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成形品への部品取付け構造 - 松下電工株式会社
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発明の名称 成形品への部品取付け構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−7273(P2007−7273A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194165(P2005−194165)
出願日 平成17年7月1日(2005.7.1)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 石倉 健太郎 / 松村 浩一 / 小嶋 啓 / 小早川 益律 / 揖斐 秀実
要約 課題
発泡樹脂からなる柔らかい中間樹脂層を備えた成形品の取付部品によって締め付けられた部位が圧縮変形することを防止でき、外観及び防水性に優れた成形品への部品取付け構造を提供する。

解決手段
表面樹脂層3と裏面樹脂層4の間に発泡性樹脂からなる中間樹脂層5を形成した成形品1を備える。成形品1の裏面に底が表面樹脂層3に至る凹所6を形成する。凹所6内に中間樹脂層5よりも硬質の硬質体8を埋設して成形品1に固着一体化する。成形品1に硬質体8及び表面樹脂層3を貫通する貫通孔10を形成する。貫通孔10に取付部品2を挿通する。取付部品2で貫通孔10の周縁部を成形品1の表裏両側から挟持して取付部品2を成形品1に取付ける。
特許請求の範囲
【請求項1】
表面樹脂層と裏面樹脂層の間に発泡性樹脂からなる中間樹脂層を形成した成形品を備え、該成形品の裏面に底が表面樹脂層に至る凹所を形成し、該凹所内に中間樹脂層よりも硬質の硬質体を埋設して成形品に固着一体化し、該成形品に硬質体及び表面樹脂層を貫通する貫通孔を形成し、該貫通孔に取付部品を挿通し、該取付部品で貫通孔の周縁部を成形品の表裏両側から挟持して取付部品を成形品に取付けて成ることを特徴とする成形品への部品取付け構造。
【請求項2】
硬質体と凹所における少なくとも内周側面を構成する中間樹脂層の間に樹脂コート層を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の成形品への部品取付け構造。
【請求項3】
上記硬質体を成形品の凹所に充填した樹脂を硬化してなるものとし、該硬質体の表面樹脂層と反対側の面に平板を接着し、上記貫通孔が、平板、硬質体、表面樹脂層を貫通するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の成形品への部品取付け構造。
【請求項4】
上記貫通孔に外周面に周溝を形成した筒状のパッキンを挿入すると共に、該パッキンの周溝に貫通孔の周縁部を嵌め込んで、貫通孔にパッキンを取付け、該パッキンを介して上記取付部品を取付けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の成形品への部品取付け構造。
【請求項5】
上記表面樹脂層が裏面樹脂層よりも軟質であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の成形品への部品取付け構造。
【請求項6】
上記成形品が表面樹脂層の表面を内面とする浴槽であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の成形品への部品取付け構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は表面樹脂層と裏面樹脂層の間に発泡性樹脂からなる中間樹脂層が介在する成形品への部品取付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の浴槽等に利用される成形品には例えば特許文献1に示すように表面樹脂層と裏面樹脂層の間に発泡性樹脂からなる中間樹脂層を介在させた三層構造のものがあり、このものは発泡性樹脂からなる中間樹脂層を備えることで断熱性や遮音性に優れている。
【0003】
ところで上記特許文献1に示す成形品には取付部品を取付ける場合がある。取付部品としては配管接続用の金具等の部品や種々の部品を取付けるための金具等があり、この種の取付部品は例えば図4に示すように成形品1に形成した貫通孔30に取付部品31を挿通し、該取付部品31で成形品1の貫通孔30の周縁部を挟持して締め付けた状態で成形品1に取付けられる。
【0004】
しかし上記成形品1にあっては表面樹脂層3と裏面樹脂層4の間にある中間樹脂層5が変形し易い発泡性樹脂からなるので、厚み方向に対する強度が弱く、このため前述のように取付部品31で成形品1を表裏から締め付けた状態で取付けた場合、図4に示すよう成形品1の取付部品31によって締め付けられた部位が圧縮変形し、成形品1の外観が低下してしまう。またこの際、貫通孔30の近傍の部位の防水性も低下し、発泡性樹脂からなる中間樹脂層5に水が侵入したり、浴槽から水が漏れ出る恐れもある。
【特許文献1】特開平7−32383号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、発泡樹脂からなる柔らかい中間樹脂層を備えた成形品の取付部品によって締め付けられた部位が圧縮変形することを防止でき、外観及び防水性に優れた成形品への部品取付け構造を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明に係る成形品への部品取付け構造は、表面樹脂層3と裏面樹脂層4の間に発泡性樹脂からなる中間樹脂層5を形成した成形品1を備え、該成形品1の裏面に底が表面樹脂層3に至る凹所6を形成し、該凹所6内に中間樹脂層5よりも硬質の硬質体8を埋設して成形品1に固着一体化し、該成形品1に硬質体8及び表面樹脂層3を貫通する貫通孔10を形成し、該貫通孔10に取付部品2を挿通し、該取付部品2で貫通孔10の周縁部を成形品1の表裏両側から挟持して取付部品2を成形品1に取付けて成ることを特徴とする。これにより成形品1の取付部品2が取付けられる部位にある中間樹脂層5に替えて硬質体8を配設し、成形品1の貫通孔10の周縁部分を前記成形品1に固着一体化した硬質体8と表面樹脂層3で構成することができ、取付部品2によって表裏両側から締め付けられる成形品1の貫通孔10の周縁部分が圧縮変形することを防止でき、これにより外観の低下を防止でき、また貫通孔10から中間樹脂層5に水が侵入したり、水漏れが生じたりすることを防止できて防水性が向上する。
【0007】
また硬質体8と凹所6における少なくとも内周側面を構成する中間樹脂層5の間に樹脂コート層7を形成することも好ましい。この場合、樹脂コート層7により発泡樹脂からなる中間樹脂層5に水が侵入することを防止でき、また硬質体8と凹所6の間から水が流出することも防止できる。
【0008】
また上記硬質体8を成形品1の凹所6に充填した樹脂を硬化してなるものとし、該硬質体8の表面樹脂層3と反対側の面に平板9を接着し、上記貫通孔10が、平板9、硬質体8、表面樹脂層3を貫通するものであることも好ましい。この場合、平板9の硬質体8と反対側の平滑な面に沿って取付部品2を取付けることができ、取付部品2で貫通孔10の周縁部分を均等の力で締め付けることができ、また取付部品2の取付誤差が生じることを防止でき、またこれらにより防水性を一層向上できる。
【0009】
また上記貫通孔10に外周面に周溝14を形成した筒状のパッキン11を挿入すると共に、該パッキン11の周溝14に貫通孔10の周縁部を嵌め込んで、貫通孔10にパッキン11を取付け、該パッキン11を介して上記取付部品2を取付けることも好ましい。この場合、パッキン11で成形品1と取付部品2との間を防水できて防水性を一層高められる。
【0010】
また上記表面樹脂層3が裏面樹脂層4よりも軟質であることも好ましい。この場合、軟質の表面樹脂層3と取付部品2の間を防水できて防水性を一層高められる。
【0011】
また上記成形品1が表面樹脂層3の表面を内面とする浴槽であることも好ましい。この場合、浴槽の取付部品2を取付けた部位における外観及び防水性を向上できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、取付部品によって表裏両側から締め付けられる成形品の貫通孔の周縁部分が圧縮変形することを防止でき、これにより外観の低下を回避でき、また貫通孔から中間樹脂層に水が侵入したり、水漏れが生じたりすることを防止できて防水性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。まず取付部品2が取付けられる成形品1について詳述する。図1に示す成形品1は浴室に設置される浴槽として利用されるものであり、図2の(a)〜(d)には成形品1の加工工程を順に示している。
【0014】
図1に示すように成形品1は浴槽の内面を構成する表面樹脂層3と、浴槽の外面を構成する裏面樹脂層4と、表面樹脂層3と裏面樹脂層4の間に介在する発泡樹脂からなる中間樹脂層5の三層構造である。
【0015】
一体化された表面樹脂層3、裏面樹脂層4、中間樹脂層5のうち、裏面樹脂層4はガラス繊維強化ポリエステル等のFRPからなり、また表面樹脂層3は裏面樹脂層4よりも軟質のエラストマー樹脂からなり、このように表面樹脂層3を裏面樹脂層4よりも軟質とすることで浴槽の内面にクッション性を付与している。また中間樹脂層5は裏面樹脂層4及び表面樹脂層3間に発泡性樹脂である発泡性ウレタンを充填することで形成され、断熱性及び遮音性を高めている。
【0016】
上記成形品1において取付部品2が取付けられる部位の裏面には底が表面樹脂層3に至る凹所6を形成している。凹所6を形成するには図2(a)のように表面樹脂層3を残して裏面樹脂層4及び中間樹脂層5を除去する。この時、裏面樹脂層4及び中間樹脂層5は取付部品2によって締め付けられる部位よりも広い範囲で除去する。なお凹所6を形成するにあたって表面樹脂層3は除去されないものとする。
【0017】
上記成形品1の裏面側に開口する凹所6内には接着剤7aからなる樹脂コート層7を介して中間樹脂層5よりも硬質の硬質体8を埋設し、これにより硬質体8を成形品1の各層3、4、5に対して固着一体化している。樹脂コート層7は粘度が低く表面樹脂層3及び硬質体8との密着性が良い樹脂であることが好ましく、具体的にはエポキシ系、ウレタン系、塩化ビニル系等の樹脂が用いられる。硬質体8は後述の平板9との密着性が良いものが好ましく、具体的には不飽和ポリエステル系、エポキシ系、ウレタン系等の樹脂からなる。
【0018】
硬質体8を凹所6内に埋設するには、硬質体8と凹所6の少なくとも内周側面を構成する中間樹脂層5との間に樹脂コート層7を形成する。本例では図2(a)に示すように中間樹脂層5で構成された凹所6の内周側面に加えて、裏面樹脂層4で構成された凹所6の内周側面、表面樹脂層3で構成された凹所6の底面に樹脂コート層7となる接着剤7aを塗布し、これにより凹所6の内面の全面に亘って接着剤7aを塗布し、この後、図2(b)のように凹所6内に前記硬質体8となる樹脂を充填し、この樹脂を硬化させて硬質体8を形成する。これにより凹所6の全部が硬質体8で埋められ、また硬質体8と凹所6の内面の全面との間に樹脂コート層7が形成される。なお上記硬質体8は凹所6内に充填した樹脂を硬化して形成したが、凹所6と略同形同大である硬質体を別途用意し、この硬質体を上記樹脂コート層7を介して凹所6内に嵌め込んで成形品1に固着一体化しても良い。
【0019】
上記硬質体8の表面樹脂層3と反対側の面は裏面樹脂層4の表面樹脂層3と反対側の面と略面一となるようにし、該硬質体8の表面樹脂層3と反対側の面には凹所6を硬質体8を含めて塞ぐように裏面樹脂層4と同一の材料(即ちFRP)で成形された平板9を固着している。平板9の外周縁は硬質体8の外周縁よりも更に2〜20mm外側に位置し、成形品1の凹所6の周縁部と重複している。この平板9は凹所6に硬質体8を構成する樹脂をはみ出すように充填し、該樹脂を介して硬質体8に固着されるもので、この場合、はみ出した硬質体8を形成する樹脂により平板9の外周縁部も成形品1における凹所6の周縁部に固着する。なお平板9の成形品1への固着方法はこれに限定されず、別途接着剤を用いて成形品1に接着しても良い。
【0020】
上記成形品1には平板9、硬質体8、表面樹脂層3を連続して貫通する貫通孔10を形成してあり、該貫通孔10は平板9及び硬質体8の中心部を通っている。貫通孔10は平板9を硬質体8に接着した後に形成されるもので、この貫通孔10には筒状のパッキン11を取付けている。パッキン11はゴム製で、筒部12の両端にフランジ部13a、13bを周設することで外周面に周溝14を形成したもので、断面で外側に向けて開口するU字状のUパッキンである。各フランジ部13a、13bの対向面(周溝14側の面)には筒部12を囲む環状の突部15を周方向全長に亘って形成している。パッキン11を貫通孔10に取付けるには、図2(c)のように貫通孔10の内周面の全面に亘って上記樹脂コート層7を構成する接着剤7aと同種の樹脂(即ちエポキシ系、ウレタン系、塩化ビニル系等の樹脂)からなる接着剤24を薄く塗布し、この接着剤24を塗布した貫通孔10にパッキン11の筒部12を挿入すると共に、該パッキン11の周溝14に貫通孔10の周縁部を嵌め込むことで行われ、これによりパッキン11は周溝14の底面が接着剤24を介して貫通孔10の内周面にぴったりと接着した状態で取付けられている。なお上記パッキン11はゴム硬度40〜70(JIS K6253の硬度計 タイプA)の範囲にある硬さを有するものである。
【0021】
上記成形品1に取付部品2を取付けた状態を図1に示す。図1では取付部品2としてジェットバス等の浴水吸込口又は浴水吐出口を構成する循環金具を上記成形品1からなる浴槽の側壁に設けている。この循環金具からなる取付部品2は、成形品1の表面側(即ち浴槽の内面側)に配される表面側部品16と、成形品1の裏面側(即ち浴槽の外面側)に配される裏面側部品17とを備えている。表面側部品16は鍔部18から外周面に雄ねじ23を形成した筒状の雄ねじ部19を一体に突出してあり、鍔部18の雄ねじ部19を突出した面には雄ねじ部19を囲むように環状の突出部20を周方向全長に亘って形成している。一方、表面側部品16とは別体である裏面側部品17は、成形品1を介して表面側部品16に接続されるものであり、内周面に図示しない雌ねじを形成した筒状部21を備え、該筒状部21の一端には鍔状部22を周設している。なお筒状部21には配管を接続できるようになっている。
【0022】
上記取付部品2はパッキン11を介して貫通孔10に取付けられる。取付部品2を貫通孔10に取付けるには、表面側部品16の雄ねじ部19を成形品1の表面側から貫通孔10内のパッキン11の筒状部12に挿通し、該雄ねじ部19の先端部を裏面側部品17の筒状部21の内面の雌ねじに螺合して、表面側部品16の鍔部18と裏面側部品17の鍔状部22とで成形品1の貫通孔10の周縁部をパッキン11の両フランジ部13a、13bを介して挟持する。ここで表面側部品16の鍔部18とパッキン11のフランジ部13aとの間には環状のPE(ポリエチレン)製のパッキン26を配してあり、このパッキン26により表面側部品16を裏面側部品17に螺合する際にゴム製のパッキン11が表面側部品16と共に回転して摩耗することを防止している。
【0023】
しかして上記浴槽として利用される成形品1に取付部品2を強固に取付けることができる。ここで成形品1の取付部品2によって締め付けられる部位(即ち貫通孔10の周縁部)は、発泡樹脂からなる中間樹脂層5に替えて成形品1に固着一体化した硬質体8で構成されるため、取付部品2による成形品1の締め付けにより該締付部位が圧縮変形することを防止でき、この結果、外観の低下を防止し、また貫通孔10から中間樹脂層5に水が侵入したり、水漏れが生じたりすることを防止できる。
【0024】
また硬質体8と凹所6の内周側面を構成する中間樹脂層5の間には樹脂コート層7を形成しているので、該樹脂コート層7により発泡樹脂からなる中間樹脂層5に水が侵入することを防止でき、また凹所6と硬質体8の間に水が流れてこの水が漏れ出すことも防止できる。更には上記樹脂コート層7を、硬質体8と裏面樹脂層4の間及び硬質体8と表面樹脂層3の間、にも形成しているので中間樹脂層5への水の侵入を一層防止でき、また凹所6と硬質体8の間に水が流れることを一層防止できる。
【0025】
また貫通孔10に取付けたパッキン11や、該パッキン11を貫通孔10の内周面に接着する貫通孔10の内周面に塗布した接着剤24、によっても上記中間樹脂層5への水の侵入や、水漏れを防止でき、防水性を一層高められる。また上記のように表面側部品16の鍔部18と裏面側部品17の鍔状部22で成形品1における貫通孔10の周縁部を締付けて取付部品2を成形品1に取付けた場合、パッキン11の両フランジ部13a、13bのうち、成形品1の表面側に位置するフランジ部13aは取付部品2の表面側部品16の環状の突出部20によって表面樹脂層3側に向けて強く押し当てられ、またこれにより該フランジ部13aに形成した環状の突部15は表面樹脂層3における貫通孔10の周縁部に強く押し当てられた状態となり、これにより一層防水性が高められる。またパッキン11の成形品1の裏面側に位置するフランジ部13bに形成した環状の突部15も裏面側部品17の鍔状部22により平板9に強く押し当てられ、ここでも防水性を高められる。さらに取付部品2の表面側部品16の鍔部18がパッキン11を介して当たる部分は裏面樹脂層4よりも軟質の表面樹脂層3であるので、成形品1の表面側の防水性を高めることができ、本例のように成形品1の表面樹脂層3が浴槽の内面を構成するような場合には特に有効である。
【0026】
また本例のように凹所6に充填した樹脂を硬化して硬質体8を形成すると、硬質体8の裏面(即ち表面樹脂層3とは反対側の面)が平滑とならず、このような硬質体8の裏面に沿って裏面側部品17の鍔状部22を配して取付部品2を取付けた場合、裏面側部品17の鍔状部22で硬質体8を均一な力で押圧できず、また取付部品2の取付誤差が生じ易く、またこれにより防水性が低下する。しかし本例では硬質体8の表面樹脂層3と反対側の面に平板9を接着しているので、平板9の硬質体8とは反対側の平滑な面に沿って裏面側部品17の鍔状部22を配置でき、上記問題を改善できる。
【0027】
ここで上記実施の形態の一例では取付部品2を循環金具としたが、取付部品2は他の配管接続用の金具等の部品や種々の部品を取付けるための金具等であっても良い。図3は取付部品2を浴槽の排水口を構成する排水口金具とした例であり、以下に説明する。なお以下の説明では上記実施形態の一例と同一の構成については同一の番号を付与してあり、重複する説明は省略する。
【0028】
本例の排水口金具からなる取付部品2は上記循環金具と略同じ構成を有し、裏面側部品17が排水路に連通できる構成を有する点が異なっている。また成形品1の取付部品2が取付けられる部位における表面樹脂層3を裏面樹脂層4側に向けて凸曲して成形品1の表面に凹部25を形成してあり、凹部25に対応する部分の裏面樹脂層4及び中間樹脂層5を除去して凹所6を形成している。そしてこのように取付部品2を上記一例の循環金具以外とした場合にあっても上記一例と同様の作用効果が得られる。
【0029】
なお上記図1及び図3の例では成形品1を浴槽としたが、これに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】(a)〜(d)は同上の成形品の加工工程を順に示す断面図である。
【図3】他例の部品取付構造を示す断面図である。
【図4】従来の部品取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
【0031】
1 成形品
2 取付部品
3 表面樹脂層
4 裏面樹脂層
5 中間樹脂層
6 凹所
7 樹脂コート層
8 硬質体
9 平板
10 貫通孔
11 パッキン
14 周溝




 

 


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