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発明の名称 配膳車
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−117318(P2007−117318A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−312006(P2005−312006)
出願日 平成17年10月26日(2005.10.26)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 下山 俊明
要約 課題
ダクト板を取り付けているビスが弛んで脱落しても、食品に混入するようなことを防ぐことができる配膳車を提供する。

解決手段
保温室1と保冷室2を備えて形成され、保温室1と保冷室2の間に跨らせて配置して収容したトレー3の、保温室1側に載せた食品を保温すると共に保冷室2側に載せた食品を保冷するようにした配膳車に関する。ダクト板4の側端部に背面側に折り返して取付片5を設ける。取付片5にビス差込孔6を穿設すると共に取付片5に対応する位置においてダクト板4にビス頭7より大きな径の操作孔8を穿設する。ビス差込孔6に通したビス9を保温室1と保冷室2の各内壁に設けたビス止め具10に螺合することによって、保温室1と保冷室2の各内壁にダクト板4を取り付けて、保温室1内に温風を、保冷室2内に冷風を供給するダクト空間11をダクト板4の背面側に形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
保温室と保冷室を備えて形成され、保温室と保冷室の間に跨らせて配置して収容したトレーの、保温室側に載せた食品を保温すると共に保冷室側に載せた食品を保冷するようにした配膳車において、ダクト板の側端部に背面側に折り返して取付片を設け、取付片にビス差込孔を穿設すると共に取付片に対応する位置においてダクト板にビス頭より大きな径の操作孔を穿設し、ビス差込孔に通したビスを保温室と保冷室の各内壁に設けたビス止め具に螺合することによって、保温室と保冷室の各内壁にダクト板を取り付けて、保温室内に温風を、保冷室内に冷風を供給するダクト空間をダクト板の背面側に形成して成ることを特徴とする配膳車。
【請求項2】
操作孔に孔カバーを脱着自在に取り付けて操作孔を塞ぐと共に、孔カバーでビスのビス頭を押えて成ることを特徴とする請求項1に記載の配膳車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、病院や学校等で、食器をトレーに載せた状態で給食するために使用される配膳車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば病院において各病室の看者に給食する場合、主食や副食、デザート等の食品をそれぞれ盛り付けた食器をトレーの上に並べると共にこのトレーを配膳車内に上下複数段に積んで多数収容し、配膳車を走行させて各病室を回りながら、配膳車からトレーを取り出して患者に配達することによっておこなわれている。このような配膳車として従来から各種のものが提供されているが、最近では保温室と保冷室とを設けた保温保冷箱を、電動で走行する台車の上に取り付けて形成した配膳車が使用されており、トレーの上に並べた食品を保温室で保温したり保冷室で保冷したりすることができるようになっている。
【0003】
このような配膳車では、トレーの上に並べた食品は保温を必要とするものと保冷を必要とするものとがあるので、保温室と保冷室を隣接して設け、保温を必要とする食品を置いたトレーの一方の側が保温室内に、保冷を必要とする食品を置いたトレーの他方の側が保冷室内に配置されるようにトレーを保温室と保冷室の間に収容するようにしてある(例えば特許文献1、特許文献2等参照)。
【0004】
図4(a)(b)は、このような保温室1と保冷室2を隣接して設けて形成した保温保冷箱16を電動の台車17の上に取り付けて形成した配膳車の一例を示すものである。図4の例では、保温保冷箱16には配膳車の進行方向において前後二つの収容室18が形成してあり、各収容室18内に仕切棚19を取り付けて前後方向に仕切ることによって、各収容室18内に保温室1と保冷室2が形成されるようにしてあり、各保温室1と保冷室2は両側(図の紙面の表側と裏側)に開口させてあって、各保温室1と保冷室2のこの開口は扉20で開閉自在にしてある。ここで、特許文献1や特許文献2等で既に知られているものであるが、仕切棚19は仕切棚ユニット21を上下に複数連ねたものとして形成するようにしてあり、上下の仕切棚ユニット21の間にトレー3の中央部を差し込み、トレー3の保温を必要とする食品を載せた一側部が保温室1に、保冷を必要とする食品を載せた他側部が保冷室2に配置されるようにして、トレー3を収容室18内に収容することができるものである。
【0005】
上記のような配膳車において、保温室1や保冷室2の内壁にはダクト板4を取り付けて、ダクト板4の背面側にダクト空間11を形成するようにしてあり、ダクト空間11内で加温された温風を保温室1に、またダクト空間11で冷却された空気を保冷室2に、ダクト板4を通して供給するようにしてある。
【0006】
そしてダクト板4を保温室1や保冷室2の内壁に取り付けるにあたっては、図5に示すように、ダクト板4に設けたビス差込孔6にビス9を差し込み、保温室1や保冷室2の内壁に設けたビス止め具10のネジ孔22にビス9を螺合することによって、行なわれている。このダクト板4は保温室1や保冷室2の壁面を形成するものでもある。
【特許文献1】特開2000−4953号公報
【特許文献2】特開2000−60652号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のようにダクト板4をビス9で取り付けるにあたって、ダクト板4は保温室1内や保冷室2内において加熱・冷却の温度変化を繰り返して受け、特に保温室1内のダクト板4は加熱・冷却の温度差が大きいために膨張収縮が大きく発生し、ビス9の弛みが発生し易いものである。そして冷凍機コンプレッサーの運転時の振動や、配膳車を走行させるときの振動などによって、弛んだビス9が脱落すると、ビス9は保温室1内や保冷室2内に落下することになり、この落下したビス9がトレー3上の食品に混入するおそれがある。ビス9は非常に小さいものであるため、食品に混入していることに気付かないまま、配膳してしまう危険がある。
【0008】
そこで通常は、緩み止め塗料を塗布してビス9が弛むことを防ぐようにしているが、緩み止めが保温室1内での加熱などによって固化すると、ビス9を脱着することができなくなり、ダクト板4を補修・点検等のために取り外すことができなくなる。またリベット止めでダクト板4を取り付けるようにすれば、食品に混入するというような問題は生じないが、リベット止めではダクト板4を補修・点検等のために取り外すことができなくなるので、リベット止めを採用することは難しい。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ダクト板を取り付けているビスが弛んで脱落しても、食品に混入するようなことを防ぐことができる配膳車を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の請求項1に係る配膳車は、保温室1と保冷室2を備えて形成され、保温室1と保冷室2の間に跨らせて配置して収容したトレー3の、保温室1側に載せた食品を保温すると共に保冷室2側に載せた食品を保冷するようにした配膳車において、ダクト板4の側端部に背面側に折り返して取付片5を設け、取付片5にビス差込孔6を穿設すると共に取付片5に対応する位置においてダクト板4にビス頭7より大きな径の操作孔8を穿設し、ビス差込孔6に通したビス9を保温室1と保冷室2の各内壁に設けたビス止め具10に螺合することによって、保温室1と保冷室2の各内壁にダクト板4を取り付けて、保温室1内に温風を、保冷室2内に冷風を供給するダクト空間11をダクト板4の背面側に形成して成ることを特徴とするものである。
【0011】
ビス止め具10にビス9を螺合するためにビス9を差し込むビス差込孔6は、ダクト板4の背面側に位置する取付片5に設けてあるので、ビス止め具10に螺合したビス9が弛んでビス差込孔6から脱落しても、ビス9はダクト板4の背面側において落下するだけで、保温室1内や保冷室2内にビス9が落下することはなく、ビス9がトレー3の食品に混入するようなことを防ぐことができるものである。そしてビス9のネジ止めや取り外しの操作は、操作孔8にドライバー等の工具を通して行なうことができ、ビス9の操作に何ら支障は生じないものである。
【0012】
また請求項2の発明は、請求項1において、操作孔8に孔カバー12を脱着自在に取り付けて操作孔8を塞ぐと共に、孔カバー12でビス9のビス頭7を押えて成ることを特徴とするものである。
【0013】
操作孔8を孔カバー12で塞ぐことによって、脱落したビス9が操作孔8を通して保温室1内や保冷室2内に入り込むことを防ぐことができるものであり、しかもこの孔カバー12を利用してビス9が弛むことを防止することができるものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ビス止め具10に螺合したビス9が弛んでビス差込孔6から脱落しても、ビス9はダクト板4の背面側において落下するものであり、保温室1内や保冷室2内にビス9が落下することを防ぐことができ、ビス9がトレー3の食品に混入するようなことを防止することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
【0016】
図3は外装部材を取り外した状態の配膳車を示すものであり、電動で走行する台車17の上に保温保冷箱16を取り付けて配膳車を形成するようにしてある。図3の実施の形態では、保温保冷箱16内に2枚の仕切板25を取り付けて、配膳車の進行方向において前後三つの収容室18が形成されるようにしてあり、各収容室18内に仕切棚19を取り付けて前後方向に仕切ることによって、各収容室18内に保温室1と保冷室2が形成されるようにしてある。尚、図3には、三つの収容室18a,18b,18cのうち、収容室18a内において仕切棚19を取り付けると共にダクト板4を取り付けて保温室1と保冷室2を形成し、保温室1に扉20を取り付けた状態を示している。また収容室18b、18cについては仕切棚19やダクト板4を取り付ける前の状態を示しているものであり、図3にみられるように、収容室18a,18bの間の仕切板25の両面に冷却用熱交換器27が、収容室18b,18cの間の仕切板25の両面にヒーターパネル28がそれぞれ設けてある。図3には示されていないが、保温保冷箱16の収容室18aに面する端部壁にはヒーターパネルが、保温保冷箱16の収容室18cに面する端部壁には冷却用熱交換器がそれぞれ設けてあり、収容室18b,18cにも仕切棚19を取り付けた状態では、収容室18a,18b,18cに図の右奥から順に保温室1、保冷室2、保冷室2、保温室1、保温室1、保冷室2が形成されるようにしてある。また図3に示すように、ダクト板4には温風あるいは冷風を吹き出す吹き出し口29が設けてある(吹き出し口29は、保温室1に取り付けられるダクト板4の場合は下部に、保冷室2に取り付けられるダクト板4の場合は上部に設けるようにしてもよい)。
【0017】
ダクト板4は平板状に形成されるが、図2に示すようにその両側端の背面側に、それぞれ内側へコ字型に折り返してダクト板4と平行な取付片5が延設してある。この取付片5には上下の複数箇所においてビス差込孔6が穿設してあり、このビス差込孔6はビス頭7の径より小径に形成してある。またダクト板4の両側端縁には各ビス差込孔6と対向する位置において操作孔8が穿設してあり、この操作孔8はビス頭7の径より大きな内径に形成してある。図の実施の形態では、操作孔8は上下に長い長孔として形成してある。
【0018】
また、保温室1や保冷室2の内壁を形成する仕切板25の両面や保温保冷箱16の前後の端部壁の内面には図1に示すようなビス止め具10が設けてある。このビス止め具10には、上記のビス差込孔6に対応する位置においてネジ孔22が穿設してある。
【0019】
そしてダクト板4を取り付けるにあたっては、図1に示すように、ビス止め具10にダクト板4の取付片5の背面を当接させ、ダクト板4の操作孔8を通してビス9を取付片5のビス差込孔6に差し込むと共にビス9をビス止め具10のネジ孔22に螺合させ、ビス頭7をビス差込孔6の周縁の取付片5に係止させることによって、行なうことができるものである。このようにビス9をネジ孔22に螺合させる際のネジ込みの操作は、操作孔8にドライバー等の工具を差し入れて行なうことができるものである。ダクト板4を取り外す際にビス9を緩める操作も、同様に操作孔8にドライバー等の工具を差し入れて行なうことができる。ここで、操作孔8は上記のように長孔に形成してあるので、操作孔8の上部あるいは下部を通してビス9を目で直接確認しながら、ビス9を締めたり緩めたりする操作を容易に行なうことができるものである。また操作孔8を丸孔で形成した場合には、ビス9を目で確認することができるように操作孔8の径を大きくすると、後述のように弛んで脱落したビス9がこの径の大きな丸孔の操作孔8から保温室1内や保冷室2内に入り込み易くなるが、操作孔8を上記のように長孔に形成することによって、このような問題もなくなるものである。
【0020】
このようにして、ヒーターパネル28や冷却用熱交換器27を覆って、保温室1や保冷室2の内壁にダクト板4を取り付けることによって、ダクト板4の背面側にダクト空間11を形成することができるものである。そしてダクト空間11内において、ヒーターパネル28で空気を加温し、あるいは冷却用熱交換器27で空気を冷却し、加温された温風を保温室1に、あるいは冷却された空気を保冷室2に、ダクト板4の吹き出し口29を通して供給することができるものである。
【0021】
上記のようにダクト板4はビス9で取り付けるようにしてあるので、ネジ孔22に対するビス9の螺合が弛んで、取付片5のビス差込孔6から脱落するおそれがあるが、取付片5はダクト板4の背面側に位置しており、保温室1内や保冷室2内に面していない。従って、ビス9が脱落してもダクト板4の背面側で落下するだけであり、保温室1内や保冷室2内に落下するようなことはなく、保温室1内や保冷室2内に収容されているトレー3の食品にビス9が混入するようなおそれはないものである。
【0022】
また、ダクト板4の各操作孔8には孔カバー12を取り付けて、操作孔8を塞ぐようにしてある。孔カバー12は先端部に操作孔8の内径より大きな頭部31を設けると共に後端部にビス押え凸部32を設け、頭部31とビス押え凸部32の間の外周に係止溝33を凹設して、合成樹脂材などで形成されるものであり、操作孔8にビス押え凸部32を差し込むように押し込んで係止溝33内に操作孔8の周縁部を係止させることによって、図1(b)のように操作孔8に孔カバー12を取り付けるようにしてあり、頭部31で操作孔8を塞ぐことができるものである。孔カバー12をダクト板4から引き剥がすように引っ張って操作孔8の周縁部に対する係止溝33の係止を外すことによって、操作孔8から孔カバー12を取り外すこともできるものである。
【0023】
このように操作孔8に孔カバー12を取り付けて塞ぐことによって、弛んで脱落したビス9が操作孔8から保温室1内や保冷室2内に入り込むことを確実に防ぐことができるものである。またこのように操作孔8に孔カバー12を取り付けると、孔カバー12のビス押え凸部32の端面が図1(b)のようにビス頭7に当接するようになっており、ネジ孔22に螺合したビス9が弛むことをこの孔カバー12を利用して防ぐことができるものである。尚、孔カバー12が操作孔8から脱落すると、トレー3の食品の上に落下するおそれがあるが、孔カバー12はビス9に比して著しく大きい部材であるので、食品の上に落ちていればすぐに気付くことができ、食品の中に混入したまま食してしまうというようなおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は一部の横断面図、(b)は(a)のイ−イ線断面図である。
【図2】同上のダクト板の斜視図である。
【図3】同上の配膳車とダクト板の斜視図である。
【図4】配膳車の全体の概略を示すものであり、(a)(b)はそれぞれ側面図である。
【図5】従来例を示す一部の横断面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 保温室
2 保冷室
3 トレー
4 ダクト板
5 取付片
6 ビス差込孔
7 ビス頭
8 操作孔
9 ビス
10 ビス止め具
11 ダクト空間
12 孔カバー




 

 


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