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発明の名称 収納棚
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29394(P2007−29394A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−216378(P2005−216378)
出願日 平成17年7月26日(2005.7.26)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 瀬戸 一範 / 山内 進
要約 課題
収納物と収納物上方の棚板の間に形成された隙間を小さくして収納棚の収納量を多くし、収納物を収納空間から容易に取り出せるようにし、棚板を容易に掃除できるようにする。

解決手段
前面が開口する収納部1の両内側面にダボ3a、3bを前後方向に複数設ける。収納部1の両内側面間に架設される棚板2の両側面の前記ダボ3a、3bに対応する位置に前後方向に長い凹所7a、7bを形成する。各凹所7a、7bの上底面部8を前後方向に移動自在にダボ3a、3bに載置する。棚板2を収納部1内に収納した収納位置から収納部1の前面開口1eよりも前方に突出した突出位置まで出入自在にする。
特許請求の範囲
【請求項1】
前面が開口する収納部の両内側面にダボを前後方向に複数設け、収納部の両内側面間に架設される棚板の両側面の前記ダボに対応する位置に前後方向に長い凹所を形成し、各凹所の上底面部を前後方向に移動自在にダボに載置して、棚板を収納部内に収納した収納位置から収納部の前面開口よりも前方に突出した突出位置まで出入自在にしたことを特徴とする収納棚。
【請求項2】
上記凹所の下面に、下方から凹所内にダボを挿入するためのダボ挿入用開口と、棚板を収納位置及び突出位置に配した際におけるダボの下方に位置するダボ抜け防止用横片部を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の収納棚。
【請求項3】
上記ダボを収納部の両内側面の前後方向の二箇所に設けると共に、前側のダボ及び後側のダボを同じ高さに配し、上記凹所を棚板の両側面の前後方向の二箇所に設け、前側の凹所に前側のダボを挿入すると共に後側の凹所に後側のダボを挿入し、各凹所の上底面部において棚板を収納位置に配した際にダボに載置される部分を収納位置ダボ受け部とすると共に、棚板を突出位置に配した際にダボに載置される前記収納位置ダボ受け部よりも後方に位置する部分を突出位置ダボ受け部とし、前側の凹所の収納位置ダボ受け部と後側の凹所の収納位置ダボ受け部を同じ高さに形成し、前側の凹所及び後側の凹所のうち、少なくとも前側の凹所にあっては、突出位置ダボ受け部を収納位置ダボ受け部よりも上方に位置させると共に、上底面部の突出位置ダボ受け部と収納位置ダボ受け部間の部位を後側に行く程上方に位置するように傾斜した傾斜面としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納棚。
【請求項4】
上記ダボを収納部の両内側面の前後方向の二箇所に設けると共に、前側のダボ及び後側のダボを同じ高さに配し、上記凹所を棚板の両側面の前後方向の二箇所に設け、前側の凹所に前側のダボを挿入すると共に後側の凹所に後側のダボを挿入し、各凹所の上底面部において棚板を収納位置に配した際にダボに載置される部分を収納位置ダボ受け部とすると共に、棚板を突出位置に配した際にダボに載置される前記収納位置ダボ受け部よりも後方に位置する部分を突出位置ダボ受け部とし、前側の凹所の収納位置ダボ受け部と後側の凹所の収納位置ダボ受け部を同じ高さに形成し、前側の凹所及び後側の凹所のうち、少なくとも前側の凹所にあっては、突出位置ダボ受け部を収納位置ダボ受け部よりも下方に位置させると共に、上底面部の突出位置ダボ受け部と収納位置ダボ受け部間の部位を後側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納棚。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は収納棚に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から知られている下駄箱等の収納棚としては例えば特許文献1に示すものがある。この種の収納棚は収納部の両内側面の前後に図14に示すようなダボ3a、3bを設け、これらダボ3a、3bに棚板2の両側面に設けた下方に開口する嵌め込み凹部14を固定的に嵌め込むことで、棚板2を収納部の両内側面間に架設してあり、これにより収納部内に上下に複数段棚板2を架設し、該棚板2により収納部内の空間を複数の収納空間に仕切っている。
【0003】
ところで上記収納棚の棚板2間の距離(つまり収納空間の上下長さ)は対象となる靴等の収納物の上下長さよりもかなり長めに設定してある。これは棚板2上に載置された収納物と1段上の棚板2との間に隙間を形成し、該隙間から手を入れて収納空間内の靴等の収納物を掴んで収納空間から容易に取り出せるようにするためであるが、このように棚板2間の距離を長くした場合、収納物と上段の棚板2の間に形成された隙間がデッドスペースとなり、収納棚には少量の収納物しか収納できなくなる。またこの棚板2間の距離は比較的長めに設定してあるとはいえ棚板2間に手を入れて棚板2を掃除することは難しい作業となっている。
【特許文献1】特開平7−236526号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、収納物と収納物上方の棚板の間に形成された隙間を小さくして収納棚の収納量を多くでき、しかも収納物を収納空間から容易に取り出すことができ、さらには棚板を容易に掃除できる収納棚を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために本発明に係る収納棚は、前面が開口する収納部1の両内側面にダボ3a、3bを前後方向に複数設け、収納部1の両内側面間に架設される棚板2の両側面の前記ダボ3a、3bに対応する位置に前後方向に長い凹所7a、7bを形成し、各凹所7a、7bの上底面部8を前後方向に移動自在にダボ3a、3bに載置して、棚板2を収納部1内に収納した収納位置から収納部1の前面開口1eよりも前方に突出した突出位置まで出入自在にしたことを特徴とするものである。この構成により、棚板2を収納部1内に収納した収納位置から収納部1の前面開口1eよりも前方に突出した突出位置まで引き出して該棚板2に載置された収納物を取り出したり、この突出位置に引き出した棚板2に収納物を載置した後、収納位置に押し込むことで収納物を収納したりと、上段の棚板2に邪魔されることなく容易に収納物を出し入れでき、またこれにより棚板2間の距離を収納物の高さと略同じ程度に短くすることができて収納棚の収納量を多くできる。また棚板2を収納部1から前方に突出した突出位置に引き出して容易に掃除ができる。
【0006】
また上記凹所7a、7bの下面に、下方から凹所7a、7b内にダボ3a、3bを挿入するためのダボ挿入用開口12と、棚板2を収納位置及び突出位置に配した際におけるダボ3a、3bの下方に位置するダボ抜け防止用横片部13を設けることも好ましい。この場合、棚板2が収納位置及び突出位置にある時にはダボ抜け防止用横片部13により各凹所7a、7b内にあるダボ3a、3bが凹所7a、7bから抜け出ることを防止できて、棚板2がダボ3a、3bから外れることを防止できる。また棚板2を収納部1に取付ける際には、棚板2を下方に移動させることでダボ挿入用開口12を介して下方から各凹所7a、7b内に収納部1のダボ3a、3bを容易に挿入でき、棚板2の収納部1への取り付けが容易になる。
【0007】
また上記ダボ3a、3bを収納部1の両内側面の前後方向の二箇所に設けると共に、前側のダボ3a及び後側のダボ3bを同じ高さに配し、上記凹所7a、7bを棚板2の両側面の前後方向の二箇所に設け、前側の凹所7aに前側のダボ3aを挿入すると共に後側の凹所7bに後側のダボ3bを挿入し、各凹所7a、7bの上底面部8において棚板2を収納位置に配した際にダボ3a、3bに載置される部分を収納位置ダボ受け部9とすると共に、棚板2を突出位置に配した際にダボ3a、3bに載置される前記収納位置ダボ受け部9よりも後方に位置する部分を突出位置ダボ受け部10とし、前側の凹所7aの収納位置ダボ受け部9と後側の凹所7bの収納位置ダボ受け部9を同じ高さに形成し、前側の凹所7a及び後側の凹所7bのうち、少なくとも前側の凹所7aにあっては、突出位置ダボ受け部10を収納位置ダボ受け部9よりも上方に位置させると共に、上底面部8の突出位置ダボ受け部10と収納位置ダボ受け部9間の部位を後側に行く程上方に位置するように傾斜した傾斜面11とすることも好ましい。このように前側の凹所7aの上底面部8の突出位置ダボ受け部10と収納位置ダボ受け部9間の部位を後側に行く程上方に位置するように傾斜した傾斜面11とすることで、突出位置の棚板2を収納位置の棚板2よりも下方に位置させて、該突出位置の棚板2と1段上の棚板2の間隔を長くでき、収納物を出し入れする際に上段の棚板2が一層邪魔にならないようになり、一層容易に収納物を出し入れできる。
【0008】
また上記ダボ3a、3bを収納部1の両内側面の前後方向の二箇所に設けると共に、前側のダボ3a及び後側のダボ3bを同じ高さに配し、上記凹所7a、7bを棚板2の両側面の前後方向の二箇所に設け、前側の凹所7aに前側のダボ3aを挿入すると共に後側の凹所7bに後側のダボ3bを挿入し、各凹所7a、7bの上底面部8において棚板2を収納位置に配した際にダボ3a、3bに載置される部分を収納位置ダボ受け部9とすると共に、棚板2を突出位置に配した際にダボ3a、3bに載置される前記収納位置ダボ受け部9よりも後方に位置する部分を突出位置ダボ受け部10とし、前側の凹所7aの収納位置ダボ受け部9と後側の凹所7bの収納位置ダボ受け部9を同じ高さに形成し、前側の凹所7a及び後側の凹所7bのうち、少なくとも前側の凹所7aにあっては、突出位置ダボ受け部10を収納位置ダボ受け部9よりも下方に位置させると共に、上底面部8の突出位置ダボ受け部10と収納位置ダボ受け部9間の部位を後側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面11とすることも好ましい。このように前側の凹所7aの上底面部8の突出位置ダボ受け部10と収納位置ダボ受け部9間の部位を後側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面11とすることで、棚板2をわずかな力で収納位置に収納でき、また棚板2が不意に突出位置に突出することを防止できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、上段の棚板に邪魔されることなく容易に収納物を出し入れでき、また棚板間の距離を収納物の高さと略同じ程度に短くすることができて収納棚の収納量を多くできる。また棚板を収納部から前方に突出した突出位置に引き出して掃除ができ、棚板の掃除を容易にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
【0011】
図2に示す本例の収納棚は靴等の履物を収納する下駄箱として利用されるものであり、背板1a、両側板1b、天板1c、地板1d、からなる前面が開口した箱状の収納部1と、収納部1の両内側面(両側板1bの内面)間に架け渡される上下複数段の棚板2とを備え、これら棚板2により収納部1内の空間を仕切って上下複数の収納空間を形成している。
【0012】
収納部1の両内側面の各棚板2が架設される高さ位置にはダボ3a、3bを前後方向に複数設けている。図示例では収納部1の両内側面の各棚板2に対応する高さ位置の前部と後部に一つずつダボ3a、3b設けてあり、各棚板2に対応する前側のダボ3aと後側のダボ3bは同じ高さに設けている。
【0013】
ダボ3a、3bは図4に示すように棚板2に固着される金属性の固着部4と、棚板2が載置される円筒状の載置部5を備えている。固着部4は鍔状部4aの中央から軸部4bを突設すると共に軸部4bとは反対側に先端が尖ったピン状の差し込み部4cを突設してあり、軸部4bで前記円筒状の載置部5を回転自在に軸支している。そして固着部4の差し込み部4cを鍔状部4aの差し込み部4c側の面が収納部1の内側面に当たるまで収納部1の側板1bに差し込むことで棚板2に固着できるようになっている。なお図中6は軸部4bの先端に設けた載置部5が軸部4bから外れることを防止する鍔部4dである。
【0014】
棚板2はパーティクルボードのような木質材からなり、図3(a)のように平面視で長方形状に形成されている。棚板2の長手方向及び短手方向の夫々は収納部1の両内側面間の距離及び収納部1の奥行きと略同じである。
【0015】
棚板2の両側面の前記ダボ3a、3bに対応する位置には前後方向に長い凹所7a、7bを形成している。本例では棚板2の両側面の前部と後部の夫々に凹所7a、7bを形成してあり、前側に設けた凹所7aは前側のダボ3aを挿入するものであり、また後側に設けた凹所7bは後側のダボ3bを挿入するものである。各凹所7a、7bは下方及び外側方にのみ開口している。棚板2の前側の各凹所7aは前後方向において同じ位置に設けてあり、また棚板2の後側の各凹所7bも前後方向において同じ位置に設けている。また全ての凹所7a、7bの上底面部8は前後方向に亘って水平で且つ同じ高さに形成されている。ここで各凹所7a、7bの上底面部8の前端部を収納位置ダボ受け部9とし、また後端部を突出位置ダボ受け部10とする。
【0016】
棚板2を収納部1に取付けるには、対応する段のダボ3a、3bの上方に配した棚板2を下方に移動して棚板2の各凹所7a、7bの下面から対応するダボ3a、3bの載置部5を挿入し、各ダボ3a、3bの載置部5上に各凹所7a、7bの上底面部8を載置する。ここで収納部1に棚板2を取付けた状態にあっては、ダボ3a、3bの鍔状部4aの上端部が棚板2の凹所7a、7bよりも上方の側端面に近接対向し、これにより棚板2の側端面で鍔状部4aの載置部5側の面を押さえて鍔状部4aが内側方に向けて移動することを防止して、ダボ3a、3bが収納部1の側板1bから脱落することを防止している。
【0017】
上記棚板2はダボ3a、3bの載置部5に載置されることだけで収納部1の両内側面間に架け渡されており収納部1には固定されていない。つまり各凹所7a、7bの上底面部8は前後方向に移動自在にダボ3a、3bに載置してあり、ダボ3a、3bは凹所7a、7bの上底面部8に対して凹所7a、7bの長手方向(前後方向)の全長に亘る範囲内で移動自在となっている。これにより棚板2は、各凹所7a、7bの収納位置ダボ受け部9をダボ3a、3bに載置して棚板2が収納部1内に収納された図1の実線に示す収納位置から、各凹所7a、7bの突出位置ダボ受け部10をダボ3a、3bに載置して棚板2の前部が収納部1の前面開口1eよりも前方に突出した図1の破線に示す突出位置までの範囲内で出入自在となっている。
【0018】
従って本発明にあっては、例えば収納位置にある水平な棚板2を収納部1の前面開口1eよりも突出した突出位置に引き出して、該棚板2に載置されている靴等の履物からなる収納物を取り出したり、またこの突出位置に配した水平な棚板2に収納物を載置し、この棚板2を後方に押し込んで棚板2を収納位置に配置して収納部1内に収納物を収納する等、収納物を棚板2間の収納空間に容易に出し入れできるようになっており、またこれにより棚板2間の距離を収納物の高さと略同じ程度に短くすることができて収納棚の収納量を多くできる。また棚板2を収納部1から前方に突出した突出位置に引き出して容易に掃除ができる。また本例では上記棚板2を載置するダボ3a、3bの固着部4に対して回転自在となった載置部5に載置してあるので、棚板2をスムーズに前後方向にスライドできる。
【0019】
図5及び図6に本発明の収納棚の他例を示す。なお本例では図5のように突出位置に引き出された棚板2の前端が後端より下方に位置するように傾斜した姿勢となる点に特徴があり、以下の説明では図1の収納棚と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は極力省略する。
【0020】
図6に示す本例の棚板2の前側の各凹所7aにあっては、凹所7aの後端部にある水平面となった突出位置ダボ受け部10を水平面となった凹所7aの前端部にある収納位置ダボ受け部9よりも上方に位置させてあり、また上底面部8の突出位置ダボ受け部10と収納位置ダボ受け部9間の部位を後側に行く程上方に位置するように傾斜した傾斜面11としている。また棚板2の後側の各凹所7bは図1の凹所7bと同様に上底面部8が前後方向に亘って水平で且つ同じ高さに形成されており、さらに前側の凹所7aの収納位置ダボ受け部9と後側の凹所7bの収納位置ダボ受け部9は同じ高さに形成されている。
【0021】
上記構成により例えば収納位置にある棚板2を前方に引き出した場合には、前側の凹所7aにあっては上底面部8の収納位置ダボ受け部9、傾斜面11、突出位置ダボ受け部10がダボ3a、3bと順に載置され、また後側の凹所7bにあっては図3の棚板2と同様に水平な上底面部8の収納位置ダボ受け部9を設けた前端部から突出位置ダボ受け部10を設けた後端部にかけて順に載置されることとなり、このようにして突出位置に引き出された棚板2は図5の破線で示すように前端が後端よりも下方に位置するように傾斜した姿勢となる。この場合、突出位置に配した棚板2とこの1段上の収納位置にある棚板2との間隔は図1の例と比較して大きくなり、これにより突出位置に配した棚板2に収納物をより一層容易に載置できる。また突出位置に配した棚板2は前端が後端より下方に位置するように傾斜した姿勢となるので、突出位置に棚板2を引き出す際に該棚板2が1段下の収納空間に収納した収納物に当たり難くなっており、このことはブーツ等のかかと側の背が高くなった靴をつま先側を前にして収納するような場合は特に有効である。
【0022】
図7及び図8に本発明の収納棚の更に他例を示す。なお本例では図7のように突出位置に引き出された棚板2が収納位置の棚板2よりも下方に位置し且つ水平となるようにした点に特徴があり、以下の説明では図1の収納棚と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は極力省略する。
【0023】
図8に示す本例の棚板2の前側及び後側の各凹所7a、7bは共に図6に示す棚板2の前側の各凹所7aと同様の構成としている。即ち、棚板2の前側及び後側の各凹所7a、7bにあっては、凹所7a、7bの後端部にある水平面となった突出位置ダボ受け部10を水平面となった凹所7aの前端部にある収納位置ダボ受け部9よりも上方に位置させてあり、また上底面部8の突出位置ダボ受け部10と収納位置ダボ受け部9間の部位を後側に行く程上方に位置するように傾斜した傾斜面11としている。また前側の凹所7aの収納位置ダボ受け部9と後側の凹所7bの収納位置ダボ受け部9の高さ、前側の凹所7aの突出位置ダボ受け部10と後側の凹所7bの突出位置ダボ受け部10の高さを共に同じとしている。
【0024】
上記構成により例えば収納位置にある棚板2を前方に引き出した場合には、前側及び後側の凹所7a、7bにあっては、上底面部8の収納位置ダボ受け部9、傾斜面11、突出位置ダボ受け部10がダボ3a、3bに順に載置されることとなり、このようにして突出位置に引き出された棚板2は図7の破線で示すように収納位置にある棚板2よりも下方に位置し、且つ水平な姿勢となる。この場合、突出位置に配した棚板2とこの1段上の収納位置にある棚板2との間隔は図1の例と比較して大きくなり、これにより突出位置に配した棚板2に収納物をより一層容易に載置できる。またこの突出位置にある棚板2は水平となるので、ブーツ等の背の高い靴等の収納物を倒れ難くできる。
【0025】
図9及び図10に本発明の収納棚の更に他例を示す。なお本例では図9のように突出位置に引き出された棚板2の前端が後端より上方に位置するように傾斜した姿勢となるようにした点に特徴があり、以下の説明では図1の収納棚と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は極力省略する。
【0026】
図10に示す本例の棚板2の前側の各凹所7aにあっては、凹所7aの後端部にある水平面となった突出位置ダボ受け部10を水平面となった凹所7aの前端部にある収納位置ダボ受け部9よりも下方に位置させてあり、また上底面部8の突出位置ダボ受け部10と収納位置ダボ受け部9間の部位を後側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面11としている。また棚板2の後側の各凹所7bは上底面部8が前後方向に亘って水平で且つ同じ高さに形成されており、さらに前側の凹所7aの収納位置ダボ受け部9と後側の凹所7bの収納位置ダボ受け部9は同じ高さに形成されている。
【0027】
上記構成により例えば収納位置にある棚板2を前方に引き出した場合には、前側の凹所7aにあっては上底面部8の収納位置ダボ受け部9、傾斜面11、突出位置ダボ受け部10がダボ3aに順に載置され、また後側の凹所7bにあっては上底面部8の収納位置ダボ受け部9を設けた前端部から突出位置ダボ受け部10を設けた後端部にかけて順に載置されることとなり、このようにして突出位置に引き出された棚板2は図9の破線で示すように前端が後端よりも上方に位置するように傾斜した姿勢となる。この棚板2は前側及び後側の凹所7a、7bの上底面部8の突出位置ダボ受け部10と収納位置ダボ受け部9間の部位を後側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面11としてあるので、棚板2を収納する際に傾斜面11をダボ3a、3bに載置している際には、棚板2には自重により棚板2が収納位置側に移動する方向に力がかかり、これにより棚板2をわずかな力で収納位置に収納できる。また棚板2を突出位置に引き出すにはやや力が必要であり、これにより振動等により棚板2が不意に突出位置に突出することを防止できる。また突出位置に配した棚板2は前端が後端より上方に位置するように傾斜した姿勢となるので、突出位置に棚板2を引き出す際に該棚板2に載置した収納物が1段上の棚板2に当たり難くなっており、このことはブーツ等のかかと側の背が高くなった靴をつま先側を前にして収納するような場合は特に有効である。
【0028】
図11及び図12に本発明の収納棚の更に他例を示す。なお本例では図11のように突出位置に引き出された棚板2が収納位置の棚板2よりも上方に位置し且つ水平となるようにした点に特徴があり、以下の説明では図1の収納棚と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は極力省略する。
【0029】
図12に示す本例の棚板2の前側及び後側の各凹所7a、7bは共に図9に示す棚板2の前側の各凹所7aと同様の構成としている。即ち、棚板2の前側及び後側の各凹所7a、7bにあっては、凹所7a、7bの後端部にある水平面となった突出位置ダボ受け部10を水平面となった凹所7a、7bの前端部にある収納位置ダボ受け部9よりも下方に位置させてあり、また上底面部8の突出位置ダボ受け部10と収納位置ダボ受け部9間の部位を後側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面11としている。また前側の凹所7aの収納位置ダボ受け部9と後側の凹所7bの収納位置ダボ受け部9の高さ、前側の凹所7aの突出位置ダボ受け部10と後側の凹所7bの突出位置ダボ受け部10の高さを共に同じとしている。
【0030】
上記構成により例えば収納位置にある棚板2を前方に引き出した場合には、前側及び後側の凹所7a、7bにあっては、上底面部8の収納位置ダボ受け部9、傾斜面11、突出位置ダボ受け部10がダボ3a、3bに順に載置されることとなり、このようにして突出位置に引き出された棚板2は図11の破線で示すように収納位置にある棚板2よりも上方に位置し、且つ水平な姿勢となる。これにより本例でも傾斜面11を利用して棚板2をわずかな力で収納位置に収納でき、棚板2が不意に突出位置に突出することを防止できる。また突出位置にある棚板2は水平となるので、ブーツ等の背の高い靴等の収納物を倒れ難くできる。
【0031】
なお収納部1には上記図3、図6、図8、図10、図12に示す5種類の棚板2のうち、1種類の棚板2のみを取付けても良いし、複数種類の棚板2を取り付けても良い。複数種類の棚板2を取付ける場合の例としては、例えば上下2段の棚板2のうち下段の棚板2として図5の棚板2を用い、上段の棚板2として図9の棚板2を用いる等、下段の棚板2として図5又は図7の棚板2を用いると共に上段の棚板2として図9又は図11の棚板2を用いることが挙げられる。この場合、上下の棚板2を共に突出位置に位置させた際には、上下2段の棚板2間の距離を長くでき、この際の下段の棚板2に載置された収納物を容易に取り出せる。なお複数種類の棚板2を取付ける場合の棚板2の組み合わせとしては使用形態に合わせて上記の他の組み合わせを利用しても良い。
【0032】
また図13の説明図に示すように上記凹所7a、7bの下面に、下方から凹所7a、7b内にダボ3a、3bを挿入するためのダボ挿入用開口12と、棚板2を収納位置及び突出位置に配した際におけるダボ3a、3bの下方に位置するダボ抜け防止用横片部13を設けても良い。即ち図13では図1の例の棚板2において、各凹所7a、7bの前端部及び後端部の下面にダボ抜け防止用横片部13を棚板2に一体に設けてあり、各凹所7a、7bの前端部に設けたダボ抜け防止用横片部13と後端部に設けたダボ抜け防止用横片部13の間の開口をダボ挿入用開口12としている。これにより棚板2が収納位置及び突出位置にある時には収納位置ダボ受け部9及び突出位置ダボ受け部10の夫々の下方に位置するダボ抜け防止用横片部13により各凹所7a、7b内にあるダボ3a、3bが凹所7a、7bから抜け出ることを防止できて、棚板2がダボ3a、3bから外れることを防止できる。また棚板2を収納部1に取付ける際には、棚板2を前後方向において突出位置と収納位置の中程に配置し、該棚板2を下方に移動させることで、ダボ挿入用開口12を介して下方から各凹所7a、7b内に収納部1の両内側面から内側方に向けて突出したダボ3a、3bを容易に挿入でき、棚板2の収納部1への取り付けが容易になる。なお本例では図1の棚板2にダボ挿入用開口12及びダボ抜け防止用横片部13を設けた例を示したが、同様に図5、図7、図9、図11の例の棚板2にダボ挿入用開口12及びダボ抜け防止用横片部13を設けても良いものとする。
【0033】
また上記いずれの例においても棚板2の両側の凹所7a、7bは別々に設けてあるが、棚板2の長手方向(左右方向)の全長に亘って凹所7a、7bを形成し、該凹所7a、7bの両側端部に収納部1の両内側面に設けたダボ3a、3bを挿入しても良く、この場合、棚板2を樹脂押出成形により形成することができる。また凹所7a、7bは下方に開口している必要はなく、外側方のみに開口していても良い。また本発明は下駄箱以外に利用される収納棚に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す収納棚の要部拡大側断面図である。
【図2】同上の収納棚の正面図である。
【図3】同上の棚板であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図4】同上のダボであり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図5】他例の収納棚の要部拡大側断面図である。
【図6】同上の棚板の側面図である。
【図7】更に他例の収納棚の要部拡大側断面図である。
【図8】同上の棚板の側面図である。
【図9】更に他例の収納棚の要部拡大側断面図である。
【図10】同上の棚板の側面図である。
【図11】更に他例の収納棚の要部拡大側断面図である。
【図12】同上の棚板の側面図である。
【図13】更に他例の収納棚の説明図である。
【図14】従来の収納棚の説明図である。
【符号の説明】
【0035】
1 収納部
2 棚板
3a 前側のダボ
3b 後側のダボ
7a 前側の凹所
7b 後側の凹所
8 上底面部
9 収納位置ダボ受け部
10 突出位置ダボ受け部
11 傾斜面
12 ダボ挿入用開口
13 ダボ抜け防止用横片部




 

 


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