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発明の名称 ミスト洗浄装置付き浴槽
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−117320(P2007−117320A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−312009(P2005−312009)
出願日 平成17年10月26日(2005.10.26)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 北村 仁史 / 六嶋 一雅 / 山口 重行 / 前田 康成 / 北地 範行 / 伊藤 良泰 / 柴田 尚紀
要約 課題
水道水等の水を入れる必要がなくこれらの水をミスト発生部に供給するための装置や労力が不要となるとともに、排水する浴水を使用可能となって節水を実現できるミスト洗浄装置付き浴槽を提供する。

解決手段
洗剤の原液44を水に溶解又は混合した洗剤液5をミスト発生部40にて洗剤ミストにして浴槽内又は浴室内に飛散させ、浴槽壁1又は浴室壁の表面に洗剤ミストを付着させることにより前記表面に付着した汚れを浮かせて洗浄するミスト洗浄装置付き浴槽である。浴槽壁1に浴水を取り込む取込口60を形成すると共に該取込口60より取り込んだ浴水を溜める浴水貯留部6を設け、該浴水貯留部6に溜めてある浴水をミスト発生部40に搬送する浴水搬送手段7を備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】
洗剤の原液を水に溶解又は混合した洗剤液をミスト発生部にて洗剤ミストにして浴槽内又は浴室内に飛散させ、浴槽壁又は浴室壁の表面に洗剤ミストを付着させることにより前記表面に付着した汚れを浮かせて洗浄するミスト洗浄装置付き浴槽であって、浴槽壁に浴水を取り込む取込口を形成すると共に該取込口より取り込んだ浴水を溜める浴水貯留部を設け、該浴水貯留部に溜めてある浴水をミスト発生部に搬送する浴水搬送手段を備えて成ることを特徴とするミスト洗浄装置付き浴槽。
【請求項2】
洗剤の原液を水に溶解又は混合した洗剤液をミスト発生部にて洗剤ミストにして浴槽内又は浴室内に飛散させ、浴槽壁又は浴室壁の表面に洗剤ミストを付着させることにより前記表面に付着した汚れを浮かせて洗浄するミスト洗浄装置付き浴槽であって、浴槽の排水口から排水する浴水を引き込んで溜める浴水貯留部を設け、該浴水貯留部に溜めてある浴水をミスト発生部に搬送する浴水搬送手段を備えて成ることを特徴とするミスト洗浄装置付き浴槽。
【請求項3】
浴水貯留部に排水口および排水弁を設けるとともに、ミスト洗浄が終了した際に浴水貯留部の浴水を排水するように前記排水弁を自動で開くように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項2記載のミスト洗浄装置付き浴槽。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽壁の汚れを洗剤液を微粒子状にした洗剤ミストによって洗浄するミスト洗浄装置付き浴槽に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、浴槽壁の表面に付着した汚れを除去するのには手間がかかり、殊に入浴後の浴槽壁に付着した垢の除去は不愉快で面倒な作業であった。
【0003】
従来より、浴槽壁等の浴室の汚れを除去するための洗浄システムとして、浴室の上部に設置したスプレーノズルから洗剤をスプレーし、その後、水噴霧ノズルから水を霧状に噴霧して洗剤をすすぐものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところが、上記特許文献1に示された洗浄システムでは、洗剤用のスプレーノズルと水噴霧ノズルとがそれぞれ必要となり、設備コストが高くつくだけでなく、浴槽壁の細部には洗剤が浸透しないものであった。殊に洗剤や水の行き渡らない陰になる部分は汚れが除去され難く十分な洗浄ができないという課題を有していた。
【特許文献1】特開2002−253440号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで出願人は、浴槽にミスト発生部を設け、ミスト発生部にて洗剤液のミストを発生させて浴槽内空間に吐出することで浴槽壁のミスト洗浄を行うミスト洗浄装置付き浴槽を発明した。
【0006】
このミスト洗浄装置付き浴槽は、図4に示すように、浴槽壁1に連通空間3を形成すると共に、この連通空間3を介して浴槽内空間2に連通するようにミスト発生部40を設けてある。ミスト発生部40は、ミストにする洗剤液5を溜めることができると共に、前記洗剤液5中に浸漬されるように超音波振動子47を配設してあり、この超音波振動子47を振動させて洗剤液5を微粒子状のミストにして連通空間3を介してミストノズル81より浴槽内空間2に吐出するものである。吐出した洗剤ミストは浴槽壁1に付着し、浴槽壁1の表面に付着している汚れに浸透してこの汚れを浮かせ、これをすすぐことで汚れを除去するものである。
【0007】
この従来のミスト洗浄装置付き浴槽においては、洗剤液注入部82より洗剤の原液および水道水等の水をミスト発生部40に供給して、洗剤の原液を水で所定濃度に薄めて洗剤液5を生成しているが、この場合、水道水等の水を供給するための装置や労力が必要となってしまい、また、浴水とは別の水を使用して浴水の再利用を行うものではないため、節水することができないものであった。
【0008】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、水道水等の水を入れる必要がなくこれらの水をミスト発生部に供給するための装置や労力が不要となるとともに、排水する浴水を使用可能となって節水を実現できるミスト洗浄装置付き浴槽を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために請求項1記載のミスト洗浄装置付き浴槽は、洗剤の原液44を水に溶解又は混合した洗剤液5をミスト発生部40にて洗剤ミストにして浴槽内又は浴室内に飛散させ、浴槽壁1又は浴室壁の表面に洗剤ミストを付着させることにより前記表面に付着した汚れを浮かせて洗浄するミスト洗浄装置付き浴槽であって、浴槽壁1に浴水を取り込む取込口60を形成すると共に該取込口60より取り込んだ浴水を溜める浴水貯留部6を設け、該浴水貯留部6に溜めてある浴水をミスト発生部40に搬送する浴水搬送手段7を備えて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、洗剤ミストを生成するための水として浴槽内の浴水を使用するため、水道水等の水を入れる必要がなくこれらの水をミスト発生部に供給するための装置や労力が不要となるとともに、排水する浴水を使用可能となって節水を実現できるものである。
【0010】
また請求項2記載の発明は、洗剤の原液44を水に溶解又は混合した洗剤液5をミスト発生部40にて洗剤ミストにして浴槽内又は浴室内に飛散させ、浴槽壁1又は浴室壁の表面に洗剤ミストを付着させることにより前記表面に付着した汚れを浮かせて洗浄するミスト洗浄装置付き浴槽であって、浴槽の排水口(60)から排水する浴水を引き込んで溜める浴水貯留部6を設け、該浴水貯留部6に溜めてある浴水をミスト発生部40に搬送する浴水搬送手段7を備えて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、洗剤ミストを生成するための水として浴槽内の浴水を使用するため、水道水等の水を入れる必要がなくこれらの水をミスト発生部に供給するための装置や労力が不要となるとともに、排水する浴水を使用可能となって節水を実現できるものである。
【0011】
また請求項3記載の発明は、請求項2において、浴水貯留部6に排水口64および排水弁65を設けるとともに、ミスト洗浄が終了した際に浴水貯留部6の浴水を排水するように前記排水弁65を自動で開くように制御する制御部を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、浴水貯留部6に溜めている浴水を自動で排出できて、浴水貯留部6に浴水が長時間溜まって劣化し、これを次回のミスト洗浄時に使用してしまうことを防止できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のミスト洗浄装置付き浴槽にあっては、ミストとするための水として浴槽内の浴水を使用するため、水道水等の水を入れる必要がなくこれらの水をミスト発生部に供給するための装置や労力が不要となるとともに、排水する浴水を使用可能となって節水を実現できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
【0014】
本実施形態のミスト洗浄装置付き浴槽におけるミスト洗浄装置4は、図1に示すように、浴槽壁1に形成された連通空間3及びミスト発生部40と、ミスト発生部40に溜める洗剤液5を生成するための液貯留タンク41、液搬送経路42、浴水貯留部6、浴水搬送手段7で主体が構成される。
【0015】
液貯留タンク41は、洗剤の原液44を貯留するタンクであり、浴槽外に設置される。液貯留タンク41の底部付近には、液貯留タンク41内に貯留している洗剤の原液44を搬送する液搬送経路42となる配管の一端部が配置される。液搬送経路42には、途中に液搬送経路42を開閉するための液搬送バルブ45が設けてあり、液搬送経路42の他端部はミスト発生部40に接続される。
【0016】
ミスト発生部40は、液体を溜めることができる構造となっており、液搬送経路42の他端部が接続されると共に、後述する浴水搬送手段7としての浴水搬送経路70が接続される。このミスト発生部40には、液搬送バルブ45を開いて液貯留タンク41内に貯留してある洗剤の原液44を液搬送経路42を介して供給すると共に、浴水搬送経路70を介して水を供給し、洗剤の原液44の所定の濃度の水溶液を生成してミスト洗浄用の洗剤液5とするものである。なお、すすぎ洗浄を行う場合には、ミスト発生部40に水のみを溜めておくものである。
【0017】
ミスト発生部40には超音波振動子47が配設してある。超音波振動子47はミスト発生部40に溜まっている洗剤液5中に浸漬されるように配置され、発振器(図示せず)からの発振出力が供給されて洗剤液5を超音波振動させて、例えばミスト径が1μm〜8μm程度の微粒子状の洗剤ミストが生成されるようになっている。このミスト発生部40は、連通空間3を介して浴槽内空間2に連通している。
【0018】
連通空間3は、浴槽内空間2とミスト発生部40とを連通してミストの浴槽内空間2への経路となる空間であり、本実施形態ではダクト状部材30の一端側の開口を浴槽壁1に形成した開口に接続して浴槽内空間2への開口部31とすると共に、他端側の開口をミスト発生部40に接続してあり、ダクト状部材30内が連通空間3となるものである。
【0019】
そして浴槽壁1には、浴水を取り込む取込口60を形成してあり、この取込口60より取り込んだ浴水を溜めるタンクからなる浴水貯留部6を設けてある。取込口60には自動又は手動で開閉自在な蓋61が形成してあってもよい。この浴水貯留部6とミスト発生部40とは浴水搬送手段7としての途中にポンプ71を設けた浴水搬送経路70にて接続される。浴水搬送経路70の途中には図示しないがフィルターをはじめとする浄化装置を設けてもよい。
【0020】
このミスト洗浄装置4付き浴槽の動作について説明する。まず、浴槽内の浴水を取込口60を介して浴水貯留部6に溜める。図中Wは浴水貯留部6に溜められた浴水を示す。そして、液搬送バルブ45を開いて、洗剤の原液44を液貯留タンク41から液搬送経路42を介してミスト発生部40に搬送すると共に、浴水搬送経路70のポンプ71を駆動して浴水貯留部6に溜めてある浴水を浴水搬送経路70を介してミスト発生部40に給水し、洗剤の原液44を所定の濃度に薄めてミスト洗浄用の洗剤液5を生成する。次に、ミスト発生部40の超音波振動子47を振動させて、ミスト発生部40に溜まっている洗剤液5を霧状化して洗剤ミストを発生させる。発生した洗剤ミストは、連通空間3を介して浴槽内空間2に吐出し、浴槽壁1に付着することで既に浴槽壁1に付着している汚れを浮かせて除去するものである。
【0021】
また、浴槽壁1のすすぎ洗浄を行う場合には、液搬送バルブ45は閉じたままにしてミスト発生部40に洗剤の原液44を供給せず、ミスト発生部40に浴水貯留部6からの浴水のみを溜める。そして、ミスト発生部40の超音波振動子47を振動させて、ミスト発生部40に溜まっている水を霧状化して水のミストを発生させて浴槽内空間2に吐出し、水のミストを浴槽壁1に付着させて浴槽壁1のすすぎ洗浄を行うものである。
【0022】
この時、ミスト発生部にフロートスイッチ46を設置し、ミスト発生部40の洗剤液の水位を所定の水位に維持するようにポンプ71を制御部(図示せず)にて制御してもよい。
【0023】
かかる構成によれば、浴槽や浴室のミスト洗浄を行うにあたって、ミストとするための水として浴槽内の浴水を使用するため、水道水等の水を入れる必要がなくこれらの水をミスト発生部に供給するための装置や労力が不要となるとともに、排水する浴水を使用可能となって節水を実現できるものである。
【0024】
次に、他の実施形態について図2に基いて説明する。本実施形態では、浴水貯留部6を連通空間3を形成するダクト状部材30の浴槽内空間2への開口部31とミスト発生部40との間の部分の底面に配管62を介して接続してあり、開口部31が取込口60となっている。ただし、連通空間3は浴槽の通常の水位よりも上側に形成してある。これにより、開口部31より連通空間3内に取り込まれた浴水は配管62を介して浴水貯留部6に溜められるとともに、ミスト発生部40に浴水が侵入するのが防止されて、簡単な構成でミスト発生部40に溜めている洗剤液5が所定の濃度よりも薄まったり流れ去ったりするのを防止することができるものである。
【0025】
次に、更に他の実施形態について図3に基いて説明する。本実施形態では、浴槽壁1の下端部近傍又は浴槽底面に排水口を兼用する取込口60を形成し、浴槽内の浴水を排水する際にその一部を浴水貯留部6に溜めることができるものである。取込口60に接続された配管63の途中に三方弁64を設けてあるとともに、取込口60に自動又は手動で開閉する栓が設けてある。そして、浴槽内の浴水を排水する際には栓を開いて浴水貯留部6に一部の浴水を溜め、後の残りの浴水は排水するものである。
【0026】
また、浴水貯留部6に排水口66および排水弁67を設け、ミスト洗浄が終了した際に制御部によって自動で排水弁67を開き、浴水貯留部6に溜めている浴水を排水口66から排出するようにしてもよい。これにより、浴水貯留部6に溜めている浴水を自動で排出できて、浴水貯留部6に浴水が長時間溜まって劣化し、これを次回のミスト洗浄時に使用してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施形態の構成断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態の構成断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態の構成断面図である。
【図4】従来例の構成断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 浴槽壁
40 ミスト発生部
44 洗剤の原液
5 洗剤液
6 浴水貯留部
60 取込口
7 浴水搬送手段




 

 


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