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発明の名称 LED付き鏡
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−98035(P2007−98035A)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
出願番号 特願2005−295376(P2005−295376)
出願日 平成17年10月7日(2005.10.7)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 中島 高志 / 近藤 高宣 / 川田 宗一郎
要約 課題
多数のLEDを光軸を傾けた状態で縦サッシに収納することにより、LEDを中央鏡の側端部に配置した構造でありながら、LEDからの光を中央鏡のセンター正面前方に集めることができ、これにより中央鏡の前の使用者の顔や手元部分を十分に照らして化粧行為や髭剃り等を良好に行うと共にLEDの取付作業を手間をかけずに低コストで行うことができるLED付き鏡を提供すること。

解決手段
中央鏡1の左右両側にサイド鏡2が配置され、中央鏡1の左右の側端部1aの少なくとも一方に取り付けられる縦サッシ3の内部に、上下多数のLEDからなる光源を収納し且つLEDの光軸Aを中央鏡1のセンター正面前方Bに傾けて保持するためのLED収納部を備えたLED付き鏡である。
特許請求の範囲
【請求項1】
中央鏡の左右両側にサイド鏡が配置された鏡において、中央鏡の左右の側端部の少なくとも一方に取り付けられる縦サッシの内部に、上下多数のLEDからなる光源を収納し且つLEDの光軸を中央鏡のセンター正面前方に傾けて保持するためのLED収納部を設けたことを特徴とするLED付き鏡。
【請求項2】
上記中央鏡は、ベースパネルの表面に鏡面パネルが止着されると共に鏡面パネルの側端面をベースパネルの側端面よりも内側に入り込ませてベースパネルの露出した前面部分を鏡面パネルの鏡面よりも段落ちした段差面とし、この段差面に縦サッシのLED収納部を配置し、LED収納部の前面にLEDを覆うための透光カバーを配置し、透光カバーの鏡面パネル側の内端部を鏡面パネルの鏡面延長線上に配置すると共に透光カバーの外端部を鏡面延長線よりも前方に突出させることで、透光カバーをLEDの光軸と直交する方向に傾けて配置したことを特徴とする請求項1記載のLED付き鏡。
【請求項3】
上記中央鏡の一側端部が、展伸・折り畳み可能なスライド丁番を介して、中央鏡の背後に配置される収納スペースの側板に開閉自在に連結されていると共に、中央鏡の一側端部に配置される縦サッシの外端面に、中央鏡の開閉時に隣接するサイド鏡の側端部との接触を防止するための逃がし面を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のLED付き鏡。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED付き鏡に関し、詳しくは例えば洗面化粧台のミラーキャビネットにおける三面鏡の前方の照明を行なうために好適に用いられるLED付き鏡に関するものである。
【背景技術】
【0002】
洗面化粧台14のミラーキャビネット13に照明器具を取り付けるにあたり、図12に示すように、鏡16の上方部位に蛍光灯50や白熱灯を固定して、洗面台15の前面全体を照らすようにした構造が一般的である。この場合、洗面台15の前面全体を照らすために、鏡16の上方から大型の照明カバー51を前方に向かって大きく張り出すように設置する必要があるため、鏡16の高さ寸法Hに制約が生じるという課題があり、また光源である蛍光灯50や白熱灯は発熱し、消費電力が大きく、寿命が短くて取り換えが必要となるという課題もある。
【0003】
そこで従来より、図13に示すように、サイド鏡2の内端部に縦方向に多数のLED4(発光ダイオード)を配設することで、低電圧で電力消費量が少なく発熱せず、しかもスペースを取らず、寿命が長く、取り換えの手間もかからないようにしたミラーキャビネットが特許文献1により開示されている。
【0004】
ところが上記特許文献1に示される従来例では、LED4からの光は、サイド鏡2の中央鏡1側の側端部から出射されるものであり、しかも中央鏡1のサイド前方Lに向かう光となり、そのために光が中央鏡1のセンター正面前方には十分に行き届かず、中央鏡1の前の使用者の顔や手元部分を照らすには不十分となり、化粧行為や髭剃り等を良好に行えないという課題を有しており、そのうえサイド鏡2にLED4を設けるにあたって、サイド鏡2の側端部の銀塗装膜を無くし、その部分に背後からLED4を取り付けるようにしているため、LEDを取付ける作業が煩雑となり、手間とコストがかかるという課題も有している。
【特許文献1】特開2001−78909号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、多数のLEDを光軸を傾けた状態で縦サッシに収納することにより、LEDを中央鏡の側端部に配置した構造でありながら、LEDから光を中央鏡のセンター正面前方に集めることができ、これにより中央鏡の前の使用者の顔や手元部分を十分に照らして化粧行為や髭剃り等が良好にできるようにし、さらにLEDの取付作業を手間をかけずに低コストで行なえるようにしたLED付き鏡を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために本発明は、中央鏡1の左右両側にサイド鏡2が配置された鏡において、中央鏡1の左右の側端部1aの少なくとも一方に取り付けられる縦サッシ3の内部に、上下多数のLED4からなる光源を収納し且つLED4の光軸Aを中央鏡1のセンター正面前方Bに傾けて保持するためのLED収納部5を設けたことを特徴としている。
【0007】
このような構成とすることで、ミラー照明の光源としてLED4を用いたので、縦サッシ3のLED収納部5内部の狭いスペースにも収納可能となり、しかもLED4の光軸Aを中央鏡1のセンター正面前方Bに傾けることで、LED4を中央鏡1の側端部1aに配置した構造でありながら、LED4からの光が中央鏡1のセンター正面前方Bに集まるようになり、中央鏡1の前の使用者の顔や手元部分を十分に照らすことができる。さらに縦サッシ3に設けたLED収納部5にLED4を組み込む構造であるので、従来のように鏡面パネル6の銀塗装膜を無くしてその部分にLED4を取り付けたりする必要がなくなる。
【0008】
また、上記中央鏡1は、ベースパネル7の表面に鏡面パネル6が止着されると共に鏡面パネル6の側端面6aをベースパネル7の側端面7aよりも内側Cに入り込ませてベースパネル7の露出した前面部分を鏡面パネル6の鏡面6bよりも段落ちした段差面8とし、この段差面8に縦サッシ3のLED収納部5を配置し、LED収納部5の前面にLED4を覆うための透光カバー9を配置し、透光カバー9の鏡面パネル6側の内端部9aを鏡面パネル6の鏡面延長線M上に配置すると共に透光カバー9の外端部9bを鏡面延長線Mよりも前方Dに突出させることで透光カバー9をLED4の光軸Aと直交する方向に傾けて配置するのが好ましく、この場合、縦サッシ3のLED収納部5をベースパネル7の段差面8に沿って納まり良く配設できるようになり、また、LED4を覆う透光カバー9をLEDの光軸Aと直交する方向に傾けて配置するにあたって、透光カバー9の内端部9aを鏡面パネル6の鏡面延長線M上に配置し且つ透光カバー9の外端部9bを鏡面延長線Mよりも前方Dに突出させるようにしたので、透光カバー9の飛び出し幅を小さく抑えることができると共に、鏡面パネル6の鏡面6bと透光カバー9とが連続した外観を呈するようになり、デザイン性を向上させることができる。
【0009】
また、上記中央鏡1の一側端部1aが、展伸・折り畳み可能なスライド丁番10を介して、中央鏡1の背後に配置される収納スペース11の側板11aに開閉自在に連結されていると共に、中央鏡1の一側端部1aに配置される縦サッシ3の外端面に、中央鏡1の開閉時に隣接するサイド鏡2の側端部2aとの接触を防止するための逃がし面12を形成するのが好ましく、この場合、中央鏡1とサイド鏡2と間の隙間Sを狭く保ちながら、中央鏡1をスライド丁番10により広角度で開放できるようになり、しかも縦サッシ3の外端面を逃がし面12としたことによって、中央鏡1の開閉時にサイド鏡2の側端部2aとの干渉を防止できるようになり、使い勝手が良好となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るLED付き鏡は、中央鏡の左右の側端部の少なくとも一方に取り付けられる縦サッシのLED収納部内部に上下多数のLEDからなる光源を収納し、LEDの光軸を中央鏡のセンター正面前方に傾けて保持したことにより、LEDを中央鏡の側端部に配置した構造でありながら、LEDからの光を中央鏡のセンター正面前方に集めることができて、中央鏡の前の使用者の顔や手元部分を十分に照らすことができ、化粧行為や髭剃り等を良好に行うことができるものであり、また、縦サッシにLED収納部を設けたことにより、従来のように鏡の高さ寸法が制約されることがなく、そのうえ中央鏡の側端部へのLEDの取り付け作業が容易となり、従来と比較してLEDの取付作業を手間をかけずに低コストで実現できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
【0012】
図1は本実施形態の洗面化粧台14の一例を示している。ミラーキャビネット13の前面に鏡16が配設され、その背後に収納スペース11(図5)が設けられ、鏡16の下方には洗面台15が設けられている。鏡16は、中央鏡1と左右両側のサイド鏡2,2とを備えた三面鏡で構成されている。
【0013】
中央鏡1は、図2に示すように、ベースパネル7の表面に両面接着テープ17を介して鏡面パネル6が止着され、鏡面パネル6及びベースパネル7の左右両側端面に沿ってアルミ製の縦サッシ3が取り付けられている。
【0014】
本例では、鏡面パネル6の横幅寸法Eがベースパネル7の横幅寸法F(>E)よりも若干短く形成されており、これにより、図2に示すように、鏡面パネル6の側端面6aがベースパネル7の側端面7aよりも内側Cに入り込んで、ベースパネル7の露出した前面部分が鏡面パネル6の鏡面6bよりも段落ちした段差面8となっている。段差面8はベースパネル7の上下方向全長に亘って設けられ、この段差面8に沿ってアルミ製の縦サッシ3に設けたLED収納部5が配置されるようになっている。
【0015】
上記縦サッシ3は、図2、図3に示すように、ベースパネル7の側端面7aから嵌め込まれてネジ固定されるコ字形のベースパネル固定部18と、上記ベースパネル7の段差面8に沿って配置されるLED収納部5と、鏡面パネル6の側端面6a側を押さえる鏡押え部19とが一体形成されている。ベースパネル固定部18は側係止部18aと前係止部18cと後係止部18bとからなり、後係止部18bの複数個所にベースパネル7の側端面7aにネジ止めされるネジ孔部18d(図3(a))が設けられている。
【0016】
ここで、上記LED収納部5は、上下多数のLED4(発光ダイオード)からなる光源を収納すると共にLED4の光軸Aを中央鏡1のセンター正面前方Bに傾けて保持するためのものである。ここで、LED4の光軸Aの角度は、中央鏡1の鏡面6aを基準として側端部1aの前方Dを90°としたとき、90°よりも小さい角度、つまり、側端部1aの前方Dとは非平行であって、しかも中央鏡1のセンター正面前方B、つまり中央鏡1の前に人が居る場合にその人に向かって光が照射される方向に向いていることをいう。図2に示す例では、前端が鏡押え部19として機能し且つ後端がベースパネル7の段差面8に当接する内側片20と、後端がベースパネル固定部18に連なり且つ前端が鏡面パネル6の鏡面延長線Mよりも前方Dに突出する外側片21と、内側片20と外側片21とを連結する連結片22とが一体に構成され、内側片20と外側片21と連結片22とで囲まれた空洞部がLED収納部5とされる。連結片22の複数個所にはLED4をネジ止めするネジ孔部22c(図3(b))が設けられ、連結片22の前面には上下多数のLED4がそれぞれ樹脂製ネジ(図示せず)を用いてネジ止めされている。連結片22は、内端部22aよりも外端部22bが前方Dに突出するように傾斜しており、これにより連結片22は、LED4が発する熱をサッシに逃がすための放熱板としての役割に加えて、LED4の光軸Aを中央鏡1のセンター正面前方Bに傾けて保持する役割を兼ねている。なお連結片22の傾斜角度はLED4の傾斜角度に応じて適宜設計変更されるものである。
【0017】
さらに、LED収納部5の前面には、図2に示すように、LED4を覆うと共にLED4からの光を外部に透過する透光カバー9が配置されている。透光カバー9は光透過性の樹脂材料からなり、背面が平坦な入光面、前面が平坦な出光面となった平板状に形成されており、背面の両サイドには係合溝23がそれぞれ形成されている。本例ではLED収納部5の前面は開口しており、その開口の両側に透光カバー9の内端部9aを挟持する内側挟持部24と、透光カバー9の外端部9bを挟持する外側挟持部25とが設けられている。内側挟持部24及び外側挟持部25は、それぞれ、透光カバー9の前面に当たる前側リブ26と、透光カバー9の背面の係合溝23に嵌り込む後側リブ27とからなる。本例では外側挟持部25が内側挟持部24よりも前方Dに突出するように配置されている。そして透光カバー9を縦サッシ3の長さ方向の一端側からスライド挿入してその両端部を外側挟持部25と内側挟持部24とで挟持することで、透光カバー9をLED4の光軸Aと直交する方向に傾けて配置できるようになっている。
【0018】
しかして上記構成によれば、ミラー照明の光源としてLED4を用いるので、縦サッシ3に設けたLED収納部5の狭いスペースにも設置でき、しかもLED収納部5を中央鏡1の鏡面パネル6の横に併設できる構造であるため、LED収納部5の前方Dへの飛び出し幅が少なくて済み、外観上の納まりが良好となり、そのうえ従来のように鏡16の上方部に大型の照明装置を設置しなくて済むので、鏡16の高さ寸法H(図)が制約されることもない。また上下多数のLED4をLED収納部5に収納すると共にLED4の光軸Aを中央鏡1のセンター正面前方Bに傾けているので、LED4を中央鏡1の側端部1aに配置した構造でありながら、中央鏡1の側端部1aから出射する光が中央鏡1のセンター正面前方Bに集まるようになり、中央鏡1の前の使用者の顔や手元部分を十分に照らすことができ、従って、化粧行為や髭剃り等を良好に行うことができる利点がある。
【0019】
また本例では、鏡面パネル6の横幅寸法をベースパネル7の横幅寸法よりも若干短くして、ベースパネル7の露出した前面部分を鏡面パネル6の鏡面6bよりも段落ちした段差面8とし、この段差面8に縦サッシ3のLED収納部5を配置している。これにより、LED収納部5の外端面が縦サッシ3のベースパネル固定部18の側係止部18aと略面一となり且つLED収納部5の前面が鏡面延長線Mよりも前方Dに僅かに突出するだけとなり、鏡面パネル6の左右両側側に、それぞれLED収納部5をコンパクトに併設できるようになる。しかもLED収納部5内の傾いた連結片22にLED4をネジ固定するだけでよいので、従来のように鏡面パネル6の銀塗装膜を無くしてその部分にLED4を取り付けたりする必要がないため、LED4の取付作業を手間をかけずに低コストで実現できる利点もある。
【0020】
さらに本例では、LED収納部5の前面に配置される透光カバー9をLED4の光軸Aと直交する方向に傾けて配置することで、透光カバー9の出光面を中央鏡1のセンター正面前方Bに対面させることができ、また透光カバー9を傾けるにあたって、透光カバー9の内端部9aを鏡面パネル6の鏡面延長線M上に配置し且つ透光カバー9の外端部9bを鏡面延長線Mよりも前方Dに突出させるようにしたので、透光カバー9の前方Dへの飛び出し幅を小さく抑えることができると共に、鏡面パネル6の鏡面6bとLED収納部5の前面とが連続した外観を呈するようになり、デザイン性が向上する利点もある。
【0021】
図5〜図7は、上記透光カバー9の他例を示している。図5(a)は、平板状の透光カバー9を図2の場合よりも薄肉状とした場合を示し、図5(b)は平板状の透光カバー9を図2の場合よりも薄肉状とし且つこの薄肉状の透光カバー9の背面を凹凸面30で形成することでLED4からの光を散乱させて、LED4から発せられる光を広い角度で出射できるようにした場合を示している。図6は、平板状の透光カバー9を図2の場合よりも厚肉状とし且つこの厚肉状の透光カバー9の背面全体を平坦面とし、LED収納部5の外側挟持部25及び内側挟持部24における後側リブ27を透光カバー9の背面に沿わせるようにした場合を示している。図7は、平板状の透光カバー9を図2の場合よりも薄肉状とし且つこの薄肉状の透光カバー9の両端部に背後に向かって略L字形の屈曲部31を設け、外側挟持部25及び内側挟持部24の各後側リブ27を略L字形の屈曲部31に係止する逆L字形の屈曲形状とした場合を示している。
【0022】
図8、図9は、上記中央鏡1の一側端部1aが、展伸・折り畳み可能なスライド丁番10を介して、ミラーキャビネット13の収納スペース11の側板11aに開閉自在に連結し、中央鏡1を略90°まで開放可能とした場合の一例を示している。スライド丁番10は、収納スペース11の側板11aに取り付けられる一方の接続部32と、中央鏡1の一側端部1aの裏面側に取り付けられる他方の接続部33と、両接続部32,33を展伸・折り畳み可能に連結する平行リンクプレート34とで構成される。なお図中の35,36は平行リンクプレート34の一端側の枢支部、37,38は他端側の枢支部である。しかして、中央鏡1を開くと図9のように平行リンクプレート34が展伸することによって広角度で開放可能となり、中央鏡1を閉じると図8のように平行リンクプレート34が折り畳まれる。このスライド丁番10の構造は、本出願人が既に開示している特開2003−189950号公報等により公知となっている技術を採用することができるので、詳細な説明は省略する。
【0023】
また図8の例では、中央鏡1の一側端部1aに取り付けられた縦サッシ3のLED収納部5の外側片21には、中央鏡1の開閉時に隣接するサイド鏡2の側端部2aとの接触を防止するための逃がし面12が形成されている。本例の逃がし面12は、縦サッシ3の上下方向全長にわたって設けられると共に、逃がし面12の後端部は鏡面パネル6の鏡面延長線M上に位置し、且つ逃がし面12の前端部は鏡面延長線Mよりも前方Dに突出したテーパー面で形成されており、この逃がし面12によって中央鏡1の開閉時にサイド鏡2の側端部2aとの干渉を防止できるようになる。しかして、中央鏡1を転伸・折り畳み可能なスライド丁番10を用いて開閉自在としたので、中央鏡1とサイド鏡2と間の隙間Sを狭く保ちながら、中央鏡1を広角度で開放できるようになり、しかも中央鏡1の縦サッシ3のLED収納部5の外側片21に逃がし面12を設けたので、中央鏡1の開閉時にサイド鏡2の側端部2aとの干渉を防止できるものである。また、中央鏡1とサイド鏡2と間の隙間Sを狭くすることで、中央鏡1及びサイド鏡2の横幅寸法を大きく確保できるようになり、しかも両鏡1,2を閉じた状態で、両鏡1,2間の隙間Sを狭くできるので、該隙間Sから収納スペース11内の収納物が見えてしまうのを防止でき、そのうえ、スライド丁番10により中央鏡1を広角度で開放できるので、収納物の出し入れが容易となる。この結果、美観性と使用性の両方に優れた構造となる。
【0024】
ところで、透光カバー9をLED収納部5に取り付けた状態で、縦サッシ3の長さ方向の両端部33a,33b(図3)が開口しているため、そこからホコリなどが進入するおそれがある。そこで、図10に示すエンドキャップ40を用いて縦サッシ3の長さ方向の両端部33a,33bを塞ぐのが望ましい。本例では、LED収納部5の連結片22の背後側にはベースパネル固定部18と外側片21とからそれぞれ突出させたリブによって嵌合凹所41(図2)が形成されており、一方、エンドキャップ40の内面には嵌合凹所41と対向する嵌合リブ42(図10)が突設されており、嵌合リブ42が嵌合凹所41に嵌合することで縦サッシ3の長さ方向の両端部33a,33bにそれぞれエンドキャップ40を容易に且つ確実に固定でき、LED収納部5内部へのホコリなどの進入を防止できるようになる。
【0025】
なお、上記LED収納部5に設けられる嵌合凹所41は必須要素ではなく、図4に示すように嵌合凹所を省略して、別の方法(例えば、ネジ止めなど)でエンドキャップ40を取り付けるようにしてもよい。
【0026】
なお、前記図1の実施形態では、中央鏡1の左右の縦サッシ3にそれぞれLED4を収納するLED収納部5を設けた場合を例示したが、片側の縦サッシ3のみにLED収納部5を設けたものであってもよい。さらに他の実施形態として、図11に示すように、左右のサイド鏡2の外端部2bにそれぞれ取り付けられる縦サッシ3にLED収納部5を設けるようにしてもよい。ここで、サイド鏡2側のLED収納部5は、中央鏡1側のLED収納部5と同様な構成をしており、これによりサイド鏡2を開閉してサイド鏡2の外端部2bからの光を必要な場所(例えば、中央鏡1のセンター正面前方B)に向けることができるなど、使い勝手が一層良くなるものである。
【0027】
本発明に係るLED付き鏡は、洗面化粧台14のミラーキャビネット13の化粧鏡に限られず、複数枚の鏡を並べて配置した鏡全般の分野に広く活用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態に用いる洗面化粧台のミラーキャビネットの斜視図である。
【図2】図1のG−G線断面図である。
【図3】(a)(b)は同上の縦サッシの正面図及び背面図である。
【図4】同上の縦サッシの変形例の説明図である。
【図5】(a)は同上の透光カバーの他の変形例を説明する断面図、(b)は更に他の変形例を説明する断面図である。
【図6】同上の透光カバーの更に他の変形例を説明する断面図である。
【図7】同上の透光カバーの更に他の変形例を説明する断面図である。
【図8】同上の中央鏡を閉じた状態を説明する断面図である。
【図9】同上の中央鏡が略90°まで開いた状態を説明する断面図である。
【図10】同上の縦サッシの端面に装着されるエンドキャップを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は左側面図、(e)は平面図である。
【図11】同上のサイド鏡の外端部にLED収納部を追加した場合を説明する斜視図である。
【図12】従来例の斜視図である。
【図13】他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
【0029】
1 中央鏡
1a 側端部
2 サイド鏡
3 縦サッシ
4 LED
5 LED収納部
6 鏡面パネル
6a 側端面
7 ベースパネル
7a 側端面
8 段差面
9 透光カバー
9a 内端部
9b 外端部
10 スライド丁番
11 収納スペース
11a 側板
12 逃がし面
A 光軸
B センター正面前方
C 内側
D 前方
M 鏡面延長線




 

 


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