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発明の名称 引出しキャビネット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−89669(P2007−89669A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−280360(P2005−280360)
出願日 平成17年9月27日(2005.9.27)
代理人 【識別番号】100093230
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 利夫
発明者 北條 順子 / 高橋 良和
要約 課題
すっきりしたデザインを実現しつつ、引出しの引出操作を容易とする引出しキャビネットを提供すること。

解決手段
引出し1が閉じている状態では取っ手がない外観を呈し、引出しを開ける際に、前板3の上端部4の一部または全体を後方に押すことにより前板上端部の一部または全体が前方に突出し、突出した前板の上端部が取っ手を形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
引出しが閉じている状態では取っ手がない外観を呈する引出しキャビネットであって、引出しを開ける際に、前板上端部の一部または全体を後方に押すことにより前板上端部の一部または全体が前方に突出し、突出した前板上端部が取っ手を形成することを特徴とする引出しキャビネット。
【請求項2】
前板上端部の一部または全体が前方に回動して突出する請求項1記載の引出しキャビネット。
【請求項3】
前板上端部の一部または全体が前方にスライドして突出する請求項1記載の引出しキャビネット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、引出しキャビネットに関する。
【背景技術】
【0002】
引出しを上下に備えた引出しキャビネットでは、一般に、引出しの前板に取っ手が設けられるか、前板の上端縁部に手掛かり部が設けられるかして、引出しの引出操作が容易になるようにしている。その一方で、取っ手および手掛かり部はデザイン上の障害になるため、取っ手および手掛かり部のないすっきりしたデザインの引出しキャビネットが提案されている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載された引出しキャビネットは、引出しの前面を押すと、引出しを前方に押し出す移動手段を備えている。この移動手段により、引出しを引き出す際に前面を押すと、引出しが前方に押し出され、引出しを開けることができるようになっている。
【特許文献1】実開平5−58061号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、開ける際に引出しを一旦後方へ押し込む方式の引出しキャビネットでは、引出しは、ある程度開きはするが、物品の出し入れを行うまで十分に開くことはほとんどない。引出しの前板の上端縁部に手を掛けるなどして引き出す必要がある。引出しの引出操作の点からすれば、取っ手や手掛かり部はやはり有効なものである。
【0005】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、すっきりしたデザインを実現しつつ、引出しの引出操作を容易とする引出しキャビネットを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明は、上記の課題を解決するために、第1に、引出しが閉じている状態では取っ手がない外観を呈する引出しキャビネットであって、引出しを開ける際に、前板上端部の一部または全体を後方に押すことにより前板上端部の一部または全体が前方に突出し、突出した前板の上端部が取っ手を形成することを特徴としている。
【0007】
本願発明は、第2に、前板上端部の一部または全体が前方に回動して突出することを特徴としている。
【0008】
本願発明は、第3に、前板上端部の一部または全体が前方にスライドして突出することを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本願の第1の発明によれば、引出しが閉じている状態では取っ手のないすっきりした外観を呈し、一方、引出しを引き出す際には取っ手が形成され、引出操作を容易に安定して行うことができる。
【0010】
本願の第2の発明によれば、前板上端部の突出代を十分大きなものとすることができ、引出操作を容易に安定して行うことができる。
【0011】
本願の第3の発明によれば、突出代は引出しの前板の厚さに制約されるが、取っ手としての使用は良好であり、引出操作を十分容易にしかも安定して行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1(a)(b)は、それぞれ、本願発明の引出しキャビネットの一実施形態を示した側面図、正面図である。
【0013】
大きさの異なる2つの引出し1を上下に備えている。引出し1は、キャビネット本体2に対して出し入れ自在になっており、前方に引き出すことで物品の出し入れを可能とし、後方に押し込むことでキャビネット本体2に収納される。
【0014】
引出し1は、前板3に取っ手が設けられていなく、閉じている状態では、引出しキャビネットは取っ手のない外観を呈する。一方、引出し1を開ける際には、前板3の上端部4の一部または全体を前方に突出させ、突出した前板3の上端部4が取っ手を形成する。突出する前板3の上端部4は、前板3の横幅全長であっても、一部分であってもよい。取っ手として突出した前板3の上端部4に手を掛け、手前に引き出すことで、引出し1は必要な長さ分開く。前板3の上端部4の前方への突出は、前板3の上端部4の一部または全体を後方に押すという操作により実現される。
【0015】
本実施形態の引出しキャビネットは、引出し1の前板3に取っ手が設けられていなく、引出し1が閉じている状態では、取っ手のない外観を呈し、すっきりとしたデザインのものとなっている。前板3の上端部4の一部または全体は、後方に押すことにより前方に突出し、突出した前板3の上端部4により取っ手が形成される。突出した前板3の上端部4に手を掛け、引出し1を必要な長さ分手前に引き出すことができる。取っ手として機能する前方に突出する前板3の上端部4により、引出し1の引出操作を容易に安定して行うことができる。取っ手の形成も、引出し1の前板3の上端部4の一部または全体を後方に押すという操作で行えるため、容易である。
【0016】
このように、本実施形態の引出しキャビネットは、凹凸のないすっきりしたデザインを実現しつつ、引出しの引出操作が容易となっている。
【0017】
なお、本願発明の引出しキャビネットでは、引出し1の大きさ、数に特に制限はなく、大きさの等しい引出し1をキャビネット本体2に複数段設けることが可能である。
【0018】
図2(a)(b)、図3(a)(b)は、それぞれ、取っ手の形成方式の一形態を示した要部断面図、要部側面図である。
【0019】
図2(a)(b)および図3(a)(b)に示した取っ手の形成方式では、引出し1の前板3の上端部4の一部または全体が回動して前方に突出する方式としている。引出し1の前板3の上端部4の一部または全体が、前板3の前面に配設された回動軸5に接続されている。
【0020】
引出し1が閉じた状態では、図2(a)に示したように、前板3の上端部4に設けられたラッチ6が、上端部4に近接する前板3の他の部分に設けられた凹所7に納められたラッチ受け8に嵌まり、前板3の上端部4の一部または全体が他の前板3の部分と同一平面上に配置され、前方に突出しない。前板3には取っ手はない。
【0021】
前板3の上端部4の一部または全体を後方に押すと、図2(b)に示したように、ラッチ6がラッチ受け8から外れる。凹所7にはバネ9が付設されており、ラッチ6がラッチ受け8に嵌まっていたとき、バネ9はラッチ6の先端部で押圧され、圧縮されていたが、ラッチ6がラッチ受け8から外れると、バネ9に蓄積されていた弾性力が開放するため、バネ9は前板3の上端部4の一部または全体を押し上げる。その結果、前板3の上端部4の一部または全体が回動軸5を中心として前方に回動する。前板3の上端部4は、図3(a)に示したように、前板3の他の部分にリンク10によって接続されているため、前方に略90°回動する。回動した前板3の上端部4は、前板3の他の部分より前方に突出し、手掛かり部となり、取っ手として機能する。
【0022】
図2(a)(b)および図3(a)(b)に示した取っ手の形成方式では、引出し1の前板3の上端部4の突出代を比較的大きく取ることができ、取っ手を十分大きなものとすることができる。引出し1の引出操作は容易かつ安定である。
【0023】
図4(a)(b)は、それぞれ、取っ手の形成方式の別の形態を示した要部断面図である。
【0024】
図4(a)(b)に示した取っ手の形成方式では、引出し1の前板3の上端部4の一部または全体がスライドして前方に突出する方式としている。前方に突出可能な前板3の上端部4に対応して他の前板3の部分には前端が開放された凹所7が設けられており、凹所7に前板3の上端部4が納められている。また、凹所7にはラッチ受け8とバネ9が設けられている。前板3の上端部4には、後端が開放された凹所11が設けられ、凹所11にラッチ6が設けられている。
【0025】
引出し1が閉じた状態では、図4(a)に示したように、ラッチ6がラッチ受け8に嵌まり、前板3の上端部4の一部または全体は他の前板3の部分と同一平面上に配置される。前板3には取っ手がない。
【0026】
前板3の上端部4の一部または全体を後方に押すと、図4(b)に示したように、ラッチ6がラッチ受け8から外れる。ラッチ6がラッチ受け8に嵌まっていたとき、バネ9はラッチ6の先端部で押圧され、圧縮されていたが、ラッチ6がラッチ受け8から外れると、バネ9に蓄積されていた弾性力が開放するため、バネ9は、前板3の上端部4の一部または全体を前方に押し出す。凹所7の前端縁部にはストッパー12が設けられ、前板3の上端部4の後端部には鍔部13が設けられており、このため、鍔部13がストッパー12に接触するまで前板3の上端部4の一部または全体は前方にスライドし、前板3の他の部分から前方に突出する。突出した前板3の上端部4は、手掛かり部となり、取っ手として機能する。
【0027】
図4(a)(b)に示した取っ手の形成方式では、前板3の上端部4の突出代は引出し1の前板3の厚さに制約されるが、取っ手としての使用は良好であり、引出し1の引出操作は十分容易で安定する。
【0028】
引出し1の前板3の上端部4の一部または全体がスライドして前方に突出する方式としては、図5(a)(b)に示した形態とすることもできる。
【0029】
前方に突出可能な前板3の上端部4に対応して他の前板3の部分には前端が開放された凹所7が設けられており、凹所7に前板3の上端部4が納められている。凹所7の下端部にはスライドレール14が設けられ、前板3の上端部4は、スライドレール14によって他の前板3の部分に連結されるとともに、スライドレール14上を前後に移動可能となっている。凹所7にはラッチ受け8とバネ9が設けられている。前板3の上端部4には、後端が開放された凹所11が設けられ、凹所11にラッチ6が設けられている。
【0030】
引出し1が閉じた状態では、図5(a)に示したように、ラッチ6がラッチ受け8に嵌まり、前板3の上端部4の一部または全体は他の前板3の部分と同一平面上に配置される。前板3には取っ手がない。
【0031】
前板3の上端部4の一部または全体を後方に押すと、図5(b)に示したように、ラッチ6がラッチ受け8から外れる。ラッチ6がラッチ受け8に嵌まっていたとき、バネ9はラッチ6の先端部で押圧され、圧縮されていたが、ラッチ6がラッチ受け8から外れると、バネ9に蓄積されていた弾性力が開放するため、バネ9は、前板3の上端部4の一部または全体を前方に押し出す。前板3の上端部4の一部または全体はスライドレール14上に沿って前方にスライドし、前板3の他の部分から前方に突出する。突出した前板3の上端部4は、手掛かり部となり、取っ手として機能する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】(a)(b)は、それぞれ、本願発明の引出しキャビネットの一実施形態を示した側面図、正面図である。
【図2】(a)(b)は、それぞれ、取っ手の形成方式の一形態を示した要部断面図である。
【図3】(a)(b)は、それぞれ、図2(a)(b)に示した形態の要部側面図である。
【図4】(a)(b)は、それぞれ、取っ手の形成方式の別の形態を示した要部断面図である。
【図5】(a)(b)は、それぞれ、取っ手の形成方式の別の形態を示した要部断面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 引出し
2 キャビネット本体
3 前板
4 上端部
5 回動軸
6 ラッチ
7 凹所
8 ラッチ受け
9 バネ
10 リンク
11 凹所
12 ストッパー
13 鍔部
14 スライドレール




 

 


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