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ミラーキャビネット - 松下電工株式会社
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発明の名称 ミラーキャビネット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−54547(P2007−54547A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−246809(P2005−246809)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 加藤 謙治
要約 課題
製造コストを抑制でき、視界に収納部を入れないで良好な使い勝手の多面鏡を得ると共に収納部に収納物を容易に出し入れできるミラーキャビネットを提供する。

解決手段
副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー側端部に位置した際には、副ミラー5が収納部4の前部に沿うように位置されて収納部4の前方開口を閉じてその鏡面6が前方に向く状態と、副ミラー5が収納部4の主ミラー側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態とを選択可能にするべく副ミラー5を走行部7を中心とした回動自在に構成する。副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー3の反対側端部に位置した際には、副ミラー5が収納部4の主ミラー3の反対側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態となるように構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
キャビネット本体に主ミラーを配設すると共に主ミラーの側部に前方に開口する収納部を設け、収納部の前方開口を開閉自在にする前面が鏡面となった副ミラーを収納部の前方に配置し、副ミラーの主ミラー側端部に設けた走行部を収納部の横方向の略全長にわたるように設けたレール部に走行自在に取付け、副ミラーの走行部をレール部の主ミラー側端部に位置した際には、副ミラーが収納部の前部に沿うように位置されて収納部の前方開口を閉じてその鏡面が前方に向く状態と、副ミラーが収納部から前方に突出するように位置されて収納部の前方開口を開けてその鏡面が主ミラー側に向く状態とを選択可能にするべく副ミラーを走行部を中心とした回動自在に構成し、副ミラーの走行部をレール部の主ミラーの反対側端部に位置した際には、副ミラーが収納部から前方に突出するように位置されて収納部の前方開口を開けてその鏡面が主ミラー側に向く状態となるように構成してあることを特徴とするミラーキャビネット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミラーキャビネットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、洗面台の上部に配設されるようなミラーキャビネット1には、キャビネット本体2に前方に開口した収納部4を設け、この収納部4を開閉自在にするべく収納部4の前面にミラーを回動自在に配設したものがある。
【0003】
たとえば図10のように、キャビネット本体2の中央部に前方に面する主ミラー3を配置し、主ミラー3の両側部にそれぞれ収納部4を設け、各収納部4の前面に配置する副ミラー5をそれぞれその前面が鏡面6となるように形成し、各副ミラー5の主ミラー側端部をキャビネット本体2に枢支したミラーキャビネット1が知られている。このミラーキャビネット1では、各収納部4を閉じた状態では副ミラー5と主ミラー3とで広い一面鏡を得ることができ、また各収納部4を開けるべく副ミラー5を前方に突出する状態にすると、主ミラー3と副ミラー5とでミラーキャビネット1の前方に立つ使用者の正面及び両側面を映し出すことができ、すなわち三面鏡として使用できて便利である。しかしながら、上記三面鏡として使用している間は、ミラーキャビネット1の前方に立つ使用者と収納部4との間に前方に突出した状態の副ミラー5が立ちはだかるように位置することになるから、使用者が収納部4の収納物を出し入れしにくいという問題があった。
【0004】
また図11のように、各収納部4の前面の副ミラー5をその前後両面が鏡面6となるように形成し、この副ミラー5の主ミラー3の反対側端部をキャビネット本体2に枢支したミラーキャビネット1が知られている(たとえば特許文献1参照)。このミラーキャビネット1では、各収納部4を閉じた状態では副ミラー5の前面の鏡面6と主ミラー3とで広い一面鏡を得ることができ、また各収納部4を開けるべく副ミラー5を前方に突出する状態にすると、主ミラー3と副ミラー5の後面の鏡面6とで三面鏡として使用でき、そしてこのときには収納部4は副ミラー5に邪魔されずにミラーキャビネット1の前方に立つ使用者に臨んで開口するようにされており、使用者の収納部4への収納物の出し入れが容易にされている。しかしながら、副ミラー5はその前後両面が鏡面6となるように形成されて製造コストが高くかかるという問題があり、また、三面鏡として使用した際には主ミラー3と副ミラー5との間に収納部4が露出するものであって、つまり主ミラー3と副ミラー5とに視線を移す度に使用者の視界には必ず収納部4が入ってくるものであって、三面鏡としては良好な使い勝手を得られないという問題があった。
【特許文献1】特開2003−189989号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて為したものであって、広い一面鏡としての使用形態と使用者の側面を映す多面鏡のような使用形態とを確保しつつも副ミラーの前後両面を鏡面にしないで製造コストを抑制でき、また、副ミラーに使用者の側面を映すようにして多面鏡のように使用した状態では、視界に収納部を入れないで良好な使い勝手の多面鏡を得ることができると共に収納部に収納物を容易に出し入れできるミラーキャビネットを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るミラーキャビネット1は、キャビネット本体2に主ミラー3を配設すると共に主ミラー3の側部に前方に開口する収納部4を設け、収納部4の前方開口を開閉自在にする前面が鏡面6となった副ミラー5を収納部4の前方に配置し、副ミラー5の主ミラー側端部に設けた走行部7を収納部4の横方向の略全長にわたるように設けたレール部8に走行自在に取付け、副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー側端部に位置した際には、副ミラー5が収納部4の前部に沿うように位置されて収納部4の前方開口を閉じてその鏡面6が前方に向く状態と、副ミラー5が収納部4の主ミラー側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態とを選択可能にするべく副ミラー5を走行部7を中心とした回動自在に構成し、副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー3の反対側端部に位置した際には、副ミラー5が収納部4の主ミラー3の反対側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態となるように構成してあることを特徴とする。
【0007】
これによると、副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー側端部に位置した際に、副ミラー5が収納部4の前部に沿うように位置されて収納部4の前方開口を閉じてその鏡面6が前方に向く状態を選択した場合には、副ミラー5の前面の鏡面6と主ミラー3の鏡面6とで使用者の正面を広く映す広い一面鏡を得ることができる。一方、副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー側端部に位置した際に、副ミラー5が収納部4の主ミラー側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態を選択した場合や、副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー3の反対側端部に位置した際の、副ミラー5が収納部4の主ミラー3の反対側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態となっている場合には、副ミラー5の前面の鏡面6に使用者の側面を映すようにできて主ミラー3と副ミラー5とを多面鏡のように使用可能にできる。すなわち、広い一面鏡としての使用形態と使用者の側面を映す多面鏡のような使用形態とを確保するのに副ミラー5には前面の鏡面6のみを必要とするものであって、つまり副ミラー5には前後両面に鏡面6を必要としないから、副ミラー5ひいてはミラーキャビネット1の製造コストを抑制することができたものである。
【0008】
ここで、副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー側端部に位置した際に、副ミラー5が収納部4から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態を選択した場合には、主ミラー3と副ミラー5との間に収納部4が露出することがなくて、収納部4が視界に入らずに主ミラー3と副ミラー5とを使い勝手の良い多面鏡として使用できるのである。また、副ミラー5の走行部7をレール部8に走行させて走行部7がレール部8の主ミラー3の反対側端部に位置した際にあっては、副ミラー5が収納部4の主ミラー3の反対側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態となっていて、収納部4は副ミラー5に邪魔されずにミラーキャビネット1の前方に立つ使用者に臨んで開口するようにされており、使用者の収納部4への収納物の出し入れが容易にされている。つまり、副ミラー5に使用者の側面を映すようにして多面鏡のように使用する際には、良好な使い勝手の多面鏡を得ることができたり、ミラーキャビネット1の前方に立つ使用者が収納部4に収納物を容易に出し入れすることができたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、使用者の正面を広く映す一面鏡の使用形態と使用者の正面に加えて側面をも映す多面鏡のような使用形態とを確保しつつも副ミラーの前後両面を鏡面にしないで製造コストを抑制できるといった利点や、副ミラーに使用者の側面を映すようにして多面鏡のように使用した状態では、視界に収納部を入れないで良好な使い勝手の多面鏡を得ることができると共に収納部へ収納物を容易に出し入れできるという利点を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
【0011】
図1乃至図8に本発明の実施の形態の例を示す。本例のミラーキャビネット1は、図2のようにボウル9やカラン10を設けた洗面台11の上部に取り付けて洗面化粧台12を形成するものであり、キャビネット本体2の下部には洗面台11の上部から立ち上がるような立ち上がり壁部13が設けられ、キャビネット本体2の上部には洗面化粧台12の前方を照らす照明部14が設けられ、キャビネット本体2の立ち上がり壁部13と照明部14との間には収納物を収納する収納部4が設けられ、そして、上記収納部4を開閉すると共に洗面化粧台12の前方に立つ使用者を映すための回動式の扉状のミラー15が収納部4の前面に配設されている。詳しくは、立ち上がり壁部13の前面には鏡面が形成されており、収納部4が設けられるキャビネット本体2の部位は立ち上がり壁部13よりも前方に突出するように形成されており、この部位にキャビネット本体2の前面から後方へ凹没するような空所が形成され、この空所によって前方に開口する収納部4が構成されている。本例の収納部4は横方向に左収納部4aと中央収納部4bと右収納部4cとを仕切って並設するようにして形成されている。また本例のミラー15は、左収納部4aを開閉する左扉体の前面に鏡面6を設けてなる左ミラー15aと、中央収納部4bを開閉する中央扉体の前面に鏡面6を設けてなる中央ミラー15bと、右収納部4cを開閉する右扉体の前面に鏡面6を設けてなる右ミラー15cとで構成されている。ここで、中央ミラー15bはミラーキャビネット1の中央前方に立つ使用者の前面を映すものであって左ミラー15aや右ミラー15cに比べて幅広に形成されると共に使用頻度も高いことから主ミラー3を構成しており、中央ミラー15bに比べて幅狭に形成されると共に使用頻度も低い左ミラー15aや右ミラー15cは副ミラー5を構成している。
【0012】
本例のミラーキャビネット1では、主ミラー3及び副ミラー5に使用者の正面を広く映す一面鏡の使用形態と、主ミラー3に使用者の正面を映すと共に副ミラー5に使用者の側面を映す多面鏡(本例では副ミラー5が左ミラー15a及び右ミラー15cで構成されるから三面鏡)のような使用形態とを有している。すなわち、図2のように、各収納部4をそれぞれ閉じるように主ミラー3及び副ミラー5を位置させた場合には、主ミラー3及び副ミラー5が前方を向いて面一状態とされ、使用者の正面を広く映す広い一面鏡を得られるようになっている。また、図1のように、収納部4(4b)を閉じるように主ミラー3を位置させると共に収納部4(4a,4c)を開けるように副ミラー5を回動させて位置させた場合には、主ミラー3に使用者の正面を映すと共に副ミラー5に使用者の側面を映す三面鏡を得られるようになっている。
【0013】
ところで、主ミラー3は蝶番を介してキャビネット本体2に回動自在に取り付けられているが、副ミラー5は図3のようにキャビネット本体2に取り付けられている。すなわち、副ミラー5にはその主ミラー側端部に走行部7が設けられており、副ミラー5の後方に位置する収納部4にはその横方向の略全長にわたるようにレール部8が設けられており、このレール部8に上記走行部7が走行自在に取り付けられている。詳しくは、副ミラー5の主ミラー側端部の上下端部はそれぞれ上下方向の中央側に切り欠いた切欠部17が形成されており、走行部7は各切欠部17から上方及び下方にそれぞれ突設されており、副ミラー5の主ミラー側端部から突出した棒体18とこの棒体18の突出先端に固定したランナ19とで構成されている。ランナ19は棒体18の外径より長く形成された短辺と長辺とを有した平面視矩形状に形成されており、本例では短辺は副ミラー5の幅方向(鏡面6の面方向)と略平行に、長辺は副ミラー5の厚さ方向(鏡面6と略直交する方向)と略平行になるように棒体18に固定されている。また、レール部8はリップ片8a付きコ字状の断面形状を有すると共に収納部4の横方向に亙るスライド通路部20とこのスライド通路部20の主ミラー側端部に接続して前方に突出した軸受部21とで構成されており、リップ片8a間の開口を収納部4の上下方向の中央側に向けるようにして収納部4の上下端部にそれぞれ配設されている。このレール部8には副ミラー5の走行部7が走行自在に取付けられるが、具体的にはレール部8の内部にランナ19が走行自在に内装されることで行われる。なお、レール部8のリップ片8a間の開口は棒体18が挿通可能でレール部8の内部に内装されたランナ19は挿通不可になっており、つまりレール部8の内部に内装されたランナ19はリップ片8aによってレール部8からの抜け止めがなされた状態にされている。また、本例のレール部8では、スライド通路部20の内幅Hはランナ19の短辺幅hと同幅に形成されており、軸受部21の内幅Hはランナ19の対角幅hよりも広く形成されて軸受部21の内部でランナ19が水平回転できるようにされている。
【0014】
しかして、このレール部8を介してキャビネット本体2に取付けられた副ミラー5は図4のような動作をする。詳しくは、図5のように、収納部4(4a,4c)を閉じた状態の副ミラー5は、走行部7がレール部8の軸受部21に位置された状態で、収納部4(4b)を閉じた状態の主ミラー3と同平面上に位置され、主ミラー3及び副ミラー5の各鏡面6によって段差の無い使用者の正面を広く映す広い一面鏡が得られるようになっている。このときには、副ミラー5の切欠部17以外の上下端部の部位がレール部8のスライド通路部20を目隠しし、ミラーキャビネット1が良好な外観を呈するようにされている。また、本例の主ミラー3及び副ミラー5の前面における上部及び下部には飾り框22が横方向に亙って設けられており、主ミラー3及び副ミラー5で収納部4を閉じた状態では各飾り框22が一直線状に並ぶようにされ、これによってもミラーキャビネット1の外観の向上が図られている。
【0015】
また、レール部8の軸受部21に位置した走行部7は軸受部21内で水平回転自在であるから、図6のように、副ミラー5は、レール部8の軸受部21に位置した走行部7を回転中心として、収納部4を開けるように前方に回動できる(矢印A)。このときには、副ミラー5の鏡面6は収納部4を閉じた状態の主ミラー3の鏡面6と隣接した状態でミラーキャビネット1の前方に立つ使用者に向けて面するようにでき、主ミラー3に使用者の正面を映すと共に副ミラー5に使用者の側面を映す三面鏡を得られるようになっている。特にこの状態では、副ミラー5の鏡面6は収納部4を閉じた状態の主ミラー3の鏡面6と隣接した状態であって、すなわち、主ミラー3と副ミラー5との間に収納部4が露出することがなく、視界に収納部4が入らない使い勝手のよい三面鏡が得られるようになっている。
【0016】
また、図7のように、レール部8の軸受部21に位置した走行部7を回転中心として副ミラー5を続けて前方に回動させてミラーキャビネット1から略直交した状態で前方に突出するように位置させ、この状態の副ミラー5を矢印Bのように後方へ押し込み、上記押し込んだ副ミラー5の走行部7をスライド通路部20内に挿入し、図8の矢印Cのようにミラーキャビネット1の横方向端部(主ミラー3の反対側)に向けてスライドさせて、走行部7をレール部8の主ミラー3の反対側端部に位置させることで、副ミラー5をキャビネット本体2から略直交して前方に突出させた状態で収納部4の主ミラー3の反対側端部に位置させることができる。このときには、副ミラー5の鏡面6は主ミラー側に向けて面していて三面鏡として使用可能であり、この副ミラー5が邪魔にならずに収納部4がミラーキャビネット1の前方に立つ使用者に臨んで開口するのであって使用者が収納部4に収納物を容易に出し入れできるようになっている。
【0017】
このように本例のミラーキャビネット1は、図2のように、副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー側端部に位置した際に、副ミラー5が収納部4の前部に沿うように位置されて収納部4の前方開口を閉じてその鏡面6が前方に向く状態を選択した場合には、副ミラー5の前面の鏡面6と主ミラー3の鏡面6とで使用者の正面を広く映す広い一面鏡を得ることができる。一方、図1(a)のように副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー側端部に位置した際に、副ミラー5が収納部4の主ミラー側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態を選択した場合や、図1(b)のように副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー3の反対側端部に位置した際の、副ミラー5が収納部4の主ミラー3の反対側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態となっている場合には、副ミラー5の前面の鏡面6に使用者の側面を映すようにでき、主ミラー3と副ミラー5とを三面鏡のように使用可能にできる。すなわち、図2のように広い一面鏡としての使用形態と図1のように使用者の側面を映す三面鏡のような使用形態とを確保するのに副ミラー5には前面の鏡面6のみを必要とするものであって、つまり副ミラー5には図11の従来例のように前後両面を鏡面6とすることを必要とするものではないから、副ミラー5ひいてはミラーキャビネット1の製造コストを抑制することができたものである。
【0018】
また、図1(a)のように副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー側端部に位置した際に、副ミラー5が収納部4から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態を選択した場合には、主ミラー3と副ミラー5との間に収納部4が露出することがなくて、収納部4が視界に入らずに主ミラー3と副ミラー5とを使い勝手の良い三面鏡として使用できるのであり、また、図1(b)のように副ミラー5の走行部7をレール部8に走行させて走行部7がレール部8の主ミラー3の反対側端部に位置した際にあっては、副ミラー5が収納部4の主ミラー3の反対側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態となっていて三面鏡として使用できるのは勿論、収納部4は副ミラー5に邪魔されずにミラーキャビネット1の前方に立つ使用者に臨んで開口するようにされ、使用者の収納部4への収納物の出し入れが容易にされている。つまり、図1のように副ミラー5に使用者の側面を映すようにして三面鏡のように使用する際には、図1(a)のように良好な使い勝手の三面鏡を得ることができたり、図1(b)のようにミラーキャビネット1の前方に立つ使用者が収納部4に収納物を容易に出し入れすることができたものである。
【0019】
また、本例の副ミラー5はスライド通路部20内にランナ19が位置するときには回動不能であって、つまり、副ミラー5が収納部4の主ミラー3の反対側端部に位置して収納部4が使用者に臨んで開口する状態では副ミラー5は回動不能である。しかして、使用者が収納部4に収納物を出し入れする際に誤って収納物や手などを副ミラー5に当ててしまっても、副ミラー5が回動して収納部4を閉じてしまう事態を避けることができ、収納部4への収納物の出し入れを安定して行うことができるという利点を有している。更に言うと、本例では、収納部4の主ミラー3の反対側端部に位置した副ミラー5は、キャビネット本体2から略直交した前方に突出するように位置されるのであり、副ミラー5がキャビネット本体2の側方に略突出しないようにされていて、副ミラー5がミラーキャビネット1の隣接物(たとえば壁や他の機器家具等)に当たってしまうことのないようにされているという利点も有している。なお、収納部4の主ミラー3の反対側端部に位置した副ミラー5のキャビネット本体2に対する突出角度は、本例のようにキャビネット本体2に略直交する角度に限定されるものではなく、棒体18へのランナ19の固定角度を変更してたとえばミラーキャビネット1の前方に立つ使用者に鏡面6が面するような角度(すなわち主ミラー側斜め前方方向)に向けるようにしても好ましい。
【0020】
また、図9には本発明の実施の形態の他例を示す。本例は先例と比べて副ミラー5のキャビネット本体2への取付構造を異ならせている。詳しくは、本例の走行部7のランナ19は棒体18の外径よりも大きい外径の平面視円形状に形成されており、レール部8はスライド通路部20と軸受部21とが同断面でその内幅がランナ19の外径と略同様に形成されている。しかして、本例の副ミラー5は軸受部21に限らずレール部8の任意箇所で回動可能にされているのであり、つまり副ミラー5に設けた走行部7がレール部8に回転自在且つ走行自在に取付けられているのである。これによっても、先例と同様に、副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー側端部に位置した際には、副ミラー5が収納部4の前部に沿うように位置されて収納部4の前方開口を閉じてその鏡面6が前方に向く状態と、副ミラー5が収納部4の主ミラー側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態とが選択できるようにされており、また副ミラー5の走行部7がレール部8の主ミラー3の反対側端部に位置した際には、副ミラー5が収納部4の主ミラー3の反対側端部から前方に突出するように位置されて収納部4の前方開口を開けてその鏡面6が主ミラー側に向く状態にできるようにされている。しかして、本例でも、広い一面鏡としての使用形態と使用者の側面を映す多面鏡のような使用形態とを確保しつつも副ミラー5の前後両面を鏡面6にしないで製造コストを抑制でき、また、副ミラー5に使用者の側面を映すようにして三面鏡のように使用した状態では、視界に収納部4を入れないで良好な使い勝手の三面鏡を得ることができると共に収納部4に収納物を容易に出し入れできる、といった先例同様の作用効果が得られるものである。
【0021】
なお、上記実施形態では副ミラー5が左ミラー15aと右ミラー15cとで構成した例を挙げたが、副ミラー5が左ミラー15aまたは右ミラー15cのいずれか一つであってもよいのは言うまでもない。また、主ミラー3の後方に収納部4を設けないミラーキャビネット1に対しても本発明を適用できるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施の形態の例のミラーキャビネットであって、(a)(b)は三面鏡として使用した状態のミラーキャビネットの斜視図である。
【図2】同上のミラーキャビネットを備えた洗面化粧台のの斜視図である。
【図3】同上の副ミラーのキャビネット本体への取付け部分の一部を透視した斜視図である。
【図4】同上のミラーの動作説明図である。
【図5】副ミラーの動作説明図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。
【図6】副ミラーの動作説明図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。
【図7】副ミラーの動作説明図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。
【図8】副ミラーの動作説明図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。
【図9】本発明の実施の形態の例の要部の平面図である。
【図10】従来技術の例のミラーキャビネットの斜視図である。
【図11】従来技術の他例のミラーキャビネットの斜視図である。
【符号の説明】
【0023】
1 ミラーキャビネット
2 キャビネット本体
3 主ミラー
4 収納部
5 副ミラー
6 鏡面
7 走行部
8 レール部




 

 


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