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発明の名称 家具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−117244(P2007−117244A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−310811(P2005−310811)
出願日 平成17年10月26日(2005.10.26)
代理人 【識別番号】100093230
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 利夫
発明者 村上 良平 / 佐藤 長史
要約 課題
暗所で見切りが見える、視認性の向上した家具を提供すること。

解決手段
光エネルギーを吸収し、暗所で残光を発する蓄光剤を含む帯状の蓄光標識1が家具の前面に横方向に沿って設けられる。
特許請求の範囲
【請求項1】
光エネルギーを吸収し、暗所で残光を発する蓄光剤を含む帯状の蓄光標識が前面の横方向に沿って設けられていることを特徴とする家具。
【請求項2】
蓄光標識が、天板を形成するカウンターの前縁部に設けられている請求項1記載の家具。
【請求項3】
蓄光標識が、引出しの前板縁部にライン状に設けられたライン取っ手に設けられている請求項1または2記載の家具。
【請求項4】
ライン取っ手は、前方に開口する断面略コ字型の形状を有し、前端部に開口側に向かって斜めに突出する突出片を備え、この突出片の先端部に蓄光標識が設けられている請求項3記載の家具。
【請求項5】
蓄光標識が最下段の引出しの幕板部に設けられている請求項1ないし4いずれか1項に記載の家具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、暗所で見切りが見える、蓄光標識が設けられた家具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、家具については様々な観点から機能の向上が図られてきている。
【0003】
たとえば、カウンターの下面側の内部にLEDを設け、扉が開かれた時にLEDが点灯して内部を照らすようにしたキッチンキャビネットが提案されている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2001−78909号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたキッチンキャビネットでは、扉が閉められているとLEDが点灯しないため、夜間等の消灯時には見切りが見えない。キッチン周りは一般に雑然としており、キッチン周りの通路を歩行する際、見切りが見えないと不安感があり、加齢者等には不安感が大きくなっている。
【0005】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、暗所で見切りが見える、視認性の向上したキッチンキャビネット等をはじめとする各種の家具を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明は、上記の課題を解決するために、第1に、光エネルギーを吸収し、暗所で残光を発する蓄光剤を含む帯状の蓄光標識が前面の横方向に沿って設けられていることを特徴としている。
【0007】
本願発明は、第2に、蓄光標識が、天板を形成するカウンターの前縁部に設けられていることを特徴としている。
【0008】
本願発明は、第3に、蓄光標識が、引出しの前板縁部にライン状に設けられたライン取っ手に設けられていることを特徴としている。
【0009】
本願発明は、第4に、ライン取っ手は、前方に開口する断面略コ字型の形状を有し、前端部に開口側に向かって斜めに突出する突出片を備え、この突出片の先端部に蓄光標識が設けられていることを特徴としている。
【0010】
本願発明は、第5に、蓄光標識が最下段の引出しの幕板部に設けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本願の第1の発明によれば、蓄光標識が発光するため、暗所で見切りが見え、視認性が向上し、歩行する際の不安感が取り除かれる。
【0012】
本願の第2の発明によれば、カウンターエリアの境界を認識することができ、また、通路幅の視認性が高まる。
【0013】
本願の第3の発明によれば、ライン取っ手の視認性が高まり、使い勝手が向上する。
【0014】
本願の第4の発明によれば、ライン取っ手の握り部分がより一層際立つため、視認性がさらに向上する。
【0015】
本願の第5の発明によれば、引出しが引き出された状態のまま放置されていても引出しを認識することができ、歩行時に足を引っ掛けることがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1、図2は、それぞれ、本願発明の家具の一実施形態を示した斜視図、正面図である。
【0017】
本実施形態は、家具としてキッチンキャビネットを例示したものである。
【0018】
帯状の蓄光標識1が、キッチンキャビネットの前面に横方向に沿って配設されている。
【0019】
すなわち、帯状の蓄光標識1は、キッチンキャビネットの天板を形成するカウンター2の前縁部3に設けられている。また、帯状の蓄光標識1は、引出し4、5の前板6の縁部にライン状に設けられたライン取っ手7に設けられている。さらに、帯状の蓄光標識1は、最下段の引出し5の幕板部8に設けられている。
【0020】
帯状の蓄光標識1は、蓄光剤が樹脂等の基材に配合され、押出成形等により帯状に成形された帯材である。蓄光剤は、太陽光、蛍光灯の光等の光エネルギーを吸収し、暗所において緑色、青色等の残光を発するものであり、蓄光標識1には各種の蓄光剤を採用することができる。中でもストロンチウムアルミネートに希土類金属を結合させた蓄光剤は長寿命であり、蓄光標識1に用いる蓄光剤として好ましい。
【0021】
このような帯状の蓄光標識1は、キッチンキャビネットの各部位に貼付、嵌着、一体成形等により配設することができる。たとえば、カウンター2の前縁部3に設ける場合には、カウンター2の前縁部3に接着剤、粘着剤等を用いてライン状に貼付することができる。この他、図3に例示したように、カウンター2の前縁部3の全長にわたって後方にくぼむ凹所9を形成し、凹所9内に帯状の蓄光標識1を嵌着することができる。図4および図5に示したように、蓄光標識1をライン取っ手7に設ける場合には、貼付の他に一体成形が可能である。一体成形としては二色成形等が例示され、ライン取っ手7の成形時に蓄光標識1をライン取っ手7に一体に配設することができる。最下段の引出し5の幕板部8には、カウンター2の前縁部3と同様に、貼付または嵌着により帯状の蓄光標識1を配設することができる。なお、最下段の引出し5については、蓄光標識1は幕板部8に限られず、前板6の全面に配設することも可能である。
【0022】
このように、帯状の蓄光標識1がキッチンキャビネットの前面に横方向に沿って設けられているため、蓄光標識1の発光によって暗所で見切りが見え、視認性が向上し、キッチン周りの通路を歩行する際の不安感が取り除かれる。加齢者等も安心して通路を歩行することができる。キッチンキャビネットの安全性が高まる。また、帯状の蓄光標識1は暗所で鮮やかなアクセントラインとなり、デザイン性においても優れる。
【0023】
蓄光標識1がカウンター2の前縁部3に設けられる場合、カウンターエリアの境界を認識することができ、また、キッチンの通路幅の視認性が高まる。カウンター2の前縁部3は鉛直面上にあり、光が当たりやすく、水滴等の汚れが溜まり難いので、蓄光標識1の配設場所に特に適している。
【0024】
蓄光標識1がライン取っ手7に設けられる場合、ライン取っ手7の視認性が高まり、使い勝手が向上する。ライン取っ手7は、図6に示したように、引出し4、5の前板6の上端縁部または下端縁部に設けられ、家具の前方に大きく張り出すものではないため、すっきりとした外観の形成に有効であるが、反面、暗所において取っ手であることの視認性に欠ける。ライン取っ手7に蓄光標識1を設けることにより、暗所での視認性が高まる。また、視認性を高めることはユニバーサルデザインという観点からも好適である。さらに、ライン取っ手7が前板6の上端縁部と下端縁部のどちら側に設けられても、ライン取っ手7の先端部に、図6図中に矢印で示したように、上方から放射される自然光もしくは照明による光が当たりやすく、蓄光標識1が光を吸収しやすくなる。
【0025】
ライン取っ手7への蓄光標識1の配設は、図7に示したようにすることもできる。ライン取っ手7は、一般に、前方に開口する断面略コ字型の形状を有し、前端部に開口10側に向かって斜めに突出する突出片11を備えている。突出片11は、キッチンで作業する者に向かってのびている。このライン取っ手7は、たとえばアルミニウム製の芯材12に樹脂13が被覆されて形成される。蓄光標識1は、このようなライン取っ手7の突出片11の先端部にライン状に配設することができる。接着剤、貼着剤等を用いて貼付したり、二色成形によってライン取っ手7の表層を形成する樹脂13と一体成形したりすることができる。
【0026】
蓄光標識1をライン取っ手7の突出片11の先端部に配設することにより、暗所においてライン取っ手7の握り部分が一層はっきりと際立ち、視認性がさらに向上する。また、ライン取っ手7が上向きまたは下向きに配置されても突出片11の先端部に図6に示したように上方から差し込む光が当たりやすいため、蓄光標識1は常に光エネルギーを吸収しやすい位置に配置されることになる。したがって、蓄光標識1の発光効率が向上し、また、蓄光剤の使用量を削減することができ、コストの低減を図ることができる。
【0027】
さらに、ライン取っ手7を形成する樹脂13に透明で光に対する透過性を有するもの、たとえばアクリル系樹脂やアクリル樹脂に透明な塗料を配合した樹脂組成物などを用いると、ライン取っ手7を光が透過して蓄光標識1により多くの光が届き、光エネルギーの吸収量が増えるとともに、発光時に透明な樹脂を介して光を誘導することができ、蓄光標識1だけでなく、その周囲の部分からも発光し、蓄光標識1を単独で設ける場合に比べ広範囲の発光が得られる。
【0028】
蓄光標識1が最下段の引出し5の幕板部8に設けられる場合、引出し5が引き出された状態のまま放置されていても引出し5を認識することができ、歩行時に足を引っ掛けることがない。最近、引出し5をステップ代わりとして用いることのできるキッチンキャビネットが提供されている。このようなキッチンキャビネットでは、引出し5のしまい忘れがままある。蓄光標識1が最下段の引出し5の幕板部8に設けられていれば、しまい忘れて引き出されたままとされた引出し5を暗所で確認することができ、足の引っ掛けを未然に防ぐことができる。また、幕板部8は、カウンター2の前縁部3と同様に、鉛直面上にあり、光が当たりやすく、水滴等の汚れが溜まり難いので、蓄光標識1の配設場所に特に適している。
【0029】
なお、本願発明の家具は、以上に例示したキッチンキャビネットに限られることはなく、キッチン周りであればカップボードやウォールユニット等、その他、机、箪笥、内装用壁面収納装置、洗面化粧台等の各種の家具とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本願発明の家具の一実施形態を示した斜視図である。
【図2】図1に示したキッチンキャビネットの正面図である。
【図3】蓄光標識をカウンターに配設する場合の一形態を示した要部断面図である。
【図4】蓄光標識をライン取っ手に配設する場合の一形態を示した要部断面図である。
【図5】蓄光標識を最下段の引出しに配設する場合の一形態を示した要部断面図である。
【図6】蓄光標識をライン取っ手に配設した時の光の当たり具合を示した要部断面図である。
【図7】蓄光標識をライン取っ手に配設する場合の一形態を示した要部斜視図である。
【符号の説明】
【0031】
1 蓄光標識
2 カウンター
3 前縁部
4、5 引出し
6 前板
7 ライン取っ手
8 幕板部
9 凹所
10 開口
11 突出片
12 芯材
13 樹脂




 

 


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