この状態で2本のボルト22,22をボルト孔18b,18bを介して、ボルト穴16b,16bに螺合することで、後端枠18と左右ブラケット16,16が連結され、枠体15の組み立てが完了する。そして、シート材10が貼着された棚板2の前後端部を、それぞれ前後端枠17,18の支持片17e,18eに載置する。尚、ブラケット16の支持片16eは後方から前方に向けて傾斜するように形成されているので、棚板2の載置時には、棚板2も傾斜することになる(図1参照)。
【0025】
図3に示されるように、棚板2が枠体15に一体に支持された状態においては、前後端枠17,18によって棚板2の前後移動が拘束されるとともに、後端枠18の左右側部の屈曲片18c,18cによって、棚板2の左右移動が拘束されるため、商品Wの移動時においても棚板2がずれることなく、長期に渡り商品Wを安定して支持することができる。
【0026】
そして、枠体15には棚板2よりも上部位置に若干離間され前後方向を向く複数本の金属製の棒状の仕切材20が、棚板上面2dを左右方向に区画するように取り付けられている。この仕切材20の取り付けについては、まず仕切材20の後端を後端枠18に形成された複数の取付孔18aのいずれかの取付孔18aに後方に向けて挿し込み、仕切材20の前端が前端枠17よりも内方に移動させ、仕切材20を棚板上面2dと平行にした状態で、移動方向を逆(前方)に変更して仕切材20の前端を前端枠17のメクラ穴の取付孔17aに挿し込むことで、容易に仕切材20を取り付けることができ、仕切材20の前後端部が取付孔17a,18a間で支持される。
【0027】
次に、シート材10について詳細に説明すると、図4(a)及び図4(b)に示されるように、シート材10は、ガラス等の透過性材質で形成された棚板2と、表面にエンボス加工が施されたエンボスシート12と、エンボスシート12の表面に塗布された塗膜13とで構成されている。エンボスシートの表面には複数の微小な突起14が形成されるとともに、このエンボスシート12の表面にケイ素樹脂を5〜10%の割合で含有させたポリエチレン樹脂が塗布されることで、塗膜13が形成されている。エンボスシート12は、接着剤等を用いて棚板2の上面に貼り付けられている。尚、本実施例では、塗膜13にケイ素樹脂が含有されていたが、ケイ素樹脂に限らず、フッ素樹脂またはモリブデンが塗膜13に含有されていてもよい。爆走
【0028】
図4(a)に示されるように、エンボスシート12の厚みはエンボス加工が施し易いように、0.2〜0.5mmで形成されている。更にこのエンボスシート12の表面に形成された複数の突起14は、同一直径(本実施例では0.2〜1.0mm)、及び同一高さ(本実施例では0.1〜0.4mm)で形成されており、それぞれの突起同士の間隔が0.5〜1.5mmで配置されている。尚、本実施例では突起14の面積に対する占有率は5〜60%の範囲内となっている。
【0029】
このようにして、棚板2の表面にエンボスシート12が貼り付けられ、かつエンボスシート12の表面に塗膜13が塗布されていることで、滑り性能が高められておりシート材10の上面に載置された商品Wを摺動し易い構成となっている。さらに、複数の突起14によってシート材10の上面の商品Wとの接触面積がより制限され摩擦抵抗を低く抑えている。
【0030】
次に、図5(a)に示されるように、前述の滑り性に優れたシート材10を備えた棚板2には、複数の商品Wが仕切材20に沿って前後に陳列されている。そこで、最前列の商品Wが利用者によって抜き取られると、シート材10の高滑り性能により陳列された複数の商品Wが自重によって棚板2の棚板上面2dに沿って前方に円滑に移動されていく。
【0031】
そこで、例えば商品を棚板2に補充する店員は、棚板2上の商品Wを並び直す手間が省けるとともに、特に図示しないが、陳列された商品Wの最後部の後方のスペースより新たな商品Wを補充するだけで、常に商品を棚板2の前端枠17側に位置させることができるとともに、店の利用者に棚板2の後方まで手を伸ばさせて商品Wを取らせる手間も生じさせない。
【0032】
この図示される商品Wのように紙製の容器であっても、シート材10の表面に形成された複数の突起14は微小に形成されているため(図4参照)、商品Wの移動時においても引っ掛かりを生じさせない構成となっており、棚板2の前方向への移動がスムーズに行われる。また、棚板上面2dに沿って滑降される商品に勢いが生じた場合でも、前端枠17の落下防止板4(落下防止手段)によって移動を阻止することができ商品Wの滑落が防止されている。
【0033】
このようにして、シート材10は高滑り性能を有することで商品Wとの摩擦抵抗力が低減されることから、滑り性を長期間維持することが可能であり、且つガラスやアクリル等からなる透光性を有する棚板2の特性である透光性を維持したまま使用できるので、意匠性の観点から美観を損なうことなく商品の見栄えを高めることができる。
【0034】
しかも、本実施例のように例えば棚板2が破損しやすいガラス製であった場合には、外部の衝撃等で棚板2に外圧が加わり、万一ガラスの破損が生じることがあっても、棚板2表面にはシート材10が貼着されているので、ガラスの飛散が防止され安全性の高い保護膜を備えた棚板2にもなる。
【0035】
さらに、図5(b)に示されるように、シート材10を備えた棚板2を棚の全域に渡って設けたことで、シート材10のどの位置に商品Wが載置された場合であっても、シート材10の高滑り性能により商品Wの自重で前方に移動させることができる。そして、仕切材20を取り付ける取付孔17a,18aが複数形成されたことで、仕切材20を複数箇所に設置して棚板2を左右方向に複数区画できるとともに、棚板2に陳列される商品Wの大きさや形状によって、これら仕切材20の左右幅を適宜調整することが可能となっている。
【0036】
しかも、仕切材20の取り付けに際しては、棚板2に一切加工が施されることなく取り付けができるため、棚板2の滑り性および透光性に支障をきたす虞なく、仕切材20の前後方向に沿って各商品Wが陳列の順番に沿って確実に案内される(図1参照)。なお、商品Wの前方移動による摺動によって、シート材10に前方へ向けて摩擦が加えられても、シート材10は接着材等により棚板2に強固に接合されているので、シート材10が前方に滑り落ちる恐れもない。
【実施例2】
【0037】
次に、本発明の実施例2を図6に基づいて説明する。図6は、本発明の実施例2における棚板を示す斜視図である。なお、以下の実施例2において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
【0038】
図6に示されるように、枠体15’の一部を構成する前端枠17’および後端枠18’には、上下に延びる矩形の取付孔17a’,18a’が左右の長さ方向に向けて複数形成されている。仕切材21には板金状の金属板材が用いられ、この仕切材21の後端を取付孔18a’に挿し込んで、さらに仕切材21の前端を取付孔17a’に挿し込むだけで容易に取り付けが完了される。
【0039】
そして、複数本の仕切材21で棚板上面2dが左右方向に複数区画され、商品Wを前後方向に安定した状態で陳列することが可能になる。したがって、本発明の仕切材は前述した棒状の仕切材20[図5(b)参照]の以外にも、板金形状の仕切材21を用いることで耐久強度に優れた仕切材21を提供できる。
【実施例3】
【0040】
次に、本発明の実施例3を図7に基づいて説明する。図7は、本発明の実施例3における棚板を示す平面図である。なお、以下の実施例3において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
【0041】
図7に示されるように、2本の仕切材20,20は、上面視逆ハ字になるように前後端枠17,18に取り付けられ、例えば、缶類の商品Wwが両仕切材20,20間の棚板上面2dに複数載置されている。そこで、前方の商品Wwが一つ取り出されると、後方の商品Wwが棚板上面2dに沿って前方に移動されるとともに、仕切材20,20に沿って前方中央方向に案内される。
【0042】
つまり、棚板2に商品Wwを補充する店員は、棚板2の後方から商品Wwを載置するだけで、複数の商品Wwが自動的に前方に陳列されるので、棚板2上の商品Wwを並び直す手間が省ける。この仕切材20,20の取り付け形態では、特に仕切で区画された領域毎に同一の商品Wwを複数陳列する場合に有効である。
【0043】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、シート材10として複数の突起14に塗膜13を形成したエンボスシート12から成るシートを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シート材としては高滑り性能を有するシート状のものであればどの様なものでもよい。
【0044】
また、上記実施例では、棚板2を傾斜させて商品Wを自重によって前方に移動させているが、本発明はこれに限定されるものではなく、棚板を傾斜しないタイプの商品陳列棚にも適用することもできる。この場合にも棚板には高滑り性を有するシート材が貼着されているために、店員が棚板上に載置された商品を移動する際にも、特に大きな力を加えなくとも数多くの商品を一度に移動でき手間が省ける。
【0045】
また、上記実施例では、枠体15に前後方向を向く仕切材20を複数設けたことにより、商品Wが左右の両仕切材20,20に沿って、棚板上面2dの前後方向に案内されることから好ましいが、枠体15に仕切材20を設けずに使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施例1における商品陳列棚の全体像を示す斜視図である。
【図2】棚板の分解組立斜視図である。
【図3】棚板の組立後に仕切材である案内棒を取り付ける過程を示す斜視図である。
【図4】(a)は、シート板の表面を示す要部拡大平面図であり、(b)は、(a)のA−A線の断面図である。
【図5】(a)は、商品の取り出しにともなう他の陳列商品の移動過程を示す棚板の要部拡大側断面図であり、(b)は同じくその拡大斜視図である。
【図6】本発明の実施例2における棚板を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例3における棚板を示す平面図である。
【符号の説明】
【0047】
1 商品陳列棚
2 棚板(実施例1)
2’ 棚板(実施例2)
2d 棚板上面
3 脚柱
3a 係合穴
4 落下防止板(落下防止手段)
5 載置台
6 背面板
8 横架材
10 シート材(旧:シート板)
12 エンボスシート
13 塗膜
14 突起
15、15’ 枠体
16 ブラケット
16b ボルト穴
16d 嵌合溝
16e 支持片
17、17’ 前端枠(枠体の前部材)
17a、17a’ 取付孔
17b ボルト孔
17c 取付溝
17d 係合片
17e 支持片
18、18’ 後端枠(枠体の後部材)
18a、18a’ 取付孔
18b ボルト孔
18c 屈曲片(移動拘束手段)
18d 係合片
18e 支持片
20 棒状の仕切材(実施例1)
21 板金状の仕切材(実施例2)
22 ボルト
W、Ww 商品




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013