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発明の名称 カウンター構造とその施工方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21238(P2007−21238A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2006−259553(P2006−259553)
出願日 平成18年9月25日(2006.9.25)
代理人 【識別番号】100093230
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 利夫
発明者 徳屋 光伸 / 石田尾 利斉
要約 課題
施工性に優れ、製品の品質の維持やメンテナンス性等が良好な、新しいカウンター構造とその施工方法を提供する。

解決手段
カウンター平板(6)と前垂部材(63)とが一体化配設されたカウンター構造であって、カウンター平板(6)の前端部は前垂部材の凹部に嵌め込まれていて、前垂部材(63)の前面の長手方向に溝(64)が形成されており、その溝(64)に吊具が脱着可能に係止される係止部(66)が設けられているカウンター構造とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
カウンター平板と前垂部材とが一体化配設されたカウンター構造であって、カウンター平板の前端部は前垂部材の凹部に嵌め込まれていて、前垂部材の前面の長手方向に溝が形成されており、その溝には吊具が脱着可能に係止される係止部が設けられていることを特徴とするカウンター構造。
【請求項2】
吊具がタオル掛けの一部であることを特徴とする請求項1のカウンター構造。
【請求項3】
吊具が補助カウンターの一部であることを特徴とする請求項1のカウンター構造。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかのカウンター構造のための施工方法であって、キャビネット本体の上面を覆うようにしたカウンター平板の前端部に前垂部材の凹部を嵌め込んで取付け固定することを特徴とするカウンターの施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この出願の発明は、カウンター構造とその施工方法に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、施工性に優れ、製品の品質の維持やメンテナンス性等が良好でかつキッチン作業の効率を向上させることが可能なシステムキッチン用等の新しいカウンター構造とその施工方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、システムキッチン等においては、人造大理石やメラミンコーティングカウンター等の樹脂製のカウンターが施工取付けされている。
【0003】
従来、たとえば図12に示したように、キャビネット(1)上部を覆うようにカウンター(2)が配設されており、このカウンター(2)は、通常、裏桟(3)を介してキャビネット(1)に載置されるカウンター平板部(21)と、立上がり壁として壁(4)面に当接されるバックガード部(22)並びに前垂部(23)とによって構成されている。
【0004】
また、カウンター(2)については、図12のように平板部(21)、バックガード部(22)、そして前垂部(23)が人造大理石板やメラミンコート板のように樹脂製として一体成形されたものとともに、図13のように、同一素材製であって、しかもバックガード部(22)を施工現場において接着できるようにした分離型のものも知られている。
【0005】
このような一体型あるいは分離型のいずれにおいても、通常、カウンター平板部(21)にガスコンロ、電磁加熱器等の調理機器が配置される場合には、バックガード部(22)には、不燃性のカバーを設けるようにしている。
【0006】
また他方で、タオル掛けや補助カウンターはキッチン作業を行う上で便利なものであり、従来よりキッチンキャビネットに取り付けられているのであるが、タオル掛けはキャビネット幕板部に設置されていたり、補助カウンターは引き箱内などに収納されていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、以上のような従来のカウンターの構造においては、いくつかの改善すべき課題があった。
【0008】
第1には、従来のカウンター(2)の場合には、図12にも示したようにキャビネット(1)上部への裏桟(3)を介しての載置固定となるため、裏桟(3)の施工が必要であり、しかも、上記一体型の場合には、平板部(21)にバックガード部(22)と前垂部(23)が一体化されており、また分離型の場合であっても、平板部(21)には前垂部(23)が一体化されているため、その重量がかなりのものとなるとともに、施工時の運搬、移動や、取扱いが、バックガード部(22)や前垂部(23)の存在という形状の特異性によって面倒であるという問題があった。
【0009】
そして、第2には、施工時だけでなく、上記と同様の理由から、メンテナンスや改築の時の解体も面倒であるという問題があった。
【0010】
さらに第3には、たとえば、図14に示したように、略L字状にカウンター(2)を直交させて突合せる場合には、交差部(5)において前垂部(23)をJ字状の特殊形状に切り欠かねばならず、また、木ロ部のバックガード部(24)を後付けしなければならないことから、施工性に劣るという実情があった。
【0011】
また、第4には、上記のようにタオル掛けはキャビネットの幕板部に設置されていたり、また補助カウンターは引き箱内に収納されていたりしていたため、それらの位置はキャビネットの長手方向の特定位置に固定されており、作業に併せて適切な位置に動かすといったことができず、またそういったオプションパーツのキッチンキャビネットからの脱着に関しても自由に行うことはできなかった。
【0012】
そして、上記の分離型の場合には、施工現場においてカウンター平板部(21)にバックガード部(22)を接着しているが、接着に要する圧着時間(養生時間)は施工効率を制約する要因となっており、また、接着後にも、接着の劣化やバックガード部(22)の反り等の理由からバックガード部(22)がはずれることがあるという懸念があった。
【0013】
また、従来のカウンター(2)の場合には、調理機器の熱による影響を抑えるために、バックガード部(22)(24)に不燃性のカバーを設けることが必要とされ、この点においても施工性の向上には制約があった。
【0014】
そこで、この出願の発明は、以上のとおりの従来の問題点を解消し、施工性に優れ、製品の品質の維持やメンテナンス性等が良好でかつキッチン作業の効率を向上させることが可能な新しいカウンター構造とその施工方法を提供することを課題している。
【課題を解決するための手段】
【0015】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、第1には、カウンター平板と前垂部材とが一体化配設されたカウンター構造であって、カウンター平板の前端部は前垂部材の凹部に嵌め込まれていて、前垂部材の前面の長手方向に溝が形成されており、その溝には吊具が脱着可能に係止される係止部が設けられていることを特徴とするカウンター構造を提供し、第2には、吊具がタオル掛けの一部であることを特徴とするカウンター構造を、第3には、吊具が補助カウンターの一部であることを特徴とするカウンター構造を提供する。
【0016】
第4には、上記いずれかのカウンター構造の施工方法であって、キャビネット本体の上面を覆うようにしたカウンター平板の前端部に前垂部材の凹部を嵌め込んで取付け固定することを特徴とするカウンターの施工方法を提供する。
【0017】
また、具体的なカウンター構造の例示としては、カウンター平板とバックガード部材並びに前垂部材とが一体化配設されたカウンター構造であって、カウンター平板の壁側後端部はバックガード部材の凹部に嵌め込まれ、カウンター平板の前端部は前垂部材の凹部に嵌め込まれていることを特徴とするカウンター構造や、バックガード部材は不燃材であるカウンター構造、バックガード部材と前垂部材とが共通化されているカウンター構造、バックガード部材と前垂部材が金属製であることを特徴とするカウンター構造、さらには、2枚のカウンター平板が略L字状に互いに直交して突き合わされており、バックガード部材が一方のカウンター平板の木口部から他方のカウンター平板の後端部にわたって嵌め込み配設されていることを特徴とするカウンター構造をも提供する。
【0018】
また、上記いずれかのカウンター構造のための施工方法であって、壁にバックガード部材を取付けた後に、キャビネット本体の上面を覆うようにカウンター平板をバックガード部材前面の凹部に嵌め込み固定し、次いでカウンター平板の前端部に前垂部材の凹部を嵌め込んで取付け固定することを特徴とするカウンターの施工方法も提供する。
【発明の効果】
【0019】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、従来の問題点を解消し、施工性に優れ、製品の品質の維持やメンテナンス性等が良好でかつキッチン作業の効率を向上させることが可能な新しいカウンター構造とその施工方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
この出願の発明は、上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下にその実施の形態について説明する。
【0021】
この出願の発明においては、たとえば、図1および図2に示しているように、前垂部材(63)の前面の長手方向に溝(64)を形成し、その溝(64)には、図2に示しているようなT字型あるいはその他の形状の吊具(65)が脱着可能に係止される係止部(66)を設けることが可能である。このような前垂部材(63)は、アルミなどで形成することができ、特に図1に示しているように前垂部材(63)の前面の長手方向の全長に溝(64)を設ける場合には、押し出し成形などによって係止部(66)を有する溝(64)を容易に成形させることができる。またこの係止部(66)を、弾性を有するものとすることによって前垂部材(63)に対して吊具(65)を簡単に脱着させることが可能となる。
【0022】
そして、たとえば図3に示しているような、前垂部材(63)に係止可能な吊具(65)を有するタオル掛け(67)や、図4に示しているような、前垂部材(63)に係止可能な吊具(65)を有する跳ね上げ式の補助カウンター(68)などを係止することが可能となる。
【0023】
なお吊具(65)は、タオル掛け(67)本体や補助カウンター(68)本体と一体型のものでもよく、またそれら本体から取り外し可能なものであってもよい。
【0024】
このような構造にすることによって、たとえば図5に示しているように、キッチンの作業に併せてタオル掛け(67)や補助カウンター(68)をキッチンキャビネット(1)の長手方向の全長において自由に移動(スライド)させることができ、また使用位置で固定させて使用することができることから、調理などのキッチンの作業効率を大幅に向上させることができる。またこれらタオル掛け(67)や補助カウンター(68)が不要な場合や作業の邪魔になる場合には、それらを前垂部材(63)の溝(64)から容易に取り外すこともできる。
【0025】
またタオル掛け(67)および補助カウンター(68)以外のさまざまなラック類を前垂部材(63)に取り付けることももちろん可能である。
【0026】
そして、たとえば図6に例示したように、この出願の発明のカウンター構造の具体例では、人造大理石板やメラミンコート板等の各種の樹脂板等からなるカウンター平板(61)とバックガード部材(62)並びに前垂部材(63)とが一体化配設されており、カウンター平板(61)の壁側の後端部は、バックガード部材(62)の前面に設けた凹部(62A)に嵌め込まれ、カウンター平板(61)の前端部は、前垂部材(63)の凹部(63A)に嵌め込まれる。
【0027】
つまり、カウンター平板(61)、バックガード部材(62)、並びに前垂部材(63)は、各々、別部材として用意され、施工時に、カウンター平板(61)の後端部および前端部の各々がバックガード部材(62)の凹部(62A)と前垂部材(63)の凹部(63A)に嵌め込まれることでカウンター(6)として一体化されている。
【0028】
このような構造は、この出願の発明の方法に従って、まず壁(4)にバックガード部材(62)を取付けた後に、キャビネット(1)本体の上面を覆うようにカウンター平板(61)をバックガード部材(62)の凹部(62A)に嵌め込み固定し、次いでカウンター平板(61)の前端部に前垂部材(63)をその凹部(63A)において嵌め込み固定することによって施工することができる。
【0029】
たとえばより具体的には、図7および図8に例示したように、次の工程に沿って施工することができる。
【0030】
<A>まず、壁(4)に、バックガード部材(62)を、所定の位置においてビス等によって取付け固定する。
【0031】
<B>バックガード部材(62)の高さ位置に合うようにキャビネット(1)を設置し、これにカウンター固定金具(7)を取付ける。
【0032】
<C>バックガード部材(62)の凹部(62A)に、カウンター平板(61)の後端部を嵌め込み、これを固定する。
【0033】
<D>その後、カウンター平板(61)の前端部に、前垂部材(63)の凹部(63A)を嵌め込む。
【0034】
そして、前垂部材(63)は、カウンター固定金具(7)にビス等によって固定する。
【0035】
もちろん、細部においてはこのような工程例に限られることはない。たとえば、図9に例示したように、カウンター平板(61)は、バックガード部材(62)の凹部(62A)並びに前垂部材(63)の凹部(63A)に、その後端部と前端部の各々を、弾性体パッキン(8)を介して嵌入させてもよいし、図10のように、接着剤(9)によって嵌め込み状態で固定してもよいし、さらには、図11のように、前端部とともに後端部についてもビス(ネジ)(10)に固定するようにしてもよい。
【0036】
以上のとおりのカウンター構造とその施工方法によれば、カウンター平板(61)は、その前後端部を凹部(63A)(62A)に嵌め込むことで取付け支持するため、図12に示した従来例のように、裏桟(3)によってカウンター(2)を取付け支持する必要がないため、位置合わせや取付け固定が容易となって施工は簡略化されるとことになる。また、面積の大きなカウンター平板(61)はその形状が平板であって、しかもバックガード部材(62)並びに前垂部材(63)が別体として、従来に比べてはるかに単純な形状を有していることから、施工現場での運搬、移動、そして取扱いも極めて容易となる。
【0037】
そして、当然のことではあるが、以上の理由によって、施工時だけでなく、メンテナンスや改築時においてその解体も容易である。
【0038】
さらにまた、従来においては、図13にも示したように分離型でバックガード部(22)を接着固定する構造が知られているが、この従来構造では、圧着時間(養生時間)が施工上の大きな制約になり、しかも、接着後も、接着剤の劣化やカウンター平板部(21)、あるいはバックガード部(22)の反りによって剥離してはずれるという懸念があったが、上記の構造においてはこれらの不都合は存在しない。凹部(63A)(62A)へのカウンター平板(61)の嵌め込みを行うことから、厳密な圧着時間の管理は必要ではなく、施工性は向上し、劣化や反りによる剥離も問題とはならない。かえって、このような嵌め込みであることによって、反りの矯正も可能となる。この効果は、バックガード部材(62)並びに前垂部材(63)をアルミニウム等の金属製とすることによってより顕著なものとなる。
【0039】
位置決め精度も含めて、このような理由から、製品品質の維持も良好なものとなる。
【0040】
実際、バックガード部材(62)、さらには前垂部材(63)とアルミニウム製等の金属製とすることも考慮される。カウンター平板(61)を樹脂板とすることで、これまでにない新しい外観意匠性が発現される。
【0041】
このような金属製のものをはじめとする不燃材を用いる場合には、さらに特徴のある効果が奏せられることになる。不燃材であることによって、従来よりバックガード部に設けられていた不燃性カバーを別途配置する必要がないことである。
【0042】
さらにこの出願の発明の場合には、外観性等を共通化したバックガード部材(62)および前垂部材(63)とすることも考慮される。施工性、部材加工性、そしてコストにおいても優れたものとなる。
【0043】
また、この出願の発明の、カウンター平板(61)の前後端部における凹部への嵌め込み構造を、図11に例示したように2枚のカウンター平板(61A)(61B)の略L字状での直交突合せにより構成する場合には、図14に示した従来のように前垂部(23)をJ字状の特殊形状に切り欠き加工する必要や、木口部バックガード部(24)の後付け加工の必要性は全くない。前垂部材(63)の交差位置ではコーナーピースの配設によって処理できるだけでなく、凹部(62A)への嵌め込みとして、バックガード部材(62)が、一方のカウンター平板(61A)の木口部から他方のカウンター平板(61B)の後端部にわたって取付けられることになる。何ら特殊な加工が必要とされることはない。このため、極めて優れた施工性が実現される。
【0044】
また、従来のJ字状切り欠き加工の場合には、人造大理石板等の樹脂板に対してクラックを発生させやすく、寸法精度の確保も難しいという問題があったが、この出願の発明では、このような問題は全く生じない。従って、製品品質も良好に維持されることになる。
【0045】
もちろん、この出願の発明は以上の例に限定されることはない。その細部において、さらに様々な形態が可能とされることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】溝が形成された前垂部材がカウンター板に取り付けられた状態を例示した斜視図である。
【図2】溝が形成された前垂部材を例示した断面図である。
【図3】前垂部材にタオル掛けが係止された状態を例示した斜視図である。
【図4】前垂部材に補助カウンターが係止された状態を例示した斜視図である。
【図5】前垂部材にタオル掛けおよび補助カウンターが係止された状態のキッチンキャビネットの全体を示した正面図である。
【図6】この出願の発明のカウンター構造の具体例を例示した断面図である。
【図7】この出願の発明の施工方法の工程の一部を例示した断面図である。
【図8】図2に続く工程を例示した断面図である。
【図9】弾性体パッキンを介しての嵌め込みを例示した断面図である。
【図10】接着とビス(ネジ)固定について例示した断面図である。
【図11】L字状カウンターについて例示した平面図である。
【図12】従来のカウンター構造を示した断面図である。
【図13】従来の分離型カウンターを示した断面図である。
【図14】従来のL字状カウンターを示した平面図である。
【符号の説明】
【0047】
1 キャビネット
2 カウンター
21 平板部
22,24 バックガード部
23 前垂部
3 裏桟
4 壁
5 交差部
6 カウンター
61 カウンター平板
62 バックガード部材
62A 凹部
63 前垂部材
63A 凹部
64 溝
65 吊具
66 係止部
67 タオル掛け
68 補助カウンター
7 カウンター固定金具
8 弾性体パッキン
9 接着剤
10 ビス(ネジ)




 

 


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