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発明の名称 温冷配膳車の保温保冷箱
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29396(P2007−29396A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−216497(P2005−216497)
出願日 平成17年7月26日(2005.7.26)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 下山 俊明
要約 課題
少ない種類の部材で組み立てを行なうことができてコストを低減することができると共に、天井面パネルや床面パネルを小さくして組み立てが容易になる温冷配膳車の保温保冷箱を提供する。

解決手段
保温用側面パネル2と、保冷用側面パネル4と、仕切棚7と、天井面パネル8と、床面パネル9と、側面パネル接続ステー10とを備える。保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4の間を仕切るように仕切棚7を配置し、保温用側面パネル2と仕切棚7と保冷用側面パネル4の上端間に天井面パネル8を取り付けると共に保温用側面パネル2と仕切棚7と保冷用側面パネル4の下端間に床面パネル8を取り付けることによって、保温室11と保冷室12を形成した保温保冷ユニット13を組み立てる。保温保冷ユニット13を側面パネル接続ステー10で接続して保温保冷箱Aを形成することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
片面に保温手段を設けた保温用側面パネルと、片面に保冷手段を設けた保冷用側面パネルと、複数の仕切棚ユニットを上下に連ねて形成され、食器を載せたトレーを上下に隣合う仕切棚ユニットの間に差し込むことによって、トレーの一側部と他側部を仕切棚ユニットの両側に張り出させた状態でトレーを支持する仕切棚と、天井面パネルと、床面パネルと、保温手段や保冷手段と反対側の面を背中合わせにして配置された保温用側面パネルと保冷用側面パネルとを、あるいは保温手段と反対側の面を背中合わせにして配置された保温用側面パネル同士を、あるいは保冷手段と反対側の面を背中合わせにして配置された保冷用側面パネル同士を接続するための、側面パネル接続ステーとを備え、保温手段と保冷手段とを対向させて保温用側面パネルと保冷用側面パネルを配置すると共に保温用側面パネルと保冷用側面パネルの間を仕切るように仕切棚を配置し、保温用側面パネルと仕切棚と保冷用側面パネルの上端間に天井面パネルを取り付けると共に保温用側面パネルと仕切棚と保冷用側面パネルの下端間に床面パネルを取り付けることによって、保温用側面パネルと仕切棚との間に保温室を、保冷用側面パネルと仕切棚との間に保冷室をそれぞれ形成して成ることを特徴とする温冷配膳車の保温保冷箱。
【請求項2】
上記の、保温用側面パネルと仕切棚との間に保温室を、保冷用側面パネルと仕切棚との間に保冷室をそれぞれ形成したものを一つの保温保冷ユニットとし、保温用側面パネルと保冷用側面パネル、あるいは保温用側面パネル同士、あるいは保冷用側面パネル同士を背中合わせに配置して複数の保温保冷ユニットを配設すると共に、隣合う保温保冷ユニットの保温用側面パネルと保冷用側面パネル、あるいは保温用側面パネル同士、あるいは保冷用側面パネル同士を側面パネル接続ステーで接続して成ることを特徴とする請求項1に記載の温冷配膳車の保温保冷箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、病院や学校等で、食器をトレーに載せた状態で給食するために使用される温冷配膳車の保温保冷箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば病院において各病室の看者に給食する場合、主食や副食、デザート等をそれぞれ盛り付けた食器をトレーの上に並べると共にこのトレーを配膳車内に上下複数段に積んで多数収容し、配膳車を走行させて各病室を回りながら、配膳車からトレーを取り出して患者に配達することによっておこなわれている。このような配膳車として従来から各種のものが提供されているが、最近では保温室と保冷室とを設けた保温保冷箱を、電動で走行する台車の上に取り付けて形成した温冷配膳車が使用されており、トレーの上に並べた食品を保温室で保温したり保冷室で保冷したりすることができるようになっている。
【0003】
このような温冷配膳車では、トレーの上に並べた食品は保温を必要とするものと保冷を必要とするものとがあるので、保温室と保冷室を隣接して設け、保温を必要とする食器を並べたトレーの一方の側が保温室内に、保冷を必要とする食器を並べたトレーの他方の側が保冷室内に配置されるようにトレーを保温室と保冷室の間に収容するようにしてある(例えば特許文献1、特許文献2等参照)。
【0004】
図5は、このような保温室11と保冷室12を隣接して設けて形成した保温保冷箱Aを電動の台車20の上に取り付けて形成した温冷配膳車の一例を示すものである。図の例では、保温保冷箱Aには温冷配膳車の進行方向において前後二つのユニット21から形成してあり、各ユニット21内に仕切棚7を取り付けて前後方向に仕切ることによって、各ユニット21内に保温室11と保冷室12が形成されるようにしてあり、各保温室11と保冷室12は両側(図の紙面の表側と裏側)に開口させてあって、各保温室11と保冷室12のこの開口は扉22で開閉自在にしてある。
【0005】
ここで、特許文献1や特許文献2等で既に知られているものであるが、仕切棚7は図6(a)(b)に示すように、支柱23の両側に上下複数本の横杆24を突設すると共に各横杆24に仕切棚ユニット5を取り付けて形成されるものであり、仕切棚ユニット5を上下に複数連ねたものとして仕切棚7を形成するようにしてある。図6(b)において25は各仕切棚ユニット5の上端部の両側に、保温室11と保冷室12の側へ張り出すように取り付けられる棚板、26は断熱板27を介して仕切棚ユニット5の側面に取り付けられる側面カバー、28は端部プレートである。また各仕切棚ユニット5の下端にはシャッタ−板38が下方へ突出する方向に弾性力を付与して上下動自在に設けてあり、図6(b)のようにシャッター板38の下端を、下側の仕切棚ユニット5の上端に当接させるようにしてある。従って、上下の仕切棚ユニット5間の気密性はシャッター板38で保持することができるものであり、複数の仕切棚ユニット5を上下に連ねて形成される仕切棚7で各ユニット21内を気密的、断熱的に仕切って仕切棚7の両側に保温室11と保冷室12を形成することができるものである。そして、上下の仕切棚ユニット5の間に、シャッター板38を押し上げながらトレー6の中央部を差し込み、トレー6の一側部と他側部を棚板25の上に載置した状態で、図5に示すように、トレー6の保温を必要とする食品を載せた一側部が保温室11に、保冷を必要とする食品を載せた他側部が保冷室12に配置されるようにして、トレー6を保温保冷箱A内に収容することができるものである。
【0006】
図7は、上記のような保温室11と保冷室12を設けて形成される保温保冷箱Aの組み立て構造の一例を示すものであり、温風ダクト29を片面に設けた端部側面パネル30と、冷風ダクト31を片面に設けた端部側面パネル32と、温風ダクト29と冷風ダクト31を両側の各面に設けた内部側面パネル33と、天井面パネル34と、床面パネル35と、そして上記の仕切棚7を用いて保温保冷箱Aを組み立てるようにしてある。
【0007】
すなわち、端部側面パネル30の温風ダクト29と内部側面パネル32の冷風ダクト31が対向するように、また端部側面パネル32の冷風ダクト31と内部側面パネル33の温風ダクト29が対向するように、端部側面パネル30と内部側面パネル33と端部側面パネル32を平行に配置し、さらに端部側面パネル30と内部側面パネル33の間に仕切棚7を、内部側面パネル33と端部側面パネル32の間に仕切棚7をそれぞれ配置する。そして端部側面パネル30と内部側面パネル33と端部側面パネル32の上端間に天井面パネル34を配置して、天井面パネル34の下面に設けた接続部36を端部側面パネル30と内部側面パネル33と端部側面パネル32の上端にそれぞれ取り付けると共に、端部側面パネル30と内部側面パネル33と端部側面パネル32の下端間に床面パネル35を配置して、床面パネル35の上面に設けた接続部37を端部側面パネル30と内部側面パネル33と端部側面パネル32の下端に取り付けることによって、端部側面パネル30と仕切棚7との間に保温室11を、仕切棚7と内部側面パネル33の冷風ダクト31側の面との間に保冷室12を形成し、また内部側面パネル33の温風ダクト29側の面と仕切棚7との間に温風室11を、仕切棚7と端部側面パネル32との間に保冷室12を形成した、保温保冷箱Aを組み立てることができるものである。
【0008】
上記の図7の保温保冷箱Aは、端部側面パネル30と内部側面パネル33の間の保温室11と保冷室12でトレー6を収容する一つのユニット21が形成されるものであり、また内部側面パネル33と端部側面パネル32の間の保温室11と保冷室12でトレー6を収容する一つのユニット21が形成されるものであり、保温保冷箱Aを二つのユニット21から形成することができるものである。
【0009】
一方、収容するトレー6の枚数を増やした仕様の保温保冷箱Aを組み立てる際には、図8に示すように、端部側面パネル30と端部側面パネル32の間に2枚の内部側面パネル33,33を配置し、そして端部側面パネル30と2枚の端部側面パネル33,33と端部側面パネル32の上端間に天井面パネル34を配置して、天井面パネル34の下面に設けた接続部36を端部側面パネル30と内部側面パネル33,33と端部側面パネル32の上端にそれぞれ取り付けると共に、端部側面パネル30と内部側面パネル33,33と端部側面パネル32の下端間に床面パネル35を配置して、床面パネル35の上面に設けた接続部37を端部側面パネル30と内部側面パネル33,33と端部側面パネル32の下端に取り付けることによって、行なうことができるものである。
【0010】
このものでは、端部側面パネル30と内部側面パネル33の間の保温室11と保冷室12でトレー6を収容する一つのユニット21が、また一対の内部側面パネル33,33間の保温室11と保冷室12でトレー6を収容する一つのユニット21が、内部側面パネル33と端部側面パネル32の間の保温室11と保冷室12でトレー6を収容する一つのユニット21が、それぞれ形成されるものであり、保温保冷箱Aを三つのユニット21から形成して、トレー6の収容枚数を増やすことができるものである。
【特許文献1】特開2000−4959号公報
【特許文献2】特開2000−60652号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記のように、トレー6の収容枚数に応じて、トレー6を収容するユニット21の数の異なる保温保冷箱Aを組み立てる必要があるが、上記の図7、図8のものでは、ユニット21の数が二つのものと、三つものとで異なる長さの天井面パネル34や床面パネル35を用いる必要があり、ユニット21の数に応じた長さの天井面パネル34や床面パネル34が必要となって、在庫する部材の種類が増加するという問題があった。また温風ダクト29を設けた端部側面パネル30と、冷風ダクト31を設けた端部側面パネル32の他に、両面に温風ダクト29と冷風ダクト31を設けた内部側面パネル33も用いる必要があり、側面パネルの種類が三種類必要となって、この点でも部材の種類が増加するという問題があった。
【0012】
また、このように天井面パネル34や床面パネル35は複数のユニット21に跨る大きさであるために、部材が大型化して組み立て困難になるという問題があり、さらに、天井面パネル34や床面パネル35は各ユニット21間に跨って取り付けられるために、各ユニット21間の熱伝導がこれらの天井面パネル34や床面パネル35を介して起こり易く、保温室11の昇温効率や保冷室12の冷却効率が悪くなるという問題もあった。
【0013】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、少ない種類の部材で組み立てを行なうことができてコストを低減することができると共に、天井面パネルや床面パネルを小さくして組み立てが容易になり、さらに保温室の昇温効率や保冷室の冷却効率を高めることができる温冷配膳車の保温保冷箱を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の請求項1に係る温冷配膳車の保温保冷箱は、片面に保温手段1を設けた保温用側面パネル2と、片面に保冷手段3を設けた保冷用側面パネル4と、複数の仕切棚ユニット5を上下に連ねて形成され、食器を載せたトレー6を上下に隣合う仕切棚ユニット5の間に差し込むことによって、トレー6の一側部と他側部を仕切棚ユニット5の両側に張り出させた状態でトレー6を支持する仕切棚7と、天井面パネル8と、床面パネル9と、保温手段1や保冷手段3と反対側の面を背中合わせにして配置された保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4とを、あるいは保温手段1と反対側の面を背中合わせにして配置された保温用側面パネル2,2同士を、あるいは保冷手段3と反対側の面を背中合わせにして配置された保冷用側面パネル4,4同士を接続するための、側面パネル接続ステー10とを備え、保温手段1と保冷手段3とを対向させて保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4を配置すると共に保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4の間を仕切るように仕切棚7を配置し、保温用側面パネル2と仕切棚7と保冷用側面パネル4の上端間に天井面パネル8を取り付けると共に保温用側面パネル2と仕切棚7と保冷用側面パネル4の下端間に床面パネル8を取り付けることによって、保温用側面パネル2と仕切棚7との間に保温室11を、保冷用側面パネル4と仕切棚7との間に保冷室12をそれぞれ形成して成ることを特徴とするものである。
【0015】
また請求項2の発明は、請求項1において、上記の、保温用側面パネル2と仕切棚7との間に保温室11を、保冷用側面パネル4と仕切棚7との間に保冷室12をそれぞれ形成したものを一つの保温保冷ユニット13とし、保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4、あるいは保温用側面パネル2,2同士、あるいは保冷用側面パネル4,4同士を背中合わせに配置して複数の保温保冷ユニット13を配設すると共に、隣合う保温保冷ユニット13の保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4、あるいは保温用側面パネル2,2同士、あるいは保冷用側面パネル4,4同士を側面パネル接続ステー10で接続して成ることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、保温用側面パネル2と、保冷用側面パネル4と、仕切棚7と、天井面パネル8と、床面パネル9とで、保温室11と保冷室12を形成した一つの保温保冷ユニット13を組み立てることができるものであり、保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4という2種類だけの側面パネルで組み立てることができ、部材の種類を少なくしてコストを安価にすることが可能になると共に、天井面パネル8や床面パネル9は一つのユニット分の小さな大きさに形成することができ、組み立てが容易になるものである。またこの保温保冷ユニット13を側面パネル接続ステー10で接続することによって、任意のユニット数に保温保冷ユニット13を連結した保温保冷箱を形成することができるものであり、ユニット数に応じた大きさの天井面パネル8や床面パネル9を用いる必要がなく、部材の種類を少なくしてコストを安価にすることが可能になると共に、天井面パネル8や床面パネル9は各保温保冷ユニット13ごとに独立していて、各保温保冷ユニット13間での熱伝導を小さくすることができ、保温室11の昇温効率や保冷室12の冷却効率を高めることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
【0018】
保温用側面パネル2は金属板やプラスチック板などで形成されるものであり、内部を中空に形成する共に中空部に断熱材を充填することによって断熱性を有するものとして形成してある。この保温用側面パネル2の片面には温風ダクト29によって形成される保温手段1が設けてある。41は温風ダクト29に設けた温風吹き出し用の温風口である。また保温用側面パネル2の保温手段1を設けた側と反対側の面において、両側端部に接続用凹段部42が形成してある(図4(a)参照)。
【0019】
保冷用側面パネル4は金属板やプラスチック板などで内部を中空に形成されるものであり、中空部に断熱材40を充填することによって断熱性を有するものとして形成してある。この保冷用側面パネル4の片面には冷風ダクト31によって形成される保冷手段3が設けてある。43は冷風ダクト31に設けた冷風吹き出し用の冷風口である。また保冷用側面パネル4の保冷手段3を設けた側と反対側の面において、両側端部に凹段部を設けて接続部42が形成してある(図4(a)参照)。このように、保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4は、温風ダクト29と冷風ダクト31以外、同形状、同寸法に形成されるものである。
【0020】
また天井面パネル8は金属板やプラスチック板などで内部を中空に形成されるものであり、中空部に断熱材を充填することによって断熱性を有するものとして形成してある。天井面パネル8は、後述のように形成される保温室11と保冷室12を備えた一つの保温保冷ユニット13の平面の形状・面積に適合する形状・面積に形成されるものである。天井面パネル8の両端部の下面には保温用側面パネル2や保冷用側面パネル4の上端に結合される結合部45が下方へ突出して設けてあり、中央部の下面には下面開口の結合凹部47が凹設してある。
【0021】
床面パネル9は金属板やプラスチック板などで内部を中空に形成されるものであり、中空部に断熱材を充填することによって断熱性を有するものとして形成してある。床面パネル9は一つの保温保冷ユニット13の平面の形状・面積に適合する形状・面積に形成されるものである。床面パネル9の両端部の上面には保温用側面パネル2や保冷用側面パネル4の下端に結合される結合部49が上方へ突出して設けてあり、中央部の上面には上面開口の結合凹部50が凹設してある。
【0022】
また仕切棚7は、既述の図6のように、複数の仕切棚ユニット5を上下に連ねたものとして形成されるものである。
【0023】
さらに側面パネル接続ステー10は、保温保冷ユニット13の高さとほぼ同寸法の上下に長い板で形成されるものである。
【0024】
本発明は、上記の保温用側面パネル2、保冷用側面パネル4、仕切棚7、天井面パネル8、床面パネル9を具備し、さらに必要に応じて側面パネル接続ステー10を具備し、これらを組み立てることによって、保温保冷ユニット13を作製し、さらに保温保冷箱Aを作製することができるものである。
【0025】
すなわち、まず、保温用側面パネル2の保温手段1と保冷用側面パネル4の保冷手段3とを対向させると共に、この保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4の間に仕切棚7を配置する。そして、保温用側面パネル2と仕切棚7と保冷用側面パネル4の下端間に床面パネル9を配置し、床面パネル9の両端の結合部49を保温用側面パネル4の下端と保温用側面パネル2の下端にそれぞれ結合すると共に、仕切棚7の下端部を結合凹部50に差し込み係合して結合する。
【0026】
また、保温用側面パネル2と仕切棚7と保冷用側面パネル4の上端間に跨るように天井面パネル8を配置し、天井面パネル8の両端部の結合部45を保温用側面パネル2の上端と保冷用側面パネル4の上端にそれぞれ結合すると共に、仕切棚7の上端部を結合凹部47に差し込み係合して結合する。
【0027】
天井面パネル8や床面パネル9の結合部45,49と、保温用側面パネル2や保冷用側面パネル4の上下の端部との結合は、ボルト止め等の任意の手段で行なうことができるものである。また天井面パネル8や床面パネル9の結合凹部47,50と、仕切棚7の上下の端部との結合は、結合凹部47,50に仕切棚7の上下の端部をそれぞれ差し込むと共に、図3に示すように、結合凹部47,50の箇所において天井面パネル8や床面パネル9に設けた取付孔52,53にボルト54を通し、このボルト54を仕切棚7の支柱23の上下の端部にねじ込むことによって、行なうことができるものである。
【0028】
上記のように、保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4の間を仕切るように仕切棚7を配置した状態で、保温用側面パネル2と仕切棚7と保冷用側面パネル4の上端間に天井面パネル8を取り付けると共に保温用側面パネル2と仕切棚7と保冷用側面パネル4の下端間に床面パネル8を取り付けることによって、保温用側面パネル2と仕切棚7との間に保温室11を形成することができ、また保冷用側面パネル4と仕切棚7との間に保冷室12を形成することができるものである。保温室11と保冷室12の間は仕切棚7で気密的に且つ断熱的に遮断されているものであり、しかも天井面パネル8や床面パネル9の結合凹部47,50に仕切棚7の上下の端部を差し込んで結合するようにしてあるために、保温室11と保冷室12の間の断熱性をより高く確保することができるものである。そして保温室11の両側の開口部や、保冷室12の両側の開口部にそれぞれ扉22を開閉自在に取り付けることによって、保温室11と保冷室12を備えた保温保冷ユニット13を組み立てることができるものである。
【0029】
この一つの保温保冷ユニット13には例えば12〜20膳のトレー6を収容することができるものであり、一つの保温保冷ユニット13で保温保冷箱Aを形成して、台車20の上に取り付けることによって、12〜20膳収容タイプの温冷配膳車を形成することができるものである。また、収容するトレー6の枚数を増やした仕様に保温保冷箱Aを形成する場合には、図1のように二つの保温保冷ユニット13を連結することによって、例えば24〜40膳収容タイプの保温保冷箱Aを形成することができ、図2のように三つの保温保冷ユニット13を連結することによって、例えば36〜60膳収容タイプの保温保冷箱Aを形成することができるものである。このように複数の保温保冷ユニット13を連結して形成した保温保冷箱Aを台車20の上に取り付けることによって、図5のような温冷配膳車を形成することができるものである。
【0030】
このように複数の保温保冷ユニット13を連結するにあたっては、隣合う一方の保温保冷ユニット13の保冷用側面パネル4と、他方の保温保冷ユニット13の保温用側面パネル2を背中合わせにして当接させ、図4に示すように、保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4の接続用凹段部42,42に跨らせて側面パネル接続ステー10を嵌め込み、側面パネル接続ステー10に設けた取付孔59からボルト60を保温用側面パネル2と保冷用側面パネル4にそれぞれねじ込むことによって、保温保冷ユニット13を側面パネル接続ステー10で接続することによって行なうことができるものである。
【0031】
このように複数の保温保冷ユニット13を連結することによって、トレー6の収容枚数の異なる複数種の保温保冷箱Aを形成することができるものであり、そしてこの保温保冷箱Aを台車20の上に取り付けることによって、トレー6の収容枚数の異なる複数種の温冷配膳車を形成することができるものである。従って、天井面パネル8や床面パネル9として、一つの保温保冷ユニット13を形成するものを用いて、トレー6の収容枚数の異なる複数種の保温保冷箱Aを形成することができるものであり、天井面パネル8や床面パネル9を複数種の保温保冷箱Aに共用することができ、保温保冷箱Aを組み立てる部材の種類を少なくすることができるものである。また側面パネルとして保温手段1を設けた保温用側面パネル2と、保冷手段3を設けた保冷用側面パネル4のみを用いて、保温保冷箱Aを形成することができるものであり、保温保冷箱Aを組み立てる部材の種類を少なくすることができるものである。このように保温保冷箱Aの組み立て部材の種類を少なくすることによって、在庫を少なくすることができると共に、コストを低減することが可能になるものである。
【0032】
また、天井面パネル8や床面パネル9は、一つの保温保冷ユニット13を形成する大きさのものでよいので、天井面パネル8や床面パネル9を小型化することができ、保温保冷箱Aの組み立てが容易になるものである。さらに複数の保温保冷ユニット13を連結して保温保冷箱Aを形成するにあたって、天井面パネル8や床面パネル9は各保温保冷ユニット13毎に独立しているので、各保温保冷ユニット13間において天井面パネル8や床面パネル9を通して熱伝導が生じることを防ぐことができるものであり、熱伝導を小さくして保温室11の昇温効率や保冷室12の冷却効率を高めることができるものである。
【0033】
図1、図2において56は保冷手段3に接続されるコンデンシングユニットであり、保温保冷箱Aの天井面パネル8の上に取り付けてある。このコンデンシングユニット56は重量物であるが、保温保冷箱Aの天井は保温用側面パネル2と保冷用側面パネル2を背中合わせに重ねた2枚の側面パネルで支持する構造に形成してあるので、コンデンシングユニット56を支持する強度を保温保冷箱Aに付与することができるものである。特に図2のものでは3台のコンデンシングユニット56を積む必要があるが、十分な強度を保温保冷箱Aに付与することができるものである。また、天井面パネル8の接続部45や床面パネル9の接続部49の内側の側面は凹曲面57に形成してあり、保温室11や保冷室12の天井面や床面の角部はアール面となって、清掃が容易になるようにしてある。
【0034】
尚、上記の図1や図2の実施の形態では、隣合う保温保冷ユニット13の保冷用側面パネル4と保温用側面パネル2を側面パネル接続ステー10で接続するようにしており、例えば図1のものでは、左から保温室11、保冷室12、保温室11、保冷室12の順に配置された保温保冷箱Aを作製するようにしたが、これのみに限定されるものではない。すなわち、隣合う保温保冷ユニット13を保温用側面パネル2同士が背中合わせになるように配置して、保温用側面パネル2同士を側面パネル接続ステー10で接続するようにすれば、図1のものは、保冷室12、保温室11、保温室11、保冷室12の順に配置した保温保冷箱Aとして作製することができ、隣合う保温保冷ユニット13を保冷用側面パネル4同士が背中合わせになるように配置して、保冷用側面パネル4同士を側面パネル接続ステー10で接続するようにすれば、図1のものは、保温室11、保冷室12、保冷室12、保温室11の順に配置した保温保冷箱Aとして作製することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略図である。
【図3】同上の天井面パネルや床面パネルと仕切棚との結合部の概略拡大図である。
【図4】同上の保温用側面パネルと保冷用側面パネルの接続の構造を示すものであり、(a)は概略平面図、(b)は概略拡大図である。
【図5】温冷配膳車の一例を示す正面図である。
【図6】仕切棚の一例を示すものであり、(a)は一部の正面図、(b)は一部の分解斜視図である。
【図7】従来の一例を示す概略図である。
【図8】従来の他の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
【0036】
1 保温手段
2 保温用側面パネル
3 保冷手段
4 保冷用側面パネル
5 仕切棚ユニット
6 トレー
7 仕切棚
8 天井面パネル
9 床面パネル
10 側面パネル接続ステー
11 保温室
12 保冷室
13 保温保冷ユニット
A 保温保冷箱




 

 


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