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発明の名称 箱型収納家具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−82921(P2007−82921A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−278080(P2005−278080)
出願日 平成17年9月26日(2005.9.26)
代理人
発明者 笈西 洋三 / 山内 進
要約 課題
背板部がコンパクトに納まって組立性は良好であり、背板部と共に全体としても補強され、コストアップも抑えられる箱型収納家具を提供する。

解決手段
前方に開口した箱型体Aの背板部1が、複数枚の分割板部材2と、分割板部材2の端縁2a同士を接続する連結棒部材3と、を有して形成された箱型収納家具において、分割板部材2の端縁2aに沿ってその背面に補強桟材4を固着し、連結棒部材3の中程背方に補強凸部5を形成すると共にその両側方へ開口した長手方向の凹溝部6を形成し、両凹溝部6に分割板部材2の端縁2aを嵌合し、補強凸部5の両側に補強桟材4を当接させた状態にして、連結棒部材3を介し分割板部材2の端縁2a同士を接続固定した。
特許請求の範囲
【請求項1】
前方に開口した箱型体の背板部が、複数枚の分割板部材と、分割板部材の端縁同士を接続する連結棒部材と、を有して形成された箱型収納家具であって、分割板部材の端縁に沿ってその背面に補強桟材を固着し、連結棒部材の中程背方に補強凸部を形成すると共にその両側方へ開口した長手方向の凹溝部を形成し、連結棒部材の両側の凹溝部に分割板部材の端縁を嵌合し、補強凸部の両側に補強桟材を当接させた状態にして、連結棒部材を介し分割板部材の端縁同士を接続固定してなる箱型収納家具。
【請求項2】
連結棒部材が合成樹脂でなる中空型材で形成され、縦桟として用いられるものであることを特徴とする請求項1記載の箱型収納家具。
【請求項3】
連結棒部材が木粉を含有する合成樹脂にて押出成形されたものであることを特徴とする請求項2記載の箱型収納家具。
【請求項4】
分割板部材の端縁と共に補強桟材の一部を連結棒部材の凹溝部に嵌合したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の箱型収納家具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、前方に開口した箱型体の背板部が、複数枚の分割板部材と、分割板部材の端縁同士を接続する連結棒部材と、を有して形成された箱型収納家具であり、例えば、下駄箱、タンス等に用いられる箱型収納家具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、特開2005−124779号公報に示されるように、箱型収納家具の背板部を、二枚の分割板部材と両分割板部材の端縁同士を接続する接合部材とで形成することは知られている。この場合、二枚の分割板部材が接合部材で接続されることで、背板部は折畳みパネルとして形成されており、輸送時や保管時等に箱型収納家具を分解した際、同背板部がコンパクトに納められその取り扱いも容易となって、梱包費や輸送費等のコストを削減することができる。
【特許文献1】特開2005−124779号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、箱型収納家具の背板部は、一般に、ベニヤ板等の薄い板材でなり、これが分割された分割板部材は脆弱なものとなる。そして、このような分割板部材を接合部材で接続して背板部が形成されると、この背板部は変形し易くて強度に問題を有したものとなる。ここで、分割板部材を厚くて強固な板材で形成することにより、強度の問題は解消されるが、材料費は高くなり、分割板部材の取り扱いや接合部材による接続も困難となって、コスト面や組立性の面で新たな問題を生じる。
【0004】
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は、分解された状態で背板部がコンパクトに納まり、その取り扱いも容易となって組立性は良好で、同背板部と共に組み立てられた箱型収納家具としても補強され、コストアップも抑えられる箱型収納家具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、前方に開口した箱型体の背板部が、複数枚の分割板部材と、分割板部材の端縁同士を接続する連結棒部材と、を有して形成された箱型収納家具において、分割板部材の端縁に沿ってその背面に補強桟材を固着し、連結棒部材の中程背方に補強凸部を形成すると共にその両側方へ開口した長手方向の凹溝部を形成し、連結棒部材の両側の凹溝部に分割板部材の端縁を嵌合し、補強凸部の両側に補強桟材を当接させた状態にして、連結棒部材を介し分割板部材の端縁同士を接続固定している。
【0006】
本願請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の箱型収納家具において、連結棒部材が合成樹脂でなる中空型材で形成され、縦桟として用いられるものであることを特徴としている。
【0007】
本願請求項3記載の発明では、上記請求項2記載の箱型収納家具において、連結棒部材が木粉を含有する合成樹脂にて押出成形されたものであることを特徴としている。
【0008】
本願請求項4記載の発明では、上記請求項1〜3のいずれか1項記載の箱型収納家具において、分割板部材の端縁と共に補強桟材の一部を連結棒部材の凹溝部に嵌合したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本願請求項1記載の発明の箱型収納家具においては、背板部を複数枚の分割板部材と連結棒部材とに分解することができ、輸送時や保管時等にコンパクトに納まる。そして、分割板部材の端縁同士を連結棒部材で接続して背板部にし、箱型収納家具として組み立てることができる。また、分割板部材の端縁に沿ってその背面に補強桟材が固着され、連結棒部材の中程背方には補強凸部が形成されて、各部材は強固なものとなる。この場合、分割板部材は厚くて強固で高価となる板材で形成することなく補強されているため、コストアップが抑えられ、しかも、分割板部材はその端縁が補強されて変形し難く、取り扱い易いものとなる。
【0010】
更に、連結棒部材の両側の凹溝部に分割板部材の端縁が嵌合され、補強凸部の両側に補強桟材が当接された状態で、連結棒部材を介して分割板部材の端縁同士が接続固定されるため、両分割板部材は連結棒部材で確実に位置決め固定されて組立性が良好となる。しかも、この場合、補強凸部がその両側の補強桟材で挟持される状態となって、背板部の接続部位が補強されるだけでなく、各補強された分割板部材に加えて連結棒部材が補強桟としても作用するので、組み立てられた箱型収納家具としても補強される。
【0011】
本願請求項2記載の発明の箱型収納家具においては、特に、連結棒部材が合成樹脂でなる中空型材で形成されてその材料コストは低減され、同連結棒部材が軽量となって取り扱い易いものとなる。しかも、連結棒部材は縦桟として用いられるものであり、上下方向の圧縮力に対抗する補強桟として作用するので、箱型収納家具全体がより強固で変形し難いものとなる。
【0012】
本願請求項3記載の発明の箱型収納家具においては、特に、前記連結棒部材が木粉を含有する合成樹脂にて押出成形されるため、接着剤を介して接続される場合に、接着剤は同木粉を含んだ連結棒部材に接着し易く、接続強度が高められる。しかも、木粉を含んだ連結棒部材が、押出成形によって簡単かつ安価に製造される。
【0013】
本願請求項4記載の発明の箱型収納家具においては、特に、分割板部材の端縁と共に補強桟材の一部が延設部となって連結棒部材の凹溝部に嵌合されるため、分割板部材の背面に固着された同補強桟材は剥がれ難くなり、背板部の接続部位がより確実に補強されるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1〜6は、本願発明の一実施形態である箱型収納家具を示している。この実施形態の箱型収納家具は、図1、2に示すように、前方に開口した箱型体Aの背板部1が、複数枚の分割板部材2と、分割板部材2の端縁2a同士を接続する連結棒部材3と、を有して形成されたものである。そして、この箱型収納家具において、分割板部材2の端縁2aに沿ってその背面に補強桟材4を固着し、連結棒部材3の中程背方に補強凸部5を形成すると共にその両側方へ開口した長手方向の凹溝部6を形成し、連結棒部材3の両側の凹溝部6に分割板部材2の端縁2aを嵌合し、補強凸部5の両側に補強桟材4を当接させた状態にして、連結棒部材3を介し分割板部材2の端縁2a同士を接続固定したものである。
【0015】
この実施形態の箱型収納家具では、連結棒部材3が合成樹脂でなる中空型材で形成され縦桟として用いられるものであり、この場合、同連結棒部材3は木粉を含有する合成樹脂にて押出成形されたものである。また、この実施形態の箱型収納家具では、分割板部材2の端縁2aと共に補強桟材4の一部を延設部4aとして、連結棒部材3の凹溝部6に嵌合したものである。
【0016】
以下、この実施形態の箱型収納家具を、より具体的詳細に説明する。この実施形態の箱型収納家具は、図2に示すように、縦長で前後に薄い前方へ開口した木製の箱型体Aを主体として構成され、その前方開口に開き戸や引き戸や折り戸等の開閉体(図示せず)が取り付けられ、その内部には必要に応じて棚板(図示せず)が配設されて、玄関用収納キャビネットとして用いられるものである。箱型体Aは、天板7と底板8と両側板9とで囲まれることにより前方に開口し、その後方開口が背板部1によって閉塞される。
【0017】
背板部1は、二枚の分割板部材2が縦桟となる連結棒部材3を介して接続されることで形成され、他方、天板7、底板8、両側板9の内面には、その後端縁に沿って結合凹溝10が形成されており、この結合凹溝10に同背板部1の両分割板部材2の周縁は嵌合固定される。この場合、結合凹溝10に接着剤が塗布され、この接着剤によって結合凹溝10に嵌合された分割板部材2の周縁は隙間なく強固に固定される。また、両側板9の内面の後端縁付近にはL型結合具11が固着されており、このL型結合具11によっても両分割板部材2は強固に固定される。この場合、L型結合具11は側板9の内面にダボ結合により固着され、同L型結合具11に分割板部材2がねじ固定される。
【0018】
両分割板部材2は同じものであり、図3、4に示すように、縦長帯板状でその背面の全周縁に沿った位置及び中程高さ位置に補強桟材4が固着されている。この場合、分割板部材2は厚さ2.5mmの合板で形成され、補強桟材4は厚さ12mmで角材状のパーティクルボードであって、四本の補強桟材4が枠組み状とされて分割板部材2の背面に固着され、同枠組み状の内側で中仕切枠となる一本の補強桟材4が固着されている。なお、図3中の12は、縦長となる補強桟材4の結合部位を補強する補強木片である。
【0019】
また、図4に示すように、分割板部材2の端縁2aに沿ってその背面に固着される補強桟材4は、角材状のものが貼着され、その外側角部分が切削除去されることによって、同分割板部材2の端縁2aと積層一体化されたフランジ状の延設部4aが形成されたものである。この補強桟材4の一部である延設部4aは、分割板部材2の端縁2aと共に後記連結棒部材3の凹溝部6に嵌合固定される。なお、分割板部材2となる合板の前表面(箱型収納家具の内面となる)には、化粧シートが貼着されている。
【0020】
図1、2に示すように、連結棒部材3は縦長の箱型体Aの上下方向略全長にわたる長さを有しており、木粉を含有する合成樹脂にて押出成形された中空型材である。連結棒部材3は断面全体として中空略矩形状であり、その前面側基板部3aの中程背方に中空状の補強凸部5が一体に突設されてなる。中空状の補強凸部5の基部両側には中空内側へ屈曲した凹溝部6が形成されており、この凹溝部6の前側壁となる連結棒部材3の前面側基板部3aの両側端縁部分は、先端側が徐々に薄肉状となるようにその前表面が傾斜して形成されており、両側に接続される分割板部材2の前表面との間には大きな段差が生じない。
【0021】
次に、図5、6によって、箱型収納家具の組立手順を説明する。まず、箱型体Aの一方の側板9が外された状態のものを、他方の側板9を下にして設置する。そして、この状態で、両側の天板7及び底板8の内面にある結合凹溝10に沿って片側の分割板部材2を差し入れるようにして嵌め込み、同分割板部材2の外側端縁を側板9の内面にある結合凹溝10に嵌合する。その際、結合凹溝10に塗布される接着剤により、結合凹溝10に嵌合される分割板部材2の周縁は強固に固定される。また、分割板部材2の外側端縁は、側板9の内面の後端縁付近に固着されたL型結合具11によっても強固に固定される。
【0022】
そして、先に嵌め込まれた分割板部材2の内側端縁2aに連結棒部材3を接続し、この連結棒部材3にもう片側の分割板部材2の内側端縁2aを接続するように、このもう片側の分割板部材2を両側の天板7及び底板8の内面にある結合凹溝10に沿って差し入れるようにして嵌め込む。ここで、図6に示すように、連結棒部材3の両側の凹溝部6に両分割板部材2の端縁2aが各々嵌合されるものであるが、その際、凹溝部6の傾斜した後側内壁面に接着剤13が塗布され、この接着剤13により分割板部材2の端縁2aは強固に嵌合固定される。
【0023】
また、図1に示すように、中空状で弾性を有する補強凸部5の両側に補強桟材4が当接された状態で、連結棒部材3を介し両分割板部材2の端縁2a同士は相互に安定して接続固定される。その際、補強凸部5がその両側の補強桟材4で挟持される状態となって、背板部1の接続部位における連結棒部材3のぐらつき動きは防止される。また、分割板部材2の端縁2aと共に補強桟材4の一部が延設部4aとして、連結棒部材3の凹溝部6に対し強固に嵌合固定される。
【0024】
最後に、外されていた側板9を両側の天板7及び底板8の端部間に架設固定して、箱型体Aの組立は完了する。その際、前記と同様に、後に嵌め込まれた分割板部材2の外側端縁が側板9の内面の結合凹溝10に接着剤を介して強固に嵌合固定され、また、この側板9の内面に固着されるL型結合具11によっても同分割板部材2の外側端縁は強固に固定される。そして、箱型体Aの前方開口に開閉体(図示せず)が取り付けられ、その内部には必要に応じて棚板(図示せず)が配設されて箱型収納家具となり、縦長状に設置されて玄関用収納キャビネットとして用いられる。
【0025】
したがって、この実施形態の箱型収納家具においては、箱型体Aを分解すると共に背板部1を二枚の分割板部材2と一本の連結棒部材3とに分解することができるため、輸送時や保管時等にはコンパクトに納まって、梱包費や輸送費等のコストを削減することができる。そして、分割板部材2の端縁2a同士を連結棒部材3で接続して背板部1にし、箱型体Aでなる箱型収納家具として簡単に組み立てることができる。また、分割板部材2の端縁2aに沿ってその背面に補強桟材4が固着され、連結棒部材3の中程背方には補強凸部5が形成されているため、これ等各部材は強固なものとなる。
【0026】
この場合、分割板部材2は厚くて強固で高価となる板材で形成することなく補強されているため、コストアップが抑えられる。しかも、分割板部材2はその端縁2aが補強されて変形し難く、取り扱い易いものとなる。更には、連結棒部材3の両側の凹溝部6に分割板部材2の端縁2aが嵌合され、補強凸部5の両側に補強桟材4が当接された状態で、連結棒部材3を介して分割板部材2の端縁2a同士が接続固定されるため、両分割板部材2は連結棒部材3で確実に位置決め固定されて組立性が良好となる。
【0027】
しかも、この場合、補強凸部5がその両側の補強桟材4で挟持される状態となって、背板部1の接続部位が補強されるだけでなく、両補強された分割板部材2に加えて連結棒部材3が補強桟としても作用するので、組み立てられた箱型収納家具は全体としても補強される。また、分割板部材2の端縁2aと共に補強桟材4の一部が延設部4aとなって連結棒部材3の凹溝部6に嵌合されるため、分割板部材2の背面に固着された同補強桟材4は剥がれ難くなり、背板部1の接続部位がより確実に補強されるようになる。
【0028】
また、この実施形態の箱型収納家具においては、連結棒部材3が合成樹脂でなる中空型材で形成されてその材料コストは低減され、同連結棒部材3が軽量となって取り扱い易いものとなる。しかも、連結棒部材3は縦桟として用いられるものであり、上下方向の圧縮力に対抗する補強桟として作用するので、箱型収納家具が全体としてより強固で変形し難いものとなる。この場合に、連結棒部材3が木粉を含有する合成樹脂にて押出成形されるため、接着剤を介して接続される際、接着剤は同木粉を含んだ連結棒部材3に接着し易くて接続強度が高められる。しかも、木粉を含んだ連結棒部材3が、押出成形によって簡単かつ安価に製造される。
【0029】
なお、本願発明においては、上記実施形態に限定されるものでなく、横長状に設置される箱型収納家具であってもよく、連結棒部材が横桟とされるものであってもよく、背板部が三枚以上の分割板部材と複数本の連結棒部材とで形成されるものであってもよいものである。また、本願発明の箱型収納家具は、玄関用収納キャビネットの他、衣装ケース、本棚等の各種キャビネット類として用いることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本願発明の一実施形態である箱型収納家具の要部を示す断面図。
【図2】同箱型収納家具の全体を示す斜視図。
【図3】同箱型収納家具での分割板部材を示す背面図。
【図4】図3におけるX−X断面図。
【図5】同箱型収納家具の組立状態での全体を示す斜視図。
【図6】同組立状態での要部を示す断面図。
【符号の説明】
【0031】
A 箱型体
1 背板部
2 分割板部材
2a 端縁
3 連結棒部材
4 補強桟材
4a 延設部
5 補強凸部
6 凹溝部




 

 


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