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発明の名称
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−37927(P2007−37927A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2005−228299(P2005−228299)
出願日 平成17年8月5日(2005.8.5)
代理人 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一
発明者 関川 秀峰 / 中村 健治
要約 課題
天板を水平位置としたときにも、ガススプリングが、水平の天板に対して、十分な傾斜角度を維持することができ、もって、天板を安定して支持することができるとともに、天板の下方に、大きな下肢空間を確保することができ、しかも、操作性および使い勝手がよい机を提供する。

解決手段
脚体2より前方に向けて延出する天板支持体6の前端部に、天板20の中間部を、左右方向を向く軸22をもって枢着し、天板20の下面後部に、前後方向を向く凹部25を設け、この凹部25に、前端部を天板支持体6に枢着され、伸縮することにより天板20を上下方向に回動させる、前後方向を向く油圧ロック付きガススプリング24の後端部を嵌合し、この後端部を、凹部25内において、左右方向を向く軸28をもって天板20に枢着する。
特許請求の範囲
【請求項1】
脚体より前方に向けて延出する天板支持体の前端部に、天板の中間部を、左右方向を向く軸をもって枢着し、前記天板の下面における前記軸より後方の部分に、前後方向を向く凹部を設け、前記凹部に、前端部を前記天板支持体に左右方向を向く軸をもって枢着され、伸縮することにより天板を上下方向に回動させる前後方向を向く天板支持用の油圧ロック付きガススプリングの後端部を嵌合し、この後端部を、前記凹部内において、左右方向を向く軸をもって天板に枢着したことを特徴とする机。
【請求項2】
ガススプリングの油圧ロック解除操作手段を、天板の前部下面に設けたことを特徴とする請求項1記載の机。
【請求項3】
天板支持体が、後端部が脚体に、また前端部が昇降体にそれぞれ枢着された上下1対のリンクアームを有する左右1対の平行リンク機構と、左右の昇降体同士を連結する連結杆とを有し、前記リンクアームを上下方向に回動させることにより、前記昇降体が昇降するようにし、前記昇降体に天板を枢着し、かつ前記連結杆に、ガススプリングの前端部を枢着した請求項1または2記載の机。
【請求項4】
天板支持体が、側面視においてリンクアームに対して交差する方向を向くようにして、一端が脚体に、かつ他端が連結杆にそれぞれ枢着された昇降用の油圧ロック付きガススプリングを有し、天板の前部における一方の側部の下面に、前記昇降用のガススプリングの油圧ロック解除操作手段を設け、かつ他方の側部の下面に、天板支持用のガススプリングの油圧ロック解除操作手段を設けた請求項3記載の机。
【請求項5】
ガススプリングの油圧ロック解除操作手段が、天板の下面に沿う側方に引かれることにより、ガススプリングの油圧ロックを解除しうるようにした操作レバーを備えるものとした請求項2、またはそれに従属する3もしくは4に記載の机。
【請求項6】
天板支持体の前端部に、天板の重心より前方の部分を、左右方向を向く軸をもって枢着し、前記天板の重心より後方の部分と、天板支持用のガススプリングの後端部とを、左右方向を向く軸をもって枢着した請求項1〜5のいずれかに記載の机。
【請求項7】
天板の前縁を、後方に向かって凹入する平面視凹円弧状に形成し、かつ天板の両側縁を、平面視において後方に向かってハ字状に拡開させることにより、天板の重心を、天板の前後寸法の中心点より後方に位置させた請求項1〜6のいずれかに記載の机。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、天板の傾斜角度を調節可能とした机に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の机に類似するものとしては、例えば、左右1対の脚支柱の上端部に、天板を、水平な使用位置と、垂直な退避位置とに回動可能として枢着し、左右の脚支柱同士を連結する連結部材の中間部と、天板の下面に固着した前フレームとに、前後方向を向くダンパー装置(ガススプリング)の各端部を連結し、天板の回動に制動力を付与して、天板が各終端位置に達したときの衝撃を緩和するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−275032号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記特許文献1に記載されている机においては、ダンパー装置における天板側への連結端部が、天板の下面に設けた前フレームに枢着されているので、天板を使用位置としたとき、このダンパー装置全体、および前フレームが、天板の下面より下方に突出し、テーブルの前方に配置した椅子の着座者のための下肢空間を狭め、ときには、上記着座者の足がダンパー装置に当たって、不快感を与えるおそれがある。
【0004】
また、上記机は、使用位置と退避位置との2位置間を回動するだけで、中間の傾斜位置で停止させることは意図しておらず、また、ダンパー装置は、単なる制動および緩衝装置として作用するだけであるが、このダンパー装置を油圧ロック付きのガススプリングと置換して、天板を任意の傾斜位置でも停止しうるようにする場合は、天板を水平位置としたとき、ガススプリングが、水平の天板に対してなるべく大きい傾斜角度を維持するようにすることが、力学的に望ましい。
しかし、天板を水平位置としたときに、ガススプリングが、水平の天板に対してなるべく大きい傾斜角度をなすようにすると、上記下肢空間がますます狭められることになる。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、天板を水平位置としたときにも、ガススプリングが、水平の天板に対して、十分な傾斜角度を維持することができ、もって、天板を安定して支持することができるとともに、天板の下方に、大きな下肢空間を確保することができ、しかも、操作性および使い勝手がよい机を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 脚体より前方に向けて延出する天板支持体の前端部に、天板の中間部を、左右方向を向く軸をもって枢着し、前記天板の下面における前記軸より後方の部分に、前後方向を向く凹部を設け、前記凹部に、前端部を前記天板支持体に左右方向を向く軸をもって枢着され、伸縮することにより天板を上下方向に回動させる前後方向を向く天板支持用の油圧ロック付きガススプリングの後端部を嵌合し、この後端部を、前記凹部内において、左右方向を向く軸をもって天板に枢着する。
【0007】
(2) 上記(1)項において、ガススプリングの油圧ロック解除操作手段を、天板の前部下面に設ける。
【0008】
(3) 上記(1)または(2)項において、天板支持体が、後端部が脚体に、また前端部が昇降体にそれぞれ枢着された上下1対のリンクアームを有する左右1対の平行リンク機構と、左右の昇降体同士を連結する連結杆とを有し、前記リンクアームを上下方向に回動させることにより、前記昇降体が昇降するようにし、前記昇降体に天板を枢着し、かつ前記連結杆に、ガススプリングの前端部を枢着する。
【0009】
(4) 上記(3)項において、天板支持体が、側面視においてリンクアームに対して交差する方向を向くようにして、一端が脚体に、かつ他端が連結杆にそれぞれ枢着された昇降用の油圧ロック付きガススプリングを有し、天板の前部における一方の側部の下面に、前記昇降用のガススプリングの油圧ロック解除操作手段を設け、かつ他方の側部の下面に、天板支持用のガススプリングの油圧ロック解除操作手段を設ける。
【0010】
(5) 上記(2)項、またはそれに従属する(3)もしくは(4)項において、ガススプリングの油圧ロック解除操作手段が、天板の下面に沿う側方に引かれることにより、ガススプリングの油圧ロックを解除しうるようにした操作レバーを備えるものとする。
【0011】
(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、天板支持体の前端部に、天板の重心より前方の部分を、左右方向を向く軸をもって枢着し、前記天板の重心より後方の部分と、天板支持用のガススプリングの後端部とを、左右方向を向く軸をもって枢着する。
【0012】
(7) 上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、天板の前縁を、後方に向かって凹入する平面視凹円弧状に形成し、かつ天板の両側縁を、平面視において後方に向かってハ字状に拡開させることにより、天板の重心を、天板の前後寸法の中心点より後方に位置させる。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の発明によると、天板の下面に凹部を設け、そこにガススプリングの後端部を嵌合して、天板に枢着してあるので、天板を水平位置としたときに、天板の上面からガススプリングの下端までの上下寸法を大とすることなく、天板に対するガススプリングの傾斜角度を十分大とすることができ、もって、天板を安定して支持することができるとともに、天板の下方に、大きな下肢空間を確保することができる。
【0014】
請求項2記載の発明によると、ガススプリングの油圧ロック解除操作手段を、天板の前部下面に設けてあるので、片手で操作手段を操作しつつ、天板の前端部を上下動させて、天板の傾斜角度を変更することができ、操作性がよい。
【0015】
請求項3記載の発明によると、天板を、傾斜角度変更できるだけでなく、昇降させることもでき、しかも、天板支持体であるリンクアーム等は、天板の下方の両側部に集約して配設され、天板の中央部の下方には、連結杆(場合によってはガススプリングも)が存在するだけであるので、天板の下方に、使用者のための大きな下肢空間を確保することができる。
【0016】
請求項4記載の発明によると、天板を、傾斜角度変更できるだけでなく、昇降させることもでき、しかも、天板の前部両側部を両手で上下から掴み、その一方の手で、昇降用のガススプリングの油圧ロック解除操作手段を操作し、かつ他方の手で、天板支持用のガススプリングの油圧ロック解除操作手段を操作して、天板の昇降と傾斜角度の調整とを、同時期に、相前後して、自然な動作で楽に行うことができる。
【0017】
請求項5記載の発明によると、同じ手で、操作レバーを引きつつ、天板を上下から掴むことができるので、操作性がよい。
【0018】
請求項6記載の発明によると、天板の重心より前方の部分を、天板支持体の前端部に枢着し、かつ天板の重心より後方の部分を、ガススプリングにより支持するようにしてあるので、天板およびその上に載置したものを安定して支持することができる。
【0019】
請求項7記載の発明によると、天板の重心が、天板の前後寸法の中心点より後方に位置するので、天板を、脚体より前方に大きく延出させた状態でも、安定して支持することができるとともに、机の使用時に、天板が、その前端の凹部内に位置した使用者を中心として、ほぼ扇形に展開するので、使い勝手がよく、特に、天板上に多数のOA機器を載置して、マルチ操作する場合等に好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の斜視図、図2は、同じく天板と補助天板とを取り除いた支持フレームの斜視図である。
【0021】
支持フレーム(1)は、側面視倒立T字状をなす左右1対の脚体(2)(2)と、各脚体(2)の上端に固着され、脚体(2)の一部をなす前後方向を向く支持杆(3)(3)と、左右の支持杆(3)(3)の前端部同士および後端部同士を連結する前後の横連結杆(4)(5)と、左右の支持杆(3)(3)の前部に、前方(以下、図1および図2の斜め左下方を前として説明する)を向くように取付けられた天板支持体(6)とを備えている。
【0022】
脚体(2)は、前後方向を向くベース脚(2a)と、その中央よりも若干後部側において起立する、平面視概ね楕円形断面の脚柱(2b)とからなっている。ベース脚(2a)の前後の端部の下面には、高さ調整用のアジャスタ(2c)が設けられている。
【0023】
図5に示すように、後方の横連結杆(5)の前面には、上面が開口する左右方向を向く樋状の配線ダクト(7)が設けられており、その上方には、配線ダクト(7)の上面開口部の前部を覆うように、カバー部材(8)が、左右の支持杆(3)(3)の内面間に、着脱自在に架設されている。
【0024】
図2〜図4に示すように、上記天板支持体(6)は、左右1対の支持杆(3)(3)の前端部に、上下方向に回動可能に装着された、前方を向く左右1対の平行リンク機構(9)(9)を備えている。
【0025】
左右の平行リンク機構(9)(9)は、左右の支持杆(3)(3)の前端部に一体的に形成した軸受部(10)(10)により回動自在に枢支され、かつ前方の横連結杆(4)内を挿通する左右方向を向く1本の基軸(11)(図5参照)の各端部に後端部が固嵌された前方を向く第1リンクアーム(12)と、その内方において、後端が支持杆(3)の前端上部に設けられた上向突部(13)に、左右方向を向く枢軸(14)をもって回動自在に枢支された、第1リンクアーム(12)よりも上位に位置する段違いの第2リンクアーム(15)と、第1、第2リンクアーム(12)(15)が互いに平行をなすようにして、その前端部に左右方向を向く軸(16)(17)をもって連結された側面視ほぼT字状をなす昇降体(18)とを備えている。
【0026】
左右の昇降体(18)(18)の上端後部同士は、左右方向を向く連結杆(19)をもって互いに連結されている。
左右の昇降体(18)(18)の上端前部には、天板(20)の下面両側部に固着した前後方向を向くブラケット(21)(21)の前端部が、天板(20)の重心(G)より前方において、左右方向を向く軸(22)をもって枢着されている。
【0027】
連結杆(19)の中央部と、横連結杆(4)の中央部とには、連結杆(19)を介して、天板(20)を上昇する方向に付勢する昇降用の油圧ロック付きガススプリング(23)の各端部が、側面視においてガススプリング(23)がリンクアーム(12)(15)に対して交差する方向を向くようにして連結されている。
また、ガススプリング(23)の側方において、横連結杆(4)と、天板(20)における重心(G)より後方の部分とには、天板(20)の後部を上向きに付勢する天板支持用の油圧ロック付きガススプリング(24)の前後の端部が、左右方向を向く軸(28a)(28b)をもって枢着されている。
【0028】
図1に示すように、天板(20)の前縁は、後方に向かって凹入する平面視凹円弧状に形成され、天板(20)の後縁は、後方に向かって膨出する平面視凸円弧状に形成され、天板の両側縁は、平面視において後方に向かってハ字状に拡開させられており、天板(20)は、平面視ほぼ扇形をなしている。
より正確には、天板(20)の両側縁は、前方に向かうにしたがって漸次内方に湾曲する円弧面をなしており、その天板(20)の前端部には、若干軟質のエラストマ樹脂等よりなる手置き部(20a)が一体的に形成されている。
手置き部(20a)の外周部は、その下面を斜め外上方を向く傾斜面としてある。
【0029】
天板(20)をこのような形状としたことにより、天板の重心(G)は、天板の前後寸法の中心点(C)より後方に位置し、それによって、天板(20)を、脚体(2)より前方に大きく延出させた状態でも、安定して支持することができる。また机の使用時に、天板(20)が、その前端の凹部内に位置した使用者を中心として、ほぼ扇形に展開するので、使い勝手がよく、特に、天板(20)上に多数のOA機器を載置して、マルチ操作する場合等に好適である。
【0030】
図5および図6に示すように、天板(20)の下面には、ガススプリング(24)の後端部が嵌合する前後方向に長い凹部(25)と、ガススプリング(24)の前端部における後述する作動レバー(33)の上部等が嵌合する凹部(26)とが設けられている。
ガススプリング(24)の後端部は、凹部(25)内の後端部に設けたブラケット(27)に、左右方向を向く軸(28b)をもって枢着されている。
【0031】
ガススプリング(23)(24)は、公知の油圧ロック付きのものでよく、図7に示すように、その前端部に設けた突軸状のバルブ(29)を、後述する油圧ロック解除操作手段(30)(31)にワイヤ(32)をもって連結された作動レバー(33)により押動することによって、内蔵されたガス圧またはばね(図示略)の付勢力により、伸張する方向に付勢された状態で、自由に伸縮することができ、バルブ(29)の押動を解除すると、バルブ(29)が突出して、ロック状態に復帰し、そのときの長さのままで伸縮不能となるようになっている。
ワイヤ(32)は、アウターチューブ(34)内を通って、油圧ロック解除操作装置(30)(31)に導かれている。
【0032】
図7に示すように、昇降用のガススプリング(23)を操作する油圧ロック解除操作装置(30)は、天板(20)の前部における右側部下面に、また天板支持用のガススプリング(24)を操作する油圧ロック解除操作装置(31)は、天板(20)の前部における左側部下面に、それぞれ設けられている。
【0033】
両油圧ロック解除操作装置(30)(31)は、左右対称の同一構造であり、それぞれが、天板(20)の前部の隅部下面に、その側端縁とほぼ同方向を向くように斜め前後方向に傾斜させて形成された凹部(35)に嵌合され、かつ周縁の鍔部(36a)が天板(20)の下面にねじ止めされた保持枠(36)と、この保持枠(36)内に、上下方向を向く軸(37)をもって枢着され、所要角度だけ回動可能として収容された操作レバー(38)とを備えている。
【0034】
アウターチューブ(34)における油圧ロック解除操作装置(30)(31)側の端末は、保持枠(36)の内側の側面における前後方向の中間部に支着され、かつその端末から保持枠(36)に向かって延出するワイヤ(32)の端末は、操作レバー(38)における前後方向の中間部に支着されている。
操作レバー(38)における軸(37)から離れた遊端部側の下面には、方形の凹部とした手掛け部(38a)が設けられており、この手掛け部(38a)に指を掛けて、操作レバー(38)を天板(20)の下面に沿って外側方に回動させることにより、ワイヤ(32)を牽引して、ガススプリング(23)(24)をロック解除することができる。
【0035】
図3〜図5に示すように、天板(20)の後方には、横長の補助天板(39)が、その左右両側部下面に設けた1対の脚杆(40)(40)を、左右の支持杆(3)(3)を貫通して、脚体(2)(2)内に高さ調節可能として嵌合することにより、支持されている。
この補助天板(39)の前縁は、天板(20)の後縁と補形をなすように、平面視において後方に凹入する円弧状をなし、後縁は、天板(20)の後縁と同様に、後方に向かって膨出する平面視凸円弧状をなしている。
【0036】
この実施形態においては、上記のように、天板(20)の重心(G)より前方の部分を、天板支持体(6)の前端部に枢着し、かつ天板(20)の重心(G)より後方の部分を、ガススプリング(24)により支持するようにしてあるので、天板(20)およびその上に載置したものを安定して支持することができる。
【0037】
また、上記構成と、ガススプリング(24)の油圧ロック解除操作装置(31)を、天板(20)の前部下面に設けたこととを組み合わせたことにより、天板(20)の前部を掴んだ手で、ガススプリング(24)の油圧ロック解除操作装置(31)を操作しつつ、天板(20)の前部を昇降させて、天板(20)の傾斜角度の変更作業を、自然な動作で楽に行うことができる。
【0038】
さらに、上記の構成に、ガススプリング(23)とその油圧ロック解除操作装置(30)とを組み合わせたことにより、天板(20)の前部両側部を、両手で上下から掴み、その一方の手で、昇降用のガススプリング(23)の油圧ロック解除操作装置(30)を操作し、かつ他方の手で、天板支持用のガススプリング(24)の油圧ロック解除操作装置(31)を操作して、天板(20)の昇降と傾斜角度の調整とを、同時期に、相前後して、自然な動作で楽に行うことができる。
【0039】
この天板(20)の支持機構は、天板(20)の下方の両側部に集約して配設され、天板(20)の中央部の下方には、連結杆(19)とガススプリング(23)(24)が存在するだけであるので、天板(20)の下方に、使用者の足を収容するための大きな空間を確保することができる。
【0040】
また、ガススプリング(23)(24)の油圧ロック解除操作装置(30)(31)が、天板(20)の下面に沿う側方に引かれることにより、ガススプリング(23)(24)のロック状態を解除しうるようにした操作レバー(33)を備えるものとしてあるので、同じ手で、操作レバー(38)を引きつつ、天板(20)を上下から掴むことができるので、操作性がよい。
【0041】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、天板(26)を支持する天板支持体(6)を、左右1対の平行リンク機構(9)(9)を備えるものとしてあるが、例えば、左右の脚体(2)(2)の上部より前方に向かって延出する単なるアームとしてもよい。
【0042】
また、平行リンク機構(9)を上向きに付勢したり、その回動を停止させたりする昇降用のガススプリング(23)を省略し、天板(20)を下限位置と上限位置に停止させうる適宜のストッパ手段を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施形態の外観斜視図である。
【図2】同じく、天板と補助天板とを取り除いた支持フレームの斜視図である。
【図3】同じく、天板および補助天板を下限位置としたときの側面図である。
【図4】同じく、天板および補助天板を上昇させたときの側面図である。
【図5】同じく、天板を水平としたときの要部の縦断側面図である。
【図6】同じく、天板を前下がり傾斜状態としたときの要部の縦断側面図である。
【図7】同じく、天板を想像線で示す要部の平面図である。
【符号の説明】
【0044】
(1)支持フレーム
(2)脚体
(2a)ベース脚
(2b)脚柱
(2c)アジャスタ
(3)支持杆
(4)(5)横連結杆
(6)天板支持体
(7)配線ダクト
(8)カバー部材
(9)平行リンク機構
(10)軸受部
(11)基軸
(12)第1リンクアーム
(13)上向突部
(14)枢軸
(15)第2リンクアーム
(16)(17)軸
(18)昇降体
(19)連結杆
(20)天板
(20a)手置き部
(21)ブラケット
(22)軸
(23)(24)ガススプリング
(25)(26)凹部
(27)ブラケット
(28a)(28b)軸
(29)バルブ
(30)(31)油圧ロック解除操作装置
(32)ワイヤ
(33)作動レバー
(34)アウターチューブ
(35)凹部
(36)保持枠
(36a)鍔部
(37)軸
(38)操作レバー
(38a)手掛け部
(39)補助天板
(40)脚杆
(C)中心点
(G)重心




 

 


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